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北原夏美 四十路 初裏無修正

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[Res: 77799] Re: 赦さない・・・② ヨシキリ 投稿日:2012/06/04 (月) 19:32

腹が減ったのでカップラーメンを食べた後、妻の側に行き話し始めました。

私「お前の親に、俺が結婚の挨拶に行った時の事を憶えてるか?」
妻「・・・はい」
私「お前のオヤジは俺に“娘を泣かすような事があったら絶対に許さない”と言ったよな。
あの頑固オヤジが今回の事を知ったら、お前をどうするだろうなぁ」
妻「それだけは・・・許して下さい、お願いします」
私「大悟だって同じだぞ、俺は大悟を犯罪者にしたくないからよぉ」
妻「分かっています。お願いです、やり直す機会を下さい」

また土下座をして号泣した。


私「今日はもう寝るから・・・。続きは明日にしよう」
そう言って寝室に行き、ベッドに入り目を閉じ考えていました。


妻が本気で“やり直したい”と言っているのかは分からないが、私にはそんな事は関係ない事だ。
どうあれ許す気は全くないし、私の中では離婚は確定している事だから。
麻美さんも言っていたように直ぐには別れずに、ここは側において様子を見よう。
当分の間、このままの生活を“条件付き”で続けてみようと思った。


翌日、目が覚めて隣のベッドを見ると妻が寝た形跡はなかった。
リビングに出ると妻はソファーに座っていた。
シャワーを浴び着替えたようで、化粧は綺麗に落とされていたが腫れぼったい顔であった。

妻「何か食べますか?」
私「そうだな」

妻がパスタを作り2人で食べた後、改めて向かい合い話し合った。
1日経ち、お互い冷静に話せる状態ではあった。


私「もしアイツがお前と一緒になりたいと言ったら喜んで受け入れていたんだよな?」
妻「そうだったと思います。でも、あの人が離婚する事はないと思っていました」
私「今回の事で、アイツは離婚するんじゃないのか」
妻「もしそうでも、もう関係ありません」
私「アイツがダメだから俺なのか」
妻「そう言う事ではなく・・・、本当にゴメンなさい。許してもらえるように、どんな償いでもします」


私「それにしても、あんなに憎んでいた男を、良くもまぁすんなりと受け入れられるもんだなぁ」
妻「自分でも良く分からないけど、やっぱり忘れられない特別の人だったのだと思う。それと可哀相にもなって」
私「可哀相?何が?」
妻「愚痴を聞いていたら可哀相になったの。会話の内容は知っているんでしょ?」

私「お前の口から聞きたいから、全て話せよ」
妻「肩身は狭いし、毎日辛い結婚生活とか。お金も自由に使えないし、全て指図されている。俺は種馬じゃ無いとか。
プライドが高くヒステリックで嫉妬深い。本当に嫌なババア、結婚なんかしたくなかった。こんなような事を良く言っていたわ」


私の貰った証拠の会話には、こんな話しは一切入っていない。
麻美さんのプライドが許さないはずで、私に渡す物からは消すように指示したに違いない。
寺岡の言った事が真実でも嘘でも、麻美さんの怒りが倍増したのは確かであろう。


私「そんなに簡単にアイツの事を忘れられるのか?忘れられない特別の男なんだろ」
妻「今回は本当に、あの人の本心が分かったから、絶対に大丈夫です」
私「1日に何度も抱かれて、乱れ狂い中出しまでさせた男だぞ」
妻「えっ?何で・・・」
私「驚いたか?何でも知っているんだよ。聴かせてやろうか、お前の狂ったような喘ぎ声を」
妻「・・・ごめんなさい」
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[Res: 77799] Re: 赦さない・・・② ヨシキリ 投稿日:2012/06/01 (金) 19:36

部屋に入り、私は冷蔵庫からビールを出し一気に飲んだ。
リビングの床に正座した妻が「ゴメンなさい・・・許して下さい」と泣きだし土下座した。


そのまま数十分、妻が落ち着くのを待ち私は話し始めた。

私「お前はこれからどうするつもりなんだ」
妻「許して下さい、お願いします」
私「許す?そんな必要はないだろ、俺より“あの男”を選んだんだろ?」
妻「あの人の気持ちは今日で全て分かりました、私が馬鹿でした・・・」

私「全て分かった?前に捨てられた時だって分かってたんじゃないのか?」
妻「はい・・・、でも一度会ってしまったら・・・、本当に愛していた人だったから・・・」
私「それじゃ、俺はお前にとって何なんだ?」
妻「もちろん愛していたから結婚したし、あの人の事は私の中からは消えたはずだった。
でも・・・会ってしまったら、前に付き合っていた時と同じ気持ちになってしまったの。
私にとって、忘れられない人だった。あの人は特別だったんです、私の全てだったんです。
ヨシには悪いと思って離婚も考えたし、でも離婚すれば会えなくなるので言えませんでした」

私「結婚したから、アイツに抱いてもらえるなんて皮肉だな。そりゃ気持ち悪い俺と離婚も出来ないよな」
妻「気持ち悪いなんて本当に思ってません。ただあの時は、あの人の事しか頭に無くて拒否してしまった・・・
あの人以外は考えられなかった・・・どうかしてました」
私「アイツだけの女で居たかったわけだ。アイツはお前の事なんか、何とも思ってなかったけどな」
妻「・・・・・本当にごめんなさい」


私「そう言っても、また連絡が来て“あの時はああ言うしかなかった、本心じゃない。好きなのは里奈だけだ”とか言われたら、
また同じ事を繰り返すんだろ」
妻「そんな事は無い、絶対に。あの人の本心は全て分かったから・・・」
私「そんな事言って、今も連絡を待っているんだろ」
妻「信じて下さい、お願いします」
私「お前の何を信じれば良いんだよ」
妻「信じてもらえるように努力します、チャンスを下さい」


私「それじゃぁ、今後お前はどうしたいんだ?」
妻「ヨシと・・・やり直したい・・・」
私「あぁ?何をやり直すって?また、みんなを呼んで結婚式でも挙げるのか?俺達は始まってもいないんだよ!」
妻「・・・・・本当にごめんなさい・・・」
また嗚咽を漏らし始めた。

私「それとなぁ、俺の事をヨシって呼ばないでもらえるか。アイツの事はトシって呼んでたんだよな、気持ち悪りーんだよ」
妻「・・・・・」


ここで私は妻を無視して、シャワーを浴びに風呂場に入りました。
出て来た時、妻はそのままの場所でうなだれていた。
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[Res: 77799] Re: 赦さない・・・② ヨシキリ 投稿日:2012/05/31 (木) 19:48

麻美「あなたの言っている事は、全部嘘じゃない!」
寺岡「誤解なんだ、信じてくれ」
麻美「なにが誤解なの!」
寺岡「いや、あぁー・・・」

麻美「どういうつもりで、こんな事したのよ!」
寺岡「ほんの遊びのつもりだったんだ。ただ都合が良かっただけで、こんな馬鹿な女の事なんて何とも思ってない。
本当に愛しているのは麻美だけなんだ」

麻美「旅行まで行ったんでしょ!」
寺岡「それは本当に、この女が強引に行こうと誘うので断れなかったんだ」
麻美「嬉しそうに、プレゼントされたシャツを着てたくせして」
寺岡「仕方なくだよ、その証拠にシャツは帰りに捨てたんだから」

この会話の最中、妻が嗚咽を漏らし始めた。


重苦しい雰囲気の中、冷静な声で
横山「それでは本題に入りましょう」
そう言うと、妻と寺岡の前にそれぞれ用紙を出した。

横山「それは堀切さんから頼まれた誓約書です。良く読んで頂いて署名捺印を頂けますか」
そこには“親密な関係にあったことを認める事、 今後いかなる理由があろうとも一切の関り、接触を絶つ事”などが
難しく長々と書かれてあった。

2人は読み終わると住所を書き、署名そして拇印をした。


横山「堀切さんは敏文さんに対して金銭をもって示談にすると言っていますが、いかがですか?」
寺岡「はい、それはもちろん」
横山「通常200万円~300万円ですが、今回500万円を請求します」

三井「直ぐに払うに決まっているよな」
寺岡「は、はい」

横山「麻美さんも里奈さんに500万円で示談としたい考えですが、いかがですか?」

泣き続けている妻も「はい、お願いします」と、なんとか声に出した。

横山「それでは、示談書は早急に作成しておきます」


床に正座をしている寺岡、今なお嗚咽を漏らしている妻、私はそんな2人を見て大きくため息をついた。

横山「堀切さん、後は奥さんとお2人で今後の事を話し合ってみて下さい」
私「分かりました」
そう言うと私は、ビデオカメラをオフにして片付け始めた。


私「最後にエロ男に言いたいんだけど、俺には何か言う気はねぇのかなぁ」
寺岡「えっあっ、この度は申し訳ありませんでした」私に向かって土下座をした。

それを見ていた妻が慌ててソファーから降り土下座をして、麻美さんと三井さんそして奥さんに何度も頭を下げた。
妻「申し訳ありませんでした。お許し下さい・・・」
そして声を出して号泣した。


横山「近日中に連絡しますのでお待ち下さい」
私「了解しました、今日は有り難うございました。失礼します」
麻美さん三井さん奥さんにも会釈をしました。

私「お前はどうするんだ?そのままエロ男の側に居るつもりか?」
妻は力無く立ち上がり、皆さんに頭を下げると歩き出した。


とぼとぼと私に付いてくる妻を、振り返る事もなく家まで帰った。
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[Res: 77799] Re: 赦さない・・・② ヨシキリ 投稿日:2012/05/29 (火) 19:40

横山「ここまでの話しを聞いて、敏文さんは何か言いたい事が有りますか?」
寺岡「この女の言っている事はデタラメで、さっき俺が言った事が本当だ」と、麻美さんに向かって言った。

横山「里奈さんはデタラメを言ったのですか?」
妻「・・・・・」下を向いたまま何も答えなかった。
横山「それでは、先ほど敏文さんが言った事を里奈さんにも聞いてもらいましょう」

そう言うとメモを読み始めた。


数年前に少しの期間、付き合っていたが別れた事を根に持っているみたいで困っている。
今回も急に連絡をして来て「結婚祝いぐらいしてくれても良いんじゃない」と何度も言ってきた。
あまりしつこいので一度だけ会う事にしたらホテルに誘われ、断ったら「奥さんに会わせろ」と言われた。
一回行けば、もう連絡しないと言うのでホテルに行った。

その後は、「奥さんに言う」と脅されて、とにかく麻美に知られるのが怖くてズルズルと関係を続けてしまった。
旅行も断り切れずに、嫌々行ったし、とにかく従うしかなかった。


横山「敏文さんは、こう言っていますよ」と妻を見た。
妻「・・・・・」言葉が出ない妻は益々体を硬直させ、下を向き肩が震えていた。

横山「会った回数も、敏文さんは3~4回ぐらいと言っています。どちらが本当なのでしょうかね」
寺岡「俺は嘘は言ってない」
横山「会うのは里奈さんの都合に合わせていたわけですね」
寺岡「頻繁に連絡があり誘われて、その都度かなり断ったが脅されて仕方なく会ってしまったんだ」


