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北原夏美 四十路 初裏無修正

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幸せな結末19
和君 6/14(日) 18:24:38 No.20090614182438 削除
美千代から預かった合鍵を使って鍵を開け、部屋に飛び込みました。

居間にはいません。
寝室のドアを開けると、

「和君? 和君なの」

「美千代か?」

飛び込んで驚きました。
部屋の隅で、服をぼろぼろにひき裂かれた美千代がうずくまっています。
頬は腫れています。

私を見ると美千代は意味不明の言葉でしゃくり上げている。

「清水がやったのか?}

大きく頷いて悲鳴に近い声をあげて鳴き出した。
やさしく抱きしめて、落ち着くのを待っていた。

当然、携帯が鳴った。洋子からである。

「和君、出てこないと駄目ですよ」

「後から事情は説明する。今日は有給にしておいてくれ」

「女性を泣かしているんですか。良くないですよ。
私がいるの忘れないでくださいよ」

おい冗談かよ。私はパニックなのに。
戻ると、美千代は少し落ち着いていた。

服を着替えさせて、コーヒーを出すと飲みながら話し始めた。

十二時過ぎ、清水は酒に酔って帰宅しました。

「酒持って来い。早くしろ」

酒飲みながらを、清水は「何であいつがうちの会社までくるのだ」
「俺の加奈を連れて行った」「加奈は俺のものだ」「俺の下で感じたくせに」
悪態を吐いていたが、美千代を見ると悪態は更に酷くなった。

「六月に結婚したのは間違いだった」
「お前さえいなければ、加奈と結婚出来たのに・・・」

涙ぐんだ美千代の頬を張り倒し

「うるさい!黙れ、泣くな」

そう言いながら、服を引き裂いたそうです。
「やめて」と泣く美千代をもう一度張り倒すと

「立って下着を脱げ」

美千代は恐怖に震えて下着を脱ぎました。

「アソコを顔に押し付けろ」

言われたとおりにしました。
アソコに舌を入れ、舐めながら

「俺の命令は絶対だぞ。解ったか、加奈」

美千代は背筋が氷つきました。
この人は私の事なんか頭に無いんだ。

「舐めてくれ」

美千代は、ズボンをずらすと、フェラをします。

「上に乗れ、加奈」

美千代は全てを諦め、清水の上に乗りました。

酩酊して意識が無いにしろ、美千代には惨い話です。

体を入れ替え、清水が上になりました。

「お願い。今日は危ない日なの。コンドームを使って」

「嫌だ、俺の子供を生むんだ、加奈」

美千代は狂ったように抵抗しました。

「いく、加奈は俺のものだ」

美千代は中に出されました。
清水は狂ったように何回も体位を変えながら膣内に射精をしました。

「加奈、その体をあほな亭主にみせてやれ
俺のもだぞ、忘れるな」

そういい残すと外にふらふらと出て行って帰ってこなかった。

泣きながら美千代は訴えました。

「助けて、和君 私・・・・・・ 」

恐怖怯えながら抱きついてきました。
半狂乱の状況です。
美千代は完全にパニックに陥っています。
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幸せな結末18
和君 6/13(土) 08:57:30 No.20090613085730 削除
営業部長から、加奈の会社の専務が計画に難色を示しているので
説得をして欲しいと依頼をされる。
何で私がと拒否の姿勢を示すと、上を指差し、解ってくれとのことである。
難色の理由を聞くとどうも誤解をしているらしいので、
後からアポを取ってみて、取れ次第行くと約束をし部屋に戻る。

洋子が熱いコーヒーを持ってきた。

洋子は向かいのソファに座って、一緒にコーヒーを飲んだ。
白いブラウスに黒いブラが透ける。
とても38歳が穿くようには見えないタイトのミニスカート

向かい合わせで座って、洋子を見ると抱きたくなるほどいい女である。
じっと見ていると、少し足が開き気味で奥が見える。
黒い下着が見える。あれガードルはと思って見ていたら、
「何見ているんです。エッチ」と軽くいなされる。
ばれてたか。

加奈の会社にアポを取ると、三時で約束が取れる。
でも、今回のプロジェクトはやけに私の仕事があるのが面白くありません。

加奈に電話を入れました。
加奈は私の関わりを知りません。私が表立って出ることは無いです。

「加奈の会社の近くで、仕事が終わるけど、飯でも食おうか」
「いいよ、何時に待ち合わせる?」
「五時半に会社の前に行く」
「OK、いいよ」

受付で用件を伝えると、応接室に通された。
専務と笹森部長が立ち会った。

カバンから、計画詳細のデーターが記載された資料とPCにセットしたDVDで説明をする。
大阪の取引先の関わりが不明とことなので、近いうちに行って来る約束をして話は終わる。
慌てて裏口から飛び出し、建物を半周して正面入り口の前で待つ。

五時半、加奈が出てきた。

「明日雨降るよ」

「どうして?」

「だって、和君が外で仕事するなんて」

私だってたまには外に出ることもあるのです。

加奈が嬉しそうに腕を組んできた。
何気なく後ろを振り返ると、上の窓から清水が鬼か般若かといった形相で睨んでいた。
私が加奈と一緒にいて、何が悪い。
加奈は私の妻だと心の中で叫びました。

加奈との外食は本当に久しぶりでした。
お酒もちょっぴり飲み、ほろ酔い加減で家に帰りました。

朝、会社に行く途中、携帯に美千代から電話が入りました。

「美千代かどうした?こんな朝早くから、何か用かな」

電話の向こうでは、意味不明の言葉を半狂乱で叫んでいる美千代の声がします。
私は慌てて、美千代のマンションに向かいました。
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幸せな結末17
和君 6/12(金) 17:54:40 No.20090612175440 削除
十月に入るとプロジェクトは始動し始めました。
加奈も一生懸命動いている様です。
以前と違ったのは以前に比べて早く帰る日が多くなったことです。

私は清水が今度歯向かったときの為に清水の家族の身辺調査を依頼をした。
一家離散に追い込むまでの材料は全て揃った。
妹たちは悪い兄貴を持ったと一生恨むだろう。
願わくば使わずに終わらせたいと思っております。


プロジェクト開始から半月時程経った日
出社すると、私の部屋に、三十後半の女性がいます。
会釈されましたが知っている記憶はありません。

女性は自己紹介をしました。
平井洋子、38歳
事務として派遣され来たとのことです。

慌てて部長に聞きにいくと、携帯にも出ない、どこに行った解らないから
私専用の連絡要員をつけた。
三つ指に手綱がついたと笑っていました。

部屋に戻って、まじまじと見ると部長の言っていた私好みを選んだが理解できました。
ブラウスから透けて見える黒のブラに隠された乳房の形
短めのタイトに強調されたヒップの形といい私好みです。

机の上の履歴書を見ると、旦那 四十ハ歳、商事会社勤務
洋子より十歳年上です。
高校・中学の子供がいます。

することも無いしさせることも無いので世間話をしている最中に、
正社員の話が出てなれたらいいなと言うので、部長に交渉して正社員で雇用することが決定.
平井さんは突然の事に驚いていた。

取り合えず、手書きで殴り書き程度にしてあったメモから、報告書を作成してもらいました。
わからない点は、私に確認してきます。
肩に手をおくと、セクハラですよと軽くあしらわれる。

出来上がった報告書を見て、私が作るのより数段立派です。

「あの、聞いていいですか?
報告書にある様な調査してるんですか?」

「うん。丸秘・社外秘だから、秘密にしてね。
だから正社員になることをお願いしたの。
僕と洋子しか知らない秘密だから」

勝手に名前を呼び捨てです。肩に手を置いて

「内緒にしてね」

洋子は頷きましたが、肩に置いた手を払おうとはしません。

「洋子、金曜日のの晩、歓迎会したんだけど良いかな?
時間空けられる」
「もう、名前で呼び捨てですか?」
「嫌か」
「いいえ、構いません」

金曜日の晩、フレンチレストランで食事をしました。
家族構成とか趣味とか色々な話を聞きました。

もう一軒と誘い、夜景の見えるラウンジへ
肩に手をおくと、ムードに酔ったのかもたれてきます。

何と人妻は簡単に落ちるものかと我ながら感心。

尻に手をまわすとガードルをしています

「ガードルしてるんだ。堅い女なんだ」

「そうです。和君のような狼から身を守るためです」

「私は羊の皮を被った山羊、可愛いものだよ」

「可愛い山羊さんがこんなことするのですか?」

私は、洋子のお尻を撫でながら

「私はしてないほうが好きだな」

そう言って、右手で太腿を撫でながら、
スカートの上からアソコを押して

「な、触り辛いだろう」

洋子は、私の手を上から押さえると

「エッチ。私は和君の女ではありません。他の女性に言ってください。
あたしは主人一筋です」

「御主人以外知らないんだ」

「そうです。主人以外触らせません。絶対に・・・」

その言葉は、洋子が自分自身に言いきかせてるのでしょう。

心が揺れ動いている様子が手に取るように解ります。


スカートの上から、アソコを愛撫しつつ、話をうまく聞き出します。

旦那以外は知らないこと、SEXはここ一年くらいご無沙汰だとか。

顔を近づけていって、

「キスもしたことないの?」

「はい」

「じゃ、してみようか」

「エッ」

強引に唇を奪った。舌を入れると応じてくる。
ブラウスの上から乳房を揉むと小さな声を上げた。

ブラウスのボタンを外して、手を突っ込み直に乳房を揉む。
私好みの乳房です。

「乳房も、ご主人以外触らせないの」

「絶対に・・・」

それ以上は声になりません。小さな声で喘いでいます。

「洋子は健気な奥さんだね。旦那さん以外は触らせないんだ」

「それ以上言わないで・・・」

乳房を楽しんだ後。スカートを少しづつ捲り、
ガードルの上からアソコを触りながら

「ガードルをしてない洋子が見たいな」

「馬鹿・・、今日は遅いから・・・・」

意味深な言葉である。
期待していいかな
感触を楽しんだ後、自宅まで送り届けて別れた。
別れ際に、近所の目を気にして嫌がる洋子に無理やりキス。
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幸せな結末16
和君 6/10(水) 05:21:21 No.20090610052121 削除
朝 会社に顔を出すと、部長から

「今日は、穴から出て仕事かい。営業も大変だな。三つ指まで頼むなんて」

アポ取ってごたごたは面倒くさいので、直接尋ねる。
アポなしは云々と受付は言うので、携帯で下にいると伝ると、
田辺部長は直ぐ降りてきて、応接室へ。

うちの若手と清水君が頑張りますので宜しくと挨拶。
ついでに、清水の上司美人課長ですよのおまけをつけ一件落着。

営業部長に解決した旨を報告、今日の仕事は終わりと勝手に決め直帰。

清水のマンションに行き、インターホンを鳴らす。
ドアを開けてくれたので、部屋に行く。
中に入るとローボードの上には結婚式の二人の写真、新婚旅行の写真
若い二人の部屋です。

台所でコーヒーを入れている美千代に近づき、後ろから抱きしめました。
キスをしながら、髪をあげると、この間の名残のキスマークが一杯ついてます。

「隠さないの?旦那にばれたら不味くない。
離婚とか大騒動になるよ」

「ユウちゃんは私に興味が全く無いから気づかない。
私は空気みたいなもの。
和君は私を大事にしてくれる。だから和君のもの」

一瞬にして血の気が引きます。
会ってたった四日です。
行き掛かり上抱いただけです。
遊びです。清水への腹いせです。
そんな言葉が頭の中をぐるぐると回っています。

ソファに戻って、部屋の中を見回していると、美千代がコーヒーを持って来ました。

横に座ろうとする美千代を見上げて 

「ここで服を脱いでよ」
「こんな明るいところで、恥ずかしい」

私は美千代のスカートのファスナーを下げます。
スカートが下に落ちました。
昨日までの普通の下着とは違い、今日は紐パンです。

私は上を脱ぐように言いました。
美千代は諦めて、Tシャツとブラを脱ぎました。

「美千代の下着、何もしないのに濡れてるよ。エッチなんだから」
「嘘、嫌だー」

懸命に否定しますが、染みがジワーッと広がっていきます。

「美千代の手で、紐を引いてよ」

「いやだ、恥ずかしい」

顔を赤くして拒否をしますが、無言で見ていると。諦めて紐をひきました。
下着が下に落ちます。

「キスマークだけを身に纏った裸だね」

私は、アソコに指を入れかき回しながら、
キスマークの一つ一つに舌を這わせていきます。
激しく喘いでいた美千代はたっしました。

半日、美千代とベッドの上で過ごした私は、夕方家に帰りました。
こうして、私が美千代を知ってからの一週間は終わりました。

家に戻ると、加奈が玄関まで迎えにきて、お帰りのキスをしてくれました。
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幸せな結末15
和君 6/8(月) 00:16:06 No.20090608001606 削除
加奈は清水との事を話し始めました。

