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北原夏美 四十路 初裏無修正

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KYO 6/3(土) 23:53:44 No.20060603235344 削除
「どうした?」
「だって……恥ずかしい」
「恥ずかしい?」

犬山達の前ではとんでもない破廉恥な姿を晒しておいて、ナニをカ
マトトぶっているんだと私はますます腹立たしい気持ちになりまし
た。夫である自分に対してはもったいぶった態度をとりながら、他
の男たちに娼婦のようなサービスをする妻に私は馬鹿にされたよう
な気持ちになり、妻の裸身をぐいと押しのけます。

「ここを洗うんだ」

私は妻の手を取って、自分でも驚くほど隆々と屹立しているペニス
に添えさせます。妻は恥ずかしげにもじもじしていましたが、やが
てこくりと頷きました。

妻は掌で石鹸をあわ立て、私の肉棒をゆっくりと擦りあげます。妻
はちらとそれに目をやると「大きい……」と溜息をつくように言い
ました。

「手で洗うのはもういい。今度は絵梨子のここで洗ってくれ」

私は妻の股間に手をやり、秘苑に指を差し入れました。

「駄目……」

その部分からは既に熱い愛液が溢れんばかりになっていたので私は
驚きました。

(こんな淫らな身体にされやがって……)

これも長尾や、犬山達の調教のせいか。私は湧き上がる凶暴な気持
ちに駆り立てられながら、妻の身体を抱き上げると膝の上にのせあ
げます。

「こんな格好で……」

石鹸で滑りやすくなっているせいか、私のペニスは妻の蜜壷に中に
するりと入っていきました。いわゆるソープの「壷洗い」というプ
レイです。

「あ、ああっ……」

妻は私の膝の上で腰を上下し始めます。その動きは次第に速くなり、
はあっ、はあっという喘ぎ声も大きさを増していきます。40歳を
過ぎた妻ですが、むしろ最近の方があそこの締まりは良くなってき
たような気がしますが、そんなことすら他の男たちからの調教の成
果なのかと思うと腹立たしくなり、私も激しくしたから突き上げて
応戦します。

「どうだ、イキそうか」
「ああっ……」
「イクときはイクというんだ」
「……は、はいっ……あ、あっ……イクっ」

妻は引きつったような声をあげると私にしっかり抱きつき、豊かな
双臀を小刻みに震わせました。私はもう少しで中に出しそうになる
のをなんとかこらえました。

妻は快楽の余韻に浸るように、うっとりとした顔を私の肩先に押し
付けてきます。私は妻に、

「絵梨子、俺はまだ出していない。口でやってくれないか」

といいました。

妻は一瞬戸惑ったような表情を浮かべましたが、すぐにこっくり頷
くと自分の愛液で濡れた私のものを咥えます。犬のように舌を出し、
ペロペロと鈴口を舐めたり、大きく口を開いて玉を含んで舌の上で
転がすような技巧を見せる妻に、私は内心驚きを禁じえません。

「随分うまくなったじゃないか、絵梨子」

そうからかうと、妻はちらりと上目遣いで私を見ました。

「どこかでこっそり練習しているんじゃないのか」

思い切ってそんな風にカマをかけてみましたが、妻はゆっくりと首
を左右に振るだけです。

(とぼけやがって……今に見ていろ)

こんな風に長尾のものを何度も愛撫し、その迸りを口の中で受け止
めていたのか。他の男に汚された妻の口を自分のもので犯すという
倒錯的な快感に、じっと堪えていた私の欲望は遂に爆発しました。

「うっ……ううっ……」

私の精液を舌に感じた妻は、眉をしかめて顔を引こうとしますが、
私は頭を押さえつけるようにして最後まで妻の口の中に射精しまし
た。いつもとは違う私の乱暴な行為に妻は恨めしそうに私を見ます
が、口の中のものを吐き出そうともせず、ごくりと喉を鳴らして飲
み込んでいきました。

妻はしばらく恥ずかしげに横を向いていましたがやがて立ち上がり
ます。

「先に上がって、食事の用意をしてきます」
「ああ……」

妻はくるりと私に背を向けて、浴室を出て行きました。私は妻の逞
しいばかりに張り出した尻をぼんやりと眺めていました。
KYO 6/10(土) 00:36:23 No.20060610003623 削除
私が興奮を静めようとしばらく風呂場でゆっくりしてから上がると、
食卓には既に何品かのおかずが並んでいました。

その中に茄子の田楽と、プチトマトを使ったグリーンサラダがあっ
たので、私はぎょっとしました。

妻は私の表情が変わったのにも気が付かない風で、私のジョッキに
ビールを注ぐと自分の席につき、「いただきます」と手を合わせま
す。

私は妻の様子を上目使いでうかがいます。妻は平然とした表情でグ
リーンサラダに箸をつけ、赤いプチトマトがやはり赤い妻の唇の間
に吸い込まれていきます。それがまるで、おちょぼ口のような妻の
アヌスが果実を飲み込んで行く様子を思わせ、私の股間はまたも熱
を持って来ます。

次に妻の箸が茄子の田楽に移行します。茄子は食べやすいように縦
にいくつかに切られていますが、元の大きさはかなり立派なもので
あったことが予想出来ます。妻の女陰が立派な茄子を食い絞めてい
る様子を想像した私の股間はますます熱っぽさを増していきます。

妻が私の視線を感じたのか顔を上げ、怪訝そうな表情を見せて小首
を傾げます。内心の動揺を悟られまいとした私は慌てて顔を伏せま
す。すると視線の先にグリーンサラダの中の真っ赤なプチトマトが
目に入りました。私は箸でそれをつまみ上げると口の中に入れまし
た。

新鮮な食感と甘酸っぱい果汁が口の中に広がります。私はふと、こ
のプチトマトは役員会で妻が肛門の中に飲み込んだものだろうかと
想像しました。

田楽として料理されている茄子もそうです。妻が秘部で食い絞めな
がら絶頂を極めたそのものでしょうか。

そんなことを考えると普通は食欲がなくなるところでしょうが、不
思議と私は思ったような抵抗もなく、食事を続けました。

普通はそのような行為に使った食材は捨てるでしょう。私もまさか
妻が自分の尻の中に入れたものを私に食べさせているとまでは思い
ませんでした。しかし男たちの前で異物挿入を演じたその日に同じ
種類の食材で料理を作り、食卓に並べる妻の心境はいったいどうな
っているのだろうと私は訝しく思いました。

私は再び妻の方を見ました。私と視線が合うと妻はなぜか視線を泳
がせ、一瞬右上方に逸らせた後に顔を伏せました。

ふと嫌な予感がした私は妻が一瞬逸らせた視線の方、食器棚の上に
目を向けました。瞬間あまりのことに私の表情は凍りつきます。私
は動揺を悟られまいと顔を伏せました。

なんと食器棚の上にはワイヤレスのCCDカメラが設置されていた
のです。カメラに映し出されたわが家の食事風景は光ファイバーを
通じて犬山たちのPCの画面に送られているに違いありません。

妻はオンラインの役員会で野菜を使った異物挿入を演じた後、それ
を今晩の食卓に出して夫に食べさせろと命じられたのでしょう。妻
の陰部や尻の中に収められた野菜を何も知らずに食べている私の姿
を、今現在連中は笑いものにしていることでしょう。

私は男たちに対してこれまでにないほどの怒りを感じました。しか
し、ここで私がその怒りを妻にぶつけたところで、証拠は何もあり
ません。私の妄想だと片付けられればおしまいなのです。

いや、昼間のオンライン役員会に侵入したということを話せば、妻
は観念するかも知れませんが男たちを追求する手段がなくなります。

とにかく今は男たちに怪しまれないよう耐え難きを耐え、平然と食
事を続けるしかありません。

しかし、いくら男たちに命令されたとは言え、自分だけでなく夫を
辱めるようなことを行うとは、妻の神経は一体どうなっているので
しょう。

長尾との不倫を公表されるということを妻はそんなに恐れているの
でしょうか。それとも、妻の心の中に私を辱めることについての抵
抗感がもともとなかったのでしょうか。

食器棚に置かれたワイヤレスCCDカメラについてはその後、私は
絶対に目を向けないようにしましたが、私はふと頭の中にある想像
が浮かび、慄然としました。

食器棚の上のカメラは慌てて設置したせいか、比較的無造作に置か
れていましたが、カメラはこれ一台という保証はないのです。

例えば先程私と妻が痴態を演じた浴室。そこにはカメラはなかった
でしょうか。私は気が付きませんでしたが、ひょっとして私と妻の
行為の一部始終は役員たちのPCに実況中継されていたかもしれな
いのです。

寝室にもカメラが置かれていても不思議はありません。私達の夫婦
生活を監視するばかりでなく、妻は週末の役員会の前は私とのセッ
クスは禁じられているようですから、妻がその言い付けを守ってい
るか確認する目的もあるでしょう。

「窃視症」ということばがあるように、覗きという行為はそれ自体
が麻薬的な魅力を持ち、一度はまるとなかなかやめられないと言い
ます。オンライン役員会で自宅にいる妻を遠隔操作でいたぶること
による愉悦を知った男たちの要求がエスカレートしていったのでし
ょうか。
KYO 6/10(土) 00:36:54 No.20060610003654 削除
そこまで考えた私は、妻が不安そうにこちらを見ているのに気づき
ました。

「どうしたのですか? あなた」
「いや、何でもない」
「お食事が進みませんか? あなたの好みじゃなかったかしら」

好みじゃない訳じゃないが、おまえの尻の中に入っていたかもしれ
ないと思うと食欲が出ない、という言葉を私は飲み込み、「そんな
ことはない」と答えます。

「会社で何かあったんですか?」
「仕事は順調だ」
「それなら……」
「たいしたことじゃない」

私はわざと微笑を浮かべました。

「風呂場での絵梨子の様子を思い出していたんだ」
「嫌だ……」

妻は頬を薄赤く染めて顔を伏せます。

(何が「嫌だ」だ。このカマトトめ)

「絵梨子にあんなテクニックがあるとは思わなかったぞ。『壷洗い』
まで知っているとはな。すぐにでも堀ノ内で稼げるんじゃないか」
「堀ノ内、って何ですか?」
「知らないのか? 川崎の有名なソープ街だ」
「知りません……あなた、どうしてそんなことに詳しいの」

妻は怒ったような表情を見せます。

「詳しい訳じゃない。常識として知っているだけだ。絵梨子こそソ
ープ嬢が使うような技をどこで身につけた? 少なくとも俺は教え
た覚えはないぞ」

私は極力怪しまれないように、冗談を言うように言います。妻は一
瞬慌てたような顔になりましたが、すぐに落ち着きを取り戻します。

「さ、さあ……知りませんわ。たぶん、映画かドラマで見たのを覚
えていたのかも」

TVドラマでそこまでの描写をする訳がありません。映画としたら
ポルノですが、私の知っている範囲では妻がそのような映画を見た
ことはありません。

「そうか。俺の知らないところで絵梨子はエッチな映画やビデオ
を見て研究していたという訳か。絵梨子もなかなか隅に置けないな」
「エッチなビデオなんて見ていませんわ。あなたと一緒にしないで」

妻はそう言って頬を膨らませます。

「悪い悪い、さっきの絵梨子があまりに素晴らしかったので、つい
からかいたくなったんだ」

私はそれ以上追求すると墓穴を掘ると感じ、その話題は切り上げま
した。

私がそれほど鈍感な人間ではないということを示して犬山たちを牽
制しつつ、かつ彼らに警戒させないというのはなかなか困難です。
いずれにしてもこのままでは家の中での私の行動は大きく制限され
てしまいます。どうやって事態を打開すればいいのか。私は頭を悩
ませました。

「あなた……」

私は妻が呼びかけているのにも気づきませんでした。

「あなた」

妻の声が大きくなり、私はようやく気がつきます。

「どうしたんですか、ぼんやりして」
「いや、何でもない。それより何か用か」
「用ということはないんですがお願いが……」

妻は言いにくそうに話し始めます。

「実は来月また、PTAの役員会の旅行があるんですが……」
「来月? 旅行は先週の週末に行ったばかりじゃないか」

私はオンライン役員会を覗いていたため、ラグビー部OB会の慰安
旅行に藤村さんと妻が無理やり参加を承諾させられたことは知って
いますが、もちろん始めて聞いたような顔をしたのは言うまでもあ
りません。

「前回のは本部の役員だけの親睦旅行で、今度のは厚生部や文化部
の役員も含めた旅行なんです。本部役員として不参加というわけに
もいかず、あなたや浩樹にはまた不自由をかけて申し訳ないんです
が、参加させていただけないでしょうか?」
「……」

こうやって妻が夫である私に嘘をつく様子、私がまんまと騙される
様子もCCDカメラを通じて他の男性役員たちに実況中継されてい
るのでしょう。私は犬山たちのとんでもない悪趣味にあきれる思い
でした。

しかし今はそんな感情を表に出すわけにはいきません。私は苦汁を
飲むような思いで「わかった、行ってこい」と妻に告げました。こ
れを見ている犬山たちは私の愚かさを笑っていることでしょう。私
の心の中に彼らに対する復讐心がめらめらと燃え上がってきました。
KYO 6/13(火) 22:21:43 No.20060613222143 削除
ベッドに入ってからも私はなかなか眠ることが出来ませんでした。

妻は隣のベッドで小さな寝息を立てています。犬山たちのいたぶり
に精神的にも肉体的にも疲れきったのでしょうか。それとも、少々
のいたぶりは堪えないほどの図太さを身に着けたのでしょうか。

私はふと、食器棚の上におかれたワイヤレスCCDカメラは、私に
対する妻のメッセージではないかと考えました。

あれだけ分かりやすい位置に備え付けてあるということは、私に気
づいてくれといわんばかりです。もっとカモフラージュするなりし
て私に分からないように設置することも出来たはずです。私が家の
中での行動について慎重になるよう、わざと妻がそうしたのではな
いかと考えが浮かんだのです。

しかしカメラに気づいた私が、あれは一体なんだと妻を問い詰める
こともあり得ます。その場合妻はどうやって言い訳するつもりだっ
たのでしょうか。

それにCCDカメラが置かれていたからといって、犬山たちの悪行
の決定的な証拠にはならないのです。

(絵梨子は私に問い詰めてもらいたかったのかもしれない)

たとえ証拠はつかめなくても、妻がすべてを私に話せば無理やり役
員をやめさせることは出来るでしょう。肉体改造というおぞましい
運命を目の前にした妻は切羽詰まって、長尾との不倫も明るみに出
ることも覚悟の上で、私に何もかも告白出来るきっかけを待ってい
たのかもしれないのです。

今のところはどれも私の推測にとどまります。妻の本心を聞かない
限りは決定的なことは言えないのです。

(里美の意見を聞いてみるか……)

私はそう考え、無理やりに眠りにつきました。

翌日の水曜日は妻がパートの日で、オンライン役員会はないはずで
す。私がオフィスで落ち着かない気分で仕事をしていると、里美か
らメッセージが入りました。

「○○さん……」
「里美か、待っていた」
「そうなの? もう話してもらえないかと思っていた」
「どうしてだ?」
「だって昨日、奥様のことを……」
「ああ……」

里美は昨日、妻の告白を生々しく私に伝えたことを気にしていたの
でしょう。

「○○さんの奥様に対する気持ちを傷つけるつもりはなかったの」
「わかっている」
「昨日は、あれからどうだった?」
「色々あった……メッセンジャーで話すのは大変だな」
「わかった、私の部屋に来て」

里美はそう言うとメッセンジャーを終了します。私は画面を切り替
え、ライブチャットの里美の部屋に入りました。

「俺以外にライブチャットの客はとっているのか?」
「いいえ、最近は○○さんだけよ」
「それじゃあ、全然儲からないだろう」
「いいのよ。今のところそれほどお金に不自由していないわ」
「そりゃあ良いご身分だ、といいたいが、俺のために無理をしてく
れているんじゃないのか」
「お金なら取れるところから取るわよ。犬山たち4人からたんまり
慰謝料がもらえたら、分け前をいただくわ」
「そりゃあもちろんかまわないが……」

私は昨夜から気になっていることを里美にすべて話しました。

「里美はどう思う?」
「奥様の気持ちよね……難しいわね」

里美は首をひねります。

「○○さんは奥様を愛しているの?」

里美から意表を突く質問を浴びせられ、私は戸惑いました。

「なんだい、急に」
「大事なことよ、ちゃんと答えて」

私はしばらくの間じっと考え込み、やがて口を開きました。

「愛している」
「そうだと思ったわ」
「しかし、同時に憎んでいる」
「……」

私の言葉に里美の表情が引き締まりました。

「相反しているように思えるが、根っこのところは同じだ。逆を言
えば愛しているから裏切りを憎む。愛していない相手なら裏切られ
ても、寝取られて恥ずかしいとか男として体面が悪いということは
あっても憎むという感情はない。愛しているから憎いんだ」
「なんとなく分かるような気がするわ……」
「そうか?」
「○○さんは奥様をどうしたいの? 罰を与えたいの?」

