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北原夏美 四十路 初裏無修正

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CR 10/22(月) 23:33:18 No.20071022233318 削除
私の横に妻がすっと滑り込んできます。抱き寄せるとまだ下着を着けたままなのが解ります。40歳を過ぎた頃から灯りを点けさせてくれません。”おばさんだから、恥ずかしい”と言うのです。 枕元の小さな常夜灯だけは許してくれます。その仄かな明かりを頼りに久しぶりに妻の裸身を見ます。お椀のような乳房、この灯りでは色までは良く解りませんが小さく尖った乳首、すっと括れたウェスト、張り出した尻、薄い恥毛。 私の情欲を掻き立てます。 

妻を抱きます。いつも通りの行為です。妻は私のものを口に含むだこともありません。私も妻のクリトリスを手、口で愛撫したこともありません。新婚時代に試した事はあるのですが、やんわり断られて以来、そういう習慣になってしまったのです。敏感な乳首を攻めるだけです。一通りの行為が終わった後、妻はもう軽い寝息を立てています。妻の寝顔を見ていると妻の言う通りにしてあげようと思うのです。

明くる日の午後、妻が話し掛けてきます。

「仕事の話ですが、如何ですか?」
「条件付でOKだ」
「条件て何ですか?」
「君の趣味の時間を削らない事。それとなるべく早くやめて欲しい」
「有難う。解りました。月曜日に部長さんに話して良いですか?」
「うん、良いんじゃないか」

この結論が夫婦の行く末を大きく変えてしまいます。

翌月、月初から正社員として勤めだします。真新しいスーツに身を包んでいます。パートの時はラフな普段着でしたが、スーツ姿の妻には新鮮な女の香りが漂っているようです。2ヶ月が過ぎたあたりから妻の帰宅時間が遅くなりだします。時には12時を過ぎる事もあります。パート時代はそんな事はなかったのです。私が帰宅した時は何時も食事の用意がしてありました。食事の用意も週に2,3度になります。

「最近、遅い日が多いが正社員はそんなに大変なのか?」
「はい、会議もあるし、時々は付き合いもね」
「会議はしょうがないが、付き合いは程々にな」
「はい、でもこれでも半分以上は断っているのよ。どうしてもの時だけ出ているの」

これ以上は深く聞きません。そういう事もあるのでしょう。

正社員として勤めだして3日目の昼前の事です。部長に声を掛けられます。

「宮下さん、歓迎会の代わりと言っては何だが、課員と一緒に昼飯を食べよう」
「私なんか、新入社員でもないし、恥ずかしいですわ」
「そんな事は無い。立派な新入社員だよ。ちょっとした所を予約しておいた。さあ行こう」

部長の名は佐伯俊夫。佐伯が長を勤める部は食品部、佐伯は常務の肩書きです。妻の課はその下部組織の食品検査課になります。総勢10名位の小さな組織です。 

「はい、解りました。遠慮なく頂きます」

妻は佐伯の心使いが嬉しいのです。眩しそうに佐伯の顔を見上げ、後に従います。佐伯52歳、スーツの上からでも鍛えられた体がわかるスポーツマンです。

3週間経った木曜日、佐伯は妻に声を掛けます。

「明日、仕事が終わってから少し時間をくれないか。打ち合わせしておきたい事がある」
「仕事の話でしたら、業務時間中ではいけないのですか?」
「課長には未だ話を通していない。先ず君に了解を得てからだと思っている」
「でも」
「明日家で用事があるのなら、無理にとは言わない」
「いいえ、大した用はありません。お聞きします」
「じゃあ、明日仕事が終われば内線する」

次の日の夕刻、佐伯から内線が掛かってきます。

「宮下さん、先にA亭に行っていてくれないか。僕の名前で予約してある」
「えっ、会社で打ち合わせるのではないのですか?」
「会社で男と女が居残って打ち合わせなど無粋な事は僕の趣味ではないので。それに、会社で時間外に君と打ち合わせしている所を見られたくない」

A亭はこの地方一番の料亭です。全て個室です。何か違うと思いながら妻はA亭へ向かいます。

A亭に着き、佐伯の名を告げると、ここでも最上級の部屋へ案内されます。常務と二人きりと思うと、妻は緊張を強いられます。20分ほど遅れて佐伯が来ます。

「やあ、宮下さん、悪い悪い。待たせてしまったな」
「いいえ、それよりお話って何でしょうか?」
「いや、大した話ではない。この間の様な歓迎会で申し訳ないと思っている。今日はその代わりだと思ってくれればいい」
「そんな、私なんかに勿体無いですわ」
「そう言わずに、僕の気持ちだと思って受けて欲しい」

豪華な料理、ワインが食卓に並びます。

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