私が三十歳で主任になったばかりの頃に、新卒で清水君が入ってきました。
初めて私が教育の担当になりました。
初々しくて私の教えることの 全てを、砂に水が浸み込むように覚えていきます。
可愛くて胸がキュンととなります。
私に懐いてなんて良い子なんだろう。
私の下で働く様にになって、年々男らしくなっていく清水君に心ときめきました。
三年たって、清水君が一人前になり
他の支店に転勤になった時は心にポッカリと穴が開いた感じでした。
九州・北海道と転勤先でも、メール・電話で、私に相談をしてくれて嬉しかった。
また、一緒に仕事出来たら常にいいなと思っていました。

三年前、戻ってきた時、男らしくなっているのに愕然としました。
私は四十歳、不釣合いだと思ってました。

九月の歓迎会の後、飲みすぎた清水君を送っていって、
近くの人気のない公園で、昔話をしていた時に、
いきなり抱きしめられ、キスをされた、私の女の芯の部分がキュンなりました。
アソコが熱くなり、下着を濡らします。
駄目、遅くなる夫にばれるからと言い訳をしましたが、
私も抱かれたかったです。

それから、一週間ぐらいしたとき、相談があると誘われた。
強引にラブホテルに連れて行かれましたが、本当は期待してました。

エレベーターの中で、熱いキスをされたら、震えがきます。
部屋に入ると、強引なキスを繰り返し、胸を揉まれ、アソコが愛撫されます。

わたしははしたなく声を上げます。
ブラウスをはがされ、ブラを取られ、乳房にキスをされ時、和君の顔が浮かびました。
でも、ユウちゃんの激しい愛撫に全てを忘れます。

パンツと下着を一緒にずらされ、アソコに清水君が吸い付いてきた。

「恥ずかしい、シャワーを浴びさせて」

「嫌だ、加奈の全てが知りたい」

アソコを舐められ、私は絶頂に達しました。

ベッドに寝せられ、キス・愛撫を繰りかされているうち、再度いきました。

ユウちゃんの硬いのが、私のアソコにめり込んできます。

「お願い、コンドームつけて」
「嫌だ、このままいく」
「出来たらどうするの」
「生ませる、俺の子、産んでよ、ね」
「いやー駄目、出来ちゃう」

私は異常な状況と清水君の激しい突きに同時にいきました。
ユウちゃんは何回も私の中に出します。

私は、ユウちゃんのそんな行為が怖くて、リングを装着しました。

それから、月に二三回やるようになった。

和君と違う彼の荒々しいSEXに、私はのめり込んでいきました。
本当に子宮の奥まで突き刺さる、そんな感じです。

関係を持った頃から、清水君はスカートの着用を強要しました。
どこでも、手を入れて愛撫できるのと下着を脱がせやすいからです。
職場でもどこでも、人気が無いときは触ってきます。
最初は嫌でしたがだんだん感じる様になりました。

ユウちゃんは会うたびに、加奈は俺のものだ、誰にも渡さないと攻めます。
それを聞くたびに下着を濡らします。

和君に悪いと別れを切り出したときに初めてキスマークをつけられ、
それからたびたびつけられます。

和君に首に吸われた印を見た、ユウちゃんは激しく怒り、
俺の加奈に何をするんだ。決着をつけにいくとわめき散らします。
止めるのに必死でした。
ユウちゃんが和君に潰されるのを見たくないからです。

私はユウちゃんも和君と違った意味で好きです。

和君は大きく包んでくれますが、ユウちゃんは私を頼りにして母性本能を擽るのです。
それが可愛いのです。
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幸せな結末14
和君 6/6(土) 07:30:46 No.20090606073046 削除
私は、ソファの上でぼんやりと考えております。

五月の連休明けに不倫が現実のものとして発覚した日のことを。

あの日、ソファの横のゴミ箱が一杯になったので、袋に移し変えているとき、
タバコ・・・と文字のレシートが目に入りました。
手に採ってみると、観光地のコンビニ、日付は加奈が実家に行った日のものでした。
これで不倫を確信しました。

前々から、キャリアでバリバリと、残業・出張をしているのですから、
その間に不倫の時間を入れてもおかしくありません。
加奈は女して見ればいい部類に入ります。

相手が誰かな?
野次馬根性丸出し興味深々で、調査会社に調査を依頼したのです。

相手は予想通りの清水でした。
私は反面がっかりしました。ビンゴビンゴの大本命だったからです。

私は糾弾の行動には出ませんでした。
加奈が好きで選んで入った大好きな会社です。
何とか続けさせられる方法を模索していたからです。

でも、今私は頭にきています。
月曜日に美千代と知り合って解った事は、清水は加奈一辺倒なのです。
まして、私に清水が牙を剥いていることが気に入らないのです。
あれほど私の加奈だと教えてやったのに。

美千代という清水の持ち物を大事にしないで、人の加奈を欲しがることも気にいらなのです。

清水への制裁は簡単です。
加奈・清水一蓮托生であれば別ですが、
加奈だけ何とか無傷に近い状態で考えて行動を控えてきました。、

今,美千代が手に入って、加奈も私のものだとの意識が強くなったのです。
子供のおもちゃ取り合戦みたいです。

でも今日の帰ってきた時の加奈の態度は異常です。
加奈に聞いてみたいですが、その後の私の行動に自身が持てません。
やめておいたほうが無難でしょう。

まして、美千代という極上のセックスフレンドが出来たのです。
もう少し楽しまなければ損です。

腕を組んで上を見上げ考えていました。
体が震えています。

ふと気がつくと加奈がこちらを見ています。
呼ぶと横に座りました。

私は怒りを深い闇の底に沈めます。

「和君、許してくれないよね」

「清水をか?」

「知っていたの、そうね知っているわよね。
加奈が会社辞めて家に入っても」

私は人差し指で首を落とす真似をした。

「加奈と離婚したとしても」

私は同じ動作を繰り返した。

「これ以上歯向かうなら、絶対清水は許さない」

加奈はじっと下を俯いている。

「酷いことされなかったか?」

加奈は泣き出しました。

「されたのか?」

大きく頷く。上半身を裸にすると、乳房にどす黒く歯形の後がついている。
下を脱がして確かめると、太腿にも歯形の後がくっきりと付いていた。

怒りで立ち上がろうとする私を加奈は両手で押さえた。

私は無言で、テーブルの上の携帯を取ると、短縮を押した。
呼び出し音が、静まり返った部屋の中で音楽を奏でている。

「ハイ、清水です」

「ユウちゃんの妹さんですよね?」

「ハイ、どちら様ですか?」

私は、その後何も言わず、電話を切った。

加奈は真っ青な顔をして、震えている。

「加奈、決着つけるなら、この場でつけてやる
清水を呼べ」

我に返った加奈が縋りついた。

「お願い。和君駄目!やめて!」

その声で、私は又怒りを深い闇の底に沈めた。

私は加奈に言いました。

「加奈の所とうちと田辺さんの所で進めているプロジェクトが三ヶ月位掛かるだろうから、
それが終わってから考えよう。
加奈と清水が二人抜けるとお宅の会社も大変だろうから」

私は美千代の事を考えていました。
今ここで清水を追い詰めると、その矛先は美千代に向かうでしょう。
美千代がいるから、俺は加奈さんと一緒になれないとか・・・
それだけは何とか避けたいのです。
これは私のエゴです。

当然加奈が話始めました。

「和君 私・・・・」

それは清水との事でした。 
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幸せな結末13
和君 6/5(金) 19:59:17 No.20090605195917 削除
朝起きても、夜中の事に私は今は何も言いません。
加奈もそのことには触れようとはしません。
青い顔をしているだけです。
私の性格を知っているので、私が触れない限り加奈から触れようとはしないでしょう。

加奈はスカーフを首に巻いて、会社に行く仕度をしています。
意地悪く

「似合うね、そのスカーフ」
「馬鹿、和君の意地悪のせいよ
今晩遅い?」
「私仕事をしてないので、いつも早いです」

夜は家で飯を一緒にと約束、会社に行きました。

営業部部長から用があると呼ばれ顔を出すと、

「穴から呼び出してすまんな」

三つ指ナマケモノは穴にすんでおりません。
南アメリカの木の上の動物ですと突っ込みそうになった。

清水とうちの若手と取引先の間を取り持って欲しいとのことである。
了承すると部長は安心したように

「たまに外も歩けよ。穴ばかりだと健康に悪いぞ」

若手を呼んで清水を紹介してくれた。
初めての実物との対面である。背を丸めぽそぽそと小さい声で挨拶をした。
上目遣いで見ると、こちらを睨みつけている。
多分、加奈の首のキスマークに気がついたのだろう。

夜待っていたが加奈からは何の連絡も無く、十一時過ぎに疲れた体で帰宅。
いつもなら、シャワーをすぐ浴びるのに、ソファでぐったりとしている。

スカーフはしていません。

清水君がキスマークに気づいて、和君が僕の加奈を傷物にした。
加奈は僕だけのものだと攻めたのではないですか。
そう言いたかったが

「お疲れさん。大変だな」

加奈は少し震えながら

「ご免ね、仕事のトラブルで遅くなったの
それだけだから、本当にそれだけだから」

解ってます。清水君とうちの若手のトラブルですね。
明日解決に行きます。加奈の為に。
ところで二人の仕事の相談はベッドの上でですか?
清水君でも加奈を泣かしてはいけませんよ。

ベッドに入ると、珍しく加奈がフェラをしてきて、上に乗ってきた。
裸になるのが嫌なのだろう。
直ぐに加奈は達した。その後私も射精をした。
加奈の精一杯の謝罪なのでしょう。
加奈が寝たのを確かめます。
時計を見ると、一時半を過ぎていた。

目には目を、美千代に電話をしました。
私からの電話と知った美千代は小さな声で。

「こんな時間に電話なんて不味いよ。メールにして」
「ユウちゃんは寝たのかな」
「寝たみたい」
「私の声聞きたくないのか?」
「聞きたい」
「会いたくないのか?」
「会いたい」
「美千代は誰の美千代かな?」
「和君の美千代です」
「明日会いに行くから」
「本当、うれしい。待ってる」
「愛してるよ」
「私も愛してる」

携帯を切って、清水の加奈に対する態度と変わらないな。
嫉妬とは恐ろしいもんだと感心してます。
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幸せな結末12
和君 6/4(木) 22:48:15 No.20090604224815 削除
私はベッドの中で、加奈の帰りを待っていました。
十二時時過ぎ、加奈が帰ってきました。
シャワーを浴びて横に潜り込んできます。
背を向けた加奈に、私は後ろから抱きつきました。

