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北原夏美 四十路 初裏無修正

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[41632] 気持ちの置場に 20 レタス 投稿日:2009/04/18 (土) 07:01
暗く静まりかえっている家の中、子供の部屋の前に立ちそっと扉を開けると、いつもと変わらず子供はベッドで眠っていました。

眠っている子供のオデコに手を当てるとうっすらと汗ばんでいたので、ポケットからハンカチを出しましたが、よごれたハンカチで子供の顔を拭いたらこの子に怒られちゃうな、と思いなおして、机の上のティッシュを取ってそっと汗を拭ってあげました。

子供のそばに立ちすくみ、チカラのないため息が自然と漏れました。
『パパ、どうしたらいいんだろうね』涙をこらえて子供の部屋を出ました。

リビングに入って照明を点けるとテーブルの上に食事が置かれているのが目にとまりました。
今までであれば、私が帰ってきてから食事が作られたり、温めなおしたりしてくれてました。


寝室の扉をあけると、妻が寝ていました。
私はためらうことなくその妻を起こしました。

気だるそうに起きた妻の顔は、不機嫌をあらわにした態度でテーブルの椅子に座りました。

私はそういった態度も鼻につきましたが、いろいろ前置きをせずに、新垣たちとの関係について説明を求めました。

妻は、都合が悪くなるといつも口を閉ざしてしまうので私もくたびれるのですが、この時も妻が口を開くのをじっと待ちました。

テーブルの上に置かれた食事が虚しく私の視界に入ります。

じっと下を向いたままの妻に苛立ちがつのっていくばかりでした。

さすがに10分もたつと、私もこの変化のない沈黙に耐えられませんでした。

「説明しろと言ってるのに何を黙ってんだ」

落ち着いて話したつもりでしたが、怒りが込められていることがわかるような声色だったと思います。

妻はようやく返事をしました。


「・ ・ ・ 眠ってたのを急に起こされたから頭がまわってないのよ」
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[Res: 41559] 気持の置場に 19 レタス 投稿日:2009/04/16 (木) 09:26

それよりも私は、
「妻の様子はどうでしたか?」
と人事部長に尋ねました。

「昨日私が呼び出した時には、あくまでも裸を流出させられた被害者として呼んだにすぎない。 もちろん流出の事実は知らなかったようで、聞かされた時には真っ青になっていたよ。まあ自業自得の気もするがね」

人事部長は話を続けます。
「さて、あなたの奥さんについて話を続けます・ ・ ・ 今までの話を聞いて、あなたもショックを受けているでしょうが、大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です」

ゆっくりとした口調で間を取りながら、話が続きました。

「今、あなたを呼ぶ前に、さっきまでここで奥さんと話をしていました。写真を流出させられた被害者として、その関係者がどうなったかを伝える必要があってね。今回新垣たち3人の退職について説明をするとひどく動揺していたよ。
『写真のことはあなたが知っているのか』ということを質問してきたので、そこは隠すことなく正直に知っていると答えている。  あなたが知っていると聞くとさすがに泣きだしてね。  私は奥さんに言ったよ、バカなことしたねって」

この時点で人事部長がこれから言おうとしていることが脳裏によぎりました。

「3人が退職した件にかかわっている被害者でもあるが、それを引き起こした当事者でもある。 だが、先にも説明したように浮気という問題については、プライベートでの出来事であるため、会社として奥さんをどうこう処分することはない。
しかし、このままにしておくことも望ましいわけではない。その点にあなたは理解できますか?」
「はい」

「ご主人にも浮気していることや写真のことも知られているし、そのこと自体が会社の中で噂となって広がることまでは、止める事ができないよって奥さんに言うと、ただただ謝っていました。私に謝られてもね。。。」

会社とすれば妻を退職させることは簡単なのでしょうが、妻が退職するのか仕事を継続するのかの決断を、最終的には私たち夫婦に委ねたということがわかりました。
人事部長は、私たちがこれからをどうしていくのかという大きな分岐点に、自ら結論を出すように導いてくれたのです。

人事部長が冒頭に△△部長を同席させた理由を説明しましたが、それだけでないことも感じました。

森山課長と人事部長が話をする時でさえ同席していないようですから、△△部長を同席させたのには、部下の声をしっかりと聞かず、こういった人の気持ちが関わる問題を軽くあしらったその罪を深く反省するように意図されているのではないかと感じました。
それに△△部長がここにいることで、△△部長と私の距離が近づき、これから先の仕事の上でも相談がしやすいようにお互いへの配慮が含まれている事も感じました。

私は人事部長に感謝しつつ、△△部長に今後もお願いしますとの気持ちをこめ、深くお辞儀をしてから会議室をあとにしました。


その日、遅めの22時前に自宅へ帰りました。
妻と話し合わなければならないその日、子供が眠るころに帰らなければ、子供の心配を募らせるだけだと思ったのです。

自宅に車をとめ、玄関を開けると、家の電気が消えているのがわかりました。
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[41559] 気持の置場に 18 レタス 投稿日:2009/04/16 (木) 09:24
私が人事部長に話をしてから、数日後に明らかに妻の様子がおかしいと感じた日がありました。

元気がないというか、動作が緩慢で表情も暗く、まったく言葉を発しませんでした。
私は『何かあったな』と分かりましたが、何も声をかけませんでした。
その日妻は食事さえとらなかったようでした。

翌朝、朝食の時間にさえ起きてこなかったので、私が子供と自分の食事の用意をして簡単な朝食を済ませました。
子供が学校に行く時間に起きてきた妻は、
「行ってらっしゃい」
と、気だるそうに言って、朝からため息をつきながらダラダラとした感じでコーヒーを沸かし始めました。

この居心地の悪い空気が嫌だったので、私はいつもより早い時間に家を出て会社に行きました。


その日の午後のこと、人事部長から直接私の携帯電話に連絡がありました。

すぐに呼ばれた会議室に入ると、人事部長と直属の上司である△△部長の二人が座っていました。

△△部長までいることに少し抵抗感がありましたが、人事部長が私を座らせるとすぐに話しはじめました。
「内容はわかってるだろうけど、あなたの奥さんの事についてだ。非常にデリケートな内容のため、私が誤った伝達や不適切な説明が起きないように、また起きていなかったことが証明できる
ように△△部長に同席して貰いました」

私は
「はい」
とだけ返事しました。

「結論から言うと、残念ながらやっぱり奥さんは浮気をしていました。それもあなたの言う通り新垣とは結婚前から今まで続いていました」
「そうですか。。。」

「あなたから相談を受けたあとに、新垣と奥さんのメールサーバーの履歴を確認したんだけど、怪しい内容のものは見つからなくてね。それで携帯の写真が流出している可能性を考えて
そこを重点的に調べさせていたら、2、3人やり取りをしているヤツらが見つかってね。そいつらは新垣と仲がいいわけじゃなかったので、言いかえると社内的にもかなり流出しているってことだろうね。
結局そいつらをひとりひとり呼び出して、出所をさかのぼって調べていくと、新垣にたどり着くことができました」

写メをPCメールで転送していたのでしょうが、人事部長から呼び出されて勤務時間中に会社のパソコンを使って、ワイセツな写真を閲覧、送受信していたことを注意されると誰も隠すことはできなかったでしょう。

人事部長はしっかりとした目線で私に向かって話を続けました。
「それでね、いろいろと話を聞いていく内に、奥さんの相手は複数人いることが分かってね。これには私も驚いたね」

私は人事部長の話を黙って聞いていました。

「あなたの奥さんの相手は新垣が中心で、その他に特定できたのが江口と森山でした」

私はびっくりして聞き直しました。

「森山って、森山課長ですか?」
「そうだ。申し訳ないがあなたの上司の森山だ。」

私はまったく予想してなかったことに言葉を失いました。


ここで△△部長が話しをはじめました。

「以前キミの話があがっていた時に私が確認すべきだった。森山から、『いろいろ確認したが勘違いにも関わらず、キミが新垣と奥さんの仲を疑って仕事が手についてない』と報告を受け、私がそれをそのまま鵜呑みにしてしまった。すまなかった。」

△△部長は私に頭を下げて謝りました。

人事部長がそれを見て、また続けます。

「森山と新垣はね、入社が1年違うけど、高校の同級生なんだよ」
「そうなんですか。。。酷い話ですね」

「ああ、とんでもない話だ。言葉が適正かどうかは分からないが、新垣と奥さんが不倫の関係であって、森山と江口はそれにあやかった肉体関係という見方をしているがね。  そこでだ。今回のように社員同士での不倫と言っても、
お互いの同意の上なら会社は介入できない」
「オトガメ無しってことですか?」

「不倫や肉体関係だけならね。しかし、新垣、江口に関しては、奥さんの裸の写真を社内に流出させた罪がある。このことを昨日奥さんを呼び出して確認したが、奥さん自身はこれを知らなかった。
その後初めて新垣、江口を別々に呼んだが、不倫関係や写真の事実関係を認めたので、女性社員の裸を意図的に社内に広めた著しく風紀を乱す行為として、二人に何らかの処分が出ることを伝えた。処分の内容はまだこれから検討する段階であったが、今朝、二人そろって辞表を持ってきたのでそれを受理した」

私はじっと人事部長を見つめていました。

「森山については、管理職であるため、自分の部下の妻に対しての不貞の事実というのは会社としても看過することはできない。更に部下からの相談に対する偽証、隠蔽工作を認めたこともあって、未確定ながら少なくとも一般職への降格及び1ヶ月の停職があることを示唆したが、それを聞いてすぐに自ら依願退職した」

少し驚きましたが、このまま会社に残ってたとしても会社側も本人側にも良いことはないと、そんなことも含めて自己都合による退職を勧め、丸くおさめたのだと思いました。

会社を辞めることになった3人と少しでも顔を会わせたくなかったのですが、
「3人については、顧客情報を持ち出したり、データの消去や破壊をさせないように、仕事も机も今の状態のままで会社を引き取ってもらった。私物はこちらから自宅に送るし、もう職場に来ることはない」
という説明を聞いて安心もしましたが、会社の厳しい姿勢も感じました。
『引き継ぎはどうなるんだろうか』ということも気になりましたが、愚問になるので聞きませんでした。
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[Res: 41415] 気持の置場に 17 レタス 投稿日:2009/04/12 (日) 06:35
私は妻との修復が困難であることにようやく自分の中で整理がつきました。

私は気持ちが揺るがないうちにと、すぐに会社の人事部長に連絡をとりました。
本来ならそう簡単に合える相手ではありませんが、緊急ということで時間を取ってもらい事態を説明しました。

もちろん私の説明では、妻の居場所を確認するための携帯を設置したことは隠しましたが。

ひと通りコトを聞いた人事部長は、私にこう言いました。

「奥さんと別れたいのか、別れたくないのか。まずそれが一番大切だ」

「別れたくはありませんでした。でももうやり直しができません」
と答えました。

「別れることになっても仕方ないということだな。まずは事実を確認する。ちょっと待ってろ」
そう言って会議室を出ていきました。
するとすぐに、妻に車を借りてラブホに行ったことになっている○○ちゃんを連れて来ました。

○○ちゃんは、いきなり人事部長が来て何のことか分からないうちに連れてこられたのでしょうが、会議室で私の顔を
見るとハッとしたような表情を見せました。

新垣の仲間うちのひとりで、○○ちゃんもラブホ駐車場の件では口裏をあわせているはずです。
それは人事部長も分かってのことです。
しかし、社内電話で呼び出して、あれこれ新垣や妻と連絡を取ると面倒なので直接呼びに行ったのでしょう。