里美の質問に私は再び考え込みました。
KYO 6/14(水) 23:05:43 No.20060614230543 削除
「そうかも知れない……」
「このままだと週末には奥様は道岡のクリニックでとんでもない目
に会わされることになるのよ。それでも良いの? それは○○さん
が考えている罰の範囲なの?」
「妻を罰するのなら、俺自身の手で罰したい。しかし、証拠がない
んだ」
「週末までに証拠が確保できなければどうするの?」
「わからない……」

里美は画面の中でため息をつきます。

「○○さん、たとえ奥様が○○さんを裏切っていたとしても、今は
緊急避難が必要よ。まず奥様を当面の危機から救うことを優先させ
るべきじゃないのかしら」
「どうやって? 絵梨子に役員を辞めさせるのか? 理由がないぞ」
「それは……なんとでもなるんじゃないの。身体を壊したとかなん
とか言えば……」
「里美、これは絵梨子だけの問題じゃない。奴らはこれまで同じよ
うなことをして多くの女性を毒牙にかけている。たとえ絵梨子が救
われたとしても藤村さんにその分犠牲が大きくなるに決まっている。
それに奴らはこれからもこういった悪行をやめないぞ」
「それはそうかも知れないけど……」
「そうかも知れないじゃなくて、そうに決まっている」
「それなら○○さんは奥様の身体が……その……改造されても良い
というの?」
「良いとは言っていない。だから悩んでいるんだ」
「わかったわ。今これ以上議論しても結論は出そうにないから、別
のことを考えましょう……あれ?」
「どうした?」
「藤村さんがアクセスしてきたわ」
「なんだって」
「今日は○○さんの奥様はパートの日だからアクセスはしないだろ
うけど、藤村さんは専業主婦だからひょっとしてと思って、オンラ
イン役員会のシステムにずっとつなぎっぱなしにしていたの」

私は急いで会議システムを立ち上げ、B高校PTAのオンライン役
員会にアクセスします。里美の言う通り、画面には見覚えのある藤
村さんの姿がありました。

いや、正確には藤村さんが今画面で晒しているような姿をしている
のには見覚えはありません。藤村さんは素っ裸で椅子の肘に両足を
乗せたM字開脚の姿を晒していたのです。

藤村さんの股間はまるで童女のように翳りを失っています。両手は
乳房を下から掬い上げるようにマッサージしています。

藤村さんはちょっと釣り目の日本風な顔立ちですが、着やせするの
か身体は意外と豊満です。自らの手で揉みしだかれている大きな乳
房が揺れる音が聞こえてくるような錯覚に陥ります。

「何これ……」

里美の呆れたような声が聞こえます。会議システムにログインして
いるにもかかわらずうっかり声を出してしまったようです。藤村さ
んはいきなり女の声が聞こえたのに驚いて乳房を揉む手を止め、き
ょろきょろ周りを見回しています。

「馬鹿、声を出すな」

私は慌ててメッセージを打ち込みます。

「……ごめんなさい」

里美は思わず興奮してしまったのでしょう。私も相当驚いたのは事
実です。念のために私と里美はマイクを切断しました。

その時、犬山がログインしてきました。

「奥さん、駄目ですな。今日はちゃんと最初からオッパイマッサー
ジをしておくようにいったでしょう」

続いて毛塚がログインします。

「そうですよ。今週末はいよいよお楽しみの豊胸手術ですからね」

最後に橋本と道岡がログインします。

「よーくデカパイの皮膚を伸ばしておかないと困るのは奥さんです
よ」
「そうですよ。大事なオッパイが弾けてしまっても我々は知りませ
んからね」

4人の男たちは一斉に笑い出します。

「あ、あの……今、女の人の声が……」

藤村さんがおろおろした声を出します。

「……まずい」

私は顔をしかめます。

「女の人の声? そんなものは聞こえるわけないじゃないですか」
「そうですよ、今日は○○さんの奥さんは役員会は欠席ですから
ね。オッパイを揉んでいるうちに気持ちよくなって、自分で声を
あげたんでしょう」

男たちはそう言って笑います。私はほっと胸をなでおろしました
が、次の男たちの言葉に凍りつきました。

「そろそろ○○さんは長尾先生とお楽しみですかね」
KYO 6/17(土) 23:58:25 No.20060617235825 削除
「2人にとっては久しぶりのデートですからね。思う存分腰を振
り合っていることでしょう」

4人は声をそろえて笑います。

「○○さんも包皮切除手術を受けたら3週間はセックスできません
からな。長尾先生は絵梨子のマンコが真っ赤に腫れるまで突きまく
ってやると張り切っていましたよ」

私はあまりのことに言葉も出ません。マイクを切っているはずの里
美までが息を呑んでいるような錯覚を感じました。

「そうそう、今日の○○さんと長尾先生のデートには、藤村さんの
愛する西岡先生も飛び入り参加しているようですよ」

犬山の声に藤村さんははっとした顔を上げます。

「おや、やはり西岡先生のことを言われる時になるようですね」
「心配しなくても明日は奥さんの番です。西岡先生も長尾先生と2
人がかりで奥さんのデカパイをたっぷり絞り上げてやると言ってい
ましたよ」
「ああ……」

藤村さんは苦しげに目を閉じて、男たちの言葉が耳に入るのを拒む
ように首を振りながら、自虐的なまでに荒々しい乳房マッサージを
続けます。藤村さんの大きな乳房が手の中で捩れ、変形していきま
す。

「そうそう、そんな風にデカパイが醜く形が変わるまでしっかり揉
むのですよ」
「奥さんのとりえは乳がでかいくらいなんだから。今でもGカップ
はありそうですが、目標はKカップですからね、思い切りオッパイ
の皮膚を伸ばしてもらわないと」
「しかし、デカパイ女は頭が足らないといいますが、奥さんの場合
はまさにそれが言えていますな。イケメンの西岡先生に誘われると、
節操もなく股を開いてしまうんですから

男たちは口々に藤村さんにからかいの言葉を浴びせます。藤村さん
の目尻から一筋、二筋、悔し涙が流れます。

「○○さん……大丈夫?」

呆然と画面を見つめている私に里美からのメッセージが入りました。

「あ、ああ……」

私はようやく我に返り、返事を打ちます。

「大丈夫だ……というよりはもう少々のことでは驚かなくなった。
気持ちが麻痺しているのかもしれない」
「奴らの言っていることが本当かどうか、確かめる方法はあるの?」
「絵梨子は今日、パートに出ているはずだ。勤務時間はたしか午前
9時15分から午後5時まで。いつも6時には家に着いている」
「長尾と会おうとすれば、帰りが遅れるはずね?」
「それはない……今日は息子の浩樹の塾がある日だ。絵梨子はいつ
も夕食の用意をしたら車で迎えに行っている。6時には必ず帰って
くる」
「すると……今日がパートだということが嘘なのか、それともパー
トを早退して長尾と会っているのか……」

私はPCの画面の右下に表示されている時計を見ました。デジタル
の時計はすでに14時半を示しています。

「里美、頼みがある」
「何?」

画面の中では藤村さんが片手で激しく乳房マッサージを続けながら、
もう一方の手を股間に持っていき、オナニーを開始していました。
2本の指を蜜壷に沈め、藤村さんは「ああっ、ああっ」と切ない喘
ぎ声を上げ始めます。

「絵梨子のパート先の電話番号を教えるから、電話をかけてくれな
いか? 絵梨子が職場にいるかどうかを確かめてくれ」
「どうして○○さんがかけないの?」
「俺が疑っている……少なくとも何かを怪しんでいることをまだ絵
梨子に知られたくないんだ」
「わかったわ……でも、なんて」

妻の友人のふりをしてもらおうかと思いましたが、もし妻が不在だ
った場合、電話をとった人間が後で妻に伝えると話がややこしくな
ります。

「俺の証券会社の担当が山下さんという女性だ。絵梨子の口座も管
理してもらっている。その人が休みだから、代わりに電話をかけた
といってくれ。そうすれば怪しまれないし、後にもひかないだろう」
「もし奥さんがいたらどうしたらいいの?」
「適当に投資信託のセールスでもやってくれ」
「無茶を言うわね」

里美は呆れながらも、仕方ないわねといって電話をかけます。藤村
さんはいつのまにか黒光りするバイブレーターを握り、激しく蜜壷
に抽送させています。

「ああ……いい……いっちゃいそう……」
「さすがに先輩だけあって、○○さんに比べると度胸たっぷりのマ
ンズリですな」
「でも、なんとなく新鮮さが薄れてきましたよ。私は○○さんの恥
じらいっぷりの方が好きですな」
「それもこの週末までですよ。クリの皮を剥かれたらどんな女だっ
て色情狂同然になりますよ」

4人の男たちはそう言うとさも愉快そうに笑いあいます。
KYO 6/18(日) 16:12:08 No.20060618161208 削除
男たちのとんでもない会話を聞きながら、私は腹が立つよりは妻の
ことについての不安で胸が押し潰されそうになっています。じりじ
りしながら里美が電話をかけるのを待っていると、ようやく里美か
らメッセージが入りました。

「お待たせ」
「どうだった」
「○○さんの奥さん、急用が出来たって言って1時前に早退したそ
うよ」
「なんだと」

私は全身の力が抜けていくのを感じました。

長尾との不倫関係については、オンライン会議の場で男たちから聞
いているだけでしたので、半信半疑といったところもありました。
仮に妻が長尾と関係を持っていたとしても、無理やり持たされてい
たのを不倫といわれているのかもしれない。仮に不倫関係であって
も、もう完全に終わっていることだ。そんなことで私は自分を誤魔
化してきたのです。

しかし今日、妻が長尾と会っているとしたら不倫関係は終わってい
ないということになります。画面の中では藤村さんの嬌声が響いて
きました。

「ああっ、尚子、いっちゃう、いっちゃいますっ」
「実にはしたない奥さんだ」
「どうせいくのなら西岡先生の名前を呼びながらいきなさい。わか
りましたね」
「は、はいっ」

藤村さんは切羽詰ったような声をあげるとブルッ、ブルッと裸身を
震わせます。豊満な乳房が波打つように揺れました。

「ああっ、け、啓太郎さんっ、尚子、いっちゃいますっ」

藤村さんはほざくようにそう言うと、蜜壷に含ませた黒いバイブを
しっかりと喰い占めながら昇天しました。

妻も今あんな風に、長尾の肉棒を食い占めながら何度も何度も気を
やっているのだろうか、と思うと居たたまれない気持ちになります。

「……里美、後を頼む」
「え、えっ? またなの」
「すまない……」
「いいけど……どうするの? 仕事?」
「いや、今日は会社には悪いがとても仕事をする気になれない」
「わかったわ……それじゃあ」

私はオンライン役員会からログオフしました。藤村さんの痴態をこ
れ以上見ていると妻のことが生々しく連想されて、耐えられそうに
ないのです。

私は部屋を出るとアシスタントの女性に、今日はこれから客先を回
ってから直帰するといって会社を出ました。もちろん客先回りの予
定などは在りません。

私の足は自然と家に向かいます。しかし、帰ったからといって妻の
不倫の証拠をつかめるわけでもありません。妻は通常のパートがあ
る日の予定通りに帰宅することでしょう。そして時間に妻に電話を
かけたのはあくまで私ではないのです。妻と長尾がホテルから出て
くるところでも押さえない限りは無理です。

(ホテル……)

ふと、私の頭の中にひらめきました。たしか里美の話によると、妻
と長尾は厚生部の懇親会がある日、一次会が終わったら抜けてラブ
ホテルで落ち合ったといっていました。今日も同じホテルを使うの
ではないでしょうか。

(里美が何か手がかりを持っていないだろうか)

私は里美の携帯の番号すら知りません。ライブチャットとメッセン
ジャーだけが里美との接点なのです。私は会社に引き返し、不思議
そうな顔をして私の顔を見るアシスタントの女性に「忘れ物だ」と
告げると、部屋に入ってPCを立ち上げました。

「どうしたの? ○○さん?」
「里美、絵梨子と長尾が行ったラブホテルについて何か覚えている
ことはないか?」
「いきなりそう言われても……」
「場所とか、名前とか」
「そんなことは言っていなかったわ……待って」

里美は何か思い出したようです。

「確か……コスプレをさせられたとか言っていたわ。それに変な椅
子に固定されて虐められたって……」
「何っ」

私は妻が破廉恥な格好をさせられてSMで使うような椅子に縛り付
けれている姿を想像し、頭がかっとなります。

「ちょっと検索してみるわ……○○さんの息子さんの学校の位置か
ら考えると、
C駅周辺が有力ね……あった、これかも」
「どこだ」
「ホテル十番館、コスプレ衣装のレンタルとアダルトグッズ、拘束
椅子まであるわ」

里美のメッセンジャーに表示されたホテルのURLを開きます。地
図と住所が載っているページをプリントすると、私は里美へあわた
だしく礼を言い、再び会社を飛び出しました。
KYO 6/20(火) 22:41:33 No.20060620224133 削除
「ホテル十番館」はターミナル駅の前を走る大きな環状道路の、コ
ンビニの角を二筋入ったところにありました。

幸い斜め向かいには小さな公園があり、樹木を目隠しに利用して張
り込むことは出来そうでした。

私が「ホテル十番館」の近くについた時にはすでに午後3時半にな
っていました。

(1時に会社を出たということは、1時半過ぎにはホテルに入れる。
家に6時までに帰ろうかとするとホテルは5時前には出ないと苦し
い。絵梨子が使える時間は3時間強か……)

妻と長尾(今日はさらに西岡が加わっているようですが)がどのよ
うな時間配分をするのか私は考えていました。

(ホテルでたっぷり3時間使うか……それとも……)

私は煙草を吸わないので、コンビニで買った缶コーヒーをすすり、
雑誌に時折目を落としながらホテルの入口を見張っていました。

私は役員とはいっても、小さな所帯の会社ですから営業担当を兼ね
ています。私は取材用のデジカメを取り出し、ラブホテルの出口に
レンズを向けてズームをかけてみました。

距離的には問題ありません。車で来ているのでない限りは、妻と長
尾がラブホテルから出てくるところを確実に撮影することが出来そ
うです。

2人がお酒が入る厚生部の懇親会終了後にいつも使用していたホテ
ルですから、車で来る習慣はないのではないか、と私は予想してい
ました。

(今頃絵梨子は……)

長尾と西岡に後ろから前から凌辱の限りを尽くされているのではな
いかと思うと、胸が焼けるような苦しみを覚えます。ホテルにはコ
スプレ衣装やアダルトグッズ、さらに拘束椅子まで備え付けられて
いるということが私の想像力をかきたてました。

いっそラブホテルに飛び込み、妻を救い出したいという気持ちに駆
られます。しかし、そんなことをしてももちろん、妻たちの部屋が
わかるわけはありません。

妻と長尾がホテルから出てくるところを押さえたところで、不倫の
証拠にはなるかもしれませんが、その背後にいると思われる犬山達
に鉄槌を食わせることは出来ません。それよりも長尾との関係が私
に発覚してしまうことでかえって妻を追い詰めてしまうことになる
かもしれないのです。

しかも、私の行動が犬山達を警戒させることになるかも知れません。
私は今この場で妻と長尾の不倫の証拠を押さえるのが正しい行動な
のか、分からなくなってきました。

(どうする……今、妻と長尾がホテルから出てきたら、俺はどうし
たらいいんだ……)

私は頭を抱えます。

まさに袋小路です。妻が蟻地獄に落ちようとしているのに何一つ打
つ手がない。

いや、蟻地獄に落ちようとしている蟻を残酷な笑みを浮かべながら
見守ろうとしている私がいるのです。私を裏切った妻はそれくらい
の報いを受けても当然だ、という悪魔の囁きが私の頭の中に響きま
す。

そんなことを考えていると、「ホテル十番館」の出口から一組のカ
ップルが現れました。

(……!)

