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北原夏美 四十路 初裏無修正

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KYO 7/8(土) 20:32:18 No.20060708203218 削除
「先ほど道岡先生からいただいたお金が……」
「どこにあるんですか?」

道岡はニヤニヤしながら尋ねます。

「絵梨子の……オマンコの中に……」
「何ですって? 奥さんは自分のオマンコを財布代わりに使ってい
るんですか?」

道岡の言葉に男たちはどっと哄笑します。

「ハ、ハイ……そうです。ああ……もう虐めないで」

妻はなよなよと身を揉みます。私の目にも、妻は確かに被虐性の快
感に徐々に浸ってきているように見えました。道岡は妻の膣口から
覗いたコンドームの端をつまみ、ゆっくりと引き出します。

「ああっ……」

丸めた紙幣を入れたコンドームがずるりと引き出され、妻は喘ぐよ
うな声を上げます。

「どれ、いったいいくら入っているんですか?」

道岡は妻の淫蜜でぐっしょり濡れたコンドームの端を鋏で切り、中
の紙幣を引き出します。

「一枚、二枚……5万円ですか。これじゃあ全然足りませんね。残
りの15万円はどうするんですか?」
「す、すみません……道岡先生、足らない分については絵梨子に貸
しておいていただけますでしょうか……」

妻は気弱に尋ねます。

「さて、どうしましょうかねえ」

道岡は腕組みして首をかしげます。

「どうですか、会長。この奥さんにお金を貸したとして、返済能力
はありますかね?」
「まずムリだろう。絵梨子にはうちのホテルの宿泊料金もまだ払っ
てもらっていないからな」

犬山はそういって笑います。

「職もなければ財産もない。文字どおり裸一貫の四十女に金を貸す
やつはいないだろう。私も宿泊料金に食事代だけでなく、奥さんの
ために買ったクリキャップ、開口具、ピッカーカテーテルの代金も
まだ払ってもらっていない」
「そ、そんな……」

自分を責める器具も自分で贖わなければならないのか。妻は悲しげ
に唇を震わせます。

「まあ、これは絵梨子を温泉に売るときの代金と相殺するつもりだ
。足らなければ借用書を書いてもらうが」
「犬山会長はそれで良いでしょうが、こちらは困りますね。クリニ
ックの経営は楽なものではないですからね」

道岡はわざとらしく顔をしかめていましたが、やがて思いついたよ
うに妻に話しかけます。

「そうだ、当クリニックにはモニター契約というのがあります。奥
さんにはモニターになってもらいましょう」
「モ、モニターって……何をするんですか?」
「施術の術前術後の写真を撮って、うちのクリニックの広告に使わ
せてもらうんですよ」
道岡が淫靡な笑いを浮かべます。

「クリトリス包皮切除手術の場合は、施術前と施術後の奥さんのク
リトリスをアップで撮った写真を撮って、クリニックのホームペー
ジに掲載します。若返りや豊胸手術くらいならともかく、さすがに
婦人科となるとなかなかモニターのなり手がなくてね。モニターに
なってもらえれば施術料金は75%引きにしてあげますよ」

道岡の言葉に妻は愕然とした表情になります。

「なに、顔は隠しておいてあげますから、知っている人が見ても奥
さんだとは分かりませんよ」
「そ、そんな……」
「クリトリスや肛門の写真を掲載しても問題ないんですか? 猥褻
物陳列罪になりませんかね?」

毛塚がさすがに心配そうに尋ねます。

「医療行為だから問題ないですね。他の美容整形外科でも、小陰唇
縮小手術や包茎手術の施術例の写真を堂々とホームページに載せて
いますよ」
「驚いたな……美容クリニックというのは不思議な世界ですね。う
ちのランジェリーショップではとてもそういう訳にはいきません」

毛塚が感心したようにつぶやきました。

「どうですか? 奥さん。モニターになることを了解しますか」
「ああ……」

妻は苦しげに眉をしかめますが、他に手段はありません。

「し、仕方ありませんわ……」
「仕方ないという言い方は気に入りませんね。私は施術代が支払え
ない奥さんのために好意で申し出ているのですよ。どうせならこん
な風にいって欲しいですな」
KYO 7/8(土) 20:32:55 No.20060708203255 削除
道岡は妻の耳元に何事かささやきかけます。妻は羞恥に赤く頬を染
め「ああ……」と呻くような声を上げていましたが、やがてこっく
り頷きます。

「み、道岡先生……施術代の支払さえ出来ない絵梨子のために、モ
ニター契約をしていただけるとのこと。有難く御礼申し上げます。
よ、42歳のむさくるしい身体でございますが、道岡クリニックの
発展のためにお役に立てるのなら、え、絵梨子のオマンコやお尻の
穴の隅々まで……存分に記録してください」

男たちはゲラゲラ笑いながら手を叩きます。

「そうだ。今ちょっと思いついたんですが、肉体改造が一通り終わ
ったら、この奥さんには局部専門のモデルになってもらったらどう
でしょうね?」

毛塚が笑いながら提案します。

「どういうものですか?」
「よく『手タレ』っていうのがいるでしょう。手の撮影専門のタレ
ント。奥さんの場合は顔を映すと色々まずいことがあるから、オマ
ンコや肛門の撮影専門のタレントになってもらうんです」
「そんなの、需要がありますかな?」
「十分ありますよ。たとえばこういったクリニックの術後写真、医
療用器具の使用マニュアル用の写真、たとえば浣腸器やクスコを挿
入したところを写真に撮ります。SMグッズのショップのモデルな
んかも顔が写らなければいいかも知れません」
「スカトロもののAV撮影で、浣腸シーンの吹き替えモデル、って
いうのもいけそうだな」

男たちのそんな恐ろしい話を妻は小刻みに裸身を震わせながら、じ
っと目を閉じて聞いています。

「まったく、とんでもないことを思いつく連中ね……でも、ちょっ
と面白いかも……」

男たちのやり取りをじっと聞いていた里美がそう呟きました。それ
にしても里美の妻に対する執着は相当のものです。犬山たちから救
出されても、妻にはまた別の地獄が待っていそうです。

「おや、ちょっと時間をかけすぎました。そろそろ剃毛にかかりま
しょう」

道岡は腕時計を見ながらそう言うと、妻の股間の前に三脚を置き、
一眼レフのデジタルカメラをセットします。

「奥さんの、施術前の毛が残っている状態の写真を撮っておきます」

道岡はそういうと妻の大陰唇に取り付けられたクリップを外し、陰
部をデジタルカメラで接写します。フラッシュが光るたびに妻の腰
部がブルッ、ブルッと小さく震えます。写真を撮り終えると道岡は
鋏を手に取りました。