人事部長は○○ちゃんを席に座らせるとすぐに切り出しました。

「確認したいことがあってね。あなた、この人(私のこと)の奥さんとは仲がいいようだけど、車を借りて運転したことある?」

人事部長は続けます。
「答えにくいだろうね。私にウソはつかないようにね。で、どうなの?」
「・ ・ ・ ありません」

借りたことはないということが何を意味するのか分かっていたので、○○ちゃんはためらいながら答えました。
しかし、人事部長、ここで止めませんでした。

「何か聞かれたら『借りたことにしておいて』と頼まれたことはあるよね。この人の奥さんに」
「・ ・ ・ はい」

「何で『借りたことにしておいて』と頼まれたのかその理由は分かる?」

○○ちゃんはここで言葉を発せなくなりました。

そこで人事部長は私に会議室を出て行くように指示しました。

それから30分後、私は人事部長に呼び戻されました。

人事部長は私に教えてくれました。
「あなたが言っている通り、○○ちゃんは車を借りてはいなかった。もし何かあった場合、車を借りていたことにして欲しいと頼まれていた。その理由は奥さんの不倫によるものだった。その相手については確かめないといけないので、確定しない限り、あなたに伝えることはできないが、しばらく待っていて欲しい」

○○ちゃんがまた戻って新垣たちに何か言うのではないかと気になっていたが、人事部長はそれはないと説明を付け加えてくれた。
もともと○○ちゃんはこのことを良く思っていなかったので、片棒担がされている事に嫌悪感も感じているということだった。

数日後のこと、次に人事部長が私を呼んだ時には、すべての事実が確認されていました。
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[41415] 気持の置場に 16 レタス 投稿日:2009/04/12 (日) 06:34

その日友人と別れた後の帰宅途中、携帯に送ってもらったその写真を何度も見ました。


恐らくは写真を撮るようにしたのは新垣でしょうが、そうこうすることによって妻への征服感も高めていたのかもしれません。
実際は写真だけでなく、江口のように他の男にも抱かせて妻への支配欲を充たしてもいたのでしょう。

それに女の悦びを感じて新垣に挿入されている妻。

妻の居場所を探知していた頃には、少しの興奮さえ感じていた私でした。
しかし、今までの妻と新垣が私に対してとった態度を思い出すと、興奮どころかバカバカしさを感じてしまってました。

この携帯の写真は、妻に見せつけたとしても『他人のそら似』で終わらせることでしょう。

私はこの写真を証拠として使うつもりはありませんでしたが、もしもの為に手元に置いておきたかっただけです。


扉を開くと我が家独特の匂いがします。
リビングに行くと妻が起きていました。

「お帰り」

私は黙って荷物を置いてスーツを脱ぎ、シャワーを浴びました。

シャワーを浴びながら、今までの妻との生活を思い浮かべましたが、落ち着いて考えているわけではないので、かえって頭の中が
整理できませんでした。
バスタオルで体を拭きあげ、着替えて妻の横に立つと妻は
「どうしたの?」
と問いかけてきました。

私は自然と口から出た言葉が
「お前、新垣さんと一緒になるつもりはないのか?」
でした。

前も同じようなことを聞いて『ない』と返事した妻でしたが今回は違っていました。

「どうして新垣くんのこと、そんなに気にするの?」
「お前がそうしたいんだろうと思ってね」

「浮気してるか疑ってるんでしょ。それに知ってるんだから、あなた会社で上司にまで相談したらしいわね」
「俺が相談したかったわけじゃないけどね」

「なによそれ、とぼけた言い方して。新垣くんが上司に変なこと聞かれて迷惑かけたじゃない」
「もとはあっちが俺に仕掛けてきたんだろ」

「どっちにしたってそういう噂が会社で流れたら、私だって困るのよ。なに考えてるの。あなた頭おかしいんじゃない?」

妻は感情が高ぶって、語気がどんどん強くなっていきました。
私は逆ギレの状態の妻に対して『相手できないな』と思ってさっさと寝室に入りました。

『仕方ない。もう・・・・』
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[Res: 41382] 気持の置場に 15 レタス 投稿日:2009/04/11 (土) 10:37
課長は私を見るとすぐに座らせ、前置きもなく話始めました。

「家庭の話を少し聞いたんだが、深刻なのか?」

話が広まっているのかなと、少しうんざりもしました。

「妻のことですか?」
課長は何も言わずに頷きました。

「深刻というか、実態がわからず心配しているだけですよ」

「奥さんは何も言わないのか?」
「否定してますからね。相手と思われる方も同じような感じです」

いろいろと聞かれましたが、すべては言いませんでした。
私も話がどこまで広がっているのかが気になって、最後に情報元が同期の友人でないのかと尋ねると、課長は頷きました。

「あいつ、お前のこと、本当に心配していたぞ」
と付け加えました。

その翌日にまた課長から呼ばれたので、会議室に行くと今度は部長まで同席していました。
話が大きくなるのは私も望んでいたわけではないのですが、こうなると仕方ありませんでした。

課長が先に切り出した話はこうでした。

「奥さんの相手と言われていた本人(新垣)に確認したが、酒の場の冗談をお前が真に受けたらしいじゃないか」

私は黙っていました。

部長は
「この話を初めに聞いた時は驚きもしたが、勘違いだと聞いて安心したよ。いい奥さんだから心配もするだろうけど、まあ良かったじゃないか」

私は形式上、お詫びとお礼を言って会議室を出ました。

まっこうから、相手に聞いたとしても素直に答えるどころか、人間関係の悪化しか生まないことは誰にでもわかることです。
しかし、上司としては「聞いたから確認した」ということで責任を果たしたつもりなのでしょう。
初めから上司に期待していたわけじゃないので、これはこのままで構いませんでした。


この時期は自宅に帰っても妻との会話は必要最低限しかしませんし、私は寝室にこもりがちでした。
妻は明るくふるまっていますが、そういった態度さえ私の感情を逆なでしていました。

どうするか策を練るというより、手を打ちあぐねてしまったな、と思っていると、
「お前の嫁さんのことで話がある。会社じゃ話せないから」
と同期の友人が私に声をかけてきました。

その日、2人で入った古びた焼鳥屋で、彼は私に相談せず上司に告げたことを最初に詫びました。
そして本題に入りました。

「本当は課長たちになんとかして欲しかったんだ。お前を傷つけたくなかった」
「どういうことか?」

「新垣さんとお前の嫁さんは出来てる」
「なんでお前が知ってるの」

「あの人(新垣)たちの仲間内では、みんな知ってる」
「そうだろうな。そう思ってたよ。グルになってるのが多いってことだよな」

「そう。お前、嫁さんとどうするつもり? 許すの?」
「考えてる段階。ただ証拠もなく噂だけでは行動とれないし」

友人は黙って私の顔を見つめていました。

「俺、今日お前に会ったのはこれ見せようと思ったんだけど、見せた俺をうらむなよ」

そう言って携帯電話を取り出し、ボタンを操作してから携帯を私に手渡してくれました。

画面には、暗がりのベッドで男と女性が絡んでいる姿が写っていました。
男の横顔が少し写って、女はアイマスクを掛けて写っています。

ですが、それが新垣と妻であることが分かりました。
髪、体型、体のライン、脚線なんか見れば妻だとすぐに分かりました。

私はその画面をじっと見つめました。

「これ1枚しかないんだけどな。あの仲間内のひとりがメールでくれたんだよ」
「いつの話?」

「ずいぶん前だけどね。悪いけどお前には言えなかった」
「お前も良く消してなかったな(苦笑)。このアングル、誰かが撮ったんだろ?」

「たぶん。それが江口さんなのか、あの中の誰かまでは知らないけどな」
「流出してるってことか、最悪だな。他にはないか?」

「いや、まだあるらしい。でも俺はこれしか見たことはないけどな」
「お前、証人になってくれるか?」

「ん、、、、いきなり俺の名前を出すのは勘弁してくれ」
「分かってる。その写真、俺の携帯に送ってくれ」
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[41382] 気持の置場に 14 レタス 投稿日:2009/04/11 (土) 10:34

翌日、出社すると、新垣、江口がやってきて、

「すまん、すまん。昨日は冗談きつかったみたいだな。お前の嫁さんからも変なこと言うなってさっき怒られたよ」

と案の定というか、思った通りの言い訳をされました。


私は会社の懇意にしている人たちから、それとなく私が入社する前の妻の過去について尋ねました。

今まで全く知らなかったわけではありませんが、耳にしたことがある程度だったので、冗談とも本気ともわかりませんでした。

こちらから尋ねると、聞かれた相手はすべてを話さないにしても、嘘はつきません。

過去の新垣との関係を知る人は数人いましたが、現在の関係になると、誰もが『知らない』と口を揃えます。

反対に『なにかあったの?』と聞かれることも多く、あまり勘ぐられても困るのでそんな時は笑って濁しました。



妻との協議離婚に持ち込んだとしても、浮気を立証しなければ反対に慰謝料を払わなくてはいけません。
そんな愚かなことはできないので、私はしばらくの間、どうすればいいのか悩みました。

会社での仕事はまじめにこなしていましたが、気持ちが明るくなるこもなかったので自然と会話は少なくなっていました。
ある日、私の元気がないと心配していた同期の友人が声をかけてきました。

「お前、嫁さんのことで悩んでないか?」

ちょっと驚いて返事しました。

「ん? どうした、いきなり」

友人は少し間をおいて説明しました。

「この前な、会社でお前のことを話しているのが聞こえたから、そのまま内容を聞いてたんよ」
「なんの話?」

「お前が、嫁さんの浮気を疑ってるって」
「・ ・ ・ まあね、ちょっとそれでここんとこ気が晴れなくてね。それ新垣さんたちだろ、話してたの」

「うん。。お前が新垣さんと嫁さんのことを疑って詮索してるみたいなことを言ってた」
「気を使った言い方しなくていいよ。バカ扱いで笑われてたんだろ」

友人は私の問いに答えなかったので、私の勘は当たっていたのでしょう。
新垣としては、妻と結婚した私を良く思うはずがなく、私の人格を否定することが楽しくて仕方ないのでしょう。

「お前、ホントに嫁さん、浮気してるの?」
「たぶん、間違いない。嫁さんと新垣さんが口裏合わせているからなかなかね。。。」

その翌週、課長が私を会議室に呼びました。
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[41255] 気持の置場に 13 レタス 投稿日:2009/04/09 (木) 08:27

私はそれからすぐに自宅に帰りました。

早く切り上げたため、子供はまだ起きていましたが、寝締まった頃を見計らって妻に切り出しました。
妻も何か言われることは分かっていたようです。

「今日、新垣さんと江口さんと飲んできた」

本来、あまり交流のない人との飲みなので、普段であれば妻も驚くところでしょうが、この時は落ち着いたように

「そう」

とだけ返事しました。

「いろいろ聞いたよ」
「・ ・ ・」

「どうするつもりだ」
「どうするって、何が?」

「浮気しててとぼけた言い方するな」
「私、浮気とかしてないわよ」

「ふざけるな! 昨日新垣さんと会ってたこと認めただろう!」
「私、新垣くんと会ってたとか言ってないわ」

「新垣さんの車とお前の車がラブホの駐車場に停まってた写真みせただろうが!」
「何言ってるの、私は○○ちゃんに車を貸してたから、その間に江口くんに買物に連れて行ってもらっただけなのよ。変なこと言わないで。それに私の車がラブホに
停まってるってことは私も驚いたけど、○○ちゃんがラブホに行ってるなんてこと、いちいちあなたに言えないでしょ」