横山「かなり話に食い違いがありますね。前に付き合っていた期間なのですが、どのくらいですか里奈さん」
妻「・・・・・3年ぐらいです」
横山「敏文さんは5カ月ぐらいで、その後はストーカーみたいだったと言っています」
妻「・・・・・」


横山「敏文さん、最初に言いましたよね。全ての証拠を持っていると」

麻美「全て分かっているのよ!」
寺岡の体がビクッと動き上目遣いで麻美さんと三井さんを見た。

三井「女々しい男だな~。そう思うだろ堀切君」
私「色男が台無しだねぇ。まぁ色男というよりはエロ男だけどね」
三井「わっはっはっは~、上手い事言うね~」


横山「敏文さんの言っている事は全て嘘だと、ここに居る皆さんが知っていますよ」
血の気が引いた顔、そして虚ろな目で何も言えない寺岡だった。

横山「先ほど見せた画像は、証拠のほんの一部で、その他2人の会話なども記録していますので、
今回の詳細は全て分かっています」


寺岡はソファーから降り麻美さんに向かって土下座をした。
寺岡「すまなかった!本当に申し訳ありませんでした」

今度は三井さんに向かって土下座をして、
寺岡「許して下さい、お願いします」
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[Res: 77799] Re: 赦さない・・・② ヨシキリ 投稿日:2012/05/28 (月) 19:26

横山「里奈さん、顔を上げて頂けますか」
膝の上で固く握られた拳が微妙に震えている妻が、ゆっくりと顔を上げ正面の横山氏を見た。

横山「私は弁護士の横山真一と申します。こちらは寺岡敏文さんの奥様で麻美さんです」
妻は一瞬、目だけを動かし麻美さんを見た。

横山「そして、麻美さんのお父様とお母様です」
妻の口がかすかに動いたが言葉となって出てはこなかった。

横山「敏文さん、こちらは里奈さんのご主人で堀切吉次さんです」
と、紹介したが寺岡は私を見る事は無かった。


横山「里奈さん、もう状況はお分かりだと思いますが、取りあえずこれを見て頂けますか」
そういってノートパソコンの画像を数枚、妻に見せました。

横山「里奈さんと敏文さんで間違いないでしょうか?」
妻「・・・・・はい」絞り出したかのように声を出した。
横山「不貞行為をしている事を認めますか?」
妻「・・・」と言った時、チラッと寺岡を見た。
横山「認めますか?」少し強い口調になった。
妻「・・・はい」


横山「今回の不貞行為について、こちらは全ての証拠を持っていると思って頂いて結構です。
そこで今日は確認という事でお話しを伺いたい、決して嘘は言わないで下さい。
先ほど、敏文さんには同じ事をお聞きしましたので、今度は里奈さんにお伺いします」


横山「まず、不貞行為の切っ掛けとなる最初の連絡はどちらがしましたか?」
妻「・・・・・」
横山「どちらからですか?」
妻「・・・・・寺岡さんからです」
こう言った瞬間、寺岡が「ち・違うよ・・・」と口走った。
すかさず横山氏は「後で話しは伺いますから、話しが終るまで黙っていて下さい!」少しキツイ口調で言った。


この後、メモを取りながら横山氏が妻に質問をしていく。
しかし、この状況でスムーズには答えられない妻に、根気強く質問を重ねていった。
(実際は、言葉が出ないのか喋りたくないのか寺岡に気を使っているのか、定かではないが・・・)

その結果、やっと妻が語った事は・・・


結婚して1週間ぐらい経った時、寺岡さんから連絡が来て「前の事を謝りたい、結婚祝いもしたい」と言われました。
最初は断っていたのですが、3日ぐらい続けて連絡が来て1回だけなら良いかと会いました。

前の事をちゃんと謝ってくれて「あの時は仕方がなかった、今も好きなのは里奈だけだ」と言ってくれました。
飲んでいるうちに気持ちが揺れてしまい誘われるままホテルに行きました。
それからは前に戻ったように、寺岡さんにのめり込んでいった事に間違いありません。

今まで会った回数は、仕事終わりの夜と週末とで10回ぐらいだと思います。

会うのは全て寺岡さんの都合に合わせていました。
一度だけ、夫と喧嘩した翌日は、「どうしても相談したい事がある」と私の方から連絡を入れて会いました。

旅行は私のわがままを聞いてもらい、一緒に行ってもらいました。


言葉が詰まり、時には黙り込む妻から、これだけの事を聞き出すのにかなりの時間を費やした。
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[Res: 77799] Re: 赦さない・・・② ヨシキリ 投稿日:2012/05/25 (金) 20:14

木曜・金曜は何事も無く過ぎ、待ちに待った土曜日。

妻「どんな服装で行けば良いかしら?」
私「着飾る事は無いよ、俺は普段着で行くよ」
妻「何か持っていかなくていいの?」
私「今日は手ぶらでいいんだよ」

午前中に出掛け、三井邸の最寄りの駅前でランチを食べながら横山氏からの連絡を待ちます。
セットのドリンクを飲んでいると、予定よりも少し早く『お越し下さい』のメールが入りました。

妻と2人、三井邸へと向かう間、胸がドキドキしている自分に驚いた。

いつものようにインターホンを鳴らし、奥さんの「お入り下さい」の声で中へ入ると「立派な家ねぇ」と妻が呟いた。
玄関で呼び鈴を鳴らすと奥さんが出て来て「いらっしゃい」と妻の顔をジロリと見ました。

妻は「お邪魔します」と頭を下げ、私と2人で奥さんの後についてリビングルームへと向かった。


リビングルームへ入って真正面に横山氏と麻美さんが見え、その向かいに座っていた寺岡がこちらを振り向いた。
寺岡は直ぐに向き直り、うなだれるように頭を下げた。
妻はその瞬間、身動きできずにその場に固まったまま、かすかに震えていた。

横山「堀切里奈さん、こちらに来てお座り下さい」
そう言って寺岡の横を指した。

固まったままの妻の背中を押しながら「自分で歩けや」と私は言った。

麻美さんの斜め横に座っていた三井さんが「写真で見るより美人だね」と言ってニヤッとした。

その時、寺岡が「オエッオエッ」と、今にも吐きそうに口を手で押さえている。
三井さんが「こんな所で吐かないでくれよ」と冷たく言った。


麻美さんは妻がリビングルームに入って来た時から目を離さず睨みつけている。

私は「サッサと座れよ」と言い、また背中を押すと寺岡の横に50センチぐらい離れて座った。

私は「横山さん、ちょっと待って下さいね」と言ってバックからビデオカメラと三脚を取り出し、2人が映るようにセットし始めた。

静まり返った中、奥さんが「いつものジュースでいいわよね?奥さんも一緒でいいかしら」。
私「きっと喉なんか通らないでしょうし、もったいないから俺だけ頂きます」

三井「堀切君、なんか嬉しそうだね~」
私「そりゃーそうですよ。この日を待っていましたからね」


私の前にジュースが出され、ビデオカメラのセットが終わり録画ボタンを押した。
横山氏に「お待たせしました。それじゃ、始めて下さい」と言って私も座った。

テーブルの上には資料やノートパソコン、それとICレコーダーが置いてある。
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[Res: 77799] Re: 赦さない・・・② ヨシキリ 投稿日:2012/05/24 (木) 19:40

また次の日から、嘘の夫婦生活が始まった。

妻はより一層、私との関係を普通にしようとしているようだ。
結婚したばかりの頃に戻ったようでもあるが、お互いの気持ちは当時とは違っている。
もしかして今なら、営みを誘ったら大丈夫だろうと思えるほどでもある。誘おうとは思わないけれど・・・。


水曜日には、いつものように『会社の付き合いで遅くなる』とメールが入った。
11時近くに帰って来た妻は、もちろん機嫌は良く、私との会話も避けるような事はなかった。
寺岡と離れない為だったら、自分の気持ちも変えられるのかと思いながら妻を見ていた。


木曜日の夜には、本当に三井さんから電話が入り「日曜日にビリヤードをやろうと」言ってきた。

妻に日曜は出掛ける事を伝えると、この週末に予定の無い妻は「買い物でも行こうかな」と言っていた。
私は“またプレゼントでも買いに行くのか”と口から出そうになった。


日曜日は昼食を家で済ませ、三井邸へ向かった。

前回と同じようにインターホンを押し、中に招かれ玄関の呼び鈴を鳴らすと見知らぬ女性が出て来てきた。
リビングルームへと行くと奥さんが居て挨拶をすると、「こちら家政婦の吉田さん」と紹介された。

奥さんは「堀切さんに大きめのコップでジュースをお願いね」と吉田さんに言って微笑んだ。

ジュースを飲みながら、奥さんと世間話しを10分ぐらいした時、2階から三井さんが降りて来た。
「おぉ!来たな。今日は負けないからな」と言うと、早々に始めようとしていた。


かなりの時間ビリヤードをやり夕食をご馳走になりましたが、寺岡や妻の話しは一切出ませんでした。
帰りに「また、やろうな!」と三井さんに言われ帰宅しました。


風呂から出てソファーでビールを飲んでいると「私も一緒に飲もうかな~」と言って隣に座りました。
わざとらしいと私は思い、寺岡から“仲良くしろ”と、かなり言われているんだと感じた。


そして火曜日、ついに待ち望んでいた横山氏からの連絡が入りました。
決行日は今週の土曜、全ては打ち合わせ通り。


水曜日の夜、妻が「日曜日は出掛けても良いかなぁ」と言ってきた。
これも計画通りで2人が日曜に会うようにしておけば、土曜日に誘い出す事が容易になるという考えだ。

私「日曜かぁ・・・いいけど。それじゃぁ、土曜日はちょっと付き合ってくれるか」
妻「なんなの?」
私「恩人に会ってもらいたいんだ」
妻「どんな人なの?」
私「とてもお世話になっている家族で、リナにも会ってほしいと思ってね」
妻「分かった、いいわよ」
私「ありがとー」

“お前達の日曜日は無いんだよ”と思いながら妻を見て微笑んだ。
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[Res: 77799] Re: 赦さない・・・② ヨシキリ 投稿日:2012/05/23 (水) 19:24

今度はイヤホンを付け音声を聴く事にした。

途中夕食をはさみ、全て聴き終った時はかなりの時間が経っていた。
この会話の音声で、2人のかなりの事柄が分かりました。

最初に連絡してきたのは寺岡であり、その後も会うのは全て寺岡の予定と連絡により決まる。
どんなに急であっても、寺岡の誘いを妻は全て行け入れていたようだ。
ただ一度、私と喧嘩した翌日は妻から連絡を入れて会った事を、会話の中でかなり謝っていた。

当初、妻は“夫には申し訳ないから、私達は離婚した方が良いと思う”と言った。
寺岡は、“会っていられるのはお互いが結婚したから。だからお互い家庭は壊さないで、会うしかない”と、この時と喧嘩した翌日に言ってる。
妻を納得させているようだが、自分の家庭を壊されたくないだけの言い訳と思われる。