「奥さんのは量が多いので、まずざっと鋏でカットしましょう」
「ハイ……」

道岡は鋏を使って妻の豊かな陰毛を刈り取っていきます。黒々とし
た繊毛が房になって、診察台の肢受けの下に取り付けられた金属の
トレイに溜まっていきます。

「これは私が買い取ったものですからね。一本もムダにはできませ
んよ」

PTAの役員に配ったらどうですか、とか今度の慰安会の参加者に
記念品として分けたらいいでしょう、と言った声が男たちから飛び
ます。やがて妻の恥丘は短い毛が突き立った禿山のような状態にな
りました。道岡はそんな妻の股間をしげしげと眺めると、わざとう
んざりしたような声を出します。

「こりゃあまるで無精髭のようで、あまりみっともいいものではあ
りませんな。まあ、これもついでに撮っておきましょう」

道岡は再び妻の陰部を撮影します。

「ああ……」

妻はこみあげる羞恥をじっと耐えるように、目を閉じています。犬
山たちはこれまで証拠を残ることを恐れて写真は撮影しなかったよ
うですが、もはや妻が完全に自分たちの手に落ちたという安心感が
油断につながっているようです。妻を解放した際には今道岡が撮っ
ている写真は彼らの悪行の動かぬ証拠となるでしょう。

道岡は次に妻の恥丘にジェルを塗りたくります。屹立したクリトリ
スにまでジェルを塗られた妻は「はあっ……」とため息に似た声を
上げています。

「随分気分がよさそうですね、奥さん」

道岡はそう言いながら指先で妻の肉裂の間をゆっくりとかき回しま
す。犬山と毛塚も道岡と調子を合わせて、乳首に取り付けられたク
リップを外し、再びローターによる責めに切り替えています。妻の
秘園からはピチャッ、ピチャッとぬかるみを歩くような音が響き始
めます。

「あ、ああ……も、もうジェルは十分ですわ。早くお剃りになって……」

妻は徐々に情感が迫ってきたのか、もどかしげに裸身をくねらせな
がら剃毛をねだります。
KYO 7/8(土) 20:33:45 No.20060708203345 削除
「まだまだ、もっと柔らかくしないと」
「ジェル以外のものも随分出てきているようですがね」

男たちはそういいながら妻の裸身を責め続けます。

「……い、悪戯するならお剃りになってから悪戯すれば良いでしょ
う。ねえ、早く剃って……絵梨子を赤ちゃんのような身体にして……」
「段々奥さんのマゾぶりも板についてきたようじゃないですか。そ
れじゃあお望みどおり剃ってあげますよ」

道岡は剃刀を取り上げると、妻の恥丘にそっと当てます。剃刀が妻
の柔らかい皮膚の上をゆっくりと滑り、妻のその部分は確実に幼女
のそれに還元されていきます。

「どうですか、奥さん。オマンコの毛を剃られる気分は。気持ち良
いですか?」
「ハイ……気持ち良いですわ……」

妻は道岡のからかいに対して、開き直ったような口調で答えます。
私はそんな別人のように淫奔になった妻を信じられない思いで見つ
めていました。隣にいる里美は陶然とした表情を妻の陰部に向けて
います。

ついに妻の股間が完全に剃り上げられます。翳りを失った妻のその
部分は一見幼女のそれのように見えますが、よく見ると熟女らしく
褐色の色素が沈着しており、また剃り上げた陰毛の毛根がポツポツ
と盛り上がっているのが淫らがましく見えます。

「なんだか剃り上げたらかえって生々しくなりましたな」

道岡はそういいながら妻の肉裂に指を差し入れます。開かれた肉襞
からどっとあふれ出た淫蜜が蟻の門渡りを伝って妻の肛門をしとど
に濡らします。

「剃毛されて随分感じたようですな、奥さん」
「ハイ……」

妻は素直にうなずきます。

「奥さんも随分変態的になったものだ」
「ああ……意地悪なことを言わないで……」

妻は吐息をつくようにそう言うと診察代の上で豊満な裸身をくねら
せます。

「皆さんがそんなふうにさせたんでしょう……ねえ、絵梨子をもっ
と、もっと虐めて……」
「だいぶ気分が乗って来たようですね」

道岡はそう言って他の2人と笑い合います。

「それでは次にお尻の穴の周りの毛も剃りますが、いいですね?」
「ハイ……お願いしますわ」

妻は恥ずかしげに頬を染めて、再びうなずきます。

「はっきりとおねだりしてください。オンラインで参加している橋
本さんにもはっきりとわかるようにね。そう、こんな風に言うんで
すよ」
「ああ……そんな……」

道岡に何事か囁きかけられた妻は羞恥にうなじをのけぞらせます。

「そ、そんなこと……絵梨子、恥ずかしいわ」

「ケツの穴まではっきり見せながらマンコの毛を剃らせて、今更恥
ずかしいもないでしょう。たった今『絵梨子をもっと虐めて』と言
ったのを忘れたんですか。それくらいのこと言えないようじゃ困り
ますな」

道岡に詰め寄られた妻は「ご、ごめんなさい。言いますわ」と唇を
震わせると、覚悟を決めたようにCCDカメラに視線を向けます。

「み、皆様。え、絵梨子のオマンコの毛を奇麗にお剃りいただいて
有難うございました。つ、次に、お手数ですが、絵梨子のお尻の穴
の周りの毛をお、お剃りください」
「お尻の穴の毛まで剃ってくれというんですか? 奥さん」

毛塚がわざと驚いたような声を出します。

「は、はい……せ、折角オマンコがつるつるになったのに、お尻の
穴に無駄毛があったら艶消しですわ。む、むさくるしいところの毛
ですが、どうか、が、我慢してお剃りください……ああっ!」

妻はその先のせりふがよほどおぞましいのか、思わず声を詰まらせ
ます。

「どうしたんだ、絵梨子。また尿道責めをして欲しいのか?」
「い、嫌……おしっこの穴を虐められるのはもう嫌です……」
「それなら早くその先を言いなさい」

犬山と道岡に責め立てられ、妻は覚悟を決めたように口を開きます。

「え、絵梨子、お尻の穴の毛を剃られるのがいくら気持ちが良いか
らといって、お、おならなんていたしませんから……み、皆様、安
心してお剃りください……ああっ!」

そんな下品な言葉を吐かされた妻は再び羞恥にうなじをのけぞらせ
ます。その時、突然モニターの中から甲高い女の笑い声が聞こえま
した。
KYO 7/8(土) 20:34:31 No.20060708203431 削除
「ホホホホッ!! ○○さんったら、なんて下品な女になったのか
しら。傑作だわ!」
「だ、誰なのっ! 誰かいるのっ!」

