管理人から

管理人

Author:管理人
管理人がおすすめするカテゴリに★印をつけました。



アダルトグッズのNLS








最新記事


カテゴリ

北原夏美 四十路 初裏無修正

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
投稿者:KYO 投稿日:2006/03/02(Thu) 22:45

「そんなに見ないで……恥ずかしい」

妻は両手で小ぶりの乳房を隠します。

(何が恥ずかしいだ……お前は「淫乱人妻」だろうが……)

「スカートを脱げ」

妻は私の乱暴な口調に戸惑ったような表情を見せますが、素直にス
カートを脱ぎます。

妻のパンティはブラジャーとお揃いのコーラルピンクで、やはり綺
麗なレースの縁取りがあります。私はそれに両手をかけて一気に引
き下ろします。

「嫌っ」

いきなり全裸にされた妻は悲鳴のような声を上げてしゃがみこみま
す。

「まっすぐ立て」
「あなた……今日はどうしたの? 変だわ」
「言うとおりにするんだ」

妻は少し脅えた表情で私を見ると、言われたとおりに立ち上がりま
す。しかし、両手でしっかりと前を隠したままです。

「隠すな。ちゃんと見せろ」
「そんな……」
「いうことが聞けないのか」

妻はしょうがなく手をどけ、両脇に垂らします。私はいつの間にか
ビデオの中の男のような命令口調になっています。

私は妻の正面像を丹念にチェックすると後ろを向かせます。背中か
らヒップにかけてのラインは妻の身体の中でもっとも私が好きな箇
所です。思わず見惚れてしまいそうになりますが、当初の目的を思
い出し、浮気の痕を探します。

しかし結局、それらしい痕はどこにもありませんでした。

妻は不思議そうな顔を私に向けています。私は心の中の動揺を誤魔
化すように妻を抱きすくめると、ソファの上に押し倒しました。

「子供たちが帰ってくるわ……」
「今日は遅くなるはずだろう」
「夕食の支度をしなくちゃ……」
「後でいい」

(この女を抱けるのは今日が最後かもしれない……)

私は先ほど、自分が妻を追求しなかった本当の理由がやっとわかり
ました。私が心から愛した女、妻ともう一度セックスがしたかった
のです。修羅場を演じていたら妻を二度と抱くことは出来なかった
でしょう。

「ああ……」

うなじから胸元、そして乳首に接吻を注ぐと、妻は早くも切なげな
声を上げ始めます。妻の秘部に手をやると、早くもそこはぐっしょ
りと潤っていました。

(どうしてこんなに濡れるのが早いんだ)
(今日も男に抱かれていたからじゃないのか)

妻の愛液で濡れた指先で、硬く尖ったクリトリスをゆっくりと愛撫
します。妻の喘ぎ声はますます大きさを増していきます。

「ああ……いいわ……」

(そんな顔を男にも見せていたのか)
(今も男に可愛がられていることを想像して感じているんじゃない
のか)

妻と男に対する腹立たしさが私の愛撫を荒々しくさせます。しかし
妻はそんな私の乱暴さにもかかわらず、いつもよりも興奮するのが
早く、振幅も大きいようなのです。

(男に仕込まれたからか)

そんな言葉が頭の中に浮かびますが、艶っぽさを帯びた妻の動きに、
私もすっかり煽られていきます。

私は妻をソファに横たえると、両手を両腿にあてて思い切り開かせ
ます。まるで男に剃毛されたときのようなポーズです。

「こんな格好……」

妻は悲鳴のような声を上げて足を閉じようとします。私はそうはさ
せじとばかりに、いきなり妻の秘苑に口を押し付けました。むっと
するような妻の香り、甘ささえ感じさせる妻の果汁。急に泣きたく
なるような悲しみが込み上げてきました。

少なくとも今この時は、私の中に妻に対する怒りはありませんでし
た。妻のその部分をこの目に焼き付けておきたい、この舌で味わっ
ておきたい。狂おしくなるような思いが私を駆り立てました。

「ああっ、あなたっ」

クリトリスを強く吸い上げられた妻が私の名を呼びます。まるで私
をまだ愛しているかのように。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/28(Tue) 21:31

結局私には勇気がないのです。妻を失いたくない、今の幸せを壊し
たくないのです。とっくに失っているかもしれない、壊れているの
かもしれないということを認めたくないのです。

妻が何か私に話しかけています。そんなことをぼうっと考えていた
私は妻の言葉が聞き取れません。

「……それで……申し訳ないのですが」

妻がすまなそうな顔付きで私に謝っています。私と別れたい、男と
一緒になりたいと頼んでいるのでしょうか。私の心臓がビクンと跳
ね上がりました。

「何だって? 何が申し訳ないんだ」
「あら、聞いていなかったんですか」

妻が大きな目を丸くします。

「あなたは時々上の空になるんだから……××(妻の実家の姓です)
の父が急に明日から一時帰宅出来ることになったので、しばらく帰
らせていただきたいんです」
「え?」
「母は一人で大丈夫だというのですが、やはり看病でだいぶ疲れて
いるようで……食事やおトイレの世話も大変で……」

妻の父はしばらく前から入退院を繰り返していました。正月には帰
宅出来るはずが急に容態が悪化し、年末年始は病院で過ごすことに
なったのです。

それがここ数日でだいぶ回復し、急に帰れることになったようです。
義父はこれが自分の家で過ごせる最後の正月かもしれない(といっ
てももう1月の8日ですが)と気弱になっているようです。

私も義父には随分世話になっており、妻からそう言われると帰るな
とは言えません。また、そう言う事情ならなおさら今日、修羅場を
演じる訳には行かなくなって来ます。

ひょっとして妻は私が何か気づいたことを察知し、義父の病気を理
由に先手を打って来たのかも知れません。そこまで妻が腐ったとは
思いたくないのですが、裏切りの証拠を見せつけられた私はそんな
ふうにも考えてしまいます。

「いいよ、帰っておいで」
「ありがとうございます」

妻はパッと表情を輝かせます。

「いつまで帰るの?」
「勝手を言って申し訳ないのですが……水曜日まで……」
「わかった」

明日は日曜日、明後日(11日)の月曜日は祝日です。その間ゆっ
くり今後のことを考える時間は取れます。

私は今後妻に対してどのように対応するにしても、とにかく妻のこ
とは全部知っておきたいと思いました。特に先月の温泉旅行。出発
から野外露出プレイまで演じた妻が、旅館でどのような痴態を演じ
たのか、知らないままではいられないのです。私は明日と明後日で
残りのビデオや写真をすべてチェックするつもりでした。

「今日も留守番をさせたのに、また不自由をさせてすみません」

そんな気遣いを今までは妻の優しさからくるものだと思っていたの
ですが、今は素直には受け取れません。愚かな私を腹の底で笑って
いるのではないかと思ってしまうのです。

私はいきなり立ち上がり、珈琲を飲み終えた妻の肩に手をかけます。

「どうしたの?」

怪訝そうな表情を向ける妻の唇をいきなりふさぎます。かすかにチ
ーズケーキの甘酸っぱい味がします。

「駄目……」

私は妻を立たせると強く抱きすくめ、ソファの上に押し倒します。

「服が皺になっちゃう……」

オレンジ色のブラウスに手をかけ、荒々しく剥ぎとろうとする私の
手を妻は両手で抑えます。

「自分で脱ぐわ」

妻は私の手をやんわりと払いのけてブラウスを脱ぎます。白いレー
スに縁取られたコーラルピンクのブラジャーが露わになります。い
かにも高級そうなブラジャーですがそれほど淫らな感じはありませ
ん。

(今日は会っていなかったんだろうか……)

私はブラのホックを外し、妻を上半身裸にします。妻の裸身を明る
いところで見るのは久しぶりです。セックスのときも妻は恥ずかし
がって、電気をつけさせようとはしません。あの男に対しては何も
かも見せているのに。

私は妻の身体に浮気の痕跡を探します。妻の柔肌のどこかにキスマ
ークはないか、男に甘く噛まれた痕はないか……。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/28(Tue) 21:29

私は無意識のうちに珈琲を2人分入れていたことに気づき、自分が
腹立たしくなります。私が2人分の珈琲を入れ、妻とお茶の時間を
楽しむのは休日の午後の週間になっています。日頃家事をほとんど
手伝わない私のアリバイのようなものですが、妻はいつも素直に喜
んでくれています。

ショックで思考が停止していたため、何も考えずにいつもの通り2
杯分を入れたのでしょう。予定よりも早く妻が帰って来たこともあ
って、私は完全に出鼻をくじかれた感じでした。

私は仕方なく、妻と2人分のカップに珈琲を注ぎます。妻は白い小
さな手提げ包みを出してくると、テーブルの上に置きます。

「ケーキを買って来たの。あなたの好きなチーズケーキ。2人分だ
から少し張り込んじゃった」

いつもは食欲旺盛な2人の息子の分を外す訳にはいきませんから4
人分になります。今日は息子たちの帰りが遅いので内緒で2人で食
べましょう、という意味を込めて妻は秘密めいた笑みを浮かべます。

私は妻がケーキを皿に載せる様子をぼんやりと見つめています。妻
の屈託のない笑顔、少し甘えるような笑顔、ビデオの中の恥ずかし
げな笑顔、幸せそうな笑顔、そして先程の秘密めいた笑顔、笑顔だ
けでも妻はさまざまな表情をもっているのだ、などということを考
えているのです。

「どうしたの、人の顔をじっと見て。何かついているのかしら」

妻は笑いながら「どうぞ」とケーキの載った皿を私の前に置きます。

「……今日は随分早かったんだね」
「小夜子の子供が風邪気味らしくて、だいぶ治って来たんだけれど
あまり遅くなると心配だからって早めに切り上げたの」

小夜子さんというのは妻の短大時代の友人です。たしか妻よりも結
婚は遅く、まだ下の子は小学校の低学年だったような記憶がありま
す。

といっても私は、妻の交友関係は詳しくありません。小夜子さんは
妻とはもっとも親しい友人といってよく、妻は現在の職場のパート
の枠が空いた時、小夜子さんを紹介し、たしか今は課は違うものの
同じ本部で働いています。

従って小夜子さんは妻の学生時代の友人であり現在のパート仲間、
そしていわば世話好きな妻は小夜子さんの子育ての先輩ともいえま
すから、妻の話題にはしょっちゅう登場します。

小夜子さんは私達が今のマンションに越してくる前と、越してから
それぞれ2度ほど、泊まりに来たこともあります。

私は妻が買って来たチーズケーキを口に運びます。こんなことをし
ている場合ではない、ビデオや写真のことを妻に問い詰めなければ、
と気持ちは焦ります。しかし、目の前でいつものように楽しげに、
今日会った友人たちの消息を語る妻を見ていると、これがビデオの
中で前後の口を張り型で責められ、よがり泣いていた女とはとても
同じ人間に見えず、言葉が出てこないのです。

まるで家族が留守中にAVを観ていたところ、いきなり妻が帰って
来たので慌てている、そんなばつの悪ささえ感じてしまうのです。

「どうしたの、さっきからぼんやりして」

妻が小首を傾げます。40歳を過ぎた妻ですが、そんな可愛らしい
仕草も不似合いではありません。まして最近の妻の外見の変貌ぶり
は著しく、30代前半といっても通るほどです。

明るい栗色の髪はすでに肩まで伸びています。化粧の仕方も変わっ
たようで、少し派手目のメイクが妻のはっきりした顔立ちを引き立
てています。

「いや……」

私は意味のない返事をします。すると妻は一瞬視線を棚の方へ向け
ました。それはまるでPCの位置を確認したかのようでした。

その時私の心に、妻は今日も男と会っていたのではないかという疑
念が生まれました。いや、どうして今までそのことに考えが至らな
かったのかわかりません。

PCの位置を確認した妻に私の直感はそれに間違いないと囁きます。
しかし、どうにも一歩踏み出す勇気が湧いて来ません。

ここで妻を問い詰めれば間違いなく修羅場になります。ビデオと写
真、証拠は押さえていますので、私が負けることはないでしょうが、
今爆発すると息子たちが帰って来るころになっても感情はおさまっ
ていないでしょう。すると息子たちも妻の汚い姿を知ることになり
ます。

