洋子 4/16(水) 20:46:37 No.20080416204637 削除
涙を拭いて、心を整理してバスルームを出ます。主人が待っているリビングに向います。
テーブルを挟んで主人の正面のソファーに座ります。切欠から一部始終話した後、関係
した時の気持を聞かれます。
「結局、佐伯が好きだったから抱かれた訳だ」
「最初はそうだったかも知れません、でも途中からは何度も止めようと思いました」
「何故、止めなかった?」
「・・・・・」
「好きだったから止められなった。違うのか?」
「・・・・・」
「好きか嫌いか聞いているんだ」
「好きではありません」
「じゃあ嫌いだったんだな?」
好きとは言えません、でも嫌いだったとも言えませんでした。
「した事を貴方に教えるって、佐伯に言われました」
「脅迫されていたのか?」
「佐伯が貴方にどう言ったのか解りませんが、最初の出張の時は抱かれていません。
二度目の出張も断りました。でも佐伯に言われたのです、車の中で私が感じた事、
最初の出張でされた事、全部貴方に教えるって」
「その時、どうして俺に言わなかった。その時、お前はまだ佐伯に抱かれていなかった。
そうだろう?」
「まだ抱かれていなかった、その通りです。でも言えなかった、怖かったんです」
「それでズルズルと関係を続けてしまった、媚薬まで使ってな」
「・・・・・」
「お前は佐伯のおチンポ様の奴隷になってしまった」
「・・・・・」
「俺はお前の汚れたオマンコでは立たなかった、さっき見た通りな」
「私もっと努力します」
「努力するだと、佐伯と会うといつも濡らしているお前が、俺には努力しなければ
出来ないわけか」
「違います、私、私・・・・・」
その後、もう出て行ってくれと言われます、娘の明子には主人が言っておくと。
主人はやはり別れる積りなのです、こんな私をもう傍には置いてくれないのです。
もう一つ主人に隠していた事がありました、テレビ電話の事です。
「佐伯がテレビ電話の内容を保存してあるって、それをみんなにメールするって、
貴方や会社のメールにばらまくって」
「それで脅迫されてたのか?あのブタ野郎」
主人は家を飛び出ました。
3時間ほどして帰ってきます。
「佐伯が慰謝料として500万出すそうだ。お前が体で稼いだ金だ、全部くれてやるから
出て行ってくれ。それからテレビ電話の保存は出来ない。ショップにも寄ったが、
どこをどういじっても出来ないそうだ。残念だったな、俺も見たかった」
主人は私の為に携帯ショップにまで寄ってくれたのです。
こんなになってしまうまで、どうして主人に相談しなかったのでしょうか?佐伯との
関係を楽しんでいたのです、主人に解る筈はないと思い込ませていたのです。
明くる日、主人が短期滞在型のアパートを借りた事を告げられます。
今日からそこで暮らすと言われます。主人は身の回りの物を纏めて出て行きました、
一通の離婚届けを残して。離婚届けは白紙です。お前が書いたら俺も書くと言い残して
主人は出て行きました。
「いやーっ、行かないで下さい。一緒にいて下さい」
泣き叫ぶ私を背に主人は出て行きました。
夫より好きだということが身体で反応しているから、嘘は言えないですね。
慰謝料500万、100回だと一介5万円か。
でも家庭や夫婦関係を壊されたものにとってはそんなものではすまないよねえ。
媚薬の後遺症もあるし、心も殺されたし、
それにそんな非合法の薬を体内に残留すると、寿命も短くなるのでは・・・
出て行く夫に、一緒にいてくれって・・・
どんな風に思っているのか。
一緒にいても夫婦生活もなしで、男の生理を理解していないのではないか。