妻は驚愕して顔を左右に振ります。

「こら、貴子、声を出すなって言っただろう」
「だって、おかしくってもう我慢できないんだもの」

モニターの中から男女が言い合う声が聞こえます。

「あれは貴子の声じゃないか。どうしてここにいるんだ」

事情を知らない犬山が不審そうな声を上げます。

「申し訳ありません、会長……」

橋本が画面に現れて、頭をかきます。橋本の後ろに玄人っぽい黒の
下着姿の江藤さんが薄笑いを浮かべています。

「え、江藤さん……どうしてっ!」

妻はうろたえて診察台の上で裸身を悶えさせます。

「橋本さん、出張というのは嘘だったんですか」
「いや、申し訳ない。貴子と一緒にホテルからアクセスしています」
「道岡先生、毛塚さん、お2人は知っていたんですか」

道岡と毛塚も恐縮したように頭を下げます。

「まあ、参加してしまったものはしょうがない。貴子、分かってい
るとは思うがこの件は絶対に秘密だぞ」
「わかっていますわ、会長。私も主人には知られたくないもの」

江藤さんは不敵な笑みを浮かべています。

「じっと黙って見ているのも疲れたわ。ねえ、会長様。私も参加し
ても良いでしょう?」
「そうだな……絵梨子もちょっと責められ慣れてきたところなので、
刺激になって良いかもしれん」
「やった!」

江藤さんが歓声を上げます。

「この馬鹿女!」

隣の里美が吐き捨てるように言います。

「折角○○さんの奥様が燃えていたのに、ぶち壊しじゃない!」

里美は本当に妻を助けに来ているのか、さっぱり分からなくなりま
す。私は同性でありながら妻への責めに参加した江藤さんに対して、
里美が嫉妬しているのではないかと思いました。

里美の言う通り、すっかり身体を燃え上がらせていた妻ですが、江
藤さんの登場に完全に心を乱されたようです。道岡が妻の肛門にジ
ェルを塗り付けようとすると、それを必死で避けるように双臀を悶
えさせます。

「こら、そんなにケツを振るんじゃないっ! 切れ痔になっても知
らないぞ」
「お、お願いです。犬山様、道岡先生っ、毛塚様っ。え、江藤さん
をこの場から出て行ってもらってっ! え、絵梨子のこんな姿を見
させないでっ!」
「何を我が儘を言っているんだ」

道岡は妻の頬をピシャリと平手打ちします。

「おまえにもうそんなことを言う権利はないんだぞっ!」

次に犬山が妻の乳首を思い切りひねり上げます。

「だ、だって……私や藤村さんを陥れたのは彼女なんですっ! え、
江藤さんにだけはこんな惨めな姿を見られるのは嫌っ!」

今まで男たちに従順さを示していた妻が、人が変わったように荒れ
狂い、泣き喚き、悶え抜きます。

「随分嫌われたようだな、貴子」

犬山がニヤニヤ笑いながら声をかけます。モニターの中の江藤さん
は憮然とした表情で吐き捨てるように言います。

「何よっ。私だけが悪いっていうの」
「だって、あのとき私と藤村さんに変な薬を飲ませたのは……」

再び道岡の平手打ちが妻の頬に飛びます。妻は「ああっ!」と悲鳴
を上げて顔をのけぞらせます。

「しょ、しょうがないじゃないっ。専門部会の中であなた達が一番
生意気だったのよ。いちいち執行部のやり方にけちをつけて」
「あなたの会計に不正があったからだわっ!」

そう絶叫する妻はすっかり女奴隷から、以前の毅然とした妻に戻っ
てしまったようです。

「会長さん、女奴隷の分際でこんなに反抗するなんて、私の時と比
べて調教が生ぬるいんじゃないの。○○さんがちょっと奇麗なもん
だから手加減したのかしら」
「ふん……そんなことはないはずだがな」

犬山は苦々しげに首をひねります。
KYO 7/8(土) 20:35:12 No.20060708203512 削除
「しかし、確かに貴子の言う通り再調教が必要なようだ。道岡先生、
電気責めの器具はありますか?」
「もちろんありますよ」

道岡は悪魔的な笑みを浮かべます。

「絵梨子、素直になるように絵梨子の大好きな尿道の電気責めにか
けてやろう」

妻の顔色がさっと青ざめ、唇がブルブルと震えだします。

「い、嫌……電気は嫌……」
「きっと絵梨子は昨日からずっとやりっ放しで、睡眠不足だし、疲
れているんだろう。電気を通したらすっきりするぞ」
「やめて……お願い……電気だけは……」
「遠慮するな」

犬山はニヤリと嗜虐的に笑います。道岡が戸棚の中から何やらスイ
ッチやメーター、電極が取り付けられた機械を取り出してきました。

「嫌……ああ……やめて……電気は嫌……」

妻は恐ろしいほど目を見開いて、裸身を激しく悶えさせます。冗談
ではなく、男たちは妻を拷問にかけようとしている。私が思わず腰
を浮かせようとした時、一瞬早く里美が立ち上がりました。

「○○さんっ、行くわよっ!」
「あ、ああ……」

私は機先を制された格好で、里美を見上げます。

「何を気のない返事をしているの。奥様を助けに行くのよっ。ちょ
うどテープも2時間で一杯になったわ。デッキから取り出してっ!」
「ビデオデッキや、ノートPCは……」
「そんなの後で取りにくればいいわっ、今はとにかく奥様を助ける
のよっ!」

里美はそういうとキャンバスのバッグからデジタルカメラを取り出
し、ストラップに手をかけると駆け出しました。私はあわててデッ
キから取り出したビデオテープを掴み、里美の後を追いました。


ホテル「ラブマシーン」から道岡のクリニックまでは車でわずか5
分です。信号が変わるのももどかしく車を最大限飛ばして、里美と
私はクリニックの前に到着します。

「○○さんはちょっとこれをかけていて」

私は言われた通り、里美に渡されたサングラスをかけます。それを
確認した里美は「ついて来て」と声をかけるとクリニックの扉を蹴
るようにして開けます。大きな音を立ててドアが開き、受付にいた
若い女が目を丸くしてこちらを見ています。

「神奈川県警生活安全課よっ! 道岡院長に対する医師法違反、売
春防止法違反、誘拐、暴行、および傷害未遂の容疑でこれから道岡
クリニックを家宅捜査しますっ! これが捜査令状よっ!」

里美は何か縦書きの用紙をポケットから取り出すと、受付の女性に
突きつけるようにして、すぐにしまいます。

「院長はどこなのっ! すぐに案内しなさいっ!」
「で、でも……先生は施術中なので誰も入れるなと……」
「あなたっ!」

里美は受付の女性を指差すと、シャツブラウスの胸ポケットから薄
い黒皮の手帳をちらりと見せます。

「公務執行妨害で現行犯逮捕されたいのっ」
「す、すみませんっ!」

女性は受付から飛び出し、里美と私を案内します。私たちは廊下の
端の「施術室」とプレートが張られた部屋に行き当たります。

「ああっ!! 嫌あっ! 許してっ!!」

部屋の中から妻の絶叫が響いて来ます。

「絵梨子っ!」

私は扉を押して見ましたが、鍵がかかっているようです。

「そこをどいてっ!」

里美は私を扉から離れるように指示し、廊下の中央当たりまで下が
ります。

「道岡っ、観念しろっ!!」

里美は大声で叫びながら助走し、扉に思い切り飛び蹴りを食らわし
ます。大きな音と共に扉が開きました。素っ裸のまま診察台に固定
された妻の回りに、3人の男たちが身を寄せ合っています。デジタ
ルカメラを構えた里美は男たちの姿を連写します。