「いやぁ-!駄目堪忍して、今日は疲れてるの」

抱く手にグッと力を入れます。

私は心の中で、加奈に言い聞かせました。
今日、加奈のしてきたことは全部知っているよ。
体に聞いてみようね、何をしてきたか。
白状させるからね

仰向けにした加奈に、キスをしました。
舌で加奈の口の差し入れます。
加奈も舌を絡めてきます。

パジャマの上から乳房を強めに揉みます。
加奈の息が荒くなってきました。

パジャマを脱がせました。上半身裸です。

私は、蛍光灯のリモコンスイッチを押しました。
部屋が明るくなります。

加奈は大声をあげて、胸を押さえうつ伏せになりました。
後ろから、加奈を抱きしめ耳元で静かに言い聞かせました。

「手を胸から離して」

加奈は諦めて胸から手を離しました。
案の定、清水のつけたキスマークが鮮やかに白い乳房に浮かんでいます。

私は何も言わず、キスマークを人差し指で捏ね繰ります。
一つ一つ捏ね繰り回して行きます。

「許して、ごめんなさい、違うの」

加奈は意味に成らない言葉を上げて感じています。
清水の残り火に火をつけていくのですから余計燃えるわけです。

パジャマのズボンと下着を脱がしました。
もう抵抗はしません。抵抗を諦めたのです。

股を広げました。
金曜日まであった毛は今日はありません。

手で顔を押さえて加奈は喘ぎながら

「ごめんなさい」

太腿のキスマークを捏ね繰ります。
加奈のあえぎ声だけが部屋に響いてます。

中指を膣の中に入れてかき回しました。
加奈はいきました。
指を抜くと白い液の混じった愛液が垂れてきました。

私は清水のつけたキスマークの上に私のキスマークを重ねていきます。
全てつけ終わった加奈の体に、私だけがつける事が出来る印
加奈が私だけのものであることを清水君に教えることにしました。

首筋を強く吸います。キスマークがつきます。
加奈は激しく抵抗します。

「やめて、いい年してキスマーク付けて、仕事に行くなんて恥ずかしい」

私は何も言わず乳房を揉む手に少し力をいれ、
又一つキスマークをつけました。
加奈は何も言わず喘いでいるだけです。

私は加奈に生のまま挿入しました。
加奈の耳元で

「今日は危ない日だよね」

小さく頷きます。

「避妊はピル?」

大きく横に首を振ります。

「避妊してないの?」

頷きます。

「危ないね、このままだと」

私は奥で止めたまま、もう一度聞きました。

「ピル?」

とうとう加奈は小さな声で白状しました。

「リ・ん・ぐ」

私は意地悪く聞き返しました。

「リングって」

「リング入れてるの
中に出して、一緒にきて」

加奈と私は同時に達しました。

終わった後加奈は青白い顔で下を俯いたまま何も言いません。
いや言えないのです。

私は加奈を両腕で抱きしめて寝ました。
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幸せな結末11
和君 6/3(水) 23:58:26 No.20090603235826 削除
家でうとうとしていると加奈から遅くなると電話が有りました。
多分仕事ではないでしょう。
金曜日の晩不倫の告発したのに火曜日にもうかよ
清水に引きずられてだろけど。
不倫の持つ魔力に感心します。

家で飯を食う気にもなれないし、そうだ飯を一緒に食べてくれるに違いない。
駄目元で電話してみるかと、美千代に電話をします。

「和君、声聞きたかったんだ。ユウちゃん今日も遅いんだって」
「美千代 飯でも食いに行くか、行くなら迎えに行くけど、どうする」
「いく、早く迎えにきてね」

嗚呼、私も同じ穴の狢、底なしの泥沼が大きな口をあけて待っているそんな気がします。

マンションの前に、美千代は立っていました。
車に乗り込むといきなり、

「キスして、一杯キスして」

私はマンションの住民の目が気になります。
車に乗せただけでも、噂になったりヤバイのと思います。

美千代は口を尖らせて

「絶対ユウちゃん、加奈さんと会ってる。
だから、私、和君と会うの。私は和君のものだから」

仕方なくキスをしました。
美千代はルンルン気分です。
昨日、知り合いもいなくて淋しいと泣いていたしおらしさはどこに行ったのでしょう。

美千代の行きたいレストランに着きました。
一人でさっさと窓側の席に座ります。
大きなガラスで道路に面してますので、通行人には丸見えです。

私は頭を抱えました。
完全に好戦的です。清水と加奈の知り合いに対して。
私の知り合いが通ったら困るんだけどな。

食事の後、夜景が見たいと言うので、評判の夜景スッポトに車を走らせました。
眼下の夜景がきれいです。

小一時間程夜景を見て、取り留めの無いおしゃべりをして帰りました。
美千代は不満そうでしたが、近いうちに会うことを約束して送っていきました。

車をマンション前で止めると、キスをせがみます。
軽くキスをしたら、おもいっきり抱きついて舌を入れてきました。
慌てて離れました。

美千代が車の横を通った人に頭を下げています。
エッなななんだ!顔面蒼白です。見られた?

「誰?知ってる人」
「うん、鈴木さんの奥さん、見られちゃった。
噂になるかな。ヘヘヘー」

笑って済ませるもんじゃないだろう。
勘弁してよ。心臓に悪い。

別れて帰路につきました。
家で加奈の帰りを待っています。
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幸せな結末10
和君 6/3(水) 19:19:20 No.20090603191920 削除
朝は、美千代が一度やってみたかったルームサービスを頼んで
朝食を採りました。

四十五歳のおっさんの私には、一晩二回のお勤めは厳しかったです。

腹が満腹になって、私はよからぬ事を考えました。
ガウンを脱がせると、乳房を舐めていきながら、時々強く吸いました。
赤い筋がつきます。
美千代は私のしようとしたことに気づいて抵抗をします。

「つけちゃ駄目、主人にばれたら、いやぁぁ」
「美千代の白い肌に良くあうよ」

乳房・太腿にキスマークが次々と付いていきます。
私はもっとよからぬ事を考えました。

うつ伏せにすると、バックから挿入をし、片手で乳房を揉みながら
首筋にキスマークを付けていきました。

美千代は激しく抵抗します。
「首は駄目、絶対ばれるよ。嫌」
「誰にばれるの」
「主人に、ばれたら離婚される」

後ろからおもいきっリ突き上げながら、更にキスマークを付け
喘ぐ美千代に聞きました

「美千代は誰のものなのかな?
ゆうチャンのものかな」
「言わないで、お願い」

動きを止めると催促をします
もう一度聞きます

「美千代は誰のものかな?」]
「和君です。いくー」

私も美千代の中でいきました。

私の胸の中の美千代を見て、不倫てこんなに燃えるもんだ。
こんなことも言うし言わせるんだと、妙に関心をした自分がおります。
昨日あった初対面同士でこれですから
何回も関係を続けていくと完全に背徳の泥沼に嵌るなと思い、私もはまる予感がします。


少し落ち着いてから、八月を見ることにしました。

二泊三日の予定で日程が組んで有ります。
木・金・土です。
考えに考えに抜いた日程の設定です。木金と二人同時に取れません。
ですから、加奈 有給次の日は直行直帰、清水 直行直帰次の日は有給、
これで三日間確保できたことになります。
直行直帰で何か有った場合を考えると、
私の住むマンションと考え、随所に隠しカメラを備えました。

結果は大当たりでした。
読みどおりにするなよ


今回はベッドの上で二人並んでDVDを見ます。
面白くなさそうな所は飛ばします。

「あっこれ!」

美千代が声を出しました。

「嫌だ。こんな下着、恥ずかしい。若い子向けじゃない」

加奈が画面の中で甘えた声を出しています。
私はおっ不倫の定番と画面の中を見ると、確かに派手な下着です。

「この下着、車においてあったのは。酷い」

美千代が泣き出します。
抱きしめて慰めました。

九月は似たようなものだろうと、パスをし、報告書は私が預かることで同意をしました。

最後にもう一回しました。
シャワーを浴びたがりましたが拒否をし、私の愛した印を体全体に残したままホテルを出ました。
タクシーで、美千代の自宅近くまで送り、そのまま家に帰りました。
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幸せな結末9
和君 6/2(火) 20:33:06 No.20090602203306 削除
美千代の下着は濡れています。
レコーダーの音と私の手に美千代は反応していたのです。

「濡れてるよ、何で濡れてるのかな、教えてよ」
「知らない」
「言えないならやめようか」
「あぁー鹿意地悪しないで、もっとして」

左手で顔を上に向け、キスをしました。
美千代のほうから積極的に舌を絡めてきます。

首筋に舌を這わせると、ビクッと体をのけぞらけます。

右手で下着の上から押すと、染みが広がってきます。
美千代は小さな声を上げます。

「もっと大きな声を上げれば良いのに、感じているなら」
「恥ずかしい。嫌、」

下着の横から指を入れると、アソコは愛液で溢れています。
指を入れ、アソコをまさぐると美千代は体を仰け反らせ声を上げます。

美千代の喘ぎ声とレコーダーの音が交じり合って
私は一層興奮していきました。
美千代も興奮しているようです。

ブラウスのボタンを外し、ブラをずらして乳房に吸い付きました。
美千代は一層高い声で喘ぎます。

抱えるようにベッドまで、美千代を連れていくと、
服を全部剥ぎ取り、もう一度キスから始めました。

すると美千代は

「お願い、シャワーを浴びさせて」
「駄目って言ったら」

私の胸に顔を埋め甘える声で

「お・ね・が・い、ね、和君」
「一緒にシャワーを浴びようか」
「うん、いいよ」

四十五の親父は完全に人妻美千代に手玉に取られております。
頭の中は美千代との事で一杯です。

先にバスルームに入った美千代が呼んだ、 私は喜び勇んで入っていった。
私は美千代も体を念入りに洗い、美千代は私の体を洗ってくれた。

バスルームから戻ってきたときには、レコーダーは終了していました。

八月・九月の報告書の説明は、明日やることになり、
私は美千代のバスタオルを剥ぎ取り関係を持ちました。

美千代は二年以上溜めた欲求を埋めるためか積極的に応じます。

私は妊娠の事が気になっていたので、体位を変えて外だしをと・・・
美千代は上で激しく動きながら、耳元で

「一緒に・・・」

私の頭の中の理性は吹っ飛びました。
下からおもいっきり突き上げます。
上に乗った美千代の中で果てました。美千代も同時にいきました。

横に寝た美千代のアソコから、名残の白い液が流れます。
私はハット我に帰りました。まずい。
妊娠の二文字が頭を過ぎります。
美千代は何も言いません。

気掛かりだったのは、美千代の求めに応じて、
避妊もせずに中に出したことでしたが、後日無事生理があったの連絡を受け
一安心をしました。
そういう状況になると、後先考えずに妊娠の事なんか頭に無く
中だしすることが良くわかりました。
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和君 6/2(火) 00:34:24 No.20090602003424

食事中色々な事を話しました。
敢て加奈と清水の話題には触れませんでした。
三年間分のお喋り・言いたいことが胸に一杯詰まっていたのだろうな思う位、
ワインの力もあったでしょうが、しゃべり続けました。