(もっと……ちゃんと確認しよう……)

私は自分にそう必死で言い聞かせます。すべてのビデオを、すべて
の写真を、すべてのメールのやり取りを確認した訳ではありません。
ひょっとして妻が男に何かの弱みを握られ、脅されてあのような行
為を強いられていたのかもしれないのです。

自分をそうやって無理やりに抑えた私でしたが、心の底ではそうで
はないということはとうに分かっていました。ドライブに出掛ける
前の幸せそうな表情、クリスマスイブのとんでもない衣装に身を包
んで男の前で見せた媚態、そして激しくイキながら男と交わした熱
い接吻、それらはきっかけはどうあれ、妻自身が男との行為を心か
ら楽しんでいたことを示しています。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/27(Mon) 22:12

しかし、その淫乱女は私が誰よりも愛した妻なのです。いえ、正直
に言うとビデオの中のすっかり変貌した妻を見せつけられても、そ
の思いは変わらないのです。

すっかり思考停止の状態に陥った私は、無意識のうちに「写真」の
フォルダをクリックしていました。マウスは自然に「20041204」と
いうサブフォルダに移動します。サブフォルダの中には200枚以
上の画像ファイルがあります。

画像ファイルは整理しやすいよう、撮影順に自動的に番号が振られ
ているようです。私は一番若い番号の画像をクリックしました。

液晶画面一杯に妻の姿が現れました。それは、私が恐れていたよう
な、あるいは心のどこかで期待していたような裸や下着姿ではなく、
私がこの冬のシーズン初めに買ってあげた、お気に入りのグリーン
のコートを着て、車の前でにこやかに微笑む妻の立ち姿でした。

これから2人で温泉へとドライブを楽しむところなのでしょうか。
幸せそうな表情で写っている姿は、先ほど見た男の上で素っ裸で恍
惚の表情を浮かべている妻の姿態よりも、ある意味ショックでした。

写真の撮られた場所は私にも見覚えのある駅前の公園です。男は大
胆にも私の家の近くまで妻を迎えにきたのです。

次の画像をクリックします。アップになった妻の顔が画面一杯に広
がります。やはり妻は少し恥ずかしげな顔をカメラに向け、にっこ
りと微笑んでいます。

(どうして他の男にそんな顔を見せるんだ)

次の画像をクリックします。車のボンネットに片手をつき、モデル
のようにポーズを取る妻。男のものと思われるその車は、メルセデ
スベンツのAクラスでした。小さ目のその車体さえ妻と男の親密さ
を示しているようで、私の心は激しい嫉妬に焼かれます。

次の画像をクリックした私は、一瞬目を疑いました。

妻は今度はボンネットに片手をついたまま、カメラに向けたお尻を
思い切り突き出していました。なんと妻は空いた手でコートとスカ
ートを持ち上げ、黒いシースルーのパンティを丸出しにしています。

何と妻と男は、我が家の近くの公園で野外露出まで楽しんでいたの
です。

私はぶるぶる震える手で次の画像をクリックします。今度はカメラ
が妻にぐっと寄り、画面一杯に薄いパンティに包まれた妻のお尻が
映し出されます。

私は最悪の予感を覚えながら次の画像をクリックしました。そこに
現れた画像はやはり妻の裸の尻でした。突き出された大きな尻に完
全に打ちのめされた私は、急いで画像を閉じました。

急に、妻を失うかもしれないという恐怖と悲しみが私を襲いました。
それは先程感じた妻に対する怒りよりもはるかに激しい感情でした。
いや、私は既に妻を失っているのかもしれないのです。

殺しても妻を失う。殺さなくても妻を失う。私はどうしたら良いの
か分からなくなりました。

(とにかく、少し落ち着かなくては……)

考え事をしている間にだいぶ時間が経ってしまいました。妻が帰っ
て来るまであと1時間もありません。小説やドラマでは登場人物は
こんな時大抵煙草を吸います。しかし、私は気管が弱く煙草を吸わ
ないので、珈琲をいれることにしました。

妻にどうやって対処するかを、あと1時間弱で決めなければなりま
せん。日常的な動作をすれば人は落ち着くものなのでしょうか。珈
琲豆を挽き、珈琲メーカーにいれ、スイッチを入れる。落ち着いた
のは良いのですが、ショックが大きかったためか、私の思考は完全
にストップしています。

珈琲がポットの中に溜っていくのをぼんやり見ていると、いきなり
玄関のチャイムがなり私は飛び上がるほど驚きました。

「ただいま」

妻が帰って来ました。予定より早い帰宅に何の心の用意も出来てい
なかった私はうろたえました。あわてて玄関に行き、内鍵を外しま
す。

「お、お帰り」
「一人にさせてすみません」

妻は例の男との温泉旅行でも着ていたグリーンのコートを脱ぎなが
ら、居間に入って来ます。

「あら、珈琲をいれていたの?」

テーブルの上で珈琲メーカーがポコポコと音を立てているのに気づ
いた妻が、明るい声で尋ねます。

「私の分もあるかしら?」
「あ、ああ……」
「ありがとう」

妻はそういうといそいそと珈琲カップやソーサー、ミルクなどを用
意します。私はふと気になって妻のノートPCの位置を確認しまし
た。いつも置かれている棚の上にあるのを見て胸をなでおろします。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/27(Mon) 22:09

呆けたように液晶画面を見つめていた私は急に我に返りました。

私はのろのろとマウスを操作し、メディアプレイヤーを停止させま
す。画面一杯に広がっていた妻の白い尻の残像が私の視界を占領し
ているような錯覚に陥ります。

妻を始めてエクスタシーに導いたあの夜に違和感を覚えた、短く揃
えられた陰毛──それは、男に剃毛されていたからだったのです。

もちろん、7月に剃っても妻を三ヶ月ぶりに抱いた秋には、普通は
元に戻っているでしょう。ということは、妻はその後も男から剃毛
されていたことになります。

私がケジラミの治療のせいでソープにも行かず、妻も抱かないでい
た約2ヵ月半の禁欲生活の間、妻のその部分は何度も赤ちゃんのよ
うなツルツルの状態にされていたのです。

いつの間にか、外は薄暗くなっていました。あと1時間もすれば妻
は帰ってくるでしょう。

2人の子供はクラブの新年会で、夕食まで済ますと行って出て行き
ましたから、今晩は夫婦2人だけで夕食を取ることになっています。

「ビデオ」というフォルダの中では一番古い「20040715」の映像を
見た私は、それが妻と男が初めて関係した日の出来事ではないとい
うことがわかりました。

この時点で妻はすでに男から毛ジラミをうつされています。ビデオ
の中で確かに妻は男に向かってそういっていました。つまり、去年
の7月15日以前から妻と男は関係を持っているということになり
ます。

さらに妻が男から毛ジラミをうつされたということは、男には妻以
外にも女がいるか、風俗で遊んでいるという可能性が大きくなりま
す。

ビデオを見ている間はあまりの衝撃に、男に対する感情は麻痺した
ようになっていたのですが、そんないい加減な男が妻を弄んでいた
ということへの怒りが急に湧いてきました。

本気の不倫ならば良いという訳ではないのですが、私が唯一無二の
女性と感じてきた妻が、性的な嬲りものとなっているということは、
許し難いことでした。

妻も妻です。こんな脂ぎった、セックスしか頭にないといった感じ
の男となぜ関係をもったのでしょうか。

私の中の清楚で優しく、美しく上品な妻のイメージが音を立てて崩
れていくようでした。

私は改めてビデオのフォルダの中の映像ファイルをチェックしまし
た。映像ファイルはぜんぶで11個ありました。やはり一番古いも
のは今見た昨年の7月15日のもの、一番新しいものは同じく12
月24日のものでした。

これがそれぞれ男の誕生日とクリスマスイブの日付であるというこ
とが、妻と男の親密さを表わしているようで私をうちのめしました。

先程のビデオで、妻は前後に張り型を呑み込まされて激しくイキな
がら、恋人同士のような熱い接吻を男と交わしていました。それが
私を深い絶望の淵へと叩き落とすのです。

ファイル名から判断して、妻と男はだいたい月2回のペースで会っ
ているようでした。昨年のカレンダーでチェックすると、曜日はま
ちまちですがどちらかといえば土曜か日曜が多いようです。

そうはいっても7月15日は木曜日、12月24日は金曜日ですか
ら、2人の「記念日」なら平日でも都合をつけて会うのでしょう。

私はふと「20041204」という名のファイルが2つあることに気づきま
した。

正確にいうと「20041204a」と「20041204b」というものがあるので
す。

どちらも容量は2ギガバイトを超えています。

(そういえば、2人で温泉旅行へ行ったと言っていた……)

12月4日と5日、つまり土曜から日曜にかけて妻と男は2人で温
泉に出掛けていたのです。

妻は私には、短大時代の女友達数人で久しぶりに旅行に行くと説明
していました。私は他愛もなくそれを信じ、妻が土産として買って
きた温泉饅頭を子供達と一緒に食べたのです。

なんという間抜けな夫でしょうか。土産物屋で男と2人、仲良く手
を組んでいる光景が目に浮かびます。妻と男は土産を買いながら、
寝取られた哀れな亭主のことを笑っていたのでしょうか。妻と男に
対する怒りが一層強く込み上げてきました。

私は思わずその「20041204」という名のビデオファイルをクリック
しようとするのを必死で抑えました。妻はクリスマスイブのビデオ
の中で、旅行では一晩中責められ、8回イったと告白していました。

妻と男の情事の極限が記録されていると思われるそのビデオを今観
てしまうと、私はこれから帰ってくる妻を殺してしまうかもしれま
せん。こんな淫乱女のために人生を棒に振り、愛する子供までが世
間から後ろ指を指されるようになるなど割りが合わない、と私の理
性が囁いています。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 22:23

「いやーー。どうして……」

快感をいきなり中断させられた妻は、駄々をこねるようにお尻を振
ります。

「ちょっと手が疲れたから休憩だ」
「意地悪しないでーー」

妻は今にも泣き出しそうな声を上げています。私が妻のことをセッ
クスに関しては淡白だと思っていたのは大変な誤りだったのでしょ
うか。

男は妻を散々焦らすと再び張り型で責め、絶頂寸前で責めを止める
という行為を繰り返します。妻はまさに半狂乱になりながら男の愛
撫を求めてます。ついに屈服した妻は男の言うとおりの卑猥なおね
だりの言葉を吐かされます。

「淫乱な人妻紀美子のオマンコと、お尻の穴をいっしょにいじめて
ください」
「ほう、紀美子はケツの穴も責めて欲しいのか」

男はわざとらしく聞き返します。

「意地悪ーー」

妻はもどかしげに豊かなヒップをプリプリと振ります。男は妻の耳
元に口を寄せ、何事か囁きます。妻は「あーん」とうなじを見せな
がら首をのけぞらせると、カメラに向かってはっきりと顔を向けま
す。

「淫乱な人妻紀美子のオマンコと、け、ケツの穴をにせチンポで一
緒にいじめてくださいっ、お、お願いしますっ!」

男は2本の張り型を器用に操作し、妻の前後の穴を同時に責め始め
ました。妻はああっ、ああっとまるで獣のような声を上げて悶えぬ
いています。

「ああっ、き、気持ちいいっ」
「どこが気持ちいいんだっ」
「お、オマンコっ」

妻はガクガクと尻を揺さぶりながら、強制された卑語を──いや、
もはや強制されているとはいえません。しっかりと自分の意志で口
走ります。

「ケツの穴はどうだっ」
「き、気持ちいいっ」
「ちゃんというんだっ」
「け、ケツの穴も気持ちいいですっ」

(ケツの穴……)

