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北原夏美 四十路 初裏無修正

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WR 1/18(木) 18:01:38 No.20070118180138

「家に電話をかけてくるなんてルール違反じゃないかと文句を言ってやったんだが、矢も盾もたまらなくなって電話して来たそうだ。理由は何だと思う?」
「……知りません」
「恋人の考えが分からないのか? 薄情な奴だな」
「……」

妻は拗ねたように顔を背けて黙り込みました。

「俺からのプレゼントがとても気に入ったので、もっと送ってほしいそうだ。香澄の了解は取っているので写真ならいくらでも送ってやると言っておいた」
「彼がそんなことを言うはずがありません!」

妻はさすがに怒ったのか、大きな声を上げます。

「どうしてだ? 奴はこれまで毎日のようにお前を抱くことが出来たのに、可哀想に俺から香澄との接触を止められている。もちろん他の女を抱くことも出来ない。そうなれば自分で処理するしかないだろう」
「……」
「そんなとき、香澄の写真で処理したいといっているんだ。AV女優なんぞで抜かれるよりは香澄も余程嬉しいだろう」
「出鱈目を言って、真一さんを侮辱しないでください」
「出鱈目でも侮辱でもない。むしろ感心しているんだ。奴の香澄への愛が感じられるとは思わないか」
「……彼がそんなことをするはずがありません」
「香澄は男の生理が全然分かっていない」

私はあざ笑うように言いました。

「俺が村瀬の年の頃は、毎日でも抜きたかったぞ。もちろん今のようにAVやネットのポルノ画像などなかったが」
「……」

妻は私の言葉に何か考え込んでいるようでした。

「どうした?」
「……聞いてもいいですか」
「なんだ、いったい」
「あなたはその時、いったい、何で、その……」

妻は言いにくそうに口ごもります。

「ああ、若い頃何をズリネタにしていたか聞きたいのか?」
「下品なことを言わないでください」

妻の頬が赤くなります。

「下品と言われても他に表現のしようがない。そうだな……主に男性雑誌のグラビアかな。篠山紀信の『激写』というのが有名だった」

そこまでしゃべった私は、急にあることを思い出しました。

「そういえばあるグラビアで、香澄にとても良く似た女の子がいたな。色が白くて目許がはっきりしていて、香澄がヌードになったらこんな風なのかと思うすごく興奮した。あのグラビアには何度もお世話になった」
「そうですか……」

妻はまた何か考え込むような目付きをします。

「俺のことはどうでもいい。今は香澄には村瀬が大事なんだろう」
「はい……」

妻は返事をしますが、どことなくうわの空のように聞こえるのは私の気のせいでしょうか。

「手を頭の後ろで組んで、少し身体を捻って見ろ」
「こうですか……」

妻は私に言われた通りの姿勢を取ります。私はそんなセクシーなポーズを取っている妻の姿にレンズを向け、シャッターを切りました。

「そのスーツは股間にスリットが入っている。わかるか?」
「はい……」
「スーツを着たままセックスが出来るようになっているんだ。どうだ、傑作だとは思わないか」
「……」
「そのスリットに手を当てて、マンコをひろげて見ろ」
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WR 1/18(木) 18:00:36 No.20070118180036

「ご主人の携帯番号を教えてください……」
「いいだろう。ただし、二度と家の電話にはかけるな」

私は村瀬に自分の携帯番号を告げます。

「香澄さんにひどいことをしないでください」
「ひどいことなどしていない。香澄は十分楽しんだぞ。今晩もたっぷり可愛がってやるつもりだ」
「香澄さんは僕を愛しているんです。その香澄さんが愛していない人の嬲りものになるなんて……ご主人はそんなことをして恥ずかしくないんですか」
「何を馬鹿なことを言っているんだ」

私はわざと鼻で笑います。

「人として恥ずかしいことをしたのは君の方だろう。人のものを盗ったら駄目と親から躾けられなかったか?」
「香澄さんはものではありません」
「当たり前だ。ものなら返せばすむこともあるが、人間の場合は取り返しがつかない」
「香澄さんはご主人の所有物ではないということを言いたいのです」
「何を幼稚な理屈をこねている。君はそれでも本当に大学生か。俺の所有物でも君の所有物でもない。香澄がどうするかは香澄が決める問題だ」

私はわざと村瀬を挑発するような言い方をします。これで村瀬が暴発してくれれば面白いのですが、さすがにまだ早いでしょう。

「それと、言っておくが香澄はまだ俺を愛しているといっていたぞ」
「……嘘だ」
「嘘だと思うなら香澄に聞いてみるがいい。いや、失礼。君は香澄と連絡が取れないんだったな」

村瀬が電話の向こうで顔を真っ赤にしている様子が目に浮かびます。

「いずれにしても君が本当に香澄を愛しているのなら、信じて待っていればどうだ。それほど君の愛は頼りないものか」

村瀬が何か怒鳴っていましたが、まともに相手をするのがばかばかしくなってきましたので、私は適当なところで切り上げて電話を終えると寝室へと向かいました。

ベッドに寝転んで妻を待っていると寝室のドアが開き、白いボディスーツに身を包んだ妻が現れました。

デザインはワンピースの水着のようなものですが、生地はごく薄く、乳首や陰毛は言うまでもなく臍の形や尻の割れ目までがはっきり浮き出します。ある意味素っ裸でいるよりも恥ずかしいと言えるでしょう。水曜の夜に引き続き、このような卑猥な格好をさせられた妻は怒りに燃えた目を私に向けます。

「どうだ、サイズは。香澄の身長に合わせて頼んだつもりだが、ちょっと窮屈だったかな」

私は妻がしきりにスーツの裾を引っ張ったり、胸元を引き上げたりしているのを見ながらからかいます。サイズを妻に合わせたというのは嘘で、私はわざとワンサイズ小さいのを頼みました。最近少しふっくらして来た妻の肉が、スーツの下ではちきれんばかりになっているのはなかなかの見ものです。

「そうやっているとなかなかセクシーだな。せっかくだから記念撮影をしてやろう」

私はまたベッド脇の引き出しからデジタルカメラを取り出し、妻に向けます。

「どうした、この前のように笑って見せろ」
「こんなもの着せられて笑える訳がないじゃないですか……ひどいわ」

妻は恨めしそうに私を睨みます。

「折角村瀬に送ってやるんだ。色っぽい顔をしてみせたらどうだ」

妻は私のからかいを無視するように、強ばった顔を見せています。

「そうだ、村瀬と言えばさっき奴から電話があったぞ」

妻はびくっと身体を震わせ、私を見ました。

「なんだ、やっぱり村瀬のことは気になるか」

妻は私の言葉に動揺を見せまいと、懸命に無表情を保とうとしているようです。
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カレー 10/30(月) 17:36:02 No.20061030173602