「だ、誰だっ! お前らっ!」

犬山が里美につかみ掛かって来ます。里美は私にデジタルカメラを
渡すと、「写真!」と叫びます。犬山の放った拳がわずかに里美の
肩先にヒットした瞬間をカメラが捉えます。里美は犬山の身体を避
けながら前進を独楽のように回し、犬山の後頭部に回し蹴りを放ち
ました。
KYO 7/8(土) 20:36:31 No.20060708203631 削除
「ぐえっ!」

犬山は床の上に潰れたヒキガエルのように伸びます。道岡と毛塚は
診察台の妻の横に呆然とつっ立っています。

「絵梨子!」

私はサングラスを外して診察台の妻に駆け寄りました。

「あ、あなたっ!」

妻の目にどっと涙があふれ出ます。私は妻の股間に取り付けられた
電極を外し、診察台から解放して抱き抱えます。その時モニターの
中の橋本と江藤さんがあわててログオフする気配を見せました。

「逃げるなっ! 橋本っ、江藤っ!」

里美はモニターに向かって指を突き付けます。

「あんたたちの不倫の証拠はしっかり押さえたわ。ホテルから出て
も私立探偵が張っているわよ。そのままおとなしくそこで座ってい
なさいっ!」

2人はへなへなとベッドに座り込みました。

道岡と毛塚はサングラスを取った私の顔を見て、表情を強ばらせて
います。

「○、○○さん……何か誤解があるようです……これは、奥さんの
希望による施術です……ほ、ほら……ここにちゃんと同意書もあり
ます」

道岡は私に妻が書かされた同意書を見せます。

「それは無理矢理……」
「それは無理矢理○○さんの奥様が書かされたものでしょうっ!」

私が口を開こうとすると、里美が先に道岡を怒鳴りつけます。道岡
は一瞬ひるみますが、相手が小娘だと見て気を取り直します。

「馬鹿な……な、何を証拠に……」
「証拠はこのビデオテープよ! あなた達の悪行はしっかり記録さ
せてもらったわ」
「記録なんかできるはずがない!」

毛塚が食ってかかりますが、道岡に目配せされて「しまった」とい
う表情を浮かべます。

「それが出来ちゃうのよ。世の中に破れないコピーガードなんかな
いのよ。昨日のオンライン役員会の様子もすべて録画してるからね。
観念しなさいっ!」

道岡と毛塚はがっくりとうなだれます。床に伸びた犬山がようやく
目を覚まし、きょろきょろとあたりを見回しています。

「今回の落とし前をどうつけてもらうかは後で連絡するから、4人
とも首を洗って待っていなさい。それから、この件で○○さんの奥
様や藤村さんにちょっとでも圧力をかけるようなら、こちらも手段
を選ばないからね。私のネットワークを甘くみない方がいいわよ」

最後に里美は犬山に指を突き付けます。

「犬山っ! あんたが裸でSMプレイに興じているみっともない姿
のビデオを、B高ラグビー部OB会最高顧問の、柳原先生に見せた
らいったいどうなるかしらね」
「や、柳原先生に……」

犬山の表情はたちまち真っ青になります。

「や、やめてくれ……それだけは……」

床に頭を擦り付けるようにペコペコしている犬山を見下ろしている
里美に私は尋ねます。

「柳原先生って誰だ?」
「犬山たちが現役時代のラグビー部の監督よ。もう70歳を越えて
いるけど、OB会に絶大な影響力をもっているわ。ほら、なんとか
ウォーズっていうテレビドラマのモデルにもなった……」
「それは別の高校だ」
「とにかく、先生の逆鱗に触れたら、OB会やその縁者のつてでた
くさんの商売をもらっている犬山の会社は、たちまち立ち行かなく
なるわ。道岡や毛塚の商売も同じことよ」
「里美はどうしてそんな先生のことを知っている?」
「私のネットワークで色々と方法を探るっていったでしょ。チャッ
トレディの口コミの力ってすごいのよ」
「柳原先生もライブチャットを?」

私は目を丸くします。

「若い女の子としゃべるのが元気の秘訣だって。お年寄りのネット
リテラシーを馬鹿にしちゃだめよ」

里美はそう言うと、私にしがみつくようにしている妻に施術用の上
っ張りを渡します。

「……あ、有り難うございます」

妻は目に涙をためて里美に礼を言います。

「ところで……あなたは?」

妻の問いに里美はにっこり微笑んで答えます。

「はじめまして、奥様。私、○○さんの愛人の、里美っていいます。
よろしくね」
KYO 7/8(土) 20:37:04 No.20060708203704 削除
私は犬山たち4人の役員に対して合計で1000万円の慰謝料を請
求しました。犬山たちも地元で商売が出来なくなりことによる打撃
に比べると、この程度で済んだのは幸運だったのかも知れません。

私は半分の500万円は里美に渡しました。彼女の力なしに今回の
トラブルの解決はあり得なかったからです。これとは別に長尾と西
岡から合計で200万円を妻との不倫の慰謝料として支払わせまし
た。

藤村さんについては妻に比べると彼らから受けた責めは少なく、西
岡との不倫も含めてご主人にはばれていないためあまり表沙汰にし
たくないようでしたが、私が交渉して4人から300万円を支払わ
せることとしました。

PTAの役員会については犬山たち4人は辞任させ、後任の会長に
は私が就任しました。夫婦で役員を務めるというのは異例のことで
すが、犬山たちの強い推薦という形で何とか場を収めました。

副会長ポストは3つから1つに削減し、妻の絵梨子を書記から昇格
させました。会計には藤村さんが異動。書記には前執行部の会計を
務めていた江藤さんを復帰させました。

PTAの執行部といっても、実務は事実上専門部会で動かされてお
り、やることはほとんどありません。犬山たちがSMプレイに興じ
ていても運営に支障がなかったことからもそのことは証明されてい
ます。

里美は私の会社に、マーケティング担当兼私のアシスタントという
位置付けで入社しました。ネットビジネスについての里美の発想力
は非凡なものがありますし、またいつの間にかチャットレディを組
織化して作り出したネットワークの力は会社にとっても大きな力に
なりました。

一緒に仕事をしてみると里美は頭が良いだけでなく行動力もあり、
仕事面でもしばしば私がリードされるほどです。会社の人間は私と
里美の関係について疑っているようですが、ベンチャー企業は結果
を出していればさほどうるさいことは言われません。