お嬢さん育ち、箱入りで育った妻から発せられたとは到底信じられ
ない言葉です。しかし確かにそれは耳慣れた妻の声でした。

妻はまるで自分の言葉に刺激されたように、一気に絶頂に駆け上が
っていきます。今度は男も焦らすことはなく、責めの手は緩めませ
ん。

「ああっ、イクっ、イキますっ。紀美子、イっちゃいますっ」

妻はそう叫ぶと全身を電流に触れたようにガクガクと波打たせまし
た。2つの穴に挿入された張り型が妻の痙攣に合わせてブルッ、ブ
ルッと震えています。男が張り型から手を離しても、妻の身体は2
本のそれをキューンと喰いしめたまま落しません。

男が唇を求めると、妻はうっとりとした表情で合わせていきます。
呆然と画面を見つめていた私の心に、熱い嫉妬心が蘇ってきました。

「気持ちよかったか?」
「ハイ……」
「素直に剃毛させるか」
「ハイ……」

妻は男の言うことにすべて素直に頷いています。

男は張り型を妻の身体から引き上げると、再び剃刀を取り上げ、快
感の余韻に酔っている妻の陰毛を剃り上げていきます。

「シェービングクリーム以外に、紀美子のおつゆがたっぷり出てい
るから剃りやすいぞ」

そんな男の卑猥なからかいにも抵抗を示さず、妻はまるで剃毛その
ものを楽しんでいるようにうっとりと目を閉じています。

「ほら、だんだん赤ちゃんみたいになってきたぞ」
「……」
「ちょっとケツを持ち上げてみろ」

妻は男の指示に従い、大きな尻をぐいと持ち上げます。妻の双臀の
狭間に秘められた肛門が画面にはっきりと映し出されました。

「ケツの穴の周りのムダ毛も剃ってやる。思い切り足を開け」
「ハイ……」

妻は限界まで足を開いていきます。翳りを失った妻の女陰と肛門が
これ以上ないというほどあからさまに晒されます。私はまるで裏ビ
デオを見ているような錯覚に陥りました。しかし、ここに映されて
いるのは他ならぬ私の妻なのです。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 21:18

「どうだ、気持ちいいか」
「き、気持ちいいーー」

妻ははしたなく声を上げています。大股開きにされた妻の足は荷造
り用の紐のようなものでベッドに固定されています。そんなあられ
もない姿のまま、夫以外の男に愛撫され、喜悦の声を上げているの
です。

男はゼリーのような色の太い棒で妻の股間をくすぐるようにします。
よく見るとその棒の先端はペニスを模しており、柔軟性のある張り
型だということが分かります。

「どうだ、にせチンポが欲しいか?」
「ほ、欲しいです……」

妻はさも切なげな声を上げます。

「欲しければちゃんといつも教えているように言ってみろ」
「ハイ……」

素直に返事をする妻。私は今見ている映像が現実のものだとはとて
も信じられません。

「エッチな人妻の紀美子に、にせチンポを下さいーー」

散々じらされた妻は悲鳴のような声で張り型をねだります。思考停
止のようになっている私は、さっきのビデオのように淫乱人妻とい
わなかったのはなぜだろうなどと、場違いなことを考えていました。

「今日からはこんな風に言ってみろ」

男は妻の耳元に口を寄せます。

「そんなーー言えない」
「いえなければずっとこのまま生殺しにしてやるぞ」
「いやーー我慢できないーー」
「それならちゃんと言うんだ」

男に叱咤された妻はついに強制されたその言葉を口にします。

「チンポ大好きの淫乱人妻、紀美子のオマンコににせチンポを下さ
いーー」
「もっと大きな声で!」
「淫乱人妻紀美子のお、オマンコに、にせチンポを下さいーー」

男はにやりと笑うと張り型を妻に挿入していきました。弾力のある
長い張り型は、面白いように妻の身体の中に呑み込まれていきます。
妻は「ああっ、ああっ」と明らかに悦びを告げる声を張り上げなが
ら、豊満な尻を淫らに揺さぶっています。

「この小さいほうは何に使うか分かるか?」

妻の裸身に寄り添うようにしながら、思う存分張り型で責め上げて
いた男は、やや細めのピンク色の棒を妻の頬に押し付けるようにし
ました。

「あ、ああーん。わかりません」
「わからないか」

妻の切羽詰ったような嬌声を聞いて、男はくっ、くっといやらしい
笑い声を上げます。

「これはこっちの穴を責めるためのものだ」

男は妻の前を責めながら、空いている手でピンク色の棒を持ち、妻
の尻の狭間をつつきます。

「いやーー、お尻はいやです」

妻は再びむずがるように尻を振ります。すると男はそんな妻の動き
を制するように張り型の動きを早めます。

「あーん」

再び妻の嬌声が部屋中に響きます。

「一度ここの味を経験してみろ。病み付きになるぞ」
「だってーー絶対痛いわーー」
「紀美子が毎日出しているウンチのほうがよほど太いぞ」
「そんなことないーー変なこといわないで」

妻は次第に絶頂が近づいてきたのか、ベッドの上で身体を弓なりに
します。

「ああっ、もうっ、イっちゃうっ。イってもいいですかっ」
「まだ駄目だ」
「ああーー我慢できないっ。イカせてっ。イカせてくださいっ」

絶頂を達することの許可を男にねだる妻。これは一体現実の出来事
でしょうか。私の頭の中に同じ疑問が繰り返し湧きあがってきます。

妻がまさに絶頂を極めようとしたその時、男は張り型を妻から引き
上げました。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 19:32

私は耐え切れなくなり、メディアプライヤーを停止させました。

(淫乱人妻……チンポ大好き……5回イク……)

これが本当にあの清楚な妻の口から出た言葉でしょうか。妻に良く
似た別人が出演しているAVを見たのではないでしょうか。

しかし、今見た画像と音の鮮明さ──15年以上一緒に暮らした妻
の顔と声を間違えるはずがありません。私はPCの液晶画面の前で
頭を抱えてうずくまりました。

(やはり……最近の急激な妻の変貌は、男のせい……)

急にお洒落になった妻、今まで見たこともない下着、髪形の変化─
─すべては男がいたからなのです。

(するとやはり……あのケジラミも……)

私は震える手でマウスを操作し、「ビデオ」というフォルダの一番
古いファイル「20040715」を開きました。

いきなりベッドの上で大股開きになっている裸の女の姿が視界に飛
び込んできました。女の股間にはタオルのようなものが置かれてい
ます。

「熱いー熱いわーー」
「我慢しろ」

悲鳴のような声はやはり妻のものです。続いて男の叱咤するような
声が聞こえます。

パンツ一枚の男が画面に現れ、妻の股間からタオルを外します。男
は片手にシェービングクリームの瓶と髭剃りを持っています。妻の
陰毛は以前と同様自然のままですが、タオルで蒸らされたせいか、
肌に張り付くようになっています。

私は初めて男の姿を目にしました。黒縁の眼鏡をかけ額の上がった
やや腹の出た中年男です。私より少し年上でしょうか。私には見覚
えのない顔ですが、妻のパート先の上司だったとしても、PTAの
父兄だったとしても、私は面識があるわけではありません。

男はシェービングクリームの泡を妻の陰毛に吹き付けました。

「いやーーやっぱり。剃らないでーー」
「今さら何を言うんだ。さっき納得しただろう」

男はそういうと妻の太腿をピシャリと叩きます。

「だってーーあの人に何ていったらーー」
「そんなことは自分で考えろ。かえって旦那も喜ぶかも知れんぞ」

男は妻の言葉を無視して髭剃りを手に持ち、妻の陰毛をゆっくりと
剃り上げていきます。

「ケジラミの治療はここの毛を全部剃るのが一番いいんだ」
「そんなーーあなたがうつしたんでしょう」
「だから俺が治療してやっているんじゃないか。ありがたく思え」
「こんなのいやーー」

妻はそういってむずかるように尻を悶えさせます。

「馬鹿、動くと危ないじゃないか」
「だってーー」
「さっき誓ったことを忘れたのか? 健一さんの誕生日を祝って紀
美子は赤ちゃんのような姿になります。あそこの毛もお尻の穴の周
りの毛も全部剃って、健一さんにプレゼントしますと何度も誓った
だろう」
「だってーーだってーー恥ずかしいーー」

妻はいったんは覚悟したようですが、いざ剃られるとなるとよほど
抵抗があるのか、必死で拒みます。

「そんなに暴れちゃあ剃れないじゃないか」

男は焦れたようにそう言うと、いったん画面から姿を消します。

再び現れた男は、ゼリーのような色をした棒を何本か手にしていま
す。

「紀美子は今日は抱いてもらえないから拗ねているんだろう。今抱
いたらお互いケジラミが治らないからな。その代わりにこれで可愛
がってやろう」

男は妻に大小さまざまな棒を見せつけます。

「いやーー」

妻はさらに激しく抵抗します。

「じっとしていろ。いつものように一度イったら落ち着く」
「そんなこといってるんじゃないーー剃られるのが嫌なのーー」

男はそう言うと妻の上半身に取り付き、うなじや乳房にチュッ、チ
ュッと音を立てて接吻を注ぎ込みます。執拗な愛撫が続き妻はつい
に「あーん」と甘い声を上げ始めます。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 18:32

「挨拶」

妻は何事か話し出します。

「声が小さい!」

男に叱咤され、妻は声を大きくします。

「メリークリスマス、健一さん。クリスマスのプレゼントは紀美子
自身です。今日はたっぷりご奉仕させてください」

妻はさも恥ずかしげにもじもじしながら挨拶します。それがまるで
男に対する媚態のように見えて私の怒りは一層増していきます。

しかし、私は画面から目をそらすことが出来ないでいます。確かに
燃えるような怒りと嫉妬、そして悲しみを感じているのですが、映
像を止めることが出来ないのです。

「いつも奉仕しているのは俺のほうじゃないか」
「そんな……」

妻はわざとらしく身体をくねらせます。

「いつもの挨拶をしてみろ」
「ハイ」

妻は直立不動の姿勢をとります。

「チンポ大好きの淫乱人妻、○○紀美子に今日もたくさんエッチな
ことをしてください。よろしくお願いします」

妻の信じられないような言葉に私は驚愕しました。そんな私をよそ
に男と妻のやり取りは続きます。

「今日は何回イクんだ?」
「2回……」

妻はもじもじしながら答えます。

「淫乱人妻の○○紀美子は、イクのが2回くらいじゃあ物足りない
だろう」
「ハイ、淫乱人妻の○○紀美子は、イクのが2回では物足りません」

妻は男の言うことをオウム返しに答えます。心なしか妻の身体が上
気し、ピンク色に染まってきたような気がします。

「それじゃあ何回だ?」
「3回……」

妻は消え入るような声で答えます。

(何でそんなことをいうんだ。紀美子、お前はそういった卑猥なや
りとりを一番嫌がっていたんじゃないのか)

「3回だと? この前は何回イった」
「この前って……」
「忘れたのか? 今月の初めの週末に2人で伊東に行ったときのこ
とだ」

(今月初めの週末だと?)

ビデオはファイル名や、画面の中の妻と男のやり取りから先月の2
4日、つまりクリスマスイブに撮られたものと思われます。今月初
めの週末というと12月4日と5日……。

(あの時妻は、女友達と旅行に行くと……)

私はすっかり混乱しました。

「あの時はあなたが……一晩中」
「何を言ってるんだ。紀美子がもっと、もっととせがんで離さなか
ったじゃないか」
男はそういうとクスクスと笑い出します。

「何回イったか、覚えていないのか?」
「8回……」

(8回?)

次から次へと判明する衝撃の事実に、私は心臓が口から飛び出そう
になりました。

「一晩で8回もイク淫乱人妻の紀美子は、3回イクくらいじゃ物足
りないだろう」
「ハイ、一晩で8回もイク淫乱人妻の紀美子は、3回イクくらいじ
ゃ物足りません」
「じゃあ何回イクんだ?」
「4回……」
「それくらいで許してやりたいところだが、今日はクリスマスイブ
だから特別に5回イカせてやる」
「そんな……今晩は家に帰らないと」
妻の顔色が変わります。

(クリスマスイブの夜……何をしていただろうか?)