半年前の出来事を投稿します。私は証券会社勤務の31歳の男
です。妻の由香28歳とは職場結婚でした。都内店勤務の私でしたが、ある地方都市に新店舗が作られる事になり開拓部隊として
1年限定で転勤となりました。結婚を機に退職して派遣で働いてた
由香も当然付いて来ました。その地方で起こった出来事です。
大学から東京暮らしの私と東京育ちの由香が一番驚いた事は
近所付き合いの親密度でした。会社が用意してくれた一軒家を
借りていましたが、町内会で歓迎会をやってくれました。
その事自体ビックリしましたが。もしかして仕事の顧客になる
可能性もあり、歓迎会の申し出を受け入れました。
私たち夫婦は初めての参加という事で一応、正装していきました。
私はスーツ、由香は薄いピンクのスーツとタイトミニでした。
40~60代の男女20人位集まりました。私達が一番年下でした。
大きな座敷部屋を借りて宴会がスタートしました。
由香は顔つなぎの為に積極的に酒を注いでいました。
時折、太ももが露になりドキッとさせられました。
男達は一番若い由香の脚とミニをチラ見しているのが、分かりました。ある席では肩に手を回され、別の席では脚をさわられ、コンパニオン状態でした。私もイライラしてきました。ある男は由香の
前で寝る体勢を作りだしました。顔は由香のミニの正面です。
ミニと太もものすき間からパンティを覗くつもりです。
「えっ!?あ・・いや!!」
由香はあわててすき間を手で隠しました。私は怒りよりも
余りの大胆さにバカ負けしてしまい
「カンベンしてくださいよ~妻の安物のパンツ見ても興奮しない
ですよ~」と場の雰囲気を壊さないように軽く注意をしました。
内心はお前らに由香のパンティを見せてたまるか!とムカついて
いました。その後もエロ話で由香をからかったり大変でした。
そして、最後に野球拳が始まりました。ヤバい!!由香が狙われる
!!おっさん同士やおっさんとおばさんの対戦が続きました。
おっさんとおばさんの汚い下着姿にゲンナリしていると、
「それでは、最後は新入りの由香さん登場で~す」と言われました

「わ・・わたし、出来ません・・」由香はオロオロしていました。
「由香さん!大丈夫!べつに裸になる訳じゃないから!!」
「で・・でも・・」
由香は私に助けを求める表情でした。
「ご主人!いいでしょう!!」周りに煽られ私も困ってしまい
「ギブアップは自由ですよね?」と聞くと
「もちろん!」と言われたので由香に
「1~2回負けたらギブしちゃいなよ・・」と言いました。
「わ・・わかったわ・・」
由香は観念して立ち上がりました。ミニから伸びたストッキング
に包まれた由香の脚に男達の視線は集中していました・・・
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まさかず 12/12(火) 16:20:45 No.20061212162045

浴衣がめくれ今まで見た事のない、
赤いランジェリーが見えていました。
妻はすでに女として私を迎え入れようとしていました。
私は社長の言葉を思い出して冷静をよそおい
「ごめん、ごめん。
 電気もつけたままだし、
 いきなりだったから驚いただろう」
妻から離れ煙草に火をつけました。
妻は何も言わずに浴衣を脱いできれいにたたんでいました。
布団の上に正座をしている妻は、
スケスケの真っ赤なオープンブラをつけていたのです。
「あなたに内緒でこの前、通販で頼んでおいたの。
 びっくりした?? 今日は特別よ
 あ・な・た・ 早く来て」
ポーチからアイマスクを取り出し妻の後ろに回りました。
「これをつけてごらん」
そう言ってアイマスクをつけると
「あなたどうしたの??
 何も見えないわよ」
「それが良いのさ」
抵抗なく付ける事に成功しました。
乳房を揉み指をだんだんと下腹部にはわせていきました。
いつもより興奮しているのが判りました。
秘部はたっぷりと濡れていました。
私は急いでポーチからクリームを出すと、
指でまさぐるようにしながらたっぷりと塗りました。
「なんだかあそこがじんじんして熱くなつてきたわ
 あなた変になりそう」
ぺろぺろと秘部を舐めはじめると
「ああああああっ」
すぐにイッテしまいました。
私が仁王立ちになりアイマスクをつけたまま、
口で奉仕させました。
「最近俺の教えた通りにしたら、
 フェラが上手になったな。
 よし、そのへんでいいだろう。
 おいで」
妻を私の上にのせました。
「いいいいいいっ~。
 腰をふらせて~」
妻は大きな声で何度もイキました。
バックからも責め最後は正常位で私が果てるまでに
6~7回はイッテしまったようでした。
妻はひくひくと痙攣をおこしたようになっていました。
私達はそのまま布団で寝入ってしまいました。
翌朝、
モーニングコールで目がさめました。
慌てて身支度をして朝食を取る為に食堂にいくと、
社長と奥様が笑顔で迎えてくれました。
「おはよう。
 奥さんおはよう」
「おはようございます」
何気ない会話をしていると社長が
「今日の営業は午前中だけだから。
 君たちはもう1泊していけばいいよ。
 私達もそのつもりだから」
「はははい。 有り難うございます。」
 営業にはすぐに出かけるから、
 君は部屋で待っていなさい。」
「わかりました」
妻と社長達の3人は出かけ私一人が部屋に残りました。
昨晩の事をあれこれと考えていると、
部屋に戻ってきたのは社長でした。
「昨日は凄かったね。
 たっぷりと楽しんだかね。
 私も楽しんだよ。
 嫁がお前さん達をみて興奮していたからね。」
「どういう事ですか??」
「色々と仕掛けをしておいたからね。
 お前さんたちの一部始終は隠しカメラで撮影したよ。」
「えっ!! そそそんな」
「部屋のモニターで見させてもらったが
 奥さんは良い声だしていたな~。
 テープはまたの機会にあげるよ。
 それから今晩は変わった事をしてあげるよ。
 君は酔ったふりをしなさい。
 そのまま寝たふりをしていなさい。
 かわいい奥さんを見たいだろう。
 楽しみにしておきなさい。」
「何をするんですか!!
 妻に何を」
「大丈夫だよ。 心配しなくても。
 家の嫁がいるからね。」
「・・・・・・」
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WR 1/18(木) 17:57:30 No.20070118175730

しかしあまり急激に妻を追い込むと、行き場を失った妻は村瀬に助けを求めるかもしれません。そうなったらそうなったでも良いのですが、折角開始した勝負をもう少し楽しみたい気持ちのほうが今は大きいのです。

木曜、金曜と私はまた必死で仕事と、体調の悪い社長に変わっての接待をこなしました。土日に休日出勤しなくてすむようにです。私はその一方で新しい商品をネット通販で注文していました。金曜の夜に注文した品物が届いているのを確認した私は、妻との2回戦を土曜の夜に行うことにしました。

私は極力穏やかな表情を保つようにし、妻に対しても世間話程度の会話を交わすようにしました。木曜の朝は硬い表情をしていた妻も、徐々にほぐれて来たのか時々笑みさえ見せるようになります。水曜の夜の出来事は妻の裏切りを知ったことによる私の一時的な激しい怒りのせいで、もともと穏やかな性格の私はそんなに長く怒りを継続させることはないと妻は考えたのかも知れません。土曜の夕食の時には妻は私の冗談に声を上げて笑うほどです。

食事を終え、お茶を飲んでいる時に私は妻に告げます。

「ところで例の写真だが、奴に送っておいたからな」
「写真って……」
「香澄が素っ裸でマンコを丸出しにしている写真に決まっているだろう。香澄が汚した赤いパンティと一緒に村瀬に郵送しておいた。今日あたり受け取っているころだろう」

妻の顔がさっと青ざめ、次に真っ赤になりました。

「な、なんてことを……」
「言った通りのことをしただけだ。香澄も納得していただろう」
「納得なんかしていません!」
「俺の言うことには逆らわないんじゃなかったか?」