私との営みを拒んだのは妻自身の考えで、“トシ(寺岡)以外の人に抱かれたくなくて、拒んでいる”と言っている。
寺岡は、“それは良く無い、夫婦生活は普通にするように”と言い聞かせていた。

喧嘩した翌日は、“とにかく謝って仲直りしなさい”と妻を説得している。
相当、発覚するのを恐れているような発言が目立つ。

会う時に妻は私との結婚指輪を外し、寺岡のしている結婚指輪と似た指輪を左手の薬指にしているようだ。
これは妻が同じような指輪を自分で購入して、勝手にはめていると言っている。


旅行は、妻の願いを寺岡が聞き入れて決定している。
この時の妻の声は、本当に嬉しそうにそして子供の様にはしゃいでいた。

旅行の音声は、2人が旅館の部屋に入ってから約5時間後で、夕食も済みその後大浴場に行き帰って来てからのものだ。


前に、横山氏が“堀切さんにとって辛い内容”と言っていた理由は、2回記録されているSEXの事でしょう。
確かに私以外との営みの声を聴く事になるとは思ってもいなかったし、ましてや私の知らない妻の本性を聴いたような気がしました。


妻自ら寺岡を欲しがり、狂ったように喘いでいるものでした。

また寺岡の要求に応えるように淫語を連呼する妻、次第に自らも淫語を言い乱れまくる声であった。
最後に中出しを要求した時には、私も聴いていて呆れてしまいました。
その後2人の会話で、寺岡はかなり心配しているようで“本当に大丈夫か?”と何回か聞いていた。
妻は“安全日を選んで来てるって何回も言ってるでしょ”と答えていた。


翌朝も露天に誘う妻の声から始まったが、そこでもやりまくっていたのだろう。

宿を出る時の会話で、妻が持っていた手提げ袋が寺岡へのプレゼントで、ブランド物のシャツだと分かった。
改めてその時の画像を見直したが、高級な物だろうと思う。

帰りのラブホテルも入れて何回やっていたか定かではないが、寺岡への陶酔ぶりは本物だと確信した。


全てを見て聴き終り、私は怒りというより呆れ果て、妻に対する愛情が無い事もハッキリした。
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[Res: 77799] Re: 赦さない・・・② ヨシキリ 投稿日:2012/05/22 (火) 18:16

次の日、妻は家事をしていたが、私は掃除が済んだ寝室でパソコンに向かっていた。
そしてA4サイズの封筒から資料を取り出し、報告書と書かれた用紙に目を通した。

約2カ月で、仕事終わりに4回、週末に3回、旅行が1回、相談だけの日が1回。
これだけのデータがあったが、初回も含めて本当はそれ以上会っていたのでしょう。


報告書には、日付けの後に細かく時間経過が、その場所と2人の様子と番号が書かれていた。
そして画像・映像・音声に番号が付いていて、照らし合わせる事で何処でのものか、一目で分かるようになっている。

音声は後で聴く事にして、まずは報告書に画像と映像を照らし合わせながら見てみた。

仕事終わりに会う時は、食事(飲み)からホテルへ行く事がほとんどで、たまに逆のパターンもあった。
週末もランチからホテルへ、そして食事(飲み)もしくは帰宅のパターンでした。
また報告書には、“食事の精算を堀切里奈がした”という日が多々ありました。


金の管理を麻美さんがしているのなら、妻が色んな精算をしても不思議ではないだろう。
それともただ単に、妻が好かれたいが為に勝手に払っていたとしても、それも有りなのかもしれない。


画像と映像は、歩いている所・ホテルに出入りの所・食事(飲み)をしている所などでした。
全ては楽しそうに、まるで仲の良いセレブの夫婦の様に見えます。

画像ではあるが初めて寺岡敏文を見て、かなりブランド志向の強い男であると思われる。
男に合わせる為に、妻がブランド物で着飾っていたと分かった。


旅行は寺岡敏文の車で行き、行き先は湯河原で間違いなかった。
宿の部屋は、露天風呂付きの特別室だったようだ。
旅館の精算は妻がした事、帰る途中にラブホテルに入ったとも書いてある。

画像と映像は、観光をしている所・浴衣で寄り添っている2人・車の中でキスをしている所などが有りました。
妻のこんなに楽しそうで、幸せそうな顔は初めて見たような気がします。

傍から見ればラブラブ夫婦の旅行にしか見えなかったでしょう。
しかし旅行の内容は、やりまくりの不倫旅行だったはずです。


私は一息入れる為に、キッチンへ行きミネラルウォーターを一気にを飲んだ。

妻は「夕食は何が良いか?」と聞き買い物へ行こうとしていた。
「何でも良い」と答えて、寝室に戻った。
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[Res: 77799] Re: 赦さない・・・② ヨシキリ 投稿日:2012/05/18 (金) 19:40

この後、三井さんの誘いでビリヤードをやった。
三井「本当に上手いねー、久しぶりに楽しいよ。今日はとことんやろうや」
ついつい本気でやってしまい、三井さんの闘志に火が付いたようです。

夕食を用意してくれるという事で、私は妻に電話をする事にしました。

私「今から妻に電話しますがアサミさんも同時にしてみませんか?」
三井「面白い事を考えるねー」
麻美「私からはしないわ」

妻に電話をしてみると、呼び出し音が数回鳴った後、留守電になりました。
それから立て続けに3回かけましたが、同じ事の繰り返しです。

奥さん「お勧めのジュースが有るんだけど飲みませんか?」
私「ありがとうございます、頂きます」

ジュースを一気に飲み干し「美味しいジュースですねぇ」と言うと。
嬉しそうに「私のお気に入りなの」と言ってもう一杯持って来てくれた。

そこへ妻から電話が入った。
妻「ゴメンなさい、出れなくて」
私「何かしてる最中か?」
妻「なにも・・・」
私「俺は夕飯を食ってから帰るから、それじゃ」
一方的に電話を切った。


その後、三井さんとビリヤードを続け、豪華な寿司をご馳走になって帰ろうとした時、
三井「また、やろうな」
私「こちらこそお願いします」
三井「よーし、それじゃぁ連絡するからな」
私「分かりました、ご馳走様でした」

かなり勝ってしまったので悔しかったに違いない。


私が家に着くと、今日は出掛けていたのにも関わらず「おかえり」と出迎えてくれた。
やはり喧嘩した事で、妻の中で何かを変えたのか、私を避けるような会話や行動は控えるようにしているようだ。

妻「電話出れなくてゴメンね」
私「直ぐに掛けてきたんだから、いいんじゃねーの」
妻「あっそうだ!明日、夏物のシャツを買いに行こうか?」
と顔色を見るように言ってきた。

私は「また今度にしよう」と素っ気なく答えた。
すでに妻に対する愛情なんて消え薄れていても、今日も嘘をつき愛し合っていたのかと思うと何故か腹が立つ。
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[Res: 77799] Re: 赦さない・・・② ヨシキリ 投稿日:2012/05/17 (木)

19:31

横山「今後の事ですが全て私に任せて下さい」
私「それはもちろん」
横山「堀切さんは、奥さんとはどのようにと考えていますか」
私「離婚しようと思います」

麻美「その事で、お願いがあるのですが」
私「なんでしょう?」
麻美「本当に勝手なお願いなのですが、堀切さんは当分の間、離婚しないでも

らいたいのです。
両方の家庭が離婚して、もしその後あの2人が一緒になったらと思うと我慢で

きないの」
私「俺も同じ気持ちですけど、今は何とも言えないですね、自分でもどうなる

か」

横山「その事も含めて、上手く持っていきますから安心して下さい」
続けて今後について細かい話しを始めた、横山氏の計画に全員で聞き入り納得

した。
後は“その日”を待つのみだ。


確認と言う事で、妻の仕事の事や実家の事などを聞かれので教えた。
私も寺岡敏文の事を教えてもらった。

年齢は34歳。地方の国立大学を出て今の会社に入り現在に至る。
家族は両親と妹がひとり。実家は○○県××市の海沿いの町で中型のスーパー

を経営している。

三井「まったく親の面倒も見てやったのに、本当に馬鹿な男だ」
三井さん曰く、小さな商店だったのを今のスーパーにしてやったという事だ。

その他、分かった事は麻美さんが38歳で子供は居ない、弟がひとり居るが今

はアメリカの会社で働いているそうだ。


横山氏がカバンから証拠の全てが入ったDVDと資料の入った封筒を私に手渡

した。

横山「動画と音声は必要の無い部分はカットされています。音声はデジタル処

理されているので聞き取りやすいです」
私「ありがとうございます」
横山「絶対に見付からないようにお願いしますね」
私は「はい」と返事をして続けて聞いた。

私「今日も興信所にお願いしているんですか?」
麻美「もちろんよ」
私「今日も含めて今後のも、頂けますか?」
麻美「良いわよ、先生そのようにお願いしますね」
横山「分かりました」
私「お願いします」
横山「それでは今日はこれで失礼します」
三井「そうだよな、横山君も早く帰って家族サービスしないとな」
帰る横山氏を、みんなで見送った。
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[77799] 赦さない・・・② ヨシキリ 投稿日:2012/05/16 (水) 20:54
展開が変わるので、新スレッドを立てさせて頂きました。
みなさんからの暖かいレスを励みに続けて書かせて頂きます。
これからも宜しくお願いします。




家に帰った時、妻は明るく「おかえり!」と出迎えた。
私「話しがあるから風呂から出るまで起きててくれ」

妻は強張った顔で風呂から出て来た私を見ていた。

私「一昨日の事、俺も色々考えたんだけど・・・リナの気持ちを無視して悪か

った」
妻「えっ、あ、ありがとう、分かってもらえて嬉しい」
私「これからも無理しないでやって行こうな」
妻「うん、私の方こそゴメンね」

これからこんな“騙し合い”の生活が始まるのかと思ったら、なぜか可笑しく

なってきた。


さすがに今週は会わないようにしてるのかと思っていたら木曜日の夕食時に

妻「明後日の土曜なんだけど、友達と会って来てもいいかなぁ」
やはり土曜日、麻美さんが旦那に出掛ける事を伝えたんだと感じた。
ちょっと前に比べると言い方が少し変わったが、やはり会わずにはいられない

のかとも思った。

私「いいけどさぁ、帰りは何時ぐらいになる?」
妻「行ってみないと分からないけど」
私「俺も土曜は出掛けようかな。でもさ、夕食はどうする?」
妻「私は食べてくるかも」
私「そうだ、当日に電話するよ。必ず出ろよ、前みたいに何回掛けても留守電