私は反射的にデジカメを向けますが、出てきたのは見知らぬ中年男
女だということに気づき、胸を撫で下ろします。

一安心した私ですが、カップルの後に30歳前後の男が現れたので、
再び身構えます。男はきょろきょろ当りを見回しています。私は男
に気づかれないよう、必死で樹の陰に身体を隠しました。

回りを確認した男は、ホテルの出口の方を振り向くと何事か合図を
します。男の後に一組の男女が現れました。

(……絵梨子)

男はやはり30歳くらいのがっちりした体型で、ラフなカジュアル
のシャツにパンツという姿です。女は6月も後半になるにもかかわ
らず、膝の下まで丈のあるコートを身につけています。女は大きめ
のサングラスをかけていましたが妻の顔をよく知っている私にとっ
てはそれくらい変装にもはいりません。

私はデジカメを構え、2人がホテルから出る瞬間を撮影します。小
さなシャッターの電子音が響きますが、妻たちの位置までは聞こえ
なかったようです。

長尾と思われる男は妻の耳元に口を寄せ、何ごとか囁きます。妻は
しばらく逡巡しているようですが、諦めたようにうな垂れるといき
なりコートの前をはだけました。

私は目を疑いました。コートの下の妻は一糸まとわぬ全裸だったの
です。
KYO 6/21(水) 23:04:05 No.20060621230405 削除
妻は両手でコートの前を開いたままホテルの前の道を歩き始めまし
た。私はしばらくの間呆然と妻の姿を眺めていましたが、やがて再
びデジカメを構えました。

シャッターボタンを押す指が思わず震えます。驚き、怒り、悲しみ、
戸惑い、嫉妬……様々な感情が私を次々に襲ってくるようです。妻
は私が隠れている樹の陰のすぐ近くを通りましたが、夢遊病にかか
っているような表情の妻は私がいることには気づきません。

妻は道の端まで行くと、そのままUターンして戻ります。私は憑か
れたようにシャッターボタンを押し続けました。

ホテルの前で待っている長尾の前に戻った妻は、長尾の腕の中にふ
らふらと倒れ込みました。長尾は妻をしっかりと抱き締めると唇を
奪います。妻の両腕が長尾の首の周りに回されるのを信じられない
思いで見ながら、私はシャッターを切ります。

もう独りの、西岡と思われる男は見張りに徹しているようで、ホテ
ルの前の道を通る人間がいないか確認していますが、私が潜んでい
る公園にまでは神経が回っていないようです。

ラブホテルの前だけあって、人どおりは多くないようです。長尾は
しきりに妻に何事か囁いていますが、妻は必死で首を左右に振り、
長尾の言うことを拒んでいるようです。長尾は苛立ちの表情を見せ
るといきなり妻の頬を平手打ちしました。

「パシッ」という音が響き、私は反射的にシャッターを切りました。
妻がひるんだところを長尾が押さえ込み、コートを脱がそうとしま
す。妻は両手でコートの布地をつかんで抵抗しますが、西岡までが
暴虐行為に加わり、とうとう妻は青天井の下でハイヒールとサング
ラス以外は何も身につけない全裸にされました。

長尾が「行けっ」と声を上げ、妻のヒップをパシリと叩きます。妻
は先程とは逆方向にふらふらと歩きました。全裸の妻が豊満な尻を
揺らしながら、誰が通るか分からない道路を歩かされている。私は
夢を見ているような気持ちがしました。

気が付くと妻が道の逆の端でUターンし、こちらへ戻って来ます。
長尾が携帯を取り出すと、妻の写真を撮り始めました。それに気づ
いた私も三度カメラを構えます。

夜、私とセックスする時でも決して電気をつけさせないほどの恥ず
かしがり屋の妻が、まるで露出狂のように全裸で公道を歩かされて
いる。妻の頬は興奮のためか明らかな紅潮を示しています。私はい
つしか股間の肉塊がズボンを突きあげんばかりに硬直していること
に気づきました。

再び長尾のところに戻って来た妻は、興奮を訴えるように長尾にし
がみつきます。

「……濡れて……絵梨子は」
「……あなたが……こんな……」

というような声が切れ切れに聞こえてきます。

長尾は妻のサングラスに手をかけると、さっと外します。妻の素顔
が遂に露わになりました。

「……!」

妻は何ごとか叫ぶと長尾の肩先に顔を埋めます。素顔を晒された羞
恥からそのようなポーズをとったのかもしれないのですが、私には
妻がこみ上げてくる情欲を長尾に訴えているように見えました。

長尾は妻に熱い接吻を注ぎ込むと、再びせきたてるように妻の尻を
叩きます。妻は全裸のままふらふらと歩き始めました。私は頭の中
が真っ白になり、ひたすらシャッターボタンを押しつづけます。

私の前を通って道の端まで行った妻は、くるりと方向を変えると引
き返してきます。妻が長尾のところにたどり着くと同時に、道の反
対側に車の影が見えました。西岡の合図に長尾は慌てて妻にコート
を着せ掛けます。2人の男は妻を両脇から抱えるようにして、ホテ
ルの中へ戻っていきました。

時計を見ると午後4時少し前を指していました。随分長いように思
えましたが、実際に妻が露出行為を演じていたのは10分ほどでし
ょう。

私はデジカメをカバンにしまうとその場を離れ、駅に向かいました。
その場から逃げ出してしまいたいという気持ちで一杯でした。

長尾達はホテルの部屋は押さえたままなのでしょう。2時間近くに
わたって長男と西岡に抱かれた妻は、男たちが回復するまでの刺激
剤として外へ連れ出されたのでしょうか。露出プレイで興奮した男
たちは再び妻を責め立てているのでしょうか。ホテルの中で演じら
れている3人の痴態を想像すると、私は気が狂いそうになります。

しかし、私にとってショックだったのは、露出行為を強いられなが
らも陶然とした表情で長尾にしなだれかかる妻の姿でした。私には
見せたことのない妖艶な姿を、他の男に見せている──私は夢の中
を歩いているような心地でいつの間にか家に着いていました。

家に帰ってもしばらくの間、私は今しがた見た光景が現実のもので
はなかったのだろうかという思いで一杯でした。それを確認するた
めにパソコンを立上げ、デジカメのSDカードを取り出してカード
ドライブに装填します。写真加工ソフトが自然に立ち上がり、カー
ドのフォルダの中のファイルのサムネイル画像が画面一杯に表示さ
れます。

私はその中の一枚をクリックし、絶望にうめきました。最新型のデ
ジカメはシャッターボタンを押すときの私の指先の震えを見事に補
正しており、道の真中で全裸で長尾と抱き合う妻の姿を見事なまで
に映し出していました。
KYO 6/22(木) 16:40:12 No.20060622164012 削除
私はプリンターに写真用の印刷用紙をセットし、デジカメで撮った
画像をプリントして行きます。排紙トレイにから妻の痴態が次々に
吐き出されて行くのを見ながら、私は先程見た光景が夢ではなく現
実のものだったのだとぼんやり感じていました。

玄関の鍵をガチャガチャ捻る音がした後、チャイムが続けざまにな
りました。その音で我に返った私は玄関に向かいます。

無意識のうちに内鍵をかけていたようです。扉を開けると驚いたよ
うな顔をした妻が立っていました。妻はベージュのサマーセーター
にグレーのパンツ、足にはハイヒールではなく、踵の低いウォーキ
ングシューズをはいています。もちろんコートは着ていません。

「あなた……帰っていたのですか」

私は無言で頷きます。妻は不安そうな表情を顔に張り付けたまま家
に入ります。

「身体の具合でも悪いのですが?」
「いや……」
「顔色がすぐれないようですが……7時には浩樹を迎えに行かなけ
ればいけませんのでそれまでに夕食の支度をします。少し待ってい
てください」
「ああ……」

私は生返事をするとソファに座り込みます、妻は手早く上だけ普段
着のTシャツに着替え、エプロンを身につけると夕食の支度を始め
ます。私はグレーのパンツに覆われた妻のヒップをぼんやり眺めて
いました。

妻は胸は小さめですが、尻は逞しさまで感じさせるほどの大きさで、
むっとするような女っぽさをたたえています。大きめの尻が好きな
私にとって妻のそれは理想と言って良く、それだけに長尾がまるで
妻の尻を自分の所有物であるかのように気軽に平手打ちしていたこ
とが許せません。それは私にとっては妻と長尾が関係をもったこと
以上に腹立たしいことなのです。

それにしても先程まで若い愛人と変態的なプレイに浸りながら、一
時間も経たないうちに家庭の主婦の顔に戻り、子供の食事の支度を
する妻の心理は一体どういうものなのでしょう。私は妻の厚顔さに
怒りがどんどん増していきます。

食事の用意を終えた妻がふと時計を見上げます。妻はこちらを振り
向くとエプロンを外しながら私に話しかけます。

「浩樹を迎えに行きます」
「ああ……」

妻は何か言いたそうに口を開きかけましたが、すぐに口を閉じると
玄関に向かいました。やがて車の発進音が聞こえます。

自分の部屋に戻ると、プリンターの排紙トレイには30枚ほどの印
刷済み用紙が溜まってたまっていました。

デジカメも性能が良くなり、サービス版サイズの写真用印刷用紙で
プリントすると、銀塩写真とほとんど変わりはありません。私は気
分が悪くなるのをこらえながら次々に写真をチェックし、決定的だ
と思われるものを数枚選び出すと、その画像について大きなA5サ
イズの用紙で印刷しました。

さらにその写真を茶色い、無地の封筒の中にしまうとSDカードの
中の画像ファイルをPCのハードディスクにバックアップし、カー
ドからは削除します。

そうこうしているうちに妻が帰って来たようです。居間から妻と浩
樹が話す声が聞こえて来ます。しばらくの後、妻が私を食事に呼び
に来ました。

「あなた、折角早く帰って来たのですから、浩樹と一緒に食事をし
ませんか」
「いや……いい」
「食欲がないのですか」
「今は食べたくないんだ」
「でも……浩樹も話があるようで……」
「放っておいてくれ」

妻はショックを受けたような表情になり、次に悲しげに歪みます。

「わかりました……」

妻は小さな声でそう言うと扉を閉めました。少し経って居間から再
び浩樹と妻の声が切れ切れに聞こえます。

「お父さんは……」
「疲れて……2人で……」

私は不意に涙が込み上げるのを感じました。

妻のあのような悲しそうな顔を見るのはいつ以来でしょうか。結婚
することで初めて親元を離れた妻は新婚当初、何かと心細いようで
しきりに私を頼る態度を見せました。若かった私は当時任されてい
た大きな仕事で頭が一杯で妻を構う余裕がなく、つい邪険にしてし
まいました。

ある日強い言葉を妻に投げかけた時、妻がちょうど先程のような表
情をしました。私はその後ずっと頭の中から妻のその悲しげな顔付
きが離れませんでした。その時の後味の悪さから、これからは決し
て妻にあのような顔をさせまいと心に誓ったのです。

しかしその時私は、妻のその表情の意味が本当にはわかっていなか
ったのだと思います。私の悲しみの大半は、妻から裏切られたと感
じたことが占めていました。
KYO 6/22(木) 21:44:43 No.20060622214443 削除
浩樹は食事を終えて部屋に戻ったようです。私は風呂に入るとダイ
ニングに向かいました。妻は食事を取らずに私をずっと待っていま
した。

「待っていたのか? 先に食べれば良かったのに」
「あなたと一緒に食べたかったから」

そんな妻の言葉も私は素直に聞けません。すべてが自分の裏切りを
ごまかすためのように思えるのです。

妻は私の好物を何品か作り足したようです。しかし、これが妻と一
緒に取る最後の食事になるかもしれないと思うと、味も良く分かり
ません。

「ごちそうさま」

妻とほとんど言葉を交わさないまま食事を終えた私は、箸を置いた
妻の目を見て話し出しました。

「絵梨子、話がある」

妻の顔に緊張が走ります。私は席を立つと部屋から茶色い封筒を持
って来て、妻に渡します。妻は脅えたような表情で私を見ます。

「中を見ろ」

妻は封筒を開けて中の写真を取り出します。妻の指先が小刻みに震
えているのが分かります。写真を確認した妻の顔が愕然となりまし
た。

「どうして……」

妻の唇が震えています。私は何も言わずに妻の瞳をじっと眺めてい
ました。妻が耐えられなくなったように目を伏せます。

「ごめんなさい……」

妻の目から涙が零れ落ち、プリントされたばかりの写真を濡らして
いきます。涙はテーブルの上にまで滴り落ちました。

「何か他にいうことはないのか?」

妻はしきりに首を左右に振っています。しばらく私たちは無言のま
ま向かい合っていましたが、今度は私の方が沈黙に耐えられなくな
り、立ち上がりました。

「あ……」

妻が顔を上げて、何か言いたげに口を動かしました。妻の瞳は涙で
濡れています。扉を閉じると、背後に妻のすすり泣く声が聞こえて
きました。私はその声を振り切るように寝室へ向かいました。

ベッドに横たわった私は妻が口走った「どうして」という言葉につ
いて考えていました。

「どうして……気づいたのか」
「どうして……責めないのか」

妻は何を言いたかったのでしょう。

私はどうして妻の不倫に気づいたのか、また手渡した写真は私が撮
影したものかどうかすら話しませんでした。妻は今頃不安に苛まれ
ているでしょうか。

現在犬山達にどんな目にあっているにせよ、長尾との不倫は妻の私
に対する裏切りです。「ホテル十番館」の前で妻と長尾の痴態を目
撃したショックを思えば、妻が不安に苛まれようが自業自得といえ
ます。

しかし、私は妻の涙が頭から離れませんでした。

結婚当時、私しか頼るものがいなかった妻。妻を決して泣かせない
というのが私の信念でした。今日、妻が滂沱の涙を流すのを見た私
はなんともいえぬ後味の悪さを感じたのです。

犬山達に凌辱されるのも確かに腹立たしいことですが、それはいず
れ彼らにまとめて復讐すればよいことです。長尾に対する報復も同
時に行えばよいでしょう。私はこれ以上妻から、妻自身の意志で裏
切られる辛さに耐えることは出来ませんでした。

(しかし、これで妻はもう二度と長尾に会うことはないだろう……)

犬山達との問題は何一つ解決していません。しかし、私は今日、妻
と長尾の不倫を潰したことで妙に安心してしまい、いつの間にか眠
りに落ちていきました。

翌朝目覚めると、隣のベッドに妻の姿はありませんでした。朝食の
支度をしているのかとキッチンを覗きましたが、そこにもいません。
私はダイニングテーブルの上に一枚のメモが置かれているのを見つ
けました。

(ごめんなさい 絵梨子)

家の中、マンションの外、私は必死で探しましたが、妻の姿はどこ
にも見つかりませんでした。

私は昨日妻が「どうして……」と言った後の妻の唇の震えを思い出
していました。私はその唇の形が、ある言葉を示しているのだとい
うことに思い至りました。

(どうして……助けてくれなかったの)
KYO 6/23(金) 22:08:13 No.20060623220813 削除
私はとにかく会社に向かいました。昨日、仕事を途中でほうり出し
て来たのが気になっていたこともありますが、妻がいなくなったこ
とについてそれほど深刻に受け止めていなかったせいもあります。

妻は私に不倫を知られたことにより混乱し、発作的に家を飛び出し
たのではないかと思っていました。また、その行き先も長尾の部屋
ではないだろうとも思っていました。なぜなら、長尾が妻に対して
本気だとは思えなかったからです。

昨日の長尾の妻に対する態度はあくまで露出プレイの相手としての
それであり、愛情は感じられませんでした。したがって、妻が長尾
の部屋に転がり込んでも迷惑以外のなにものでもないでしょう。そ
れがわからない妻ではないと私は思っていたのです。

行き先は友人のところか、実家か、それとも一人でホテルに泊まっ
ているかのどれかだろうと思いました。そうで有る限りいずれは帰
ってくるはずです。

私は仕事の合間に何度か妻の携帯に電話をしましたが、電源が切ら
れているようでつながりません。昼過ぎに念のためにオンライン役
員会に接続して見ましたが、今日はだれもアクセスしていないよう
です。

次第に不安になってきた時、里美からメッセージが入りました。

「○○さん、あれからどうなったの?」
「絵梨子のことか?」
「当たり前よ。それ以外に何があるの?」
「そちらこそ、役員会の方はどうだったんだ?」
「ああ……最低よ……」

里美は私が飛び出した以降の役員会の模様を話します。藤村さんは
バイブを使って激しいオナニーショーを演じさせられてから、前回
の続きということで彼女の趣味であるフラワーアレンジメントの素
材を使って、陰部や肛門での生け花を演じさせられたそうです。

「まったく、とんでもない変態たちだわ」
「週末の話は何かしていなかったか?」
「豊胸手術を受けることを誓わされていたわよ。手術は○○さんの
奥さんの……その……肉体改造の後で行うって」

里美は思い出すだけでも腹立たしいのか、あまり詳しくは語りませ
ん。

「それで、奥さんはどうなったの?」
「それが……」

私は昨日「ホテル十番館」で目にした光景、その時の行動、そして
帰宅してからの妻とのやり取りについて話します。里美はじっと聞
いていましたが、私の話が終わるや否や怒声を上げます。