そういうと私は通信販売で届いた新しい包みを妻に渡しました。

「今日はこれだ。風呂に入ったらこれを着て寝室に来い。言っておくが上からパジャマを羽織るのは禁止だ」

妻は呆然とした表情で紙包みを眺めていました。

「どうしてこんなことを……私がそんなに憎いのですか」
「寝言は布団の中だけにしろ。原因を作ったのはお前だ」

妻はしばらくの間私を睨みつけていましたが、やがて立ち上がり、荒々しく包みをつかむと部屋を出ました。大きな尻を振りながら浴室に向かう妻の姿を、私は横目で追います。

浴室からシャワーの音が聞こえ始めたとき、家の電話が鳴りました。

「はい、渡辺です」
「村瀬です、いったい、ど、どういうつもりですかっ!」

受話器をとると、いきなり村瀬の大きな声が聞こえてきました。

「なんのことだ?」

私はわざととぼけます。

「あ、あの写真は……」

村瀬は怒りと興奮のあまり言葉が続かないようです。

「ああ、香澄の写真か。気にいってくれたか」
「香澄さんには手を出さないはずじゃなかったんですか」
「手を出さないとはいっていない。一線を越えないといっただけだ」
「あの状況で一線を越えないはずがない」
「世の中のルールを守らないで開き直るお前たちと一緒にするな。俺は言ったことはきちんと守る。それとも何か証拠があって言っているのか?」

私が低い声でそういうと村瀬は言葉を詰まらせました。

「それに、この電話は厳密に言えば約束違反だ。香澄とは連絡しない、電話も駄目だというのを忘れたのか」
「ご、ご主人に話すつもりでした」
「香澄が電話に出たらどうする。その時点で約定違反だ。5000万円を請求されてもいいのか?」

村瀬はぐっと黙り込みました。

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WR 1/17(水) 19:12:10 No.20070117191210

「も、もう……じ、じらさないでっ」
「バイブでもいいのか」

妻はガクガクと頷きます。私は再びバイブで妻の秘奥の入り口をくすぐります。

「折角さっきバイブに名前をつけてやったんだ。『香澄のマンコにシンイチさんをください』と言ってみろ」
「そんなっ……」

妻は苦しげに顔をしかめます。

「言えなければいつまでもこのままだ。気が狂っても知らないぞ」
「あ、ああーっ!」

妻はぐっと身体を弓なりにそらすと「香澄のマンコにシンイチさんをくださいっ!」と叫ぶように言いました。

「よしっ!」

私は黒光りしたバイブで妻を深々と貫きます。巨大なバイブをくわえ込んだ妻のその部分は生き物のようにたちまちキューンと収縮し、妻は「い、いきますっ!」と絶叫します。私は急いでパジャマのズボンとパンツを同時に下ろすと、猛り立ったものをしごき、妻の白い腹の上に射精しました。


それから私はバイブを使ってもう一度妻をイカせると、熱い蒸しタオルで妻の汚れた腹部を拭い、縄を解きました。しばらく妻は無言のままで手首の縄の痕をさすっていましたが、やがて寝室を出ると浴室に行きました。

シャワーを浴びて来た妻は私に背を向けてベッドに入りました。ちらと様子を窺うと、妻の肩が小刻みに震えています。私の思うままに嬲られたことが口惜しくて泣いているのかも知れません。

私は私で、妻との行為の際に感じた不思議な興奮の原因は何なのかを考えていました。25年もの間夫婦として過ごした妻に対して、改めてこのような昂ぶった気持ちを感じることが私には意外でした。

村瀬によって妻を寝取られたことを確認する被虐的な感覚、私を裏切った妻へ復讐しているという嗜虐的な感覚、そしてすでに村瀬のものとなった妻を逆に寝取っているような倒錯した感覚――それらが重なり、錯綜することによって大きな興奮と快感が得られたのでしょうか。

(まだだ、こんなものは序の口だ)

半年後には妻は村瀬のものになっているかも知れない。それなら私は、この奇妙な快感をとことんまで味わい尽くしてやるという気分になっていました。


次の朝、妻はいつものように私に朝食を用意します。私はいつものように吐き気を催すことを覚悟して妻の作ったものを口にしました。

(おや?)

妻の不倫を知ってからずっと知覚していた嫌悪感がなぜか湧いて来ません。妻が焼いた目玉焼きも、トーストも、違和感なく喉を通って行きます。私は思わず妻の方を見ました。

私と目があった妻は、怒ったような表情をして顔を逸らしました。おそらく妻の心の中は村瀬を裏切ってしまったのではないかという自己嫌悪の思いで一杯なのでしょう。私に対して最後の一線を守り通したというのが妻の唯一の心の支えになっているのではないでしょうか。

私はなぜかひどくおかしくなって必死で笑いをこらえます。私は当面は妻の矜持となっているものを奪うつもりはありません。私の戦い、妻と村瀬に対する復讐戦は始まったばかりなのです。

また、村瀬と話をした中で、彼の弱点らしきものがいくつか浮かび上がって来ました。そこをつけばこの勝負の逆転は可能かも知れません。しかしこれも焦りは禁物です。

妻はフルートの個人レッスンはやめましたが、スクールの講師は続けているようです。村瀬と会っているのではないかという懸念はありましたが、私は少なくとも妻の方から今すぐ約束を破ることはないと考え、しばらく放置することにしました。あれだけ念を押し、書面にまでさせた約束をこんなに早く破るようなら村瀬もそれまでの男です。また、そんな村瀬を許すような妻なら私も未練はありません。
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まさかず 12/7(木) 16:48:04 No.20061207164804

その日は落ち着かなく仕事にも打ち込めずに
ただ時間が過ぎて行きました。
夕方、社長の待っている営業の近くの喫茶店に出かけました。
「よく来てくれた」
社長は満面の笑みを浮かべて出迎えてくれました。
「夕食は近くの処だから。
 すぐに行こう」
そう言うとタクシーに二人で乗り込みました。
たわいのない話をしていましたが、
しばらく走ると旅館の前に着きました。
「ここだよ。 夕食前に温泉に入るとしよう。
 私とだったらいやかね。」
「そんな・・・。」
言われるままに大きな風呂でゆったりと過ごし、
社長の後をついて行きました。
小部屋には妻と奥様が浴衣を着て座っていました。
「遅くなって悪かったな。 さっそく始めよう」
料理が出されビールを奥様がついで夕食が始まりました。
妻は社長から何度もビールを勧められていました。
料理が進んでいましたが、
奥様が私にビールをつぎながら、
「先程一緒にお風呂に入ったけど。
  お若いし綺麗で良い奥様ですよね。」
「そんな事ナイデスよ」
奥様は耳もとで
「今日は一段と綺麗かもしれませんよ。
 とびきり派手なランジェリーに着替えていらしたわよ。
 お風呂上がりに着替えているのを見たんですよ。」
何も知らずに社長と話をしている妻を見ると、
すでに顔が赤くなっていました。
料理が終ろうとした時に社長が、
「奥さん大丈夫かね。
 さあ君たちはこのヘにしなさい。
 部屋は妻に案内させるから。」
うながされて立ち上がると、社長が
「あれを使うんだよ。
 飲んだお酒にも仕掛けをしておいたから。」
とささやきました。 
部屋は綺麗な和室でした。部屋に入ると嫁は、
「いつもより少し酔ったかしら。」
「どうしたんだい。 お前らしくもないよ。
 今日は今までお前に苦労かけていたけど、
 社長のおかげでお前に恩返しが出来そうだよ」
「今日は何だか体が熱いの。 
 なんだかさっきから火照ってるの。
 いつもと違うのよ。
 きっとこんな旅館に泊まる事が無いから興奮しているのよ」
「大丈夫かよ」
そう言いながら、
バックから社長に渡された小さなポーチを握りしめていました。
私は妻を抱き締めすでにひいてあった布団に押し倒しました。
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まさかず 11/28(火) 15:13:58 No.20061128151358