なんてダメだぞ」
ちょっと皮肉を込めて言ってみた。


そして土曜日、妻は着飾り化粧をして一足先に出掛けようとしている。
私もそれに合わせて出掛ける準備を始めた。

私「一緒に出掛けるから、途中まで一緒に行こうよ」
妻は一瞬驚いた顔をしたが「うん」と返事をして支度を急いでいた。

途中のターミナル駅で別れたが、何回か振り返り私を見る姿が印象的だった。


私は、書いてもらった地図を見ながら麻美さんの実家である三井清蔵邸に約束

の5分前に到着した。
あの有名な○○商事の重役がどんな人なのか、ちょっとワクワクドキドキした



高い外壁に囲まれた扉のインターホンを押すと麻美さんが出て、中に入るよう

に言われた。
中に入ると家が見えたが、想像していた通りの立派な豪邸で、かなり近代的な

建物であった。
玄関の所に、麻美さんが出て来てくれていた。

簡単な挨拶を済ませ家の中に入り、リビングルームへと案内された。
部屋には、すでに横山氏が居て軽く会釈をした。

麻美「紹介します、父の三井清蔵と母の好美です。こちらが堀切さんです」
私「初めまして堀切です。今回はなんか大変な事になってしまい何と言って良

いか・・・」
三井「まあ、こちらに腰掛けて下さい」

三井さんと対面するように横山氏の隣に座ると、奥さんが冷たいお茶を出して

くれました。
飲みながら周りを見渡すとビリヤード台があった。

私「ビリヤード台が有るなんて、凄いですねぇ」
三井「ビリヤードするのかい?」
私「最近はしてませんが、前は良くやってました」
自分で言うのもなんですが、私はビリヤードで小使い稼ぎをしてた頃があるぐ

らい上級です。

三井「そうかい、じゃぁ後でちょっとやろうよ」
ニコニコしながら撞くポーズをしました。

麻美「気を付けて下さいね、父はビリヤードの事になると人が変わりますから



三井さんは微笑んだ後、キリっとした顔になり「じゃあ、本題に入るか」と言

って話し始めた。

堀切君は直ぐにでも決着を付けたいだろうが、もう少し我慢してくれよな。
親バカと言われればそれまでだが、俺はな、あいつの事は許せないんだよ。
だから、それ相当の罰を与えたいと考えてる。
早ければ後5日ぐらい、遅くても10日ぐらいで何とかなるから。
その代わりと言っては何だが、今回の費用はみんな俺が持つから頼むな。


麻美「私からもお願いします」
私「知る事が出来たのは皆さんのお陰ですから、当然待ちますよ」
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[Res: 77100] Re: 赦さない・・・ ヨシキリ 投稿日:2012/05/15 (火) 19:42

私「何故今になって連絡を取ってきたのですかねぇ?」
横山「リナさんが結婚をした事を知って、チャンスだと思ったのでしょうね」
私「以前の事をチャラに出来るということですか」
横山「お互い家庭がある事で、体だけの関係が持ちやすいと考えたのではないでしょうか」
私「ふぅ~ん・・・」

私「それと先週の一泊旅行も、そうですよね」
横山「はい、湯河原に2人で行かれいてます」

その旅行の証拠も有るそうですが、部屋にレコーダーを仕掛ける事が出来たので、私にとってはかなり辛い内容だと言いました。


ここまで聞いて、私は目の前の冷めたお茶を飲んだ。

私「勝手な言い分ですが、ここまで分かっていて、もっと早く連絡してくれてもと思うのですが」
麻美「もちろんもっと早くお知らせしたかったのですが、今現在、私の父が寺岡に対してある計画を進めていまして、
行動を起こすのをもう少し待って頂きたいのです。そこでギリギリまで黙っておこうと考えました」


そして何故今日だったのかは、横山氏が説明してくれた。


昨日昼に、敏文さんから麻美さんに『今日は少し帰りが遅くなる』と連絡が入り、もちろん興信所にお願いしたわけです。
夜になりレストランで2人が会い、この日は里奈さんが敏文さんに相談しただけだったのですが。
その内容が、“昨日(日曜)の夜、喧嘩をした。もう一緒に居るのも辛い、別れるかも”というものだったのです。

不貞の最初の頃にも同じような事を敏文さんが言っていますが、今回も里奈さんに言ったんです。
“俺が一方的に別れを告げて他の女と結婚した時からリナに対して引け目があった。リナと今、会っていられるのはお互いが結婚したから。
もし今回の事で別れたのであれば、もう会えない。だからお互い家庭は壊さないで、今まで通り会うしかない“


横山「昨日のこの話を聞いて、堀切さんが怒りから何らかの行動を起こしてしまってはと思って、連絡しました」
私「そうだったんですか・・・だから昨日、急に私に謝ったんですね」
横山「かなり敏文さんに陶酔していると見受けられます」

私「妻は、脅されているというような事は無いですよね?」
横山「そのような事は一切ないです」
私「全て分かりました。ありがとうございます」

麻美「先ほどもお話しました通り、この先お辛いでしょうがもう少し我慢して下さい」
私「仮面夫婦って感じなのかな。・・・了解しました」
麻美「今後、もちろん堀切さんの悪いようにはしませんから」
私「奥さんだって辛い訳ですもんね」
麻美「奥さんって呼ばれたくないので、出来れば名前でお願いします」


麻美「一昨日の喧嘩は、私にも責任があるのかな?」
私「どういう事ですか?」
麻美「一昨日は急に私が実家に行く事になって、そんな時まで連絡を取って会うとは思わなかったわ」
私「そうだったんですね、だから慌てて出ていったわけだ。でもアサミさんに責任はないですよ」
麻美「寺岡には早く帰ると連絡したから、奥さんも夕食までには帰ったでしょ?」
私「俺も出掛けてたもんで・・・。でも早かれ遅かれ喧嘩になっていましたよ」

麻美さんは軽く頷き微笑んだ。


この後、私は全ての資料と証拠を貰う事を承諾してもらった。

麻美「今週の土曜日に父も交えてお話しがしたいのですが大丈夫でしょうか?」
私「えぇ、大丈夫です」
横山「それでは資料などは、その時までに用意しておきます」

麻美さんの実家までの地図を書いてもらい、土曜日の13時に伺う約束をして帰路に着いた。


帰る途中、ビールを飲み食事を取りながら考えていた。

結婚式を挙げて10日で俺は騙されていたのか。
その後は、俺にも“寺岡”にも抱かれていたとは、呆れた女だ。
そして、俺を拒否して“寺岡”だけに抱かれる事を選んだ訳か・・・。醜い女だ。

しかし私は、寺岡敏文に対して怒りは湧いてこなかった。
元々、裏切りは絶対に許さない性格なので私の怒りは“里奈”この女にだけである。
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[Res: 77100] Re: 赦さない・・・ ヨシキリ 投稿日:2012/05/13 (日) 19:45

午後6時半、教えられた駅で降り弁護士事務所を目指して歩き出した。
それなりのビルの中に、そこは直ぐに見付ける事が出来た。

扉を開け声をかけると男が出て来て、自分が横山真一だと言い奥へと案内された。
そこには応接セットがあり、30代半ばぐらいの女性が1人座っていた。

横山「紹介します、こちらは寺岡麻美さんです」
麻美「初めまして、今日はお呼び立てして申し訳ありませんでした」
私「堀切です。寺岡さんが私を呼んだという事なのですか?」
麻美「ウフフッそうですよね、訳が分かりませんよね。これから横山先生が詳しく説明してくれますよ」

「みんな帰ってしまったんで・・・」とかブツブツ言いながら横山氏はお茶を入れて来た。
そして、資料らしき物とノートパソコンをテーブルに置き、ソファーに座ると淡々と話し始めた。


横山「今回の件ですが、堀切さんの妻である里奈さんは、麻美さんの夫である寺岡敏文さんと不貞行為を行っています」
私「あぁ・・・そうだったんですか」
麻美「あまり驚かれないんですね」
私「なにか・・・これで意味が分かったというか・・・。逆にスッキリという感じですかね」
麻美「良かったわ、そういう方で。ウフフッ」

私「ところで、その旦那さんと妻はどのような関わりがあったのですか?」
横山「前の会社でお付き合いをしていた方です」
私「あぁそーですか、納得しました」
横山「その事はご存じなんですね」
私「付き合っていた事、別れた内容については妻から聞いてます」

この後、資料を見ながら横山氏が今回の詳細を話し始めた。

それは今から1ケ月半ぐらい前の事です、堀切さんが結婚式を挙げて10日ぐらいした時ですね。
その日は、敏文さんが仕事の付き合いと言って遅く帰宅したんです。
いつもと違うは敏文さんの異変に気が付いて、麻美さんが興信所に頼んだのが始まりです。
麻美さんは、そこの所かなり敏感でして前にも同じような事があったんですが、その時は何も出てきませんでした。
(この麻美という女性は、かなり嫉妬深くて執念深い人なんだと私は思った)

今回は、敏文さんが週末に出掛ける時や、仕事後に直接帰宅しない時は全て興信所にお願いしました。
結婚当時から出掛ける時、遅くなる時などは前もって麻美さんに伝える事になっているので、興信所への依頼は容易でした。
その結果、ほとんどの割合で不貞行為が行われていました。

抑えた証拠としては、、ホテルに出入りする画像や動画はもちろんですが、その他2人の親密なものです。
≪こう話しながら「こんな物です」とパソコンで仲良さそうにホテルに入る画像などを数枚見せてくれた≫

また食事やお酒の席での会話のほとんどをレコーダーで記録できています。
細かいデータなどは興信所が作成した報告書があります。

会話の内容から、1回目の不貞は麻美さんが気が付いた時で間違いないと思われます。
よって興信所にお願いしたのは2回目の不貞からと思って間違いないでしょう。
また、最初に連絡を取ったのは敏文さんという事も分かっています。

そして今現在も不貞は継続しているというのが現状です。
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[Res: 77100] Re: 赦さない・・・ ヨシキリ 投稿日:2012/05/10 (木) 19:38

この日は仕事が忙しく、体調的にはきつかったが昨夜の事を思い返す事も無かった。

残業も終わり、まっすぐ家に帰る気にもならないので行き付けの居酒屋に1人で行きました。

“結婚して、たったの2カ月弱これで俺達は終わってしまうのだろうか?”
こんな事が脳裏に浮かび、美味しくも感じない焼酎をチビチビやっていた時、妻からメールが届いた。
『大事な話しがあるので、早く帰って来て下さい。お願いします』

私が帰宅したのは午後10時を過ぎた頃でした。

妻は「おかえりなさい」と神妙な面持ちで話しかけて来ました。
私は遮るように「先に風呂に入るから」と言って着替えに行きました。

部屋は綺麗に片付いていて、私の枕とタオルケットもベットにキチンとセットされていました。

妻は、私が風呂から出てくるのをリビングで待っていた。

妻「ここに来て、話しを聞いて下さい」
私は正面に座り妻を睨むように見つめた。

妻「本当にごめんなさい」
私「・・・・・」
妻「昨日は、どうかしてました。許して下さい」
私「あれがリナの本心なんだろ。謝る必要は無いよ、もう俺達はダメだよな」
妻「違うんです昨日はビックリして、そして興奮しちゃって想ってもいない事を言ってしまいました」
私「それはどうかな、突然出る言葉じゃ無いだろ。いつも気持ち悪いと思ってんだろ」
妻「そんな事は無いです、謝ります・・・どうか許して下さい」

