投稿者:MMさん教えて 投稿日:2005/03/04(Fri) 23:41
妻は池村の屋敷に初めて行った日に、書斎奥の部屋が何をする為の部屋か教えられ、
またバイブという物の存在も教えられて、次の日は屋敷に行っても、怖くて仕事が
手に付きませんでした。
そんな妻をあざ笑うかのように、池村はまたあの部屋の掃除を命じ、妻が掃除をし
終えると、いつの間にか入って来た池村に後ろから抱き締められ。
「キャー、止めて下さい。人を呼びます。」
「呼んでもいいが、この部屋は防音だと教えなかったか?でも安心しろ。無理やり
犯すような事はしない。これでもわしは善良な市民だからな。ワッハハハ。それよ
りも弥生、今見ていたがお前はわしの言い付けも満足に聞けない様だな。部屋の掃
除は終わったのに、どうしてあの中の道具の手入れをしない?バイブなどの道具は
特に念入りに、一個一個丁寧に拭いておけと言って有るのに、まだ手も付けていな
い様だな。わしも慈善事業をしている訳では無いので、こんな簡単な言い付けも聞
けないお前をクビにしようと思っている。」
「します。ちゃんと綺麗に拭きますからお願いします。」
池村はバイブを一本持って来て、妻に手渡そうとしましたが、妻は無意識に両手を
背中に回して隠してしまい、顔を背けました。
「ほらみろ、こんな事すら出来ないのならクビにするしかない。」
妻は仕方なく、恐る恐る受け取ると、顔を背けながら拭き始めました。
「駄目だ、駄目だ。大事な道具だから、もっと愛情を込めて拭け。」
「こう、ですか?」
「よし、自分で綺麗になったと思ったら、次はそれを口に含んで、本当に綺麗にな
ったか確かめろ。どうした?早くしろ。まだ残りは沢山有るぞ。全て綺麗に拭いて
から、口で確かめるんだ。上の口も下の口も同じだ。上の口にも入れられない物を、
下の口に入れられるか?」
「出来ません。許して下さい。」
「自分で上の口に入れるのが嫌なら、わしが下の口に入れて確かめてやろうか?」
妻の目から涙が零れました。
「この事だけではなく、弥生ではこの家のお手伝いは無理だと思う。こんな事ぐら
いで泣くようでは、今後わしの頼んだ仕事を、全て出来るかどうか疑問だからクビ
にしたい。しかし、そんな可愛い顔で泣かれて、このままではわしが悪者になって
しまう。弥生にチャンスをやろう。お前でもわしを喜ばす仕事が有る。どうだ?そ
の仕事をやってくれれば、ずっと雇っていてやるぞ。」
「今お暇を出されては困ります。月々二十万で良い話も無くなっては、生活出来ま
せん。お願いします。」
「だからわしを喜ばす仕事をすれば、このままの条件で雇っていてやる。」
「なにをすれば良いのですか?」
「それは、わしからは言えない。犯罪だと勘違いされても困るから自分で考えろ。」
「犯罪?意味が分かりません。」
「今から一人言を言うぞ。わしは弥生が気に入った。この歳で一人寝の夜は寂しい。
ワッハハハハハ。」
いくら鈍感な妻にも、池村の言っている意味は分かりました。
池村は次の日からも毎日妻にあの部屋を掃除させ、その都度承諾するように迫って
来ましたが、妻は断り続けました。
しかし五日目に。
「どうしても駄目か?弥生には負けた。意外と交渉が上手いな。一晩付き合ってく
れて、わしが満足すれば借金を無しにしてやる。これでも駄目か?一晩で二千万近
く稼げるなんて無いだろ?ただ勘違いするなよ。借金で身体を要求する積もりは無
い。一晩話しに付き合ってくれと言っているのだ。ただ男と女が、夜二人だけで部
屋にいれば、何か問題が起こっても不思議では無いがな。ワッハハハ。交渉成立な
ら明日の土曜日は、午後からで良いから泊まりで来い。もしも駄目なら、明日から
は来なくていい。今日でクビだ。」
「そんな。」
「話は変わるが、娘にもこれからお金が掛かるだろ?人並みに洋服も買ってやりた
いし、学校も出してやりたい。違うか?ご両親もあの家を追い出されたらどこで暮
らす?旦那とご両親は仲が悪いらしいな。まあ、女は男と違って稼げる勤め口は有
るから、ここが駄目でも精々頑張って働け。ワッハハハハ。」
可也追い詰められていた妻は、行けばどうなるのか分かっていても、一晩我慢すれ
ば全て楽に成れると思ってしまい、話しの相手をするだけだと自分に言い訳をしな
がら、次の日屋敷に行ってしまいました。
「おう、よく来たな。今日は仕事をしなくてもいいぞ。今夜は眠れないから今の内
に眠っておけ。麻子、客間に布団を敷いてやれ。」
そう言われても夜の事を考えると、怖くて眠れる筈が有りません。
「いいえ結構です。」
「そうか、約束だから朝まで寝かさないぞ。わしは今まで寝ていたからいいが、弥
生は大丈夫か?そうだ、今夜は鰻にしよう。折角の夜だから精力を付けておかない
とな。麻子、鰻重を三個、四時に持って来るように頼んでくれ。」
四時に三人で食事をしましたが、ガツガツと食べる池村に対し、妻は少し箸を付け
ただけで、ほとんど喉を通りません。
「もう五時か。五時と言えばわしの中では夜だ。さあ弥生、行くぞ。」
書斎の奥の部屋に連れて行かれると、いつも掃除させられて少しは見慣れたはずの
部屋が、今日ばかりは一段と卑猥な部屋に見え、覚悟を決めていたはずの妻でした
が、恐怖を感じて思い直し。
「すみません。やはり私には出来ないです。帰らせて下さい。」
「出来ない?何を勘違いしている?朝まで話をする事も出来ないのか?わしは今夜
の為に朝から予定を入れなかった。今更遅い。」
妻は帰ろうと思い、ドアの所に戻って開けようとしましたが、鍵が掛かっていて開
ける事が出来ませんでした。
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