「昨日そんなこと言わなかったじゃないか!もう会わないと言ったのはなんだったんだ!」
「江口さんと買物に行ったのは悪かったと思ったわ。あなたからすればいい気持ちはしないでしょうから。でも私、○○ちゃんのことが気になってたの。変なこと言ったならごめんなさい」

私は妻の態度に強い怒りを覚えました。

「何を言ってんだ。結婚前から今までずっと体の関係だったんだろうが!新垣、江口が認めたんだぞ!!」
「・ ・ ・ そんなはずないじゃないの。あなたお酒の席でからかわれたのよ。酔ってるの? 絡みすぎよ」


なるほどです。
この時点で、妻と新垣、江口が口裏合わせて、私がどうでるか確認しようとしていたことに気付きました。

もちろん私は昨夜の妻の態度が許せず、浮気相手にも損害賠償請求を含めた責任の追及をするつもりでいました。
新垣にも正直に話してもらう必要もありました。

しかし、妻と新垣の関係は思っていたよりも深かったので、酒の途中で『ごめんでは済ませない』と宣告して退席したのです。

今回、私が妻の浮気問題を訴状に上げたとしても、この3人はそんな事実はないと否定して終わらせるつもりでしょう。

妻が車を貸したと言っている○○ちゃんというのも恐らく話がついているように思います。


仮に私が妻たちの関係を容認したり、今までは仕方ないがこれから先はダメだと柔和な態度を示したとしても、今までの関係を継続するように思えました。

結局、この3人は自分達の関係を匂わせることで、少しずつ私を手のうちに丸めこんでおこうという考えであったように思えます。

この日の夜中に私は妻の車に隠してあった携帯を取り出しました。

見つけられると、反対に妻の立場が強くなる可能性があったからです。

これからが大変でした。
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[Res: 41157] 気持の置場に 12 レタス 投稿日:2009/04/06 (月) 05:53

私は新垣をかばっていた江口が言葉につまり、反対に江口をかばいはじめた新垣の様子を見て、江口も同罪であることを確信しました。
いずれにしても喫煙所の出来事が脳裏から離れなかったので、恐らくここで江口も何か絡んでいることも感じていました。

この後もお互いをかばってなかなか話が進まなかったのですが、結局は新垣の部屋で妻を交えて3人で飲んだそうです。

妻はしばらく酒を飲んでいなかったので少しの酒で酔ってしまい、そのまま新垣になすがままになったそうです。

初めにキスをした時に妻が何も言わなかったので、新垣はスカート中から下着を脱がせて妻を膝の上に座位の姿勢で座らせ、2人とも服を着たそのままの状態で挿入。

新垣は生で挿入したものの、服を着ている妻の腹上に放出することができず、どうやら妻にくわえさせてクチの中に放出したようでした。

他の男に抱かれているのを見られた妻は、もう拒絶する理由もみあたらず、その後江口まで受け入れたようでした。

どういったプレーをしたのかはわかりません。

その日何度か妻を抱いたような感じでしたが、新垣と江口で交互にまわしたのか、3Pをしたのかまでは分かりませんでした。
ただ、私は妻のセックス体質から、その日に何度もいき続けたんだろうな、なんて想像していました。

段々と調子づいた新垣と江口は、次々に話をばらしだしました。

その後も何度か新垣を中心にして3人でラブホに行くことがあったということです。
そのうちに、新垣とも江口ともそれぞれに誘われるがままラブホに行っていたようでした。

妻が言う『好きではないけど会っていた』という意味がわかりました。

結局妻は、私に出会う前からずっと新垣に抱かれ続け、結婚後は江口まで加わって私の目を欺いていたのです。

ひと通り話を聞いた私は、相手にクギをさしておきました。

「よく分かりました。 ・ ・ ・ で、これからは?」
「お前に悪いからもうするのやめるよ、悪かったな」

「婚前の三角関係なんかであればこれで済むかもしれません。ですが、私は結婚して子供までいる状態で『今までごめんな』って言われてコトが済むとは思っていないでしょ?」

私が低姿勢で聞いていたので、多少調子に乗っていた新垣と江口は、私が真剣に切り返したことでキョトンとした表情になりました。


「どうするって ・ ・ ・ ちょっと待て、俺たちは正直に話しただろ」
「それはきちんと事実を話したということにすぎません。責任とは別です。今答えは求めませんから、後日連絡してください。僕も今の内容を元に妻に確認してみます」


私は何か言いかけた二人の言葉も聞こえないフリをして、飲み代を少し多めにテーブルに置くと、すぐに店をあとにして帰路を急ぎました。

私は新垣、江口、妻の3人から恥をかかされました。
それだけに同じように恥をかかせてやることを考えていました。
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[Res: 41157] 気持の置場に 11 レタス 投稿日:2009/04/06 (月) 05:40
「どこまで知ってる?」
「まあ、妻が新垣さんとできてるってことですかね」

トゲのある言い方をしたのですが、新垣は何も言いません。
少し間をおいて江口が話しだしました。

「お前が会社に入ってくる前に、コイツ(新垣)とお前の嫁さんは付き合ってたっていうのは知っていたか?」
「詳しくはしりませんが、それらしいことは周りから聞いたことがあります。だから、新垣さんは妻が私と付き合う前の彼氏かなとは思ってました」

「それもちょっと違うんだ。いや正確に言うとお前の嫁さんんは別に付き合ってた彼氏がいたんだが、コイツとも並行して付き合ってた」
「それって新垣さんと浮気の関係ってことですか?」

「まあ、言い方にもよるけどな。お前の嫁さんは入社前から付き合ってる彼氏がいるってことを周りも知っていた。しかしコイツともいい関係になっていたので、周りは彼氏と別れてコイツと付き合いだしたと思ってた」
「二股かけられてたってことですか?」

「だから、二股なのか浮気なのかは分からないし、それにその彼氏っていうのといつ別れたのかもまったく知らない。この頃はコイツなりに真面目に交際していたし、いつか自分だけに振り向いてくれることを願って付き合ってたんだ」
「そこで僕が登場したって訳ですか」

「そう。だからお前がいい関係になってるって噂はすぐに広まって、コイツはそれであきらめたんだ」
「でも続いてるじゃないですか」

私はそう言ったものの、この時にはだんだんと江口、新垣の言いたいことも解ってきていました。
浮気をしていたことを情で済ませようとしているのでしょう。

「俺は、脚色して言うわけじゃない。こうなったいきさつをそのまま話していることを信じてくれ」

江口は落ち着いた口調で話しを続けます。

「話は戻るが、実際はお前とコイツが重なってた時期もあったんだ。ただコイツは自分から身を引いたんだけどな」
「じゃあ先日もこうやって何かあったってのはどういうことなんですか」

「時期的には、お前たちが結婚して子供が生まれた後くらいだったかな」
「育児休暇中ですか?」

私は子供が生まれた後の1年間取得できる育児休暇中に何かあったのかと思って尋ねました。


「いや、違う。その後だ。嫁さんが会社に復帰してきてちょっとしてからだ」
続けて江口は説明しました。
江口はそれまでの口調とは明らかに違って、声のトーンを少し落として言いにくそうに話しました。

「・ ・ ・ お前の嫁さんに対して職場復帰の歓迎会があってな ・ ・ ・そこで新垣も参加してたんだ」
「その時に何かあったんですか?」

「その日、一次会でお前の嫁さんは帰ったように見せかけて、新垣に誘われて二人で抜けたんだ。ただ、お前の嫁さんは結婚したこともあって、不倫するわけにもいかないと思い、近場で飲もうとしたが、結局は新垣の部屋に連れて行ってしまったんだ」
「いきなり妻はハイハイと部屋まで着いていったんですか?いきさつは正直に話してくださいよ」

「・ ・ ・ 」

言葉を失った江口の替わりに新垣が割り込みました。
「いや、二人きりはダメだと拒まれたんで、抜けだす時に江口も一緒に三人でって条件で説得したんだ。江口はそれから電話で呼んだんだよ。」
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[41157] 気持の置場に 10 レタス 投稿日:2009/04/06 (月) 05:39

「今日だ。偶然お前の車を見つけた」
「・ ・ ・ そう・ ・ ・ 」

「どうするつもりだ」
「・ ・ ・ どうしたらいいの」

「俺がどうこうして欲しいわけじゃない。自分で考えろよ」
「・ ・ ・ じゃあ、もう会うのやめます」

「それで?」
「・ ・ ・ それだけ」

「あの人、独身だろ。一緒になることは考えてないのか?」
「それはないわ」

「どうして?」
「別に好きじゃないから」

「じゃあなぜ会ったんだ」
「・ ・ ・ 」

「セックス目的か」
「・ ・ ・ 」

「いつから会ってたんだ?」
「・ ・ ・ 」

妻はあっさりと認めました。
しかしこの後、何を言っても何を聞いても妻は口を開こうとはしませんでした。
返事をしないという態度は苛立ちを募らせます。

妻はそんなに勝気な性格ではありませんが、この時ばかりはかなり強い意志で口を閉ざしていました。
『いつかはばれる』ということを覚悟していたのでしょう。

私は妻との会話は成り立たないと思い、この日はすぐに会話をやめました。

翌日、妻の相手をした男、先輩のもとに行くとすでに話を聞いていたようで、私の顔を見てすぐに
「今日、定時後時間とっておいてくれ」
と言われ、待ち合わせの場所も決めて会うことにしました。

妻からすぐに連絡が届いているかと思うと尚更ムカツクものです。

その日の仕事は通常通りこなしましたが、社内で妻の姿を見かけると怒りの感情が込みあがって仕方ありませんでした。

定時を過ぎて待ち合わせの場所に行くと、その男以外にもう一人の先輩もいました。
喫煙所にいた先輩です。

そのまま近くの店の個室に入り、生ビールがでてきて、軽く口を当てると先方から切り出しました。

名前を出すまいと思っていましたが、話が分かりにくくなりそうですから今更ながら名前を出しますが、この2人のうち、ラブホに行っていた方が新垣、もう一人が江口です。

江口が場をとりなすような口調で
「お前の嫁さんのことでいきさつを説明しようと思っている。いいか?」
と言う言葉に私は頷きました。

話の出だしは私と妻が出会う前に遡りました。
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[Res: 41083] 気持の置場に 9 レタス 投稿日:2009/04/04 (土) 05:16

子供の手前、妻に何も言いませんでした。
しかし、何を言えばいいのか、どう切り出せばいいのか思いつきませんでした。

その日の夜、ベッドの中で妻の背中をトントンと軽く叩きました。
私たちのセックスの合図です。

お互いが自分で裸になって、向かい合います。
普段であればここで前儀をするのですが、私は妻に騎乗位で私の体の上にまたがる様に指示しました。

妻は自分の陰部を当てながら、半立ちの状態の私のモノを手で上下にしごいていました。

少し硬くなった状態になると、妻は私のモノを体の中に受け入れてゆっくりと腰を前後に動かしだしました。

しかしというか、やはりというか、いつもなら濡れ方にもう少し時間がかかるはずなのに、溢れてしまって私をすんなり受け入れました。

妻は体を安定させるために私の両手を握って、腰を前後にも上下にも動かしています。

私のモノに伝わってくる妻の中が、いつもとちょっと違います。
説明するのは難しいのですが、私を包み込む妻の入口から子宮へと続く通り道に、ほんのわずかなんですが、妻の感触に違いがあるのです。

