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北原夏美 四十路 初裏無修正

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洋子 4/16(水) 21:01:25 No.20080416210125 削除
中条さんに会いに行きます。玄関の前に立っても声を掛けられません、呼鈴を押せない
のです。興信所のドアーの前の比ではありません。門前払いされてもと思い切って
呼鈴を押しました。

「はい、どちら様でしょうか?」

勇気を振り絞って名乗ります。

「宮下洋子と申します」
「みやした  ようこさん?」
「はい、あのー・・・」
「ああ、宮下さんの奥さんね。奥さんが私に何かご用?」
「はい、お詫びとそれから・・・」
「まあお入り下さい、今開けます」

中条さんは、私が想像していた通りの人でした、目元の涼しい爽やかな人です。
顔を見てほっとしました。居間に通して頂き、お茶を出してくれます。

中々話し出せません。

「中条さん、申し訳ありません。こんな事になってしまって」
「話は山岡さんから伺っています。あっ、山岡さんの事は知らないわね」
「存じ上げています、山岡さんからこのお住まいをお聞きしました」
「そうですか、私に謝る必要はないわ、佐伯と別れてもう何年にもなるわ」
「私は人の道に外れた事をしてしまいました」
「佐伯が企みそうな事です。あの人は女の人をオモチャのように扱う」

その後、佐伯の事、別れたいきさつを話して頂きます。改めて佐伯の人間性、自分の
愚かさに気づかされます。

「洋子さん、貴女がご主人を愛してるのは良く解ったわ。ご主人もきっと
貴女を許してくれる、時間が掛かると思うけどきっと許してくれると思うわ」
「私、佐伯に会おうと思っています」
「どうして?お止めになった方がいいと思う。あの人また何をするか解らないわ」
「自分の気持にも踏ん切りをつけたいんです。このままでは主人に許して
もらえないと思っています」
「貴女がそう思うなら仕方がないけど、危険よ。気をつけるのよ」
「はい」

中条さんにお会いして、気持が固まりました、いつか佐伯と会うつもりです。

松下さんの携帯に電話をしました。松下さんは私の電話に驚いたようです。松下さん
は私と佐伯の事を知っています。その私が何の話があるのかと不思議に思われても
仕方のない事です。主人は遠方に出かけて夜遅くまで帰らないようです。事務所に寄り
松下さんに会ってもらいます。

事務所に私を迎え入れても、二人共暫く黙ったままです。松下さんがお茶を入れてくれます。

中々、切欠が掴めません。思い切って話し始めます。

「松下さん、実は貴女にお話があって来たの」
「えっ、私にですか?」
「松下さん、恥ずかしいんだけど、貴女にも謝らなくてはいけないの」

「この前、Uホテルで主人と食事をするのかと聞いたの覚えてるかしら?」
「覚えています」
「佐伯が貴女と主人が食事をしている写真を撮っていたの」

佐伯が写真を改竄した事、その時間で私が主人と由美子さんのありもしない不倫を
疑ってしまった事を話しました。

「松下さん、貴女を疑ってしまって御免なさい。こんな素敵な人を
疑って本当に御免なさい」
「奥さん、話して頂いて有難う御座います。奥さんは酷い人だと思っていました。
あんなに誠実な社長を裏切るなんて許せないと思っていました。でも今お話を
聞いて何分の一かは許せるような気がします。済みません、生意気言って」
「いいの。私はお詫びがしたかっただけ。聞いてもらって本当に有難う」
洋子 4/16(水) 21:09:35 No.20080416210935 削除
一人になって夜眠れません。今までの事、これからの事、頭を駆け巡ります。
主人が家を出て行って一週間が立ちます。その間、毎日電話をかけてくれます、毎朝
立ち寄ってくれます。2日に一度は夜来てくれます。大した話はありません、ご飯は
食べているのか、体の方は大丈夫かと私の事を気遣ってくれます。時間にすれば
ほんの2,3分の事です。私が佐伯と会っていないか、変な事をしていないか確認して
いるのです。嫌ではありません、いいえ嬉しいのです、私の事を気に掛けてくれている
のだと思っています。

この一週間の間も時々、発作が私を襲います。買い物に出かけても男の方の腰を見た
だけで、欲情してきます。私が変わりすぎてもう元に戻らないのか、まだ薬の影響が
残っているのか解りません。薬の影響ならそれは何時なくなるのか、それも解りません。
外出を控えるようになりました。男の方を見たくないのです。

