管理人から

管理人

Author:管理人
管理人がおすすめするカテゴリに★印をつけました。



アダルトグッズのNLS








最新記事


カテゴリ

北原夏美 四十路 初裏無修正

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[Res: 20535] Re: 浮気の確証 いつもと違う名 投稿日:2007/06/13 (水) 11:00

再生の中に妻のあえぎ声を確認すると、ICレコーダーを職場に持参しじっくりと確認することにしました。ハッキリ云ってその日は仕事にならなかったですね。三度聞き直しましたが、耳鳴りが聞こえ、本当に仕事はうわのそら状態だったことが思い出されます。
証拠を掴んだところで、帰宅後妻に『明日の夜、課長さんに仕事が一段落したら会社に来てもらってくれ。来た時に要件は話すから』と妻から男を呼び出させました。
前回のスレッドはここから始まりです。

そして、慰謝料は結婚生活、一年につき10万で230万で公正証書を作成したにも関わらず、残金100万を残したところで支払いが止まりました。
妻への慰謝料は私の古傷のこともあり、請求は全くしていません。本人のこれからの生活もあり大したヘソクリもないでしょうから。 問題は相手の男です、職場のパートを食いちらかしているようで、男は既に離婚しているとか。
調停を起こすまでもなく公正証書に基づき、財産差押さえの手続きを踏めば良い訳ですが、具体的に回収出来る手段もなく・・

そんな時に思い出したのが、当時飲みに行っていたキャバ嬢の彼氏。聞くところによると、取り立て屋とか。
キャバ嬢に彼氏に仕事あるから連絡取ってと言うと、すぐに連絡があり会いました。
先輩と云う見るからに怖いお兄さんと三人で会い、それまでの状況を伝えると『債権譲渡って事で、あとはこっちでやりましょう。手数料は50%で良いですね、ところで相手からはいくら取りますかね。利息を上乗せすれば一千万位ならとれますよ。若くは無いようなので臓器は売れないだろーけど』
など内容はドラマの世界でした(笑)裏の世界では手数料50%から100%って聞いてましたから安い方だと思い、正式に回収を依頼しました。その先はやばそうな内容ですので、こちらには書きませんが、回収しては半額を私に振り込んでもらい、無事全額回収は出来ました。
その後の利息分の回収はこちらは関係無く、『後はお好きにどうぞ』ってことで彼等とは手を切りました。 課長さんはいまだに勤めているようですから、臓器は無事なようですね。

妻とは証拠を掴んだ翌日(男を呼び出した日)に出ていってもらいました。子供には泣かれましたが、妻が出ていった後は三人で暮らしています。
その後、家裁にて一日で離婚が成立したのは、妻が出ていってから二年の年月が掛りましたよ。

さて、最後までお付きあいありがとうございました。この話は前妻との間でのフィクションです(笑)
現在進行形で不倫を楽しんでいる方達も多いでしょうが、お楽しみは慎重にね。
関連記事
[Res: 20535] Re: 浮気の確証 いつもと違う名 投稿日:2007/06/12 (火) 14:57
私『どうしたんだ、ココの毛は?』
妻『○○にプールがあるでしょ、友達とスイミングに行くようになったので自分で剃ったのよ』
との言い訳。
自慢じゃないがあんたの整理ダンスはここ数週間、毎日調べてるが水着なんて見たことないぞ!つまらん言い訳しやがって。

この時点で疑惑は確信になったので、挿入の続きを求め、繋がったままの状態で
私『どんな遊びをしようと自由だけれど、本気になるなよ。遊んでいるなら遊んでいるって話してくれよな』
妻『あぁ~ん、そこ気持良いわ・・・こんなおばちゃんが遊んでいる訳ないでしょ』『良いわ~』
その夜は私たちには珍しく中出しでのエンドを迎えました。

よくよく考えて見ると、亭主持ちの女房の恥毛を全剃すってのは、私に対する挑戦ではないかと。かなり人を小馬鹿した野郎だな、しかも人の家をラブホ代わりに使いやがって。

妻への怒りよりも、男に対する復讐心が沸いてきました。そして、絶対に証拠を掴んでやると決めました。
自宅で手短に遊んでいるのなら自宅に罠を仕込んでやろうと。
ブックオフにてICレコーダーなるものを購入し、自宅にセットしてみることにしました。自分でテストしてみると、寝室の本箱の隅にセットすれば、リビングでの会話まで拾うことも分かったのですが、音を関知すると自動的に電源がオンになり一定時間無音になると、自動的にオフになる装置はうまく作動しないと。 結局、出掛ける前に電源オンにして、帰宅後にオフにすることにしました。一日に電池一本が終わってしまうので、一体尻尾を掴むまで何本の電池を使いきることやら。

そう思っていた三日目のこと、早送り、聞く、早送り、聞く、早送り、聞く、すると耳に入って来た音は『あぁぁぁ~、良いわぁ~』聞き慣れた妻のあえぎ声でした。
関連記事
[Res: 20535] Re: 浮気の確証 いつもと違う名 投稿日:2007/06/12 (火) 13:44

結局、会社を抜け出して帰宅したものの、確証は得られずです。成果としてはズウズウしくも私の駐車場に車が停めてあるので、ナンバーから相手の身元が判明する位でした。

どうせなら顔位は見てやろうと待機。絵文字乱発メールからして想像したのは、バイトで入ってきたと聞いた若いお兄ちゃんと睨んでいたのですが。
待機すること30分で男は出てきました。
何と驚くことに見た目50代のおやじでした。
よりによって私よりも年上でした。『本当に、このおやじが浮気相手?』思わず心の中で呟いていました。
確証は得られなかったものの、私の不在時に男を招き、しかも食事まで一緒にしている事が分かり、益々疑惑が・・・
それからの私がとった行動は、日々のハデパンのチェック、スキンの枚数の確認、納戸に有るゼブンスターのカートンの残り数(私は別の銘柄を吸います)。と、今考えると情けない行動でしたね。
そんな私の気持を逆撫でするように、飲み会に行ったきり音信不通になった晩もありました。25時位までは携帯は呼び出すものの、出てくれず。以降は電源が切られてしまいました。
早朝、帰宅し詰問するもパート仲間宅で酔い潰れたとの言い訳。

ムラムラした日々(まさか当時は寝取られ願望があるとは思いもせず)が続き三ヶ月振りに妻を抱いてみました、妻の喜ぶパターンは前戯8割、挿入2割で必ず指技もしくは舌技で一度は昇天させてあげるパターンなのですが、その時に限って『今日は仕事で疲れているので、直ぐに入れて』と云うものでした。
元々好きなれないと云うフェラもそこそこに済ませての挿入。入れてからの腰使いが微妙に違う。
そして、私の○玉に当たる肌触りに違和感を感じる。確認をしようと指で触ろうとすると腰をずらして逃げる。逃げる腰を捕まえて無理に触ってみると・・・
毛が・・・・

剃られている。ずっと以前に剛毛の妻を剃毛した経験から、剃った後一週間的なジョリジョリ感。チクチクして嫌だと云われ、以降剃らせてもらえないはずなのに。
関連記事
[Res: 20535] Re: 浮気の確証 いつもと違う名 投稿日:2007/06/09 (土) 12:54
そして発見したのが
妻『明日の昼はチャーハン作るから、食べに来る?』男『はーい、楽しみにしてるね』
こんなメールでのやりとりでした。
もう翌日は昼に間に合うように会社を飛び出しました。仕事で使っているデジカメも忘れずに持参。

12持前に自宅に着きましたが驚くことに、私の借りている駐車場に見知らぬT車が停めてありました。
玄関前に立つも確証が無いために踏み込むことも出来ずにいましたが、周りから見えないようにしゃがみこみ、ドアの郵便受を音を立てないように開けてみました。
玄関からリビングまで少し離れているため、会話は聞きとれず・・・
笑い声が微かに聞こえてします。10分位はいたのですが変化が見られぬため、リビングが見える前のマンションに移動しました。
持参したデジカメは20倍の望遠機能があるため、期待はしたのですが。
当然レースのカーテンが閉まっていて様子がわからず。

仕方がないので玄関が見える非常階段にて男が出てくるのを待つことに
関連記事
[Res: 20535] Re: 浮気の確証 いつもと違う名 投稿日:2007/06/04 (月) 20:22

ラメパンはそれからたまに洗濯機の中のランジェリーネット内でみかけましたが、残念なことに私が穿いている妻の姿を見たことはありませんでした。

そのラメパンを見るたびにメラメラと心の中に沸き立つ何かが生まれ、ついに妻の携帯を覗き見ることを決断しました。
その頃何故か妻は朝シャン派で私の寝ている間にシャワーを浴びていましたが、たまげたもので寝起きの悪かった私がシャワーの音で目覚めるようになりました。
私が寝ていると思い安心して携帯をダイニングテーブルに置いてシャワーを浴びています。
すかさずケータイを開き着信メールを確認すると、そこには見知らぬ男メールが並んでいました。
殆んどが日常会話的なメールでしたが、その中に『愛してる』ハートマークを発見し疑心が確信に変わってきました。
関連記事
[20535] 浮気の確証 いつもと違う名 投稿日:2007/06/04 (月) 18:00