「馬鹿っ」

私は驚きのあまり言葉を失います。

「馬鹿っ、○○さんの馬鹿っ」
「……里美」
「どうして奥さんを助けて上げなかったの」
「助けるって……間男との情事の場に踏み込むのが絵梨子を助ける
ことになるのか」
「そんなことを言っているんじゃないわ。長尾と犬山たちはぐるだ
ということを○○さんも分かっているでしょ」
「しかし……証拠がない」
「証拠、証拠って、○○さんは警察か何かなの? ○○さんの子供
が目の前で溺れていたとして、子供が誤って水に落ちたのか、誰か
に突き落とされたのか証明できないと助けられないの?」
「そんな……それとこれとは違う」
「違わないわよっ」

里美の叫び声がヘッドホンの中に響く。

「奥さんは人前で裸にされるのを悦ぶような人なの? ハイヒール
だけの真っ裸で歩かされるのを進んでやるような人なの?」

里美の声は泣き声になっています。私の声も自然大きくなります。

「そんなことはない……」

私は言葉を詰まらせました。

「……と……思う」
「何よ、と、思うって」
「わからないんだ……」

私は頭を抱えます。

「絵梨子と結婚して20年近くにもなるが、昨日のような絵梨子を
見たのは初めてだった。俺が知っている絵梨子とは違う女に見えた」
「○○さん……」

里美はさすがに興奮を鎮めます。

「ごめんなさい……」
「いや、いいんだ。里美の言うとおりだ」

私は里美に叱責されて、大事なことを思い出したような気がしまし
た。

「とにかく、絵梨子を探さなければ……」
KYO 6/23(金) 23:47:51 No.20060623234751 削除
その日も、次の日も妻を捜しましたが見つかりません。携帯にかけ
ても電源がきられているようで繋がりません。妻が行きそうなとこ
ろ、友人の家や実家に連絡してみたのですが、すべて空振りでした。

長尾のマンションに転がり込んでいるのではないかと、妻のPCか
らPTA役員の名簿を引っ張り出し、長尾の住所を調べ、金曜の午
後には会社を早く抜けて周囲を張り込んでみたりしたのですが、妻
がいる気配はありませんでした。

里美も「出来る限りのことはしてみる」と言ってくれ、なにやら自
分のネットワークを使って調査をしているようですが、これといっ
て成果はありませんでした。私は里美に携帯のメールアドレスを教
え、何かわかったら連絡してくれるように頼みました。

金曜の夜遅く、焦燥しきった私が家に着くと、浩樹がまだ起きてい
ました。

「お父さん、お母さんは一体どこへ行ったの?」
「少しお父さんと喧嘩したから、実家に帰ったんじゃないかな……」

私は浩樹に、自分の母親がどんな状況に陥ったのかを知られまいと、
誤魔化します。

「おばあちゃんの家に電話したんだけど、お母さんはいなかったよ」
「そうか……」
「おばあちゃんも心配していた。どこにいるんだろう、って」
「実家の近くの友達のところに行っているんじゃないのかな。まあ、
いずれ帰ってくるさ」
「警察に届けたりしないでいいの?」

浩樹の顔は不安に翳っています。

「夫婦喧嘩くらいでいちいち警察に届けていたら、警察も忙しくて
しょうがない。週末には帰ってくるだろう。心配しなくていい」

私はそう言いましたが、浩樹は納得しなかったようです。不安な表
情のまま自分の部屋へ戻っていきます。

(絵梨子……どこだ)

私は妻を追い詰めてしまったことが後悔してなりません。まさか自
殺でもしているのではと思うと、胸が締め付けられそうな気持ちに
なります。

次の日は土曜日、その次の日はいよいよ妻が「肉体改造」をされる
役員会の日です。水曜日以来オンライン役員会は開かれていません。
姿をくらました妻も明日には犬山達の命令通り、道丘のクリニック
に現れるのでしょうか。

浩樹を学校に送り出してから、私は手詰まりから、いっそ長尾と対
決しようかとまで考えていました。その時、携帯に着信音がありま
した。里美からのメールです。

「すぐにオンライン役員会にアクセスして」

私は急いで妻のPCを立ち上げると、言われたとおり役員会にアク
セスします。そこには毛塚、橋本、道岡といった3人の副会長がす
でにアクセスしていました。

「夕べ犬山さんに急に連絡がありましたが、何ごとですかね」
「どうせ明日には集まるんですがね」
「私はわざわざこのために休日出勤ですよ」

3人は犬山に呼ばれたようですが、本人がまだアクセスしていませ
ん。画面に里美のメッセージが現れました。

「○○さん」
「里美」
「何か手がかりがつかめるかと思って、ログインしっぱなしにして
いたの。そうしたら連中が急にアクセスしてきて」
「何が始まるんだ?」
「彼らもまだよく知らないみたい……あっ」

その時、犬山がログインしてきました。犬山はいつものようにオフ
ィスからとは違い、ホテルの一室からアクセスしているようです。

「皆さん、おはようございます。急にお呼び立てして申し訳ない」
「どうしたんですか、会長」
「明日の役員会に何か不都合でも生じたんですか」
「いや、不都合というほどでもないんですが、ちょっとしたアクシ
デントがありましてな。○○さんの奥さんの不倫が旦那にばれてし
まったのです」
「なんですって」

男たちは驚きの声を上げます。

「いや、ご心配なく。明日の役員会も、来月の旅行も予定通り行い
ます。奥さんは事前に約束したとおり、私のホテルに駆け込んでき
ました。ほら……」

犬山はCCDカメラを下向きにします。ソファに深々と腰掛けた犬
山は下半身裸でした。犬山の前にお尻を突き出してひざまづき、剥
き出しにされた肉棒をしゃぶらされている素っ裸の女……それは紛
れもなく妻の絵梨子でした。

「万が一旦那に不倫がばれたら『ごめんなさい』と一言書置きをし
て私のホテルに駆け込む──この奥さんは一応我々と事前に交わし
た約束を守ったようですが、家を出てからホテルにくるまでうろう
ろと道草を食ったようです。結局水曜の夜に旦那にばれ、木曜の朝
に家を出たのは良かったのですが、私のホテルに来たのは昨日の夜
更けになってからでした」
KYO 6/24(土) 19:13:13 No.20060624191313 削除
「丸2日近くも愚図愚図しておったわけを問いただそうとしたんで
すが、ホテルに着いたときは奥さんはフラフラだったもんで、尋問
するのはオンライン役員会を開いて皆さんの前でやれば良いと思い、
とにかくひとまず寝かせたわけです。奥さんは余程疲れていたのか
泥のように眠っていましたが、先ほど叩き起こして食事をさせ、シ
ャワーを浴びさせたところですわ」

犬山はそこまで説明すると「いつまでチンポにしゃぶりついている
んだ。この淫乱女め」と妻を怒鳴りつけ、足蹴にします。素っ裸の
妻はその場で尻餅をつきました。

「会長、乱暴はいけませんよ」
「奥さんはとりあえず、我々との約束は守ったわけでしょう」

男たちはこれから開始される妻に対する「尋問」をさも楽しみにす
るようにニヤニヤと笑みを浮かべています。

「さて、果たしてそういえますかな? どうですか、奥さん」

犬山は部屋にもう一台用意していたPCからログインし、妻を最初
のPCの前に正座させます。いつものように画面が5つ開き、最も
大きな画面には罪人のように正座した妻の姿が大写しになります。

「長尾先生との不倫が旦那にばれたら奥さんはどうしなければなら
なかったか、言ってみて下さい」

犬山は手に青竹を持って妻の背中を軽く叩きます。妻はじっと目を
伏せて押し黙っています。裸の肩先が恐怖のあまり小刻みに震えて
いるようです。

「忘れたのか、この馬鹿女めっ!」

犬山の怒声が響き、青竹の鞭が妻の背に飛びます。「ああっ」とい
う妻の悲鳴がヘッドフォンの中に響きます。私は我を忘れて「絵梨
子っ」と叫んでいました。

「駄目っ、○○さんっ」

里美からのメッセージが画面に現れます。うっかり声を出してしま
いましたが、私の声は妻の悲鳴に重なって男たちには聞こえなかっ
たようです。一人妻だけが不思議そうにあたりを見回しています。

「……あなた」
「ぼんやりしてないで、質問に答えないかっ」

再び青竹の鞭。妻は「ううっ」と苦痛に呻くと顔を上げます。

「ひ、ひとつ、夫に対しては不倫について一切の言い訳をせず、か
つ何を聞かれても黙秘します。ふたつ……不倫が露見した次の日の
夜明け前に『ごめんなさい』とだけ書置きをして家を出、まっすぐ
に犬山様のところに向かいます。みっつ、家を出てからは夫はもち
ろん家族、友人とも連絡を絶ち、今後の身の振り方はすべて犬山様
にお任せいたします」
「良く覚えていましたね。会議ではいつも他の役員に迷惑をかけて
いる、出来の悪い奥さんにしては上出来ですよ」

犬山は青竹の先で妻の頭をポン、ポンと叩きます。

「奥さんの今後のことはちゃんと考えていますよ。この前の週末に
行った西伊豆のD旅館、あそこで呼んだコンパニオンの会社の社長
にもう話をつけているんですよ。明日道岡さんに肉体改造をしても
らったら、その足で西伊豆まで送っていってあげますよ」

犬山のとんでもない言葉に私は驚きます。

「奥さんにはこれからそこでずっと住み込みで働いてもらいます。
なに、仕事は簡単ですよ。コンパニオンとして温泉客の接待をして
もらうこと、時々は奥さんの身体も使ってね。いずれはストリップ
小屋にも出演してもらうそうですが、踊りなんて出来なくても大丈
夫です。奥さんのその部分は見世物としても十分売り物になるよう
に改造してあげますから」
「ああ……そんな……」

妻の目からボロボロと涙が零れ落ちます。私はたまりかねて立ち上
がります。

「ど、どうするの。○○さん」
「どうするもこうするもない、絵梨子を助けに行く」
「だめよ」
「どうして駄目だ。この前ということが違うじゃないか」
「この前は奥さんがすぐ目の前にいたでしょう。今はそうじゃない
のよ。目の前にいるように見えるけど、それは画面の中にいるだけ」
「しかし……犬山のホテルにいるんだろう」
「どの部屋にいるのか分からないわ」
「片っ端から探せば……」
「捜査令状を持った警察でもあるまいし、そんなこと出来るわけな
いじゃないの。落ち着いて。○○さん」

里美は必死で私をたしなめます。

「仮に探すことが出来たとしても、奥さんの部屋にたどり着く前に
どこか別の場所に移されてしまうわ。そうなると奥さんには本当に
二度と会えなくなるかもしれないのよ」
「絵梨子……」

私は頭を抱えます。

「やつらは奥さんと長尾の不倫がばれたことは知っていても、○○
さんが自分たちの所へたどり着いていることを知らない。これを何
とか利用するのよ」
KYO 6/24(土) 23:14:47 No.20060624231447 削除
「それじゃあ、いよいよ尋問です。奥さん、それだけわかっていな
がら、どうしてこのホテルにまっすぐ来なかったのですか?」
「ああ……」

妻の顔が恐怖に歪みます。

「良からぬことを考えていたんじゃないですか? 旦那さんに本当
のことを話そうとか、それとも警察に駆け込んで助けを求めようと
か……」
「ち、違います……」

蒼白になった妻の顔がディスプレイにアップで映ります。妻は必死
で首を振ります。

「き、気持ちを整理するために……ひとりでホテルに泊まっていま
した」
「ほう、ホテルに?」

犬山の目がキラリと光ります。

「ホテルに泊まるならうちのホテルに来ればよかったじゃないです
か。無駄なお金を使わないですむ。そもそも奥さんにはこれから自
分で自由に使えるお金など、一円もないのですよ」

犬山はそこで手に持った青竹でポン、ポンと妻の太腿を叩きます。

「立ちなさい」
「な、何を……」
「いいから立つんです」

妻は犬山から言われたとおり直立不動の姿勢をとります。いきなり
犬山は妻の太腿の裏側の、柔らかい肉をぴしゃりと青竹で打ちまし
た。

「い、痛いっ!」
「嘘を言うと、お仕置きはこんなもんじゃすみませんよ」
「う、嘘は言っていません……」

妻は涙で潤んだ瞳を犬山に向けます。

「こりゃあ下手なSMショーより興奮しますね」
「何しろ本物ですからね、迫力が違います」
「録画できればいいんですが」
「そういうシステムだからしょうがないです。ライブでしか見れな
いのがいいところですよ。我々4人のためのショーなんですから、
これほど贅沢なことはない」
「そういわれれば確かにそうですな」

役員の男たちはすっかり興奮してそんなことを言い合っています。

「いずれにしても、このホテルに来るのが遅れたお仕置きをしなく
てはなりませんね。どんなお仕置きがいいですか、ええ? 奥さん」
「ゆ……許して」
「何ですか? そんな小さな声では聞こえませんよ」
「許してください」
「ほほう、どんなお仕置きでも受けますから、皆さんでお決め下さ
いと言っているんですね。たいした度胸だ」

犬山の言葉に、他の男たちはゲラゲラ笑い出します。

「さあ、○○さんの奥さんをこれからこってりと責めあげますが、
どんな責めがいいですかな」

犬山の呼びかけに、男たちが口々に声をあげます。

「浣腸してからケツの穴を広げるってのはどうですか」
「それはどうせ明日やることになっているでしょう」
「マンコとケツの穴に山芋の汁を塗るってのはどうだ」
「それより、クリトリスの糸吊りってのを一度やってみたいんだが」

男たちはとんでもないことを言い出します。妻が残酷な拷問を受け
ようとしている、私はこれが現実のことだとは思えません。

「奥さん、みんなが奥さんのために色々とアイデアを出してくれま
したよ。どのお仕置きがいいですか」

妻はもはや言葉を失い、力なく首を振るだけです。

「ちょっとこの場で浣腸をするというのはどうかと思うので、明日
の予行演習をかねてクリトリス吊りといきましょうか。奥さんのは
大きめだから吊れると思いますよ」
「ああ……」
「いいですね、それじゃあカメラに向かってこういうのですよ。い
いですか」
犬山は妻の耳元に口を寄せると、何ごとか囁きかけます。妻の頬は
羞恥のあまり紅潮しています。

「い、嫌……そんなこと……言えません」
「おや、逆らうんですか? ○○さん。素直になれないようだと例
の責めをしなければならなくなってしまいますね」

妻の表情がさっと青ざめます。

「何の責めか分かったようですね。そう、奥さんが一番嫌がったあ
れですよ。先月の最後の日曜日、西伊豆への旅行に行くのを奥さん
が嫌がったときに受けたお仕置き、覚えているでしょう……」
「い、嫌……あれだけはもう……」
「どこをどんな風に責められたんですか。自分の口から言ってみて
下さい」

妻はそれがよほどおぞましい記憶なのか、うわ言のように「嫌、嫌……」
とくり返しながら首を振っています。
KYO 6/24(土) 23:15:34 No.20060624231534 削除
「ちゃんといえないと、今日も同じ責めをしますよ」
「嫌っ、い、いいますわっ」

妻は恐ろしさのあまり涙声になっています。

「オシッコの穴への……電気責め……」
「そうです、よく言えましたね」

犬山が手を叩くと、他の3人もつられて笑いながら手を叩きます。

「奥さん、胸や腿も責めてあげましたが、奥さんはオシッコの穴が
余程気に入ったみたいで、とうとう失神してしまったじゃないです
か。目を覚ましてもまっすぐ歩けないで、送っていくのが大変でし
たよ。まあ、旦那は飲みすぎだと思ったようですが」

先月の終わりの日曜日というと、夜の12時過ぎに妻が犬山に家ま
で送られた日です。妻の胸元や内腿に赤いしみが出来ていたのは犬
山から受けた拷問の痕だったのです。

私はその日の夜、妻がうなされて「やめて……もう許して……」と
か「お願い……もう帰らせて……」と口走っていたのを思い出しま
した。翌朝妻は、犬山に送られたことすら覚えていなかったのです。

「電気責めに比べればどうってことはないでしょう、さあ、奥さん、
言うんですよ」

妻はこっくりと頷き、口を開きます。

「……い、犬山会長様……約束を守らなかった罰として、○○絵梨
子に……ク、クリトリス責めのお仕置きをして下さい」
「おや、○○さんはクリトリスを責められたいんですか?」