確かその日も日帰り出張が入り、帰宅も深夜になっていたはずだ。
タクシーで帰って来た私を、まだ起きていた妻は「世間はクリスマ
スイブなのに大変ね」といたわりながら迎えてくれました。

しかし、それまで妻は男と会っていたのです。

男と妻は何度か押し問答を繰り返した末、妻は諦めたように口を開
きました。

「淫乱人妻の紀美子は今晩、5回イクことを誓います。ちゃんとイ
クまで帰さないでね、あなた」
「よし、その言葉を忘れるなよ。1回イク度にちゃんと数を数える
んだぞ」
「わかってますわ……」
妻は頬を赤らめて答えます。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 17:59

私はまずアウトルックエクスプレスを起動してみましたが、受信メ
ールはほとんどがショッピングサイトや旅行サイト、懸賞サイトな
どからのメールばかりです。友達との連絡は携帯で行っているので
しょうか。プライベートなやり取りはまったくといっていいほどあ
りませんでした。

次に私はマイコンピュータを開き、Cドライブのプロパティをチェ
ックしてみました。

(あれ?……)

80GBあるハードディスクの2分の1以上が既に使用されていま
した。OSや基本的なプログラム、そしてメールのやり取りやワー
ド、エクセル文書の作成だけではこれほど使うはずがありません。

(動画でも落としているのかな……)

私は試しに、50MB以上のファイルを検索してみました。

たちまち10個以上のファイルが検出されました。いずれのアイコ
ンも動画であることを示しています。それぞれのサイズは600M
Bから、大きいものは2ギガバイト以上もあります。どのファイル
名も「20040715」とか「20041204」といった、年月日を示すと思わ
れるあっさりしたものです。

私は試しに一番新しい「20041224」というファイルをダブルクリッ
クしました。メディアプレイヤーが立ち上がり、動画が開始されま
す。いきなり飛び込んできた映像に、私は頭を殴られたような衝撃
を受けました。

画面の中では妻が、ラブホテルの一室のような場所で裸のまま恥ず
かしそうに立っていたのです。

いや、裸という表現は正確ではありません。妻は身体全体がまるで
ギフトででもあるように、赤とピンクのリボンのような衣装をまと
っていました。キラキラ光るリボンは首の周囲と胸でちょうど蝶の
ような形を作り、褌のように股間を割っています。手足の先にはや
はり同じ色の、やや細めのリボンが巻きついていました。

「後ろを向いてご覧」

ノートPCのスピーカーからいきなり男の声がしました。かなり大
きな音に私は慌て、妻がくるりと後ろを向いた瞬間にメディアプレ
イヤーを閉じました。

私はドクッ、ドクッという音まで聞こえてきそうな鼓動を必死で押
さえながら、デスクトップにある「新しいフォルダ」を開きました。

そこにはメールソフトのアイコンと、「写真」「ビデオ」というサ
ブフォルダがありました。「写真」というサブフォルダをクリック
してみると、やはりそこには日付の付されたフォルダが10個ほど
もあります。私はやはり一番新しい「20041224」というフォルダを
クリックしました。

そこのはJPEGの画像ファイルが約100枚ありました。それぞ
れが2MBほどもありますから、500万画素クラスのデジカメで
の画像でしょう。

私は自然に手が震えてくるのを押さえ、一枚の画像を開きました。

悪い予感──いや、当然の予想が的中しました。それは素っ裸の妻
が男の上にまたがり、しっかりと繋がっている写真でした。妻はも
はやイク寸前なのか目を潤ませ、恍惚の極致といった表情をしてい
ます。私は耐え切れなくなり、画像を閉じました。

もはや妻の裏切りは疑う余地もありません。証拠を保全しなくては、
そう考えた私は自室から、余っている外付けハードディスクを持っ
てくると、妻のPCに接続しました。

USB接続のため、あっという間に認識は終わります。私は「新し
いフォルダ」の中の「写真」、「ビデオ」、そしてメールソフトの
内容をすべて外付けハードディスクにバックアップしました。容量
が大きかったため、バックアップにはかなりの時間がかかりました
がどうにか成功し、妻のPCを終了させるとハードディスクを外し
ました。その頃には私のPCもウィルスの駆除に成功しており、回
復していたので、妻のPCデータをバックアップしたハードディス
クを自分のPCに接続しました。

私は「ビデオ」というフォルダを開き、そこにある「20041224」と
いうファイルをダブルクリックします。先ほどの映像が再び開始さ
れました。

自分のPCの、19インチの液晶画面で見て改めて驚いたのは画像
の鮮明さです。プロ用の機材を使っているのでしょうか。妻の裸身
がまるでそこに存在しているかのように見えます。一瞬ひょっとし
て浮気ではなくて、AVにでも出演しているんではと考えたほどで
す。

「後ろを向いてご覧」

男の声がしました。外部スピーカーを通すと鮮明に聞こえます。年
は中年のようですが、かなり張りのある声です。

妻はくるりと後ろを向きました。お尻の上でやはり蝶の形が作られ
ていますが、やはり後ろも褌状で、妻の大き目のお尻は丸見えです。

「前を向いて」

妻は言われたとおりに前を向きます。そんな妻の男に対する従順さ
を見ていると、激しい怒りと嫉妬がこみ上げてきます。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 17:58

再び私が妻の行動に疑念を抱くようになったのは、特に何かきっか
けがあったわけではありません。頭の片隅にあった様々な疑問、矛
盾点が徐々につながり、大きな疑惑へと変化していったのです。

妻は週のうち3日はほぼフルタイムに近いパートに出ていますが、
それ以外の日も平日はマンションの友達と食事をするとか、学校の
役員の用事があるとかで家にいることは余りありません。週末はさ
すがに家にいることが多いですが、それでも月のうち2、3回は何
かの会合や食事会、趣味の集まりといった理由で家を空けます。

確かに学校のPTAやクラブの父母会の役員をしているのは事実で
すので、家を空ける理由はあります。

しかし、妻の最近の外見の変化、そしてベッドの中での人が変わっ
たような積極性に私の中で再び妻に対する浮気疑惑が芽生えてきま
した。

(浮気をしているとしたら相手は誰? パート先の上司? 役員仲
間の父兄?)

私の妄想は次第に膨らみます。

浮気相手と連絡をする手段の定番は携帯電話かメールです。妻もし
ばらく前から自分専用の携帯を持っており、しょっちゅうメールを
打っています。女友達と連絡に使っているということで、私の前で
も堂々と打ちますし、時々は面白いメールがきたといって私に見せ
たりもします。

これで浮気相手との連絡にも使っているとしたら、かなりの大胆さ
です。おっとりしているという妻に対する認識は改めなければなり
ません。

携帯のメールや着発信履歴を確認するのは夫婦とはいえプライバシ
ーの侵害です。私は罪悪感を「妻が無実だということを確認するだ
けだ」という理屈でごまかし、ある日の夜中、妻がぐっすりと寝入
ったときに妻の携帯をチェックしました。

着発信履歴はほとんどが私や、2人の息子との間のもので、怪しい
ものは1件もありません。メールも全てチェックしましたが、これ
も確かに女友達とのたわいのないやり取りばかりで、男性との交信
はいっさいありません。

(やはり紀美子に限って……疑った俺が馬鹿だった)

私はすっかり安心して床につきました。

それからしばらくたった年も明けたある日の休日、妻が久しぶりに
昔社宅で一緒だった友達と昼食をとるという理由で外出をしている
間に、私専用のPCが急に調子が悪くなりました。

(ウィルスにでも感染したかな?)

私はPCをネットから外し、セキュリティ走らせました。ディスク
を全部チェックするにはしばらく時間がかかります。

急ぎの調べものがあるのですが、PCが回復するまでどうすること
も出来ません。2人の息子もクラブで留守だったため私は妻に与え
ているノートPCを無断で借りることにしました。

妻も時々PCを使ってネットで買い物をしたり、ワードやエクセル
でPTAの名簿整理や書類作成をしたいということで、安いPCを
買ってあげていたのです。

(あれ?)

LANケーブルをつなぎPCを立ち上げると、いきなりパスワード
入力画面が出ました。

(セキュリティをかけているのか。でもどうして?)

私は試しにユーザーIDに「kimiko」、パスワードは妻の誕生日を
入れてみました。

エラーです。

(……)

パスワードを私の誕生日に変え、2人の息子の誕生日を試しました
が駄目です。段々意地になってきた私は、今日はカバンの中に入れ
忘れたのか、テーブルの済に紀美子が使っているピンク色の手帳が
あったのを見つけ、カレンダーをチェックしました。

妻は家族はもちろん、私の両親と自分の両親の誕生日にも必ず贈り
物を欠かしません。その管理のためかカレンダーにはケーキの形を
した小さなシールが貼られていました。その日付を私は順に入力し
ていきました。

いくつめかの数字でセキュリティは解除され、見慣れたウィンドウ
ズの画面が現れました。

(今の数字は……)

正しいパスワードである「0715」という数字、7月15日は私の両
親の誕生日でも、紀美子の両親の誕生日でもありません。私は手帳
に張ってあるシールの数が、9つであることに気づきました。4人
家族の我が家と、互いの両親の誕生日を入れても8つしかありませ
ん。妻には祝うべき誕生日がもう一日あるというのでしょうか。

デスクトップは極めてあっさりしており、マイコンピュータやマイ
ドキュメント、インターネットエクスプローラー、アウトルックル
ックエクスプレス、そしてワードとエクセル以外には「新しいフォ
ルダ」というものしか見当たりません。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 16:19

なんとか射精をこらえた私は妻の身体が弛緩するのを待っていった
ん抜き、コンドームをつけて同じ体位で再び挿入しました。エクス
タシーの余韻に浸っていた妻も、私が下からゆっくり突き上げるよ
うにすると、たちまち淫らに腰を振り始めます。

「気持ちいいか?」
「はい……」

妻は子供のように素直に頷きます。

「紀美子のオマンコが気持ちいいです、と言ってみろ」
「いや……」

そこで私が激しく突き上げると妻は悲鳴をあげて「紀美子のオマン
コが気持ちいいですっ」と答えます。

「あ……ああ……」

一度イったせいで敏感になっているのか、妻はたちまち頂上近くま
で追い上げられます。再び強い収縮力を発揮しだした妻に、コンド
ームをつけてやや落ち着きを取り戻していた私のものも、限界近く
まで追い込まれます。

しかし、妻の肉壷の素晴らしさはどういうことでしょう。ソープ嬢
に金を払ってセックスをしてきたのが馬鹿馬鹿しくなるほどです。
私はこれまでの妻との結婚生活でどうしてこんなことに気づかなか
ったんでしょうか。

「またイキそうか」
「イキそうッ……」

妻はそういうとまた私にしがみつき、全身をぶるぶる震えさせます。
私も妻の絶頂に合わせて緊張を解きます。私は自分のモノがまるで
妻の身体の中に吸い上げられるような錯覚に、「ううっ」と情けな
い声を洩らしていました。


激しい行為が終了して、私はベッドの中で裸の妻を抱きながら、軽
くキスをしていました。そのうちに興奮も収まり、パンティや陰毛
のことが気になってきます。

「紀美子も随分お洒落な下着を穿くようになったんだね」
「ああ、あれ?」

紀美子は無邪気に微笑みます。

「あなたも下着にお洒落しなさい、っていっていたでしょう。最近の
パンツはどれもローライズ気味で、今までのような下着じゃ駄目なの。
だから多少値が張るけれど、少しずつ買うようにしているの」

何だか分かったようなわからないような理由です。

「ここの毛はどうしたの?」

私は妻のその部分に手を触れます。

「嫌ね……変なところばかりチェックして……」

妻はそういうと私の手を軽く払います。

「スポーツジムに行くようになったでしょ。最近のウェアって、割
と大胆なものが多いから、みんな結構きちんと手入れしているのよ」

理屈は通っているようですが、なんとなく釈然としません。スポー
ツジムに行き始めたのはもう一年以上前なのですが、どうして今さ
ら気になりだしたのでしょうか。

私はケジラミの治療法に「剃毛」というのがあるのをぼんやりと思
い出していました。


妻を一晩で二度もエクスタシーに導くことの出来た私は、まるで妻
の身体に溺れるように毎週求めるようになりました。妻も始めは躊
躇っていますが、結局は求めに応じて私を受け入れます。