周りからみたらどう見ても、不倫カップル
上司と部下の密会か人妻との逢瀬にしか見えません。
こういった場面を撮影されるんだと俗世の話のヒーローに酔っておりました。

部屋に戻る途中やばいことに気づき、美千代に聞きました。

「これから部屋に戻って、残りを見ると夜遅くなるから
別の部屋取っておこうか?」

「要らない。絶対要らない」

それだけしか言いません。
後は何も言わず、腕を組んだままです。

後から考えればいいやと部屋に戻りました。

部屋に戻ると七月分を、テーブルに並べました。
美千代も報告書と写真とDVDは 見なくても良いと言うのでパスをし
レコーダーを聞くことにしました。

相変わらずの清水の口説き文句が続いていました。
私の悪口と美千代に対する事もありました。
八月に戻るなら結婚するんで無かった・・・・
加奈と比較すると・・・・

「酷い事を言うね。美千代さん可哀相だね」

美千代は何も言わず私の胸に顔を埋め泣いていました。
小休止をして、泣き止むまで待ちました。

再度聞き始めます。

「駄目よ、つけちゃ」

「バレタ、今日は加奈さんの体に一杯キスマークをつけるんだ」

「主人にばれたらどうするの」

「求めてきたら具合悪いとかで拒否、加奈は俺のものだから他の男には抱かせない」

「ばれたら離婚されちゃうよ」

「離婚されたら、俺と一緒になろうよ
なんなら、直接言ってやろうか。加奈は俺の女だって」

「それだけは止めて、ユウちゃんが潰されちゃうよ」

「潰される、三つ指で引っかくだろ、上等だね」

私は思わず笑いました。向こう見ずの若さっていいもんだと。
美千代が不思議そうに私を見ました。

「清水君て自信家だなって思ったからさ。挫折を知らないんだろうな」

「多分知らないと思う。高校・大学はエリート校だし、会社でも出世コースまっしぐらだから」


声が流れています

「ここに一つ、ここに二つ、太腿にも、本当に一杯付いてるな。 全部俺の愛のシルシ」

「ヤメテ、早く入れて、我慢出来ない」

「もうひとつ、やりたいことが有るんだ」

「なーに?やりたい事って」

「アソコの毛を剃って、パイパンにするの。いいアイデアだろう」

「絶対に嫌!」

「加奈は俺が嫌いなのか、大事でないのか」

加奈は諦めて剃らせたようです。あえぎ声だけが聞こえてました。

私は完全に興奮していました。
イメージは自分の想像で無限大に膨らんでいます。

美千代の膝に置いた手は、無意識のうちにスカートの中まで進んでいました。
気づいていない訳は有りません。
今度は意図的に右手をスカートの奥に進めました。

レコーダーからあえぎ声が流れてきます。
閉じていた足は開き気味になっています。

更に手を進め遂に下着に触れました。
下着は濡れています。
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和君 5/31(日) 19:17:52 No.20090531191752

私は、六月と書いた袋を取り出し中身を、テーブルに並べます。

報告書、数枚の写真、DVD、ボイスレコーダー

報告書には、どこで何時に待ち合わせから始まり、どこのホテルに何時に入った。
何時に出てきて、いつどこで別れたかが事細かく記載されてます。

美千代は真剣に読んでますが、 私にはそれ程興味が無いので
読んでいる美千代の顔を眺めていました。

写真は、待ち合わせ場所で車に乗る・・・ホテル・・・部屋に入る
ホテルから出る・・・キスして別れるまでが時系列で撮影されています。
説明のしようが無いので、テーブルに並べて見せました。

PCを持ってきて、DVDをセットしました。
再生されます。
動く写真です。
事実を伝えるだけで良いのですから、それでいいのですが面白くも何とも有りません。
キスシーでは、美千代はじっと見いってます。
左手で首筋をなでていますが抵抗はしません。

「大丈夫。駄目なら止めようか?」
「うん。大丈夫」

自分でしておいて、頭が痛くなってなってきました。
確か今日は、不倫された夫が、不倫相手の妻に不倫の証拠を渡す為に来てもらった日
でも今までの経過は、隠し撮りの写真・DVDを見ている恋人同士みたいです。
修羅場とかドロドロした状況は微塵もありません。
なんせ不倫修羅場の経験が無いもんでよくわかりませんが、過去の耳学問の知識でいくと,
不倫男の妻が主人の不義を謝る・・・
美千代のあっけらかんとした態度に人妻ってこんなものかなと思ったりもしていました。

「どうだった」
「キスシーにはちょっと驚い」

以外に冷静な美千代の横顔を見ていました。
見られていることに気が付いた美千代ははにかみながら下を向きました。

いよいよボイスレコーダーです。
私は一度聞いておりますのが、初めての美千代には刺激が強すぎるかも知れません。
嫌がったら止めればいいと、スイッチを入れました。

話は途中から入っています。

「・・・・・・・・・・出張に行くんだ。
よく行き先があるよな」
「お願い、主人のことは言わないでネ」
「わ!今日は主人て言った。いつもは和君なのに。
和君、僕の加奈は僕の為に尽くしてますよ」
「やめて」

キスをする音・衣擦れの音

「加奈はここが感じるんだよね」
「駄目よ、ユウちゃん、じらさないで」

私は美千代を見ました。
固まった様に身動きせずに聞いています。
肩に置いた手にちょっと力を入れてみました。
ピックと肩が痙攣をします。
まさかとは思いましが、ちょっと向きを変えて、右手を膝の上に置きました。

今日の美千代の格好ですが、膝上十センチくらいのフレアーのスカート、白のブラウスです。
ですから私が手を置いたのは、ハイソックスとスカートの間、生足の部分です。
拒否をしないので、触れたままです。

ずっーと後、美千代にこの日の気持ちを聞いたことが有ります。
清水に女として相手にされない寂しさ、不倫相手の夫を寝取ることによる加奈への復讐など
様々な気持ちが渦巻いていたといいます。

私はボイスレコーダーどころでは無くなりました。
目の前にご馳走があるのです。
頭からは浮気の説明のことは消えておりました。
膝に置いた手を少しずらしました。
美千代が両膝で、私の手を挟んだ形になりましたがそのままです。

暫くその状態で聞いておりました。

レコーダーが終わりました。
時計を見ると、六時近くです。
もう帰る時間だろうと、美千代に尋ねました。

「もうこんな時間ですからどうします?
続きは後日にします。それともコピーしたのを全部持って帰ります?」

私の中ではこの二者以外の選択はありませんでした。
彼女の答えは意外なものです。
「今日は、おばさんの所に泊まるって言ってきましたので、全部見ます」

苦虫つぶした様な顔で

「そうですか、解りました。やってしまいましょう」

頭の中では幸せの鐘が鳴り響いておりました。

「食事はどうします?」
「おまかせします」
「上のラウンジでいいですか」
「はい」

部屋を出た私に、美千代は何の躊躇いも無く腕を組んできました。

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和君 5/30(土) 16:40:19 No.20090530164019

月曜日、本社の総務に報告書を出すと、有給を取ってホテルに入った。
一時少し前、松井さんと一緒に美千代が来ました。

松井さんは美千代を私に紹介すると席を外しました。
私は軽く挨拶をし、美千代の前に座ります。

私は美千代に確認をしました。

「二人の事をどこまで把握してます?」
「不倫をしてるのかどうかも解らないのです」

私は美千代に対して全てを話すことに決め、言葉を選びながら話始めます。

これは状況証拠で確証はありませんが多分間違いないと思いますと
前置きをした上で、三年前のことから話し始めました。

一枚のプリントを渡し説明をします。

仕事の性質で細かい行動を記載する必要があったので、
私の行動と日記代わりの箇条書きを元に説明をします。

二年半前の九月、加奈、課の連中と清水君の歓迎会に行く、
帰宅午前様と記載されてます。
多分この日が不倫に走った最初の日でしょう。

以来、加奈の残業・出張・休日出勤が数多く見られるようになりました。
週に一二回会っている計算になります。

ふと、美千代を見ると唇を噛んで震えています。
横に座り、目を見ながら静かに諭すように言いました。

「思い切り泣きたいなら、私は席を外そうか?
泣き顔は見られたくないだろうから」

「いえ、ここに居てください」

そう言うと、美千代は大泣きを始めた。
肩に手を置いて抱き寄せると、
見ず知らずの私の胸で恥も外聞もなく泣き続けた。
妙な連帯感が二人を包んでいた。

暫くして、美千代は泣き出した理由を語ってくれた。

四年前、合コンで知り合い交際を始めたこと
三年前の六月に結婚したこと
八月に本社で欠員が出て、急遽本社勤務になったこと
本社勤務になってから、清水は美千代を抱かなくなったこと
こっちに来て知り合いも誰も居なく、一人さびしかったこと
今始めて抱かれなくなった理由を知り、自分が惨めだったこと
等を矢継ぎ早に語った。

美千代は三年間、頼る人の無いここで一人頑張って来たんだと思うと
愛しさがこみ上げてきた。

少し落ち着いた美千代の顔をまじまじと見たが、美人で可愛い部類に入る
体つきだって人並み以上出てるとこは出てる
清水の馬鹿たれが、勿体無い事してそう思うと興奮してきた。
抱きしめた手に力が入るが、美千代は拒否をしない。

私は何故九月に、調査依頼をしたか聞いてみた。

美千代は夫が不倫をしているのではと疑っていたが確証が無かった。
八月の二泊三日の出張の後暫くして、美千代がマイカーを運転していて
後部座席に女性の下着が挟まっていたのを発見したという。

端を摘んでみたがこれでアソコが被いさるのか?思う小さく派手な下着であった。
すぐゴミ箱に捨てた。

九月の出張が来たとき、美千代自身の疑問を晴らそうと、清水の不倫調査を依頼した。
その結果が最悪の結果となりました。

私は確認をしました。
今までの話は実際不倫の証拠は何も出てきていない。
これからは実際現物の証拠を見ることになる、辛い現実と向き合うことになるけどどうする

美千代は見る覚悟を決めたようです。
顔面蒼白で緊張してるがわかります。

私も違う意味で緊張しています。
三時間程前までは、名前だけは知っているが見ず知らずといっていい人妻
まして、それが不倫相手の妻、十五歳年下
ホテルでの密会
何のためらいも無く、美千代は横に座ってます。
私に肩を抱かれた状態でもたれているのです。
話すときだって耳元で囁いているのです。

普通は警戒して、テーブルを挟んで正面に座り、1000%防御姿勢でいるけどな
まぁラッキーかな?
これで押し倒したらどうなるのかな?
抵抗するかな、するだろうな。
あらぬ妄想が頭を駆け巡ります。

如何如何と妄想と邪心を追い払い、報告書の入ったバックを持ってきて美千代の横に座りました。
横に座るのを嫌がりません。
ごく自然の状態で、美千代は私に引っ付いています。

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和君 5/29(金) 22:37:59 No.20090529223759

私四十五歳
妻 加奈 四十三歳 会社員・課長 部下十数人
結婚二十年、一人娘は北海道の大学で青春を謳歌しております。 
定年後移住した祖母のマンションに寄生中。

加奈の不倫相手 清水祐樹 三十五歳 主任
清水の妻 美千代 三十歳 結婚三年目 子供なし

これからは若干の私の推測となる部分です。

新入社員として、入社した時の教育係は、加奈でした。
加奈から有望な新人が入ったと聞いたことがありましたので,清水の名前は知っております。

清水にしてみれば、仕事も主婦もバリバリこなす、相談にも乗ってくれる美人人妻先輩。
憧れ・恋心を抱いても不思議はありません。
私もその立場なら憧れます。
北海道、九州と支店めぐりを七年間してきて戻ってきたのは三年前でした。
戻ってきてみると、加奈は四十の熟れた体を持った女・・性的対象としても十分だったでしょう。

当社は清水君の会社の大のお得意さんですので、多分私の事も調べたと思います。
昼行灯の和君 とか三つ指ナマケモノのナマケモノが取れて三つ指と言えば、私の名前が出るくらいです。
一応肩書きは、総務部庶務二課課長
仕事はなんかの調査をしてるらしいと社内の噂
女子社員の間では、お茶を飲むのが一番の仕事だとか。

清水にしてみると、何でこんなアホに僕の加奈さんがという敵対心を燃やしたのでしょう。
俺のほうが加奈にふさわしいと自負があったのは解ります。

後輩に頼られ母性本能と四十歳の女の部分を擽られ、飲み会か出張か何かの時に強引に関係が・・・
それからずるずると関係が続いた。「妻物語」の典型の気がします。
ひょとすると、DVDか写真も有るかもしれません。

清水は私を昼行灯と揶揄していますが、加奈は逆に私に畏怖の念を持っています。
それは加奈の就職に、私が関与したときからです。

私と加奈は、大学時代に同じサークルで知り合いました。
加奈の大学卒業と同時に結婚しました。
加奈が入社した会社は、女性の総合職を採りません。加奈が最初で最後です。

私が就職した年の秋、加奈は就職活動をこの会社一本に絞り、落ちたら大学院に進むと私に話しました。

「でも、この会社、女性の総合職は募集してないぜ。一般職で受けるのかい?」

「誠心誠意話せば、絶対受かると思う。落ちても良い、絶対受ける」

腕を組み上を見上げながら考えていた私に

「久しぶりに和君のそのポーズ見たな、でも今回は無理よ」

「加奈もし、受かったら大学卒業と同時に俺と結婚してくれる」

「この会社に就職出来たら、結婚してあげる」

約束をした三日後、私は加奈を会社の前に呼び出しました。
リクルートスーツで現れた加奈は不思議そうに、私に尋ねます。

「和君、言われたとおりしてきたけど何?」

「アポは取ってある。社長を尋ねて行ってくれ」

「嘘、冗談でしょう」

「本当、時間が無いから」

会社を訪ねた加奈は、一時間後昂揚した顔で戻って来ました。

「どうだった?」

「社長と総務部長がいて、和君のこと元気にやってるかとか
うちの会社に入社したら、和君と結婚するのかいとか聞かれ、結果内定だって」

「良かったね、内定が貰えて」

「一体何したの和君教えて」

「秘密、後は加奈の力頑張れよ」

こうして加奈の就職は決まりました。
加奈には色々と聞かれましたが、就職できた理由については一切語りませんでした。
大学のサークルでは、又私の都市伝説が一つ増えました。

就職した年の六月、加奈は私の嫁になりました。
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和君 5/28(木) 23:43:10 No.20090528234310

私は加奈の寝顔を見ながら唖然とした。
普通こんな場では白状しないよな。

ここの話(妻物語)でも白を切りとおして、最後の報告書を突きつけ、不倫相手を呼べ・・・
修羅場の果てに泣きながらだよな.