私の会社のメインビジネスであるウェブ出版は、これまで長期にわ
たり苦戦の日々が続いていましたが、携帯電話への配信がいきなり
盛り上がり、私がこれまで延々と集めていた、SF、ホラー、恋愛
などの分野の短編小説の版権がさまざまなプロバイダから引き合い
が来るようになりました。里美のアイデアで立ち上げた自社の配信
部門も、若い女性の支持を得てスタート段階から多くの読者を集め
るようになり、広告収入も増加してきました。


私と里美が妻を救出してから2カ月が経過したある日曜、私と里美
は企画書作成という名目で休日出勤していました。

専用の個室のソファに、私と里美は並んで腰掛けています。私も里
美もきちんとしたスーツ姿です。目の前には大型の液晶モニターが
置かれています。といっても会社の備品ではなく犬山たちからの慰
謝料の一部で私が個人的に購入したものです。

「そろそろ時間よ……」

そう里美が言った途端、画面に3人の女性の姿が次々に現れました。
江藤貴子、藤村尚美、そして妻の絵梨子です。

3人の女は競うように娼婦のようにセクシーな下着姿で、揃って椅
子の肘あての部分に肢を掛け、M字開脚淫らなポーズをとっていま
す。3人の熟女は程度の差こそありますが、その姿かたちは以前か
ら著しい変貌を遂げています。里美が探してきた腕の良いクリニッ
クで3人とも美容形成手術を受けさせたのです。

「それじゃあオンライン役員会を始めるわ。最初はいつものように
3人のオナニー競争よ。私の合図と同時に始めるのよ。3、2、1
……はじめ!」

里美の指示で3人の熟女はいっせいに自らの手で自らの肉体を慰め
始めました。

当然のことですが、オンライン役員会のシステムはB高PTAに帰
属しますから、運営そのものは会長である私が引継ぎました。里美
はPTAにとっては部外者ですが、システム管理担当ということで
参加させています。

もちろん犬山たち4名のIDは削除し、役員である4名(および里
美)以外はアクセスできないようになっています。下田の会社に注
文して、登録されたIPアドレス以外からのアクセスを禁じる2重
のセキュリティもかけましたので、もはや犬山たちには手が出せま
せん。

犬山たちの行っていたオンライン役員会も私と里美によって引き継
がれたのです。

「ああン……」

江藤さんは紫色の玄人っぽい下着をずらし、片方の手で大ぶりの乳
房を揉みしだき、もう片方の手で股間をさすりながら、熱いため息
を吐き始めています。

茶色に染めた髪をカールさせた江藤さんは以前からエキゾチックな
顔立ちでしたが、目頭切開法によって目を大きくしたため、ますま
す派手な顔になっています。また太ももの脂肪を吸引して胸に注入
したため、下半身はややスリムになり、逆にバストは以前からFカ
ップあったものが、Gカップまでサイズアップしています。
KYO 7/8(土) 20:37:34 No.20060708203734 削除
江藤さんと橋本の不倫の証拠である興信所の報告書は私がしっかり
と押さえていますので、夫に知られたくない江藤さんとしては私に
逆らうわけには行きません。私が指示した江藤さんの美容形成代は
橋本が払ったようですが、関係そのものは終わったようです。

元々、爛れた不倫の関係に浸りきっていた江藤さんの調教を引き継
ごうと言い出したのは里美ですが、里美は江藤さんに対して嫌悪感
があるためかあまり熱心に調教をしません。そのため、必然的にそ
のお鉢は私に回ってきます。

「ああ……いいわ……」

江藤さんはオナニーにふけりながら、ちら、ちらと私の方に視線を
送ります。私を誘惑しようとしているのかもしれませんし、時には
明らかにそのようなそぶりを見せることもあるのですが、今のとこ
ろ私は相手をしないようにしています。

私は次に藤村さんに視線を移します。

高級そうなレースをあしらった黒の下着を身につけた藤村さんは、
小さなブラジャーの下で窮屈そうにしている乳房を強く揉み上げ、
股間をせわしなくこすり立てながら「ああ……ああ……」と切なげ
な声を上げています。

日本的な顔立ちによく似合う黒髪を乱しながら恥ずかしいマスター
ベーションに浸っている藤村さんは、フェイスリフトを行ったため
吊り目が強調されていますが、印象的には10歳は若返った感じで
す。乳房は従来GカップはあったものがIカップまでサイズアップ
されており、爆乳というのがふさわしい身体つきになっています。

藤村さんの美容形成も私(と里美)が指示したものですが、抵抗す
るかと思った藤村さんは意外に素直に受け入れ、施術にかかる費用
もすべて自分が負担しました。犬山から受け取った慰謝料の中から
支払ったとのことです。

藤村さんと西岡先生の関係も終わったようです。藤村さんのご主人
は今回の経緯を一切知りません。あくまで夫婦の問題ですから、私
から藤村さんのご主人に知らせるつもりはありません。

私と里美は、妻と江藤さんの調教は計画していましたが、藤村さん
については巻き込むつもりはありませんでした。藤村さんについて
はそのまじめな性格で、執行部の会計をしっかり管理してもらえば
それで十分だと思っていたのです。

しかし藤村さんは「他の3人の役員が参加している会議に、私だけ
が参加しないわけにいかない」と強く主張し、結局他の2名ととも
に私たちの調教を受けることになりました。おとなしそうな外観に
似合わぬ藤村さんの強い被虐性は、しばしば里美すら驚かせました。

また、藤村さんのご主人は美容整形によって変貌した藤村さんの顔
や肉体について随分気に入っている様子で、夜の生活も増え、家庭
はかえって円満になったそうです。

「ああ……尚子、もう、イキそう……」

藤村さんは最近、江藤さんとは違った形で私に対して秋波を送って
来ます。少女を思わせる藤村さんの黒目がちな瞳でじっと見つめら
れると、思わずふらふらと関係を持ってしまいそうになります。

最後に私は妻に目を転じます。

高級なレースをあしらった真っ赤な下着を身に着けた妻は、江藤さ
んや藤村さんに決して引けを取らないような激しさで自慰行為に没
頭しています。充血した乳首と良く手入れされた短めの繊毛が下着
からはっきりと透けて見えます。

明るい栗色に染めた髪は里美の好みもあってマニッシュな感じのシ
ョートにセットされています。目頭切開により目の彫りが深くなり、
さらにフェイスリフトによって藤村さん同様見かけは10歳は若返
っています。

全体に本来の妻の清楚さをより引き立てる整形といえますが、下着
に合わせて引かれたルージュの口紅がそこだけ妙に淫靡な印象を与
えています。

また、妻のBカップだった乳房は人工乳腺法による豊胸手術の結果、
Eカップまで巨乳化されています。これを江藤さんや藤村さん並み
の爆乳にするかどうかについては私と里美で意見が分かれていると
ころです。

私はこのままで良いといっているのですが、里美はホルスタインの
ような乳房を持つようになり恥らう妻の姿を是非見てみたいといっ
て聞きません。妻に意見を聞くと恥ずかしそうに頬を染めながら、
「お二人にお任せします」というだけです。

