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北原夏美 四十路 初裏無修正

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[3601] インプリンティング 60 投稿者:迷人 投稿日:2005/09/19(Mon) 21:52

私は毎晩のように浴びるほど酒を呑み、休日の朝は、必ず違った女が横で寝ているという生活を
送っていました。
ここは都市部ではなく、それほど大きくは無い街でしたが、それでも、その様な女性をおいてい
る怪しげな店は三軒ほど有ったので、女の調達には困りません。
この国の女性は情熱的で腰の動きも激しく、一緒にいる間だけは、稲垣と暮らしているはずの妻
の事を忘れさせてくれます。
しかし部屋に1人でいると、いくら酒を呑んでも稲垣の上で同じ様に、腰を激しく使っている妻
の姿が浮かんでしまい、一人涙を流す日も少なく有りませんでした。
その様な事を繰り返していて一ケ月が過ぎた頃、私の下で働いていた現地の人間に、夜になると
離婚した女性や未亡人が集まって来て、客を誘っている場所が有ると聞き、店の様に若い娘はい
ないが、料金も安くてサービスも断然良いと言うので行ってみると、そこには肉感的な身体の線
を強調した服を着た何人もの女性がいて、中には小さな水着だけを身に着けただけの女性もいま
す。
私はその中から、真っ赤なパンティーが透けて見える、身体に張り付いた白いミニのワンピース
を着た女性と、身振り手振りで交渉してホテルに行くと、部屋に入るなり、いきなり私のズボン
とパンツを下げて口に含み、その後も朝まで私の物を離す事は有りませんでした。
その後は、ずっと彼女達のお世話に成っていましたが、話しに聞いた通り彼女達のサービスは凄
く、私が出した後もすぐに口に含まれ、回復すると自ら跨り腰を激しく使われて、朝まで寝かせ
てはもらえません。
彼女達は後ろ盾も無く、自分で客を拾えなければ生活出来ないので、また誘ってもらえる様に、
必死にサービスしていたのだと思います。
私は一時でも妻を忘れたくて、そんな彼女達に溺れていき、週末だけだった女遊びも週に2日と
なり、3日となった頃、化粧だけは皆と同じ様に濃いのですが、彼女達の一歩後ろにいて、目が
合うと俯いてしまう普通の格好をした、妻の様な優しい目をした女性が気になり、彼女達を掻き
分けて誘ってみると、その時は嬉しそうな顔をしたのですが、ホテルに入るとまた俯いてしまい、
彼女達の様に自分から服を脱ごうともしません。
しかし、いざ始まってしまうと、何かを忘れたいかのように積極的に私を求め続け、喘ぎ声も大
きくて凄い乱れ様でした。
私は毎回そんな彼女を誘うようになり、何度か一緒に朝を迎えている内に分かった事は、彼女は
30歳で私と会う一ケ月前に夫を病気で亡くし、小さな子供が2人と病弱な母親がいる為に生活
に困り、あの場所に立つ様に成ったのですが、まだ恥ずかしくて消極的だった為にお客がつかず、
私が初めての客であった事です。
私は、毎日の様に彼女を誘い、終には彼女の家に転がり込んで生活する様になってしまい、薄い
壁一枚隔てた隣に子供達や母親がいる事もお構い無しに、毎晩の様に妻を忘れさせてもらってい
ました。
その頃にはその事で、一緒に働く現地の人間に後ろ指を指されるようになっていましたが、仕事
はきちんとこなしていたので、妻を失って自棄になっていた私には、何を言われようとも気にな
りません。
その様な生活をしていて半年が過ぎ、ようやく修理も終ったのですが、私は会社を辞めて、この
ままこの国に残ろうかと真剣に考えていました。
日本に帰ったところで、何も良い事は有りません。
妻と稲垣が、仲良く暮らす側で生きて行くのが辛いのです。
しかし娘の事は気になり、娘の近くで暮らしたい感情の方が勝り、一緒に暮らしていた彼女には、
この国では大金と言える額のお金を渡して、帰国する事を告げました。
ところが、お金の為だけに私に尽くしてくれていると思っていた彼女が、私と別れたく無いと言
って抱き付いて来て泣き叫び、私を必死に止める姿を見た時は日本に連れ帰り、一緒に暮らそう
かとも思いましたが、彼女には病弱な母親を残して行く事は出来ません。
そう言うと聞こえは良いのですが、仮に母親の事が無かったとしても、情は有っても、彼女に対
しての愛情は、そこまで無かったのかも知れません。
彼女にしても、心細さから誰かに頼りたかっただけで、私を愛していた訳では無かったと思いま
す。
しかし別れは辛く、後ろ髪を引かれる思いで帰国し、真っ先に娘に会いたかったのですが、私に
は居場所が分かりません。
[3604] インプリンティング 61 投稿者:迷人 投稿日:2005/09/20(Tue) 19:57