「ねえ……急にどうしてこんなにするようになったの」
「それは……」

ある夜の行為の終了後、妻が私に尋ねます。

「正直言って、紀美子とのセックスがこんなに気持ちがいいとは思
わなかった。どうして今まで気づかなかったのか自分でも不思議だ」
「そう……」

妻は微笑します。

「紀美子だって、今までずっとイケなかったのが、どうして急にイ
ケるようになったんだい?」
「そんなの、わからないわ」

妻はそう言うと恥ずかしげに私の胸に顔を埋めます。

「あなたが……そんな風にさせるのよ」

私と妻はまるで蜜月のようなときを過ごし、浮気疑惑はすっかり頭
から消えていました。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 15:31

情けない話ですが、この年まで私は妻をエクスタシーにまで導いた
ことがありません。

クリトリスを攻めることによってそれらしい状態にさせたことは何
度かありますが、妻は本当の絶頂を極める前に「怖い……」といっ
て私の行為を中断させます。かといって膣での行為は「痛い」とい
う先入観があるためか、積極的ではありません。体位も「痛いのは
嫌」ということでほとんど正常位だけです。もちろん騎乗位や後輩
位も試したことはありますが、結合が深いと痛いらしく、嫌がるの
です。

正常位のみのセックスはマンネリと化し、妻との行為は妻の肉体を
使った自慰行為同然になっていました。刺激が少ないため、射精に
まで持っていくのが大変なのです。私は頭の中で様々な卑猥なこと
を想像しながら、妻と交わっていました。

しかしその夜は妻の積極的な反応から、いつもとは違う体位を試し
てみようという気になっていました。そこでソープでよく行ってい
た騎乗位に再挑戦してみることにしました。
妻がすっかり潤ったのを確認した私は仰向けになり、妻を上に乗せ
上げます。妻は「えっ?」と怪訝そうな表情をします。いつもはこ
こで拒否されるのですが、私が妻の大き目のお尻に手をかけて上に
導くようにすると、妻はさほど抵抗もせず、私と身体を合わせてき
ました。

私のモノは興奮のあまりすっかり硬直しています。筒先をあてがう
と、妻はまるで自分で深さを確かめるようにゆっくりと呑み込んで
いきます。

「あ、ああ……いい……」

妻がいつものような結合の深さによる痛みでなく、明らかに快感を
訴えだしました。深々と私を呑み込んだ妻はお尻を円を描くように
蠢かせていきます。

「気持ちいいか」
「うん……」
「どこが気持ちいい?」
「クリトリスと……おマンコが気持ちいい」

妻は小さいけれどはっきりした声で答えました。

私は行為の最中に、妻に卑猥なことを言わせるようにしたことが何
度もありますが、妻はなかなかいおうとしませんでした。押し問答
のようなやり取りを繰り返し、ようやく「……気持ちいい」と言わ
せるのが関の山で、「クリトリス」とか「オマンコ」といった卑語
は滅多に口にしませんでした。

しかし今夜の妻は私の求めにあっさりと、自分からそんな卑語を口
にし、そんな自分に煽られたように荒い息を立てています。私の興
奮は益々高まりました。

「紀美子のオマンコに何が入っている?」
「ああ……あなたのオチンチン」
「ちゃんと、『紀美子のオマンコに、あなたのオチンチンが入って
います』と言ってみろ」
「紀美子の……紀美子のオマンコに、あ、あなたのオチンチンが入
っていますわ」

そういった途端妻は驚くほどの緊縮力を発揮し、私のものを締め上
げてきました。

私は始めて味わう妻の奥深い感触に衝撃を受け、思わず射精しそう
になるのをぐっとこらえました。妻の肉体がこれほどのものだった
のか……私は今まで妻の何を知っていたのだろう。

「もっと、ギューッと締めてみろ」
「はい……」

妻は頷くと全身を弓のように反らせ、繰り返しその部分を収縮させ
ます。その度に妻の口から「ぎゅーっ」「ぎゅーっ」という擬音語
が洩れます。

「あ、あ……」
「イキそうか」

妻は無言でガクガクと頷きます。

「イクのならイクといってみろ」
「あ……ああ……イっちゃう、イっちゃうよ……」

妻はそう叫ぶと上体を倒して私に抱きつくと、全身を激しく痙攣さ
せました。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 14:58

妻のパジャマの上衣を脱がすと、裸の上半身が露わになります。妻
の乳房はやや小ぶりですが、反面年のわりに垂れていません。若い
頃は大きな乳房に憧れていたのですが、妻くらいの年で裸が綺麗に
見えるのはどちらかというと貧乳気味の身体でしょう。

久しぶりのセックスでもあるし、妻の容貌の変化に新鮮さを感じた
からかもしれませんが、私もいつもよりは丁寧に愛撫します。妻の
唇から耳の後ろ、うなじ、胸元と丁寧にキスをし、そして乳首を吸
うと既に十分かたくなっています。滑らかな腹部、お臍と舌を這わ
せ、一度身体をひっくり返して背中を攻めます。妻の半裸身は時折
ブルッ、ブルッと小刻みに震え、かなり感じているのが分かります。

私はいつもとは違う妻の敏感な反応にすっかり有頂天になり、浮気
疑惑のことなど頭の中から消え去っていました。妻の身体を表返し、
次に下半身を攻めようとパジャマのズボンを引き下ろした私は意外
なものを見ました。

「……」

それはいつもの色気のない下着とはまったく違う、黒いお洒落なパ
ンティでした。繊細なレースはいかにも高級そうでしたが私が驚い
たのは前の部分がシースルーになり、妻の陰毛がすっかり透けて見
えていたことです。寝室でもっとお洒落をして欲しいと何度もいっ
たことはありますが、妻はいつも恥ずかしそうに笑って首を振るば
かりでした。こんな下着を身に着けている妻を見るのは初めてです。

驚きは驚きですが、その時は興奮のほうが先に立ち、私は妻のパン
ティを一気に剥ぎ取りました。そこで私は更に驚くものを発見しま
す。

それは短く揃えられた妻の陰毛です。下着越しには気づかなかった
のですが、長さは2センチもありません。いつも妻はその部分につ
いては自然のままで、クンニリングスのときに口がジャリジャリす
るほどです。「一度剃ってみたら」などとふざけて言ったこともあ
るのですが、下着のことと同じで、笑って拒否されていました。

私の興奮は更に高まります。太腿の裏からふくらはぎ、足の指まで
丁寧に口吻するといよいよ妻の女の部分を攻めます。始めは最も敏
感な箇所は避けて周囲を攻めると、妻はさももどかしげに下肢をく
ねらせます。指をそっと妻の陰裂に差し入れてみると、そこはもう
お湯が湧いたようになっています。

「今日はどうしたの? 随分感じているじゃないか」
「嫌……」

妻は恥ずかしげに顔をそらせます。

「おマンコはもうぐしょぐしょだよ」

私がわざと卑猥な言葉を囁くと、妻は「ああ、エッチなことを言わ
ないで……」と溜息をつくようにいいます。

セックスに関しては淡白だと思っていた妻が、私の技巧で燃え上が
っていると思い、ますます興奮は高まってきました。私は妻の股間
に顔を埋めると、すっかり屹立を示しているクリトリスを吸い上げ
ます。

「あっ、ああっ……」

妻は悲鳴をあげると両手で私の頭を押さえました。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 14:26

妻の外見上の大きな変化は他にもありました。それは今までほとん
どかまうことがなかった髪形です。

妻はずっとショートヘアで、ナチュラルなカールがかかっていまし
た。美容院代も節約していたのか、ある程度延びたら短く切るとい
うのを結婚以来ずっと繰り返してきたのですが、ある日会社から帰
ると、妻の髪が急に明るい栗色になっており、一気に伸びていまし
た。

「どうしたの、それ」
「なんのこと?」

妻は平然としています。

「髪の色、前からそんな風だっけ?」
「あら、ずっと前から染めているわよ。あなた、気がつかなかった
みたいだけれど」

確かに妻の髪のことをそれほど気にしたことはなく、美容院に行っ
た時も翌日まで気づかずに、妻に叱られたことがあったほどです。
しかし、さすがに今日の変化はいつものものとは違います。

「もっと黒かったよ」
「そういえば今日は、少し明るくしてもらったかな……」

そういいながら妻は私の視線を避けるように首を傾けました。

「美容院に言った割には、短くなってないみたいだけれど」
「今日はほとんど切っていないのよ。少し伸ばしてみたいの……ほ
ら、私ももう年でしょう。ロングに出来るのもそろそろ限界かなと
思って」
「ふーん」

伸びたように見えたのはストレートパーマをかけたせいでしょうか。
随分印象が違って見えます。

繰り返しになりますが、私は妻にもっとお洒落に気を配って欲しい
と思っていましたので、その時の妻の変化は単純に嬉しく思いまし
た。新しい髪形は確かに妻に似合っており、一気に5歳ほどは若々
しく見えるほどだったのです。

しかし今回、「妻が浮気しているのでは?」という仮説のもとで改
めて考えて見ると、ここのところの妻の急激な外見の変化には、な
んとなく不審を感じてしまいます。

ケジラミに付いては早めに処置したのが幸いしたのか、悪化するこ
とはありませんでした。それでも絶対大丈夫だろうという確信を得
るまで念のため薬は長めに使いました。

その後ソープには一度だけ行きましたが、前回の「事件」のせいか
あまり気分が乗らず、自然に足が遠のきました。

人肌が恋しくなった私が久しぶりに妻を誘ってみようと思ったのは、
一昨年の秋頃です。それこそ「事件」が起こる2週間前以来ですか
ら、約3ヶ月ぶりのセックスとなります。

妻は少し躊躇っていましたが、やや強引にベッドに侵入し、抱きし
めてキスをしているうちに息が荒くなってきました。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 09:13

「紀美子に限ってそんなことは……」

自分が風俗に通っていながらそういう風に考えるのはどうかと思い
ますが、私は紀美子が自分以外の男と関係を持つなどということは
考えたこともありませんでした。その頃私はこの「妻物語」に出入
りしており『本性』、『戦い』、『なぜ』などの名作に興奮させら
れていましたが、それはあくまで自分と妻の間には起こりえない物
語ということで楽しんでいただけなのです。

妻はその地方ではお嬢さんが行くといわれている短大を卒業した後、
大手の地方銀行で窓口業務をしていました。どちらかというとおっ
とりしたタイプの妻はお年寄りの客に受けがよく、成績もそれなり
に良かったようです。その手の仕事には良くある話ですが「息子の
嫁に」といわれた事も一度や二度ではないということでした。

私との見合いしたのが就職後3年目の春、その年の秋には私たちは
結婚していました。

ウェディングドレスに身を包んだ妻は本当に美しく、見合いで結婚
するということに私が感じていた少しばかりの鬱屈を吹き飛ばすほ
どでした。その後新婚旅行で先に述べたようなささやかなトラブル
はありましたが、夫婦生活は円満そのものだと思っていました。

今回の出来事がきっかけで私は現在の妻の生活について振り返って
みました。

2人の息子を中高一貫の私立、しかも同じ学校に行かせていますの
で、教育費の負担は我が家にとって相当なものです。しかしながら
幸い私の収入は人並み以上であり、妻も下の子が手がかからなくな
ってからは、以前勤めていた銀行の本店へパートに出ていますので
なんとか暮らしていけます。

現在のマンションでの生活も10年以上になり、妻の生活圏はマン
ションでの子育て仲間、パート先、学校での付き合いと意外に拡が
っており、会社と自宅を往復するだけの私よりはむしろ交友関係は
広いようです。