妻の美容形成の費用はもちろん、犬山たちからむしり取った慰謝料
から出ていることは言うまでもありません。

「ああ……素敵……もう、イッちゃいそう……」

妻の妖艶なオナニー姿を見ながら、私はこの2ヶ月間の目まぐるし
い出来事を思い出していました。


日曜の夕方に道岡のクリニックから妻を家につれて帰った私と里美
は、とにかく妻を休ませることとしました。犬山や道岡の責めによ
り憔悴しきった妻は昏々と眠り続け、途中うなされながら高い熱を
発しました。翌日、重要な商談のある私は妻のことが気にかかりな
がらも出勤しないわけには行かず、里美に看病を任せました。
KYO 7/8(土) 20:38:55 No.20060708203855 削除
里美は私の依頼を目を輝かせて喜び、私の家に泊まりこみ、親身に
なって妻の世話をしたようです。息子の浩樹には「妻の友人」とい
うことで紹介しておきましたが、突然若い女性が我が家に何日も泊
まることになって、浩樹も随分驚いたようです。

妻が十分休養を取れるように私は夜は居間で休み、夫婦の寝室に妻
と里美を休ませました。火曜日の夜帰宅した私は、ダイニングのテ
ーブルで楽しげに談笑している妻と里美の姿を見て驚きました。里
美は妻に対して「私の愛人」と自己紹介したこともあって、妻が里
美とこんなに急速に親密になるとは思っていなかったのです。

「あ、○○さん、お帰りなさい」

里美は私の顔を見て微笑します。妻は椅子から立ち上がると食堂の
床に正座し、「あなた、ご心配をおかけして本当に申し訳ありませ
んでした」と深々と頭を下げました。

「ああ……」

私はことの成り行きに意表を衝かれながら、とにかく妻が元気を取
り戻したことにほっと安心していました。そんな私に里美が近づき、
いきなりキスをしました。

「里美……」

私は驚いて里美を見ますが、里美はじっと私の瞳を覗き込むように
しています。妻はそんな私と里美に少し寂しそうな表情を向けてい
ます。里美は私の耳元に口を寄せ、ささやきかけました。

「ごめんなさい……○○さん、奥様の身体、いただいちゃった」
「なんだって?」

私は里美の言葉に再び驚きます。

「奥様、昨日の夜からだいぶ熱は下がり始めたんだけれど、悪寒が
するらしくて震えていらっしゃったから、私、裸になって奥様を暖
めたの。じっと抱き合っているうちに奥様は随分落ち着かれたんだ
けど、段々変な気持ちになっちゃって……」

妻と里美は裸で抱き合いながら、互いの指先で女の部分を愛し合い、
ついには2人で絶頂に達したというのです。

「奥様、レズビアンもお嫌いじゃないみたいだったわ。ひょっとし
て経験があるのかと思って聞いてみたら、結婚前の女子大に通って
いた頃、お相手がいたんですって。驚いたわ」

それは私のほうが驚きました。

妻は私と結婚するまで処女でしたので、性というもの全般に奥手だ
とばかり思っていたのですが、なんとレズビアンの経験があったと
は……。

「とはいってもほとんどが精神的なもので、実際にベッドでペッテ
ィングしたのは2、3回だけらしいけれど。ただ、レズビアンの癖
はその後も治らなかったみたいね。ああいうのは一生尾を引くのか
しら……」
「どういう意味だ?」

私は不吉な予感に駆られて尋ねます。

「奥様が道岡のクリニックで告白した『D』って同窓生の話、覚え
ている?」
「もちろんだ」
「……あのDって人、女性なのよ」

今日は何度驚かされることになるのでしょうか。

「で、でも……」
「そう言えば奥様は、Dが男性だとは一言も言ってなかったわね」
「し、しかし……一晩中ズッコンバッコンっていうのは?」
「もちろんレズビアン用のディルド(張り型)を使ってね。男は一
度出したらなかなか回復しないけれど、レズなら一晩中だって出来
るからいいよね」

里美は納得したようにうなずきます。

「それじゃあ、今も関係が続いているというのは、本当なのか?」
「腐れ縁みたいになっているんでしょうね。奥様も相手も一種のバ
イセクシュアルで、レズじゃなきゃ駄目とか男じゃなきゃ駄目とい
ったのがないみたい。それとレズと男は別で、彼女との関係につい
て、○○さんに対してある程度罪悪感は持っていたけれど、○○さ
んとの愛情と両立しないものだとまでは思っていなかったみたいね」

呆然と里美の言葉を聞いている私に、土下座したままの妻が再び深
々と頭を下げました。

「あなた……長尾先生とのことなんですが……」
「あ、ああ……」

そうだ、その件もあったかと私は間の抜けた返事をします。

「本当に申し訳ありませんでした。昨年の8月、厚生部の懇親会が
あったとき、執行部の江藤さんも参加されて……私と藤村さんは知
らないうちに彼女に薬を飲まされてしまったのです。その時は薬だ
とは気づかず、飲みすぎたとせいだとばかり思っていました」
「ふらふらになった私たちを教師の中では若手で、ラグビー部出身
で体力もある長尾先生と西岡先生が送っていくことになって、気が
ついたときは私は長尾先生にラブホテルに連れ込まれて、裸で抱き
合っていました」

私が心の用意が出来ていないのにもかかわらず、妻は早く重荷を下
ろしたいのか告白を続けます。
KYO 7/8(土) 20:39:44 No.20060708203944 削除
「私が気がつくと長尾先生はベッドから飛び出るようにして、私が
余り気分が悪そうだったから休ませようと思った。やましい気持ち
はまるでないつもりだったが、以前から綺麗だと思い憧れていた私
の下着姿を見ているうちに我慢できなくなった。ご主人や浩樹に顔
向けの出来ないことをしてしまったので、B高校を辞め、2人に謝
りたいと言い出しました」

どこかで聞いた話だな、と私は妙に冷静な気持ちで妻の話を聞いて
います。

「私は驚いて、そんなことをされたら家庭が滅茶苦茶になってしま
うし、PTA中に噂が広まってしまう。絶対にやめて欲しいと頼み
ました。あなたには私から話をするからと。でもすっかりパニック
になった彼は私の言うことを聞かず、私は彼を落ち着かせるために
身体を抱いて……」
「またセックスしたのか?」
「すみません……」

妻はまた深々と頭を下げます。結局長尾との関係はずるずると続き、
妻が長尾の本性に気づく頃にはすっかり深みにはまっていました。
私は妻の性格を「頼まれたら断れない」と評したことがありますが、
それだけではなく、イケメンのスポーツマンで母親からも人気のあ
る長尾が自分に夢中だということに悪い気がしなかったようです。