妻の携帯に電話しても、解約されているらしく繋がらず、私の実家には何処に住んでいるのか必
ず連絡を入れておく約束だったのですが、その約束も守られている自信は有りません。
しかし、今のところ他に方法も思いつかず、あまり期待もせずに実家に顔を出すと、そこには新
しいピアノが置いて有りました。
「このピアノは?」
「ああ、お友達が始めたらしくて、どうしても理香ちゃんが習いたいと言うものだから、お爺さ
んが買ってあげた物だよ。お爺さんは理香ちゃんに甘いから。」
そう言う母も、父に負けないぐらい娘には甘いのです。
「理香はここにいるのか?智子は理香をおいて出て行ったのか?」
私はてっきり、自分達が楽しむ為には娘が邪魔な稲垣に言われ、他に行く所の無い妻は仕方なく、
娘をおいて出て行ったと思いました。
「何を言っているんだい。智子さんもお前の家を出てから、ずっとここに住んでいるよ。」
「ここに住んでいる?どうして?智子は出て行く約束だったのに。」
「だから約束通り、おまえの家は出たじゃないか。その後何処に住もうと智子さんの自由だろ?」
「でも可笑しいだろ?俺と智子は離婚したのだぞ。その智子が俺の実家に住んで居たのでは、ど
う考えても変だろ。」
「離婚?おまえ達はもうしているのかね?証人を2人書く欄が埋まらなくて困っていたから、勝
手に決めずに、おまえが帰ってから誰にするか話し合えと言っておいたから、離婚届はまだ出さ
ずに持っていると思うよ。」
「証人は親父とお袋に頼んだはずだ。書いてくれなかったのか?」
「ああ、いざ書こうと思ったら気が変わった。あんな縁起の悪い物に名前を書いたら、良い死に
方も出来無い様な気がして、私もお爺さんも断った。」
私は母の意図を測りかねました。
「理香と智子は今何処にいる?」
「時差ボケかい?時計を見てごらんよ。理香ちゃんは学校に決まっているだろ。智子さんは、お
爺さんの友達がやっている部品工場で働いているよ。おまえも知っているだろ?ほら隣町の。車
で通っているから5時過ぎには帰ってくるけれど、おまえとゆっくり話している時間は無いと思
うよ。その後6時からコンビニの仕事が待っているから。」
「部品工場の後、コンビニ?」
「ああ。部品工場だけにしておけと言ったのだが、どうしても働きたいからと言うもので、何か
有った時に無理が言える様に、おまえの同級生がやっているコンビニを、私が紹介してやったの
さ。ほら、おまえが中学の時仲の良かった・・・・・。5時に起きて私達や理香ちゃんの朝食の
仕度や洗濯をしてくれる。8時までには工場へ行って5時過ぎに帰り、6時までにコンビニへ行
って夜中の12時まで働いて、帰って来てから夕食を食べて、その後片付けをしてお風呂に入る
から、寝るのはいつも1時半を過ぎている。理香ちゃんの学校の用意で2時を過ぎる事も有る。
土曜日も休みでは無いから、ゆっくりと出来るのは日曜だけ。ゆっくり出切ると言っても夕方か
らはまたコンビニに行くから、たまにはゆっくりと寝坊でもすればいいのに、普段理香ちゃんに
構ってやれないからと言って、早く起きてずっと理香ちゃんと一緒にいる。このままだと身体を
壊すからと言っても聞かない。」
「どうして、そんな無理な事を?」
「おまえと相手の奥さんに慰謝料を払いたいそうだ。相手の奥さんには良いとして、おまえに慰
謝料だなんて・・・・・・。第一おまえはまだ離婚したいと思っているのかい?」
私が日本を離れてから、妻と母の間にどの様な会話が有ったのかは分かりません。
生半可な覚悟でここまでは出来ないと思うので、妻の努力は認めます。
しかし、その事と私達の離婚の話は別で、私には上手くやって行く自信が有りません。
[3605] インプリンティング 62 投稿者:迷人 投稿日:2005/09/21(Wed) 00:30