気配を感じた加奈が私を見て涙を流しながら謝っています。
抱きしめながらうとうとして朝を迎えました。
起きてからも何も言いません。言う必要も無いからです。

土曜日は九時過ぎから遅い朝食を採った。

私はテレビを見ながら、月曜以降のやり方を考えておりました。
相手が清水美千代であればどこまで説明をしようか・・・・

無意識的に、腕を組み斜め上を見ながら考え事をしていた。

チラッと横を見ると加奈が不安そうな顔で私を見ています。
加奈にしてみると昨晩の強引なまでの行為といい、
今朝の態度といい不倫がばれているぞといつ切り出されるかと不安に思ったに
違いありません。

「どうした?」

「和君がその格好をしている時は何かあるもん。怖い」

加奈は私に引っ付いて離れようとしません。
ヤバイ、戦闘モードが無意識に出ていた。今追い込むわけにはいかない。
慌てて、私は週明け以降の仕事が立て込んでいて、どうしようかと考えていたと言い訳をしました。
加奈も少し安心したようですが、やはり離れようとしません。

その時電話が鳴り、加奈が出ました。
松井さんからでした。
相手と、月曜日一時に会うことを約束しましたとの連絡でした。
相手は清水美千代でした。これで懸案は一個減りました。

私は加奈に、仕事の目途が付いたんだと笑って話しかけました。

「加奈、久しぶりに散歩に行こうか。帰りにどこかでランチでもしてこようか」

「ホンと和君、加奈うれしい」

土日と加奈とは仲良くマッタリと過ごしました。
久しぶりののんびりとした休日
嵐の前の静けさでした。
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和君 5/27(水) 20:52:54 No.20090527205254

幸せな結末3
私は加奈の一番知りたがっている清水美千代との関係から話し始めました。

昨年九月私が出張に行くとき、加奈の不倫調査を依頼していきました。
六月・七月・八月に続いて四回目の調査です。

出張先のホテルで、会社に出す報告書を書いている時、調査会社の所長の田中さんから電話が入りました。

「奥さんと清水さんの調査は無事終わったのですが、ちょっとしたトラブルが有ったものでから
明日、事務所に来て貰えないか」

「トラブル? 解りました、明日夕方、お伺いします」

私はトラブル? ばれたかな? 色々な思いを巡らせながら、事務所を尋ねました。
事務所を尋ねると、田中さんと別の調査会社の松井さんがいます。

「合同の調査ですか?大掛かりな話ですね。ところでアクシデントって何です」

「実は松井さんと調査対象が被ったんですわ」

依頼者は詳しくは言えないが、現場で田中さんの職員と松井さんの職員が鉢合わせをし
話をしてみると、調査対象者は清水と加奈と解り、私が二重に依頼したのではないかと連絡との事である。

「松井さん、守秘義務で依頼主が言えないのは理解できます。
もし仮に依頼者が、清水さんの奥さんとかなら利害が一致します。
私の持っている資料関係は全て提供する用意が有りますので、一度相手側に確認してみてください」

私の名刺を渡し、田中さんから今回の結果報告書を貰って家に帰った。

家に帰ると、加奈が食事を作って待っていた。
食事を済ませ、風呂から上がると、テレビを見ている加奈の横に座った。
加奈の肩に手を置き、キスをしようとすると

「ごめん、今日疲れているの。明日にして、ネッ」

私は構わずソファに、加奈を押し倒した

「止めて!和君今日変よ。どうしたの」

「加奈が欲しい。抱きたい」

私は強引にキスをした。
舌を絡めながら、加奈の乳首を右手で摘んだ。
最初は抵抗していた加奈も徐々に感じ始め、舌を絡めてきた。
下着の上からアソコを触ると、グッショリと濡れて下着に染みを作っていた。
乳房にキスをし、キスマークを付け、舌を脇腹からお尻に這わせた。
下着をずらすと股を広げ、一瞬の隙を付き、アソコに吸い付いた。

「いやぁ~駄目!和君嫌ァ~~~」

私はアソコの中身を全部吸い出すつもりで舌を使った。
加奈は身を仰け反らせていった。
太腿にキスマークを付けながら、アソコから流れた愛液を見ると、何か白いものが混じっている。
多分精液であろう。そんな気がした。

衣服を全部剥ぐと、加奈のアソコに何もつけずに入れようとすると
加奈は抵抗をした。

「お願い。コンドームを使って。今日は危ない日なの」

私は加奈がピルか何かの避妊をしていると思ったので無視をして挿入をした。
加奈はものすごく抵抗をした。
足を目一杯に広げ奥まで突いてから、その状態で止めるとかなの方からやめないでと催促をしてきた。

「危ない日だから出来るかも知れないよ。もう抜こうか」

動いては止め、突いては抜きかけをしているうちに

「お願い、一緒に行って。中に一杯出して。大丈夫だから」

「イクッ! あああぁぁぁ~~~凄い」

ついに加奈は陥落をした。それを見て加奈の中に出した。

加奈は私の腕枕の中で呟くように独り言を言っていた。

「ごめんね、和君。愛してるは和君だけだよ」
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和君 5/27(水) 20:51:25 No.20090527205125

加奈は時間通りに,部屋を訪ねて来ました。
部屋に入ってきた加奈は,会釈した女性を見て訝しげに尋ねました。

「和君,彼女誰?」

それはそうでしょう。彼女にしてみれば別れたとはいえ,長年一緒にいた夫だった男のホテルの
部屋を訪ねるのです。心の隅に何らかの決意があったとしてもおかしくありません。

私は二人の女性を紹介しました。

「彼女が元僕の妻加奈さん。こちらの女性は清水君の元妻の美千代さん。
二人とも初対面だったよね。話には出ていたと思うけど」

「何で清水君の奥さんがここにいるの?和君とどういう関係?」

不思議がっている加奈をソファに座らせると

「これから話すこと,加奈の胸だけに収めておいて欲しいんだ。
清水君には聞かせたく無い話だから」

次に私は美千代の目を見ながら静かに尋ねた。

「美千代どうする,聞きたくない話や辛い話が一杯出てくるから何なら席外していても良いぞ」

美千代は目に一杯涙を溜めながら震える声で私に訴えた。

「ここに居ます。一緒に居させてください。私もう捨てられたく有りません」

私は加奈の向かい,美千代の横に座りました。
彼女は私の上着の裾を掴みながら小さく震えてます。
私は美千代の手を握って,諭すように言いました。

「落ち着け。どこも行かないから」

「本当に」

唖然として私たちのやり取りを見ている加奈に

「加奈,ごめんね。彼女清水君に捨てられてから少しナーバスになってるんだ。
俺にも捨てられんじゃないかって」

「清水君に捨てられるって何? 和君にも・・・私にも解るように説明して。
それに美千代さん,あなた妊娠してない?まさか和君の子供じゃないよね」

いつもは冷静な加奈が興奮気味に質問してきます。

「加奈落ち着いてよ。一つ一つ説明していくから」
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和君 5/27(水) 20:49:56 No.20090527204956

「和君?」

携帯の向こうから懐かしい声が聞こえて来た。
離婚した加奈の声である。私たちは妻の不倫が原因で二月に離婚した。

「まだ携帯変えてなかったんだ。良かった連絡が取れて。
笹森さんから明後日出発するって聞いたから。
どうしても,加奈に別れた本当の事を知って欲しかったのと,会わせたい人がいるから
明日会えないかな?」

「本当のこと?ひょっとして和君,私にまだ未練があったりして」

明るい加奈の声を聞いているうちに,涙が出てきて話し声は涙声となった。
本当は別れたくは無かった,未練たっぷりの私は涙を抑えられなかった。

「和君泣いてる,初めて和君の泣き声を聞いた,ラッキー!
和君が頭下げたら加奈戻っても良いよ。今なら間に合うよなんちゃって。
どうする?」

「茶化すなよ。会わせたい人もいるし」

「知ってる人?」

「知っているといえば知っているし。話では知っていると思う」

私は答えを曖昧にはぐらかした。ここで合わせたい人の名前を言うと,きつい加奈のことである。
会わないと言うだろうし,そうなると離婚に至る本当の理由も伝えられなくなる。
離婚の理由が加奈の不倫ではないことを言うチャンスは今しかないのである。

「変な和君。解った。で,どこに行けばいい」

「・・・ホテルでフロントで聞けば解るようにしておく。時間が長くなりそうだしあまり人に聞かれたくないから」

「加奈期待しちゃおうかな、襲わないでね」

「馬鹿言うな,じゃ明日。おやすみ」

「おやすみ,私の和君」

携帯を切ってから大きくため息をついて頭を抱え込んだ。
明日の事を考えると非常に気が重い。どうやって説明すれば良いのかを考えている内に眠れずに朝を迎えた。
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薬剤師 48.
津島正義 5/18(月) 19:57:44 No.20090518195744 削除
11月22日土曜日の夜の一時、妻とお茶を飲んでいます。いい機会だと思い、私は切り出しました。
「菜穂子、俺と引き続きやっていきたいという気持ちに変わりないか?」俺は冷静に聞きました。
「はい、変わりません。あなたと別れるなんて考えたこともありません。一生一緒にいて償いたいです。お願いします、あなた。」

私は菜穂子のしたことを一生許せないし、忘れられませんが、菜穂子を愛しているのです。ですから私も妻と別れるなんて考えたこともありません。

「私は菜穂子のしたことを許せないが、もう絶対に不倫はしないと約束するなら引き続き一緒にやっていこうと思っている。約束できるか?」俺は妻を見ながら聞きました。

「はい、もう不倫なんか絶対にしません。」と言って妻は涙を流しています。
「今度不倫したら離婚だぞ!もちろんその時には子どもたちにもすべてを話すぞ!」
「はい。約束します。もう絶対に不倫しません。」

 この時私の頭に浮気する人間はまた忘れた頃に浮気をするものだという話をどこかで聞いたことを思いだしました。

 でも私はそんな言葉を信じてはいません。人間の行動様式をそんな単純にパターン化できるものではありません。人間の行動様式はもっともっと複雑怪奇なのです。確かに浮気を繰り返す者もいますが、生涯二度と浮気をいない人間だっています。いまは二度と浮気をしないと言う妻の言葉を信じようと思います。

「それからベッドでは俺のすることを拒否するな!俺を拒否しておいて、実はやって欲しかった。だから浮気をしましたなんて言われたら堪ったものではない!」俺は語気を強めて言いました。