何もなかったように週末を迎えました。
出かける妻を見て私は少しびっくりしました。
妻は今まで履いたことが無いミニスカートだったのです。 
「少し過激だったかしら??」 
妻はおどける仕草で微笑みかけました。
「おいおい仕事だぞ」
妻の太もももあらわに薄い白いスカートが眩しく写りました。
「半分遊びよ。
 夕食が間に合うまでには出かけてよ。
社長の奥様が迎えに来ました。
「二人で出かけます。
 社長は色々と準備があって遅れるから」
「いってきま~す」
車はイベント会場に向かいました。
ほどなく電話が鳴りました。
社長からでした。
「今晩は夕食楽しみにしておいてくれ。
 それから渡すものがあるから大至急取りにきてくれ」
「ハハハハイッ・判りました」
直ぐに社長の処に出かけると、
「来た、来た、さっそくだがこれを渡すから」
「なんですか??」
小さなポーチを渡されました。
「今晩これを使ってみなさい」
「この小さなものは??」
「媚薬クリームだよ」
「えっ!!」
「奥さんが喜ぶだろうよ。
 それとこれは目隠しのアイマスクだよ。
 必ず使ってくれよ。
 色々と支度しているからね」
なんなんだろう。
社長のたくらみはいったい。
しかし私はある種の興奮を覚えていました。
悪魔が肩をたたく数時間前の事でした。
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WR 1/17(水) 19:11:00 No.20070117191100

私はかまわずバイブのスイッチを入れます。スイッチは「弱」ですが、そのグロテスクな玩具がウィーンという機械音を立てながら小刻みに震えだすと、妻はおびえたような顔つきになります。

「バイブは初めてか? 香澄」
「あ、当たり前ですわ……」
「村瀬は使わなかったか。まあ、奴は若いからこんなものは必要ないだろうな」

私は含み笑いしながらそういうとバイブの先端を妻の内腿にそっと触れさせます。

「あっ……ああっ……」

妻は始めて体験するバイブの感覚にたちまち声を上げ始めます。

「どうした? 感じるのか」
「い、いえっ……あっ……」
「無理しなくていいぞ。ここが香澄の性感帯だということはわかっている」

私はまるで羽箒で撫でるような微妙な手つきで、妻の内腿を刺激します。妻とセックスするときはそこは指先や唇、掌などを使ってくすぐるように愛撫します。妻はそこが特に弱いようで、そこを責めているうちに蜜壷から溢れんばかりの愛液をこぼれさせるのが常です。

「そういえば、村瀬には香澄の性感帯を教えているのか?」
「え……ええっ?」
「女の感じる場所を教えてやっているのか、と聞いているんだ」
「そんなこと……」

妻はなよなよと首を振りますが、突然「ああっ!」と悲鳴を上げます。私がバイブで妻の陰裂をそろりとなで上げたのです。

「なんだ、教えてやっていないのか」
「……」
「奴は経験が浅いのだろう。どうして香澄がリードしてやらない」
「だって……恥ずかしい」
「何をカマトトぶってるんだ」

私はバイブの先端を妻のクリトリスにそっと押し当てます。

「おっ、おおっ!」

妻は獣が吼えるような声を上げました。

「今度会ったらぜひ教えてやれ……といっても半年後のことになるがな」
「う、ううっ……」

妻は必死に快感に耐えているようです。私はバイブを使って妻を追い上げては、絶頂寸前で落とすという「寸止め責め」を加えます。妻の身体を熟知している私がバイブという強力な武器を持ち、当の妻は縛られて身動きが出来ないのですから、これくらいは容易なことです。妻はあっけなく脳乱の極致に追い込まれました。

「なんなら俺が直接教えてやってもいいぞ。香澄の取扱説明書だ。ここをこうしたら感じるということをリストにしてしっかり引き継いでやろう」
「い、意地悪っ……ああっ……」
「どうした? 何か言いたいことがあるのか」
「く、くださいっ……ああっ……」
「何だ? 何が欲しいんだ?」
「あ、あなたの……」
「何を言っているんだ。お前は村瀬を愛しているんじゃないのか」

妻は私の言葉にはっとした顔つきになり、次になんとも情けない表情になります。私にじらされ続けた妻はおそらく訳がわからなくなって、いつものように私とのセックスをしている気分になり、思わずそう口走ったのでしょう。私も妻の痴態を見てすっかり昂ぶっていますので、妻の秘奥を貫いてやりたい気持ちは山々ですが、ここで易々と一線を越えるわけには行きません。

「ああっ、わ、私、どうすればっ」
「どうすればじゃない。そのためにこれを買ってやったんだろう」

私はバイブの先端をほんの少し妻の濡れそぼった秘奥に挿入します。

「あ、あっ、ああっ……」

妻が貪欲に腰を突き出し、それを迎え入れようとするのを見計らい、私はさっとバイブを引きました。行き場を失った妻の大きな尻は空しく揺れ、妻はさも口惜しげにすすり泣きます。
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WR 1/17(水) 19:07:54 No.20070117190754

「が、我慢できますわ。ひどいことをおっしゃらないで」

妻は涙で潤んだ目で私を恨めしそうににらみます。

「そうかな? 村瀬の若いチンポを毎日のようにハメ狂っていた香澄が、半年間も禁欲するのはきついだろう?」
「毎日なんかしていません」
「まあ、そうむきになるな」

私がおかしそうに笑うと、妻はさらに眉を吊り上げ、私をにらみます。

「そんな香澄のためにこんなものを注文してやったんだ」

私は箱の中から通信販売で購入したあるものを取り出し、妻の目の前に突きつけました。

「きゃっ!」

妻の目が驚愕に見開かれます。私が購入したのは黒光りした巨大なバイブです。先端は三叉になっており、クリトリスとアヌスを責めるためのアタッチメントがつけられるようになっていますが、今はもちろんそれはついておらず人間のペニスを形状はそっくりのまま大きくしたような状態です。

「村瀬に可愛がられるまでこれが村瀬の代わりだ」
「そ、そんな……大きすぎますわ」

妻が思わず発した言葉に私は噴き出します。

「なんだ、大きくなければ玩具のチンポでも良いということか?」
「そ、そういう訳では……」

妻は首を振りますが、そのバイブの迫力に思わず見入っているのがおかしく感じます。

「村瀬のものとどちらが大きい?」

妻はまた恨めしげな目をちらりと私に向けます。

「どうなんだ、答えろ」
「こんな大きなものは普通の人は持っていないと思います……」
「どういう意味だ? 香澄は俺のものと村瀬のもの以外のチンポを何本も知っているのか」
「そんなことは……」
「それなら普通の大きさなんてわからないだろう……」