母は私達の離婚を止めさせたい様でした。
最初は、可愛い孫を失いたくない想いからだと思っていましたが、それだけでは無いようです。
「どうしても離婚したいのかい?理香ちゃんの為に、おまえは己を捨てる事も出来ないのか?」
皮肉なもので、以前妻から聞いた稲垣の鮭の話を思い出しました。
鮭の様に、命を捨ててでも子孫の為に激流を傷付きながら上る。
私にも娘の為に、命を捨てる覚悟は有ります。
しかし、私と妻が我慢をして一緒にいる事が、必ずしも娘の為に良いとは思えませんでした。
「これは俺だけの為では無い。智子の為、理香の為にもその方が良いと思った。」
「本当にそうかな?智子さんから全て聞いたが、おまえが智子さんを許せないだけでは無いの
かい?智子さんは一時、2人の男を愛してしまった。いくつになっても、結婚していて例え伴侶
がいたにしても、誰にでも他に恋心を持ってしまう事は有るし、その気持ちまでは縛れない。し
かし、そうかと言って行動に移してしまった事は、確かに許せる行為ではない。でも一度失敗を
してしまった者は、どんなに努力をしても許されないのだろうか?どんなに反省しても、もう許
されないのだろうか?それはおまえが決める事だが、おまえは、おまえだけを愛している智子さ
んが好きだったのか?それとも、智子さんそのものが好きだったのか?智子さんにおまえ以外に
も好きな人がいると、もしも結婚前に分かっていたとしたら諦めていたか?智子さんに対する愛
情もそれで冷めていたか?その程度の想いだったのか?それとも、それでも良いから、何が何で
も智子さんを自分のものにしたいと思っただろうか?」
母の言う事も分かるのですが、身体が拒否している今、何を言われても無理なものは無理なので
す。
「相手がどう思っていようと、俺は愛しているでは駄目なのか?智子さんと話していて、支店長
の事も愛したかも知れないが、今はおまえだけを愛している様に私は感じる。凄く強い愛を感じ
る。反省した智子さんを、今の智子さんを見られないのか?」
「お袋の言いたい事は分かる気もするが、これは裏切られた人間で無いと分からない。お袋と親
父のように、愛し愛されてやってきた人間には分からない。」
「そうかい。これは一生おまえ達には言わずに、お墓の中まで持って行こうと思っていたが、昔
私もお爺さんに裏切られた事が有る。」
母の告白はショックでした。
私は物心がついてからずっと、我が家はかかあ殿下で父はいつも母の後ろで笑っている、大人し
い人間だと思っていました。
父は酒も呑めず、タバコも吸わない真面目で大人しい人間だと思っていました。
ところが信じられない事に、昔は大酒呑みでヘビースモーカー。
何か気に食わないことが有れば母に手を上げ、外でもすぐに他人を殴るような、荒くれ者だった
そうです。
その上絶えず女の影が有り、その事を言えば暴れるので、母はいつも泣き寝入りでした。
母の話しに、私は動揺を隠し切れませんでしたが。
「・・・・でもそれは・・・・智子の浮気とは・・・・。」
「まさか、男の浮気は甲斐性で、女の浮気は裏切りだなんて言わないだろうね?」
「そんな事は言わないけれど・・・・・・・・・・。いつから親父はあの様に変わった?」
私は母の話しに、固唾を飲んで聞き入っていました。
[3606] インプリンティング 63 投稿者:迷人 投稿日:2005/09/21(Wed) 00:31

