CR 10/29(月) 15:00:21 No.20071029150021 削除
抱擁された妻は乳首に女陰に快感の疼きが走るのを覚えます。佐伯
にこのまま抱かれたい、でも愛している夫を裏切れない。二つの思
いがせめぎ合います。
そんな時、佐伯の一言が背中を押します。
「君がご主人の事をそう思っているなら、君も一度だけ同じ事をす
ればいい。気持ちが軽くなるかも知れない」
そんな理屈はありません。しかし妻はこの言葉で夫への気持ちを摩
り替えるのです。
『私が抱かれるのは圭一さんが悪いんだわ』
「シャワーを使わせて下さい」
半日の作業で体は汗に塗れています。このまま抱かれたくはありま
せん。
「そこに予備のバスローブがある。それを使えばいい」
女性用なのでしょう、小さめのものを見つけました。
「何を怪訝な顔をしている。この部屋はキングサイズダブルだ。そ
れ位の用意はある」
妻のそのバスローブを持ってバスロームに入ります。シャワーが終
わった後迷います。持ってきたショーツはバタフライとT-バック、
普通のものはありません。
『やっぱり、こんなものは履けない』
これを身に着けると変わってしまうかも知れないと思うのです。今
までの自分ではなくなってしまうと。しかし、バタフライとT-バッ
ク、これしかないのです。バタフライとそして同色のブラを身に着
けます。何か変わった自分を感じます。口では旨く言えません、淫
靡になったとでも言うのでしょうか。
バスルームを出た妻は、佐伯に手招きされます。佐伯の座っている
二人掛けのソファーの隣に座るようにと。テーブルにはワイン、ブ
ランデー、チョコレートが置かれています。
「まだ9時だ。夜は長い。ゆっくりすればいい」
佐伯は焦る気持ちを自分に言い聞かせるように言います。
妻はチョコレートを摘みにワインを飲みます。半カプセルの媚薬が
入ったワインを。佐伯は何も仕掛けません。暫く世間話をしていま
す。媚薬が効くのを、妻が焦れるのを待っているのです。
妻に話しかける口調が変ります。
「洋子、君は本当に美しい。君のご主人が羨ましい」
「いやっ、主人の事は言わないで」
妻の方から佐伯の首に抱きつくのです。
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