妻の中に隙間があるとか、ゆるみとか、、、、、そんな感じです。

『男のモノが大きかったのか・・・』
『興奮していたのか・・・』
頭の中にこういった言葉が浮かぶのは自然なことなのでしょうか。。。。

私は妻にかける言葉を探しましたが、言葉がみつかりませんでした。

妻はキャシャな体でセックスは受け身、一度逝ってしまうと、何度も何度も逝ってしまいます。
ですから一度上り詰めてしまうと、ずっとそのまま感じ続けてくれます。

しかし、この時は少し疲れた様子で私の方へ体を倒してきて、少しかすれたような声で私の耳元でささやきました。

「・ ・ ・ いいよ  もうイッて ・ ・ ・ なんだかイキそうにない      」

他の男とやるだけやってきてこのセリフかと、頭にカッと血が上りました。

ベッドの枕元の棚に置いてある携帯を取ると、その日に撮影したラブホの駐車場の写真を妻に見せつけました。

妻は騎乗位の姿勢で体を起こしてから携帯の画面を見つめたとき、妻の中が一瞬キュッと締まりました。

すかさず私は問いました。

「どういうことか、説明してくれるか」


妻はしばらくしてから大きくため息をつき、私の体から降りてそのままベッドの上に座りました。

「いつ撮ったの?、、、、、」  
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[41083] 気持の置場に 8 レタス 投稿日:2009/04/04 (土) 04:42
私はこの翌日の帰宅途中に妻が停車していた駐車場へ赴き、また妻が行動した時に備え、見張りやすい場所を探しておきました。

意外だったというか、その日はすぐにやってきました。
この前妻が怪しい行動を取ってまだ数日しか経っていないのに、妻の車が自宅とは違う方向を走っていたのです。

前回からあまりに日が開いていなかったので、『浮気ではなく本当はスーパーに寄っているだけなのか?』とさえ思いました。

現場をこの目で見なければ意味がありません。
妻が会社を出て15分くらい経ったでしょうか、私は妻を追いかけるように会社を後にしました。

この日は雨が降っていたのですが、私は傘もささずに小走りで自分の車まで行き、運転席に座って妻の車の位置を確かめるためにリクエストをかけてから、すぐに車を走らせました。

いつものように少し間があってから妻の位置が返されてきました。
思った通り、この前の駅の近くでした。

何度か確認してみましたが、妻の車は動きませんでしたので、すでに停車しているのでしょう。
しかし、この前の駐車場ではありません。
少し地図に誤差があるので、そのためかと思いました。

妻が停めたと思われる駐車場は2~300台くらい停められる大きな駐車場です。
私は駐車場の外の位置にいったん車を停めて、助手席の窓越しに妻の車を探しましたが、雨で窓ガラスが濡れている上、非常に視界も悪く見つけることができませんでした。

妻が止まって15分は経過していたこともあって、すでに妻は車の中にはいないと思い直し、駐車場の中に車を入れて探してみましたが妻の車は見当たりませんでした。

今の妻の車を示している位置とこの駐車場では、確かに誤差がありすぎます。

画面上の位置に車を向けるとコンビニに来てしまうのですが、その駐車場に妻の車はありません。
ですが、そのコンビニの隣には薄いピンク色のラブホがあるのです。
私はその建物の駐車場に入ることに少しためらいましたが、さすがにここで引き下がることはできませんでした。

妻の車が止まって、すでに20分は経っているはずです。
私はラブホの駐車場に進入すると、さほど広くない駐車場に探すまでもなく妻の車を見つけました。

その隣に見覚えのある車、会社でよく見る先輩の車でした。
先輩の車はひとつ型が古いドイツ製の大衆車で、見間違うことはありません。

震える手で、妻の車と先輩の車を携帯のカメラに納めると、私はその場を離れました。

そして少し離れた位置に車を停めて、私はまたそのラブホの出入り口付近を影から見ていました。

妻の帰宅時間を考えるとそんなに長くここにいれるはずはないのです。
夏とはいえ、雨のせいか心境のせいかわかりませんが、鳥肌が立ちとても寒かったことを覚えています。

しばらくすると先にその男の車が出てきて、その30秒後くらいに妻の車が出てきました。
妻は恐らくスーパーにでも寄るのでしょうが、私が先に寄っていた大きな駐車場に車を回しましたので、それを確認した後に私は自分の車に戻りました。

『どうしようか』と思っても何も思いつきませんでした。

少しあけた運転席の窓の隙間から細かい雨が入ってきましたが、普段は車の中で吸わないタバコに火をつけました。
このタイミングでようやく冒頭の10年前の喫煙所の出来事を思い出したのです。

私が喫煙所に入ったとたんに、霧散した先輩たち。
『こいつと二人で飲んでた時のくだらない話だから』と言っていた先輩ではなく、そう言われていた方の先輩。
その男が乗っている車が、ひとつ型が古いドイツ製の大衆車。

妻の浮気が確定し、浮気の相手が確定し、、、、、



家に帰るとリビングで子供がひとり宿題をしていました。

私が帰宅して10分後に妻が帰宅しました。

「あら、早かったね」

そう言った妻の手には、スーパーの袋がありました。
いつも行くスーパーと同じチェーン店なのですが、いつものスーパーとは場所が違う駅前のスーパーであることは分かっていました。
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[Res: 41012] 気持の置場に 7 レタス 投稿日:2009/04/01 (水) 06:32
この時の妻の下着がどうだったか、ということまではさすがに覚えていませんが、私が知る範囲で妻の下着に大きな変化はありませんでした。
やがてお分かりになると思いますが、下着を変化させる必要がなかったという方が適切なのかもしれません。


同じ社内の人間に尋ねるわけにはいきませんし、なにせ、自分の妻の不貞を露呈してしまうと、噂があっという間に広がってしまいます。
探偵を雇うようなお金を持っていませんから、できるだけ小額に抑えなければなりません。

妻の行動を監視するには、妻本人ではなく、まず妻の車を監視するということに割り切りました。

そしてその方法をいくつか探したのですが、結局は2つに絞り込みました。
1つ目は、子供向けの携帯を使って今どこにいるのかを確認できるようにする。
2つ目は、ポータブルナビを使って車の通行軌跡を記録する。

この2つは両方とも妻の車、トランクのスペアタイヤのところに隠すことで考えました。
値段的には5万で買えるポータブルナビの方が安いのですが、電源がバッテリー式のものに限られるので明け方に妻の車に仕掛けてもまる一日の監視には充電がもちません。
それにナビでは記録として残るのはいいのですが、リアルタイムではないので、結局少し高額な子供向け携帯を選択したのです。

そのうち子供に渡してもいいかなと思いましたし、私の融通が利く範囲のコストで収まりそうでした。
電話として使わなければ、消費電力もかなり抑えられるので2~3日は充電が持ちます。

この携帯を購入した日のうちに何度か使い方を試しました。
通常のナビのイメージでいましたが、こちらが要求してから居場所が返されてくる仕組みで、精度にもちょっとのズレがありました。
しかし、機能的には差し支えがないのですぐ翌朝には妻の車へ設置しました。
トランクでゴトゴト音がしないように携帯をハンカチで包み、スペアタイヤの横に挟みこむようにして置きました。

妻の通勤時刻に合わせて何度か確認してみましたが、結構これがすぐれもので妻がどこにいるのかがわかります。

怪しい行動がないか毎日のように監視していましたが、何事も起きなかったこの頃は、浮気監視というより妻に内緒で行動監視しているとことが楽しくなってきたこともありました。

しかし、それも段々飽きてきた頃の、1ヶ月もしないうちに妻が行動を起こしました。
7月の暑い日でした。

この日は私が客先で打ち合わせをして、同行した人たちと帰り道で飲むことになったのです。
妻に飲んで帰ると連絡すると、妻はどこで飲むか尋ねてきたので場所を伝えました。
自宅の最寄の駅から電車で30分くらい離れた場所でした。

私はそろそろ妻が行動しそうな予感はしていました。

確認してみると会社の定時が過ぎた頃、妻の車が動きだしていました。
やはりというか、案の定というか、通勤ルートからそれた場所を走っています。
いつも買物をして帰るスーパーとも違う方向でした。

何かありそうなのに、その現場を抑えられないもどかしさをこの時感じていました。

妻の車は自宅の最寄の駅からひとつ離れたJRの駅近郊で止まりましたが、地図ではその止まった位置が何なのかまでは表示されません。
しかし、私も土地勘のあるところなので、そこが広い駐車場であることは想像できました。

なるほどです。
ここの目の前には3,4つのラブホテルもあります。
それにチェーン店のスーパーもありますから、仕事帰りに寄ったとしても適当に何か買物すればごまかしも効くというものです。

駐車場に車を停めて、近くで待ち合わせといったところでしょうか。

飲みながら何分ごとに携帯の画面で、妻の車が動き出すのを確認していました。
私は妻がこの瞬間にセックスしているということに呆れ、諦めの心境でした。

妻からの裏切りが現実感を増してくるに従って、ますます私を葛藤させてしまいます。

妻を許せない気持ちと、失いたくない気持ちがありました。
たとえ妻が不貞していたとしてら、復讐したいという思いと、更生させたいという思いが入り混じってしまいます。


裏切った妻を攻撃すべきか、受け入れるべきか。。。

結局この日の妻の行動は、
17時に仕事が終わり、
17時20分に駐車場着、それからラブホ、(スーパーにまで寄ったかどうかわかりません)
19時過ぎに帰宅といったところでしょう。

この日はこれ以上の収穫はありませんでしたが、妻の行動するパターン、つまり平日であればその時間帯と場所が特定できたことは大きな収穫でした。
次は相手を特定する必要があります。。。
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[Res: 41012] 気持の置場に 6 レタス 投稿日:2009/03/31 (火) 22:44

妻は少し聞きにくそうに、セックスをするのかしないのかを訪ねてきました。

「ねえ、、どうするの?」

返事をしない私に、
「あまり機嫌よくないみたいね、髪乾かしたら先に寝るからね。」

そう言って脱衣所の洗面台へと戻って就寝準備をしていたようですが、そのまま私のいるリビングには顔をださず、寝室へ入って行きました。

高まった感情を表すかの様に、私は飲みかけの缶ビールを一気に飲み干して立ち上がると、そのまま寝室に行きました。

妻はベッドでもう寝ていましたが、私は妻に掛けてあった布団を乱暴にはがしました。

「なに?? 寝てたのに。。。。」


「脱げよ」
「するの? さっき返事しなかったじゃない。。。」
「ごちゃごちゃ言うな!」

「・・・もう。。。全部? 下だけでいいでしょ?」

私が何も言わないうちに、妻は下半身だけ脱いで、ノーブラTシャツの姿になりました。


いつもと違って部屋の照明を点けたままにして、私は体勢をずらし、すぐに妻の両膝を立たせてその裏に手を添え、
妻のあそこに顔を近づけると、
「ちょっと、いやらしいよ、電気消してよ」
と言われました。

私は妻の声に返事もせずに観察しました。
クリトリスも陰唇の内側もいつもより赤味を帯びていて、、、、
急に現実感が襲ってくると、とてもその部分を舐めあげるなんてことはできませんでした。