妻のことを美人だと、何度も惚気るようなことを書いて気が引ける
のですが、普段の妻は化粧ッ気もほとんどなく、自分の服もあまり
欲しがらず普段着のようなものばかり着ていますので、どちらかと
いえば地味な印象です。顔立ちはバレーボールの菅山かおる選手(年
齢はだいぶ違いますが)の目元をはっきりさせたような感じです。

しかし身長もあり(165センチ)、きちんと化粧をしてそれなり
の格好をして出かけると見栄えがします。40歳を過ぎた妻ですが、
一緒に歩くのが誇らしくなるほどです。

そういうこともあって、私は妻にたびたび新しい服を買ってやろう
かと提案していたのですが、妻は息子の教育費のことが気になるの
か「もったいないから私はいい」と、首を縦に振りませんでした。

しかしここ半年ほどでしょうか、妻と外出するときに、私が見たこ
ともない派手なブラウスやワンピースを着ていることが何度かあり
ました。

「それ、いつ買ったの?」
「この間……バーゲンで安くなっていたからお小遣いで買っちゃっ
た。ごめんなさい」
「いや……よく似合っているよ」

今まで私がこういった服を着て欲しいと思っていたものを妻が自分
で購入し、着てくれていることを単純に喜んでいたのですが、ある
時妻が、こどもが生まれてからは絶対にといってよいほどはかなか
ったミニスカート(といっても、膝が見える程度ですが)をはいて
きたのにはさすがに驚きました。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/25(Sat) 19:59

家に帰った私は動揺が収まらず、妻の顔をまっすぐ見ることが出来
ません。

「今日は遅くなるんじゃなかったの?」
「ちょっと予定が変更になって……」

下手な言い訳をすると、食事もそこそこに自室に向かい、インター
ネットで「ケジラミ」について調べます。

---------------------------------------------------------
『ケジラミ』

原因:ケジラミという寄生虫が性的な接触により感染。まれに衣類、
寝具を介して感染する。

潜伏期間:1~30日間

診断と治療:
・ ケジラミの卵を検出する。
・ スミスリンパウダーかスミスリンシャンプーを使い約10日で治
ります。だが卵には効かないので、孵化にかかる1週間程度の間隔
を空けて数回行う必要がある。
・ 陰部を剃毛して軟膏を塗る。また卵の孵化の時期を待って殺虫する。
----------------------------------------------------------

スミスリンパウダーもスミスリンシャンプーも店員さんに買っても
らっています。泌尿器科に行く代わりにソープでケジラミの診断と
治療をしてもらったようなものです。

しかし私は「性的な接触により感染」という言葉が頭から離れませ
んでした。

自分ではまったく気がつかなかった、つまり痒みがなかったわけで
すから出張前に行った別の店で移されたという可能性は低いことに
なります。すると誰に移されたか……?

「まさか……妻から」

ここ一ヶ月半の間で私が性的な接触を持ったのは妻だけです。果た
してケジラミは妻から移されたのか、もしそうだとしたら、妻は誰
から移されたのか?

「紀美子が浮気……?」

私の頭の中で一つの仮説が言葉の形をなしました。

いや、それはソープの車で送られる途中、ずっと頭の中にあったこ
とです。まさかそんなことはと否定していたのですが、「妻の浮気」
という言葉が急に私の胸を締め付けてくるような感覚に襲われまし
た。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/25(Sat) 19:42

久しぶりのソープランドでの体験がどういうものであったかは、
『妻物語』の趣旨に合いませんので詳しくは書きませんが、結婚前
に行ったようないかにも欲望処理の場所といった感じではなく、昔
からは考えられないような若い綺麗な女の子が、恋人のようなサー
ビスをしてくれるのにすっかりはまってしまいました。

その頃収入が増え生活に余裕が出来てきたこともあり、かなり頻繁
に通うようになりました。何人かの馴染みの女の子が出来、妻との
セックスも益々疎遠になりました。

一昨年の夏のある日、長めの海外出張とその後体調を崩したりでし
ばらくご無沙汰行ってしていた店に足を運びました。その日初めて
付いた女の子がにこやかに挨拶し、おもむろに私の服を脱がせ、フ
ェラチオを始めようとしたときに妙な顔をしました。

「どうしたの?」
「うーん……」

女の子は首をかしげながらしばらく私の陰毛を掻き分けるようにし
ていましたが、やがて顔を上げました。

「お客さん……ケジラミがあるよ」
「えっ?」

女の子は器用に指先を使い、小さな白いものをつまむと私に見せま
した。

「ほら……卵」

想像もしなかった展開に私は動揺しました。

「まだほとんどいないから、すぐに薬を使えば大丈夫だよ」
「そう……ごめんね」

故意ではないですが、もう少しで大事な商売道具(?)をしばらく
使い物にならなくするところでした。私は恐縮しました。

「前にこの店にきたのはいつ?」
「ここはしばらく来ていないな……あ、別の店に一ヶ月半くらい前
に行ったけど」
「それは違うわね……そこでもらったんなら、もっとひどくなって
いると思う。これだと10日か2週間くらいかな?」

女の子はそう言うと私に服を着せていきました。

「良くなったらまた遊びに来てね」

部屋を送り出された私は、入浴料を全額返され、店の車で駅まで送
ってもらう途中、店員さんに薬局で薬まで買ってもらいました。私
がその間考えていたのは、どこでケジラミを移されたのだろう、と
いうことでした。

ちょうど私は2週間前、妻と久しぶりにセックスをしていたのです。
関連記事
投稿者:KYO 投稿日:2006/02/25(Sat) 18:52

初めて投稿します。

一昨年の夏ごろから私たち夫婦に起こった事件について書かせてい
ただこうと思います。実話6割、妄想4割といったところですが、
よろしければお読みください。

私45歳、妻、紀美子42歳、見合いで結婚して18年になります。
私が言うのもなんですが妻ははっきりした顔立ちの美人で、会った
途端に気に入り、一ヵ月後にはプロポーズをしていました。
その後2人の子宝に恵まれ、まずまず夫婦仲は円満に推移してきた
のではと思います。

紀美子は容姿が優れているだけでなく気立ても良く、料理も上手で、
本当に良い妻を得たものだと思い、私も結婚してからは浮気するこ
ともなく妻一筋で過ごしてきました。

妻についてただひとつ物足らなかったことは、セックスが淡白だっ
たことです。
妻は結婚する時は処女で、私もあまり経験がなかったため、新婚初
夜は上手くいきませんでした。
その後悪戦苦闘の末、やっと結ばれたのは新婚旅行の最終日でした。
その時の体験がかなり苦痛だったのか、妻はその後ずっと、セック
スに対しては積極的になれませんでした。
2人の息子の妊娠、子育て中は数ヶ月に一度という具合で、今なら
完全なセックスレスといって良いでしょう。私もなんとなくそんな
状況に慣れてしまい、子育てが一段落してからも夜の生活は1、2
ヶ月に一度という間隔でした。

私は人並みに性欲はある方ですので、妻とのセックスだけでは欲望
を解消することが出来ません。それでずっと妻に隠れて自分で処理
してきたのですが、40歳を過ぎる頃から、急に焦りのようなもの
が出てきました。

年を取るといずれ性欲は衰え、いずれセックスは出来なくなります。
男としての自分の一生を考えた場合、これで良いのだろうかという
気持ちが生まれてきたのです。

元気なうちにもっとたくさんの女を抱いてみたい。かといって素人
に手を出すのは危険ですし、そもそも妻を裏切るようで気が進みま
せん。

そこで風俗なら良いと自分に言い聞かせたというわけではないので
すが、結婚以来足を踏み入れていなかったソープランドへ行ってみ
ることにしました。
関連記事
投稿者:田舎おやじ 投稿日:2005/10/31(Mon) 23:08

妻とのメールのやり取りは約2時間で二十数回になりました。
話が長くなりますので、要約すると以下のような内容でした。
・ 知り合ったきっかけは、彼が勤めている会社で妻が保険の勧誘をした相手だった。
・ 保険の件で何度か逢っているうちに、お茶を飲んだり、食事をするようになった。
・ 彼は×1で離婚した元妻と子供の為に毎月仕送りをしていた。
・ 保険の契約を取るため、一度だけの約束で関係を持ったが、セックスレスに近い状態であった妻は、彼との関係をやめる事が出来ず、そのまま続いてしまった。
・ 最初の頃は昼間に時間を取ってホテルへ行っていたが、彼の経済も苦しいので、すぐに仕事が終わった後の彼のアパートでの関係になった。
→ 夜の外出が多くなった理由が分かりました。
・ 一年位前から、彼の生活の苦しさが可愛そうになり妻から毎月5万円を手渡していたとの事。
→ 妻の給与が何処に消えていたのか分かりました。
・ 更に、それだけでは足りなく、我が家の定期預金を解約して去年の年末に300万円を渡していた。
→ 迂闊でした、家庭のお金は全て妻に任せていましたので、このような状態になっているとは知りませんでした。
・ 7月末に、彼が会社を退職してから連絡が取れなくなっていて、アパートは以前のままで、何度行っても帰ってきた様子は無い(妻は合鍵を持っているようです)、携帯がつながらない(どうやら止められているらしい)。
・ いつかこの事が家族(夫)にばれるのではと、最近は落ち込んでいる。

ここしばらく気持ちが不安定な状態であったのでしょうか、堰を切ったように色々なことを妻は教えてくれました。
きっと誰かに気持ちを聞いてほしかったのかもしれません、携帯の出会いサイトの匿名性に安心して、素性がばれないと思い話したのでしょう。

結局何のことはありません、世間知らずの人妻がいいように体を弄ばれ、言葉巧みに(妻は体の関係を続けたかったようですが)少なくないお金を貢がされたという間抜けな話でした。
これに気がつかなかった私もお目出度い田舎のおやじと言うことです。
しかし、いつも偉そうに私に接している妻に対して大きな武器を持ったことになります。

この後、私はとある探偵社の名前を借りて、もっともらしい報告書を作成しました。
頃合いを見計らい、それを妻に見せました。
こんな報告書など私も見たことはありませんが、書いてあることは全て妻から聞いていた事実なので、妻は頭から本物の報告書と信じ込んでしまいました。
そのときのやり取りは、ここで書かれている皆様の投稿と大差なく中々の修羅場でした。
しかし、世間体もあるのか?離婚はしたく無いとの妻の申し入れに、暫く返事を渋った後、離婚をしない条件で、私の性奴隷となった妻を私好みに調教をしているところです。
警察へ被害届(詐欺罪で)も出しましたが、不倫相手であった男とはその後も連絡が取れず、現在に至っています。

つまらない話だったと思いますが、読んでいただいてありがとうございました。
貴方の隣にいる奥様もどんなメルトモを持っているか分かりませんよ。
一度調べてみてはどうですか?・・・・・・

終わり・・・
関連記事
投稿者:田舎おやじ 投稿日:2005/10/30(Sun) 18:08

先日のメールのやり取りから一週間ほどしてから妻にメールを送りました。
『U』:K子さん、お久しぶり。ここのところ忙しくてメールが出来ませんでしたが、元気でしたか?Hの方はどうですか?充実していますか?
此処の所、私とはHがご無沙汰ですので、誰としているのか探ってみました。
すぐに返事が帰って来ました。
『K子』:こんにちは、Uさん忙しそうですね。私の方は相変わらずの状態です。旦那とは最近全くHがありません。私に興味がなくなったのかな?
『U』:そうですか、旦那さんとはしていないのですか。でも先日のメールで他にHを楽しんでいる人がいるようでしたがそちらはどうですか?
『K子』:Uさんに話していなかったけど、実は私一年半前から不倫しているんです。その彼とは月に2~3回逢っていました。
『U』:そうなんだ、彼とはどうして知り合ったの、どんな人なの、興味があるので教えてもらえることだけで良いから教えてくれない?
と返信しました。
妻は、一年半前から私を裏切り、何処の誰かも分からない男に抱かれ続けていたのです。
そうすると、これまでの妻の変化は少しずつ辻褄があってくるような気になりました。
身に着けるものが代わって行ったのは、きっとこの男の影響ではないかと思います。
それと、最近分かったのですが、妻は家族に隠れてタバコを吸うようになっていたのです、これも男の影が見えるような気がします。
中々返事が来ないので、教えてくれないのかな?と思っていました。
夜になってからようやく返事が来ました。おそらく自宅に戻ってから返事をしたのでしょう。私は、まだ仕事中で、外を回っているところでした。
『K子』:返事が遅くなってごめんなさい。気持ちが落ち着いてから返事しようと思ったのでこんな時間になってしまいました。
今、午後8時過ぎです。
妻からのメール内容は私の想像を超えるような内容でした、次回でそれをお知らせし、最終回にしたいと思います。
関連記事
投稿者:田舎おやじ 投稿日:2005/10/30(Sun) 17:59