それでも妻は今年の3月に長尾との関係を清算することになります
が、妻の秘密を握った犬山たちによって罠にはめられていくのです。

今年の3月終わりごろに藤村さんに呼び出された妻は、その場にい
た犬山たちに長尾との関係をちらつかされながら脅迫されます。

それはPTAで妻と長尾、藤村さんと西岡の関係を問題にし、2人
の教師を処分してもらう。ただし藤村さんと妻が役員を引き受け、
1年間、月に2度だけ自分たちの欲望処理の相手をすれば関係は秘
密にしておいても良いというストレートなものでした。驚いた妻は
犬山たちの欲求を拒みますが、夫への発覚を恐れる藤村さんに懇願
され、やむなくその条件を飲んでしまうのです。この段階では長尾、
西岡と犬山たちがグルだとは明かされていませんでした。この日に
妻と藤村さんは早速犬山たちによって犯されます。

その後毎週のように妻と藤村さんは犬山たちに呼び出され、2人は
交互に彼らの慰みものになります。最初はただ犯すだけだったのが、
徐々に犬山たちの変質性が発揮され、妻は徐々に彼らに作り変えら
れていきます。

その頃妻は役員会で家に帰るのが遅くなったら、男性役員に交互に
タクシーで送られていましたが、だいたいその日に妻を送ってきた
人間が妻に対して自分の趣味を発揮したようです。

初回は毛塚がそのフェチシズムを発揮し、妻に陰毛が透けて見えた
り局部に穴の空いたパンティや、かろうじて乳首を覆うのみのブラ
ジャーを順に着せたり、赤いガーターベルトを着けさせてストリッ
プを演じさせたりしました。

次は三度の飯よりもセクハラが好きな橋本です。橋本はどうやって
手にいれたのか妻に勤め先の銀行の制服を着せると、わざわざスチ
ールのデスクまで取り寄せ、オフィスでセクハラを行うというシチ
ュエーションでのイメージプレイを強制しました。妻の役割は「セ
ックスレスで欲求不満になっている人妻パート社員」という侮蔑的
なもので、橋本のセクハラを悦んで受けるという日頃の妻とは真反
対のものです。

3人目は道岡です。妻はここで初めて道岡特有の、ローターやバイ
ブを使用したねっとりした責めを受けることになります。妻は素っ
裸にされてベッドの上に拘束され、道岡のリードの元、4人がかり
で責め立てられました。長時間にわたって寸止めの責めを施された
妻は狂乱状態となり、「お願い、イカせて!」と男たちに懇願する
ようになります。妻はさんざん焦らされた後、男たちの責めで何度
も絶頂に達したのです。

そしてその次に犬山によって、妻は女としての矜持を完全に破壊さ
れるような責めを受けます。西伊豆へのセックス慰安旅行を拒絶し
た妻は犬山によって仕置きをされたのです。クリトリスを指ではじ
かれ、小陰唇にクリップをはめられ、アヌスにガラス棒を挿入され
た妻は最後に尿道への電気責めというすさまじい拷問を受け、つい
に屈服したのです。

西伊豆で妻と藤村さんに行われた行為はほぼ私の想像していたとお
りでした。宴会の前に男たちとともに混浴をさせられた妻と藤村さ
んは、素っ裸のまま露天風呂で並んで放尿まで強いられます。その
後三助のように男たちの背中を洗わされた後、宴会に突入するのです。

宴会では2人の人妻は、犬山たちによって呼ばれた2人のコンパニ
オンと同じスケスケの衣装を着せられ、野球拳、王様ゲーム、わか
め酒といった淫靡な遊戯の相手をさせられます。すっかり酔っ払っ
た男たちは妻たちやコンパニオンと一緒に再び風呂になだれ込み、
ソープ嬢の真似事をさせられたあげく4人に交互に犯されたのです。

この時点では妻も藤村さんも、長尾と西岡が犬山たちとグルだとい
うことに気がついています。しかしもはや自分たちの力では抜け出
せないほど深みにはまっており、週末だけでなく平日も、オンライ
ン役員会のシステムを使って嬲られることになるのです。

妻から全ての告白を聞いた私はこれからどうすべきか考え込みます。
高校の同窓生とのレズビアンの関係はともかくとして、少なくとも
長尾とのことでは妻は私を裏切っていました。しかし、その後の役
員会で犬山たちに受けた仕打ちは哀れといえます。

しかし里美の言うには妻は犬山たちの責めを跳ね返し、受容し、さ
らには彼らの嗜虐心を掻き立てるほどに変容・進化を遂げました。
今私の目の前にいる妻は私が知っていた妻とはまったく違う女にな
っているといえるのです。
KYO 7/8(土) 20:41:09 No.20060708204109 削除
私はこれからの妻、いや、絵梨子という女との関係をどうするのか
決めなければなりません。離婚するべきか、夫婦としての関係を再
び築き上げるべきか、それとも里美と組むことによって妻への復讐
を果たしつつ、関係を維持するのか。私は頭を抱えました。

「奥様、もうこの家には奥様の居場所はないわよ。○○さんは私が
いただきますわ!」

迷っている私の心を見透かしたように、里美はいきなり私に抱きつ
くとキスをしました。妻はベッドでレズビアンの契りを交わし、さ
っきまで楽しそうに談笑していた抱き合っていた里美から残酷な言
葉を投げつけられ明らかに衝撃を受けたような表情を見せています。

「言っておくけれど私と○○さんの関係は、奥様と長尾の関係が明
らかになってのことだから、有責なのは奥様の方よ。わかるわね?」
「里美……」
「ねえ、あなた……いつこの不倫女を追い出してくれるの? 里美、
あなたと早く一緒になりたいわ……」

妻の目にみるみる涙が溢れてきます。

「あなた……本当なんですか」
「い、いや……これは……」
「お願いです!!」

妻はそう叫ぶと額を床に摩り付けました。

「どんなことをしてでも償います。で、ですから、この家において
ください。あなたや浩樹と別れて暮らす人生なんて考えられません」
「そんなに大事な家族なら、どうして浮気なんかしたのよ」
「わ、私が馬鹿でした。反省しています。い、いえ、反省が足らな
いのなら絵梨子をお仕置きしてくださいっ。どんなお仕置きでも受
けますわっ!!」

私は妻の身も世もないといった感じの哀願を呆気に取られて眺めて
います。里美が私に身体を寄せると、耳元でささやきました。

「ねえ……○○さん、奥様のあそこ、今絶対濡れているわよ……」


それから私と妻、そして里美の奇妙な三角関係が始まりました。里
美は「私からの指示」という名目で妻の「淫乱性を矯正するため」
に禁欲を強いました。

しかしながら禁じたのは「前での交わり」だけで、私の性欲を解消
するのは肛門を使うように命じたのです。長尾や犬山たちにも後ろ
は犯されなかった妻は、それを捧げることが私に対する贖罪にでも
なるとでもいうように、悦んで私に貫かれたのです。