私は体を倒すように妻の横に仰向けに寝転んで中断すると、妻は
「しないなら寝かせてよ。飲んで疲れてるのに」
と、苛立ったような声を出しました。

こうなってしまうとお互い義務的なセックスしかできませんから、
「今日は止めとこう」
と言ってまた寝室を出て行くと、
「さっきからなんかおかしいよ、文句があるなら言ったら!」
と妻から背中越しに言葉を浴びせられました。


それから、私は2、3日の間、妻の行動をどうやれば監視できるのかだけを、ひたすらに考えてました。
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[Res: 41012] 気持の置場に 5 レタス 投稿日:2009/03/31 (火) 22:37
今までの妻の行動を振り返りました。
ソファの前のテーブルの上に置かれた缶ビールを見つめながら軽くため息をつき、他におかしいことがなかったかと考えます。

冬に、『バーゲンに行くけど、ゆっくり見たいから私について来なくていい』と言って、丸一日出かけたこともありました。
あの時は洋服を買って帰ってきましたが、男と会う時間は十分とれたはずだと思います。

銀行に行くとか言って、急に午前中仕事を休んだ時もありました。あれはいつ頃だったか、、、、
その時も相手が合わせて休めば、会うことも可能なはずなんです。

いや、こんなことまでしなくても妻が私の目を盗んで行動しようと思えば、長時間でなければいつでも可能なはずです。

そう考えていると、妻が風呂に入っている音、洗面器に湯を入れて、体にかける水の音が聞こえてきました。
私はすぐにソファから立ち上がって、寝室に行きました。

ドレッサーの前に妻のバッグが置いてありました。
この中に携帯電話があるはずです。
私が携帯を見たことを妻にばれないようにするためには、すべてを元の状態に戻さなければなりません。

このバッグの置かれた位置や向き等の状況を確かめました。

ファスナーが1センチくらい閉じしろを残してあります。
うっかり私が全部閉じてしまえば見られたことが分かるようにするため、わざと1センチ開けておいた妻の仕掛けではないか、、、、とさえ考えてしまいます。

このファスナーを開けると、横の方に入っている携帯がすぐに分かりました。
ここで携帯の置かれている左右上下の向きやストラップの位置を確認しました。

妻の携帯を取り出し、折りたたまれている画面を開くと電源は切れた状態になっていました。
電源ボタンを押すと、電源が入って待ち受け画面に子供の写真が出てきます。

そして画面の充電サインを確認すれば、十分電池量は残っていました。
『電池が切れた』のではありません。
タクシーに乗って電話を掛けてきた妻は、『電源を切った』のです。

これも追求すれば、『誤って切ったのかも』と答えるのでしょうし、逆に自分を正当化してこちらが覗いたことを非難するでしょう。

さらに案の定というか、妻の携帯はメールの送受信と電話のリダイヤル履歴、着信履歴もすべて消されていました。

電話の登録名簿を見ても、誰が相手かわかりませんから、これは途中で調べることをやめました。

ここまで確認すると急いで元の状態に全てを戻して部屋をでました。


ソファに座り直して缶ビールにクチをつけました。

『妻はタクシーに乗ってどこに行ったのか?』『何をしていたのか?』これらはもう分かりました。
確定的証拠はないものの、間違いなく他の男に抱かれていたはずなのです。

それよりも『妻は誰と会っていたのか?』と言うことが気になりました。

そうこう考えているうちに、妻は風呂からあがって髪をタオルで乾かしながら私が座っているソファの横に来ました。
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[41012] 気持の置場に 4 レタス 投稿日:2009/03/31 (火) 22:33
閉めた扉がすぐに開いたので、妻は驚いて振り向きました。

「なに? どうしたの?」
「ちょっと向こうを向いて。」

そう言われて私に背中を向けて立った妻のスカートを少し乱暴に巻くし上げようとすると、
「やだ、、、ちょっと待って、、、」
と妻はスカートを押さえました。

「どうしたの?、、、、したいの?、、、、分かったから、お風呂に入ってからね、、ね、、」

私は妻の背後から左手でウエストを抱きしめ、右手をスカートの下から突っ込むとすぐにストッキングの上から差し入れました。
ストッキングの締め付けが少し邪魔でしたが、右手を下へ下へ入れていくとすぐに下着にたどり着きます。
下着と肌の間に指先を伸ばした手の平を滑らせこむと、中指、人差し指、薬指が妻の陰毛に触れました。

妻は抵抗して、その場に座り込もうとしましたが、私が抱きしめているのでそうはできません。
背中を丸めて、両膝を強く閉じて両太ももを密着させ、私の手があそこまで届かないようにしていました。

妻は抵抗して腰を引いて体を折ってしまったので、私も妻を支えきれなくなり、後ろから覆いかぶさるような感じでそのままベッドに向かって倒れこみました。

ベッドの上で私から体の自由を奪われてしまった妻は、それでも抵抗していましたが、
「動くな!」
と私に言われ、半ば諦めたようにじっとしました。


それでもきつく閉ざされている妻の太ももの隙間に向かって、私の右腕に力が込められます。

「ちょっと、待ってって、、、ちょっと、、、」

妻の下着の中の右足の付け根にあった中指を、クネクネとさする様に動かして妻の陰部をたどり当てた時、妻の体から力が抜けたので逃さず右手を太ももの隙間にこじ入れました。

こうなると私の手の平にはざらっとした妻の陰毛があたり、すでに私の指先はあふれ出ている愛液を確かめることができました。

人差し指と薬指を使って愛液に浸された左右の陰唇を開き、中指がその中央をゆっくりと膣口までたどっていくと、妻の女性器はすでに受け入れが十分可能な、、、、開いた状態であることが分かります。
男を受け入れたばかりなら、閉じきれていない状態と言うほうが適切なのでしょう。。。

もう何も考えるまでもなく、さっきまで体の中に挿入されていた跡が分かってしまうほど、その部分は濡れ開き、悦びに打ち震えていたことを想像させてくれました。
自分の妻ですから、触ればその状態が分かってしまうのです。

私の右手には、下着の中にこもっているじっくりとした熱までもが伝わっていました。
私は右手を引き抜くと、妻を押し離すように起き上がって部屋を出ました。

私はショックを受けながらも冷蔵庫から缶ビールを取り出し、静かにリビングのソファに座りました。
この時点では妻はまだ浮気を認めたわけではありません。
ですが私の中では『限りなく黒』でした。

妻の矛盾する言葉を盾に妻を責めた場合は、何らかの言い逃れをする可能性を考えました。
『あなたには言ってなかったけど、昔の友人がたまたま地元に戻ってきてたから、コーヒー飲んできた』なんてことを言われた場合、どうしようもありません。

どうすれば、言い逃れができない状況になるのか。。。。
どうすれば、証拠を押さえることができるのか。。。。
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[Res: 40915] 気持ちの置場に 3 レタス 投稿日:2009/03/28 (土) 04:13
結局、妻は23時をまわった頃に帰ってきました。
タクシーに乗って2時間過ぎています。

「ただいま。」

当然私も機嫌がいいという訳ではありません。
「遅かったな」
そう妻に言って返事を待ちました。

「そうかね。いつも通りでしょ。」

「電話してから随分経つじゃない」
「ああ、だってあれからすぐ終わるかと思ったら、なかなか終わらなくて。」

「2次会か何か連れて行かれたのか?」
「行ってないよ、終わってすぐ帰ってきたよ」

「誰かと一緒に帰ってきたのか?」
「質問ばかりするのね。何かあったの?」

何か察したのか、妻がこちらの様子を勘ぐりはじめたので、ごまかしだすとやっかいだから、私は感情が顔に出ない様に気をつけました。

「いや、雨が強かったから、帰り道を心配したんだけどね。」
「そう、ありがと。今度から心配させないように雨が降ったらタクシーで帰るね。」

「お前、携帯の電源切れてないか。」
「え? ・・・・ あれ ほんとだ、充電切れたのかな。ごめん。」

妻は、私に聞かれたこと以外は自分から話すことをしませんでした。
ボロが出ないようにしているのかもしれません。

「お前、俺に電話してきたとき、何してた?」

この私の質問で、妻は私から目を逸らし、さっと反対を向いて
「だから宴会中だって。着替えたいから、風呂に入ってくるね」

そう言って、いったんテーブルに置いてあったバッグを手に持って寝室に行きました。

私はすぐに立ち上がり、妻を追いかけて部屋に入りました。
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[40915] 気持ちの置場に 2 レタス 投稿日:2009/03/28 (土) 03:54
いつもと変わらない日々が続いていました。

朝私が一番に家を出ると、続いて子どもが学校に行き、最後に妻がギリギリに出勤します。
普段家に帰るのは私の方が遅いのですが、仕事柄、妻も21、22時をすぎて帰宅することがひと月に何度かありますが、妻の仕事の状況は良く分かっているので、遅くなる時はお互い話して、私が早めに帰って子どもと食事をしていました。

仕事の忙しさに波はあるものの「いってらっしゃい」と「お帰りなさい」がある、ごく普通の家庭だと思ってました。

家庭での妻には何もおかしいところはありませんでした。
というより、疑っていないので、そういう目で見ていなかったのです。
何かあれば自然に気がつくでしょう。

妻は携帯も不自然な使い方はしていません。
毎月の請求書も電話料金、パケット利用量も私が理解できる範囲です。

同じ会社ですから出勤状態もよく分かります。
会社以外は家にいるか、夕食の買物に近所のスーパーに行く程度しかありません。

仕事が私より遅くなることもありますが、職場の目と家族の目が届いている範囲でもありますし、私を不安にさせる要素はありませんでした。

飲み会もありますが、これも同じ職場の人ばかりで、慰労会や歓迎会、送別会等のイベントで、団体の飲み会ばかりでこれといって気にすることもありませんでした。

妻が飲みに行く時には、通常1次会は21時~22時に終わります。
車は会社に置いて、バスで帰宅すると待ち時間を含めても、だいたい22時~23時。
妻が22時~23時までに帰ってくると、だいたい私は起きていますから何もおかしいとは思っていませんでした。

しかし、昨年6月のことでした。
妻が飲み会の日に、早めに帰宅するはずの私の仕事が終わらなかったのです。

仕方なく子供に、ちょっと遅くなるから食事を済ませておくように連絡をしておきました。
そろそろ家に帰ろうとした時には21時前だったので、梅雨時で雨も強かったこともあり、ついでに妻を乗せて帰ってあげようと思い、私は妻に携帯からメールを送りました。

『まだ宴会中?』

返事がありませんでしたので、まだ盛り上がってるのかなと思い、宴会が終わればメールに気がつくだろうと、近くで少しだけ待つことにしました。

強かった雨も多少弱くなってきてましたが、それでも雨音や車の水しぶきが騒々しく感じられる中で、妻が乗るバス停の近くに車を停めました。

車の中で10分ほど待っていると、傘をさしながら比較的早い足取りで歩いている妻を見つけました。
一緒に飲んでいたはずの他のメンバーは近くに見当たりませんでしたから、恐らくは終わってすぐに出たのでしょう。
すぐに携帯に電話しましたが、妻は気づきませんでした。

私がバス停まで車を回そうとしたその時に、妻は近くに停まっていたタクシーに乗ってしまったのです。

せっかく待っていたのに、と拍子抜けしたところに妻から電話がかかってきました。

「電話したでしょ、なに?」
「仕事が遅くなったから、迎えに行ってあげようかと、、、、」
「大丈夫、もうすぐ終わる。みんなと帰るから、じゃあね」
と妻は話をさえぎるような言い方で電話を切ってしまいました。