結婚生活22年ですっかり妻もおばさんになり、女としては正直見てはなかったですね。
パートに出るようになり当時の携帯がタダで持てるって時期に初めて自分専用の携帯を持つようになりました。
そのうち肌身離さずの状態がやってきて、ベッドルームのひそひそ電話なんてのもあり、その内???ほんの少しの疑心が湧いてきました。

そしてピンと来たのが、歯を磨いてた途中でなにげに見た洗濯機の中のキラリと光るもの・・・
汚れものの中から思わず摘みだしてしまったのは、黒のラメパンでした。
どんなに私が頼み込んでも臍上のおばさんずろーすしか穿かなかった妻がラメ・・・

妻が先に出勤した後に整理ダンスの下着を見てみると、そこには亭主の私が見たことの無い、真紅やピンクや黒のパンティがしまってありました。
何時、どこで、何のために、頭の中がが真っ白になりました。
関連記事
[Res: 20307] Re: 貴方ならどうします? いつもと違う名 投稿日:2007/05/30 (水) 14:00
約二週間後、公証人役場で男と待ち合わせ、月に10万の結婚生活年月分の慰謝料に関する公正証書を作成した。
妻とは男を呼び出した晩に話し合い、翌日自宅から出ていってもらった。

実行に移す前に充分な情報は仕入れたつもりだったが後から耳に入った話では不十分だったことが分かる。
まず、この男は孫がいるのに職場のパートは随分食いまくっていたらしい。それが原因で男の妻も家を出ており息子家族と生活をしているとか。
とは云っても月に10万の金額はバカに出来ない額のはず。
これは後に別居の妻からのメールで知ったが、勤め先での男の立場は現場責任者らしい。何とも恐ろしい会社だが会社に入った注文を個人で引き受け、品物はネコババして休みの日に取り付けるる荒業で小遣い稼ぎをしているとか。
それとは別にレジから現金を抜き取ることは日常茶飯事らしい。どうもその悪行で貯めた金を振り込むらしいのだが、公正証書に記した期日に入金になることは珍しいことだった。
本来は一日でも遅延すれば一括返済と書かれてはいるのだが。
月によっては2日、また別の月では3日と遅延はしたが何とか一年は振り込みはあった。
そしてある月、支払いが止まる。
何度か電話するも
男『今、金が無いので、月曜日に振り込みます』
また別の月では
男『今月は5万で勘弁してほしい』
と、悪行頼みは本来のいい加減さが暴露しだしてきた。
何のための公正証書なのか『課長』さんは全く知らないようだ。
家を出てはいるが仮住まいの妻はパートは男と同じ勤め先は変えて無いので、荒療治も使えず。
支払いが2ヶ月途絶えたところで公証人役場で執行手続きをとった。
関連記事
[Res: 20307] Re: 貴方ならどうします? いつもと違う名 投稿日:2007/05/29 (火) 17:19
ICレコーダーの音声より
妻『そんなこと無いわよ、足なんかすっかり太っちゃって。この前の休みは体験エステに行ってきちゃった。そう、ノーパンじゃないわよ、紙のパンツに穿き替えるの』
少し早送りすると・・・

妻『あぁぁぁ~、そこ、そこ、いぃぃぃぃ~』
妻『いぃぃぃぃ~』

聞きながら当然男は無言
男『・・・・』
私『だから言ったでしょ、確証はあるって』
私『世帯持ちって知ってて遊んだ訳だよね』
男『旦那さん、申し訳ありませんでした、ウチに勤めだした時から人妻さんて事は知っていました。』

やっとここで素直に白状しました。
事務所に用意しておいた便箋を男に渡し
私『これから私が言った言葉を、その便箋に書いて下さい。』
男『はい』
私『証、私、福○○○は、△△△△の妻×子と夫があることを知りながら、平成1○年11月より不倫関係になり、△△ご夫妻の健全な夫婦関係に支障を起こす原因を作りました。ここに不倫関係であったことを認め、夫△△様に慰謝料を支払います』
私『分かりましたか』
男『はい』
私『ところで、金額ですが』
男『はい』
私『いろいろ調べたところ、婚姻生活×年○万が相場らしいですよ』
男『でもいっぺんにはとても払えません』
私『でしょうね、こちらも一度にとは思っていません』
男『月に10万づつ払いますが』
私『良いでしょう、そのことも便箋に書いておいて下さい。それとあなたの事は信頼していませんから、後日公証人役場で公正証書を作成しますから、日時がきまったら連絡します。』
男『はい』
便箋に署名、捺印後に男は帰って行きました。
関連記事
[20307] 貴方ならどうします? いつもと違う名 投稿日:2007/05/29 (火) 14:56
夜21時を回った事務所には私以外のスタッフの姿はありません。
そんな中私が呼び出した男が姿を表しました。
私『お疲れのところ呼び出したりしたゃって申し訳ないですね。』
男『いえいえ、こちらこそ○○さんの奥さんには、いつもお世話になっています。』
男は妻がパートで勤めだした先の課長さんだ。
私『お疲れのトコ、わざわざこんな遠くまで呼びたてて、すみませんね』
男『いえいえ、突然なので驚きましたよ』(やましい事があるから来たんだろうが)
私『○○課長には、ウチのが仕事以外にもお世話になっているようなので、こんな遠くまでお越しいただきました。』
男『??』
私『いえね、ウチのは何も言ってませんよ、ただ私の性格からいろいろと調べないと気が済まないたちでして』
男『旦那さん何か勘違いしてませんか?』
私『○○さん、トボケなくても良いですよ、全部調べましたから。自宅に来てた日時もね。あなたの自宅も何処だか見てきましたよ』男『やっぱり旦那さんは勘違いしてますよ、あの日は・・』
私『だから私はそんな嘘を聞くために呼んだ訳ではないですよ』
男『??・・何が言いたいのか分かりません』
私『それでは証拠をお見せしましょうか?』
私はスーツの内ポケットにしまってあったICレコーダーにイヤホーンを接続し男に渡した。そして男がイヤホーンを耳に入れたのを確認し再生ボタンを押した。
それまでニヤついていた男の表情が一変したのはすぐであった。
関連記事
和田 2/5(月) 09:26:38 No.20070205092638 削除
私は、掴んでいたノブを離してその場から去りました。
ボーっとした頭とフラフラとした足取り、感情が消えたかのように一点を見続けている目は端から見れば奇異に映った事だろう。気が付いた時には馴染みのBARで酒を煽っていた。

どれだけ飲んでも消えないあの言葉…頭の中をコンピューターウイルスのように侵食して行く…涙が出た。この件が発覚して‥いや、親父の葬式の時以来の涙だった。
何故なんだ…僕が原因なのか?しかしどんなに考えても思い当たる事がない。確かに喧嘩なら何度もした事はあったがそれは浮気の原因になる様な事ではない些細な事ばかりだ。そんな事があった後はうやむやにしないで解決するまで二人でとことん話し合って 来た。そのおかげで大きな問題も争いもなく今まで幸せに過ごしてきたのだ。
だとしたら何だ?私は今まで浮気をした事も風俗に通った事もない。たまに酒の付き合いで夜遅くなる時もあったがそんな時は決まって妻に電話したし場所まで教えていたのだ。どんなに遅くても12時までには帰り妻の愚痴や子供達の事、その日1日の事を疲れも構わず聞いてあげた。それが帰る時間が(仕事柄)不定期な私に出来る精一杯の愛情表現のつもりだった。
私にはもはや原因がサッパリ解らなくなった。その事が余計にイライラしてしまい酒に手が伸びてしまう。
(まさか、SEXが原因じゃないだろうな)私は妻の最後に呟いた言葉を思い出しました。
『私を変えたの貴方でしょう』
関連記事
和田 1/25(木) 04:34:18 No.20070125043418 削除
「ぬが‥てくわえ…んだ」
私が階段を上がりきろうとした時、突然右奥の方から何やら話声が聞こえて来ました。右奥には、私の書斎と私達夫婦の寝室しかありません。ですが私にはこの声が何処から聞こえて来ているのかが解っていました。書斎のドアには鍵が掛かっており、その鍵は私しか持っていません。
私は静かに寝室に近づきました。すると…
「なんだか今日はやけに恥ずかしがってないか?いつもよりもフ〇ラに気持ちが入ってないぞ」
そう話す男の声は予想した通り゙義父゙でした。私の背中を冷たい物が通ります。 「やっぱり、此処では‥」
「またその話か…なんなら今すぐこのベットで最後までしてもいいんだよ」
「そっ、それだけは許して!!」
「なら早くその可愛いお口で私を満足させた方がいいんじゃないかな?私の気が変わらない内にね‥」
「‥はい‥」
義父の口から放たれる衝撃的な事実…解ってはいた‥でも信じたくはなかった。いつの間にか作っていた握り拳の中から赤い鮮血滴り落ちていました。口だからと言う訳じゃありませんが、もしもこの時に、義父が妻に挿入でもしていたら…逆上した私は二人を殺していたかもしれません。
唇を噛み締め、ドアに手をかけようとした時、義父がまた、何か話し始めました。
「あの男の匂いがすると興奮するようだね静香は?」
「んんっ、‥そっ、そんな事は…ないわ‥」「へぇ‥じゃあ、その勃起した乳首は何なんだ?私はこの部屋に入って一度も触れてはいないのに、どうして静香の乳首は硬くなっちゃたのかな?それとも、おしゃぶりだけで感じてしまう程、淫乱になっちゃったのかな?」そう言って義父は、静香の体のどこかに触れたのだろう‥突然、ひときわでかい声で妻が喘いだ。
「あああぁ!いっ、痛い!!」
「フフッ、思った通り硬くシコッてるぞ。こんなにして‥本当にスケベな女だな?静香は…」
「…‥…‥」
「何だ?何か言いたそうだな…」
「…私を………」
「!!!!!!!!」妻が放った言葉を聞いた私は茫然自失になりました。
関連記事
和田 1/23(火) 09:20:21 No.20070123092021 削除
妻の浮気を知ったあの日から一週間が経っていた。
私はと言うと…実際の所、何の進展もない。妻に詰め寄り、罵り、追い出す事も出来ずにいた。
その一番の要因は、私が妻の事を愛していると言う他になかった。義父との浮気相姦の事実を突き付けられてもまだ、゙体の関係はないのではないか?ましては静香に限って近親相姦など…そうさ、人一倍思慮深く貞淑で道徳心の塊のような静香が人の道に外れる様な事をする筈がないさ。あの写真だって気分が悪くなってただ休む為にはいっただけじゃないか?゙今思えば、私は精神的に追い込まれていたと思います。あれだけ動かぬ証拠を突き付けられれば小学生でも浮気と分かるでしょう。しかしあの時の私は、それらすべてを否定する事で心の安定を保とうとしていました。