「はい、本当に勝手だったと反省しています。これからは何でも試みてください。あなたのお好きなようになさってください。もう絶対に逆らいません。私もして欲しいことは正直に言います。」妻は涙で顔をクチャクチャにしたまんま言いました。

「よし、今晩早速試してみる。寝室では俺に従順な妻になるんだ!いいな!」
「はい、約束します、あなた。それではお風呂の準備をしますね。」と言って妻はいそいそとお風呂の準備を始めました。

その夜を契機に夫婦の夜の回数は増え、夜の生活を夫婦で楽しむようになりました。私が新婚時代にやってみたかった行為を妻は抵抗もせず受け入れてくれます。私好みの淫乱な妻になり、今まで見せたこともないような痴態を見せるようになりました。

 私にとって妻の不倫は決して許せるものではありません。しかし、妻が不倫をしたという事実はもう消せません。二度と不倫をしないと約束させることができるだけです。元の鞘に収まると決めたからには、不倫をした妻を許せないけれども、妻を受け入れる他ないのです。

私は妻を愛しているがゆえに、今はそれでよいと思っています。将来後悔することになるかも知れませんが、今はベストの選択をしたと思っています。決して後悔はしないと私は確信しています。

 妻が変わったのは夜の夫婦生活だけではありません。昼もとにかく甲斐甲斐しく私の世話を焼いてくれます。出勤のときも帰宅したときも私の着替えを手伝ってくれますし、座れば食事やお茶がすぐ出てきます。家では私のやることがないほど世話してくれます。
 とくに休みのときなどはうっとうしいほど私の側にいて何かと世話を焼いてくれます。そうしていることがとても嬉しそうなのです。彼女にしてみればそれも私に対する償いの表現なのかも知れません。

 今年の3月のある日、「外へ出てまた働きに出たい気持ちはないのか?」と私は何気なく妻に聞いたことがあります。
 「そんな気持ちはありません。」という言葉がすぐ返ってきました。妻にはその意思が全くないようです。もう会社務めはこりごりと思っているのかも知れません。

 「俺はお前に外で働いて欲しいと思っている訳ではないよ。ちょっと聞いてみただけだ。」私は照れ笑いしながら言いました。

 父親の問題は私たち夫婦と、父や妹夫婦とで追々よく話し合って、父親にとっても私たちにとってもベストの選択をしていけばいいのかなと私は考えています。夫婦でこの問題を真摯に話し合っています。

今年(2009年)の5月の連休を利用して父親と妹夫婦、そして私たち夫婦で関東のある温泉地に行きました。母を亡くし寂しい思いをしている父を励まそうと妹と相談し計画したのです。温泉宿で酒を酌み交わしながら追々考えていかなければならない問題について率直に話し合いました。父親との同居問題はいくつかの案を提示したのですが、肝心の父が決めかねており、まだ結論が出ていません。父は真剣に考えておくということなので、同じメンバーでまた改めて相談することにしました。

 どうやら父には同じような年代の人たちがいる有料老人ホームに入りたい気持ちがあるようなのです。私には老人ホームに関する知識がありませんので、この機会にいろいろ調べてみようと思っています。私たち夫婦は既に話し合って、父親の希望通りにさせてあげようと決めております。



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薬剤師 47.
津島正義 5/17(日) 20:02:16 No.20090517200216 削除
その翌日から妻は午後3時から6時半頃まで毎日病院にいて、母を世話するようになりました。午前中にスーパーマーケットに買い物に行き、それから晩の食事を作り、暖めれば食べられるように準備して病院に行くのです。ご飯は午後6時半に炊けるようにタイマーをセットしています。

自宅から病院までは電車で30分、車だと道路が混雑していて40~50分かかります。妻はその日の荷物によって車にするか電車にするかを決めているようです。

そして母が夕食を終えるまで病院にとどまり世話をしています。着替えは父か妹が届けているようです。汚れた下着は妻が持ち帰って洗濯したり、父か妹が持ち帰って妹が洗ったりしているようです。当然のことながら家族がみんなで協力しています。私も土日に病院に見舞いに行っていますが、毎日病院で看病している妻に比べたらその負担は比較にならないほど軽微です。

そんな生活が1カ月半ほど続いていますが、妻は愚痴ひとつ言いません。人生の最後ですから自宅で悔いのない生活を送るようにとの病院側の判断で、8月末に一時退院させることにしました。病院側がサジを投げたのではなく、人生の最後ですから患者さんの希望通り自宅で過ごさせようと言うのです。

 その後2カ月ほど母は私の実家である自宅で過ごしました。妻は病院にいるときと同じように毎日母の看病に当たってくれました。妻が私の実家へ行かなかった日は6月中旬に自分の再検査のため病院へ行った日だけです。再検査の結果、妻は完全に健康を取り戻していることが分かりました。

 それはともかく、母の容態がやがて悪化し、食欲はなくなり点滴だけとなり、痩せ衰え、耳も不自由になってきました。

 医師からはガンが全身に転移しており、余命1週間との宣告を受けました。激痛を和らげるためモルヒネを使うようになっています。病院側と相談の上で個室に再入院させました。病院側の特別許可を貰って病室に布団を敷き、妻が泊まり込むようになりました。最上階にレストランがあり、妻はそこで食事を取っているようです。汚れ物は妹が来たときに持って帰って貰っているようです。

妻が病院に泊まり込むようになってから8日目に母は息を引き取りました。11月14日のことです。父は、母が菜穂子に感謝していたことをみんなのいる前で打ち明けました。今はお通夜、告別式が終わって家族・身近な親戚だけで食事を取っています。

 家族や身近な親戚はみんな妻がよくやったと褒めてくれました。不倫のことはさておき、母の看病では暑い季節から秋まで約4カ月間ずっと面倒を見てきた妻に私も感謝しています。とてもいい加減な気持ちでできることではないことは私にも分かっています。医師の診断よりも延命できたのも妻のお陰であるとみんな口を揃えて言ってくれます。

ここ4カ月間の母の看病で、私の怒りや嫉妬は少し和らいできたことは確かです。夫婦で何ヶ月ぶりかでゆったりとした気持ちでお茶を飲んでいます。村澤との問題も解決し、いずれ伴侶を亡くした父親を自分たちが引き取ることになるかも知れません。そろそろ夫婦で向き合っていろいろ話し合う時期が来たと思っています。

 人間は誰でも過ちを犯します。大切なのはその過ちと向き合い、二度と同じ過ちを犯さないこととと、迷惑をかけた人たちに誠意を持って償っていくことが大切です。妻は本当に反省し、家族に償っていくつもりでいるようです。私はそれを信じようと思います。

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薬剤師 46.
津島正義 5/16(土) 19:40:09 No.20090516194009 削除
「お前を殴って少し怒りが和らいだ。お前は離婚したし社会的な制裁も受けたので、絶対に許せないけど、俺は忘れるようにする!殴ったのが気にくわなければ警察にでも訴えろ!」私はそう言って村澤の前から姿を消しました。後日、村澤は私を訴えることもなく姿を消しました。私たち夫婦が彼に会うことはもうないと思います。

 余談ですが、それから1カ月ほどして、村澤が大阪で職を見つけたとの情報を副社長から聞きました。どうやらその情報源は三嶋社長のようでした。義弟であった人物ですから、社長も村澤のことを気にしていたようです。

それはともかく7月19日の午後、自宅に父の津島正次郎75歳から電話がありました。私は出勤していたので妻が電話に出ました。もちろん父は妻が不倫をしていたことを知りません。

「菜穂子さん、3日前にお母さんが体調不良で入院した。お母さんに結果が分かるまで正義には黙っているように言われていたんだ。検査の結果胃ガンと分かった。それも余命3カ月との診断だ。他の内臓に転移しておりもう手術できない状態だというんだ。正義には菜穂子さんからとりあえず連絡しておいてください。」父は一気に喋りました。

父から電話を受けた妻は、すぐ折り返し携帯電話で私に連絡してきました。
 「私、これから〇〇病院へ行って様子を見てきます。あなた、すいませんが食事を外で済ませてお帰りください。」

「わかった。宜しく頼む。」私はそう言って電話を切りました。一難去ってまた一難です。母京子はまだ73歳です。まだ若いのにどうしたんだろ?私はショックでしばし呆然としてしまいました。

その晩、菜穂子から母の容体を聞きました。
「お義母さんは、大分前から食欲がないなど身体の調子が悪かったのに、我慢をされていたみたいです。それで容体が悪化したと主治医の先生が言っていました。病気の様子を見るのは医者の仕事で、患者さんが様子を見ていたら手遅れになるときがある、とお医者さんが言ってました。余命3カ月の宣告ですが、お父さんの意向で本人には内緒にしています。あなたもお義母さんには悟られないようにしてくださいとのことです。病院にはお父さんだけでなく、由里さん(私の妹)が見舞いに来ていました。」妻はそう私に報告しました。

「由里さんといろいろ相談しました。由里さんはできるだけ病院に来ますが毎日は無理と言ってました。お義母さんが可愛そうです。私、罪滅ぼしに義母さんのお世話をさせてください。私、毎日病院に通います。最後までお義母さんのお世話をさせてください。」妻は真剣な顔をして私に訴えました。

「菜穂子はそれでいいのか?」
「いいです。面倒見させてください。」
「分かった。面倒を掛けるがお願いしてもいいか?」

「はい。」妻は大きく頷いて返事をしました。 「分かった。頼む。面倒をみてくれ!俺も娘も協力する。両親も、妹もみんな感謝するだろう。」
「それでは明日から病院へ通います。」
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薬剤師 45.
津島正義 5/15(金) 19:28:21 No.20090515192821 削除
「頂戴します、ありがとうございます。それでは私の方から連絡を取らせていただきます。」私は社長の配慮に感謝しながら、村澤にはこちらから連絡する旨を伝えました。

7月15日、私は村澤に電話をして、明日近くの公園で会うことにしました。15日の晩に妻にその旨を伝え、村澤に何か言うことがあるか聞いてみました。

「言うことは何もありません。バカな過ちを犯してしまったことを本当に反省しています。」妻がしおらしく言いました。
「お前に性の快楽のイロハを教えてくれた人だろ。お礼でも言っておこうか?」俺は妻にわざと嫌みを言いました。
「そんなことありません。何も言わなくて結構です。」妻は怒ったように語気を強めて言いました。

16日午後3時、私は会社近くの公園に向かいました。村澤は既に来ていました。
「三嶋社長から会社としての処分を聞いた。それと奥さんからあんたと離婚したことを聞いたよ。慰謝料でも誠意を見せて貰った。人の女房に酷いことをしておいて、肝心のあんたが謝罪に来ないとはどういう了見をしているんだ!」私は一気に捲し立てました。近くを歩いていた男の人が私の声に驚いて立ち止まってこちらを見ています。

「酷いことをしてしまい逢いづらかったんだ。欲望のままに奥さんには大変酷いことをしてしまい、大変申し訳けないと思っています。ご存知の通り、うちの女房は社長の妹で、気が強いんです。
 だから俺は家では頭が上がらなかった。俺の言うことを聞く女性、俺の気持ちを癒してくれるような女性が欲しかった。そんなとき営業部に素敵な女性がいた。それがあなたの奥さんでした。
 それで直属の部下にして口説き落とすことを考えて仕組んだのです。毎週私と一緒に出張させてそういう機会を作ったんだ。後先は何も考えなかった。菜穂子は可愛い声を出して悶える良い女だった。」村澤が長々と説明しました。

「人の女房を呼び捨てにするな!菜穂子に酷いことをしてくれたな。そんなことをしたら早晩夫婦間に嵐が吹き荒れるようになることくらい分かるだろ。それなのに心配してくれるのはお前の奥さんや会社の社長だ。みんなお前の尻ぬぐいをしたり責任を取っているんだ。お前は俺の前で正式に謝罪しようとしない。お前はやったことが酷いうえに、無責任だ!」と言いながら俺は村澤の頬に拳を振るってしまいました。