犬山はわざとらしく妻に尋ねます。

「……は、はい」
「肛門や尿道は責められたくないんですか?」
「ああ……」

妻はさも辛そうに目を閉じます。

「お、お尻の穴や……オシッコの穴は許して……クリトリスにして
下さい」
「そうはいっても、明日はお尻の穴を責めるんですよ。それはいい
んですか?」
「そんな……」
「約束しましたよね、お尻の穴でピンポン玉を呑みこむことが出来
るようになるよう肛門拡張を施され、見苦しくないように肛門美容
整形を受けると、明日は道岡先生のクリニックでその2つだけでな
く、クリトリスの包皮切除手術も受けてもらうんですよ」
「そ、それは……わかっておりますわ……でも……今日は許してく
ださい」

妻は身悶えするようにしながら拒絶の言葉を吐きますが、どことな
く妻のそういった姿態に、男たちに対する媚びめいたものが含まれ
ているような気がしました。

「まあ、いいでしょう。その代わり今日は奥さんのクリトリスを徹
底的に責めますからね」

犬山は部屋の隅に置いてあった拘束椅子をPCの前に設置すると、
全裸の妻をその上に固定します。妻はほぼ犬山の言うなりになって
おり、それほど嫌がる風情は見せません。

(絵梨子……なぜ抵抗しない……)

「しかし凄い格好ですな。奥さん、恥ずかしくないんですか?」

妻はまるで産婦人科の診察台に乗せられたようなポーズを晒してい
ます。秘裂は心もち口をあけており、人妻らしい色素の沈着した陰
唇が覗いています。その下には指で押したような肛門まではっきり
と姿を覗かせているのです。

「女も40を過ぎると、恥じらいも何もなくなるんですかね」
「いや、むしろ人に見せたいという欲望の方が強くなるんでしょう。
特に○○さんの奥さんは」
「すると我々は人助けをしているようなものですな」

男たちはそんな風に妻に嘲笑を浴びせませす。

「水曜日に長尾先生と楽しんだホテルにもこれと同じような椅子が
あったんでしょう? 十分楽しめましたか?」

犬山はそう言うと机からピンク色の半透明の小さな風船に似た器具
と、薬の小瓶のようなものを出してきます。

「こんなもので楽しんだことはありますか? 奥さん」
「い……いいえ。ありません」

妻は首を振ります。バイブレーターやローターといった、見るから
に用途が分かるようなものではなく、何か実験器具のようなあっさ
りした外観ですが、それだけに何に使うものか分からず、妻の不安
は増しているようです。

「そうですか、それでは今日が初体験というわけですな」

犬山は小瓶の蓋を開け、掌の上に液体を垂らします。指先でその液
体を取るといきなり妻の秘部に塗り付けました。

「あっ……」

妻の下半身が電流に触れたように痙攣します。
KYO 6/25(日) 00:08:25 No.20060625000825 削除
「相変わらず感じやすいですね」

犬山は妻をからかいながら液体を塗りつづけます。特に妻のクリト
リスの周辺に集中的に塗りつけていきます。

「あっ……ああっ……」
「普通のローションよりは粘りがありますし、乾きにくく出来てい
ます。本当は奥さんの愛液で十分なんですが、この方が手っ取り早
いんでね……あれ、しかしローション以外のものも出てきたようで
すな」

敏感なところを責められて妻の腰部はヒクヒクと痙攣しつづけます。

「これはクリキャップといって、ここを責めるときにはなかなか重
宝するものなんですよ」

十分塗りつけたのを確認した犬山は、ピンク色の風船のようなもの
を手にとると、人差し指と親指で挟み、妻のクリトリスに押し付け
ます。

「あ、ああっ……」
「どれ、うまく吸引できましたかな」

犬山はCCDカメラを妻の股間にズームインさせると、「クリキャ
ップ」と呼ばれるピンク色の器具を指で持ち上げます。

「ひいっ」

妻はそれだけでつんざくような悲鳴をあげます。見ると、半透明の
クリキャップの中に妻のクリトリスが絞り出されるように吸い上げ
られています。妻のその部分がこれほどまでに露出するのを私は始
めて見ました。

「奥さんのここはなかなか大きいので思ったよりもうまくいきまし
た」

犬山はそう言うと指でクリキャップを弾きます。

「ひっ、ひいっ」

妻もその部分をそこまで引き伸ばされ、刺激されるのは初めての経
験なのでしょう。少し弾かれるだけで電流を流されたように腰部を
痙攣させます。

「どれ、少し楽しませてあげましょう」

犬山は机の中からローターを取り出すと、クリキャップに直接当て
ます。

「ああっ、ああああっ……だ、駄目っ……そ、そんな……ああっ……
い、いひいっ……あああっ……」

限界まで引き出されたクリトリスをローターで刺激され、妻は狂っ
たように悶え始めます。

「ああ、いっ、いっちゃうっ……いっちゃうよおっ……い、いひいっ
……い、いくっ、いぐっ、いひいっ……いくっ」

妻は驚くような速さで頂上を極め、全身をブルッ、ブルッと激しく
痙攣させました。

私は妻の狂態を呆気に取られたように眺めていました。他の男たち
も同じだったようで、クリキャップと呼ばれる性具の威力に声を失
っています。

「もういったんですか、○○さん」

犬山は目を閉じてはあ、はあと荒い息を吐いている妻の頬をぴしゃ
ぴしゃ叩きながら尋ねます。

「……い、いきました」
「随分今日は早かったですね。余程クリキャップが気に入ったんで
すか」

犬山はそう妻をからかいながら、ローターをクリキャップに当てた
り離したりします。そのたびに妻は再び快感が湧きあがってくるの
か、あっ、あっと切ない声をあげます。

「き……気に入りました……」
「そうですか、それは何よりです」

犬山がそう言うと他の3人は淫靡な笑い声を上げました。

「そんなに気に入ったのなら、もう少しこれでイカせて上げましょ
う。ただし、これはお仕置きではないですよ。気持ちのいいお仕置
きなんてないですからね」
「ああ……」

妻は今にも泣き出しそうな顔を犬山に向けますが、犬山はまったく
頓着せずにローターのスイッチを入れ、再びクリキャップに押し当
てます。

「あっ、ひ、ひいっ……い、いいっ、ああっ、も、もうっ……」
「どうしたんですか。もうイキそうなんですか」
「は、はいっ、い、いっちゃうっ、いっちゃいますっ……」
「どこがそんなに気持ちいいんですか」
「く、クリがっ、クリが、た、たまんないっ。あ、ああっ……いく
っ、いくっ、いっちゃうっ、またいっちゃうっ」

妻はあっけなく二度目の絶頂に達しました。
KYO 6/25(日) 17:54:25 No.20060625175425 削除
「これは凄い威力ですな」
「こんななんでもないキャップでこれほど乱れるとは」
「○○さんが人一倍淫乱ということもあるでしょうが、余程効くん
でしょう」

男たちは再び展開された妻の狂態に、満足げに頷き合っています。

「今度はこれと一緒に責めてあげましょう」

犬山が黒光りしたバイブを持ち出します。ちょうど、藤村さんがオ
ンライン役員会で使ったものと同じくらいの大きさです。犬山は妻
にその責め具を見せつけるようにするとスイッチを入れます。バイ
ブがまるで生き物のようにくねくねと動き出します。

「い、嫌……もう許して」
「遠慮しなくていいですよ」

犬山は笑いながらそう言うと、バイブをいきなり妻の秘部に押し込
みます。妻のその部分はすっかり潤っていたのか、あっけなくバイ
ブを飲み込みます。同時に犬山は、もう一方の手に持ったローター
をクリキャップに押し当てます。妻はつんざくような悲鳴をあげな
がら激しく腰部を痙攣させます。

「い、いやあーーっ!! ううっ! くうっ!! ああーっ!! 
いっ、いっ、いひいっ。ひいーーっ!!」

妻の顔は恐ろしいほどこわばり、今にも失神しそうになるのをはを
喰いしばって堪えているようです。

「も、もうっ、もうダメっ、いっ、イクっ、いっちゃうっ、イク、
イッちゃうよーっ!! あっ、ああっ、あぁぁ~っ!!」

妻は獣が吼えるような声をあげると、腰部をガクガクと震わせ、今
日三度目の絶頂に達しました。男たちは妻のあまりにも激しいイキ
っぷりに、からかうことも忘れて引き込まれています。

妻の陰唇はしばらくの間快楽の余韻を伝えるようにヒクヒクと収縮
していましたが、やがて収まってきたと見た犬山がバイブを引き上
げようとします。

すると妻は「あーーん」と甘えるような声をあげてバイブを締め付
けると、「うっ、ううっ」と呻きながら双臀を震わせます。

「おやおや、バイブを抜こうとしただけで気をやってしまうとは、
なんと淫らな奥さんだ」
「ああ……」

妻はさも恥ずかしそうに腰部をくねくねと捩じらせます。そうです。
犬山の指摘通り妻は責め具を身体から引き抜かれようとしたときに、
本能的にそれを離すまいと身体が反応し、絶頂に達してしまったの
です。

剥き出しのクリトリスを徹底的に責められていたことで身体が鋭敏
になっていたためもあるでしょうが、今までの妻では考えられない
反応に、私は驚愕の思いを禁じえませんでした。

「奥さん、今日はこれで気をやるのは何度目ですか?」

犬山は淫靡な笑みを浮かべて妻に問い掛けますが、妻は顔を羞恥で
赤らめたまま、嫌、嫌と首を振ります。私は妻のそんな態度になぜ
か、犬山に対する馴れ馴れしさのようなものを感じ、嫉妬で身体が
熱くなりました。

「ちゃんと言わないと駄目ですよ」
「ああ……恥ずかしいわ」
「さあ、大きな声で言いなさい。こんな風に」

犬山は妻の耳元に口を寄せ、何ごとか囁きます。妻の頬はますます
赤く染まり、ああ、という熱い溜息までが聞こえてくるような気が
します。

「○○さん……」

里美のメッセージが画面に現れます。

「どうした」
「私……なんだか身体がおかしくなってきちゃった」
「こんなときに何を言っている」
「だって……」

そうは言いましたが、里美の言うことも分かるような気がします。
私もさきほどから股間がすっかり熱くなっているのです。妻がとん
でもない目にあっている。それに対する怒り、嫉妬という感情はも
ちろんあるのですが、犬山の責めに対して妻の官能が鮮やかなまで
に開花していくのを見ると、なぜか見ているこちらまでがたまらな
い気分になっていくのです。

(馬鹿な……俺は愛する妻が凌辱されるのを見て興奮するような変
態ではない)

もしこれらの行為が自分の目の前で行われるのであれば、私は興奮
するどころか、とっくに犬山に掴みかかっているでしょう。しかし、
ディスプレイ越しに見る情景はどこか非現実的で、また当面は手も
足も出せないという事実がどこか諦めを伴った安心感のようなもの
を連れてきます。

犬山に催促された妻はようやく口を開きました。

「……い、淫乱な不倫妻、○○絵梨子は、く、クリを責められて4
回連続で気をやりました……み、皆様、絵梨子のイキっぷりはいか
がでしたでしょうか……」
KYO 6/25(日) 17:55:51 No.20060625175551 削除
妻の大きく開いた股の間に犬山がかがみこみ、なにやら作業をして
います。妻は4回連続で頂上を極めさせられたことで、抵抗の意志
を根こそぎ奪い取られたといった感じで、犬山にすっかり身を任せ
ています。

「もうすぐ仕上がりますからね……」

犬山がそう言うと間もなく妻が「あっ」と小さな悲鳴をあげて、双
臀を震わせました。

「さあ、出来ましたよ」

クリキャップがかぶさった妻の花蕾の根元から糸が一本垂れていま
す。犬山はそれを手でしっかりと持つと、くいっ、くいっと引っ張
ります。

「うっ……うっ……」

そのたびに妻がくぐもったような呻き声をあげます。

「うまくいったようですな」

犬山はそう言うとクリキャップを一気に抜き取ります。スポッとい
う小さな音がして、妻のクリトリスが露わになりました。

「ひっ……」

妻の喉から小さな悲鳴が迸り出ます。クリキャップで吸引されつづ
けてきた妻のクリトリスは鞘からはっきりと露出し、ルビー色にキ
ラキラと光っています。何とその根元は犬山が持った糸でしっかり
と縛り上げられているのです。

「なかなか器用ですなあ」
「さすがは会長だ」
「そんなところが糸でつながれるのを見るのは初めてですよ」

男たちは口々に犬山を誉めそやします。

「この奥さんのは普段は鞘の中に隠れていますが、なかなか大きめ
ですからな。それにクリキャップで吸い出しましたし、糸で繋ぐの
はそれほど難しくはありません」

犬山はニヤニヤ笑いながら説明します。

哀れなのは女の羞恥の源泉とも言うべきクリトリスを絞りだされ、
糸でつながれた妻です。痛みよりは恥ずかしさが先に立つのか、妻
はシクシクとすすり泣きながら腰部をゆらゆらと揺らせています。

「そんなにケツを振るんじゃないっ」

犬山は妻のヒップをパシッと平手打ちします。

「今さら色仕掛けで誤魔化そうとしても駄目ですよ。今までのはお
楽しみで、これからが本格的なお仕置きです。ホテルに来るのがど
うして遅くなったのか、白状してもらいますからね」

犬山はそう言うと、カーテンレールにつないでいる紐を外し何かを
手繰り寄せるようにします。

「どうなっているんですか、会長」
「この部屋の天井には滑車を付けたレールが取り付けてあるんです
よ」

妻の大きく開いた腿の間に下りてきた2本の紐のうち一方に、犬山
はクリトリスを繋いだ糸を結び付けます。もう一方には鍵型の金具
が取り付けてあり、犬山はそれに金属製のバケツを取り付けます。
バケツは拘束椅子に固定された妻の頭上、立ち上がった犬山の肩の
あたりで停止します。

これで妻は、滑車を介してクリトリスでバケツを吊り上げた状態に
なります。

一瞬画面から犬山が消え、大きなダンボール箱を重そうに抱えて戻
ってきました。箱を開封すると、1リットル入りのミネラルウォー
ターのペットボトルが12本入っています。

妻は一体今から何をされるのだろうかという不安と恐怖で、裸身を
小刻みに震わせています。

「さて、奥さん。奥さんが家を出たのは木曜の何時ですかな?」
「あ……朝の6です」

妻は震える声で答えます。

「6時ですか……始発の電車に乗れば私のホテルには遅くとも7時
には着いたついたはずですな。しかし、奥さんが実際に私のホテル
に来たのはいつですか?」
「昨日……金曜の午後11時です……」
「要するに一日と16時間、40時間の大幅な遅刻というわけです
な」
「は……はい……申し訳ございません」
「謝ったら済むものではないですよ」

犬山は手に持った青竹で妻の尻をピシャ、ピシャと叩きます。

「奥さんは人と待ち合わせをして、40時間も遅刻しても平気なの
ですか? それだけ遅れるのに相手に対して何の連絡もないという
のはどういうことなのですか」

妻は黙って首をうな垂れさせています。

「返事をせんかっ! この馬鹿女っ」
「ひっ!」

青竹の鞭が妻のヒップに炸裂します。ピシッという大きな音が響き、
妻の白い尻に一条の赤い線が刻まれます。
KYO 6/25(日) 18:50:19 No.20060625185019 削除
「も、申し訳ございませんでしたっ。私が悪うございましたっ」
「謝ったら済むものではないといっただろうっ」

再び青竹の鞭、妻の尻の赤い線が二条になりました。

「40時間の間、何をしていたのか話してもらいましょうか」
「ですから……最初申し上げたとおり……気持ちを整理するために
……一人でホテルに泊まっていました」
「ほう? どこのホテルですか」
「そ、それは……」

妻は口ごもります。

「ぱ、パークサイドホテルです」

(妻は嘘を言っている)

私は妻の口調とホテルの名前から、それがわかりました。長い付き
合いですので、はっきり嘘を言っているときの妻の様子は分かりま
す。妻はこのあたりにどんなホテルがあるかほとんど知らないでし
ょう。パークサイドホテルの名前を咄嗟に出したのは、私と妻が何
度かそのホテルのティールームでランチを取ったことがあるからに
過ぎません。

「ほう? パークサイドホテルですか。何階のどんな部屋でした?
 ルームチャージはいくらでしたか」
「お、覚えていませんわ……」
「奥さんが眠っている間に、手荷物検査をさせてもらいましたが、
ホテルのレシートはありませんでしたね」
「きっと、捨ててしまったんですわ……」
「本当のことを言う気になりませんか」