そんな事ばかりを考えていたせいか最近の私は体の調子も思わしく、この日は部下に任せ昼前に家に帰る事にしました。
家に着き玄関に入った時、男物の靴がある事に気づきました。急速に私の心臓が早鐘を鳴らし嫌な予感で胸やけまでします。
耳を凝らし中の様子を伺いますが何も聞こえてきません。静かにリビングに行き覗いて見ても誰も居ません。私は二階に上がって行きました。その頃になると、私は覚悟を決めていました。今から味わうであろう悪夢を…
関連記事
和田 11/28(火) 18:42:26 No.20061128184226 削除
「静香、それってお母さんか”静香にお義父さんを取られた”って思ってるんじゃない?」

「えっ?」

「だって、普通娘に”泥棒猫”なんて言う親はいないよ」

初めは、私の言うことが理解できなかっただろう彼女の顔から、だんだん血の気が引いていった。

「嘘・・・お母さん・・・そんな事・・・・」

とうとう彼女は、声を上げて泣き出してしまった。9月とはいえ、そろそろ日が傾きかけているこの時間帯だ、周りから見れば、私が酷い事をしたと思われるだろう。

私は、顔を覆い泣きじゃくる静香を落ち着かせようとあたふたしていた。根気強く”落ち着いて”と話、彼女が平静さを取り戻した時には違った汗でTシャツはビッショッリだった。

「ごめんね・・・・私、お母さんの気持ちも解らないで・・・・そのせいでお母さんを苦しめていたなんて・・・・・それ考えたら急に悲しくなって・・・・」

「いいんだ。静香の真っ直ぐな気持ちを伝えれば、お母さんだってきっと解ってくれるよ」

「うん。私、お母さんに話してみる。私とお義父さんはなんでもないって・・・・でも、それも変な話ね」

と言って、最後には笑顔を見せた静香に見惚れてしまった

それから僕らは、中学を卒業するまでこの公園で会っていた。毎日とまでは行かなかったが、お互いに電話番号を交換して会えない時でも電話での”逢瀬”は続いていた。

高校へは、2人で相談して、隣町の高校に決めた。

それは彼女の提案で、誰も私の事を知らない場所で、もう一度学園生活を楽しんで欲しいと言うのだ。私は”心から震える”と言う言葉をテレビで見たことがあるが、あの時の私は、まさにその言葉道理そのままの状態でした。生まれてきて一番の言葉、愛情を一番大好きな彼女に言われたあの瞬間が、私の人生の中で、幸せの”ピーク”でした。

それからの3年間、私は静香と高校生活をエンジョイしました。初めはなかなか友達もできませんでしたが、それも時間の問題で、一人、また一人と、この3年間で多くの友人ができました。やはり、その輪の中にはいつも静香がいました。

静香を狙う奴も多く、何人か告白をしたと聞いた時は、正直気が気ではありませんでした。しかし静香は、誰とも付き合う事はなく、彼氏でも何でもない私の傍にいつでもいてくれました。

そんな私が、静香に始めて愛を伝えた、いや、変な話、私は告白をする前にプロポーズをしてしまったのです。

それは、大学の合格発表の日でした。

二人とも同じ大学、同じ経済学部に入ることができ、一足早く、二人だけの合格祝いをしようと、懐かしのあの公園に静香を誘いました。彼女は二つ返事でうれしそうに頷くと私の手を握ってくれました。

恥ずかしい話、その時が静香と初めて手を握った瞬間でした。

もう僕の心は決まっていました。公園に着くなり緊張で声も出ない私が気分でも悪くなった勘違いした彼女はしきりに”大丈夫?”と聞いてきます。僕は意を決し、静香の顔を見つめ、今までの気持ちを伝えました。そして、最後にあの言葉を、

「大学を卒業したら、結婚してください」と。

彼女は静香にこう言いました。

「はい」と。




コンコン。

ドアをノックする音を聞き、「入れ」と一言。

入ってきたのは、妻の身辺調査をさせていた長瀬だった。

「社長、報告書です」

私は長瀬から、それを受け取ると、長瀬に下がるように言い、ドアが閉まった後で報告書の中身を見る。

ページを飛ばし、憎きおとこの身元の欄を見る。これからコイツをどうしてやろうかと、沸々とこみ上げてくる怒りを抑え私の目に飛び込んで来たのは、絶望と衝撃でした。

体中と言わず全ての血液が一気に下がりました。私が、心臓疾患の患者ならその名前を見た瞬間にあの世行きでしょう。

  ”杉本順二”・・・・・間違うはずもありません。義父です。

関連記事
和田 11/28(火) 09:44:39 No.20061128094439 削除
「・・・・・・・」

「どうしたの?」

急に俯き、喋らなくなった静香にそう尋ねてみる。

「・・・・うん。再婚した相手・・・杉本さんて言うんだけどね、なんか最近・・・・」

そこでまた言葉に詰まる静香。

「何?まさか、暴力を振るんじゃぁ・・・・」

「違う!!お義父さんはそんな人じゃない!!」

あまりの静香の激しい否定に完全に固まってしまった私。

「あっ、ああ、ごめん・・・・」

「えっ、やだ私、ごめんなさい!!怒ってる訳じゃないの。お義父さんはすごく優しいから・・・・・」

とりあえずは安心した。もし静香に手上げたりする父親ならぶん殴ってやろうとさえ思ったからだ。しかし、彼女の口振りではそんな様子は一切ない。

だが、静香のあんな顔を見たのは初めてだ。あれほどまでに、彼女の感情をむき出しにさせる義父に嫉妬すら感じた。

「お義父さんが優しいなら、家庭円満で言うこと無しじゃないの」

「うん、そうだけど・・・・お母さんがね、最近変なの」

「変?」

「うん。最近、お酒を多く飲むようになって家に帰って来るのも、最近は夜中だし・・・元々余りお酒の強い人じゃなかったから心配でお母さんに言ったの、最近おかしいよ!って。そしたら・・・」

静香はいつの間にか、ひときわ目立つ大きな瞳にいっぱい涙を溜めて、ゆっくりと悲しそうに震えた声で言った。

「泥棒猫って・・・」

僕はその言葉に、大きなショックを受けた。他人の僕でさえこれほどの衝撃だ、本人は・・・静香の受けた衝撃は計り知れないほどだろう。

「それ以来、お母さんは話しかけても目も合わさないし、それどころか気が付くと、すごい目で睨んでるの・・・・あの目は・・・私を憎んでる目だわ・・・」

静香の話を、半ば呆然と聞いていた私には、彼女の母親の変わり様に釈然としない物を感じていた。夫を亡くし、ただ一人のわが娘の幸せの為だけにこの身を捧げて来た彼女が、どうして愛娘を憎む事ができる?あまつさえ”泥棒猫”などとなじる事ができよう筈がない。だが、静香の話が、到底嘘とも思えないし・・・・

「お母さんがおかしくなったのって、何時頃から?」

何か原因が見つかるかもしれないと思い、すすり泣く静香に尋ねる。

「無理にじゃなくていいんだ、ゆっくり考えて・・・・」

それを聞いた静香は、徐々に落ち着きを取り戻し、少しの間考えた後、何かを思い出したかのように口を開いた。

「そういえば・・・夏休みに、お義父さんと2人で実家から帰ってからだわ」

「えっ!、お義父さんと2にんだけで行ったの?」

「ええ、その日丁度、お母さん仕事で行けないって言ったからどうせなら2人で行こうかって事になって・・・・」

あたかも当たり前と言う風な彼女を見て、僕はだんだんと、事の真相が見えてきました。
関連記事
和田 11/21(火) 11:51:49 No.20061121115149 削除
「私の両親ね、再婚同士なの・・・」