家には妻より私の方が先に帰りつきました。

『結局私の方が早かったな』と思いながら、起きていた子供に声をかけました。
「ごめんな、遅くなって」
「そんなに心配しなくたっていいって。ご飯、温めてあげようか」
と、私の食事を用意してくれました。

食事をとっている間も『遅いな』と思っていたのですが、結局子供が寝る時間にも妻は帰ってきませんでした。

私の携帯には、妻がタクシーに乗ってかけてきた履歴が、21時過ぎの時刻で残っていました。
それからもう1時間半は経っています。

タクシーでこの時間帯なら、15分もしないうちに帰ってくるはずですし、私が家に着いて30分以上も遅いということは事故でもない限り考えられません。

2、3度電話をしましたが、妻の携帯は電源がきれていました。
こういった時、携帯がつながらないことは、かなりストレスを感じます。

『何してるんだろう』と思いながら私は風呂に入りました。
風呂からあがって、冷蔵庫からビールを取り出そうかと思いましたが、妻の身に何かあってはいけないからと、酒を飲まずに妻の帰宅を待ちました。
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[40722] 気持ちの置場に 1 レタス 投稿日:2009/03/21 (土) 06:12
私は現在40代のサラリーマン、妻と同じ会社で働いています。
妻は私より少し年上で、入社もその分先になります。
子供もいますが、お金はかかるけど手はかからない年頃です。

時期的にはおぼろげですが、私が30歳ちょっと過ぎた頃だったと思います。

タバコを吸うために職場の喫煙所に向かって歩いていると、喫煙所の中から笑い声や、歓声が聞こえてきました。
『また仕事中に悪ふざけしているな』なんて思いながら喫煙所の戸をあけると、中には4、5人の2~4歳くらい年上の先輩たちが集まっていました。

私が喫煙所の中に入ると急にその場が慌てたような静まり方をしたので、軽く会釈し、立ち位置を決めてタバコに火をつけ、ひと吹かししてから尋ねました。
「ずいぶん盛り上がっていましたね、何の話ですか」

この先輩たちの話題の中心になっている人物が、少し間を置いて答えました。
「この前の飲み会の話でな」

「そんなに楽しい話だったんですか?」
「まあな」
「聞かせてくださいよ」

一人の先輩を指差しながら
「いや、こいつと二人で飲んでた時のくだらない話だから」
そう言って吸いかけのタバコの火を消すと、他の先輩たちも同じようにタバコを消して、
「じゃあな」
と、みんな次々に仕事へ戻ってしまい、私は一人残されました。

喫煙所に入る直前に、私に返事をしてくれた先輩の声で
「こいつがやってる間、俺は・・・・」
と言う会話が漏れて聞こえていたので、女関係だろうな、となんとなく思っていました。

職場も違って当たり障りのない付き合い方をしている関係の人たちなので、別に興味があって聞いた訳でもなく、沈黙させてしまったから、挨拶程度の会話をしただけで、こんなことは私も気にしていませんでした。

この時には意味のなかったちょっとした出来事が、ワンシーンとして私の記憶から蘇ってくることになったのです。
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[Res: 79197] Re: 赦さない・・・④ ヨシキリ 投稿日:2012/06/27 (水) 01:57

横山氏がみんなに元のソファーに座るように促し、話しを続けた。

横山「堀切さんは離婚するにあたり、慰謝料として500万円を要求します。
それと現在、里奈さんが勤めている会社には堀切さんの親友でお2人を引き合わせた山田大悟さんが勤めています。
その山田さんが今回の出来事を知った時の事を考え、早急に辞めて頂きたいそうです」


何も言わず俯いたままの妻に向かって義父が、

義父「おい!どうなんだ、ちゃんと答えなさい!」
妻「・・・会社は辞めます。お金は無いので、直ぐには払えません・・・」


義父「吉次君、やり直す事は出来ないのかい?」
私「出来ません」
義父「どうあっても無理なんだね」
私「はい」


義父「・・・お金は私がお支払いします。それで勘弁して下さい」
私「分かりました。後の細かい事は横山さんにお任せします」


重苦しい空気の中、私の結婚生活が終わった。


私は「今日は、このまま娘さんを連れて帰ってもらえますか?」と義父に聞いた。
義父は「そうした方が良いなら」と答えた。

妻は義母と一緒に身支度をし、最後に三人で私に向かって土下座をした。
妻は手に持てるだけの荷物を持ち、両親と一緒に出て行った。


その後、妻の荷物を全て実家に送った。


一週間後には、横山氏の事務所で妻と義父に会い、お金を受け取り離婚の手続きを済ませた。

義父「この度は本当に申し訳なかった、許して下さい」
そう言って私に向かい頭を下げた。


妻「仕事は辞めましたから安心して下さい」
私「分かった」
妻「私が馬鹿でした、本当にごめんなさい」
私「これでやっと自由になったんだから、好きなようにすれば良いさ」

お互いこれ以上の言葉は出てこなかった。
そして、これが妻との最後の会話になった。


私は妻と暮らしたマンションを引っ越し、気ままな1人暮らしに戻った。


大悟に今回の事を話した時は、土下座をして涙を流して私に謝っていました。
そして私が想像していた通り、大悟は「あの女、ただじゃぁ済ませねぇ!」と言って実家まで行こうとしました。
私は「バカな事をするなら大悟とは絶交する」と言って、なんとか止めました。


この後、麻美さんが元妻に対して何かをしたのか、少し気になった時期もありました。
しかし元妻がどうなったか、何をしているのかなど知る事も無く今に至っています。


去年の事で結婚に対してトラウマが出来たのは確かです。

今現在の私はといえば、付き合っている女性はいます。

今後、バツイチ男の幸せな結婚生活が来る事を願って、今の彼女を大切にします。


おわり





最後まで読んで下さった皆様、沢山のレスをくれた皆様、本当にありがとうございました。

去年の出来事を文章にして投稿するだけと安易に考えてスタートしましたが、途中かなり大変な事に気が付きました。
しかし、沢山のレスを励みに最後まで書く事が出来ました。本当に感謝しています。

そして今回、書いて良かったと思っています。
元妻のやった事は、大悟を始め色んな人に話しました。(説明の意味も含めて)
でも俺が元妻に対してやった事は、誰にも話していません。

ここに書いた事によって、何か吹っ切れたというか、勝手に楽になったというか、忘れる事が出来そうです。

それから、本当は5月に書き終る予定でした。
それは、もし結婚生活が続いていれば結婚一周年だったからです。

自分勝手な事を書いていますが、とにかくこれで全て忘れようと思っています。

最後は少し変な感じになってしまいましたが、それでも書いて良かったと思います。


本当にありがとうございました。
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[Res: 79197] Re: 赦さない・・・④ ヨシキリ 投稿日:2012/06/23 (土) 14:15

2日後、横山氏に連絡を入れ週末の予定を聞いた。
土曜日なら大丈夫という事で、私の考えを伝え、今後の事をお願いした。

次に、妻の実家に連絡をして“大事な要件がある”ので、土曜日に来てほしいと伝えた。


土曜日の午前中、妻に向かって話し始めた。

私「これから、お前の両親が来る事になっているから」
妻「どうして?」
私「もう終わりにする為だよ」
妻「なんで!どうしてなの」
私「お前だって分かっているだろ、やり直せる訳ないって」
妻「そんな事ない!」
私「俺はお前を許せない、許す事はできないんだよ!」

妻は号泣しながら「なんで、なんでなの」と私を見て繰り返し言った。


私は妻に向かって一方的に話した。


やり直せるはずもない、こんな生活をなぜ我慢しているのか、お前には何か理由があるんだろう。
世間体を気にしているのか?
俺の事を本当はどう思っているのか?
まだ寺岡の事を信じ連絡を待っているのか?

俺にとっては、そんな事全てどうでもいい事なんだよ。
お前が何を考え何を言おうが、そしてどう償おうが、お前のやった事を俺は絶対に“赦さない・・・”

そりゃぁ、アイツは救いようがない馬鹿で卑劣な男だよ。
でもな、俺を裏切り苦しめたのは、お前なんだよ。
お前さえ馬鹿な事をしなければ、普通に暮らせていただろうよ。


時間が経ち、涙が少し収まってきた妻が話し始めた。

妻「それじゃ、なんで様子を見ると言ったの?償う機会をくれたんじゃないの」
私「お前がアイツと不貞をしていた間の、俺の気持ちが分かるか?」
妻「・・・・・」
私「お前は自分さえ良ければと考えていたんだろ?だから俺も自分本位の2カ月を送らせてもらったよ」
妻「・・・・・」
私「俺に対して償える事なんてないんだよ」


そのまま2人共黙り込んだ。


約束の時間になりチャイムが鳴った。
玄関に行き、私は横山氏を迎え入れた。

少し遅れて妻の両親が来て、横山氏を紹介した。
弁護士と聞き、顔が強張ったままソファーに座った。
妻は終始下を向き、無言のまま項垂れていた。


横山氏は両親に今回の出来事を順を追って、事細かに資料を見せながら説明した。


横山氏の話しが終わると、いつもは物静かな義母が立ち上がり、妻の頬を平手打ちした。

義母「なんて馬鹿な事を!馬鹿!馬鹿!」
そう言いながら、妻の髪の毛を鷲掴みにして揺すった。
妻も義母もその場に泣き崩れた。

血の気が引き、歯を食いしばっていた義父が土下座をして
義父「吉次君、本当に申しわけない」
そう言うとしばらくの間、頭を上げる事はなかった。
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[Res: 79197] Re: 赦さない・・・④ ヨシキリ 投稿日:2012/06/21 (木) 18:25

私は仕事を終えると足早に事務所に向かった。

事務所に着くと、いつもと変わらずに横山氏が出迎えてくれた。
横山「わざわざお越し頂いて申し訳ありません」

もしかして麻美さんが居るのではと思っていたが、そこには誰も居なかった。

私「どうかしましたか?」
横山「麻美さんからの伝言をお伝えしようと思いまして」
私「なんでしょう?」

横山「“離婚して頂いて結構です”と言われています」
私「どういう事ですか?」
横山「麻美さんにとって、堀切さんが離婚しないでいる意味が無くなったと言う事です」
私「もうどうでも良いから、好きにしてくれという意味ですか」
横山「そう言う事ではないです」
私「なにか理由があるんじゃないですか?」


横山「実は、寺岡敏文さんがお亡くなりになりました」
私「えっ!?」

横山「会社を懲戒解雇になり損害賠償を背負い、両親もスーパーと家を処分したのですが全ては追いつかず、
生まれ育った土地を離れる事になった日に、崖から身を投げたそうです」

私「そうですか・・・」
予想外の事で、私も何をどう話して良いか戸惑っていたのは確かでした。


静まり返った中、私は質問してみた。

私「損害賠償ってかなりの額だったのですか?」
横山「さぁ、会社の一件は一切関わってないので分かりません」
私「たしか、三井さんが用立てていたお金もありましたよね」
横山「そうです。その金額などはお教えする事はできませんが」
私「そりゃぁそうですよね」


横山「ところで、堀切さんは今後どうされますか?」
私「近いうちに結論を出します」
横山「分かりました」
私「その時は横山さんにお願いしたいのですが」
横山「その場合は料金が発生しますよ」
私「もちろん分かってます。その時は、宜しくお願いします」