夜、我慢を出来なくなってオナニーをする事があります。主人の顔を思い浮かべます。
花芯を触ると佐伯の指の感触が蘇ってきます、主人にはしてもらった事がないのです。
男の方のものを思い浮かべても、主人のものの記憶がありません、佐伯のものが浮かん
できます。途中で止めます、でも我慢が出来ません。主人の写真を出します、顔の大写し
の写真と、スイムパンツ姿の写真です。我慢出来なくなった夜は写真を見つめて慰めて
いました。

ある夕方の事です。電話がありました。主人だと思って電話に出ました。

「久しぶりだな」

その声は佐伯のものでした。

「ご亭主と別れたんだってな。淫乱な洋子の事だ、夜が寂しいだろう」
「別れてなんかいません、主人は暫くアパートを借りているだけです」

佐伯は主人の後をつけ、別居している事を知ったようです。

「今から行って慰めてやろうか」
「寂しくなんかないわ。顔も見たくない、来ないで。電話もしないで下さい」

それから毎日、電話がかかってきます、多い日には3度も4度もかかってきます。
主人だと思うと出ない訳にはいきません。抱いてやるから俺のマンションに来い、
亭主と別れて大阪に一緒に行こう、しつこく誘います。

家の電話は古い電話です、相手の番号表示が出ないのです。新しい電話に変えました。
主人と知り合いの方以外の電話には出ないようにしました。佐伯から何度も電話が
ありますが、私は出ません。その内に佐伯は家に来るようになりました。抱いてやる
から家の中に入れろと言います。私が拒んでいると車のクラクションを鳴らし続けます。

佐伯と一度は会わなくてはと思っていました。3度目に来た時、私は気持を固めました。
佐伯の車で佐伯のマンションに行こうと決めました。

「行きます、貴方のマンションに行きます」
「そうか、やっぱり我慢出来ないか」

佐伯を待たせて、離婚届けに自分の名前を書き、判を押しました。200万の入った封筒を
離婚届の脇に置き、メモを残します。

ー 今日、佐伯が来ました。マンションに行ってきます。もし私が帰らない時は
この離婚届を ー

その後には言葉が続きません、もしそんな事になればと思うと涙が出てきました。
もし佐伯の口を、指を、そのものを私の体が思い出したらどうしよう、頭が体に
負けてしまったらどうしよう、そんな思いで行きました。

もし抱かれるような事になれば、私は生きていられません。バッグに鋏を忍ばせました。
洋子 4/17(木) 15:10:35 No.20080417151035 削除
残したメモを見て主人は何と思うでしょうか。佐伯の所へ行ってしまったと思うの
でしょうか。

貴方、私は大丈夫です。貴方の元に帰る為、私は佐伯に会うのです、何があっても
帰ります。

佐伯の車に乗りました。車の中でも佐伯は、言葉で手で私を甚振ります。必死で
堪えます。

「まあいい、部屋でたっぷりお仕置きしてやるからな」

部屋に着くと、佐伯は私を抱きしめにかかります、服を脱がそうとするのです。抵抗
しましたが、男の力には適いません。ショーツだけの姿にされてしまいます。佐伯は
私の乳房、女の部分を甚振ります。媚薬の影響ももうないのでしょうか、何も感じません、
ただ気持が悪いだけでした。でも体は反応していました、女の部分も潤いだしました。
この甚振りから逃げようと佐伯の急所を思い切り掴みました。驚きました、佐伯の
ものは柔らかいままでした。

「そうか、洋子もこれが欲しくなったか」

佐伯は私の手を、その印だと勘違いしたのです。私のショーツを脱がせようとしました。

私はバッグの中から鋏を取り出し自分の太腿に突き刺しました。血が流れ出てきます。
佐伯も驚き行為を中断しました。頭が体に勝ったのです。

「そうか、それほど俺が嫌になったか。それほどの覚悟をしてきたのか」

佐伯は薬箱を持ってきてくれ、傷の手当をしてくれます。

「もう誘わない、電話もしない。しかしご主人が許してくれるとは思えない。
その時は何時でも来てくれ」
「主人が許してくれるかどうかは、私達の問題です。
例え、許してくれなくても、部長の所へ行く事はありません」
「俺といた時は楽しかったか?」
「・・・・・」
「楽しいと言ってくれ」
「言えません」

悄然としている佐伯を残し、私は家へと帰りました。

まだ主人は家に居るかも知れません、早く家に帰りたい。信号で停まる度に気持が
焦ります。家に着きました、私がタクシーを降りるのと同時に主人が玄関から飛び出て
きました。
洋子 4/17(木) 15:15:50 No.20080417151550 削除
「あっ、貴方」
「洋子、こんな時間まで何処に居た?何をしていた?」
「佐伯のところへ行ってきました」
「思い出して、体が疼いて慰めてもらったのか?」
「違います、話を聞いて頂けますか?」