突然の静香の告白。それは、2人出会い始めて8回目の事だった。

私たちは、あれから毎日約束の午後6時に、初めて出会った公園のベンチで逢瀬を続けていました。

初めのころは2人共、顔さえまともに見ずに、顔を真っ赤にしていたが、慣れとは怖いもので、回数を増やす内、幼い2人は急速に接近していきました。

私には、静香の告白に心当たりがありました。それは昨日の私の告白の影響が少なからずあると思いました。

私は、今まで身に起こった辛い過去を、泣きながら彼女に告白しました。父のことも・・・・・

そんな私を、彼女は静かに抱きしめ、「私は、あなたが何者の息子であっても変わらないわ」、と言ってくれました。

こんなに幸福を感じるのはいつ頃なのだろうか?会ったばかりで、お互い、何も知らないとゆうのに、何だろう?この、何年も一緒にいたような感覚は・・・・・私は、黙って静香の背中に手を回し「ありがとう・・・」と何度も呟いていました。

「悟君?、どうしたの?急にボーとしちゃって・・・」

「えっ、いや、何でもないよ。それで、静香はどっちの連れ子だったの?」

静香の声で我に帰った私は、急いで話を戻した。

「うん、私はお母さんの連れ子・・・・お父さんは、4歳のときに病気で・・・・」

「そうか・・・そんな小さな頃に父親を亡くしたんだ、さぞ辛かっただろうに」

「うん・・・初めはそうだった。突然、お父さんの顔を2度と見れないって聞いた時は、泣きじゃくって母を困らせたわ・・・でもね、その時お母さんが『静香・・・辛くても、ママと・・ママと頑張って生きていこうね・・・・』って泣きながら私を抱きしめて言ってくれたの。その日から私は、お母さんの前だけではお父さんを失った悲しみを見せる事はなくなった・・・昨日、暁君の話を聞いた時、少しだけ自分に・・似てると思ったの」

確かに、私と静香は似ている所がありました。僕は、家では父の事で孤立している事を悟られない様に家では、一所懸命に作り笑いをして暮らしていた。一方の静香も、父親がいなくて寂しい気持ちを小さな胸にしまい、笑顔で暮らしていた。母に気付かれない様に、父親を思い出した日はお風呂場で悲しく泣いていたと言った。それは母親も同じだったと言う。静香の前では、強い母親を演じ、彼女を育てる為に仕事に励んだそうだ。

「だからね、お母さんが結婚したいと言った時、私はすごく喜んだの。私も大きくなり、手もかからなくなっていたから、母がやっと自分の幸せと向き合ってくれたことが、すごく嬉しかった・・・」

そう言っていた彼女の顔が、最後のほうに曇ったことに気が付いた僕は、その後、彼女の告白に戦慄する。
関連記事
和田 11/20(月) 22:47:58 No.20061120224758 削除
私は、ハンカチを受け取ると急に今までの醜態を見られていた事に気づき、恥ずかしさから顔を背けていました。

暫らく、無言の時間が過ぎて行きます。

「血・・・痛くない?」

「えっ!あ、ああ・・大丈夫です」

突然の彼女からの言葉に、無様に対応してしまいました。僕は、あの時から男子はもちろんの事、異性である女の子とまともに話した事がなかったのです。胸が張り裂けそうなほど緊張している自分になぜか少し、人間らしさを感じました。最近の僕にはなかった感情です。

「あっあの、君は・・・」

「私は、杉本静香です。南条東中の3年生・・・あなたは?」

「おっ俺は、一学3年で・・・・和田暁です・・・・」

なんとも不細工な自己紹介です。私は恥ずかしさから、彼女の顔すらまともに見ることができません。彼女も同様らしく、なんとも青臭い、きれいな言い方をすれば、初々しい2人でした。

「あの・・・ハンカチはあげます。遅くなると父が怒るから・・」

彼女の言葉で、別れる事を悟った私は自分でも驚くような言葉を投げかけていました。

「明日も会ってください!!ハンカチはその時返すから!!」

言ってしまって顔が赤くなっていくのが分かりました。しかし、今はどんな切っ掛けであってもいい、彼女との関わりが続くことだけしか頭にはなかった。

そんな必死な僕を見ていた彼女は、さっと顔を背け歩いて行ってしまった。

(ああ・・・今日会ったばかりなのに明日会いたいなんて言って変な奴と思われたんだ・・・)

この時ほど自分の勇気を呪った事はありません。偶然を装い、これから会う事が出来たかもしれないのに・・・・

ガックリと肩を落とし、うな垂れる僕、すると彼女の足が止まった。

「門限があるから、この時間は無理だけど、6時なら・・いいよ」

「わっ分かった!!明日の6時に待ってます!!」

彼女は照れているのか、そう言うと走って行ってしまいました。

私はその姿を呆然と見送っていました。ただ違う事があるとすれば、生まれて初めて味わうこの幸福感・高揚感に、不覚にもいつの間にか涙を流していました。



携帯が突然鳴り出した。

昔の事を思い出してうとうとしていた私は、着信の相手を確認すると大きく息を吸った。

「私だ」

「社長、長瀬です。奥様の件でお電話を・・・あのですね、こういった場合非常に申し上げにくいんですが・・・・・」

「前置きはいい!!結果だけを報告しろ」

「はっはい!黒でした。奥様、静香様は浮気をしていると見て間違いありません!」

「・・・そうか・・・社に戻ったら報告書を提出しろ」

「分かりました」

体から力が抜けていく・・・胸は、絶望感で見る見るうちに埋め尽くされ恥ずかしい事に震えだす始末だ。

可笑しな事に、怒りという感情はなかった。それはただ、妻の浮気を知っただけで、経緯を知らないからかもしれない。

両手で顔を覆う。

(静香・・・・嘘だよな?・・・何かの間違いだよな?)

その時の私は、受け入れがたい現実に苦しんでいました。
関連記事
和田 11/20(月) 14:27:12 No.20061120142712 削除
その日を境に、ますます私はクラスで孤立していきました。

クラス全員の目がまるで、腫れ物に触るような・・・もう、ここには自分の居場所なんてありませんでした。

父を恨みました。

父さえヤクザじゃなかったら・・毎晩のようにベットの上で思い悩む日々が続き、家の中では、その事を悟られないように必死で作り笑いをする子供になっていました。

普段は、とても家族を、そして私を大事にしてくれていた父を恨む事で、心の安定を保っていた私でしたが、やはり本当に嫌いになる事ができず、また一人で苦しむしかありませんでした。

あのままの状態が続いていれば、私は壊れていたでしょう。いや、死んでいたかもしれません。

そんな私を救ってくれたのが[静香]でした。

彼女は、優しい子でした。大人しい性格で、引っ込み思案なところもあった為かあまり友達もいませんでした。そういう意味でいえば、私たち二人は似たもの同士なのかもしれません。

中学に上がっても、初めの内は、話しかけてくれる奴もいましたが、結局どこからか噂を聞きつけ避けるようになる。熱心に声をかける奴らは大抵ヤンキー連中ばかりで、自棄になっていた私はそんな連中でも、話してくれるだけましと思い付き合うようになっていきました。

しかし、上辺の付き合いには、本当に自分が望んでいるものを満たす物は何もなく、タバコをふかし、かつ上げに喧嘩、シンナーにドラッグまでする連中に愛想を尽かしても離れようとはしませんでした。

そんなある日、私は他校の生徒と喧嘩になり、囲まれてボコボコニされてしまいました。何とか公園につき、痛む体を押してベンチに座りました。ボーっと、さっきの出来事を思い出しました。

コンビニでたむろしていた他校の生徒二人に、最初に絡んだのは私の連れ達でした。こっちは4人、気を大きくしていた連れの一人が何やらいちゃもんをつけて相手を挑発しています。その時コンビニの中から、4人の男が出てきました。そう、彼らは2人じゃなく中にも仲間がいたのです。当然相手も大きく出てきます。さっきまであんなに威張っていた連れたちは、まるで借りてきた猫のようでした。

(全くこのアホどもは・・・)

それまで興味なく事の成り行きを見ていた私は、しょうがなく事を納めようと、連れの前に立ち話し始めました。

「頭同士、タイマンでいいな。こっちは俺が出るからお前等も・・・・・」

その瞬間でした。私の連れ達がいっせいに逃げ出したのです。呆然とする僕を横目に一人の連れが逃げる途中で声を上げる。

「そいつの父親はヤクザだぞ!!手を出したら殺されるぞ!!」

その後、そんな事を信じるわけがない彼らによって私はリンチにあったのです。

(そうさ・・・こんなもんさ・・・上辺だけの付き合いだって事、最初から判ってただろ・・・ははっ・・馬鹿みたいだ・・)

鼻血を指で拭き、一人自虐の涙で咽びました。その時でした、

「あっあの、こっこれ、よかったら・・・・・」

目の前には、大きめの目をわずかに潤ませ、真綿のように柔らかそうな唇で僕に話しかけ、持っている白いハンカチを差し出す一人の少女がいました。

それが、”杉本静香”との出会いでした。
関連記事
和田 11/19(日) 08:44:36 No.20061119084436 削除
「いいか・・・絶対に法を破るなよ」

集金に行く従業員に、いつもと同じ言葉を吐く。

42歳になっていた私は、あれほど嫌っていた職業についていた。

「でも親父、あの野郎”自己破産するから返す必要ない”なんてほざくんですよ。もっと厳しい追い込みかけたほうが・・・」

それを聞いていた私が、鋭くそして、感情がないかのような視線を従業員の男に向け、一言言いました。

「俺の事を、2度と”親父”と呼ぶな」

「もっ、申し訳ありませんでした社長!」

私の言っている意味を理解した従業員の男は、青ざめた?いや、どちらかと言うと恐怖に怯えた顔になり、慌てて、頭を下げた。

「・・5時までに成果を見せろ。但し、違法行為なしでだ」

頭を下げ、出て行った従業員を確認した後、また、自分への嫌悪感が脳内を支配する。

(ホントハヨロコンデイルンダロ。アンナニイヤガッテイタシゴトヲシテイルノハ、オマエノガンボウダッタンダ。ホントハイマ、スベテヲシハイデキルコトニカイカンヲカンジテイルンダ。コノギゼンシャガ!!)