そんな風に追求すると、妻は恥らうように顔を伏せます。

「女性週刊誌なんかに書いてあって……」
「ふん、香澄もそんな記事を読むのか?」

妻は消え入りそうな風情で頷きます。

「香澄はそんな俗っぽいことには興味がないと思っていた。意外だな。長く夫婦をやっているつもりだが、わからないことはあるもんだ」

私がそう言うと妻はちらと私のほうを見ます。

「なんだ? 何か言いたいことがあるのか」
「それは私も同じです」
「どういう意味だ?」
「これまであなたが……こんなに嫌らしいことが好きだとは思っていませんでした」
「ふん……」

私は皮肉を言われたのかと妻の表情を窺いますが、特に強い嫌悪感めいたものは浮かんでいません。

「とにかくこれから半年、香澄のマンコに入るのはこのバイブだけだ。半年の付き合いになるのだから、親しみがわくようにバイブに名前をつけてやろう」
「馬鹿なことはやめてください……といっても無駄なんですね。好きなようにして」

妻は拗ねたように顔を逸らせます。

「そうだな……シンイチってのはどうだ。うん、なかなかいい名だ。これからこのバイブの名前はシンイチだ」
「悪趣味ですわ……」

妻が恨めしそうに私を睨みつけます。
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まさかず 11/20(月) 13:31:09 No.20061120133109

その日の夜、妻が
「週末にイベントの営業があるんだって。
 是非行ってくれって社長から頼まれたの。
 貴方にも仕事の都合が良かったら来て欲しいんだって。
 奥様も行くから私も安心だわ。
 宿泊費は社長が出してくれるから。」
そう言うと妻は通販のカタログを広げていました。
何も知らないんだ、そう思いながら煙草をふかせていました。
「今まであなたと二人で泊まるなんて無かったわね。
 ちょっと興奮するわ。」
「・・・・・」
「ランジェリーも新しいのにしないと」「・・・・・」
大丈夫だろうか、遠足気分で
妻はあれこれとページをめくりながら注文をしていました。
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まさかず 11/16(木) 15:03:35 No.20061116150335

「もしもし。私だよ。
 どうだったね?。」
「どうしたんですか、いったい何を考えていらっしゃるんですか」
「君たち、いや君への御褒美だよ」
「御褒美って言っても」
「奥さんが家を手伝ってくれているからね。
 とても助かっているんだよ。
 毎日送らせてもらうから。
 あ~ぁ、
 それから、今週の終り・・・・。
 明後日に出張に付き合ってもらうよ。
 家の嫁と一緒にイベントでの営業をしてもらうので宜しく。
 泊まりになってしまうから、君も心配だろうから
 君も後から来ると良い
せっかくだから夕食を4人でしよう。
 4人なら何の心配もないだろう。」
「・・・・・」
「どうするね?」
「あ、あ、はい宜しくお願いします。」
おもわず社長の会話に返事をしてしまいました。
妻はまだ何も知りません。
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WR 1/16(火) 18:16:34 No.20070116181634

私はベッド脇の引き出しからデジタルカメラを取り出すと、あられもない姿を晒している妻にレンズを向けました。妻は私の行為に驚き、悲鳴に似た声を上げます。

「あ、あなたっ、な、何をするつもりですかっ!」
「何をって、見てわからないのか? 香澄の裸を撮影するんだ」
「や、やめてっ! 気でも狂ったの!」
「何をおかしなことを言っている。亭主が女房の裸を撮影してどこが悪い。それに香澄は俺の言うことは何でも聞くと誓ったんじゃないのか?」
「そ、そんな……やっていいことと悪いことがありますわっ」

妻はもともと羞恥心が強く、写真を撮られるのも好きではありません。したがって裸の写真を撮影するなどもってのほかです。これまで何度か妻に、他人には絶対に見せないという条件で裸を撮らせてくれと頼んだことがあるのですが、すげなく断られていました。

「やっていいことと悪いことの区分は最初に言ったとおりだ。暴力をふるったり、人前で恥をかかせたりはしない。逆にそれ以外なら何でも言うことを聞くということだ」
「写真に撮られたりしたら、誰に見せられるかわからないじゃありませんかっ!」
「ふん……」

私は構えたカメラをいったん下ろします。

「それじゃあこうしよう。撮影したデータはカードに入れて、離婚するときに香澄に渡す。その間、2枚しかプリントしない。1枚は俺が持って、これも離婚するときにまとめて香澄に渡してやろう」
「……もう一枚はどうするんですか?」
「決まっているだろう。村瀬に送ってやるんだ」
「い、嫌っ!」

妻は驚愕に目を見開きます。

「や、やめてっ。真一さんにこんな姿を見せないでっ!」
「駄目だ。俺は他人には見せないといったが、村瀬はもう香澄にとって他人じゃないだろう。香澄のこの大股開きの写真と一緒に、マン汁でべっとり濡らしたパンティも送ってやろう」
「嫌、嫌よっ!」
「いい加減にしないか、約定違反だぞっ!」

私の叱咤に妻はびくっと身体を震わせ、黙り込みます。

「やつも半年間、香澄との接触を立たれて禁欲生活を送らなきゃいけないのはつらいだろうから、自家発電用のズリネタを送ってやるというんだ。どうだ、女房を寝取った相手にこんな気遣いをするなんて親切だと思わないか?」
「……ひどい……ひどいわ……」

妻はついにシクシクすすり泣き始めました。

「泣いていたらズリネタに使えないだろう。それとも村瀬はそういうのが好みか?」

私はそんな風にからかいながら枕を妻の首に下に置き、画面の中に妻の顔と秘奥が同時に入るようにすると再びカメラを構え、妻の股間にレンズを向けました。

「ほら、上の口と下の口が仲良く並んでいるぞ。なかなかいい眺めだ」
「撮るなら早く撮って……」
「そう急ぐな。折角だからにっこり笑って、チーズと言ってみろ」

そういわれてもなかなか笑えるものではありません。ようやく妻が引きつったような笑いを浮かべるのを見た私はシャッターを切りました。

少しずつ角度を変え、妻の卑猥な写真を何枚か撮影すると私は通信販売で注文したもう一つの品物が入った箱を取り出しました。

「マンコを撮影されながらまた濡らしやがって……香澄は露出趣味まであったのか」
「……」

私がそうからかいながら妻の顔に顔を近づけると、妻は表情をこわばらせて顔を背けます。妻の気持ちは早くこの辱めから逃れたいという一心かもしれません。

「残念ながら俺は香澄のことは抱かない、一線は越えないと誓ったからな、いくら香澄の準備が十分でも、ここに入れてやるわけにはいかない、わかるな」

しきりに平静を装っている妻をからかうように、私は妻の恥丘のあたりをポン、ポンと叩きました。

「ね、念を押されなくても……わかっておりますわ」
「そうか……もちろん村瀬のチンポも少なくとも半年は銜え込むことは出来ないぞ。助平な香澄に我慢が出来るかな?」
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WR 1/16(火) 18:14:21 No.20070116181421

「……し、真一さんに見られているような気分になって……感じました」

妻は苦しげな表情で答えます。それは私にとって腹立たしい答えであるはずですが、なぜか妻の凄艶な表情を見ているとたまらない興奮を感じます。私はズボンの下で固く勃起したものを妻のお尻にぐいぐい押し付けました。