神妙な面持ちで頭を下げた妻でしたが、けして涙を見せる事は無かった。

私「ちょっと考えさせてくれ。昨日の今日で、訳が分からねー」
そう言って私は寝室に行き寝てしまいました。

翌日の朝、何事も無かったかのように妻は私に話しかけ、接してきます。
妻が用意した朝食を2人で食べ出勤しましたが、私の気持ちはスッキリしないままです。


午後になり、私宛に見知らぬ男から一本の電話が入りました。

男の名前は横山真一、弁護士だと名乗った。

横山「とても重大なお話しが有りますので本日、仕事が終わり次第お会いしたいのですが」
私「急に会いたいと言われてもねぇ、要件を言って下さいよ」
横山「奥様の事です」
この一言で私は会うことを承諾して、弁護士事務所までの道順と電話番号を聞いた。

妻には、付き合いで遅くなるとメールを入れた。
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[Res: 77100] Re: 赦さない・・・ ヨシキリ 投稿日:2012/05/08 (火) 20:56

テレビを見ながらゴロゴロして、午後3時ぐらいに大悟に電話してみました。
飲みたい気分だと伝えると、家で飲もうと言ってくれたので焼酎を買って大悟宅へ向かった。

子供達と遊んで、大悟と純ちゃんと馬鹿話をして飲んで、気分が落ち着き帰宅しました。


家に着いたのは午後10時近くで、妻はすでに帰宅していてテレビを見ていた。

妻はテレビを見たまま振り向きもせず「おかえりなさい」と言いました。
私「あぁ、ただいま」

そのまま私は風呂に入りました。

風呂から出てくると妻は「疲れたから寝るね」と寝てしまった。
私は少しの時間、テレビを見ながらビールを飲んで、その後寝室に向かいました。

酔っていた訳ではないですが、私はおもむろに妻のベットに入り抱きよせてキスをしました。

目を覚ました妻が「なんなの、やめてよ!」と睨みました。

私は「もうそろそろ、いいじゃないか」そう言ってまたキスをしようとしました。

「ヤダって言ってるしょ!」と言って同時に私を押し退けました。

私「何が嫌なんだよ」
妻「疲れてるの」
私「好き勝手に出掛けておいて疲れたはないだろ」
妻「もぉぉー!!本当にイヤ!」
私「なんだよそれ」
妻「気持ち悪いのよ!やりたいなら風俗でも行けばいいじゃない」
私「そうか、そうか、それがお前の本心なんだな。よ~く分かった、ふざけた女だな」

すると妻はベットの上で大の字になり「やりたけりゃ、やればいいでしょ。はいどうぞ・・・」そう言って目を閉じました。

私「お前の気持ちは良く分かったよ。もうダメだな・・・」
そう言うと私は、枕とタオルケットをもって寝室を出ました。

ソファーに枕を置き、寝ようと横になりましたが怒りがこみ上げて来て寝付けません。
おもむろに起き上がり、焼酎をロックで飲みながら考えていました。
“何がどうなってしまったんだ、これが本当に妻の本性なのか?”
“意味が分かんねー・・・・・”


次の日の朝、慌ただしく出掛けようとしている妻の物音で目が覚めた。
ガンガンする頭で時計を見てみると、いつもより40分も早く家を出て行った。
朝食の準備がしてある訳も無く、私も出勤の準備をして出て行きました。
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[Res: 77100] Re: 赦さない・・・ ヨシキリ 投稿日:2012/05/07 (月) 19:25

この週も木曜までは普通に過ぎていき、違和感も思い過ごしだったような感じでした。

金曜の午後、『同僚と飲みに行くので帰りは遅くなる』とメールが入りました。
この日は、私も会社の後輩と飲んで帰る事にした。

午後10時半過ぎに帰宅した時、妻はまだ帰っていなかった。
風呂に入っていると妻が帰って来た気配がしたが、私に声をかける事は有りませんでした。
私と入れ替わるように風呂に入った妻の口数は少ない。

風呂から出て来た妻に問いかけてみた

私「同僚って、誰と飲んでたんだ?」
妻「ヨシの知らない人よ、なんで?」
ちょっと前なら知らない人でも、聞けばどんな人か説明してきたはず。

私「夏物のシャツを買いたいから、明日か明後日のどちらかで行こうよ」
妻「・・・いいけど」
私「どっちがいい?そして夕食は外で食べてこようぜ」
妻「それじゃ、明後日で」
私「リナも買うだろう」
妻「うん・・・。眠くなってきたから、もう寝るね」

やっぱり会話を避けてるような、それは眠いから? 私には訳が分からない・・・。


土曜日は、2人で掃除をして妻が洗濯物を干してる間に、私は靴磨きといった感じで家の事をして過ごした。
通常の生活では、会話も態度も普通なのですが。

そして日曜の午前中、お昼を食べてから午後1時には出掛けようと思っていました。

妻「ヨシ!ヨシってば!」
私を呼ぶ妻の声がしました。

私「どうした?」
妻「今ねぇ友達からメールが来て、どうしても今から会いたいって」
私「行くつもり?」
妻「ゴメン!、買い物は来週でいいでしょ」

そう言うと慌てたように着飾り、バッチリ化粧をしています。

少しばかりムカついた私は、ぶっきら棒な言い方で
私「昼飯も食わないで出掛けるのか」
妻「うん、直ぐ行かないと」
私「夕食はどうすんだよ」
妻「きっと食べてくると思う」
私「リナの事じゃねーよ、俺はどうするんだよ」
妻「あぁ、なんとかしてよ」

支度が終わった妻は、何事も無かったかのように出掛けて行きました。

イライラしながら1人で昼食を食べていた時に妻からのメールが届いた。
『今日はゴメンね。買い物は来週でお願いします。夕食は何処かで食べて下さい』

このメールに対して返信はしませんでした。
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[Res: 77100] Re: 赦さない・・・ ヨシキリ 投稿日:2012/05/02 (水) 19:31

そして週末、妻が旅行に出掛けようとしている朝。

私「そんな着飾って行くのか?車だろう、もっと楽な格好で行けよ」
妻「こんなの普通よ」

妻はブランド物のバッグと手提げ袋を持っていた。
私「何だ?その紙袋は」
妻「友達へのプレゼントだけど」
私「まぁ楽しんできなよ。気を付けてな」
妻「じゃぁ、行ってきま~す」

かなり楽しそうに出掛けて行きました。


その後、私は二度寝をして起きたら午後になっていた。
夕食をどうしようか考えて、思い付いたのは大悟宅だった。
直ぐに家に電話をしたが出ないので、大悟の携帯に掛けてみた。

私「もしかして家族で外出中か?」
大悟「今日は家族サービスしてます」
私「そうか、別に用事が有るわけではないんだ。そんじゃ、また連絡するな」
大悟「はい、それじゃまた」

これから作る気もしなかったので、弁当を買ってきて食べながらビールを飲んだ後、テレビを見て寝てしまいました。

翌日、目が覚めたのは昼前で、久しぶりに私もノンビリしちゃいました。
軽く部屋の掃除をして、午後から外に食事を取りに出掛けた。

午後2時を過ぎた頃、何時ぐらいに帰ってくるのか聞く為に電話をしてみましたが、留守電になってしまいます。
2時間ぐらいの間に7~8回掛けてみましたが、全て留守電になりました。

午後6時半ぐらいになり『今、友達と別れたから後20分ぐらいで帰る』とメールが入りました。
約20分後、メール通り妻が帰宅しました。

私「何回も電話したんだぞ」
妻「あぁ、気が付かなかった」
私「夕食どうするよ?」
妻「デリバリーで何か頼もうよ。先にシャワー浴びてくるね」

サッサと風呂に入ってしまいました。


風呂から出て来ると「これ、お土産」と言って、何の変哲もない箱詰めのクッキーを出しました。

デリバリーで頼んだ食事を食べながら

私「旅行は、どうだったんだよ?」
妻「宿も良かったし、とにかく凄く楽しかった」
ニコニコしながら答えました。

その後は、私の質問には答えますが自分から話そうとする様子は無かった。
それどころか、細かい事を聞くと嫌そうな表情になる事もあり、まるで会話を避けてるような・・・。

食事が終わりその後、私がお風呂から出てくると

妻「なんだか疲れちゃったから先に寝るね」
と寝室に入ってしまいました。

私はビールを飲みながら考えていた。
いつもではないが、会話が弾まない事が最近増えている。
特に、仕事後に人と会ってきた時や週末に出掛けた前後は、まるで私を避けるような会話や態度に思える。
私が最近感じていた妻に対する違和感、それは正にこれだと思った。
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[Res: 77100] Re: 赦さない・・・ ヨシキリ 投稿日:2012/04/30 (月) 20:10

次の日の午前中、ブランド物で着飾り

妻「夕食までには帰ってくるからね」
そう言って、楽しそうに出掛けて行った。


夕方の5時半ぐらいに“夕食の惣菜を買ってから帰る”と電話が入りました。
その後、1時間ちょっと経った頃に買い物をして帰って来た妻は、とても機嫌が良かった。

夕食を一緒に食べながら、

私「なにか良い事でもあったの?」
妻「なんで?」
私「なんか楽しそうじゃん」

妻「そうだっ、再来週の土日に一泊で友達と温泉に行く事になったんだけど、良いよね」
私「良いよねって、もう決めちゃったんだろ?」
妻「今日、盛り上がっちゃって行く事で決定しちゃった」

行先は箱根で宿はこれから捜して、メンバーは女友達2人と妻で、友達の車で行くという事だった。

私「リフレッシュになるなら行ってきなよ」
妻「うん、そうさせてもらうね」
私「いい宿が見付かると良いけどな」
妻「ネットで探してみるつもりなんだよね」
私「良い宿だったら、次は一緒に行こうな」
妻「そうだね・・・」


この週の妻は、水曜日仕事後に知り合いと飲みに行った以外は早く帰っていた。
久しぶりに週末は何の予定も無い2人だったのでノンビリ過ごし、土曜日は外にランチをしに出掛けた。

私「そういえば2人で外食って久しぶりだな」
妻「そうだねぇ」
私「やっと落ち着いてきたって感じだな」
妻「・・・・・」
私「そういえば旅行ってどうなったんだ?」
妻「あぁ、宿は取れたよ」
私「なんで言わないんだよ」
妻「そうだね、言い忘れてた。それと箱根がダメで湯河原になったの」

箱根の良さそうな宿はすでに予約が取れなくて、湯河原でそれなりの宿を見付けたと言っていた。


その日の夜、そろそろ大丈夫だろうと約2週間ぶりに誘ってみた。

妻「本当にゴメン・・・。まだそんな気分じゃ無くて」
私「そうか・・・・・」

その後の言葉が出てこなくて「おやすみ」と言って就寝しました。


次の日、家事をしている妻を見ながら少し考えていました。
営みを断られたからではないが、何か妻に違和感を感じた。それが何なのかは分からないけれど・・・。

この週は、お互い仕事後の付き合いも無く早く帰宅、生活そのものは普通でした。
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[Res: 77100] Re: 赦さない・・・ ヨシキリ 投稿日:2012/04/27 (金) 19:38