犬山はダンボール箱からミネラルウォーターのペットボトルを一本
取り出すとキャップを空け、バケツの中に半分ほど注ぎ込みます。

「あっ……ああっ……ああっ……」

妻のクリトリスにバケツと、500ミリリットル分の水の荷重がか
かることになります。妻の腰部は小刻みに震え始めました。

「代わりに、財布の中からファミレスのレシートを見つけましたよ。
時間は金曜の午前5時、奥さん、ホテルに部屋を取っておきながら
こんな時間にファミレスに行ったんですか?」
「お腹が……空いてしまって」

再び犬山がペットボトルの残りの水をバケツの中に注ぎ込みます。

「おおおおっ」

妻の腰部の震えが大きくなります。

「や、やめて……クリが……クリがちぎれる」
「これくらいのことではちぎれませんよ。本当のことを話したらバ
ケツは外してあげます」
「だから……本当です……おおおっ!!!」

犬山が2本目のペットボトルを空け、半分ほどをバケツに注ぎ込み
ました。妻のクリトリスは無残なまでに伸び、青黒く充血したまま
フルフルと震えています。

「ファミレスの店名から考えても、パークサイドホテルの近くのも
のじゃないですね。奥さん、可哀想にファミレスで夜明かししたん
でしょう?」
「は、はいっ! おっしゃるとおりですっ。嘘をついて申し訳あり
ませんっ」
「どうしてこのファミレスに入ったんですか」
「それは……」

犬山がペットボトルの水をドボドボとバケツの中に注ぎました。

「やめてっ、やめてっ」
「このファミレスの住所は、藤村さんの自宅のすぐ近くじゃないで
すか。藤村さんの家に行ったんじゃないですか」
「そ、その通りですっ。藤村さんの家に行きましたっ」
「何をしに行ったんですか」
「二人で……本当のことを全部……お互いの主人に話そうと……」
「要するに、自分の不倫が旦那にばれたものだから、藤村さんも旦
那に告白しろと言いにいったんですね」
「は……はい……そのとおりです」
「もし○○さんが私たちの言いつけに逆らうと藤村さんと西岡先生
の不倫の証拠を、旦那だけではなく藤村さんの息子、友人にまで送
りつける。逆の場合も同じ、藤村さんが私たちの言いつけに逆らう
と○○さんと長尾先生の不倫の証拠を○○さんの旦那や○○さんの
息子、友人にまで送りつける」
「しかし、もし一方の不倫が旦那にばれてしまった場合は、すぐに
家を出て私のホテルに来る、残った方は我々の言いつけに逆らわな
い限りは不倫のことはばらさず、1年間の役員の任期を終えれば解
放する。それがルールでしたよね」
「は……はい……」

私は犬山の説明でようやく妻を縛り付けていたからくりが分かりま
した。妻が犠牲になっている限りは藤村さんの家庭は守られる、ま
た藤村さんも私たちの家庭を守るために犠牲になりつづけてくれる。
犬山達の要求に1年だけ応じれば、すべてはうまくいく。妻と藤村
さんの2人の女性役員同士を、互いを互いの人質にする巧妙なやり
方でした。

長尾と西岡は、ラグビー部のOBのつながりから、犬山達から指示
されてされて妻たちと関係を持つようになったのでしょう。犬山達
の生贄を「おとす」役、それが若くてイケメンの2人の教師だった
のだと思われます。2人の教師と犬山達役員は完全なグルでしょう。
KYO 6/25(日) 22:08:19 No.20060625220819 削除
ところが犬山達の計画は、妻と藤村さんが互いに連絡を取り合うと
破綻しかねません。「2人揃って夫に真実を告白しよう」という意
思統一がされてしまうと、2人を脅すネタがなくなるのです。

それで犬山達は、週末の役員会には妻と藤村さんを交互に呼び、オ
ンライン役員会でも2人を同時に参加させることは泣く、極力連絡
をとらせないようにしたのでしょう。役員会の場で妻と藤村さんそ
れぞれに対して、もう一方がより彼らに対して従順な態度を示して
いたと吹き込み、互いの不信感を煽っていたのかもしれません。

また、どちらか片方の不倫が露見してしまうのも犬山達にとっては
危険なことです。そのために犬山達は長尾や西岡には慎重な行動を
取るように言い渡したと思われますが、まさか私がオンライン役員
会に侵入するなどということを想定しなかったのでしょう。

「ホテル十番館」の前で長尾が妻に露出調教を行ったのは相当無謀
な行為のようですが、西岡が見張りに立っていたし、調教の間ほと
んどはサングラスもかけさせていた。まさか向かいの公園に夫の私
が潜んでいるとは思わなかったでしょう。

今でもどうして妻の不倫が私にばれたのか、犬山達は本当のところ
は知らないはずです。妻の態度のおかしさから私が疑念を抱いて、
興信所を使って行動を調査したとでも思っているではないでしょう
か。

とにかく片方の不倫がばれたら、ばれた側を自分たちの支配下にお
く必要があります。長尾や西岡との不倫から、犬山達の悪行にたど
り着かれては困るのです。西伊豆の温泉コンパニオン会社に身柄を
預けるというのは単なる脅しではないのかもしれません。

長尾との不倫関係が私に露見したとき、妻はパニックに陥ったでし
ょう。そうなった場合は夫も子供も捨てて身一つで犬山のところに
来るように散々いい聞かされており、逆らった場合はおぞましい電
気責めにまでかけられたのですから。妻は精神的にほぼ犬山達の支
配下にあったといえるでしょう。

私たち家族と別れたくなかった妻は散々迷い、最後の望みをかけて
藤村さんを訪ねたと思われます。妻はおそらく必死で藤村さんを説
得し、ともに夫に不倫の罪を明らかにして詫びようといったに違い
ありません。しかしそこで妻は藤村さんの拒絶にあったのでしょう。
藤村さんは妻が犬山達に従わないと、西岡と自分との関係が夫に露
見し、離婚されることを恐れたのだと思います。

藤村さんは、妻が温泉に売られることには同情したかもしれません
が、それよりもその恐ろしい運命が自分に降りかかったわけではな
いという幸運を喜んだのかもしれません。藤村さんの説得に失敗し
た妻はその夜、近くのファミレスで不安な一夜を過ごしたのでしょ
う。ひょっとして、翌日もう一度藤村さんに会ったのかもしれませ
ん。しかしそれも無駄な努力だったでしょう。

妻は結局、犬山のところに行かざるを得なくなるのですが、私や浩
樹と別れなければいけない辛さ、犬山のところで受けるお仕置きの
恐ろしさから逡巡します。行くのが遅くなればなるほど事態は悪く
なるのですが、それでも妻の足はすくみます。憔悴しきった妻がよ
うやく犬山の手に落ちたのが昨夜というわけです。

しかし私に理解できないのは、どうして妻が私に全ての真実を打ち
明けず、破滅の道を選んだかです。私に真実を打ち明けることで妻
の不倫が世間に知られ、また藤村さんの不倫も同様のことになった
としても、無理やり家庭を捨てさせられ、温泉に売られるよりはは
るかにましなはずです。どうして妻にその決断が出来なかったので
しょうか。

「さて、このように奥さんは罪を自白したわけですが、どうやって
償ってもらいましょうかね」

犬山はニヤニヤ笑いながら二条の赤い線が刻まれた妻の豊満なヒッ
プを撫でさすります。

「ああ……ですから、こうやって、お仕置きを受けてるじゃないで
すか……も、もう許して……」

限界まで糸で引き出された妻のクリトリスは、不気味なほど赤黒く
変色しています。

「そこをあんまり長い間きつく縛り付けていると、壊死が起きます
よ」

さすがに医師の道岡が不安げな声を出します。

「本当ですか」
「そこんところは男のペニスと同じですからな。勃起したペニスの
根元を輪ゴムで縛り付けるようなもんです。あまり長い間続けると
血が通わなくなって腐ってしまいます」
「どれくらいなら大丈夫ですか」
「そうですね……連続なら1時間が限界ですかね」

道岡が答えます。

「なるほど、そういうことなら50分吊り上げて10分休憩という
ことにしましょう。それならいいですかね? 道岡先生」

犬山が残酷な笑みを浮かべます。

「まあ、それなら大丈夫でしょう。10分の間は鬱血が収まるよう
にしっかりマッサージをしてあげることを忘れないで下さいね」

道岡も笑いながら答えます。

「奥さん、それじゃあ、40時間遅刻の罰として、1時間あたり10
分のクリトリス吊りということにしましょう」

犬山はそう言うといったんバケツを滑車から外します。
KYO 6/26(月) 21:39:25 No.20060626213925 削除
そしていったんバケツの水を捨て、1リットルのペットボトルの水
を入れなおすと、再び滑車に取り付けます。妻のクリトリスがまた
ピーンと伸び、「ああっ」という悲痛な声があがりました。

「バケツの重さが約600グラム、水と合計で1.6キロの錘をク
リトリスにぶら下げているわけです。これで50分間耐えてもらい
ます。大丈夫ですか?」
「は、はい……」

妻は必死で苦痛を堪えながら言います。

「それでは、それをこれから8セット繰り返します」
「え、えっ……?」

犬山の言葉を聞いた妻は驚きに大きく目を見開きます。

「ど、どういうことですか……」
「言ったでしょう、1時間の遅刻に対して10分の吊りですから、
40時間で400分、これを消化するためには50分の吊りを8回
行う必要があります。50分吊っては10分休憩を繰り返す。お仕
置きが終わるのはこれから8時間後、今が午前10時だから、午後
6時ですね」

あまりのことに妻はブルブルと震えだします。

「途中、食事をしたければ私がさせて上げますよ。赤ちゃんみたい
な気分になって下さい。おしっこは出来るだけ10分休憩の間にし
て下さいね」

犬山の言葉に男たちは一斉に笑い出します。

「そ、そんなことを続けられたら……き、気がおかしくなってしま
います」
「何、少しくらいおかしくなってもらった方がいいんですよ。その
方が温泉コンパニオンやストリッパーの仕事が辛くなくなりますよ」

犬山はそう言ってゲラゲラと笑います。

「それから、これはあくまで遅刻のお仕置き、藤村さんをそそのか
して我々を裏切ろうとしたのはそれとは別の重罪です。幸い未遂に
終わったとは言え罪は罪ですからね。遅刻とは別にしっかりと償っ
てもらわなければなりません」

犬山はそう言って妻の頬をぴしゃぴしゃと叩くと、机の中から綿棒
の束と何か大きさの違うビー球のようなものが連なった半透明の棒
状の器具を出してきます。それを見た妻は瘧にかかったように裸身
を震わせ始めます。

「い、嫌……そ、それは嫌……」
「駄目ですよ。罪は償ってもらわなければなりません」
「で、でも……今日はオシッコの穴とお尻の穴を苛めるのは許して
くれるといったでしょう……」
「それは奥さんが罪を自白する前の話です。今は事情が違います」
「ああ、そんな……ひどいわ……」

妻は絶望にうなじをのけぞらせます。

犬山という男は真性のサディストのようです。妻が苦痛と恐怖、羞
恥と屈辱に顔を歪め、裸身を悶えさせるるのをさも楽しそうに眺め
ています。

「奥さん、未練たらしいですよ」
「潔く罰を受けなさい」
「マゾっ気がある奥さんにとっては案外楽しいお仕置きかもしれな
いですよ」

男たちは犬山に煽られたように残酷な言葉を妻に吐き続けます。妻
は恐怖に震えながらもくなくなと裸身を捩じらせています。そんな
妻の姿からはどこか妖しいまでの色気が感じられます。

「ああ……絵梨子、も、もう駄目なのね……」

クリキャップによる責めで立て続けに4回イカされ、さらにクリト
リスを吊られ続けていることで、妻の被虐的な性感がすっかり目覚
めたのかもしれません。妻はシクシクとすすり泣きながらも腰部を
色っぽくくねらせ、そのたびに花芯につながれたバケツが妻の頭上
でゆらゆらと揺れています。

「ク、クリを吊られながら……オシッコの穴や、お尻の穴を責めら
れるなんて……え、絵梨子、いったいど、どうなるの……」
「そんな風に甘えた声を出しても許しませんよ。素直に罰を受けな
さい、さあ、こういう風に言うんです」

犬山は再び妻の耳元に口を寄せると何ごとか囁きかけました。妻は
すっかり諦めたのか先ほどのような抵抗は示さず、うん、うんと素
直に頷いています。やがて犬山に催促されて妻は口を開きました。

「ああ……み、皆様……○○絵梨子は、こ、これからは皆様には決
して逆らわない、従順な女奴隷としてお仕えいたしますわ……」

妻は自分のそんな屈辱的な言葉に、被虐性の性感が煽られたのか、
白い裸身が徐々にピンク色に紅潮していきます。

「こ、このたび……皆様のお言いつけに背いたお仕置きとして……
絵梨子のオシッコの穴とお、お尻の穴を、お、思う存分虐めて下さ
い……絵梨子が二度と皆様の言いつけに背かない、可愛い女奴隷と
して生まれ変われますように、よ、よろしくご指導願います……」

そこまで口にした妻は、ハア、ハアと荒い息を吐きながら潤んだ瞳
で犬山を見上げます。
KYO 6/26(月) 21:40:10 No.20060626214010 削除
「い……犬山会長様……B高校PTA役員会を代表して……じゅ、
重大なつ、罪を犯した絵梨子を思い切り罰して下さい……よ、よろ
しくお願いいたします」

男たちから一斉に拍手が湧き起こります。

すでに妻は、消極的ではありますが犬山の責めを受け入れるような
そぶりを見せ初めています。これは苛酷な責めを被虐の快味に転化
することで自分の精神の平衡を保つ、無意識的な自衛行為なのかも
知れません。

しかし、このまま責め続けられると妻はマゾヒスティックな快感の
中毒とでもいれる状態となり、ついには精神に異常を来たすかも知
れない、そんな恐怖が私を捉えました。いくら長尾との不倫行為で
私を裏切った妻とは言え、これ以上彼らの好き放題にさせる訳には
行きません。

「里美……俺はもうこれ以上我慢できない」
「駄目よ」
「しかしこのままじゃ、絵梨子の気が狂ってしまう」
「でも、証拠が……」
「証拠がなくても証人はいるだろう、里美、証人になってくれ」
「○○さん、連中はどうしようもない変態のサディストだけど、社
会的地位は十分すぎるほどあるわ。彼らの言葉とライブチャットの
チャットガールをしているフリーター女の言うことじゃ、どちらが
信用されると思う?」
「くそっ」

私は口惜しさに歯噛みします。

「この映像さえ記録できれば奴らを一網打尽にできるんだが……下
田の野郎、くだらない物を作りやがって」

私はつい下田に八つ当たりをしてしまいます。

「何でもデジタルでコピー出来るようになったから、それを防ぐ技
術が生まれるのは仕方がないわ」
「デジタルか……便利になるのも考えもんだ。俺がガキのころはラ
ジカセなんてのもなくて、テレビやラジオの前にテープレコーダー
のマイクをおいて好きな歌を録音したもんだが……」

私がそう口にすると、里美が「それよ!」と叫びました(実際のや
り取りはメッセンジャーを使って無言で行っています)。

「ど、どうした?」
「難しく考えすぎていたわ、私たち」
「どういうことだ?」
「下田さんの会社のコピーガードがあまりにも出来が良いので、簡
単な方法を忘れていたの」
「画面を直接ビデオカメラで映すのか?」
「そんなことをしたら画像がぼけちゃうけれど、理屈としてはそれ
に近いわ。デジタル映像だからといってデジタルで記録する必要は
ないのよ」

里美は説明を始めます。

「デジタル映像をいったんアナログ映像に変換する機械があるのよ。
パソコンに保存されているファイルをアナログテレビに出力すると
きなどに使うもので、ダウンコンバータと呼ばれているわ。DVD
のコピーガードはこれで事実上外すことが出来るの。もちろん画質
は落ちるけれど、証拠としては十分綺麗なものが撮れると思うわ」
「下田さんのシステムでは完全なデジタルファイルをコピーするこ
とはほぼ不可能だけれど、ディスプレイに出力されている映像をア
ナログ映像にすることは出来る。これをテレビの画面に出力して、
VHSビデオか何かで録画してしまえばいいのよ」
「そんな簡単なことで良いのか? それじゃあコピーガードにも何
もならないじゃないか」
「簡単だけれど面倒くさいわ。コピーガードというのはだいたいそ
んなものよ。面倒くさいことはビジネスにはならない。だから複製
する意味がない。私たちはビジネスをするわけじゃないんだから、
手間をかければコピーガードは実質的に外せるということ」

ちょっと今から電気屋に行って買ってくるわ、といって里美はログ
オフしました。妻を助けるために私に力を貸そうという気持ちはも
ちろんあったのでしょうが、それはそれとして女としてこれ以上妻
の痴態を見るのが苦痛だったのかもしれません。