私は妻のアヌスの、前門とはまた違った鋭い感触の虜になり、毎日
のように妻と交わりました。妻は私の(実は里美の)言い付けを忠
実に守り、秘園から淫蜜をとめどなく流しながらもそこへの挿入を
求めるのを必死で堪えていました。そしてそれが妻のアヌスの性感
を限りなくたかめついに妻は後ろでも気をやれるようになったので
す。

里美による妻に対する調教も着々と進められました。里美は妻の肉
体を直接責めることはありませんが、浩樹や私が不在で、妻がパー
トのない日にやって来ては、私の妻としてふるまいます。その際に
妻を「自らの不倫の過ちによって妻の座を失ったが、一文無しのた
め行くところもなく、後妻の情けにすがりついて女中として働くこ
とにより家においてもらっている前妻」に見立てた仕置きを行うの
です。一種のイメージプレイのようなものでしょうか。

里美が予想した通りこのシチュエーションは、妻の被虐的な性感を
最高に高めるようでした。妻は日中、散々里美にこきつかわれたあ
げく「一日の指導の感謝」としてベッドの中で里美に奉仕します。

「役員会」も復活させました。といってもそれは里美が企画した責
めを3人の熟女役員たちに対して行うだけのものです。レズっ気が
ある妻に対しては、早速藤村さんを誘惑し、交わることを命じまし
た。藤村さんはレズは初体験のようでしたがすぐに順応し、双頭の
張り型で同時に気をやるまでになりました。

見ごたえがあったのは妻と藤村さんのコンビ対江藤さんのプレイで
す。互いに屈折した感情がありますから迫力があります。まず、妻
と藤村さんによって江藤さんを責めさせます。浣腸、クリキャップ、
肛門責めなど妻は自分が犬山たちによって施された責めを江藤さん
に対して次々に行っていきます。SMプレイはほとんど初心者であ
った藤村さんも妻に煽られるようにサドっ気を発揮していくように
なったのは見ものでした。

次に攻守交替で、江藤さんに妻と藤村さんを責めさせます。1対2
では手が足らないので、里美を江藤さんに加勢させます。江藤さん
に尿道を責められて口惜し泣きする妻の姿はなんともエロチックで
した。

5人の男女の倒錯的なプレイは日を追うに連れてエスカレートして
いき、ついに江藤さん、藤村さん、妻に美容形成手術を受けさせる
に至ったのです。


「3人呼吸を合わせてイクのよ! 出来ないとお仕置きよ!」

里美が目を輝かせ、呼吸を荒くしながら妻たちに命じます。3人の
美熟女は「ハ、ハイっ!」と同時に返事をします。里美は興奮して
きたのか、いつの間にかスーツを脱ぎ捨てて黒い下着姿になってい
ます。

若々しく、美しく変貌した3人の女たちが妖艶なランジェリー姿で
私の目の前で淫靡なショーを展開しています。暫く前では想像も出
来なかったことです。まさにハーレムの王にも例えられる境遇でし
ょう。

しかし私の心はなんとも説明のつかない寂寥感に覆われていました。

この倒錯的な関係は来年3月の役員の任期終了までと決めており、
その後、江藤さんと藤村さんは日常に戻っていくでしょう。それぞ
れが新しいパートナーを見つければ別ですが。

その頃、私と妻、そして里美の関係はどうなっているでしょうか。

不倫、レズビアン、SM……妻の底知れない倒錯の性への欲求を覗
き見た私は、これからも里美とともに「主人(Master)」である妻
の性の「下僕(Servant)」として仕え続ける日々が続くのだろうか、
とぼんやり思いました。

「ああっ!」
「い、イクっ!」
「わ、わたしもっ!」

3人の女がほぼ同時に絶頂に達し、里美がケラケラ笑う声が部屋に
響きました。私は妻たちの痴態を眺めながら、犬山のホテルで妻が
責められる姿を見ながら自慰に耽った日のことを、なぜか懐かしく
思い出していました。

(完)
KYO 7/8(土) 20:43:41 No.20060708204341 削除
だらだらと長い物語にお付き合いいただき、有難うございました。

『役員会』は過去、『妻物語』に掲載された作品の中では最も長い
部類に入るのではないかと思います。私が知る限りでは本作より長
いのは『妻のヌードモデル体験』と『我妻物語』の2作のみ。フィ
クション系ではおそらく最長でしょう。

『役員会』は完全なフィクションですが、何人かの登場人物にはモ
デルがいます。また、「絵梨子」のモデルはやはり私の妻です。妻
が毎週末のように役員会に出かけますので、何かあるんじゃないか
という妄想が膨らんだものです。

ところで、「妻の痴態を目撃する」というシチュエーションはこの
手のお話ではいわば定番アイテムでしょう。そのためにビデオ、D
VD、または覗きなど過去色々な手段が描写されてきました。最近
記憶しているので私が秀逸と感じたのは『隣の芝生』の、「日記を
読む」というパターンでしょうか。

オーソドックスに「ビデオを観る」というので忘れられない作品は
『本性』でしょう。『本性』は私にとって「寝取られもの」のマイ
ベストです。

ところで妻の痴態はリアルタイムで目撃した方がお話としては迫力
がある。すると「リアルタイムで見ているのに、どうして妻を助け
ないのか?」というジレンマが生じます。

それを解決するために「コピーガード付きストリーミング(ライブ
チャット)」というのをとり上げてみたのが本作です。

エンディングについても色々迷いました。有力だったのは里美が今
回の体験を小説にして主人公の会社に持ち込む。その作品『恥辱の
役員会』の出だしがこの『役員会』に重なって終わるというもの。
なかなか洒落ているなとは思っていたのですが、反面どこかで聞い
たようなアイデアでもあり、結局没になりました。

SM的描写について色々とご批判がありました。その手の趣味のな
い方には不快に思われたことと思います。お詫びいたします。

さて、そうは言いましてもやはりもう少し過激に書きたかった、と
いう思いはあります。特に江藤さん、藤村さん、絵梨子の3人の熟
女を並べて調教するシーンなどは魅力的です。慰安旅行もこのメン
バーで行ってみるのも面白いかと思います。S女としての里美もも
っと活躍させたかったです。

そういう訳で今後『役員会』は後日談も含めて全面的にリライトし
て、再発表する可能性があります。

ただし「他の誰にでも公開されているサイト(無料サイト)で、マ
ルチポストを認めていないサイト(具体的には『囚人のジレンマ』
を掲載しているサイトです)」に発表する場合以外は『妻物語』か
らは削除しないでそのままにしておきます。

第1作の『変身』を投稿開始したのが今年の2月25日。約4ヵ月
半の間に4つの作品を完成できたのは、『妻物語』の管理人様、そ
して熱気溢れる読者の皆さまの応援のおかげと深く感謝しておりま
す。終了間際に色々とお騒がせしたことを改めてお詫びいたします。

それでは皆さま、いつかまた広いネットのどこかでお目にかかれる
ことを楽しみにしております。

本当に有難うございました。

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