管理人から

管理人

Author:管理人
管理人がおすすめするカテゴリに★印をつけました。



アダルトグッズのNLS








最新記事


カテゴリ

北原夏美 四十路 初裏無修正

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
洋子 4/16(水) 20:52:44 No.20080416205244 削除
広い家に一人取り残されてしまった私。主人の残り香が、主人の思い出がそこかしこ
に残っています。耐えられません。主人のアパートは教えられていません、教えられても
私の方から行く訳にはいきません。主人は拒む事でしょう。

いつか帰って来てくれる。主人を待ち続けます。朝、昼、晩と食事の用意もしています。

2日目の夕方、主人は帰ってくれました。丁度夕食の支度をしている時です。主人は、
毎日作っているのか聞いてくれます、でも食べてはくれません。会社には退職願を
出した事も伝えました。

主人は鞄から封筒を出し、私に渡します。佐伯からの慰謝料の一部です。

「佐伯ももう終わりだな、今は200万しか用意できないようだ。お前のものだ」

テーブルに放り投げられます。

「俺は暫くアパートで暮らす、自分なりに心を見つめてみる。朝と夜は
一度此処に寄る。電話もする。お前が何をしても見張ってるからな」

行かないで下さいと叫んでも、主人はその声を背に出て行きました。

私は二人の女性に会うことを決心しました。中条佳子さんと松下由美子さんです。
自分の気持に決着をつけたかったのです。お詫びもしたかったのです。どうして
こんな気持になったのか自分でも不思議です。佐伯の以前の奥さんだった中条さんには
にはどうして離婚されたのか、聞いてみたい気持もありました。松下さんには主人との
不倫を疑ってしまったお詫びの意味もありました。

報告書には中条さんの住所までは書かれていません。興信所の所長を訪ねます。
興信所のドアーの前でさすがにドキドキしています。ドアーを開けると、60才くらい
の男性が椅子に腰掛けていました。所長のようです、私が解ったみたいです。

「宮下洋子さん?どうして此処に?」
「恥を押して、お願いに来ました」
「どんなお願いかな?」
「中条佳子さんのお住まいを教えて頂きたいのです」
「それは又、どうしてかな?」
「離婚されたとは言え、前の奥さんです。その方のご主人だった人と
不倫をしてしまいました。お詫びをしたいのです」
「佳子さんは離婚されてもう何年も経つ、その必要はないと思うがね」
「いいえ、私の気が済まないのです。それに離婚の理由もお伺い出来ればと」
「そうですか。しかし佳子さんにとっては迷惑かも知れない」
「そう思います、でもお願いしたいのです」
「そうか」

そう言いながらも、所長は佳子さんのお住まいを教えてくれました。

「貴女は珍しい方だ。貴女の浮気、失礼、しかしこの言葉しかないですな。
浮気を暴いた興信所に来るとは。一番来たくないところでしょう?」
「はい、迷いました、来たくはなかったです。でも主人に許してもらうには
こうするしかなかったのです」
「ご主人は出て行かれたそうだね」
「はい」
「アパートの住所は知っていますか?」
「いいえ」
「お教えしましょうか?」
「いいえ、その必要はありません。主人の気持を待ちます。
私から訪ねて行くわけにはには行きません」
「ご主人と言い、貴女と言い、二人とも頑固な方だ」
「私は待つしかありません、許してくれるのを待つしかありません」

「最後に一つ言っておきましょう。私の勘に間違いがなければ、
ご主人はまだ貴女を愛しています。許す切欠を探しています」

コメント

興信所の所長は人間味あふれているなあ。
心の暖かさが伝わってくる。
会話も抑えるべきところはきっちりと押さえ、人の価値とはこういうところに出るのだと思った。

かなりのあせりも感じられるけれども・・・
脅されて止められなかったということだけれど、
でも、夫婦とは何か?ということがわかっていれば
どんな場合でもまもられたはず、
罠にはまるという事は喧嘩をかう事と同じではないか。何も得は残らない。取り返しの効かない大事な人の心を奪う傷が残るだけ。

おとこ、おんな

いろんな人間がいる。

悪い男もいっぱい
それに乗る女はそれ以下だ

蓋を閉め忘れては取り返しがつかない

一生苦しまなければならない。

他の男に抱かれた女房を夫が抱けるか。

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 | ホーム | 


  1. 無料アクセス解析