 極力冷静に振る舞おうと事前に腹に決めていたのですが、本人のでかい態度を見ていて怒りが込み上げてきて自然に手が出てしまいました。

村澤は2㍍ほど先へ倒れ込みました。
「立てよ!」俺はそう怒鳴りながら、立ち上がるところをまた拳を振るいました。村澤は2~3㍍先に倒れ込みました。私に喧嘩ではかなわないと思っているのか、心底悪いことをしたと反省しているのか、村澤は一切手を出してきません。

「俺の女房に媚薬を使ったな?」
「俺の欲望をかなえるために使った。すまなかった。」村澤が頬を撫でながら言いました。

「主婦にそんな媚薬を使ったら身体がおかしくなると思わなかったのか?」
「思った。でも使ってしまった。申し訳ない。」村澤は淡々と話しました。

「複数の薬剤を調剤して強力な媚薬を作っているだろ!それからお前が初めて妻を抱いたのは静岡でだろ、睡眠薬を使ったな、違うか?」
「その通りだ。静岡では抵抗されると思って計画したんだ。申し訳なかった。」村澤は俺の質問に真顔で答えました。

「俺たち夫婦はこれからどうするか考えている。元の鞘に収まるのはもう無理かも知れない。」脅かしのつもりで言っただけで、私はまだ妻との関係について何も決めていません。

「………」

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薬剤師 44.
津島正義 5/14(木) 19:15:58 No.20090514191558 削除
13日の午後、私は病院へ行きました。最初妻の病室へ行き、妻と一緒に病院の会議室のようなところに案内されました。そこは雑然と書類が積まれており、普通の会社なら倉庫だなと私は思いました。3~4分待っていると、担当医が来て説明を始めました。

「奥さんの検査が終わりました。体内に薬物の成分がまだかなり残留しています。市販の媚薬とは違い、どれも非常に強力なもので日本では流通していない薬剤が含まれていると専門医から報告を受けています。そんな強力な薬を普通の主婦に使うなんて非常識極まりない犯罪です。奥さんは危ないところでした。もう少し長期間投薬されていましたら、回復までに相当時間が掛かるところでした。奥さんの診察結果では、正常範囲を超える数値も出ましたが、薬の影響ですので時間が経てば正常値に戻ると思います。体内に残留している薬剤成分は時間の経過とともに自然に排泄されると診断します。従いまして今回は「要観察」ということで、念のため2カ月後に再検査したします。
 奥さんの場合、強力な媚薬を投与されていたため、異常に性欲が昂進されていたものと推測できます。明日午前11時に退院して結構です。後ほど計算書と退院後の注意事項を看護士の方から奥さんに説明いたします。」医師はそう言って退室しました。

私たちはその後、病院内にあるコーヒーショップに入り、村澤の奥さんの話を妻に伝えました。 「ハッキリとした奥さんで話していて気持ち良かったよ。別れることは聞いたけど、どういう条件なのか俺たちには関係ないから聞いていない。村澤のヤツは以前にも媚薬を使って人妻と不倫していたとのことだ。それも麻薬入りの非合法の薬を使っていたようだ。不倫相手の旦那が消費者金融にかなりの借金があって、纏まったお金が欲しくて示談にしたと言ってた。警察沙汰になるところだったが、不倫相手の旦那がすぐ金が欲しくて警察の介入を極力嫌ったみたいだ。いずれにしてもこれで一段落だ。後は会社の処分だな。」

「はい、本当にご迷惑をお掛けし申し訳ありません、あなた。」

「会社の処分が出ても出なくても村澤にはもう一度会って、正式に謝罪して貰いたいと思っている。男のけじめだ。謝罪しなければ少し痛い目を見て貰おうと思っているけど、極力自制するつもりだ。」私は静かに言いました。

「あなたは子ども達の父親ですから、犯罪者になって欲しくはありません。ですから暴力沙汰だけは避けてください。」妻は真顔で言いました。

「分かっているよ。俺の女房にこれだけのことをしたんだ。1~2発、殴らないと気が済まないと思っている。でもできるだけ暴力は控えるようにするよ。」私は自分の気持ちを正直に言いました。

7月14日午前中、妻から無事退院したとの連絡を受けました。その直後に、副社長から電話を受けました。
 「今日午後3時頃、三嶋社長が来社する。君にも会いたいそうだ。来られたらまた電話する。」奥田副社長は用件だけ言って電話を切りました。

午後3時過ぎ、電話がありました。
 「津島君、三嶋社長がお見えになった。役員応接室Bに来てくれ。」
「はい。」と言って私は役員応接室に行きました。
 
「お忙しいところお呼びだてして申し訳ありません。先日の件につきまして、社内の処分が決まりましたので、今日はそれをご報告したいと思いまして訪問させていただきました。」

「わざわざ社長自らご来社いただきまして恐縮です。」私は腰の低い社長に丁重に言いました。

「いいえ、こちらがご迷惑をお掛けしたのですから当然です。津島さんにご迷惑をお掛けしただけでなく、役員として背任行為が明らかになりましたので、臨時取締役会で村澤君を懲戒解雇にすることを決めました。」

「社として謝罪の意味を込めてこれで勘弁してください。」と社長は内ポケットから封筒を取り出して私に渡しました。中味は小切手で暮れのボーナスほどの金額でした。

 「御社の誠意を受け取らせていただきます。これで今回のことは忘れます。でも村澤さんには男として謝罪して貰いたいと思っています。」私は正直に言いました。

「それはそうでしょう。村澤君に男のけじめを付けるよう言っておきます。津島さんも機会がありましたら、村澤君と連絡を取ってください。身辺整理のため暫くはここにいるとのことです。」と言って社長はポケットからメモを取り出して私に渡しました。
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薬剤師 43.
津島正義 5/12(火) 20:15:38 No.20090512201538 削除
7月12日土曜日、村澤の奥さんがわが家にやってきました。

「暑い中をお越し頂き恐縮です。家内が検査入院しておりまして生憎留守にしています。」と私は挨拶して事情を説明しました。奥さんは背は低いが、小太りで目がクリクリとした可愛い女性でした。年令は妻と同じくらいかなと思いました。

「入院ですか?どこか悪いのですか?」
「検査入院です。3ヶ月間媚薬を投与されていたもんですから、身体に異常がないか検査して貰っています。」私は奥さんの顔を見ながら言いました。

「このたびは村澤がいろいろとご迷惑をお掛け致しまして申し訳ありませんでした。心よりお詫びいたします。また媚薬を使っていたんですね。あの人はそういう薬には長けていて、15年ほど前から薬を調達してましたが、それだけでは飽きたらず何時の頃からか自分でそういう薬を調剤して女性に使っていたようです。奥様には後遺症がないことを願うばかりです。私たちは約束どおり正式に離婚することにしました。」

「約束?」私は思わず聞き返してしまいました。
「ええ、あの人が不倫したのはこれで2度目になります。7年ほど前に同じ会社に勤めていた人妻に麻薬の入った媚薬を投与して1年ほど不倫を続けていたことがあります。それが最初です。
 相手の奥さんは身体がボロボロになり、入院して不倫が発覚したのです。相手の旦那さんがお金を必要としていたため示談で解決に応じてくれましたが、今度同じような問題を起こしたら離婚する約束でその時は元の鞘に収まったのです。」奥さんはハッキリとした声で説明しました。

「村澤は17~18年ほど前に陰茎の増強手術をしました。なんでも若い女性に男のシンボルが小さく、そのうえ早漏だとバカにされたのが手術をする動機だったようです。手術をしたことは許しましたが、その頃から女性問題を引き起こすようになりました。男の機能に自信を持つようになったのでしょう。
 1~2回の浮気は数え切れないと推測しています。私は村澤との行為を避けるようになっていましたので、その程度は許してきましたが、相手のご家族を巻き込んでご迷惑をお掛けすることだけは絶対に許せません。」奥さんはさらに説明を続けました。
 
「村澤は浪費家なものですから、お金は私が握っています。ですから私が慰謝料をお支払い致します。200万円と思っていましたが、入院していることを考慮し入院費として50万円を上乗せし、250万円でお許しください。奥様もスキがあったことでこうなったと思いますが、主人が計画的にやったことですので、奥様に対しては慰謝料を一切請求いたしません。」奥さんはキッパリ言い切りました。随分歯切れのいい奥さんだなと私は思いました。

「はい、それで私も忘れるようにします。」私はごねてもしょうがないので手を打つことにしたのです。

「ありがとうございます。会社は会社として処分するようですが、それとは別にけじめを付けさせていただきます。銀行口座番号を教えてください。」そう言って奥さんはメモを取って帰りました。

7月12日、妻から携帯電話がありました。 「お医者様があなたにお話ししたいと言っています。明日の日曜日午後3時に病院へ来てくださいということです。検査結果をお話ししたいそうです。」

「分かった。13日午後3時にそこの病室へ行けばいいのか?」私は念のため聞きました。

「私が後で聞いておきますので、あなたはこの病室に来てください。それからタンスの一番下から着替えの下着をもう一組持って来てください。」妻が私に言いました。
「分かった。持っていく。昨日は娘が夜食を作ってくれたよ。」と報告して私は電話を切りました。

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薬剤師 42.
津島正義 5/11(月) 19:33:14 No.20090511193314 削除
「夜分恐れ入ります。村澤の家内です。兄から連絡を受けました。このたびは主人が大変ご迷惑をお掛けしまして申し訳ありませんでした。そちらにお伺いしたいのですが、会って頂けないでしょうか?」

「今週の土日なら時間を取れますが……。」私はそう答えました。11日金曜日は菜穂子が病院へ行くことになっています。検査結果によっては入院ということにもなるでしょう。しかし、奥さんとはやはり会って話をしなければなりません。ですから土日に会うことにしたのです。

「それでは12日土曜日の午前10時に伺わせていただきます。」
「はい、お待ちしています。」私はそう言って電話を切りました。

11日朝、「結果は携帯で連絡しますね。」と言って妻は病院へ行く前に私が出勤するのを見送りました。

その日の昼前に、菜穂子から携帯電話がありました。「あなた、私です。今診察が終わりました。やはり検査入院するようお医者様に言われました。今日これから自宅に帰って入院の支度をして入院の手続きをします。3日間の入院になりますので、ご不便をお掛けしますがお願いします。」妻は申し訳なさそうに説明しました。

「分かった。俺のことは気にするな。今晩病院へ行く。それじゃ後で。」俺は電話を切りました。
その晩7時頃、私は病院へ行きました。看護士センターで確認して妻の病室である905号室に入りました。

4人の患者さんと同室でした。私は妻の診察結果を聞いた上で、媚薬を持ってきたかどうかを小声で聞きました。

「お医者様にお話しして、すべてお渡ししました。どういうものなのか分析検査するそうです。」妻が他の患者に聞こえないよう小声で話をしました。

「何か持ってくるものがあったら言ってくれ。俺は適当にやるから心配するな。何かあったら携帯電話をしてくれ。それじゃまた来る。」と言って私は病室を後にしようとしました。

 その時、「社長さんとの話はいかがでしたか?」
と妻が聞いてきました。
 「三嶋社長は立派な人だった。すべてをお話しし、村澤の処分を含めすべてをお任せした。村澤は最初に俺が自分のところに来ると思っていたのか、社長に呼ばれしかも俺が同席しているのを見て吃驚していた。村澤のヤツ、もっと抵抗するかと思ったけど観念したのか大筋で事実だと認めた。でもヤツは結局俺に謝らなかった。俺の女房にこれだけのことをしたのだから、絶対に謝まらせる!」私はキッパリと言いました。

 「いろいろとご迷惑をお掛けしてすいません。」妻が申し訳なさそうに小声で言いました。
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薬剤師 41.
津島正義 5/9(土) 21:15:50 No.20090509211550 削除
7月9日水曜日、約束どおり午前10時に三嶋社長を訪問しました。秘書に私の名刺を渡し三嶋社長にお会いしたいとお話しました。背が高くすらっとした若くて綺麗な女性秘書でした。