私は営業職なので、普段は外回りに出ています。
翌日からは、外回りをしながら妻へ頻繁にメールを送り続け、一週間後には直アドを交換し、かなりきわどい内容のメール交換をするところまで親しくなりました。
この頃は、家族の事、自分のことをかなり教えてもらいました(夫なのでその内容は十分承知しています、殆どの事は嘘ではなく本当のことを言っていました)。
妻とメルトモUとの交信記録は全て私のPCに保存してあるので、時々読み返しては当時のやり取りに興奮しています。
そろそろ頃合かなと思い、妻の浮気について聞いてみました。
『U』:K子さん、こんにちは。僕は今貴方を含めてメルトモの女性が3人います。
当然女房には内緒です。半年ほど前にメルトモの女性と逢った事(Hもしました)があります、偶然なのですが、待ち合わせをしていたところを女房の友人が見ていたのです。
このことはすぐに女房へ知らされて大騒ぎになったことがあります。
貴方は、メルトモとあったことは有りますか?教えてください。
メールを送った後で、すごくドキドキしながら返事を待っていたことを思い出します。
30分ほどで返事のメールがきました。
『K子』:Uさん、こんにちは。私もメルトモと逢った事が一度だけあります。その人は「トシ」さんと言って、他県に住んでいる人なのですが、出張でこちらに来たときお逢いしました。
今までのメールのやり取りから考えると本当のことと思います。
『U』:そうですか、正直に答えてくれてありがとう。当然Hもしましたよね?夫以外の男性とのHはどんな感じかな?興味があります、教えてくれますか?
『K子』:少し恥ずかしいけどUさんにだけ教えますね。トシさんとはファミレスで待ち合わせをして、彼の車でホテルへ行きました。
ホテルへ入ると私はシャワーを浴びたいと言って浴室へ向かいました。
一緒でも良かったのですが、彼が入ってこなかったので別々にシャワーを浴びました。
ベッドの中で彼は、丁寧に体中にキスをしてくれました。特にあそこへのキスは長い時間してくれて、気持ちよくてものすごく感じてしまいました。
『U』:K子はクンニが好きなのかな?彼のものがK子の中に入ってきたときはどんな感じだった?
『K子』:彼のものが入ってきたときは、もう何度も感じていた後なのですぐに気持ちよくなってきてしまい、彼の腰の動きにあわせて私の腰も自然に動いてしまいました。
彼は、一度目は私の中でいって、二度目は私の口の中に出してくれました、少し苦くしょっぱい味がしました。
彼は、結婚後に奥さん意外とHをするのは初めてなので、物凄く緊張したと言っていましたが、私は経験があるので特に緊張もしないで、気持ちよくなることが出来ました。
Uさんとはもう少し親しくなってからチャンスが有ったらね。
私は、メルトモとの浮気が確認できたので、今日はこの辺で終わろうと思い、
『U』:ありがとう。もう少し親しくなったら逢いましょうね。又明日メールします。
と、返事を出し今日の交信を終わりました。
それにしても、『U』=私に対しても浮気を誘うようなメール送ってきました、妻はこんなにも淫乱な女だったのでしょうか?分かりません。
それから、メルトモとは一回しか逢っていないとの事でしたから、浮気の経験があるというのはいったい誰が妻の相手をしたのだろう?
色々な疑念が湧き上がってきていましたが、私の股間はギンギンになって痛いくらいでした。
この頃の私は、妻が他の男に抱かれて感じている姿を、見たいと思うようになっていたのです。
私は、妻の様子を見ながら次にメルトモ以外の浮気相手を探るタイミングを探していました。
関連記事
投稿者:田舎おやじ 投稿日:2005/10/29(Sat) 21:20

妻の浮気の証拠を掴むための良い考えが浮かんだのは、この後1ヶ月くらい経ったときのことです。妻の携帯を覗いた事が大いに役立ちました。
今、私は携帯ショップにいます、何故かって?それは新しい携帯を購入するためです。
この事は、家族(特に妻)に絶対秘密です、そうしないと妻の浮気の証拠を手に入れることが出来ないからです。
私は、モデル落ちの安い携帯を購入しました。
これから妻への罠を仕掛ける手続きに入ります。
読者の皆様はもう理解できましたよね、そうなのです、これから妻の登録している出会い系のサイトに別人に成りすまして登録し、妻へ接触をするのです。
何とかメルトモになり妻の浮気の証拠を引き出せないかと思っています。
当然、今でも妻はあの出会い系のサイトに登録していて、時々新しいメルトモを作っています。

早速、サイトに登録しました。
女性の掲示板を検索すると、ありました。妻が書き込みをしたメルトモ募集の掲示板です。
『私はK子 35歳です、普通のOLをしています。何でも話し合える大人の方と知り合いたいです、先ずはメールからはじめましょう。』
私は全くの別人に成りすまして妻へメールを送ります。
『こんにちは、40歳 男性既婚です。同じ県内ですが離れている「Y市」に住んでいます。色々なことを話せるような付き合いをしたいですね。』
一日経っても二日経っても妻からのメールが帰ってきません。
その後、二回ほど同じような内容でメールを送りましたがやっぱり返事が着ません。
私は少しあせり始めてきました、私の計画は妻とコンタクトできて初めて次の段階に進むことが出来るので、この状態は非常にまずいのです。
一旦、登録を解除し再度登録し、もう一度妻へのコンタクトを試みました。
登録名『U』:私、41歳、既婚者です。同じ市内に住んでいます。メールから始めましょう。
翌日、待ちに待った妻からの返信がありました。
『K子』:こんにちは、初めましてK子です、お互い既婚者同士 何でも話せる友達になりましょう。
ほんの小さなきっかけですが、私の計画の第一歩が踏み出されました。
関連記事
投稿者:田舎おやじ 投稿日:2005/10/29(Sat) 21:17

メール交換の続き
『K子』:トシさん、おはようございます。今家を出ました、約束どおり11時半には着きます。
『トシ』:分かりました。先に行って待っています。

ここまでのやり取りを見るとメルトモの『トシ』さんとは初めて逢うようです。
逢うまでの不安な気持ちが分かります、妻のほうは食事の後Hする気が十分のようです。
そうすると、今まで感じていた妻に対する疑惑は彼ではないような気がします、それでは妻はいったい誰の為にあのような下着、服を着ていたのか?
少なくとも、あのようなものは私の趣味では有りませんので、私の為ではないでしょう。
又、新たな疑問が出てきました。

妻と『トシ』さんが初めて逢った後のメールです。
『トシ』:K子さん、今日は楽しい時間をありがとう。想像通り貴方は素敵な女性でした。遠くに住んでいるので度々会うことが出来ないのが残念です。
あのときの艶かしい貴方の声がまだ耳の中に残っています。
『K子』:トシさんこそ素敵な男性でした。貴方のものが私の中にまだ残っているような感覚です。あんなに感じたことは久しぶりでした。
まもなく家に着きますので、メールは来週になります。これからもメルトモで宜しくね。
『トシ』:そうですね、又しばらくはメルトモでいましょう。又来週メールします。

以上が、妻の浮気を確認できたメールです。
但し、これはメールのやり取りだけで、証拠があるわけではありません。
どうやって証拠を掴もうかということだけが私の頭の中にあり、妻をどうしようとの考えは全く浮かんできませんでした。
しかし、このときの私の複雑な感覚だけは今でもはっきり覚えています。
これが厄年の2件目の事件です。
関連記事
投稿者:田舎おやじ 投稿日:2005/10/29(Sat) 21:15

確認できた妻とメルトモ『トシ』との交信記録は次のようなものでした。
『トシ』:K子さん、久しぶりのメールありがとう。メールが来ない日はとても落ち込んでしまいます。昨日、旦那さんと喧嘩したのですか?僕でよければ相談して下さい、僕も二人の子供を持つ父親なので少しは旦那さんの気持ちが分かるかも知れません。
『K子』:返事ありがとう。子供の教育について考え方が違っているたんです。でも、もう解決しました。心配掛けて御免なさい。
『トシ』:そうですか、それは良かったですね。ところで、先日から話していました私の出張ですが、来月の8月4日~6日に決まりました。もし逢ってもらえるなら、もう一泊しますので、金曜日の夜か土曜日の昼間に会えませんか?因みにホテルは「T」に泊まります。
『K子』:来週ですね。金曜日の夜は出かけるのが難しいので、何とか土曜日に都合がつくようにしてみます。
『トシ』:ありがとう。嬉しいです。一週間後が楽しみです。でも僕がK子さんに気に入ってもらえるかな?少し心配です。
『K子』:トシさんは素敵な方だと想像しています。私のほうこそトシさんに気に入ってもらえるかしら?不安です、気に入ってくれたら楽しい時間を過ごしましょう。
『トシ』:お互い逢うまではドキドキですね。それでは来週メールします。おやすみ。
『K子』:おやすみなさい。
『トシ』:K子さん、おはようございます。土曜日の件大丈夫ですか?
『K子』:大丈夫です、予定通りに何とか都合をつけて逢える様にします。
『トシ』:分かりました、金曜日になったら又メールします。
『K子』:待ってます。
『トシ』:K子さん、こんにちは。明日の待ち合わせ場所と時間を決めたいのですが、ここは出張で来ただけなので詳しく分かりません。貴方が良いと思う場所と時間を決めてください、僕がそこへ行くようにします。
『K子』:トシさん、こんにちは。待ち合わせ場所はファミレスでどうでしょうか?時間はお昼近くが良いと思います。一緒に食事しましょう。
『トシ』:分かりました。具体的な場所を教えてください。
『K子』:ファミレスは、貴方の泊まっているホテルの前の道路を駅の方に進んで行き、駅を過ぎてから500mくらい先の左側にある「G」にしましょう、時間は11時半に待っています。
『トシ』:K子さん、今晩は。連絡が遅くなってごめんなさい。場所と時間OKです。明日が楽しみです。おやすみなさい。
おそらく、このメールが来てから私に土曜日の外出を話したのでしょう。
関連記事
投稿者:田舎おやじ 投稿日:2005/10/05(Wed) 18:12

2階の寝室で着替えをしている妻に、義母が
『K子、頼んでいた薬は買ってきてくれた?』
と聞きました。
『あ!ごめん、忘れていた、すぐに買ってくるね。』
と返事をし、あわてて普段着に着替えを済ませ、2階からおりてきて、近くの薬局へ出かけていきました。
何の気なしに2階の寝室へ行くと、ドレッサーの上に妻の携帯が置き忘れてありました。
普段は、自分の側から離さず持っていて、風呂に入るときでさえも脱衣所まで持って行き、誰にも触らせないよう気を使っているのに、どうしたのでしょう。
多分、着替え中に義母から買い物のことを言われて、あわてたのでしょう。
その時、私の心の中では、
『千載一遇のチャンス』と悪魔が囁いていました。
早速、妻の携帯を開き、メールの送信記録と着信記録を確認しました。
『やっぱり!・・・』
妻は、メルトモの男性『トシ』逢っていたことが分かりました。
又、妻が出会い系のアダルトサイトに登録していることもこの記録で発見する事が出来ました、これが後々大きな威力を発揮してくれるのですが、このときはそれほど深い考えはありませんでした。
15分ほどで、妻の車が帰ってきたので、確認作業もそこそこに携帯を元に戻し、階下へ降りて行きました。
メールの内容に少し興奮していたのか、帰ってきた妻から、
『どうしたの?顔が少し赤いよ』と言われました。
『子供と庭で遊んでいたので、少し陽に焼けたのかな?』
と、ごまかしましたが、心の中は激しい動揺?怒り?落胆?喜び?の複雑な感覚が渦巻いていたのです。
そして、私の股間は熱くはちきれんばかりになっていました。
関連記事
投稿者:田舎おやじ 投稿日:2005/10/05(Wed) 13:48