母はずっと父の浮気には目を瞑っていましたが、ある時、どうしても許すことの出来ない浮気を
知り、気が付くと私を背負い、兄の手を引いて橋の上に立っていたそうです。
そのまま川に飛び込もうとした時、兄が泣き出し躊躇していると、私達を探し回っていた父が見
つけて駆け寄り。
「俺が悪かった。死なないでくれ。おまえ達を死なせる訳にはいかない。おまえ達が死ぬぐらい
なら俺が死ぬ。」
そう言うが早いか、川に飛び込んでしまいました。
幸い死に切れずに何とか岸へ泳ぎ着いたのですが、父はその日を境に一滴も酒を呑まなくなり、
タバコも完全にやめて、ずっと母には気を使って来たそうです。
父は酒とタバコを止める事で母に対して、改心した自分を分かって欲しかったのだと思います。
「お袋は、よく忘れる事が出来たな。どうやったら忘れる事が出来た?」
「忘れる事なんて出来ないさ。最初の頃は何とか忘れようとしたけれど、努力しても忘れられる
ものでも無いし、忘れようとする事をやめたら、逆に気が楽になったよ。今でもたまに相手にも
会うし、未だにその頃の事を夢に見る事も有る。」
「今でも相手に会う?」
「ああ、ここまで話したから全て話してしまうが、相手は妹の良子だよ。他の浮気は我慢出来て
も、この浮気だけは許せなかった。」
「えっ、良子叔母さん?」
私は母の辛さを知りました。
私の数倍は辛かったと思います。
もしも妻の相手が私の兄だったなら、私はどうなっていたか分かりません。
「教えてくれ。どうやって2人を許した?」
「おまえには偉そうな事を言ったが、まだ許してはいないのかも知れない。ただ、それはあの頃
のあの人を許していないだけで、今のお爺さんは遠に許している。あの頃とは違う人だと思って
いる。」
「お袋は幸せか?」
「ああ、幸せだね。死ななくて良かった、あの時別れなくて良かったと心底思っている。あの頃
のお爺さんは今でも嫌いだけれど、その後のお爺さんは大好きさ。息子の前で惚気るのも嫌だが、
川に飛び込んだ後のお爺さんを愛している。」
私は母の車を借りてコンビニへ行き、同級生に無理を言って妻を解雇してもらい、実家に戻ると
娘はピアノのレッスンに、釣りから帰った父が連れて行ってくれていて、暫らくすると妻が帰っ
て来ました。
「あなた・・・・・・・・・。」
私の顔を見るなり、妻の目には涙が溜まり。
「お帰りなさい、ご苦労様でした。・・・・・・・・いつ戻られたのですか?」
そう言い終ると、溢れた涙が頬を伝っていました。
「今日帰って来た。2人だけで話が有るから家に帰ろう。」
娘の事は母に頼み、妻と2人で家に帰ると向かい合って座りました。
妻を見ていると、稲垣の所には行かずに頑張って来た、袖口が油で汚れた色褪せたTシャツを着
て、終始俯いている妻を愛おしく感じます。
「頑張っていたそうだな。いくら溜まった?」
「お義父さんやお義母さんはいらないと言って下さったけれど、少しですが生活費も払わせても
らっていたので、まだ百万ぐらいしか溜まっていません。あなたに借りた五十万を返すと、残り
五十万しか有りません。車を勝手に借りていたけれど、あなたが帰って来たから返さないと。工
場やコンビニに行くのに車がいるから、五十万で車を買うと・・・・・・・。」
「奥さんに慰謝料をいくら払うつもりでいる?」
「お金では償えないけれど、百万では余りにも少ないから、あと二百万受け取ってもらおうと思
います。」
「貯金の半分は智子の物だから、それを使えば良かったのに。」
「それは、全て放棄するという約束だったから。」
「2人に借金が有っては大変だから、明日二百万下ろして振り込んで来い。後は俺に一億と二百
万払え。」
「ありがとう。でもあなたへの一億はこのままではとても払えません。でも、頑張って払えるだ
け払って行きますから、それで許して下さい。」
「いや、全額払ってもらう。一億と二百万払ってもらう。」
「ごめんなさい・・・・・それは無理です。」
「いや必ず払ってもらう。ずっと俺と一緒にいて、俺に尽くせ。一年二百万で雇ってやるから、
今から51年間、俺の側にいて尽くせ。その前に俺が死んでも、おまえは必ずあと51年生きて、
俺に尽くせ。絶対に俺よりも先に死ぬな。その為にも、もう無理をせずに体を大事にしろ。それ
まで離婚届は預かっておく。」


多くの感想や励まし、またはお叱りを頂きまして、ありがとうございました。
それに対する返事も書かずに、ごめんなさい。
お許し下さい、失礼致します。

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