「だ……駄目……一線は越えないと……」
「心配するな。約束は守る」

私はこのまま妻に挿入してしまいたい気持ちをぐっとこらえます。自分から約束を破ってしまったら何にもなりません。

「香澄のマンコは村瀬のものなんだろう。俺には使わせたくはないよな」
「……」
「どうなんだ、言え、言わないか」

私は妻の秘奥に指を差し入れると、ゆっくりと抽送をはじめました。くちゃっ、くちゃっというぬかるみを歩くような音が聞こえます。

「ああっ……」
「この浮気女め。お前の本心を言わないか。香澄のマンコは真一さんのものです、とな」
「そんな……」
「何を格好つけてるんだ」

私は指先で屹立した妻のクリトリスをつまみあげました。「ひいっ」という絶叫が妻の喉から迸り出ます。

「あっ、あっ、か、香澄のマンコは、真一さんのものですっ」
「俺にはもう使わせないんだろう」
「は、はいっ」

妻は再び叫びます。

「あ、あなたにはもう、使わせませんっ、あ、ああっ!」

異常な快楽の中で妻は気をやり、背後から抱いている私に体重を預け、ブルブルと身体を震わせます。唇を求めると妻はためらわず私の唇に合わせてきます。

「うっ、うっ……」

私は妻が陶然とした表情で預けてくる舌先を貪るように吸い続けました。


立ったまま気をやった妻を私はベッドの上に乗せ上げます。そして両手をベッドに木枠に、両足を大きく拡げてゴルフのクラブを使って縛り付けました。興奮からやや醒めた妻は、恨めしそうな顔を私に向けています。

「……あなたに、こんな趣味があったとは知りませんでした」
「こんな趣味とはなんだ? SMのことか」

私は妻のあられもない姿を楽しげに見下ろします。

「別にSMが趣味というわけではない。むしろ香澄の趣味に合わせてやっているくらいだ」
「私にこんなおかしな趣味はありませんわ」
「さあ、どうかな……」

私は妻のブラとパンティを外します。紐で固定されているためあっさりと外れたパンティを裏返しにすると、妻の鼻先に突きつけました。

「愛してもいない男に悪戯されて、マンコをこんなに濡らす女がそんな偉そうなことを言えるのかな?」

妻はカッと赤くした顔を逸らせます。

「どうなんだ、言ってみろ」
「……愛していないわけじゃありませんわ」

妻は小声でそんな風に答えます。

「そうか、それは光栄だな。しかし、いずれにしても村瀬のほうをより愛しているのだろう。最愛の男がいながら他の男に悪戯されてマンコを濡らすとはどういうことだ?」

妻は口惜しげに唇を噛みます。その表情を見ていると私はなぜかたまらなく興奮してくるのを感じるのです。

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まさかず 11/2(木) 16:13:27 No.20061102161327

翌日、妻は何もなかったように仕事に出かけました。
ほどなくして社長から電話が入りました。
「昨日はどうだった??
 興奮したかね??」
「し・し・し・社長さん。あれはいったい・・・。」
「先日飲んだ時に思わず撮影さてもらったよ。
 ところで、パソコンにも送ったからね。
 直ぐに見なさいよ。 すぐだよ。
 少ししたらまた電話するから」
まくしたてるように電話は切れました。
私はパソコンを見る事にしました。
社長からメールが入っていました。
添付写真を広げると画面一杯に妻のパンティー姿が現れました。
次の画面は机の下から盗撮したものでした。
それは制服姿の画像でした。
次の瞬間、
その制服は社長の処だ。
あそこには奥様と妻しかいない。
画面に大きく写し出されたパンティーは妻のものでした。
近所でも、仲間うちでも愛想の良い良妻で通っています。
今までも、デジカメで撮影する事さえ拒んでいす。
一度は妻を撮影してみたいと思っていましたが、
そんな妻の制服から見える下着。
私は興奮を覚えていました。
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まさかず 10/27(金) 11:41:55 No.20061027114155

数日後、
明日は日曜日だから仕事が休みなので、
寝室で浴室から上がって来る妻を待っていました。
妻の携帯が鳴ったのです。社長からのメールでした。
携帯の扱いに慣れていない妻。
私がこっそりと見る事にしました。
「御主人が見ていますか?? 奥様はそばにいますか??。
 いなければ直ぐに返事を下さい。
 メールは御主人しか見てはいけませんよ。
 絶対に奥様に気づかれないように。」
浴室からはまだシャワーの音が聞こえてきます。
「私一人です。褄は入浴中です。」
と返事を出しました。
すぐに市長から
「では面白い画像を送りますよ」
との文の後に数枚の画像が添付されていました。
私は目を疑いました。
1枚目は全体は写っていませんが、
座っている女性のスカートの盗撮でした。
これは社長の趣味かなと思った瞬間でした。
スカートの中の赤いパンティーが丸見えでした。
この洋服はこの前のだ!!
がく然としました。どうしよう。
あわてて2枚目と3枚目を見ました。
妻のミニスカートははだけていました。
まるでパンティーだけのように撮影されていました。
社長からすぐに次のメールが来ました。
「どうですか??先日の奥様です。 でも安心して下さい。
 同じものと続きは明日御主人のパソコンに送りますが、
 奥様には触れていませんし、奥様は気が付いていません。
 本当に安心して下さい」
妻の乱れた姿に私は頭が真っ白になり、
ガンガンと血液が体中にまわるのが判りました。
妻のスカートの乱れた姿、真っ赤な下着を何度も
見てしまっていました。
妻は浴室から出ると、何も無かったように寝室に上がってきました。
妻はノーブラでネグリジェ姿でした。
今から私との営みの為に着てくれていたのです。
私は妻を押し倒すとむしゃぶりついてしまいました。
「どうなっているんだ!!  どうなってしまうのか!!」
何度もイッテしまう妻を見て、いつも以上に興奮を覚えました。
いつもより激しく妻を突き上げました。
私にとって悪魔はすぐ後ろに立とうとしていました。
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WR 1/16(火) 18:13:05 No.20070116181305

「香澄にとってはこれが普通なのか? 少なくとも俺はこんな下着は見たことがないぞ」
「……久美さんが選んでくれたのです。若い人がつけるようなものを着たほうがいいということで」
「ふん……これを着て村瀬に抱かれる前にマンコの毛を見せびらかしたんだな」

私がそんな野卑な言葉を発したので、妻は驚いたような表情を見せました。

性に関して晩生である妻に対して、私はこれまで自分の欲望をまともにぶつけるようなことはしませんでしたし、妻の嫌がる行為は控えてきました。寝室での私は優しく、おおむね紳士であったといえます。それは私の気の弱さのせいもありますし、妻が私にとって思春期の頃からの偶像とも言うべき存在だったからでもあります。