少しの沈黙の後(私にはとても長く感じた)、彼女が語り出した。

堀切さんの気持ちはとても有りがたいし、凄く嬉しいです。
でも私は素直に“はい”と言えないんです。
実は私には、前の会社で3年近くお付き合いしていた人が居たんです。
その人を本当に愛していたし、絶対に結婚すると思っていました。
でもその人は、ある日突然“重役の娘と付き合う事になったので別れてくれ”と言ってきました。
それからは、私が何を言っても取り合ってくれなくなりました。
私は、あまりのショックで会社を休みその後、退職しました。
この出来事以来、男の人とのお付き合いを尻込みしてしまうんです。


私「お話しは良く分かりました。それじゃぁ、嫌われてる訳ではないんですよね」
里奈「もちろんです。堀切さんは、とても良い方だと思ってます」

そして、

里奈「今日お会いして、全てを話したら、なんだかスッキリしました」
私「無理しないで、ゆっくりで良いので、一緒にそのトラウマを吹き飛ばしちゃいましょう」
里奈「はい。ありがとうございます」

その日の夜は私のお勧めの居酒屋で、自分達の色んな話しをして盛り上がりました。

彼女は、今回の話しは過去の事で、自分の中では吹っ切れているとも言っていました。
でも話しぶりからして、かなり相手の男を恨んでいると私は感じた。
その他にも彼女の勤めていた会社が、かなりの大手企業だった事に驚きました。


この日を境に私達は連絡を取り合い、大吾宅に飲みに行ったり、たまには2人で会う事も増えていきました。
焦らずに距離を縮めていった結果、約3カ月後には男と女の関係になれました。
そこからは、ほとんど週末は一緒に過ごし、平日も会いたくなると仕事終わりに待ち合わせていました。

そして結婚に至るわけですが、山田夫妻が居たから私達が結婚出来たと言っても過言では無いと思います。


大悟と純ちゃんが帰った後、2人で片付けをしてた時です

妻「明日、友達に会いに行ってくるから」
私「えっ?そんな事言ってか?」
妻「言ってないよ。さっきメールが来て決まったの」
私「仕事後も週末もじゃ疲れるよなぁ、少しはセーブした方が良いんじゃないか?」
妻「しょうがないでしょ!付き合いなんだから」

少しキツイ言い方になった妻でしたが、私は気にもしないで受け流していました。
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[Res: 77100] Re: 赦さない・・・ ヨシキリ 投稿日:2012/04/26 (木) 19:50

そして山田夫妻には、私達はとても感謝している、それは・・・・・・。

2010年4月の終わりごろ、大悟から飲みの誘いがあり行ってみると、1人の女性が一緒に居ました。
大悟の勤める会社に中途採用で入社して、ここ数カ月同じチームで仕事をしていると言う事でした。
この女性こそが約1年後に結婚する事になる上原里奈(28歳)でした。

この日をきっかけに3人で2度ほど飲んで、次は休みの日に大悟の家で、という事になったのです。
私の為に、良い人と早く結婚してほしいと考えている大吾の気持ちはありがたいと思っていた。

大悟宅では純ちゃんも含めて楽しく飲みましたが、夫婦で私達をくっつけようとしているのは見え見えだった。
その日の帰り道、

私「もし良かったら次は2人で食事でもどうかなぁ?」
酔いも手伝って、言ってみた。

表情が強張ったように見えた、
里奈「考えさせて下さい・・・」

言ってはいけない事でも言ってしまったような雰囲気になったが、私は携帯の電話番号をメモって手渡し、
私「よかったら連絡下さい」

その日は、たいした会話も無く別れた。


それから2日後、私は大悟に連絡を取り、何か言ってなかったか探りを入れてみた。
大悟「“良い人ですね”って言ってましたよ。ヨシさんも良いと思ってるでしょ?」
私「あぁ、まあなぁ」
大悟「それじゃぁ、アタックしちゃって下さいよ!」


その週の金曜日、彼女から“明日会えないか?”と連絡が入りました。

次の日、オシャレなカフェで落ち合いお茶を飲みながら、今日のお礼を言い世間話しをしていました。
2人で会うのは初めてですので、私は少し緊張していたかもしれません。
彼女は、緊張というより思い詰めたような感じでした。

私は思いきって「付き合ってもらえないか?」と言った。
里奈「とても嬉しいです」
そう言って下を向き黙ってしまった。
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[77100] 赦さない・・・ ヨシキリ 投稿日:2012/04/25 (水) 19:48
やっと身も心も落ち着いたので、昨年の出来事をここに書いてみようと思います。
出来る限り出来事を忠実に書きたいと思いますが、このような文章を書いて投稿するのは初めてなので
解りずらい事が有りましたら説明しますので遠慮なく聞いて下さい。



2011年5月
私、堀切吉次(32歳)と上原里奈(29歳)は11カ月の交際を経て結婚した。

私達は式を挙げる3週間ぐらい前から、新居となる賃貸マンションに一緒に暮らし始めていたので、
新婚生活は何の苦労も無くスムーズに進みだしのでした。
妻は結婚後も当分は仕事を続けたいという事なので、避妊しての営みですが週に3~4回は愛し合っていた。
新婚旅行は、お互い纏まった休みが取れる時に行こうと、先送りにしました。


結婚後3週間が過ぎた頃です、いつものように妻のベットに入ろうとした時

妻「ごめん・・・、今日はそんな気分じゃないの・・・」
私「えっ、あぁ、具合でも悪いのか?」
妻「そうじゃないけど、ゴメンね」

やんわりと断られました。
交際期間も含めて生理以外の理由で断られたのは初めてでしたが、一緒に生活をしていればこんな事も有るかと思った。
もちろん、その他の生活面では変わりなく良い状態でした。


それから2日経った夕食の後、お風呂も済ませテレビを見ながら妻の肩に腕を回し首筋にキスをして

私「ベットに行こうか・・・」
妻「なんか疲れちゃって、そんな気にならいの」
私「体調でも悪いか?」

妻が言うには、新しい2人の生活が始まり、家の事と仕事とで心身共に少し疲れたそうです。
その他にも知人や友達などが家に来て接待したりで、そうかもしれないなと私も思いました。
と言っても、私もかなり家の事など手伝っているんですけどね。

私「気が張ってたのが疲れとなって出たのかもな」
妻「うん・・・。ゴメンね」
私「無理するなよ」
妻「ありがとう」


その週の土曜日には、私の親友の山田大悟と奥さんの純ちゃんを招いていた。

山田大吾は高校の1学年後輩で、大悟が他校の奴らにボコボコにされてるのを助けて以来の付き合いだ。
私を兄のように慕ってくれて私も弟のように可愛がっている、そんな状態の付き合いで15年にもなる。

当日、山田夫妻は子供2人を実家に預けてやって来た。

私「招待するのが遅くなってゴメンな」
大悟「そんな事、気にしないで下さいよ」
妻「たいした物は無いけど遠慮しないで下さいね」
私「今日は引っ越しの手伝いのお礼も兼ねてるから、そのつもりで飲み食いしていってくれよ」
大悟・純ちゃん「ありがとうございます」

こうやって今までに4人で何回飲んだ事か・・・。
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[Res: 46608] 妻 Fin Tear  投稿日:2009/10/17 (土) 06:51
結局、翌日は休みだったので朝から有田と会いました。
まず、メールで有田に指図したことをひと言詫びた後、有田にその責任を
問いかけました。
どこの家でも同じなのでしょう。
「妻と会社には内緒にしてほしい」
ということでした。

お金が欲しかったわけではありませんが、慰謝料の話を切り出すと、
「お互い様」
というような発言をしたので、
「お互い様だろうけど、うちの浮気した妻が慰謝料を払う相手は、あんたの
 奥さんでしょ」
と切り返した時点で、奥さんに知られたくない有田は黙ってしまいました。

結局、30万円と念書を取りつけて、有田とのケジメは終わりました。
お金が多い少ないではなく、終止符を打つ事が大切でした。


その後の話ですが、妻は、ジュン達が白状したから、私が依頼者であること
を知ったのではありませんでした。
途中から私が有田をけしかけていることを知っていたのでした。

妻曰く、
「あやしいと感づいてたのよ。あなた、私の携帯見たんでしょ。おあいこよ」

それで、有田と別れなければならないと思って、話を切り出していたようで
すが、有田が別れたがらなかったそうです。実際のところは分かりません。

そして他の男たちが関わったときにも、有田が逆ギレしないかが心配だった
そうですが、依頼者が私であることを知っていたので、自分が耐えることに
よって、あの場を収めようとしたとのことでした。

悩みもしていたのでしょうが、したたかな女です。


【 エピローグ 】

「男二人は、どうだった?」
「どうって 聞いてないの?」

「聞いたよ お前が感じまくってたって」
「嘘よ あの人たち、入れてないもん」

「どうしてさ」
「役に立たなかったみたい」

「何もされてない?」
「少しされた」

「実はね・・・・・」

そう言ってジュンとのセックスシーンを見せると

「録画してたの?? ひどっ!!!! さいてー 」
「これはお前の浮気の戒めとして、しばらく保管しておくからな」


「これ、絶対、途中で感じてただろ? な?」
「・ ・ ・ ひどいーー 泣くよー 」


妻は、3月で退職しました。
もうすぐ一人目の出産を迎えて、今は良き母となるための勉強中です。
大丈夫かな。。。。


皆さん、お付き合いありがとうございました。
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[46608] 妻19 Tear  投稿日:2009/10/17 (土) 06:50
ひとしきり泣いた後に、妻にはシャワーを浴びてくるように言いました。
他の男に抱かれた体で近くにいて欲しくないものですから。

この日、久しぶりに妻を抱こうとした時に、妻が体を隠していたので、わざ
と明るくすると、体のあちこちにキスマークがついています。
胸、腰、内股・・・・

「お前、なんでこんなに付けさせたの」
「あの人・・・ 最後だからって・・・」

「まあいいや 今までやりたい放題やってきたんだから、今さら今日だけの
 こと言っても仕方ないよな」
「・ ・ ・ ごめん」

「今日は俺、前儀しないから、お前がやって」

そう言って妻に咥えさせました。
すぐに妻に挿入すると違和感がありました。
妻の膣の中が広いというか、入口の締まりではなく、奥が開いているという
か、、、、、

そのことを妻に言うと
「・ ・ ・ ごめん」
でした。

私は、ジュンに抱かれていた妻の姿が頭の中から離れず、わざと同じように
騎乗位をしましたが、映像の時のような淫靡さは感じませんでした。

それより妻の感度も低く、妻がなかなかイキそうになかったので、妻に尋ね
ました。

「疲れてる?」
「うん ちょっと  いけそうにない いいよ いって」

「いきすぎたんだろ?」
「変なこと聞かなくていい」
と言いながら私の口を押さえました。

私は妻の中にいれたまま妻と会話をしました。

「なあ、浮気相手、何か言ってなかったか」
「うん」

そう言って言葉を選ぶように妻は説明を始めました。

「あなたが仕向けた二人が帰る時に、あの人が警察に訴えるって騒ぎ始め
 たの。
 それでその二人は、頼まれたことをやっただけだし、そっちも納得して
 たくせに今さら文句言うなって言い合いになっちゃって。」

