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北原夏美 四十路 初裏無修正

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投稿者:MMさん教えて 投稿日:2005/01/28(Fri) 21:25

次の日は仕方なく出社したのですが、やはりミスばかり繰り返していました。
三時に電話をすると留守電になっていたので、携帯に電話し。
「今どこにいる?」
「社長のお宅で仕事をしています。ごめんなさい。」
「もう行くなと言っただろ。何を考えているんだ?すぐに帰れ。」
「それは出来ません。契約だから休めません。ごめんなさい。」
「休めないと言う事は、これからも毎日行くと言う事か?何が契約だ。クビになっ
てもいいからすぐに帰れ。お前は別れたくてもまだ夫婦だぞ。すぐに帰れよ。」
「それは出来ないの。契約は破れないの。分かって。お願いだから分かって。」
「分かる訳がないだろ?自分の妻が他の男に抱かれると分かっていて、許す夫など
いない。」
「抱かれてなんかいません。お仕事をしているだけ。分かって。許して下さい。」
残業が無い日でも普段は六時半までは会社にいるのですが、ミスした仕事をやり直
し、気分がすぐれないからと嘘をつき、四時半に退社するとあの男の家に急ぎまし
た。
門も玄関の鍵も開いていたので、声も掛けずに急いで玄関に飛び込んで靴を脱ごう
とした時、玄関の開く音に気付いたのか、着物を着た麻子さんが出て来たのですが、
昨日の光景が目に浮かんでしまい、目を合わす事が出来ません。
「奥様なら平日は五時までですから今帰られましたよ。丁度すれ違いだったのです
ね。社長も今日は帰りが遅くなります。」
「教えて下さい。今日も池村は昼に帰って来たのですか?妻は今日も抱かれたので
すか?」
麻子さんは困った顔をして黙っていましたが。
「私からは何も話せません。ただ私みたいに成って欲しく無いから、質問してから
私を見て下さい。」
「妻は今日も抱かれたのですか?今迄も毎日の様に抱かれていたのですか?」
意味も分からずに、質問してから麻子さんを見ると大きく頷きました。
「昨日見せられた様な事もされていたのですか?」
また麻子さんが頷いたのを見て、想像していた事とは言っても、やはりショックで。
「もしかして妻もお金を借りているのですか?」
麻子さんがまた頷くのを見て、更にショックで玄関に座り込んでしまうと、急に寂
しそうな顔になって。
「今頑張らないでいつ頑張るの?弥生さんを助ける事が出来るのはご主人だけです。
このままでは、弥生さんも私と同じになってしまいます。」
「私と同じ?」
話は出来ないと言っていたのに、ずっと誰かに聞いて欲しかったのか、それとも私
の不甲斐無さが情けなかったのか、麻子さんは自分の身の上話をし出しました。
「はい。私達夫婦は小さな会社をしていました。事業が下を向き始めた時に悪い事
は重なる物で、主人が保証人に成っていた人が夜逃げをしました。その内生活費に
も困り、その時紹介されたのが池村です。早くに事業から手を引けば良かったので
すが、いつか良くなると思っている内に借金は膨れ上がり、家や土地を取られても
足りず、残りの返済期限が来た時、池村は私の体を要求してきました。最初からそ
のつもりだったらしく主人では信用出来ないからと、残った借用書は全て私の名前
でした。私が拒んでいると債権を業者に渡してしまい、厳しい取立てが始まり、子
供への身の危険も感じる様になって夜逃げしたのですが、その道のプロである彼ら
にすぐ嗅ぎつかれて、仕方なくまた池村に泣きついてしまいました。」
「自己破産は考えられなかったのですか?」
「勿論考えました。しかし彼らに、自己破産なんて考えていないだろうな?そんな
事をしようと俺達には関係ない。そんな事を許していたら商売にならない。警察も
これから一生二十四時間守ってくれると思うか?と脅されていて、怖くて出来ませ
んでした。今になれば、そうすれば良かったと後悔しています。」
「それにしても、どうしてここに?」
「池村に、私が全て被れば主人や子供達は幸せになれると毎日抱かれながら説得さ
れ、連日続く辱めで正気で無かった私は池村の指示で、お金に苦労するのは嫌だか
ら別れてくれと、お金持ちの池村を好きになったと主人に嘘をつき、池村が出した
二百万を主人に渡して離婚しました。今でもまだ私名義の借金が残っています。例
え帰れたとしても、主人も子供達も私を怨んでいるので会ってはくれないでしょう。
死ぬ勇気も無く、どこにも帰る所の無い私はここに居る事しか出来ないのです。」
「辛い事を話させて、すみません。」
「いいえ、主人と子供達さえ幸せでいてくれれば、私はもう。」
子供達や別れたご主人への、未だに捨て切れない強い愛情を感じました。
「あの男は怖い男です。私から聞いた事は忘れて下さい。もし何らかの裁判を起こ
されても、私は池村の有利に成る事しか話せません。今日ご主人と私が話しをした
事を、もし知られたらと考えただけでも何をされるか怖いのですが、ご主人には絶
対に諦めて欲しく無いから話しました。」
「ありがとうございます。諦めません。」
「私は弱い人間ですが、お嬢様育ちの弥生さんは、私よりも遥かに弱いと思います。
このままでは、いつか弥生さんが壊れてしまいます。今はまだご主人の事を怖がっ
ていますが、離婚させてご主人との縁が切れ、怖い物が無くなれば好き放題し出す
でしょう。そうなれば弥生さんでは耐えられないかも知れません。」
「私を怖がっている?私が怖い物ですか?」
「はい、何故か怖がっている様に感じます。今迄の池村とは違うような。」
そう言われても、私にはそうは思えませんでした。
私には権力も何も有りません。
喧嘩が強い訳でもなく、第一本当に私が怖ければ妻にこの様な事をしない筈です。
「ありがとうございます。今日の事は絶対に誰にも話さないので、また教えて下さ
い。ありがとうございました。」
私は麻子さんの話を聞いて、底知れぬ恐怖を感じました。

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