「いいから、こっちへ来い」

スカートとショーツを脱がされます。私は無抵抗です、主人のなすがままにされていました。
私の部分を見ています。

「抱かれなかったようだな。この傷はどうした?」

私はそれには答えません。

どうして佐伯に抱かれるようになってしまったのか、自分の気持を話します。主人も
言葉を荒げずに聞いてくれます。話していて気が付きました。大きな深いセックスへの
期待があったのです。主人に試して欲しいと言えなかったのです、言えば淫乱な女
だと思われるかも知れません。それが怖くて外に求めてしまったのです。自分をごまかし
佐伯が特別な存在だと思い込ませてしまったのです。そして佐伯にのめり込んでしまった
のです。

「正直に話します。中条さんともお会いしました。由美子さんにもお詫びをしました」
「何故そんな必要がある?」
「私は大きな罪を犯しました。もし、貴方が私を許してくれるなら、私はその前に
償いをしなければいけないと思いました」
「それにしても、中条さんにまで」
「中条さんにお会いしたのは別の意味がありました。私を抱いた男が、
どんな男か知りたかったのです。済みません、こんな言い方をして」
「洋子、君は変わったな、いや変な意味じゃない、少し前までの佐伯に
抱かれていた頃のあの弱々しい君が今は随分毅然としている」
「病院に居た時に思いました、私が愛しているのは圭一さんだけだと、
切ないくらいに思いました。許してくれなくて、離婚されても、ずっと
貴方のお傍にいたいと」
「・・・・・」
「最後に会わなければいけないのは佐伯でした。逃げたままでは嫌でした。
佐伯に抱かれたのは私が馬鹿だったから、間違いだったと言いたかったのです。
それで自分の気持にけじめをつけたかったのです」
「しかし、してしまった事は戻らない」
「はい」
「ブラウスのボタンがとんでいた、佐伯に何かされたのか?」
「私を抱こうとしました、私が抵抗して、それで」
「それで傷がついたのか。あいつは・・」
「いいえ、違います。鋏を持っていきました。もしそうなったら佐伯を刺そうと
思っていました」
「・・・・・」
「でも、それは出来なかった・・・」
「自分で太腿を刺したのか」

「佐伯から何度も何度も電話がありました。家にも何度も来ました」
「家に入れたのか?」
「いいえ、入れません。ここは貴方と明子と・・・私の家です」
「お前が抱かれていた時にも、この家ではしてないと言うのだな」
「家には入れていません。佐伯はこの家で抱きたいと言っていました。
それだけは絶対に出来ません」

「今日が3度目です。佐伯のマンションに行く決心をしました」
「離婚届けを残してな」
「もし佐伯に抱かれたら私はそれまでの女です、貴方の元へは帰れません」
洋子 4/17(木) 15:23:40 No.20080417152340 削除
主人が座っている私の膝元ににじり寄ってくれます、傷口の絆創膏を剥がしてくれます。
傷口から新しい血が流れ出てきます。主人はその血を吸い取ってくれるのです。
私の太腿に頬を寄せて傷を舐めてくれるのです。太腿に主人の髭がチクチクと心地良い
のです。

これで許してもらったとは思いません。でも嬉しいのです、自然と涙が出てきます。
今までの涙とは違います、暖かい涙が主人の首筋に零れ落ちます。

「有難う、貴方」

抱きしめて欲しい、でも抱いてはくれません。

「今日はこれで帰る。明日の朝また来る」

じっと私の顔を見つめて、そう言って帰って行きました。明日の朝また来ると言って
くれたのです。

明くる朝、5時に起きます。朝ご飯の用意をします。昨日炊いたご飯があります。
でもそれは昨日までの物です。パンを買いに行こうと思いました。近くに6時開店の
パン屋さんがあります。そこまで自転車でパンを買いに行きます。家に帰ると主人が
水遣りをしてくれています。この3日ほど私は水遣りを忘れていました。大好きな
クリスマスローズに水遣りをしてくれていたのです。

「貴方、水遣りして頂いてるのですか」
「ああ、俺も水遣りが大事だと解った、花にも、女にも男にもな」

この日から主人はアパートを引き払い、この家で一緒に暮らしてくれます。

許すと言う言葉は言ってくれません、でも幸せです。この幸せを何があっても壊しません。

その後、間もなく佐伯が大阪に赴任しました。主人と私の心に影として残るでしょうが、
現実としてもう影響を受ける事はありません。

松下さんがご結婚を理由にお辞めになります、私は主人の会社に勤めだします。
松下さんは私が不倫した事をご存知です。ご結婚はお目出度い事です、でも私の為に
席を用意してくれたのです、いつも主人と一緒に居なさいとお辞めになってくれたのです。
私は周り人の気持で生かされているのだと思いました。