「そんな嫌らしいパンティをはいて、若い村瀬に迫ったんだろう。『ねえ、村瀬君、香澄のマンコの毛を見て』ってな」

私が嘲笑するようにそういうと、妻が真っ赤な顔をして反論します。

「そんなことは言っていませんわ」
「言っていなくても、そんな毛が透けるような下着を着けて村瀬の前に立ったということは、見てと言ってるのと同じことだ」
「……」

妻はこれ以上反論しても無駄だと思ったのか、ぐっと押し黙ります。

「言ってみろ」
「え?」
「その時のお前の気持ちを口に出せといっているんだ。村瀬に見られて感じたか? そうだな、その時のことを思い出し、マンコを突き出しながら『村瀬君、香澄のマンコの毛を見て』と言ってみるんだ」
「……そんな」
「言えないか。そうか、香澄は村瀬のことを『真一さん』と呼んでいるんだったな。『真一さん、香澄のマンコの毛を見て』。どうだ、これなら言えるか?」
「……」
「俺の言うことは何でも聞くんじゃなかったのか?」

私の言葉に妻はため息をつくと、開き直ったように顔を上げ、強制された言葉を小声で吐きました。

「真一さん……香澄の、ま、マンコの……け、毛を見て……」

妻がついにそんな卑猥な言葉を口にしたので私は痛快になり、声を出して笑います。

「よくそんな破廉恥な言葉を口に出来るもんだ。香澄はそんな女だったのか」
「……あなたが言えといったから」
「何か言ったか?」
「いえ……なんでもありません」

妻は頬を染めてうつむきます。

「もっとはっきり、大きな声で言ってみろ」

妻はびくりと肩を震わせ、私の顔を恨めしげに見つめますが、やがて再び口を開きます。

「真一さん、香澄のマンコの毛を見て……」
「もっと大きな声で」
「香澄のマンコの毛を見て!」

妻は自棄になったようにそう言うと、ゆらゆらと腰部を揺らせます。私は妻の背後に回ってぐいと抱きしめ、豊かな乳房をブラジャー越しに揉みあげました。

「ああ……」
「どうだ? 村瀬に見られているような気分になったか?」

妻は苦しげな表情で小さくうなずきます。私は片手を妻の股間に伸ばし、小さなパンティの中に滑り込ませます。驚いたことに妻の秘奥は早くもじっとりと潤んでいました。

「……感じているじゃないか」
「嫌……」
「村瀬に見られているような気分になって感じたのか、ええ?」

妻は私の言葉を否定するように首を振ります。

「違うのか? それじゃあ、どうして濡れている? お前が愛しているのは村瀬じゃないのか?」
「ああ……」
「どうなんだ、言ってみろ」
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WR 1/15(月) 17:56:15 No.20070115175615

私が妻に対して抱いているもの、それは執着なのか、未練なのか、愛情なのかが自分でも分かりません。それをこの半年で私自身がしっかりと見極めようと思っていました。私は村瀬たちと話した翌日から少しでも自分の時間を作ろうと、必死になって仕事をこなしました。

週の半ばの水曜に、私はようやく会社を早く出ることが出来ました。家に帰ると予めネットの通信販売で注文していたものが届いていました。私は妻が作った夕食を、吐き気をこらえながら食べました。妻に対して嫌悪感を露わにしているようでは半年間の戦いには勝てないのです。

「香澄」
「はい」

日曜日の話し合い以来、はじめて私から妻に対して呼びかけました。妻がびくりと肩を震わせたのが分かります。

「食事の後片付けが終わったら風呂に入って、これを身に着けて寝室に来い」

私は通信販売での買い物が入った紙袋を妻に渡しました。妻は怪訝な表情をして袋をあけ、中を覗き込みます。途端に妻の顔が赤く染まりました。

「こんな……」
「半年間俺の言うことは聞くといっただろう、約束は守れ」

そういい残すと私は寝室に向かいました。

私は通信販売でのもう一つの買い物が入った箱をベッドの脇に置き、妻が来るのを待ちました。本を読みながら待っているのですが、内容がさっぱり頭の中に入ってきません。長い時間が経ち、ようやく寝室の扉が開き、薄い水色のパジャマを着た妻が入って来ました。

「どうして言ったものを着てこない」
「……」
「俺の言うことは聞くんじゃなかったのか」
「……この下に」

妻は消え入りそうな声で答えます。

「パジャマを脱げ」

妻は一瞬悲痛な目を向けましたが、私の表情が変わらないのを見て諦めたようにパジャマのボタンをはずします。パジャマの下から真っ赤な色の小さい下着に覆われた妻の身体が現れました。

赤い下着は生地が極めて薄く、妻の乳首や陰毛がすっかり透けて見えます。またブラジャーのカップの部分は小さく、妻のやや垂れた乳房は半ば以上露出しています。

高校1年の頃から数えると、30年以上にわたって妻と付き合っていることになりますが、妻は一貫して性に対しては晩生でかつ臆病であり、このようなセクシーな下着を身につけたことはありません。知的で品が良い妻が扇情的な下着を無理やり着せられ、羞恥に頬を染めているのを見ていると私は嗜虐的な気分が高まって来るのを感じます。

一方妻、いよいよ自分にとっての半年の試練が始まったと感じたのか、緊張した様子で唇を噛み、半裸身を小刻みに震わせています。村瀬や久美さんとの連絡を絶っているため、妻は一人でこの試練に耐えなければなりません。

(村瀬のことを思いながら耐えているのだろうか……)

私は妻の内心を想像して、激しい嫉妬を覚えるとともに闘志のようなものが沸いてくるのを感じます。

「後ろを向け」

私の命令に妻がくるりと後ろを向きます。赤いパンティはTバックというより紐パンで、逞しいばかりに実ったヒップが丸見えになっています。結婚して25年にもなる妻の尻もそんな風に見ていると実に新鮮で、私は急速に欲情していきました。

「こんな下着を着けるのは初めてか?」
「はい……」
「村瀬の前ではどんな下着を着けていた?」
「どんなって……普通ですわ」
「普通ではわからん。村瀬に見せた下着を出してみろ」

妻はうなずくと、寝室の箪笥の引き出しの奥から数枚の下着を出してきます。ほとんどは色は白か薄いブルーで品が良いものでしたが、中にいつか見た赤いものも混ざっています。それらはよく見れば陰部のあたりにレースをあしらわれており、陰毛が薄く透けて見えるようになっています。

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まさかず 10/24(火) 13:29:16 No.20061024132916

あの日以来残業があるからと遅くなっている妻が気掛かりでした。
しばらくして社長の家にお邪魔する機会がありました。
社長に聞いてみる事にしました。
「いつも残業させて悪いね。家も不景気でさ」
「そうなんですか??」
「君んとこも大変だろう」
などと普通の会話をしばらくしていました。
「一杯飲むかね」
「おーい。ビールでも持って来てくれ」
社長は再婚とは聞いていましたが、
奥様は妻よりも若くまだ30代後半でした。
社長夫妻と私達の4人で飲んでいると、
「君んとこはどうだね。うまくいっているかね??」
「不景気ですから」
「そっちじゃないよ。夜の生活だよ」
「そっちは普通に・・・」
「奥さんどうなの??」
「・・・・・」
「あなたったら
 まだまだお若いし、貴方とは違いますよ。」奥様は赤くなっていました。
 「ところで君たちも刺激が欲しいだろう」
「・・・別に・・普通ですから・・・」私は妻を見ていました。
 社長は笑いながら
「俺だってまだまだ現役で頑張っているよ。」
暫くしてから
「そうだ!! 
 奥さんは携帯を使っているよね。この間渡したのが。」
「まだ申し訳なくて一度も使ってません。
 使い方も良くわからなくて・・・。」
「気にするなよ。使う為に渡したんだから」
「今度良いものを見せてあげるよ」
「はぁ??」妻は聞き返しました。
「御主人に見てもらうと良いな」
たわいも無い話だと思いよくわからないまま帰宅しました。
私にとって悪魔はすぐ後ろに近づいていました。
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まさかず 10/21(土) 23:19:27 No.20061021231927