「それで?」
「依頼人は誰かって話になった時に、あの二人がそこにいる女の旦那だって
 言ったのよ。」

「それでお前の彼氏は?」
「嫌な言い方しないでよ。結局それでその二人にはこっちの問題だからって
 ことで帰ってもらったのよ。」

ジュン達がさっさと帰ってしまって、メールでも連絡がつかなくなった理由
がわかりました。
ここで私も妻の中に入れてる場合じゃなくなって、抜き出しました。


「あなたにばれているってことで、私たちは関係を終わらせることで話をし
 たの。」

「そう決めたから、最後にやりまくってきたってことか」
「そんな言い方しないでよ」

「だってそうだろ。最後だからやりまくって、挙句にお前が会社辞めて?
 なんなのそれは。おかしいだろ」
「そうだけど、、、、」

「モノゴトにはケジメが必要だから」
「どうするつもり?」

「お前の彼氏と会う。それからだ」
「ちょっとそれ本気?」
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[Res: 46606] 妻18 Tear  投稿日:2009/10/17 (土) 06:49
私はそれから自宅に戻りました。
22時半を過ぎていました。

まだ帰宅していない妻は、私に『飲み会』という理由で遅く帰ってくること
になっています。

酒を飲んで妻の帰りを待っていました。
美味しくない酒、酔えない酒でした。

妻の帰りを待っていても、私はもうマンションの窓から外を見ることはでき
ませんでした。


リビングで酒を飲んでいた私は、いつの間にかうたた寝をしていましたが、
妻の帰宅に目を覚ましました。

妻が帰って来たのは、午前2時頃でした。

21時にジュン達がホテルの部屋を出たとしても、すでに妻たちはそれから
5時間近く一緒にいたってことになります。

「遅かったね」

妻は返事をしませんでした。

起き上って
「おい」
と声をかけながら近づくと
妻は唇を震わせながら涙を浮かべていました。

そして脱いでいた上着を胸に抱えて、
「もう気が済んだ?」
と言いながら私の顔を見て床に座り込んで泣き出しました。

声にならない声というか、嗚咽でしゃくりあげながら
「もうね 私ね 別れたから ちゃんとね 別れてきたから」

私はこの妻の言葉で、妻が私の行動を知っていることに気づき、全身の毛が
逆立ちました。
私は声にならず、かける言葉というより、何を言っていいのか分からず、
その場に立ちすくんで妻を見つめました。

「もうね 会社辞めるから  だからね ごめんなさい ごめんなさい  」

泣き叫ぶ妻を見て私も涙が止まりませんでした。

「バカだな 俺・・・・・」
精一杯の言葉でした。

しばらく二人とも泣きました。
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[46606] 妻17 Tear  投稿日:2009/10/17 (土) 06:48
ジュンは早く、時にはゆっくりと腰を動かしていました。

アイマスクをしているので妻の表情も分かりにくかったのですが、感じる
というより屈辱に耐えているという方があっていたように思います。

口元を引き締め、男に凌辱されている妻に私は同情する気持ちは湧かず、
むしろ冷たい心持ちでその場面を見ていました。

ジュンが体位を変えて、妻を引き起こしました。
騎乗位になってすぐに妻が首を左右に振り、体を左側に倒そうとしました。

ジュンが妻の体をまっすぐに引き戻し、下から出し入れしはじめると、妻
は体を前に倒し、ジュンの胸の横あたりに両手を着き、腰を浮かせようと
しました。
体位を変えたことによって、妻の膣の中は、ジュンのペニスとローターの
位置も変わったのでしょう。
妻はその感度から逃れようとしたのでしょう。

ジュンは、妻の腰に手を回して浮かせた腰を引きもどしながら、下から突き
あげていました。
ゆっくりとゆっくりと。

「 んっ    んっ      」
という妻の声が聞こえました。
その声は続く事はなく、すぐに途絶えます。

妻は背中を丸めていましたが、ジュンに体を起こされて真っすぐな姿勢に
させられました。
騎乗位で真っすぐにさせられると、妻の腰は反って、両手を自分の太もも
に置いていました。
妻が反った腰をまた丸めようとすると、ジュンがそれを許しません。

さらにジュンは、妻の腰に手を回し、自分の腰の動きに合わせて妻の腰を
前後に動かすようにさせました。

妻がまた首を左右に振って、何か声を出していました。
それは「いや  いや  」と小さな声で言っているように思えました。

どうしても妻はジュンの腰から逃れようとして、結局は体を横に倒して
しまったので、ジュンはまた妻を仰向けにしました。

妻の陰部から出ているゴムを引っ張って、ローターを取り出すと、ジュン
はそのまま妻に挿入し、妻を激しく突き上げました。

そしてすぐにフィニッシュを迎えたことが分かりました。
コンドームをしていても女性には男がイク瞬間が分かるのでしょう、ジュ
ンのその瞬間に
「あっ  あっ ・ ・ ・ 」
と妻が声をもらしました。

ジュンは妻から抜き出すと、さっとティッシュを取り、自分の後始末をし
た後、撮影している相棒に、お前もやるかという仕草で訪ねましたが、相
棒はどうやら断ったようでした。

ここで有田が映りましたが、うつむいて疲れている様子が伝わりました。
すぐに裸で寝そべっている妻が映され、ここで映像が終わりました。

私の中には罪悪感だけがむなしく残りました。

撮影の終了は20時10分、1時間足らずでした。
私は妻たちのいるホテルから少し離れた場所、車で5分くらいの所にジュ
ン達と待ち合わせていました。
ジュン達がもどって来たのが確か21時くらいだったので、撮影終了後か
ら時間がかかり過ぎていることが分かり、不審に思ってジュンにメールし
ましたが、送信エラーになりつながることはありませんでした。
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[Res: 46528] 妻16 Tear 投稿日:2009/10/15 (木) 04:16
さすがにエロティックな状況ではありませんでしたが、ジュンのひと言がありました。

「おい、くわえてもらえ」
「うん」
その相棒は返事するとすぐに仰向けに寝そべって、妻にくわえるよう言いました。
カメラを持っているジュンが移動したため画面はぶれたあと、妻を横から映していました。

アイマスクで見えないためか、妻は体の位置を変える時にモタモタしていましたが、その男の
ペニスを右手で軽くつかむと、数秒程思いつめたようにじっと動かない間をおいたのち、男を
クチに含みました。

男はさすがにこの雰囲気で萎えていたのでしょうが、だんだんと元気を取り戻し、十分プレー
が可能な状態になりました。
男は起き上ってすぐにコンドームを着けると、妻を寝かせて両膝を開き、その間に腰を割りこ
ませ、多少乱暴に思いましたがグッと腰を沈めました。

その瞬間、
「くっ・・あぁっ・・」
という妻の声が漏れました。
感じたというより、入れられてしまったことに反応した声なのでしょう。

男は腰を前後に動かしていましたが、ベッドの軋む音がたまに聞こえる程度で、妻は声を出し
ていませんでした。
男が体位を少しずらした時にペニスが抜けたようで、再度挿入する時に
「あっ・・・・」
という妻の声が聞こえた後、先ほどと同じように男の腰だけが数分間動き続けていました。

「おい、そろそろ・・・」
ジュンがその相棒に声をかけました。

男は妻の体から離れて、妻の両腕を少し乱暴に引っ張りながら妻を起こしました。
アイマスクをしたままの妻は、男に促されるまま立ち上がって歩かせられると、有田の前で膝
立ちにさせられました。

両手両足に枷を付けられて動けない有田のバスローブの前をはだくと、有田はそのペニスを勃
起させていました。
目の前で妻が男に抱かれていることに、興奮していたのでしょう。
「なにするんだ」
と有田が言いましたが、ジュン達は何も言いません。

ジュンは妻に
「彼氏のモノをくわえな」
と妻に言い放つと、妻はじっとしたままだったので、相棒の男が妻の右手をとって、有田のペ
ニスへと導くと、妻は両手でそれをそっと包み込むようにつかみ、諦めたような仕草でくわえ
ました。
このくわえ方がいつもと有田にしてあげているのと同じなのか違うのかは分かりません。

「真菜、やめていいよ やめろよ」
と有田が言いましたが、
「あんた、自分のモノ立たせておきながら、何言ってもカッコつかないでしょ」
ジュンがそう言うと、有田は黙ってしまいました。

途中で有田が手足を動かす度に、枷をつないでいるクサリがガチャガチャと耳障りでしたが、
「あきらめて静かにしなよ 女がきつくなるだけだよ」
とジュンがたしなめます。
結局、有田は妻のフェラに感じ始めたようで、懸命にこらえている様子が分かりました。
妻は、それに気づいてクチの動きを止めてしまうと、
「休むなよ」
とジュンが言います。

結局有田は妻のクチの中に放出してしまいました。

ここで撮影者が変わりました。
妻はそれをクチから出すこともできないうちに、ジュンに連れられてベッドに移動しました。
ジュンは下半身だけを脱ぐとすぐにコンドームを着けて、正常位で妻に挿入しました。

妻はジュンが入った瞬間には声を出しませんでしたが、しばらくすると
「うっ うっ    うっ うっ 」
というくぐもった声をもらしていました。

手の届く所に置いていたのでしょう、ジュンは渡しておいた小型のピンクローターを取り出し、
妻の両乳首に軽く触れさせました。

「くっ  くっ 」
妻の反応が変わりました。
ジュンが乳首への責めをやめると妻の体からチカラが抜け落ちます。

またローターで乳首を責めると、
「くっ」
という声とともに、妻は背中をくねらせながらそれから逃れようとしています。

そして、ピンクローターは下腹部へと向かいました。
ジュンに挿入されたまま、ローターでクリトリスを責められた妻は慌てたような声を出しま
した。

「あっ まって  ちょっとそれまって 」    

妻は両手を無造作にあちこちと動かし、首を左右に振りながら、声を出さずしばらく耐えてい
ました。

ジュンはローターでの責めを止めて、挿入していたペニスを抜き出しました。
そして新しく出したコンドームの中にピンクローターを入れ、それごと妻の中に入れました。
このピンクローターはコード付きのものでしたので、妻の陰部からはコンドームの根元とそれ
から出ている白いコードが映されていました。

ローターを入れられた妻は、特に無抵抗な印象を受けましたが、スイッチを入れられると多少
膝を動かしていたので、スイッチのオン、オフに反応する程度でした。

ジュンはその様子を確かめた後、ローターを入れたままの妻に、ゆっくりと挿入しました。
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[46528] 妻15 Tear 投稿日:2009/10/15 (木) 04:05
それから約2時間後、私が待っている場所に協力者の男性2名がやってきました。
車から降りるとブルッと体が震えるほど寒い夜でした。
預けていた道具類が入っている紙袋を受け取ってから私は尋ねました。