僕の心を見透かすように、悪魔が囁く。

違う、俺は望んでなんかない!!望んでなんか絶対無い!!

自分の思考をそこへ無理やり戻し、平静を保とうとする。

最近は、ずっとそれの繰り返しだった。

大学を卒業後すぐに、ここを任された。

22歳の若造が、いきなり社長になったのだ。

そこは、父が最初に起こした会社だった。

今で言う”闇金”で、そこから父は、会社を大きくし、”組”をも大きくしていった。

頭の隅で、あの時の前田の言葉が蘇る。

『この会社だけは、ぼっちゃんが引継いで下さい。それは、親父の要望でもあり、夢だったからです』

何年か前、めずらしく酒に酔った父が、こんな話をしたそうです。

「暁には、カタギで俺の会社を継いで欲しい」

親父の言う会社と言うのは、初めて起こした会社だけです。

何故かは今でも分かりませんが、私の思うに、ヤクザ家業を仕事と言うのが嫌だったんでしょう。

父は、どちらかと言うと、古いタイプの人間だったんだろうと思います。

しきりに、幼かった私に男の道と言うのを説いていました。

「男は、信じた道を歩け」

当たり前ですが、その当時の私にその意味を理解出来るはずもなく、ただたまに帰って来る父に甘ええていました。

「暁はな、私を恨んでいるだろう・・・口には出さないがな」

その時の事を、前田が話し出す。

「親父は、坊ちゃんの事を、深く愛しておられました。ですが、その坊ちゃんがある時から愛想笑いしかしなくなっていた事に親父は気付いたんです。」

私には、心当たりがあった。

それは、小学校4年生の時です。

一人、自分を除いたクラスメートが、ある事を話し出しました。

「00の父ちゃん”ヤクザ”だから遊ぶなって」

気が付いた時には、私は・・・その事を話していたクラスメートに飛び込んで手を上げていました。
関連記事
僕の心は・・・{お断り}
和田 11/17(金) 22:09:57 No.20061117220957 削除
これから僕が書く事は、すべてこれまで自分が体験したことであ
り、今現在の、私達夫婦?の事です。

この話には、性的表現はあまりないと思います。

何故なら僕自身が聞いて欲しいという気持ち、何より、このままではいけないという思いが強いからかも知れません。

妻を問いただし、聞いた話なので、その部分を書こうと思えば書けるでしょう。

だけど、、それはできません。

書いている内に、逆上して間違いを犯してしまいそうだからです。

このサイトの事は、私を心配し、私に協力してくれた方が思いとどまる事を願い、教えてくれました。

今となっては、それが救いだと感じています。

初めは、どの投稿文を見ても、不快しかなく、吐いた事もありました。

ですが、何時頃か、私は妻を許せる事ができる手掛かりがあるんではないかと思い見るようになりました。

今でもそうですが、性描写のきついものは見られません。

そういった方々が集まるこのサイトに、私は場違いかもしれません。

だから、管理人様へお願いがあります。

この投稿が有益でないなら、掲載してもらわなくても結構です。

これは、私の自己満足であり、これからの自分のきっかけ作りに他ならないからです。

1話、投稿します。

それを見て判断して頂ければ幸いです。

ぼこの心は・・・「序章1」
和田 11/18(土) 05:36:17 No.20061118053617 削除
僕の仕事は、金融業です。

人様に言える様な胸を張れる仕事ではありません。

今までも、これからもその事を否定するつもりはありません。

父親は・・・ヤクザです。

関東広域に根を張る組織の、末端にある組です。

その父の職業を知ったのは、私が大学合格を知らせた時でした。

その日、盛大な祝いをしてくれている父が、私と二人きりで話がしたいと言いました。

父の部屋についていくと、自分の職業、これまで黙っていた経緯を話し出しました。

僕は冷静に聞いていました。

何と無くは解っていました。

そんな私の態度を、父は理解したのでしょう。

父は静かに話し始めました。

継いで欲しいと。

初めは、僕に継がせる事を考えていなかったこと。僕には、普通の生活を生きて欲しいと思っていた事。

しかし、自分が一代で築いてきたこの組、を信頼しているとはいえ
他人に預ける事が辛く、やはり、1人息子の私に継いで欲しくなった事を。

そして、自分の命が、残り少ない事を・・・・・

父の葬儀を終え、親類が集まる部屋に、前田が頭を下げて入って来た。

あれから10かもと

色々な組の関係者が集まっている葬儀の中対応に追われている若頭の前田を呼んだのは私だ。

目線を、父が静か仁眠る隣の部屋に振ると、静かにうなずき入って行った。

「坊ちゃん、お悔やみ申します」

部屋に入った私に、開口一番に前田が頭を深々と下げている。

「前田・・・・頭を上げて。大事な話があるんだ」

僕は、前田に、組を任せることを告げた。

死の直前、父に、組ともども、新しく頭になる僕を支えて欲しいと言われていた前田は、激しくかぶりを振った。

「親父との約束です。この命終わるまで、坊ちゃんをサポートします!」

「前田・・・・」

彼は頑なだった。

20代前半の頃、前田は、荒んだ生活をしていた。

すべてに絶望し、意味もなく苛立っては、他人を傷つけていたと。

自分の彼女に、売春まがいの事をさせ、その金で他の女を買い生活していた。

僕の心は・・・「序章2」
和田 11/18(土) 19:54:06 No.20061118195406 削除
そんなある時、前田はミスを犯してしまう。

飲み屋で口説き、抱いた女がヤクザの愛人だった。

もっと悪い事に、その事がばれてしまったのだ。

前田はすぐに拉致され、とあるホテルの一室に連れてこられた。

そこにいたのは、私の父だった。

前田が寝た相手は、父の愛人だったのだ。

父が聞く、何故?笑っているのかと。

部屋には、父を含め6人の人相の悪い奴等がいた。普通に考えても絶望的なこの状況に、前田は、笑っていたのだ。

僕の心は・・・「序章・最後」
和田 11/18(土) 21:42:36 No.20061118214236 削除
前田には、父親がいません。

幼い頃に、死んだと言っていました。

そんな前田を育ててくれたのが、前田の祖父母でした。

母親は、・・・・その話をすると、ひどく辛くなるらしく、あまり話したがりません。

ただ一言、前田はこう言いました。

”淫乱女”と。

9歳まで前田は母方の実家で、母共々暮らしていました。

母親は、父と別れてから変わりました。

日替わりで違う男が通う日々が続いたのです。

母が裸で乱れる姿を、ほぼ毎日見ていた前田を私は、可哀相だと思いました。

しかし前田に言わせると、そんな事はたいした問題ではなかったそうです。

そんな母親でも、たまには前田を遊園地や外食に連れて行ってくれる事もあったからだそうです。

そんな事よりも何よりも、母がいてくれる事、たまにではあれ、優しい微笑を自分にだけ向けてくれる事の方が、何よりも幸せを感じていたからです。

しかし、ある夜、前田は聞いてしまいました。

夜中にトイレに行きたくなり、祖父母と眠っていた前田は、静かに部屋のドアを開けトイレに向かいます。

トイレに向かう途中で、母の部屋から声が聞こえてきました。

母が帰ってきたと思い、嬉しくなった前田は、今日は母と顔を合せていなかった事もあり部屋に入ろうとノブに手をかけた時、母が誰かと話している声がした。


「殺したいなら殺せよ、別に生きている意味もないからなっ」

『あんな子なんて愛してなんかないわよぉ、生んで損した気分よ。あたしが愛しているのはあんただけよ』

「あんたの女に手を出したんだ・・・殺せよ・・殺してくれぇぇ」

次の日、前田の母親は・・・2度と帰っては来なかったそうです。

これで、やっと楽になれる。生まれてきてはいけなかった自分をリセットすることができる。前田は、ようやく自由になれると思い、涙すら流したようだ。

しかし、そんな前田の思いとは別の言葉を、父は吐く。

「明日から、私の下で働け。お前の命は、私が貰ったんだから、文句も、言い訳も許さん」


「坊ちゃん、その時から自分の命は親父のものです。ろくでもなかかった自分を、ここまでにしてくれたのは親父の”あの時”の言葉だけなんです。そんな親父が最後、『暁のサポートを頼む』と言ったんです。自分はそれを、この命が尽きるまで守り続けます」