「お、おい……里美……」

妻を救う希望が生じる一方で、私は当面PCの前に一人取り残され
たような心細い気持ちになりました。

画面では妻に対する尿道責めが開始されています。犬山は拘束椅子
に乗せられた妻の大陰唇を思い切り開き、メディカルテープで内腿
に固定します。犬山ははっきりと露出した妻の陰裂を押し開き、尿
道口を露出させます。

「ああ……や、やっぱりそこを責めるのですね……」
「今更何を言ってるんですか、往生際が悪いですよ、奥さん」
「お願い……せめてベビーオイルを塗って……」
「駄目です。今日はお仕置きですからね、奥さんがよーく反省でき
るように、メンソレを塗ってあげます」

犬山はそういうとメンソレータムの蓋を開け、綿棒の先にたっぷり
塗りつけます。

「ああ……嫌……メンソレは嫌……」

妻の様子を見ると、これまでも何度か犬山たちから尿道を責められ
たことはあるようです。妻のおびえた様子から、どのような責めに
なるのか非常に不安になります。
KYO 6/26(月) 21:58:00 No.20060626215800 削除
「ああっ!!」

犬山が綿棒で妻の尿道の周囲に触れたとたん、妻はつんざくような
悲鳴を上げます。犬山がニヤニヤ笑いながら周辺を撫で回すと、妻
はクリトリスが引っ張られるのもかまわず、綿棒を避けるように腰
をうねらせます。その様子が滑稽なのか、男たちからいっせいに笑
い声が起きます。

「静かにしなさい、ちょっとお仕置きされただけで責められただけ
で大きなお尻を揺さぶるなんて、みっともないですよ」

犬山の軽口に男たちはどっと笑いこけます。

「だ、だって……メンソレが……染みる……」
「こんなのはほんの小手調べですよ、奥さん」

犬山は妻を宥めるように豊満なヒップをパン、パンと叩きます。

「それでは、行きますよ」

犬山は悪魔のような笑みを浮かべると、綿棒をいきなり妻の尿道に
突き立てました。妻は断末魔のような声をあげ、拘束椅子に固定さ
れた双臀を激しく震わせます。

「し、沁みるっ!! 沁みるーーっ!!」

敏感な粘膜にメンソレがよほど沁みるのか、妻はとめどなく涙を流
しながらヒイ、ヒイと壊れた笛のような悲鳴を上げます。

「まだまだ、こんなのは序の口です」

犬山は綿棒を2センチほど押し込み、ゆっくりと抽送運動を開始し
ました。綿棒が妻の尿道口を犯している様子は、ペニスが女陰に出
入りしている様子にそっくりです。

「あ、ああっ!! し、沁みるっ!! 沁みるわーーっ!! あっ、
ああーーっ!!」

妻はもう恥も外聞もないといった風に悶え泣きます。秘部にぽつん
と開いた小さな尿道口を責められるだけでこれほどまでに女を乱れ、
狂わせることが出来るのか。私はディスプレイの中で白い裸身をピ
ンクに染めてのたうたせているのが自分の妻であることも忘れ、そ
の妖しいまでの乱れっぷりにすっかり目を奪われていました。

しかしもっと驚いたのは、時間が経つにつれて妻がそのすさまじい
尿道責めを受容し始めたことです。

「あっ、ああっ……ああーーっ、うっ、うっ、うーーんっ……」

犬山が綿棒を抽送し続けると、妻はメンソレの刺激に次第に慣れて
きたのか、声は徐々に甘い響きを帯びてきます。そして何と犬山が
操作する綿棒の動きに合わせて、腰を淫らに蠢かせ出したのです。
1.6キロの錘をぶら下げているクリトリスも、加減が分かってき
たのかそれほどの痛みは感じないようです。

犬山が手を離すと、綿棒は妻の尿道口に突き立ったままフルフルと
頭を震わせています。その様子がいかにも滑稽に見えるのか、男た
ちは手を叩いて笑いあっています。

「どうです、奥さん。ここの穴を虐められるのも、まんざら悪い気
分でもないでしょう」

犬山はそういいながら綿棒をくい、くいと指先で揺らします。妻は
その度に「あっ、あっ……」と切なげな声を上げます。

「どうですか、ちゃんと答えなさい」
「……あんまり……ひどくしなければ」

妻は真っ赤に染まった顔をさも恥ずかしげにそらせ、小さな声で答
えます。

「あんまりひどくしなければどうなんですか? はっきりいいなさ
い」

犬山が綿棒をぐいと押し込みます。妻は「ああっ!」と悲鳴を上げ
ると豊満なヒップをガクガク震わせます。

「あ、あんまりひどくしなければ……わ、悪い気分じゃありません
わっ! で、ですから、そんなに深くしないでっ。お、おしっこが
洩れちゃいますっ」
「そうですか、それならこれくらいの深さならどうですか?」

犬山は1センチほど綿棒を引き上げると、小刻みに抽送させます。
妻はすっかり尿道責めの快感に酔い痴れているのか、腰部をガクガ
ク震わせながら叫びます。

「あ、ああっ、そ、それくらいが、ちょ、ちょうどいいですっ」
「おしっこの穴を責められるのは気持ちいいですか?」
「き、気持ちいいっ」
「それなら、これはどうですか?」

犬山は小さなバイブを糸で伸ばされた妻のクリトリスに当てながら、
綿棒を激しく抽送させます。

「あ、ああ、ああっ、そ、そんな風にされると、た、たまらないわっ」
「どこがたまらないんですか」
「絵梨子のク、クリトリスが、たまらないっ」
「クリトリスだけじゃないでしょう」

犬山が再び綿棒を押し込みます。
KYO 6/27(火) 21:00:37 No.20060627210037 削除
「あ、ああ、あっ、あーーんっ!! く、クリトリスだけじゃあり
ませんわっ。おしっこ、おしっこの穴が、た、たまらないっ!!」
「まったく、頼もしい奥さんだ」
「肉体改造してやるのが楽しみですな」
「どこまで淫乱になるのか、想像も出来ませんよ」

男たちは妻の狂乱状態にギラギラした瞳を向けながら、そんなこと
を言い合っています。

「あーっ!! だ、駄目っ、駄目よっ。い、犬山さんっ。そ、そん
なに深くしたら、え、絵梨子、おしっこを洩らしてしまいますわっ!」

妻はもはや懊悩の極致といった状態です。限界まで引き伸ばされた
クリトリスをバイブでなぶられ、メンソレを塗った綿棒で尿道口を
責められる、その倒錯的な快感に身も心もすっかり浸りきっている
のです。

そればかりか憎い責め手であるはずの犬山に対して、どこか馴れ馴
れしくその名を呼ぶ様子は、まるで主人の手によって調教される忠
実な飼い犬のようです。

「ああっ、いっちゃうっ!! い、犬山さんっ、え、絵梨子、ク、
クリと、お、おしっこの穴でいっちゃいますっ!!」

陰核と尿道の二箇所責めに妻は恥も外聞もないといった感じで泣き
喚き、快感を貪るように肉感的な裸身を悶えさせています。

「もっと、もっと深く、絵梨子の、絵梨子のおしっこの穴を虐めてっ!」
「深くしたら洩れちゃうんじゃないんですか」
「は、はいっ、洩れちゃう、洩れちゃいますっ! おしっこ、おし
っこ出させてっ!!」
「みんなが見てるけど良いんですか、奥さん、みんなの前でおしっ
こを出すんですか?」
「はいっ、いいですっ、だっ、出させてっ! もう、洩れちゃうっ、
あっ、あーーっ!!」
「いいですよ、さあ、出しなさい」

犬山は空のペットボトルを手に取り、妻の尿道口にぴったりと当て
ると一気に綿棒を引き抜きました。

「ああっ、ああーっ!! いくっ、いくっ!! 絵梨子、いっちゃ
うっ!!」

妻の尿道口から噴水のように水流がほとばしり、ペットボトルの中
を叩きます。尿道とクリトリスの同時責めの激烈な快感の中で妻は
勢い良く排尿しながら倒錯的な性の絶頂を極めたのです。

すさまじいまでの妻の崩壊の様子を、3人の男たちは息を呑むよう
に見つめています。

排尿を終えた妻はシャワーで後始末するために、犬山に抱えられる
ようにして浴室へ連れ込まれます。その間毛塚、橋本、道岡の3人
はいましがた鑑賞したばかりの妻の狂態について、感想を述べ合っ
ています。

「しかし変われば変わるもんですな。あの清純そうな○○さんの奥
さんが、あれでは完全な淫乱女じゃないですか」
「30させ頃、40し頃と言いましてね、女はあれくらいの年齢が
最も性欲が激しいもんです。それに比べて旦那の方はだんだんセッ
クスが弱くなってくる年代ですから、欲求不満になるのも無理はあ
りませんよ」
「さすがは道岡先生、実感がこもっていますね」
「うちのクリニックにくる患者も、40台の女性が増えていますよ。
この前は処女膜を再生したいという女性がいたのには驚きました」
「40台で処女膜再生ですか?」
「ずっと旦那とセックスレスで欲求不満だったところに若い恋人が
出来て、その不倫の相手の誕生日のプレゼントに処女を捧げたいと
いうことらしいんです」
「そんなこと出来るんですか?」
「経験の浅い若い女ならともかくその年になるとかなり難しい手術
ですし、化膿しないような後の処理も大変なんですが、どうしても
っていうのでやりました。恋人を感激させることが出来たっていう
のでえらく喜ばれましたよ」
「感激したっていうより単に驚いたんじゃないですか」
「そういえばうちのランジェリーショップも、輸入物のセクシーな
下着を買う中年の女性客が増えました。50台でも平気でTバック
やGストリングを買って行きますね。試着をしたところを見てくれ
と言われるんで困りますよ」
「見てあげるんですか?」
「商売ですからね、しょうがないですよ。○○さんや藤村さんのよ
うな美人なら大歓迎ですが、腹の出た婆さんがTバックをはいてい
る姿は見られたもんじゃないですよ」
「○○さんや藤村さんを毛塚さんのショップのモデルに使えば、売
れ行きが上がるんじゃないですか?」
「もう使っていますよ」
「えっ?」
「いや、○○さんはまだですが、藤村さんはネットショップのブラ
のモデルにね。あの奥さん、オッパイがでかいからモデルにちょう
どいいんですよ」
「そんなことをして大丈夫なんですか?」
「顔出しはしていませんからご心配なく。本人にはちゃんとモデル
料も払っていますよ。○○さんは上背がありますしお尻が大きいで
すから、ボディスーツやTバック、Gストリングのモデルがぴった
りですな」

毛塚がそう言うと、後の2人は声を上げて笑います。

「ところで道岡さん、明日の役員会ですが、急に出張が入って出ら
れなくなったんですよ」

橋本がいかにも残念そうな声を上げます。
KYO 6/27(火) 21:03:51 No.20060627210351 削除
「本当ですか?」
「それでお願いなんですが、明日はブロードバンドがつながるホテ
ルに早めにチェックインしますから、オンライン役員会でも中継し
てもらえませんか」
「それはかまいませんよ。診察室にPCとCCDカメラをを持ち込
んでおきましょう。一部始終を中継される方が○○さんもきっと興
奮するでしょう」

3人は淫靡な笑い声を上げ合います。

「しかし今年は当たり年でしたな。藤村さんといい、○○さんとい
い、いかにも品のいい奥さんという見かけをしているのにかかわら
ず、マゾっ気も十分ある」
「責めれば責めるほどいい女になって行くようです」
「犬山さんはそう言ったところを見抜く天性の才能がありますから
ね」
「そういえば去年の江藤さんの奥さんもマゾっ気については十分で
したね」

江藤さんという名前が出たとたん橋本以外の2人はクスクス笑い出
します。

「何がおかしいんですか?」
「江藤さんの奥さんとはまだ続いているんですか? 橋本さん」
「えっ?」
「知っていますよ。今年の春に2人だけでデートしていたのを」
「明日の急な出張というのも怪しいもんですね」

毛塚と道岡はしきりに橋本をからかいます。橋本は真っ赤な顔にな
っています。

「心配しなくても、会長には黙っておいてあげますよ。会長は後腐
れが起きるのを嫌いますからね」

毛塚の言葉にようやく橋本は安心したような声を上げます。

「すみません……彼女、今年の役員会の様子をやたら聞きたがるん
ですよ。それでつい明日の肉体改造手術のことを話したらぜひ自分
も見たいって言い出して……」
「それでホテルからアクセスして2人で鑑賞し、興奮したところで
ベッドインするっていう訳ですね」

道岡が笑います。

「しかし橋本さん、江藤さんには念入りに口止めしておいてくださ
いよ。女は口が軽いですからな」
「わかってますよ。彼女も旦那にばれたら大変ですから役員会のこ
とは絶対他言しないはずです」

私は彼らの会話からかねてから想像していたとおり、妻たちが彼ら
の最初の犠牲者ではなかったということを確認しました。里美から
メッセージが入ります。

「江藤さんっていうのもPTAの役員だったの?」
「ああ、確か藤村さんの前に会計を担当していた人だ。去年の女性
役員は彼女一人だったはずだ」

しかし犠牲者だったはずの江藤さんと、現役員の橋本の関係がいま
だに続いているというのはどういう訳でしょう。それも今の橋本の
話だと、関係の継続については彼女自身の意志からでもあるような
のです。

それはともかく、これだ彼らの弱みをひとつ握ることが出来そうで
す。知り合いの興信所に連絡して、明日の橋本の足取りを尾行させ
れば江藤さんとの密会の証拠を押さえることが出来るでしょう。

もう一つの有利な情報は、明日の役員会もオンラインで中継されそ
うだということです。里美が言うとおりコピーガード外しが出来る
のなら、彼らの悪行の動かぬ証拠も押さえることが出来ます。

明日は妻を救うために道岡のクリニックに単独で踏み込むしかない
と覚悟を決めていた私ですが、タイミングを誤れば彼らにシラを切
られる可能性がありますし、仮に肉体改造手術が開始されていたと
しても、妻の同意を得て行っていることだといわれれば手詰まりで
す。

「そういえば江藤さんは妻と同じ銀行の融資業務部にパートで勤め
ていたはずだ。ということは当時の上司は橋本……」
「橋本は職場のパート社員と不倫の関係を持ったということね?」
「それで橋本が関係を持った江藤さんをPTAの役員に引きずり込
み、4人がかりで調教したというわけか」
「でも、その江藤さんがいまだに橋本と関係を持っているのはどう
してなの?」

私は里美のその質問には答えませんでしたが、先ほどの妻の様子か
ら江藤さんは犬山や橋本たちから調教されるうちに倒錯的な性の虜
となり、役員としての任期が終わっても通常の生活に戻れなくなっ
たのではないかと考えました。

犬山たちが本当に妻を温泉コンパニオンとして売り払うかどうかは
分かりませんが、現在の妻の様子では、いずれ少なくとも江藤さん
と同じ道を辿るかも知れません。今のうちに引き戻さなければ大変
です。

「しかし、会長と○○さん、随分長いシャワーですな」
「まったく、何をしているんでしょう」

男たちがそんな風に話をしていると、ようやく裸の下半身にバスタ
オルを巻いた犬山が、裸の妻を抱くようにして戻ってきました。妻
は妙に内股気味になっており、足元もおぼつかない感じです。
KYO 6/27(火) 21:22:15 No.20060627212215 削除
次に私の目に信じられない出来事が映りました。

犬山が妻に何事か囁きかけると、妻は恥ずかしげにうなずいて犬山
の首の周りに腕を回し、ぶら下がるようにします。そこを犬山が妻
を抱き寄せるようにしてキスを求めると、妻はためらわず犬山の分
厚い唇に甘えかかるように唇を合わせたのです。

「いよっ、会長」
「お熱いですな」
「いつの間に○○さんと出来たんですか」

犬山と妻は長い接吻を男たちにわざと見せ付けるようにします。男
たちは口笛を吹いてしきりに犬山を冷やかします。

ようやく犬山は長い接吻を終えると、カメラの方に顔を向けます。
犬山は片方の腕を妻の裸の腰の周りに回して、ともするとバランス
を崩しそうになる妻の身体を支えながら、うなじのあたりにチュッ、
チュッと接吻を注いでいます。その様子はまるで仲の良い夫婦のよ
うです。私は怒りと嫉妬で胸が熱くなるのを感じます。

