管理人から

管理人

Author:管理人
管理人がおすすめするカテゴリに★印をつけました。



アダルトグッズのNLS








最新記事


カテゴリ

北原夏美 四十路 初裏無修正

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
洋子 3/21(金) 12:32:39 No.20080321123239 削除
佐伯は大阪に長期の単身赴任です。もう佐伯には誘われる事も無いと思ってい
ました。私は安心しきっていました。先日の車の中での出来事も佐伯の出張中に
忘れられると思っていたのです。この一週間いつも通り仕事をこなし佐伯との事
は過去の事として忘れる事が出来ました。

以前より主人に甘えたくなりました。朝ご飯、夜ご飯、主人の好きなものばかり
揃えます。スーパーで買い物をしていても主人が美味しそうに食べてくれる姿が
目に浮かびます。主人は肉が好きなんです。

「このところ肉ばかりだな、洋子の好きな魚はどうした?」
「買い物していると肉が目につくの、とっても美味しそうだし」
「僕は魚でもいいんだぞ」
「はい」

でも次の土曜日の朝、佐伯に貰った携帯に着信があることに気がつきました。
この日は、主人は午前中出勤だったのです。着信時刻は昨夜の11時です。電話を
した方が良いのかどうか迷ってしまいます。もう忘れたつもりなのにドキドキし
てしまいます。

『何を迷っているの、今電話なんかする必要はないわ』

『でも何か仕事の事かも知れないし』

『仕事なら会社の電話にかけてくるわよ、金曜日の夜の11時にかけてくる訳が
ないでしょう』

『でも急な事かも知れないわ』

『何を馬鹿なこと言ってるの、そんな事ある筈がないじゃない、夜の11時に
電話もらって、仕事の事で貴方何が出来るの? 今日は休みよ、例え仕事の
電話でも貴方に出来る事はないわ。電話するのは止めなさい』

『でも佐伯は役員よ、電話しない訳にはいかないわ』

『じゃあ、勝手にしなさい』

さんざん迷った末に電話をしました。

「佐伯だ」
「宮下です。昨晩電話を頂いたのに出れなくてすみません」

結局、佐伯の電話は仕事ではなかったのです。仕事で良い話があり、私に一番に
聞いて欲しかったと、奥さんと離婚した佐伯には私が一番身近な存在だと、私の
電話を今か今かと待っていたと言うのです。

『やっぱり仕事じゃなかったでしょう』

『でも仕事が絡んでるわ、良い事があったから、私に聞いて欲しかったって』

『それが佐伯の手だって事が解らないの? 貴方の気持ちを良くして物に
しようと思っているのよ』

『そんな事ないわ、話相手が居なくって寂しくって私に電話をくれたのよ』

『佐伯が寂しくっても貴方には関係無い事よ。そんな事言って、貴方もその気
になったんじゃないの』

『いいえ、なりません』

『これからは電話に直ぐに出れるようにしますって言っていたわよね。
あんな事言う必要ないのに』

『あの場合、誰でもそう言うと思うわ』

『貴方、圭一さんの事は何も考えていないのね。
貴方は平気なんだ、圭一さんに解ったら、どう思うか圭一さんの
気持は関係ないんだ』

『お仕事だから、許してくれると思うわ』

『私は貴方の気持の事をいってるの』

『圭一さんに疚しいと思われる事はしていないわ』

この日から佐伯に貰った携帯を身から離さず持ち歩くようになりました。佐伯の
声を聞きたい、佐伯と話をしたいと言う気持ちからではありません。上司でしか
も役員である佐伯の電話には直ぐ出なければいけないと言う気持ちからでした。

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 | ホーム | 


  1. 無料アクセス解析