事故の後遺症も無く、仕事に励んでいたその年の初夏のことです。
夏が近づくと、私の仕事もいくらか落ち着き、週に何回かは早く帰るようになりました。この頃になると、いくら鈍感な私でも妻の行動に不信感が沸いてきていました。
頻繁に会社の同僚との飲み会があり、毎週末の夜は、はほとんど家にいません。
相変わらず、契約のためと言いながら夜の外出もあり、季節柄結構薄着で出かけています。
『そんな格好で、男にでも会いに行くのか?・・・』と心の中で思っていました。
とにかくその頃の妻の格好は、体のラインがはっきり分かるような服を好んで着ていて、夫の私から見てもいい女に見えたものです。
下着も、少し前まで穿いていた木綿の無地ではなく、原色の派手な色でレースのついているものばかりになっていました。
先日の休みの日に、妻の留守を狙ってクローゼットの中を確認したのです。
一番びっくりしたのは、妻の下着が入っているタンスの小引き出しの一番下に黒々とした、見たことも無い大きなバイブレーターが隠されていたことです。
所々に使用感があり、こんなものをいつ使うんだろうと、そのときは少し興奮してしまった私がいました。
妻は、以前から男性のメルトモを数人持っており、その中で一番長い人はもう半年以上もメールの交換をしているようです。
初めの頃はこのメルトモと交換したメールをよく見せてくれたのですが、この2~3ヶ月あまり見せなくなっています。
その中で、一番長く続いているメルトモを、仮に『トシ』さんとします。
私に見せられないような内容でのメールの交換をしていると思ってはいましたが、メルトモは、他県在住で離れているため、会う事も無いだろうと考えていました。
この考えが甘かったのは、すぐに分かりました。
今でもはっきり覚えています。
この年の8月7日(土)は朝から良く晴れていました。
この日は、私も久しぶりの完全休日で朝からのんびりしていて、子供の夏休みの宿題を見ていました。3人共小学生なので宿題の内容は簡単で昔を思い出しながら見ていました。
昼前の11時頃に妻が、
『それじゃ、友達と買い物に行ってきます、お昼はおばあちゃんと食べてください。』
と言って出かけていきました。
昨夜、誰かは分かりませんが妻の携帯にメールが来ました、すぐに妻はそのメールを私に見られないようにして読みおえてから、
『明日、お昼ごろに友達の A子 と買い物に行って来てもいい?』
と聞いてきました。
『明日は、俺も休みだし、子供は俺が見ているから良いよ』
と返事をしました。
そのときの、妻の申し訳なさそうな表情は子供を置いて休日に出かけることだけでは無い心の揺れを表していた事を見抜けませんでした。
近くのショッピングセンターでの買い物なので2~3時間で戻るとのことで出かけて行きましたが、3時を過ぎても帰って来ません。
私は昨夜のメールが気になっていて本当に買い物なのか?との疑念がわいてきていました。
そんな時に妻が帰ってきました。
『随分遅かったな』と聞くと、
『ただ今、遅くなってごめんなさい、お店で偶然知り合いの「B」さんと「C」さんに合ったのでお茶をしていたの。』
私のすぐ脇を通り抜けて2階の寝室へ向かう妻は、ほんのりシャンプーの香りがしました。
『ん?・・・』
どうしてシャンプーの香りがする?こんな暑い日に出かけていたのだから、いくら店の中はエアコンで涼しいと言っても多少の汗をかくと思います、朝シャンした時の香りがこの時間まで残っているわけはありません。
私の中で少しずつ疑念が大きくなって行きました。
関連記事
投稿者:田舎おやじ 投稿日:2005/10/05(Wed) 12:19

いつの間にか、夫婦の寝室にあるクローゼットは妻の着るものでいっぱいになって来ていました。
『おい、お前の着る服がどうしてこんなに増えているんだ?』
と、妻に言うと。
『生命保険のセールスレディーなんだから、あまり見っとも無い格好は出来ないでしょ?それに周りの女性の目もあるので、毎日同じ服は着て行けないもの。』
と言います。
それも、もっともだなと思いますが、クローゼットのなかの9割以上が妻の服です。
又、この頃から以前は履かないような、膝上10cmのタイトスカートや深くスリットの入ったスカート等が増え、胸の大きさを(妻は160cm、55kgでバスト92cmのFカップ)強調するようなブラウスやタンクトップもありました。
妻が、成績の良い方でないことはその給与明細からも分かりますが、半分以上が洋服やアクセサリー等に消えていくのはどうかな?と思ってはいましたが・・・。
当時の私は仕事が忙しく、妻が出勤する前に私が出勤し、深夜に帰宅する毎日でそんな妻の変化を見落としていました。
そんな中、私の厄年になる1999年の3月に交通事故がおきてしまいました。
信号で停車中の私の車が後ろから追突されたものです。
怪我は軽く、少し鞭打ち気味だけなので、念のため一日だけ入院する事になりました。
入院の手続きをしているところへ妻がやって、
『おとうさん、大丈夫?』と聞いてきました。
医者から聞いた診察の結果を話し、怪我が軽い事を知るとほっとした表情になりました。
それよりも私がびっくりしたのは妻の姿です。
黒のストッキングに真っ白なタイとスカートを穿き、ピンクの薄いセーターを着ていて大きな胸が目だっていました、右手にはハンドバックを持ち左手には黒い皮のロングコートを持っていました。
どれも私には見覚えの無いものばかりです、普段はノーメークの妻しか見ていないので自分の妻ながら怪しい色気を感じてしまい、股間が熱くなるのを抑えられませんでした。
『いつもそんな格好で仕事しているの?』・・・私。
『そうよ、大体こんな格好で出かけているわ』と妻。
『ふーーーん!』・・・私。
私が良く知っている妻とは、なんとなく違った雰囲気がありました。
この事故が厄年1件目の事件でした。
関連記事
投稿者:田舎おやじ 投稿日:2005/10/05(Wed) 08:49

皆さん初めまして私は、地方の中小企業に勤めている49歳の会社員です。
家族は、妻「K子」43歳で近所のスーパーでパート社員をしていて、何処にでもいるような普通の奥さんです。
子供は3人。妻の母親(義母)と同居しています。
ところで、男も女も厄年がありますよね。
男は数え年での42歳が厄年とされていますが、本当に厄年だなと思った私の経験を話したいと思います。
何処にでもあるような話しですが、聞いてください。

今から8年前のことです、当時は私の勤めている会社も不況の中でもがいている状態で、給与も減額され、賞与もほとんど期待できない状態が数年続いていました。
下の子供が小学校に入学した事と、家庭の経済を助けるため、2年ほど前から妻は某生命保険会社のセールスレディーとして勤めています。
当初は毎日定時に出勤して、遅くとも夕方6時には帰宅すると言う勤務状態で、これが約半年ほど続いていました。
一年ほど過ぎた頃から、契約の判を貰うためということでに夜になってから出かける事が度々あるようになりました。
妻の母(義母)が同居しているので、子供の世話はしてもらえるのです。
契約してくれる人の中には、昼間は仕事が忙しいから自宅に来て欲しいという人がいる事は十分ありえることと思いますが。
この頃の私は、中小企業の営業課長として得意先よりの受注を確保するため、毎日のように深夜まで仕事をしており、土・日は接待だとか、出張だとかでほとんど家族を顧みない仕事人間でした。
妻との交渉も結婚後10年もするとマンネリしてきていて、それこそ子供の休みのようで1学期に一回程度、年に3~4回位しかない状態でした。
後で分かったことですが、女盛りの妻には結構辛い日々だったようです。
関連記事
投稿者:西山 投稿日:2003/11/19(Wed) 21:54

披露パーティーは仲人も無く、一部の社内の者と少しの友人、あとは濃い身内
だけの、あまり派手ではない物でしたが、私も直属の部下という事で招待され
ていました。
当然私などのスピーチは無かったので、司会の方に簡単な祝辞と歌を歌わせて
欲しいと言いに行き、ワインを飲みながら出番を待っていると、暫らくして私
の名前が紹介され、前に出てマイクを外して持ち、課長に方に近付きながら。
「課長。本日は真におめでとうございます。と言いたい所だが、人の家庭を無
茶苦茶にしておいて、自分は幸せになるつもりか?俺の妻は二度までもお前に
いい様にされて、今、心療内科に掛かっている。それでも懲りずに、また誘う
為にマンションはそのまま借りておくだと。ふざけるのもいい加減にしろ。も
う妻はかなり良くなったから、お前の所なんかには二度と行かない。」
課長を含め、みんな呆気にとられて、止めにも来ないで立ち尽くしていました。
「それに、新年会で社長の事を親ばかだとか、お嬢さんの事を、何も出来ない
我がまま娘と言っていたが失礼だろ。そんな事が言えるのか?お前はその社長
から貰ったお金で慰謝料を払ったんだろ?自分のした事の後始末ぐらい自分の
力でしたらどうだ。」
私は胸ポケットから百万円を出して課長に投げつけ、反対のポケットから、コ
ピーしてきた10枚の詫び状を出してばら撒きました。
私はまだ言いたい事が有ったのですが、やっと我に返った部長に腕を引かれ、
お嬢さんの泣き声を聞きながら会場を出ました。
会場の外で部長は、私の肩を何度も叩きながら。
「後の事は任せておけ。」
会場の中に戻っていく部長を見ていて、何故か涙が溢れました。
この縁談は破談になり、課長も会社を辞めて、私を名誉毀損で訴える事も無く、
その後どうしているのか分かりません。
一度課長のマンションを覗きに行ったのですが、もう表札も有りませんでした。
当然、私も会社を辞めて、今は部長に紹介して貰った会社に勤めています。
ここは主に中国製品を扱っている、20人ほどの小さな会社ですが、私が中国
の担当だった事で、あるポストを用意して迎え入れてくれました。
給料は可也減ったのですが、小さいだけ有って、今迄の様に守りではなく攻め
ている分、充実感が有ります。
家のローンや子供達の将来を考え、給料が減った分、4ヶ月前より妻が事務の
パートに行き出しました。
男が多い職場なので気になりましたが、このご時世、結婚以来仕事をしていな
い妻が、働く所が有っただけでも奇跡に近く、贅沢は言っていられません。
妻は未だに、その日の事を何でも詳しく話してくれます。
先日も“○○さんに食事を誘われたけれど、主人以外の男の人と食事しても美
味しくないし、楽しくないからと言ったら、それから一切誘って来なくなった。”
と笑っていました。
私はお守りを持っている事も有って、妻を疑わない事にしました。
今思うと、あの頃は出張先でも、家庭の事は気になっていましたが、妻の顔を
思い出した事は、無かったような気がします。
妻が思っていた様に、妻の事を、空気の様な存在に思っていたのかもしれませ
ん。
同じ様に愛し合ってはいても、妻を裏切ったことの無い私より、私を裏切った
妻の方が、私の事を愛していて、必要としていた様な気がします。
普段の生活も、あれ以来変わらず、妻は甲斐甲斐しく私の面倒を看てくれ、夜
の生活も、縛ったりはしませんが、完全にSとMの関係です。
最近ではこういう関係に満足していて、あんな事が無かったらこういう関係に
なれなかったし、妻への愛も再確認出来なかったと思います。
また妻に何か有りましたら、ここに書かせて頂きますが、もうここに書く事は
永久に無いと信じています。
甘いかな?
関連記事

««前のページ  | ホーム |  次のページ»»


  1. 無料アクセス解析