以前のような普通の夫婦の生活が始まりました。朝10時から夕方4時までが私の勤務時間です。
朝ご飯を作り、主人を見送った後会社に向います。帰りにスーパーに寄り、晩ご飯の
用意をして主人を迎えます。どこにでもある、ごく普通の夫婦生活です。

主人はいつもの様に優しく私に接してくれます。でも私の仕草に女を感じた時、主人の
表情が曇ります。佐伯との事を思い出しているのだと思います。私に女を感じてくれなく
ても十分幸せです。でも主人の気持を思うととても辛いのです。どう償っていけば良い
のか解りません。

夜も以前より多く抱いてくれます、色々試してもくれます。私の感じ方も以前より強く
大きくなっています。主人にそれをしてもらっていると思うと至福感に包まれます、これ
以上の幸せは無いと思います。でも主人が最後までいくのは3度に1度もありません、最後
までいく時はお酒を飲んでいる時です。

時々、「お前は佐伯に変えられてしまったな、この体はやっぱり佐伯のものなんだ、
    佐伯と一緒になったらどうだ」

と言われます。

以前はこんな嫌味な事が言える主人ではなかったのです。主人には話していない事が
ありました。面と向っては話せません。主人が何とか私を信じようとしてくれているのは
解っていました。でも私の口が出ると全て嘘になってしまうと思ったのです。

サイトを検索しました、同じ様な方がいらっしゃるかも知れない、その方達の経験を
見る事が出来るかも知れない、そんな思いで検索しました。妻物語に行き着きました。
BBS4よりもBBS1に目が行きました。不倫した女の方の気持より、不倫された男の方の
気持を知りたかったのです。

BBS1の新しい更新のものから見てみました。直ぐに水遣りを見つけました。1を読んで
これは私達の事かも知れないと思いました、2を読んでそれは確信に変わりました。
酷い、私達の事をこんな場所に晒して、圭一さんは何て酷いだんと、最初は思いました。

でも最後まで読みました。ショックでした。佐伯とのSEX描写がショックでした、佐伯の
ザーメンでの私のオナニー描写がショックでした。でもその時の私の気持が恥かしい
くらいありのままに書かれていました。オナニーのシーンはもっとショックでした。この
オナニーを主人に見られていたのは自殺未遂する前に知っていました。でも水遣りで読んで
みて本当に私は酷い事をしていたのだと改めて知らされました。主人がどんなに悩んで
いたか改めて解りました。

皆様のご感想欄も読みました。主人は私に言えない事を皆様に言い、聞かれない事を聞かれ
それでも答えていました。時には私を守ってくれていました。水遣りと皆様のご感想を
読んでいくうちに、私はこんなにも愛されていたんだ、主人はこんなにも辛い思いを
していたのだと改めて知らされました。

私も決心しました。主人に言えない事はここに書かせて頂こうと。主人に相談しました。
反対されました、もうお前を晒したくないと。でも主人に言えない事も全て書くからと
お願いして、納得してもらいました。その代りにと条件を出されました、ご感想を頂いた
皆様に出来るだけお返事しなさいと。本編よりも皆様へのお返事で見えてくるものある
と言われました。

沢山の方から色々なご感想、ご意見を頂きました。私の事を本当に考えて下さっていました。
でもお返事を書くのが苦しくなってきました。余りにも核心を突いたご質問、優しくて
涙が出そうなご感想、私はお返事が出来なくなりました。途中主人が私に代わってお返事
をしてくれました、そしてここまで来ることが出来ました。

最後まで書けて良かったと思います。ここまで来る途中、自分の気持が少し変わったよう
な気がします。主人の私を見る目も変わってきたように思います。まだまだ乗り越えて
行かなければならない山が沢山あると思います。でももう大丈夫です。何があっても
主人について行けます。

今では、主人は抱きしめてくれます、私の目を見つめて口づけもしてくれます、まるで
少年と少女のような口づけです。「許す」「愛している」はまだ言ってくれません。
でも解ります、許してくれなくても、愛してくれている、主人の顔がそう言ってくれて
います。

『洋子、良かったわね、圭一さんのお傍で暮らせるのね。償いは考えた?』
『うん、嬉しいわ。償いはまだ解らない。でも圭一さんの好きな女になるの』

どうしたら償えるのかまだ解りません。でも素直な女になります。賢い妻にもなりたいの
です、でもそんな事より主人に素直な女になりたいのです。

私に与えられた主人の罰、恥ずかしくて書けません。主人に感想欄で書いてくれるよう
お願いしました。

皆様有難う御座いました。

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