前だの、過去の辛い話と、彼の決意を静かに聞いていた私は、自分の思いを、ゆっくりと、冷静な声で話し始めました。

「俺はね、父さんがヤクザだったて事をずいぶん前から知っていたんだよ』

「えっ!!」

前田の顔が驚いた表情になった。

「俺には、友達がいない。小学校から・・もっと前からいなかった。小学校に上がる前だったかな、公園でいつものように遊んでいたら、その子の母親が血相を変えてやって来て、その子を連れて帰った事があったんだ。それ以来、その子は、僕と、口も利いてもくれなくなった。今思えば多分その子の両親が、父さんが”ヤクザ”って事をどっかから聞いたんじゃないかな・・・それ以来、その子だけじゃなく、今まで中のよかった子まで俺を避けるようになった」

・・・悲しかったです。

昨日まで仲良くしていた友達が、一夜にして、僕を避けるようになったからです。

今考えれば、親に釘を刺されたのでしょう・・”あの子とは、遊んではいけない”と。

「それは、小学校、中学校になっても変わらなかった。声をかけてくる奴はヤンキーばかり。あの時は俺も荒れてた頃で、誰かれ構わず人を傷つけて、上辺だけで付き合っている様な連中といたんだ」

「坊ちゃん・・・・」

前田の目からは涙が見える。

「俺は、自分の子にはそんな思いをさせたくないっ!!」

初めて、人前で涙が出ました。

それから、肩を震わせて嗚咽を吐く私に、前田は静かに口を開きました。

「・・・分かりました」

前田はその後、静かに私を抱きしめ、私が落ち着くまで一緒に泣いてくれました。

関連記事
道明 2/25(水) 22:31:22 No.20090225223122 削除
知子と美恵子に謝れか
それに、妻を信じて愛してやれと・・・・・一郎はおのれ自身を見つめていた

(あの男・・よくも言った、抜け抜けと
・・しかし、あの男には今の私に無いものが・・・)


一郎は警察を出て帰路についていた
既に、この男から怒りは消え、天性の素直さが蘇っている

ああ、美恵子にどんな顔を見せるんだ、私は?
美恵子に何と話せばいいんだ、私は?

昨夜、シャワーで汗を流し寝室に戻ると
美恵子が泣きながら一日の出来事を告白した
驚き、怒りが先行して
一言も美恵子に労わりや慰めの言葉を掛けられなかった


ああ、情けない!!・・・なんという夫だ、私は!
あれほど幸せにすると決めた愛しい女、美恵子に!

それに、同情と哀れみからとは言え、知子と関係を続けた
これは、弁解ができない妻への裏切り行為だ



一郎の目が涙で光っていた



一郎が玄関のチャイムを押す
ドアが開き美恵子が迎える

「お帰りなさい・・・・あなた」

「ああ、今帰ったよ・・美恵子」




その場で、一郎は美恵子を力一杯抱きしめる

「ご免よ、美恵子・・・君を裏切って苦しめてしまった」

「あなた・・・」

「許して欲しい、美恵子・・許して欲しい、頼む、美恵子
 もう二度と君を裏切ったりしない・・隠し事はしない・・」

「あなた・・・」

「こんな鈍感な私で、いいのか・・美恵子、こんな不誠実で身勝手な私でも」


「一郎さん・・今はっきりと分かった
 あなたは、やはり私の運命の人だと・・・・・」

「ああ、美恵子・・・必ず、必ず私は君を幸せにする」

「あなた」


「・・美恵子、君にこんな酷いことをした知子も許してやってほしい
 知子をあんな女にしたのは、私なんだ・・・・・」
    
「あなた・・それでこそ、私のあなた
 知子さんは、私たちの可愛い娘たちの母
 私が憎んだりしたら、娘たちが悲しむわ・・・」

「美恵子・・離さない、ずっと側に居てくれ、美恵子」



それから五十年の歳月が流れた
河川敷公園のテニスコートで若い男女がラリーをしている
その様子を木陰のベンチから眺める老夫婦


「あなた、孫娘にいい人ができて、今年結婚するって連絡がありましたよ」

「そう、いい人が・・・」

「はい、それと知子さんの『米寿のお祝い』行かれますね?」

「うん・・美恵子と一緒にな・・君が立派に育てた娘たちが待ってる」

「ええ・・・・・あなた」


  爽やかな風が吹き、老婦人の白い髪がそよぐ

   老夫婦は互いに寄り添い、若者のプレーを眺めている

    そして、この五十年の間に、何度もしたように

       老婦人の手が、愛しく夫の髪を撫でた


                  完


関連記事
道明 2/25(水) 22:16:06 No.20090225221606 削除
暫くして・・・一郎が重い口を開く


「蓬莱さんよ・・あんたの言いたいことはそれだけか?」

「ほおぉぉ・・・まだ生きていたか」

「あんた・・・・大きな勘違いをしている」

「勘違い?」

「そうだ
 あんたは単に、私の妻の知子をものにしたかっただけだ!
 私以上に知子を愛していた?
 自分に妻がいるのに、人の妻をその夫以上に愛していた?
 夫の私からすれば、『大きなお世話だ、放っておいてくれ』なんだよ
 あんたは私の妻の肢体を狙うストーカー、暴漢魔でしかない
 あんたの頭の中にあったのは、目の前の美味しそうな女の美肉だけで
 その女性の夫や子どものことなど何も考えていない
 単に美肉を見たら姦りたいだけの、オスの獣でしかない
 その獣が偶然に美肉にありつき、その肉を貪っただけなんだよ
 いくら女の嘘をそのまま受入れ、寛容な男をぶってみても
 あんたが行った不道徳極まりない卑劣な犯罪行為は
 誰が考えても、正当化など決してできるものではないし、許されない
 あんたが言っていることは・・・あんたの勝手な独り善がりだ」

「ふん・・」


「それにもう一つ
 私は決して信じていないから見せて欲しい
 『あんたに美恵子を犯せ』と知子が依頼した証拠を」

「はあぁー・・そんなものある筈が」

「そうだろう!知子がそんなこと頼む筈が無い」

「ちぇっ!」

「蓬莱さんよ、そろそろ行こうか、警察へ
 その方があんたの罪が軽くなる・・・・・・・」


一郎の夫としての戦いは終わった・・・・・
関連記事
道明 2/25(水) 18:24:27 No.20090225182427 削除
一郎は切り札を出す


「蓬莱さんよ
 あんた、今度は美恵子に手を出したな、犯しておいて、関係継続の脅迫かい?
 知子の時と同じ手口じゃないか
 それに、エロ校長まで引き込んで、さあ、警察に行こうじゃないか」

「警察へ?」

「そうだよ、今朝のあんたからの電話ちゃんと録音していたんだ・・・証拠のためにね」



 一郎は中央突破、蓬莱を叩きのめす戦闘を開始する
 だが、蓬莱はそれでも怯んだりしない

「へぇー
 それで脅かしているつもりか・・・大企業のエリート管理職さん
 効かねぇなぁ、そんな玉は」

「うん?」

「今日、あんたがここに来たということからして
 奥さんから聞いて、もう知ってると思うが
 奥さんへの強制猥褻行為は知子に頼まれてのことで、俺は主犯じゃないぞ
 ひょっとして、まさかあんたが知子に・・・・・
 それは無いとしても、あんたは今、俺に暴力を振るったんだぞ」


 蓬莱の顔に余裕の表情が浮かんできた



「あんたは、美恵子という新妻を娶り
 知子という前妻と関係を続けるという大した男だ
 警察へ行っても無傷になるように手は考えているのだろうが
 大丈夫か・・・・あんたの将来は?本当に?」


 一郎の顔に苛立ちの痙攣が走る
 蓬莱はここぞとばかりに嵩にかかる


「ふん、困ったようだなぁ・・・一郎さんよ
 そもそも、あんた・・・妻のことを何と思っているんだい?
 俺は今度もあんたの奥さんの肢体で遊ばせて貰った
 膣奥へ2発、喉へ1発、本当に絶品のいい締まりだったよ!はぁ
 これで、美恵子奥さんも傷ものだ
 今度も、品物のように、新しいのに取り替えるのかい!ええ!!」

「よくも、そんなことを・・」

「今度は取り替えるいい品物が無いか?
 まだ気が付かないようだなぁ
 知子のことから今度のことまで、種を撒いたのはあんた自身なんだよ
 世間には、あんたのような夫が沢山いるが
 ほかの夫婦と違っていたのは
 あんたの奥さんが、飛び抜けていい女だったのさ
 未開発で欲求不満のふらふらしている、そんないい女を
 俺や其処の校長が放っておけなかったということだ」

「この野郎!」


「この野郎?・・だけか?はぁーん
 でも、いいなぁ・・・あんたは
 俺は、離婚し職を失い、其処の校長は金銭を失い
 知子は妻の座を失った
 そして、あんたの新しい愛妻も巻き添えをくった
 あんたはどうなんだい?
 俺を殴り、校長を蹴飛ばし・・・・いい気なもんだ
 そんなあんたが、今の愛妻を幸せにできるのか?
 俺から言わせれば
 俺や、其処の校長は相応の罰は既に受けている・・・あとは
 あんたが知子や美恵子さんに土下座して謝るべきで
 人を責める資格など、あんたには絶対に無い!!」