帰り道、私の頭でグルグルと浮かんでは消えた事があった。
本当に自ら命を・・・。
まさか三井さんが・・・。
そんな事はないだろう・・・。


帰宅した私は、いつもと変わらないように妻に接したが、この日から“いつもの営み”をする事はなかった。

寺岡が死んだ事によって、全てが終わったという事ではないが、私達の結論を出す時なんだと考えた。

そう、これで終わりにしよう。終わりにしなくてはいけないんだと・・・・・。
私の中で、張り詰めていたものが崩れた感じがした。
この時は、妻との出会いから今までの事を想い出していた。

そして理由はないが、妻には寺岡の事を言わないでおこうと思った。
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[Res: 79197] Re: 赦さない・・・④ ヨシキリ 投稿日:2012/06/19 (火) 19:12

三井邸から帰る途中、私は妻に電話をした。

私「夕食は食べて帰らないけど、良かったら外で食おうか?」
妻「いいけど」
私「それじゃ、○○駅前に18時で」


妻と落ち合い、歩き始めた。

私「寿司が食いたいんだけど、いいかな?」
妻「いいけど」
私「2週連続で美味しい物食えて嬉しいねぇ」
妻「・・・」

私「今日もお前のオゴリでいいよな」
妻「どうして?」
私「まだ見付かって無かったらアイツと食事して、お前が金を出してたんだろ」
妻「・・・・・」
私「俺の為に出すのは嫌というなら別だけどね」
妻「そんなことは・・・」
私「日曜は毎週、外食にしてもいいかもな」

こうして妻の金で飲み食いをすると、かなりベロベロになるほど飲んでしまう。


次の日から異様な生活も3週目に入り、この生活に慣れていく自分に少し嫌気を覚えていた。


この週には、箱根の強羅の宿を3週間後の土日で予約できました。
一泊二食付き露天風呂が付いた特別室、2人で103,400円でした。


その後、毎日が決まったように過ぎていった。


妻のオゴリという名目で、外食にも出掛けた。

私は、寺岡との事を嫌みのように言動に出し、妻にぶつける事の毎日でもあった。

妻はそれでも生活そのものは、かなり慣れてきているように思えた。


そんな中、予約した箱根への旅行にも行った。
妻と2人で行った旅行は楽しいはずも無く、ただ妻の金で贅沢をしてきただけの事であった。

旅行中の私の発言といえば、

「アイツと入った温泉の方が良かったか?」
「アイツと食った食事の方が上手かったよな?」
「アイツとの旅行の方が楽しかっただろ?」

などなど、妻が答える事も出来ないような問いかけを終始していた。


“いつもの営み”も毎日のように行い、妻はアナルで喘ぎ声を出すまでになっていた。
アナルプラグもディルドも大型の物に代わって、かなり拡張が進んでいた。


こんな生活も約一カ月半が経ち、何の意味も無いと感じ始めていた。

また、この頃よく考えていた事が有る。

妻は本当に私とやり直したいのか?
ただ世間体を気にしているだけなんじゃないのか?
寺岡からの連絡を待っているのか?
なんでこんな生活で我慢してるんだ・・・・・。

しかし、妻に私の疑問を問いただそうとは思わなかった。
なぜなら、妻がどう思っていようが私には関係も無いし、何も変わる事はないから。

ただ、こんな事を考え始めた事が、この生活の限界を意味しているようには感じていた。


ある日の午後、横山氏からの連絡は突然でした。

横山「今日、仕事終わりに事務所に寄る事は可能ですか?」
私「大丈夫ですが、何か有りましたか?」
横山「それはお越しいただいてから」
私「分かりました」
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[Res: 78558] Re: 赦さない・・・③ ヨシキリ 投稿日:2012/06/15 (金) 19:40

そして日曜日、昼食を済ませて三井邸へと向かった。

三井邸に着き、いつものようにリビングルームに入ると、横山氏も含めて麻美さんと三井夫妻が居ました。
皆さんに挨拶を済ませソファーに座りました。


まずは、横山氏が私に向かって話した。
横山「麻美さんですが、正式に離婚されました」

そう聞き、私が麻美さんの顔を見ると
麻美「ごめんなさいね。堀切さんには当分の間は別れないでとか言っておいて」
私「別に麻美さんに言われたからではなく、俺にも考えがあっての事ですから」
麻美「でも無理を言ったのは確かですから」

そう言うと私の前に封筒を差し出した。
麻美「これは私の気持ちです」
私「なんでしょう?」

私が封筒の中身を見ると、中には札束が2個入っていた。

私「これは、受け取れないですよ」
麻美「そう言わずに受け取って下さい」
三井「出された物は、サッサと仕舞えばいいんだよ!」

三井さんの言葉に圧倒され、私は頷き「それでは遠慮なく」と言い、受け取った。


麻美「それから、ここに来て頂くのもお会いするのも、今日で最後にさせて頂きたいの」
私「はい」
麻美「やはりお会いすると今回の事を想い出してしまうから」
私「お気持ちは良く分かります」

三井「俺はとても残念だけど、麻美の為だからしょうがないな」
私「そうですね」
麻美「今後、もし何かありましたら横山先生にご連絡をお願いします」
私「はい分かりました」


このまま帰らなくてはならないような状況だったのだが、私は思い切って聞いてみた。

私「あの~・・・、寺岡はどうしているんですか?」
横山「はい、現在は実家に戻っています」
三井「いいよ横山君、俺から話そう」
横山「はい」

三井「もっと詳しい事が聞きたいんだよな」
私「まあ・・・」
三井「会社は懲戒解雇になったよ」
私「そうですか」

三井「会社で不正をしていたんだよ。それが先日発覚してな、損害賠償まで背負ったという事だ」

私は三井さんが仕組んだ事だと思ったが、まるで自分には関係が無いような言い方であった。

三井「本当に馬鹿な男だったよ」
私「それで今は実家に戻ったというわけですか」

三井「その実家も近いうちに手放す事になるんだよな」
横山「来月中には、そうなります」
私「そうなんですか?」
横山「三井さんが用立てている分もありますし、スーパーと実家を手放しても足りませんけれど」
三井「全て失っても足りないとはな~」

そう言って立ち上がると「もう、あの男の事はいいだろう」とトイレに行った。
本当は、もっと詳しく聞きたかったのだが、そんな雰囲気ではなかった。


これ以上ここに居る意味も無く、というより居づらいので私は帰る事にした。
帰りに奥さんがパックに入ったジュースを持たせてくれ、皆さんとお別れをした。

ビリヤードをして夕食をご馳走になって、などという甘い考えもあったが想像以上に早く帰る事になった。
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[Res: 78558] Re: 赦さない・・・③ ヨシキリ 投稿日:2012/06/14 (木) 18:37

翌日の日曜日、2人でブランド品を持ち大○屋という買い取りの店に向かった。
箱に入っているバッグと洋服が嵩張り、かなりの荷物でした。

店に着き、買い取りをお願いすると店員はテキパキと品物を見ていった。

洋服の数点は買い取ってもらえない物があったが、その他の物は一点一点の値段を説明してくれた。
その値段を聞いた妻は「えっ」と小さな声を漏らしていた。
買った時の金額を考えれば、かなりショックな値段だったのであろう。

買い取り総額は185,000円で、私は交渉する事もなくその金額でお願いをした。


お金を受け取り、店を出た私は妻に話しかけた。

私「この金で、俺にシャツでも買ってくれないか?」
妻「うん、いいけど」
私「ブランド物の高いの買っていいよな」
妻「・・・うん」

その足でショップへ行き、好みの物は無かったが2万6千円のシャツを買った。


私「夕食さぁ・・・残りの金を使っていいよな」
妻「いいけど」
私「アイツとは高級な店に行ってたんでろ?」
妻「・・・まぁ」
私「俺さぁ行きたい店があるんだけど、そこでいいかな?」
妻「いいよ・・・」


実際、前から行ってみたかった高級鉄板焼きの店に行ってみた。

私はこの時とばかりに、普段は口に出来ない物を次々に注文した。

目の前の大きな鉄板で、注文したアワビや伊勢海老、特上のフィレステーキやフォアグラなどをシェフが焼いてくれた。
お酒も一度は飲んでみたかった高級芋焼酎をロックでかなりの杯数を飲んだ。

私「なにもかも美味いねぇ」
妻「本当に美味しいね」
私「お前は美味しい物、いつも食ってたんだろ?」
妻「・・・ごめんなさい・・・」

私「そうだ!今度、旅行に行こうよ」
妻「どこに?」
私「どこでもいいけど。ただ露天風呂が付いてる特別室にしようよ」
妻「そういう事なのね」
私「そうだよ。お前の金で招待してくれるよな」
妻「・・・はい」
私「今日買ったシャツはその時着るよ」


最後にデザートまで食べて、会計は2人で69,000円でした。


かなり良い気分で帰宅して、さすがにこの日は営みはせずに寝ました。


異様な生活も2週目に入っての木曜日、横山氏から連絡があり日曜日に三井邸に来てほしいと言ってきた。

妻に日曜日は出掛ける事を伝え、

私「そういえば旅行の宿は予約したか?」
妻「良い所は、かなり先まで空いてなくて」
私「俺とじゃ、そうだよな~」
妻「そうじゃないって、本当に空いてないよ」
私「分かった俺が取るから、それでいいよな」
妻「うん、いいけど」


“いつもの営み”も日課のように行っていた。
すでにアナルには指三本が根元まで入るように、マンコには指四本が途中まで入るようになっていた。

妻は嫌がる事も無くなり、無理をしない限り「痛い」と言う事もなくなった。
私も抵抗なく行為を出来るようになっていた。
[Res: 78558] Re: 赦さない・・・③ オサム 投稿日:2012/06/14 (木) 19:31
ヨシキリさん、カキコミと共にレスに対する1件毎のコメント、感謝と共にヨシキリさんの義理堅さが判ります。
間違いなく、男の友人には好かれるタイプの方だと思いました。

ブランド物の買取って、本当に涙目になりますよね。
合計185000円となると使った金額は相当なもの。奥さんかなり落ち込んだと思います。
それに、対するヨシキリさんの散財(浄化?)と(失礼ながら)イヤミの数々、奥さんのタイプなら途中で逆キレしそうな感じですが、奥さんもよく耐えていましたね(笑)。

ここまで拝見していて、この当時のヨリキリさん相当頑張って冷酷に徹していたように感じました。
奥さんとの戦いより、「絶対に甘い顔はしない、愛情は掛けない」っていう自分との戦いになってるように感じました。
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[Res: 78558] Re: 赦さない・・・③ ヨシキリ 投稿日:2012/06/13 (水) 18:14

その後、横山氏が「これ残りの資料とDVDです」そう言って私に封筒を渡しました。

横山「また何かありましたら、ご連絡しますので」
私「はい。ありがとうございました」

立ち上がった妻は無言のまま、麻美さんに深々と頭を下げました。

本当はその後の寺岡の事を聞きたかったのですが、妻が居るので諦め、帰る事にしました。


私と妻は、会話も無いまま帰宅した。


ソファーに座り妻に向かって語りかけた。
私「俺に言う事はないのか?」
妻「え?何を・・・」

私「写真を撮らしてたんだろ」
妻「それは湯河原に行った時、温泉に入る前に2・3枚撮りました」
私「それだけか?ハメ撮りとかもしてたんだろー」
妻「そんな事はしてない。本当です」
私「・・・・・」