「どうでした?」
「こっちも緊張しましたよ まあ思っていた通りというか、男は文句を言ってましたけどね
 途中からおとなしくなりました」

「女の反応は?」
「・・・どうですかねえ、まあ(ビデオ)見てください」

お礼を済ませるとその協力者たちはすぐに去っていきました。

見送りながら、私と連絡をとりあった協力者の一人、『ジュン』という呼び名とそのメルアド
しか知らない男、それとおそらくはその友人である二人が乗った車のナンバーを、念の為メモ
に控えポケットにしまいました。

私はすぐに車に乗り込み、ビデオカメラを再生しました。
ビデオカメラの小さな画面の中に初めに映されたのは掛け布団をかけたままベッドに寝ている
妻の姿でした。
少し暗がりの部屋で、横を向いて寝ています。
その映しはじめた時刻は19時21分でした。

すぐに男の姿も映されました。

バスローブを着た姿で、両手は伸ばしてやや上向きに、両足は肩幅より少し狭い感じで開いて
壁に立たされています。
その手足には壁からの鎖につながれた手枷(てかせ)と足枷(あしかせ)が締められています。
そしてアイマスクを。

これが私の計画でした。
風呂に入っていようと、入っていまいと関係なく、バスローブを有田と妻に着せることをジュン
に伝えていました。
これから始まることを考えると、サラリーマンのスーツ姿よりもこちらの方があきらめ感が生ま
れやすいし、多少コトも進みやすくなると思ったからです。

コトが始まってから有田を動けないようにしようとしても抵抗にあうでしょうから、始めの訳が
分からないうちに有田を動けないようにさせました。
これができなければ、中止していいことにしていました。
それからアイマスクを掛けることによって、有田と妻が知らない内にビデオ撮影することにして
いたのです。

ひとりの男がベッドに寝ている妻の掛け布団をめくった時に、バスローブ姿で胸の前に手のひら
を硬く握りしめた妻の姿が映りました。
もちろん妻にもアイマスクを掛けさせています。

その男が下着1枚の姿で妻におおい被さろうとすると、妻の全身が硬くなるのが画面から伝わっ
てきました。

その男はジュンではなく、相棒の方でした。
仰向けにされた妻のバスローブは全部脱がさず、前だけをはだき妻の胸から口と舌先を使って
愛撫を始めました。

「あっ」
っと妻は声を漏らしましたが、その後しばらくは無言でした。

男の右手が妻の下腹部に降りてくると、妻は左ひざを立てて太股を閉じ、男の手が陰部に進入
して来るのを防ごうとしました。
それも無駄な抵抗にすぎず、男の手は強引に妻の閉じた太股に割り込んでいきました。

男は妻の右手側に添い寝しており、男は妻の頭の下から左手を回して、妻の左手を握っていま
した。
そして妻の右乳首を吸ったり、舌先で愛撫したりして、割り込ませた右手で陰部を触っていま
した。
その右手はクリトリスを擦っているいるようでしたが、時折手首の角度が大きく変わっている
様子から、指先を妻の中へ入れているのが分かりました。

妻は体を硬くしたまま、声は出しませんでした。
ビクッビクッと体が動いているのは、感じているというより嫌悪感の方が強かったのだと思い
ます。

男の舌先は、愛撫していた乳首から離れ、右わき腹を舐め上げながら、太股の付け根あたりま
で降りてきて、妻の両膝を開かせようとした時に妻は
「いやっ、もういやっ」
という声を小さく絞り出しました。

「真菜、大丈夫か」
有田の声を始めて聞きました。
私の妻を呼び捨てです。

「あんたら、これ以上はもうやめてくれ なんでこんなことしてるんだ
 もう帰してくれよ」
「俺達も早く済ませたいんだ」
画面は妻たちを映したままで、そう答えるジュンの声がしました。

ジュンは続けました。
「俺達はこのままやめたって構わないけどさ、約束してるのはあんた達と俺達の依頼者だろ。
 どうするんだ 警察沙汰はごめんだから、やめたいなら俺達も帰るけどさ」

少しの沈黙の間があって、
「続けて・・・ ごめん、もういいから ケガはさせないで」
ベッドの妻が小さな声で言いました。

『もういいから』
この言葉の意味は何に対する諦めの気持ちを表したものだったのでしょう。

そのまま会話は途絶えました。
妻のそばにいた男はそのままクンニをしはじめましたが、妻は無反応でした。
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[46437] 妻14 Tear 投稿日:2009/10/12 (月) 07:24
私はこの日の為に、ラブホに電話をして指定した部屋を4名で予約しておきました。
複数人数入るとか、特徴ある部屋なんかの場合、ラブホでも予約できるところがあります。

もうすでに浮気を見つけた時とは違って、サディスティックな感覚が私に生まれていました。
『妻をどうしてくれようか・・・・』
この頃は私が考えたストーリーをどう実現するかばかりを思いめぐらせていました。
有田を追い詰めながら、段々とこのストーリーが出来ていきました。

私からすれば、有田はついででしかなく、妻への復讐度の方が高かったのです。

この計画された当日を迎えました。
有田には当日、ラブホと部屋番号を指定し、18時から妻と一緒に部屋で待つよう連絡して
いました。

私は18時を過ぎた頃に有田へメールしました。
『2人とも部屋にいますか』
『います 相手の方はまだ来ていません』

『すみませんが、相手の方が遅れて19時になるそうです 時間がもったいないので先にお風呂
 に入っておいて下さいと連絡がありました 4人で入るよりも先に入っていた方が落ち着くと
 思いますよ』

18時に部屋で待たせて、19時に相手が入る、というのは予定通りです。

妻はかなり緊張しているはずです。
この日までの数日間、緊張があり、今日を迎え、これから起こることを想像して部屋の中で緊張
がピークを迎えていたはずなんです。
緊張のピークを続けさせ、精神的に疲れさせるために1時間さらに待たせたのです。

そして部屋はSMルーム。
こういった部屋に二人が入ったことがあるのか知りませんが、無いのであれば気色が悪く、逃げ
出したい気持ちでいっぱいだったことでしょう。

そうこうしているうちに、部屋で待っている有田からメールが届きました。

『今2人が来ましたがカップルじゃないですよ どういうことですか』
『ようやく着きましたか お待たせしてすみません
 あとは相手に任せてお楽しみくださいね
 仲の良いカップルですよ ホモじゃないから安心してください』

こんなことを頼める都合のよい男女なんて、なかなか見つかりません。
スワッピングで探せば数組応募がありましたが、事情を説明するうちにすべて断られてしまいました。

やむなく好き者の男達を募ることに方針を変えました。
協力して貰うためには事情を説明しなければなりませんし、こんなことは知らない男同士が手を
組んでもうまくいかないので、単独男性にその友人を連れてきてもらうことで探したのです。

結果的に、男女で探しても見つからなかったので、男2人となってしまいましたが私としては
問題ありませんでした。
単独であれば意気消沈してしまうことが考えられますが、2人組であれば増長が期待できます。
ですから2人組にこだわったのです。

決めたこの2人は私と同世代で見た目も悪くありませんし、威圧的な雰囲気もしませんでした。

そして、当日直前に会って段取りを確認し、私が依頼していくつかの道具を持たせてました。
そんなに変な道具ではありません、ビデオ等の類ですから。

これからは私の協力者が撮影したビデオで状況をお伝えすることになりますが。。。
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[Res: 46435] 妻13 Tear 投稿日:2009/10/12 (月) 07:10
私は急いで自宅に戻って撮影したばかりの写真をプリントアウトしました。
そしてその日のうちに有田あてに郵便で送付しました。
有田の車が写った日時入りの写真。場所もラブホと明確。

こんな時っていうのは、なんとなく必要以上に慎重になってしまい、指紋が付かないように写真
や封筒を取り扱いました。封筒はコンビニでどこにでもあり、写真が同封できるものを買いまし
たが、余った封筒はすぐに廃棄しました。妻に見られでもしたら面倒だからです。

有田にはこういった内容のメモを添えました。

『必ず連絡してくださいね XXXX@XXX.XX.XX  役所』

有田にとっては見覚えのあるメルアド、つまり私のサブアドレスです。
ちょっと凝りすぎたかも知れませんが、慎重に私は妻の会社近くの郵便局でその郵便を投かん
しました。

郵便を出して自宅に帰るとすでに妻は帰っていました。
時刻は20時を過ぎていました。

妻も疲れたような表情で、元気がありませんでした。


数日後、有田からメールが届きました。
『どういうつもりなんですか 何がしたいのですか?』
『メールありがとう 奥さんにはばれませんでしたか』

『どうしたら気がすむのですか?』
『質問に答えてないですよ』

『ばれてません 不倫をやめたらこんなことやめて貰えるのですか?』
『別に不倫をやめるようには言ってないし、既成事実は消えないでしょ
 ○○さんとあなたが一緒に、あるカップルと会って貰いたいだけです』

『目的は何ですか?』
『そのカップルに頼まれて、相手を探しているからです』

『どこでですか?』
『●●●というラブホテルです 嫌ならかまいません 何をするかは私も分かりません』

『断る選択肢はありますか?』
『それは自由です 但し、私の行動を止める権利はあなたにありません』

『私だけでは決められません 相談して返事してもいいですか?』
『いいですよ
 付け加えておきますが、協力いただけたら外部に漏えいしないという約束をしましょう
 日時は近いうちにご連絡します まずは良いお返事をお待ちしてます』


2日後、有田からメールが届きました。
『会うことは分かりました いくつか条件をつけさせて下さい』
『何ですか?』

『あなたが誰であるかを明かす事 
 こちらの女性には手を触れない事 
 こういった脅しの様なことをやめる事』
『名前は役所です これでいいじゃありませんか
 あなた方は、相手のカップルに合わせて行動していただかなければなりません
 初めから嫌というのは話になりませんが、あなた方の反応次第ということにしましょう
 脅しではありません ご相談ですよ 言葉は間違えないでください』

『同じ会社の方ですか? 他に誰か知っていますか?』
『全てに答えるつもりはないのですが、現時点では私以外には誰も知りませんよ』

『分かりました とにかくこれで最後にしてください』
『ご協力いただければね』

こうしてまだ寒い月の週末の夜に日時をセッティングしました。

意外と簡単に有田達は落ちました。
恐らく、精神的にもかなり参ってきているのだと思います。
妻の方も自宅ではあまり明るくありませんでした。

妻は私にその日は飲み会で遅くなるかも、、ということを伝えてきました。
「誰と?」
と私は内心意地悪く聞いてみると、
「高校の友達で久しぶりに会うから遅くなったらごめんね」
といった返事をしてきました。

私はほくそ笑んだ顔で、
「最近元気ないからね 俺のこと気にせず楽しんでおいでよ」
と優しく言葉をかけました。
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