 一郎は蓬莱の言葉のツッパリの前で完全に立ち往生だ
 自分の考えこそ正義、自分の行動こそ聖戦と信じていた礎に亀裂が入る



 そして、一郎に蓬莱がとどめを刺す

「惚れた女が俺を嵌めた
 俺はなぁ・・・その時、知子が言ったことを全てそのまま認めたよ
 教育委員会で聴聞されたときも、反論一つしなかったよ
 これが、俺の惚れた女への誠意よ・・・知子には意が届かなかったがな
 ここが、女の愛し方でのあんたと俺との根本的な違いだ
 あんたは妻を品物のように扱い、心底から愛していない
 それが、あんたの罪で・・・それがこの愛欲の状況を作り出したんだよ

 なぁ、一郎さんよ
 俺は、知子への愛情の深さではあんたには決して負けない
 あんたは、もっと女を、あんたの妻を信じて愛してやったらどうなんだい
 少しの気の迷いや過ちぐらい、受けて流せれる夫にはなれないのかい?
 二人のいい女から愛されて・・・・・幸せな男なんだから、あんたは」


 もう、これ以上聞きたくない・・・・

 知子への愛情の深さが蓬莱に負けていた?
 妻の気の迷いや、過ちを受けて流せれる夫?
 ああぁぁぁ・・・もう、自分が惨めになる

関連記事
道明 2/24(火) 19:36:53 No.20090224193653 削除
「そうだよ・・知子の罪
 それは、俺に犯された被害者だと自分に言い訳して
 俺とのセックスを楽しんでいたんだ
 俺という男の人格を受け入れてのセックスではなく、
 セックスマシンとしての男としてなぁ
 知子は、俺と二人きりになると甘えてきて
 ・・・わかるだろ?その雰囲気
 だから、とうとう知子が俺を受け入れたと安心してその気になっていった
 倫理の道は外れていても、情が通い合い、女を信じて疑わなかった
 そんな女がいきなり俺を裏切った・・その時の男の気持ち
 分からないだろう・・・・・あんたのような青二才には」

「青二才?」

 一郎の表情が怒りに満ちる
 悪人が腹を括って居直っていると思った


「はっきり教えてやろう
 知子がなぜ俺との関係を続けたと思う?
 それは、あんたが知子をかまってやらなかったからだ
 仕事、仕事・・・形ばかりの夫婦の契り
 女って、それだけしてれば不満が無いと思っていたか?
 それで円満な夫婦?幸せな家庭?
 何か欠けているだろう・・・・・一郎さんよ
 知子が俺と関係を続けた最大の理由は
 あんたに満足していなかったからなんだよ!
 知子をあんな女にした原因は、あんたにあるんだ」


「盗人が説教かい!」

「ふん
 そんな知子が俺を嵌めた・・そこに居る加藤校長を使ってさぁ
 素直に、あんたの言いつけどおりに?
 違うなぁ!
 知子は美恵子、そう、今のあんたの奥さんの存在に怯えていたんだ
 それで、あんたに従わざるを得なかった、妻の座を守ろうとしてなぁ
 当たっているだろうが!
 知子が心配したとおり、現に美恵子があんたの妻に納まっている
 いったい、誰が得をし、誰が損をしたんだ・・ええ、一郎さんよ」


「まったく話しにならない
 自分の卑劣な行為を棚にあげて、私は損をした、お前は得をしただと?
 そんな考え方しかできないから、真っ当な人生が送れないんだ」


 一郎も精一杯の反論をする
 だが、蓬莱の放つ言葉の矢が胸に突き刺さってくる
 このままでは、蓬莱に押し捲られてしまいそうだ
関連記事
道明 2/23(月) 18:40:10 No.20090223184010 削除
一郎は、蓬莱を睨みつけた

「さて、次は蓬莱さんか
 あんたとは知子との離婚届を出す時に、電話で話した時以来だなぁ」

「ああ、随分と変わったものだ・・・一郎さんよ
 あの時とは、言葉遣いまで変わってしまって
 俺はなぁ
 失うものはもう何もない、ええ、どうしたいんだい俺を」

蓬莱は口から流れる血を拭きながら、平気な顔で一郎を睨み返す



「あんたは知子だけではなく、美恵子まで玩具にしやがって!!」

「まぁ、落ち着けや・・
 確かに、知子を強姦したよ
 だがなぁ、アノ状況じゃ男なら誰だって姦ってるさ
 混浴風呂で二人の学生に逝かされて、股を開いてのびていたんだぜ・・知子はよ」


 蓬莱は加藤より、しぶとさが数段上だ
 既に離婚し、家庭も無い、教師としての職も失い、地位も無い
 蓬莱が続ける

「知子はいい女だ
 この俺が逆上せ上がって狂ってしまうほどのなぁ
 お陰で妻にばれて、まずは家庭を失った
 俺は家庭と引き換えにしても後悔はしていない
 知子にはそれほどの魅力があった
 俺は夢中で追い回して関係を続けたんだ
 仕込んでやったよ、いろいろとな・・・もう二人の世界ができたと思った
 『不倫の関係』
 それでもいい、知子を抱けるのならと思ってた
 それがどうだい
 あんたの差し金で、セクハラ教師として懲戒免職だ
 これじゃ、あまりにも酷いじゃないか!」

「当たり前だろ!!
 人の妻に狂い
 人の妻を好きなように玩具にしたんだから、当然の罰だ」

「へぇーそうかい?
 知子も楽しんでいた、感じていた
 女の喜びを身につけて行った・・
 俺が教えたテクニックであんたにも尽くした筈だ、知子はよ
 どうして、俺だけ罰を受けるんだい、知子やあんたには罪はないのか?」

「知子と私の罪?」



 蓬莱は悠然と構えている
 女を良く知る性獣が、若造に簡単に言い負かされる訳がない
関連記事
道明 2/23(月) 01:05:42 No.20090223010542 削除

「校長先生・・・話せば分かるんだったよな
 じゃ、あんたから話をしようか・・・・・・・」

「私に話?私は蓬莱君に呼ばれて来ただけだから、何にも未だ・・」


加藤は一郎に蹴られた左太腿を擦りながら、無関係を装う



「そうかなぁ・・・あんた、知子とは話しがついたのかい?」

「知子先生?・・・
 ええ、知子先生には何かと離婚問題で相談に乗ってあげて
 残念なことですが、結局は離婚されましたが
 私が転勤になって、その後はお会いしていないので・・・・・」

「知子との肉体関係の清算はしたのか?と聞いているんだよ」

「うぅ!肉体関係の清算?」

「そうだよ、親切面で接近しておき
 ここの奥の部屋で、当時の私の妻を強姦して、その後は学校でセクハラ三昧
 知子本人とはちゃんと清算したのかと聞いているんだ」

「強姦だなんて、とんでもない
 知子先生がそのようにあなたに言ったのかも知れないが
 あの時、私は蓬莱君から呼び出されてここに来てみたら
 知子先生が縛られたまま既に犯されていて・・警察に通報しようと言うと
 本人が、警察は嫌だと言って、女の園を私に見せつけて誘うものだから
 つい関係をもったというのが事実
 だから、強姦なんかじゃない
 それに、あなたの気に触るかもしれないが
 彼女は淫乱の気があって、服装も派手で学校でも男を誘う仕草をして
 私は、教頭の立場からいろいろ指導していただけだ」

「へぇー指導ね・・もう一度聞く、知子とは清算して別れたのか?」

「それなのに、彼女は私の妻に言いつけるなどと
 私を脅して、金銭を請求したんだ
 なんという悪い女なんだ
 ・・・・・・いや、失礼、失礼」

「それで、金を払って別れたんだな」

「なんで、私がお金を払わなければならないんだ
 本当に、まったく・・・・腹の立つ」

「校長先生、なんぼの金を払ったのか知らないが
 当時の私の妻を玩具にして抱いておいて、よくもそんなことが言えたもんだ
 知子とはその金で清算したとしても、夫の私とはまだ終わってないぞ」

「なにを言うんですか
 あなたは彼女と別れたいと、離婚の調停をされていたじゃないですか
 妻の不貞を理由にして離婚を要求していたあなたが
 その妻の夫の権利を振りかざして私を責めるんですか
 それは、あまりにも厚かましい、ヤクザのような人だ、あなたは」

「私は知子の夫の権利をどうこうしようと言ってるんじゃない
 ただ、あなたと知子について調べた報告書がある
 これを、あなたの奥さんに届けるだけだ
 その前に、元妻の知子と縁が切れたのか確認しただけだ」


一郎はカバンの中から分厚い封筒を加藤に見せつけた

「ま、待ってくれ・・・それを、私の妻に送る?
 そ、そんなことしないで譲ってくれ・・いくらだ?」

「あほらしい・・・早く家に帰って、いい訳を考えたほうがいいぞ」

 一歩も譲る気配の無い一郎
 加藤は肩を落とし縮こまり、部屋の隅で動く気配が無くなった
 前哨戦での完全勝利に勢いづく一郎は
 いよいよ、蓬莱へと矛先を向けた
関連記事
道明 2/22(日) 13:37:56 No.20090222133756 削除
美恵子が訪れたチャイムが鳴る
蓬莱が出迎えに小走りに玄関に向かう