私は、それ以上の会話をせず寝室に入り資料を見る事にしました。

画像も音声も目新しい事はなく、ただ一か所だけ。
会話で寺岡が“旦那を拒否するのはマズイよ”と言って、妻が“トシがそう言うなら分かった”と答えた。

この会話を聞いた時、麻美さんが話していた“同僚に抱かそうとしていた”という事が思い出された。


私は夕食時に妻に聞いてみた。

私「今日の麻美さんの話しを聞いて、アイツの事をどう思う?」
妻「えっ・・・。本当に酷いと思う・・・」
私「酷い?それがお前の一番愛してた男だよな」
妻「・・・・・」

私「でもアイツから頼まれたら、抱かれてたんだろうなぁ」
妻「そんな事、絶対にないから」
私「そうかなぁ。抱かれるのが嫌で拒否していた俺でさえ、アイツから言われれば抱かれる覚悟が出来るんだしなぁ」
妻「それは・・・ヨシジさんと金子さんでは話しが違うから」
私「アイツから頼まれれば、誰でも一緒だろ」
妻「違います・・・」
私「アイツが全てなんだろ」

私は食事を終えその場を離れた。


妻は風呂から出て来て私の側で、いつものようにリビングで寛ぎテレビを見ていた。

私「明日、お前のブランド品を売りに行くから」
妻「分かりました」
私「ついでに夕食は外で食べてこよう」
妻「うん」


この後、いつものように寝室に行き“いつもの営み”を始めた。
でも、いつもと違っていた事があった。

妻「なんなの?」
私「今日からは、ビデオに撮ろうと思ってね」
妻「そんなの嫌よ」
私「なに文句言ってんだよ、アイツには撮らしたんだろ」
妻「あれは・・・立ってる姿だけよ」
私「立ってる姿なら誰にでも撮らせるのか?」
妻「そうじゃいなけど・・・」
私「アイツが良くて俺がダメってことは無いよな?」

妻は撮影をかなり嫌がっていたが、私はこの日から気が向いたときは営みを撮影するようになった。
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[Res: 78558] Re: 赦さない・・・③ ヨシキリ 投稿日:2012/06/11 (月) 19:26

その後妻もやって来て、昨日と同じようにバスタオルを敷き、裸の妻を寝かせた。

ローションを使い手マンで激しく責め、指も2本から3本にして逝きそうになると止める行為を繰り返した。
妻の息も荒くなった所で、四つん這いにさせた。
ローションを垂らし、今度はアナルに指を入れ、ほぐすように掻き回し指を1本から2本と入れていった。
昨日に比べると浣腸の影響なのか、とても楽に入ってしまった。

ローションを掛けながら3本の指を入れはじめた時「ダメダメダメ、痛い痛い」と叫んで顔を枕に沈めた。
私は無視して掻き回し続け、2本は根元までスッポリ入るが3本は途中までしか入らなかった。

そろそろ良い頃だと私はチンコにコンドームを被せ、そこにローションを付けて挿入を開始した。
亀頭が入り始めると妻が枕に顔を埋めたまま、言葉にならない声を出し我慢しているのが分かった。

半分ぐらい入った所でピストンを始めた。
妻の両手はシーツを強く握り締め、うめき声をあげ耐えていた。
最終的には根元まで押し込んで腰を振り続けそのまま射精した。


この日から毎晩アナルセックスをするようになり、金曜日にはまたアダルトショップへ行きローションを2本買った。
その時にアナルプラグとマンコ用にとディルドも買って、その日から使い始めました。


そして土曜日、妻と一緒に横山氏の事務所に向かった。

緊張の面持ちの妻を連れ事務所に着き、出て来た横山氏に挨拶をして応接室へ。
そこには、麻美さんが座っていて妻を睨みつけた。

私は挨拶をしてソファーに座った。

妻は「本当に申し訳ありませんでした」と麻美さんに向かって頭を下げた。
麻美さんは何も言わずに妻を見続けている。

横山は「ぞうぞ、お座り下さい」と言い、淡々と物事を進めていった。

私は書類に署名捺印し、寺岡からのお金を受け取った。
妻もお金を差し出し、書類を受け取り全ては簡単に終わった。


その後、麻美さんが初めて妻に向かって話しかけた。

麻美「これで全て終わったなんて思わないでね。私はアナタも寺岡も絶対に“赦さない・・・”」
この時の麻美さんの表情と言葉は、その後も忘れられずに私の頭の中に残っていた。

妻は何の言葉も出ないまま頭を下げた。


麻美「そうだ、アナタに良いこと教えてあげる。寺岡の同僚で金子さんってご存知よね?」
妻「はい」
麻美「最近、お会いになったかしら?」
妻「いいえ。前に勤めていた時に何度かお会いしましたけど」

麻美「その金子さんから聞いた話しなんだけど。寺岡がアナタの事を“馬鹿で本当に都合のいい女だよ” と言って
“近いうちにお前にも抱かせてやるよ”と、アナタの裸の写真を見せたそうよ」
妻「・・・・・」

妻の表情は強張り唇を噛みしめていた。
麻美さんは、その表情を見て不敵な微笑みを浮かべていた。
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[Res: 78558] Re: 赦さない・・・③ ヨシキリ 投稿日:2012/06/09 (土) 16:21

人差し指を根元まで入れ、掻き回していると「ウッウッ」と辛そうな声を出していた。
その後、ローションを足して人差し指と中指を入れようとしました。

妻「やっぱり止めて、・・・汚いし」
私「・・・」
妻「お願い、止めて。ねぇ、もう無理」
私は無視して2本の指を押しこもうとしました。

妻「嫌、痛い。痛いから止めて」
私「ゆっくりやるから、安心してろよ」

またローションを付けて、ゆっくり時間をかけて徐々に入れていきました。
妻は顔を枕に沈め、時折耐えるような声を出していました。


それからしばらくの間、肛門を広げるように2本指を出し入れしているとローションが茶色くなってきました。
ここで私の気持ちが萎えてしまい、今日はここまでで止めました。

その後フェラをさせ、妻の頭を両手で掴み喉を突くようにチンコを押しこみ腰を動かした。
妻は涙を流しながら、時折「ゲホッゲホッ」とむせていたが、私は構わず続けた。
やがて口の中で射精して「一滴残らず飲めよ」と言って終わりにしました。

私は直ぐにシャワーを浴びに行き、寝室に戻ると妻に「シャワーしたら」と言って先に寝ました。


翌朝、「今日銀行に行くのか?」と聞き、「はい」と答えた妻に預金通帳と印鑑を手渡した。


私は、会社帰りに薬局へ行きイチジク浣腸を買って帰宅した。

妻は「500万円引き出したから」と言って、通帳と印鑑を私に返した。
私は無言で受け取った。


食事も終わり妻が風呂に入ろうとした時、

私「風呂入る前に、これ使ってみて」とイチジク浣腸を渡した。
妻「これって・・・。今日もするの?」
私「“今日も”って、これからは毎日するよ。夫婦の営みだからなぁ」
妻「・・・そうなんだぁ」
私「それ使った方が汚く無いし、おまえも良いだろう」


説明書を見ながら「入れたら3分から10分出さないで我慢するんだってさ」と伝えた。

私「見ててやるからトイレで入れろよ」
妻「自分でやるから大丈夫、あっちに行ってて」
私「出したくなっても我慢しろよ。そうだなぁ最低5分、できれば10分な」
妻は無言で浣腸を持って、トイレに入って行きました。


私「どうだ?まだ出すなよ」
トイレの中から微かに妻の声が聞こえたような気がした。

妻「ねぇ!もう出していいよね!」
私「後2分」

その後トイレを流す音がして妻が出て来て、そのまま風呂に入った。


私がリビングで寛いでいると、風呂から出て来た妻もソファーに座った。

妻「私もビール飲んでいい?」
私「もちろん。俺にも、もう一本持ってきてくれ」

妻が私の方は向かずに、テレビを見ながら話し始めた。

妻「あのさぁ・・・、前からアナルに興味あったの?」
私「昔も今も、興味も無いし、やりたくもない行為だよ」
妻「それなら・・・普通にしてほしいんだけど」
私「昨日も言ったよな。汚ねぇマンコを使いたくないから仕方ないだろ」
妻「・・・・・」


私はビールを飲み終え「先に行ってるから」と言って寝室へ向かった。
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[Res: 78558] Re: 赦さない・・・③ ヨシキリ 投稿日:2012/06/08 (金) 17:48

2人で少しの時間、リビングで過ごした後「そろそろ寝室に行くか」と言って立ち上がりました。
妻は黙って私の後について来た。


寝室に入ると、私は裸になり妻のベッドに大の字に寝ました。

私「さぁ、どう奉仕してくれるのかな」
妻は無言で下着姿になり、まずはキスをしようとしました。

私「キスはしないでくれるかなぁ」
妻は一瞬“えっ”というような顔をしましたが、続けて私の体を愛撫します。
その後フェラを丹念にし始め、私はそれをしばらく堪能していました。


私「今度は、お前が裸になって横になれよ」
そう言って用意しておいたバスタオルを敷き、ローションを手に取りました。

妻「それは何?」
私「これはローションだよ。どうせ俺とじゃ、まともに濡れないだろう」

妻は下着を脱ぎ裸になると、素直にバスタオルの上に仰向けに寝ました。
久しぶりに見る妻の体であったが、さすがに以前の様な感情は湧かなかった。


妻の胸を両手で揉み、乳首を指で転がします。
しかし決して、口や舌を付ける事はしませんでした。

片手をマンコに持っていきクリトリスを触りましたが、たいして濡れません。
私はローションを右手に出しマンコに付け、中指を膣の中に入れて掻き回します。

その後、中指と薬指の2本でGスポットを激しく刺激し続けました。
妻も「あぁっあっあっあ~」と声を出し始めました。

さらに激しく手マンを続けていると、妻が逝きそうになったので膣から指を抜きました。

荒い息をしている妻に「どうして欲しいか言ってみなよ」と言いました。

妻「お願い・・・」
私「アイツには進んでマンコにチンコを入れてくれって言ってたんだろ」
妻「・・・・・。入れて下さい」
私「誰の何を、誰の何に入れてほしいのかハッキリ言わなくちゃ分かんないよ」
妻「私のマンコにヨシジさんのチンコを入れて下さい」
私「これからは毎回、自分から積極的に言えよ」
妻「・・・・・」


私「今度は“四つん這い”になれよ」
素直に従った妻の肛門にローションを垂らした。

妻「えっ!何するの?」と体を反転させ、私を見た。
私「アナルに入れる準備だよ」
妻「なに言ってるの?私が嫌いなの知ってるでしょ。そんなこと出来ないから」
私「じゃぁ、何処に入れるんだよ」
妻「・・・マンコ・・じゃ・ないの?」
私「アイツが使ってたマンコなんて、汚くて使えるかよ」
妻「・・・」
私「ウダウダ言ってないで、早く四つん這いになれよ」

妻は渋々四つん這いになりました。


私はローションを肛門と自分の右手に付け、ゆっくりと人差し指を入れてみた。
想像していたより案外すんなり入ってビックリしました。


私は今まで女性のアナルを触ったり、指で突いたりした事はあるがそれ以上はした事はない。
ましてやアナルセックスは興味も無く、したいと思った事もないのです。
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