 「お話は承っております。こちらの応接室へどうぞ。ここで少々お待ち下さい。」そう言って秘書は去っていきました。6畳ほどの大きさの応接室で、応接セットの豪華さから見て役員応接室だと私は思いました。

「どうもお待たせいたしました。三嶋です。奥田さんにはいつもお世話になっております。」と言って三嶋社長は名刺を私に差し出しました。私の名刺を既に手に持っていました。

「奥田さんから用件をちょっとお聞きましたが、改めてご説明いただけますでしょうか?」

「はい、早速ですがお話を聞いてください。」と言って私はここ3ヶ月間の村澤と妻の関係をお話しました。そして写真をお見せしました。

「そんなことがあったのですか。村澤が大変ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。実は村澤は私どもの功労者なのですが、一方で取引業者からリベートを密かに受けているとの密告が複数あります。ですから事実関係を把握するため現在プロの手で調査中で、一両日中に結果が出る予定です。私としては総合的に判断したいと考えていますので、どうぞその点をお含み置き下さい。それでは村澤を呼びましょう。」

3~4分後、村澤が応接室に入ってきました。紳士然としており、いかにもエリートサラリーマンといった風情の人物でした。社長が村澤に用件を簡潔に話しました。

「津島さんの話を認めるね。津島さんの奥さんは既に退職しているようだが、まだ関係を持っているのかね?媚薬を使っているのも事実なのか?」三嶋社長はいくつかの点について村澤に確認しました。

「大筋で事実であると認めます。しかし、脅迫はしていません。少なくても私には脅す意図はありませんでした。菜穂子さんがそう受け取ったのなら仕方ありませんが……。」村澤は事実関係を大筋で認めました。村澤は脅す意図はなかったと言っていますが、菜穂子は脅されていると認識しているのです。

 「津島さん、お話しは分かりました。この件は私に任せていただけないでしょうか?責任を持って処理させていただきます。」

「はい、宜しくお願いします。」と言って私は同意しました。この場で結論が出せるような問題でないことは百も承知です。しかも社長の言うように別件があるのならなおさら一筋縄ではいかないでしょう。

三嶋社長にすべてを委ねてからわが社に戻って、奥田副社長に念のため電話をして礼を言いました。

「処分を三嶋社長に任せたのなら安心だ。何かあったら遠慮なくまた言ってきなさい!」と言って副社長は電話を切りました。

その日の夜、自宅に村澤の奥さんから電話がありました。
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薬剤師 40.
津島正義 5/8(金) 21:13:27 No.20090508211327 削除
「それから菜穂子は3カ月も媚薬を使われていたんだろ?媚薬が手に入ったらそれを持って病院へ行ってこい。一度身体を検査して貰った方がいいと思うぞ!」

「はい。私の身体を気になさってくれてありがとう、あなた。何ともないとは思いますが、念のためそうさせていただきます。」と妻は私の助言に従って診察に行ってくると約束しました。

7月8日朝8時半頃、私は妻と一緒に車でマンションに向かいました。運転手は私、妻は道案内人です。マンションは車で30分くらいのところにありました。

車を駐車場に止め、合い鍵を正面玄関の鍵穴に入れると、ドアーが開きました。すぐ2階の201号室へ行き、合い鍵を入れるとドアーはすぐ開きました。

2人で洋室に入って金庫の前に座りました。妻が金庫の鍵を回し始めると、金庫はすぐ開き、中味を出して何なのかを調べ始めました。記録済みDVDが2枚、未記録DVDが5枚、媚薬(未調剤のものを含む)が20数点、睡眠薬が2点、デジタル・ビデオカメラが1台、が入っていました。

 その中から小分けできるものは1つずつ取り、小分けできないものは箱ごと取り出しました。それに記録済みDVD2枚を取り出して金庫を閉めました。それらを用意したバッグに収めて帰り支度をしました。長居は無用です。

部屋を出て車に戻り自宅へ帰ってきました。私は車から降りてその足ですぐ出社しました。遅刻ですが、昨日部長の許可を取ってあります。出張していたため、仕事が山積しているので休みづらいのです。

その日帰宅すると、妻が村澤の自宅の住所、電話番号、会社の住所、電話番号、マンスリー・マンションの住所を記載したメモを私に手渡してくれました。

食事後、書斎でパソコンを使ってDVDを再生し、ここぞと思う場面を写真に撮っておくことにしました。予想どおりDVDの中味は、妻が積極的にセックスをしている場面ばかりです。村澤は写っていません。それでも男と絡んでいると推測できそうな写真5枚を作りました。

DVDを見たのはほんの10分程度で、後は見ないことにしました。見ない本当の理由は怖くて見る勇気がなかったのです。
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薬剤師 39.
津島正義 5/8(金) 19:49:16 No.20090508194916 削除
私は菜穂子に対して怒っていますが、菜穂子と別れようとは正直思っていないのです。私は妻が村澤に抱かれ悶えている現場を見ていたら対応が違っていたかもしれません。情けないことに私には菜穂子がいない生活など考えられないのです。

自分の妻が不倫をした場合、世間の旦那の対応は決して一様ではないでしょう。離縁する者、別居する者、やり直す者など対応は様々でしょう。正解、不正解などないのです。それぞれの立場からベストと思われる選択をするだけです。

 私の中では離婚を考える余地はないのです。このとき私は怒っていますが、離婚という文字は頭に浮かんできませんでした。妻が反省し償うつもりでいるのなら、すべてが終わってから夫婦で話し合い、元の鞘に収まるのがベストの選択であると思っています。でもすぐに結論を出すほど心に余裕はありません。

7月7日月曜日、私は3カ月ぶりに出社して、関係部長に帰国報告するとともに、臨時役員会で中国出張の成果を報告しました。

中国製品の食の安全が日本で問われていることを私も知っています。ですから製造技術や製品の品質や安全を、従業員教育の中心に据えてきました。中国では金銭欲が先行しており、品質や安全性に対する従業員の意識は正直言ってなっていないのです。

 ですから私は意識改革が必要と判断してこの面での教育を重視してきたつもりです。今後引き続き品質や安全について従業員教育をしていく必要があると思っています。この点は役員会でも報告しお願いしました。

製造部長への報告の中で、留守中の妻の件を相談しました。「〇〇株式会社の三嶋哲也社長とわが社の奥田副社長は大学時代の同じゼミの先輩後輩で懇意にしているぞ!一度相談したらどうだ。俺が副社長に話を聞いていただくよう話をしとくわ!」製造部長はそう言ってすぐ副社長に話をつけてくれました。偶然とはいえこのとき私は社内に三嶋社長の知人がいるなんて本当にラッキーだなと思いました。

早速奥田副社長に面談し、委細をお話しし三嶋社長にお会いしたい旨をお話ししました。奥田副社長は彼の会社の役員がうちの社員の奥方に手を出すとは怪しからんと言って、三嶋社長にすぐ電話をしてくれました。

9日水曜日の午前に、先方の社でお会いいただけるとの回答を得ました。早速10時にお伺いすることでアポイントが取れました。

その日帰宅して食事を取った後、「マンスリー・マンションの合い鍵あるよな?マンションに行けば入れるよな?金庫の開け方知っているよな?」と妻に確認しました。

「はい、それが何か?」
「明朝、俺をそのマンションに案内してくれ!金庫の中のものを確かめよう。物証になるかも知れない。」と私は妻に説明しました。

「明後日、三嶋社長にお会いする。すべてお話しするつもりだ。順序としては村澤と先に会うべきだと思うが、成り行きでそうなった。三嶋社長に会うとき、できれば物証があった方が説得力があるだろう。」私は妻にマンションへ行く趣旨を説明したのです。
「分かりました。案内します。」妻が私の目を見ながら返事をしました。
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薬剤師 38.
津島正義 5/7(木) 19:49:44 No.20090507194944 削除
「私にとってあなたは絶対に守りたい人です。自分の命に代えてでも守りたい人です。私が生きていく上でかけがいのない人です。それは私にとってもっとも大切な家族だからです。あなたを愛するのは夫婦愛、家族愛というべきものです。
 でも村澤は違います。好感を持っていただけで、守りたいとかは思ったことはありません。言いにくいのですが、性欲を満足させてくれましたから、正直言って好感をもっていました。素敵な人と思っていました。
 でもそれは性愛といってもよいと思いますが、あなたを愛するのとはまったく別物です。これ以上は上手く説明できません。」妻は目に涙を浮かべて必死に説明しました。

妻が説明していることが私にも何となく分かる気がして、私は話題を変えました。

「村澤は最初から菜穂子を狙って自分の直属の部下にしたんだろ!仕事だといって自分と一緒に出張させ、出張先で媚薬を使って菜穂子を自分の女に仕立てようとしたんだろ!」俺は一気に捲し立てました。

「はい、今考えるとそうだと思います。」
「菜穂子は村澤の仕掛けた罠にはまって性の悦びに溺れてしまったんだろ!村澤とすぐ別れようとは思わなかったのか?」私はまた大きな声を出してしまいました。

「はい、性の悦びに溺れていました。抗弁できません、ごめんなさい。頭の中では何度も別れようとしましたが、村澤に求められるとこの身体が反応してしまうのです。理性ではどうにも抑制できませんでした。2カ月過ぎた頃からあなたに対する罪悪感に堪えきれず、本気で別れることを考えるようになりました。」妻は涙を流し土下座をしながら説明をしました。

 「だいたい菜穂子はスキがありすぎる。菜穂子は一人娘で、学生時代に俺とつきあい始め、社会人になってすぐ結婚した。社会人と言っても薬剤の分析器械とにらめっこだった。そして結婚してすぐ子どもができて出産、育児のため専業主婦になった。
 だから男の人をよく分かっていないんじゃないか?普通の女性はたとえ相手が会社の人であっても、恋人でない限り夜お酒を飲む席に2人だけで一緒することはないぞ!ましてや主婦が家族とか兄妹など余程信頼を寄せている人でない限りそんなことはしないだろ!でも菜穂子はスキだらけで易々と誘いに乗っている。どこの企業でも地位に関係なく虎視眈々と女性を狙っている男性はいるし、その気はなくてもスキだらけの女性を見たら、普通の男でもその気になるぞ!」

 「はい、男性を分かっているつもりでしたが………言い訳できません。もうあなた以外の男性と二人だけでお茶にも食事にも絶対に行きません。約束します。」妻は相変わらず土下座をして頭を床に付けて謝っています。

「あそこの毛を剃ったのも村澤がやったのか?」
「はい、そうです。ごめんなさい、あなた!」

「菜穂子、裸になれ!全裸だ!」俺は怒鳴った。
「……はい。」妻は吃驚して私を見たが、私の顔を見て真剣であることを察したのか、温和しく脱ぎ始めました。

「そこのソファーに仰向けに寝ろ!脚はM字に開け!明るいところで見せてみろ!」私は妻に命令しました。
妻は恥ずかしそうにソファーに寐て私の言うとおりに脚を開きました。

「クリトリスが大きくなったなぁ。村澤に随分可愛がって貰ったようだな。オマ〇コが少し膨らんで小陰唇がちょっと飛び出してるじゃないか?俺の留守中、淫乱になって随分使い込んだようだな!留守中にヤツと何回していたんだ?」

「ごめんなさい、あなた………12~13回だと思います。」妻は謝ってから少し間をおいて私の質問に答えました。

「12~13回だと。よくもヌケヌケと答えられたもんだな!よ~し、衣服を着けろ!村澤の自宅の現住所、電話番号、会社の電話番号は分かっているから、そのマンスリー・マンションの住所と具体的にどこにあるのか教えてくれ。」俺は妻の返事が気に入らなくて不愉快になりながらも、妻に命令しました。

「あ~~そうだ。菜穂子はマンスリー・マンションの合い鍵を持っていたな?」
「はい、持っています。」
「作戦を考えて、後で話をする。」
「…………」
「来週は忙しくなるぞ。俺たちがこれからどうするかはすべて終わってから決める。」俺は呟くように言いました。

「許してください。どんなことでもして償います。お願いします、あなた。」妻は床に頭をつけて謝っています。
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