「いらっしゃい・・待ってたぞ、えっ!」

「そうかい・・」

一郎が蓬莱の顔面にパンチを放つ
陸上競技で鍛えた一郎のパンチは強烈だ
一撃で蓬莱の戦意は吹っ飛ぶ
一郎は続けて二発めのパンチを蓬莱に食らわせる

「蓬莱さんよ、最初は知子の夫、その次は美恵子の夫の怒りと思え」



「どうしたんだい・・・蓬莱君」

奥の部屋から加藤が出てきた

「あんたは加藤だな」

今度は一郎の回し蹴りが加藤の太腿にきまる

「うーん・・・・」


加藤はその場に倒れ込んだ

「話せばわかる・・暴力は止めたまえ、君・・・・あぁ痛い」

「痛いか?今の蹴りは知子の夫の怒りだ、思い知れ」


蓬莱の口からは血が流れている・・恐らく歯が折れたのだろう
蓬莱も加藤も公務員気質が染み付いている
口は達者だが力は無い
女には強いが男には弱い
弱い者には嵩にかかるが、強い者には畏まる
そうでなければ、ひねくれ者

お陽さん、西西
お金、こっちこっち
仕事あっちあっちの
女大好き、大好き
・・・・・・・・・今日でも、こんな人ばかりが目に付く


一郎の怒りの先制攻撃は終わった
関連記事
道明 2/22(日) 12:10:03 No.20090222121003 削除
蓬莱の自宅には、この4月に校長に昇進した加藤が来ていた

加藤は資産家の娘の婿養子である
娼婦のように扱っていた知子が、一郎と離婚したにもかかわらず
自分との関係を清算すると言い出した
別れないなら、妻に言いつけると・・・・
それだけではない・・・清算するのに慰謝料を請求された
校長を目指す加藤にとっては、部下の人妻教師とのゴシップは致命傷になる
しぶしぶ従わざるを得なかった

そんなところに、この話だ
一度、エロの世界に入り込んだ
五十歳代の老教師はその魔力から抜け出すことができない
蓬莱の誘いに二つ返事で応じたのである


「加藤先生、校長へのご昇進おめでとうございます」

「何を白々しいことを・・・蓬莱先生」

「えっ?私はもう先生じゃありませんよ
・・あなたが首にしたんじゃないですか」

「いや、その折は申し訳なかった・・」

「いいんですよ、もう・・・私たちは、知子先生を介しての穴兄弟ですから」

「はははは・・・そうだったね」


二人のエロ男たちは気楽で愉快に笑った

「その知子先生の後に、旦那の妻となった美恵子奥様は
・・これがまた一段といい女でして
昨日、あの薬を使って私は試食したんですが
私の怒張を食い締めて離さない・・・それはもう名器、名器」

「あなたという人は、ほんとに悪い人だ」

「なにを・・校長先生の手管には、私なんぞ到底及びませんよ」

「ははは・・それで、その美恵子さんは大丈夫なんでしょうね?
 あの知子先生には、慰謝料を請求されましたから・・・・・」

「ええ・・男は旦那しか知らなかったようで
 初心で、大変ショックを受けていますが
 その方が、こちらにとっては思う壷になると言うことで」

「ははは・・・そりゃいい」

「それで、今日の嗜好は
美恵子奥様を真ん中にして、優しく、優しく時間をかけて
両サイドから二人で嬲るということで・・・・・」

「いきなり3P?大丈夫かい?」

「まあまあ、段取りは私に任せて
加藤兄さんが美恵子奥様に精を送り込まれたら
またまた、私たち穴兄弟の血が濃くなるというもの
奥様も三本目の怒張を味わえば、もう迷いはなくなると・・楽しみですわ」

「ほう・・深謀遠慮ですなぁ
そうそう・・兄貴としては可愛い弟に小遣いを渡さんといけませんなぁ」

「頼みましたよ・・・・お兄さん・・・・ははは」


美恵子が訪れる時刻が近づいていた
関連記事
道明 2/21(土) 10:32:19 No.20090221103219 削除
翌日、一郎の自宅の電話が鳴る

「はい・・・山本ですが」

「ああ、奥さんかい?私だ、蓬莱だ
 今日から、早速だけど、夫が喜ぶ『性のテクニック』の訓練を始めようか」

「でも・・・そんなこと」

「何を迷っているんだい!そんな調子じゃ知子に旦那を取られてしまうぞ
 いいから来るんだ
 今日の3時、私の家
 昨日は、無理矢理の強姦セックスだったけれども
 今日は、奥さんが承知の上での妻の性修行だ
 優しく、男の扱い方を教えてやるよ
 わかったね・・・・・どうなんだい、ええ・・返事は?」

「私は・・・・・・・・」

「来るんだろ!・・そうでないと、旦那が悲しむことになるぞ」

「・・・・・・はい、行きます」

「そうこなくっちゃ
 ああ、今日はもう一人、私と同じ目にあった男の人が居てね
 その人に声をかけたら、その人も奥さんに協力したいとさ
 知子には酷い目にあわされた男二人で、奥さんに協力して
 知子をギャフンと言わせてやるんだ
 奥さんは、早くしっかりと覚えて、旦那に尽くせばいい
 じゃあな・・・待ってるぞ」

「・・・・・・ええ」

「ああ、それと・・マムシドリンクを1ダース頼むわ
 授業料を取らない代りに
今夜の夕食を作ってくれると有難いなぁ
それも、頼むわ・・・いいな、奥さん」

「・・・・・・はい」

「素直ないい奥さんだ
 しっかりと肢体を洗って、おめかしして来てくれや
 それで私たちもハッスルできる・・・・ははは、じゃ待ってる」


美恵子は震える手で受話器を握り締めていた

関連記事
道明 2/20(金) 20:47:49 No.20090220204749 削除
 ラブホテルの一室

  女が愛しい男の亀頭部分に舌を這わしている
  しなやかな指が竿を扱いている
  女が上目づかいに男の目を見つめている


  「あなた・・・美恵子にもしてもらってるの?」

  「いいや・・・美恵子は、恐らくこんなことはしないだろう」

  「そうなの?じゃ・・・これは私のものね」


  一郎の手が知子の乳房に延びていく
  指先で乳首を転がし摘みあげる、そして揉みしだく

  「知子・・・乳房が大きくなったようだな」

  「気がついてくれたの?
   でも大きくなったのはそこだけじゃない
   腰周りも少しね・・・あなたとこうして愛し合っているから」

  「そうか」

  「ねぇ、あなた・・・
   私、もう・・・・あなただけよ、セックスしているのはあなただけ」

  「ああ、わかってる」



一郎が家に帰ってきたのは午前1時
いつもはいくら遅くなると言っていても、美恵子は寝ないで出迎えてくれた
今夜はそれがない
夫婦の寝室のドアをあけると、微かに寝息が聞こえてくる


 「美恵子、ただいま・・・」

安らかに眠る愛妻の額に、一郎はキスをした
そして、いつものように汗を流しに寝室を出て行く
その後ろ姿を見送る美恵子の目から涙が溢れている
蓬莱は二度にわたる肉交の後
美恵子に怒張を舌で清めることまで強制したのだ


(私の願いは、一郎さんの側で共に生きていきたいだけ
 だから
 何よりも一郎さんの、一郎さんの心が私から離れるのが怖い

 蓬莱は言った
 あんたの夫は他人に穢された女を絶対許さないと
 汚されたことを夫に知られずに、子を宿してしまえと

 でも・・・・それは違う!それでは知子さんと同じに
 私は、私の愛しい人を信じたい
 一郎さんは、こんな目にあった私を救ってくれる筈
 運命の人なのだから・・・
 必ず、必ず、許してくれる・・そして、一郎さんはわかってくれる・・・・・)


美恵子の心は真か偽かそして、信か疑かの間で揺れ動く

関連記事
道明 2/19(木) 22:43:46 No.20090219224346 削除
「旦那は優しく愛してくれるのか?」

「嫌、やめて、お願い」

「ここまできて止められるか
 奥さんのココ、ぴくぴくと俺のをくわえ込んでいるんだぞ!
 あんたは、正面よりバックの方が相性が良いようだな」


 蓬莱は、両手で乳房を揉みほぐし
 柳腰を捉えると、力強く怒張をこれでもかと打ち付けていく


「やめて、嫌なの・・こんな、こんな」

「嫌か?・・・でもなあ、そのうちに、これが好きで堪らなくなるんだよ
 なあ、もう諦めろよ、一度は終わっているんだから
 二度も三度も同じことだろう、奥さん」

「そんなこと・・・あぁ」

「あんたの旦那はなあ・・・今頃、知子としっぽりとお楽しみだ」

「えっ!!・・あう」

「おっ・・今、締めたな・・・いいぞ、逝きそうだ
 ああ、落ち着かねぇ・・もう一度、出してから詳しく教えてやるよ
 それにしても、あんたのココは凄くいい
 知子のものに優る持ち物だよ・・・・・・こりゃ楽しみだ
 じゃ出すぞ、しっかりと受け留めろよ・・・美恵子さんよ」

「いや、駄目・・・嫌、いやー」


  性獣の二度目の大放出が始る
  この男は射精が始ってもピストン運動を緩めたりしない
  夫以外の男を知らない初心な若妻
  その心と肢体にショックを与え、徹底的に打ちのめすのに
  今夜は、充分すぎる時間がある
関連記事

 | ホーム |  次のページ»»


  1. 無料アクセス解析