「いや、皆さん、お待たせしました。浴室で奥さんのおしっこの後
始末をしていたら、この奥さん、いきなり色仕掛けで迫ってきまし
てな」

犬山はそういいながら空いた片方の手を妻の股間に伸ばします。妻
は「あーーん」と甘えた声を出して身悶えしながら犬山にしなだれ
かかります。

「こら、しっかり立たんか、絵梨子」
「だって……犬山さんがあんなに長い時間クリを吊り上げるんです
もの。絵梨子、身体が痺れてしまって……」
「あれくらいで弱音を吐いてどうするんだ。まだこれから7時間は
吊られるんだぞ」
「いやーん、もうクリを吊るのは許して……絵梨子、何でもします
から」

妻の人格が全く変わってしまったような態度に私は驚愕しました。
自分のことを子供のように「絵梨子」といい、犬山に甘えるように
呼びかけるその姿は、私の知っている妻とは別人のようです。

「そうだ、絵梨子、風呂の中で俺に迫った言葉をここでもう一度繰
り返してみろ」
「そんな……恥ずかしいわ」

犬山に促された妻は言いにくそうにもじもじしていましたが、犬山
は散々責められた妻のクリトリスを再び嬲ります。

「あ、ああっ! い、言いますわ……そこはもう許してっ!」

クリトリスを責める手から逃れようともどかしげに腰を振った妻は、
犬山の指示に従います。

「ね、ねえ、犬山さん……クリばかりを虐めるんじゃあ面白くない
でしょう? も、もっと他の方法で絵梨子の身体を楽しんでみない?」
「絵梨子、オマンコとお口を使って、犬山さんにいっぱいサービス
致しますわ……ですから、もう、クリを責めるのは許して」

絵梨子は犬山にしなだれかかりながら甘い声でそう言い、ねえ、ね
えと下半身をバスタオルで覆われた犬山の下腹部にこすりつけるよ
うにします。

「他にもお願いしたことがあっただろう、絵梨子」

妻は言いにくそうに俯きましたが、豊満な臀部を犬山にパシッと平
手打ちされ、再び口を開きます。

「そ、それから……絵梨子を今日から犬山さんのお妾さんにしてく
ださらない? こ、このホテルのお部屋でずっと暮らさせて、毎日、
犬山さんに奉仕させて……」
「絵梨子、本当は犬山さんのようにお金持ちで、逞しい人が大好き
だったの……夫も子供も、長尾先生も捨てて犬山さんだけのものに
なりますわ……だ、だから……温泉に売るなんてひどいこと、なさ
らないで……お願い……」

妻はそんな風に言いながら、犬山に抱きついて首筋や胸元にキスの
雨を降らせます。

「さて、どうしますかな? 皆さん」

犬山は淫靡な笑いを浮かべながら他の男たちに尋ねます。

「会長にお任せしますよ」
「私もです」

男たちも意外な成り行きを楽しむようにニヤニヤ笑いあっています。

「何でもするといいましたね、奥さん」
「ハイ……」

妻は小さな声ですが、はっきりと答えます。

「それでは、浣腸責めにかけますが、いいですね?」

妻ははっとした表情になり、顔を上げます。

「嫌ならクリトリス吊りでも良いんですよ」
「い、いえ……」
「どうなんですか? どちらがいいんですか」
「……浣腸をお願いします」

妻は小さな声で答えます。
KYO 6/28(水) 20:44:32 No.20060628204432 削除
「そんな答え方は気に入りませんね。奥さんがクリトリス責めの代
わりならなんでもすると言い出したんですよ。もっと嬉しそうにし
て下さい」
「は、はい……すみません」

妻は無理やり作り笑顔を浮かべます。

「え、絵梨子を浣腸責めにかけて下さい……お願いします」
「さっきと比べると随分言い方が硬いですね。やっぱり奥さんは浣
腸が苦手なようだ。無理をしないでクリトリス責めにしますか?」
「い、いえ、ごめんなさい」

妻は慌てたように裸の犬山にすがりつきます。

「ねえ、ねえ、犬山さん……絵梨子にお浣腸をして。絵梨子、お浣
腸が大好きなの。絵梨子の大きなお尻を……お浣腸で思い切り責め
て」
「まだまだ、こんな風にしながらおねだりするんですよ」

犬山はまたしても妻の耳元で何ごとか囁きます。妻は「ああ……」
と溜息を吐くようにして裸身を捩じらせます。やがて妻は思い切っ
たようにCCDカメラに向かって豊満な尻を突き出し、両手で尻た
ぶをぐいと押し開きました。

双臀の狭間に秘められた妻の菫色の肛門が、ディスプレイ上に露わ
になったので私は肝を潰しました。

「み、皆様……ご覧いただけますか? こ、これが淫乱人妻、○○
絵梨子のお尻の穴でございます……いかがですか? 良く見えます
か?」

男たちから良く見えないな、とか、もっとケツの穴を開け、といっ
た野次が飛びます。

「ああ……」

妻は男たちにせき立てられ、再び限界まで尻たぶを開きます。身体
のバランスを崩してつんのめりそうになる妻を犬山がしっかりと支
え、やわやわと乳房を揉み上げます。

「ど、どうですか? こ、これでご覧になれます?」

妻は肛門をはっきりと見せたままくねくねと色っぽく尻を振ります。

「良く見えますよ」
「襞の数までくっくりとね」

男たちがからかうと、妻は「ああ……嬉しいわ」と再び尻をくねら
せます。菊の花のような縦皺に取り囲まれた肛門からその下部にく
っきりと開花した女陰まであらわにした妻。驚いたことにそんな羞
恥の極限といった姿を晒す妻の秘苑から、キラキラと光りながらね
っとりした愛液が滴り落ちているのです。

(妻はこんな姿を見られながら感じている……)

つつましく清楚だった妻が犬山に対して色仕掛けで迫り、男たちに
淫らな姿を見せつけて翻弄する。私は犬山たちの調教によって妻の
中の全く新しい人格が目覚めたのではないかと感じていました。

しかしなんと淫らで艶っぽいのでしょう。私は妻の逞しいばかりに
張り出した双臀が大好きでしたが、ディスプレイ全体を埋め尽くし
た迫力満点のそれに、今すぐすがりつきたいという欲求に駆られま
した。

私の股間はすでに、通常では考えられないほどの硬化を見せていま
す。憎い男たちに妻を淫らな手段で嬲られる、そのことに対する憤
りは確かにあります。しかし、それが今や自らの興奮を高めるため
のスパイスになっていることも否定出来ないのです。

「ね、ねえ……絵梨子のお尻の穴、可愛い? 藤村さんや江藤さん
のお尻の穴と比べて、色や形、大きさはいかがかしら? ねえ、ね
え……黙ってないで、感想をおっしゃって」
「お尻の穴では奥さんが一番ですよ」
「そうですね、色といい形といい、申し分のないケツの穴だ」

男たちは笑いながら妻の肛門に批評を加えます。

「ああ……嬉しいわ……」

妻はその言葉どおり、さも嬉しげに尻をくねらせます。

「こ、今度の慰安会では絵梨子は、前回のようにオマンコや、お口
だけでなく、このお尻の穴も使って皆様にご奉仕させていただきま
すわ……で、ですから明日は道岡先生のクリニックで、し、しっか
りと絵梨子のお尻の穴を開いて下さい……お願いします」
「よく言えましたね、奥さん」

犬山が妻の尻をポン、ポンと叩くと、妻は崩れ落ちるように倒れ、
犬山にしっかりと抱きとめられます。

「は、恥ずかしいわ……恥ずかしいのよ……犬山さん……」
「よしよし、良い子だ、良い子だ」

犬山は羞恥の極致で悩乱状態にある妻を子供のように宥めると、再
び唇を奪います。妻は躊躇わず犬山に唇を預け、甘えるように舌を
吸わせています。妻は犬山が送り込んでくる唾液を嚥下しているの
か、うっ、うっと喉を鳴らしています。

これまで妻が行ったことがないような熱烈なディープキスを、私は
呆気にとられて眺めていました。
KYO 6/28(水) 20:45:31 No.20060628204531 削除
「いやはや、お暑いですなあ」
「お似合いですよ、会長」

やがて接吻を終えた犬山は、妻の背中をなでながら甘ったるい声で
話し掛けます。

「それじゃあお望みどおり、浣腸責めにかけてあげますよ」
「……お願いしますわ、犬山さん」

妻は長い睫毛で縁取られた瞳をうっとりと閉じ、今度は自分から積
極的に犬山の唇を求めていきました。


妻は再び拘束椅子に裸身を固定され、両足を高々と吊られたポーズ
をとらされています。椅子と妻の尻の間にはクッションが置かれ、
妻の肛門はまっすぐCCDカメラに向けられ、ディスプレイにはっ
きりと映し出されています。

その上部には木通の実のように開いた妻の女陰が、そして先程まで
糸に吊られて、いまだに充血を見せているクリトリスがはっきりと
その姿を見せています。それら女としての極限の羞恥の箇所の上に
妻のうっとりと目を閉じた顔が並んでいる様子は、何かオブジェの
ように見えます。

いよいよ浣腸責めにかけられることになった妻の表情はさすがに緊
張の色を隠せません。先ほどの犬山とのやり取りから、妻が役員会
で浣腸責めにかけられるのは初めてのことではないようですが、妻
にとって浣腸責めは苦痛と屈辱以外の何物でもなかったのでしょう。

しかし、繊細なクリトリスを8時間も吊られつづけるよりは、一時
の苦痛と屈辱に耐えた方がましだと考えたのでしょうか。そんな妻
の悲痛な覚悟が硬化した表情から伺えます。

「ところで奥さん、浣腸責めにかける前にひとつやっておきたいこ
とがあります」

これ以上いったい何をするつもりなのか。突然の犬山の言葉に、妻
は不安そうな表情を見せます。

「奥さんはさっき、私の妾になりたい、このホテルの部屋でずっと
暮らさせて欲しい、といいましたね。あれは本心ですか?」

「はい……もちろん本心ですわ」
「それなら奥さんが着てきた服、これももう要らないということで
すね?」

犬山はクロゼットの中から脱衣籠を取り出してきます。その中には
妻の外出用のクリーム色のワンピース、上下お揃いの白いブラジャ
ー、パンティ、そしてストッキングなどが入っていました。

「あ……それは……」

妻は慌てたような表情になります。

「どうなんですか? さっきのは本心ではないんですか?」
「で、でも……それがないと、絵梨子……ずっと裸で暮らさなきゃ
いけなくなります……」
「それでも構わないじゃないですか」
「そんな……困ります。お、おかしな女だと思われますわ」
「このホテルは私の持ち物です。部屋の掃除や奥さんの食事の世話
をする従業員には事情を良く言い聞かせておくから大丈夫ですよ」
「だって、明日の……道岡先生のクリニックは……」
「素っ裸のまま車に乗せていってあげます」

妻は目を丸くします。

「そんな……ひどいわ……今度の慰安旅行はどうするのですか……」
「それも素っ裸ですよ。なに、旅行といっても奥さんは最初から最
後まで素っ裸のままでなんら問題ありません。コンパニオンと一緒
にお酌をするか、我々と混浴する以外はセックス三昧です。服なん
て必要ありませんよ。宿の人間にはよく言い含めておきますよ」
「ああ……ひどい……そんなことって……」

妻は拘束椅子の上で身悶えします。なよなよと裸身を悶えさせるそ
の姿は困惑、苦悩といったものだけでなく、露出の快感に対する期
待のようなものまで感じさせます。私は一昨日「ホテル十番館」の
前で見た長尾たちとの妻の露出プレイの様子を思い出していました。

おそらく妻は、犬山に色仕掛けで妾になると迫りながら油断を誘い、
いざとなればホテルからいつでも逃げられるような方法を確保しよ
うとしたのでしょう。しかし、着るものを全て奪われてしまえばそ
れも難しくなります。

そんな妻の企みは犬山からあっさりと見抜かれていたのです。妻は
自らにあえて淫らな心を駆り立てて犬山を篭絡しようとしたのです
が、海千山千の犬山の敵ではありませんでした。むしろそんな浅墓
ともいえる手管を、犬山から逆に責めの手段として利用されてしま
ったのです。

「どうなんですか? やっぱり妾になるのはやめて温泉に売られた
ほうが良いんですか」
「嫌……それは嫌……お、お願い……売らないで……」

妻はさすがに温泉に売られて、子供とも二度と会えなくなるのは耐
え難いのか、嫌、嫌と首を左右に振ります。その顔には気のせいか
まるで現在の切羽詰まった状況を楽しむかのような、恍惚とした色
が浮かんでいるのです。

「それならもう、服は要りませんね?」
「はい……」

妻は頬を染めながら小さな声で答えました。
KYO 6/28(水) 20:46:23 No.20060628204623 削除
「これからずっと、素っ裸で暮らしますか」
「はい……おっしゃるとおり、素っ裸で暮らしますわ」

妻は開き直ったような口調でそう言います。

「それなら、このワンピースはホテルの女子社員にあげることにし
ましょう。奥さんが身につけていたブラとパンティはどうしましょ
うか?」
「お、お好きなようにして下さい……」
「そうですか、それなら奥さんもこれから一文なしでは何かと不自
由でしょう。ブラとパンティをセットで役員の皆さんに買ってもら
うことにしますが、いいですか」
「け、結構ですわ……」
「そうですか……それならこんな風に言いなさい」

妻は犬山の言葉をハイ、ハイと頷きながら聞いていましたが、やが
て顔をCCDカメラの方へ向けました。

「や……役員の皆様……ひ、人妻絵梨子の使用済みのパンティとブ
ラのセット……い、いかがですか……ぜ、ぜひお買いになって」

妻は瞳を潤ませ、声を震わせながらそう言うとくねくねと豊満な尻
をゆすります。役員の男たちからどっと笑い声が湧き起こりました。

「お、おとといの朝、絵梨子が家を出てきてから……け、今朝、犬
山さんに脱がされるまで、2日間もはきっぱなしにしていたパンテ
ィなの……。しょ、証拠をお見せしますわ……い、犬山さん……す
みませんが……パンティのクロッチのところを……カメラに向けて
くださる?」
「こうですか?」

犬山は笑いながら妻の純白のパンティを取り上げるとカメラの前で
広げ、クロッチの部分を見せ付けます。そこにはわずかですが黄色
い染みが見られました。男たちから再びどっと哄笑が湧き起こります。

「ね……ねえ……おわかりになった? ほんの少しですけど、黄色
いシミがあるでしょう? い、淫乱人妻、絵梨子のシミ付きパンテ
ィ、ブラと一緒にお買いになって……お願い」
「いくらで買えばいいんだい?」

毛塚の声に妻は恥ずかしげに黙り込みます。

「せ、千円では……」
「染みのついたパンティを千円で買えっていうのかい?」

毛塚はわざとらしく驚いたような声をあげます。

「す、すみません……それじゃあ……ご、五百円で……」

妻が小さな声でそう言うと、男たちはたまらず笑いこけます。

「奥さん、そんなに商売が下手じゃ、先が思いやられますよ」

犬山はそういうと妻の尻をピシャリと平手で叩きます。

「奥さん、染みのついたパンティは値打ちものなんですから、もっ
と高く売らないと」
「そうそう、奥さんの財産はもう、そのブラとパンティしかないん
ですからね。真剣に売って下さい」
「ああ……すみません……」

妻は再び犬山から何ごとか言い含められ、自棄になったように激し
く尻を揺さぶりながら男たちに哀願します。

「ねえ、ねえ……42歳のエッチな人妻、絵梨子のパンティ、高く
お買いになって。お願いっ」
「お、お買いいただいた方には特別に、フェ、フェラチオもサービ
スいたしますわ。ねえ、ねえ、買ってーー」

「よし、俺が買おう」

毛塚が声をあげます。

「パンティとブラ、セットで3万円でどうだ」

妻はおどおどとした表情を犬山に向けますが、犬山は残酷な笑みを
浮かべて首を振ります。

「も、もう少し……高くならないかしら……毛塚さん」
「これ以上高くかい? それじゃあもう少しサービスしてもらわな
いと無理だな」
「サービスっておっしゃられても……どうやって……絵利子の身体
ならどこでも自由にしていただいていいわ」
「奥さんは我々の女奴隷なんだから、そんなのはサービスとは言え
ませんよ」

男たちはそう言って笑い合います。

「それじゃあこうしましょう。明日の肉体改造の前に奥さんの陰毛
を全部剃り取る。それと合わせて5万円ということにしましょう」
「そんな……」

妻の顔が羞恥のあまりさっと紅潮します。

「そんなことをされたら、しゅ、主人になんと説明すれば」
「おや、まだご主人のところに帰れるつもりなんですか?」

犬山が太い眉を上げます。

「温泉に売られるのを許されたとしても、奥さんはこれからずっと
このホテルで、私の妾として暮らすんじゃないんですか? もうご
主人に会うことはないはずですよね」

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