飲み会の日、居酒屋での歓迎会には一度仕事から帰って来て、
普段からの薄化粧にブラウスにミニスカートという格好に着替えて、
「少し派手かしら??」「いいんじゃないか」と会話をして
「すぐに帰ってくるから」と言う言葉を言いながら
出かけて行きました。
確かに今まで着た事のない格好でブラウスにミニのタイトスカートでした。
玄関を出る時に白の薄い生地のスカートから
赤いパンティーが透けていたので妙に気になっていました。
その日は早く帰って来ると思っていましたが、
12時を過ぎても帰って来ませんでした。
1時を廻った頃、玄関のチャイムが鳴りました。
「たくさん飲ませてしまったようでスイマセン。
居酒屋の後、我が家で続きを飲んでいたのですが、
遅くなってしまいました。」
ふらふらな妻を社長さんは妻を支えるようにしていました。
「こちらこそ、御迷惑をかけたのでは」
と言いながら妻を寝室に運びました。
お酒に酔った姿を見たのは初めてでした。
ベットの上に倒れこむ妻のスカートを脱がせると、
真っ赤な総レースのパンティーでした。
いったいどう言うつもりなんだろう。
こんな下着を今までに見た事がなかったのでびっくりすると共に、
妻の姿に興奮を覚えました。
翌朝妻は下を向きながら
「すいませんでした。
社長さんの家に行ってから御夫婦と3人で飲んでいたの。
しばらくしてフラフラとして後は覚えていなかったの」
妻は家に送って頂いた事さえ覚えていませんでした。
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WR 1/15(月) 17:54:09 No.20070115175409

「これもわかっているだろうが、セックス以外の風俗も駄目だ」
「……はい」
「それなら、今の内容を全て文書にして香澄と村瀬君に署名捺印してもらう。久美さん、君には慰謝料と違約金支払の連帯保証人になってもらう」
「どうして私まで!」

久美さんは驚いて大きな声を出します。

「君は最初、今回の件は自分にも責任があると言わなかったか? 村瀬君のことを応援して、結果的に妻の不倫の手助けをしたと言っただろう。最初に妻と村瀬君が関係を持ったとき、アリバイ工作をしたのは君じゃなかたのか?」

久美さんは何か言いたげに口を動かしていましたが、結局言葉を発しないで俯きます。

「香澄も言ったよな。俺と結婚したまま、俺を裏切り続けるわけにはいかないと、そう言ったからにはその言葉をきちんと守れ。半年間守りきったら望みどおり離婚して自由にしてやる」
「しかし……半年は長すぎます」

村瀬が不服そうな顔で言います。

「何を都合のいいことを言っている。この程度のことが出来ないで愛だの恋だの、えらそうなことを言うな」

私は村瀬を怒鳴りつけました。

「本当は倍返しの1年といいたいところだ。しかし、それでは折角香澄が新しい生活をスタートさせようするのを邪魔することになるだろう。だから半年で我慢してやるんだ。お前たちもそれくらい我慢しろ」
「わかりました……」

村瀬は頷きます。私は3人の私に対する約定の内容をワープロソフトで文書にすると4枚印刷し、妻、村瀬、そして久美さんに署名捺印させます。一通を私が持つと、他の3通をそれぞれの控えとして3人に渡しました。

「香澄さん、僕の香澄さんへの愛はこんなことに揺らいだりしない。きちんとご主人との約束を守り、半年後に迎えにきます」

署名を終えた村瀬は、妻の方をじっと見つめてそんな甘い言葉を吐きます。妻がそれを目を潤ませながら聞いているのを私は腹立たしく見ています。

「お前は馬鹿か。今の行為はすでに約定違反だ。妻に話しかけるのは禁止というのを読んでいなかったのか」

そう告げた私に、村瀬と妻がはっとしたような表情を向けました。久美さんは苦々しげにそれを見ています。

「まあ、今回だけは見逃してやる。次に約定を破れば即、違約金を請求するからそのつもりでいろ。それから久美さん」
「はい……」
「俺も村瀬君が約定を守って香澄に近づかないか、また他の女に手を出したりしないかをずっと見張っているわけにはいかない。俺の代わりに君が見張ってくれ」
「え? だけど、村瀬君が約束を破れば、慰謝料が発生して、私もそれを保証しているんでしょう? 村瀬君が不利になることをご主人には教えないわ」
「久美さんが村瀬の約定違反を教えてくれたら、交換条件として君の連帯保証は外してやる」
「……」

久美さんは複雑な表情で村瀬の方を見ました。

「話はおしまいだ。帰ってくれ。次に会うのは半年後だ」

私がそう告げると、村瀬と久美さんはソファから立ちあがり、もう一度深々とお辞儀をして帰っていきました。村瀬と妻が切なげに視線を交し合っていましたが、そんなことをいちいち気にしていては身が持ちません。これから私にとって本当の戦いが始まるのですから。


あれから妻は私に対して従順で、言われたことには決して逆らいません。それは半年の時が過ぎ、晴れて村瀬と好きなように会えるようになるのをじっと首をすくめて待っているようでした。

私は村瀬のことで妻に嫌味を言いたくなる気持ちを必死で抑えました。そんなことをしても妻の気持ちは離れるばかりだと思ったからです。妻はまた、「何でも言うことをきけ」といった割りには、特に無茶な注文もしない私に拍子抜けしているようでした。
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WR 1/15(月) 17:52:32 No.20070115175232

私はぴしゃりと妻を制止します。

「しかし香澄は5月から今までの半年近くもの間、俺を裏切った。その償いはしてもらう」
「ですから……慰謝料なら出来るだけのことはさせてもらいます」
「そんなものはいらない」

村瀬は少し驚いた表情を私に向けました。

「あぶく銭を持っている人間から金をもらっても気が済むものか。本当にすまない、心から謝りたいと思っているのなら誠意を見せろ」
「では、どうすれば……」
「まず香澄だが」

私は妻の目をじっと見据えます。

「香澄はこれから俺が裏切られた時間、つまり半年間、俺の言うことは何でも聞くこと。それがお前の俺に対する償いだ」
「あなた……」

妻は私の気持ちを図りかねるといった風な顔をしています。

「心配しなくても暴力をふるったり、人前でお前に恥をかかせたりすることはしない。それとお前は村瀬に対して操を立てたいだろうから、最後の一線は守ってやる。俺も今さら香澄を抱くつもりはない」

村瀬と、妻、そして久美さんは不安げな視線を交し合っています。

「それから村瀬君、君も今後半年間、妻との連絡は一切絶ってもらう。話し掛けるのはもちろん、メール、電話、手紙も禁止だ。もちろんフルートのレッスンも、スクールも辞めてもらう。久美さん、君もだ」
「それは……」

村瀬が口を挟もうとしますが、私は更に続けます。

「3人がこのことを俺に対して文書で約定してもらう。これが守れなかった場合は約定違反と、今回の件の慰謝料として5000万円を支払ってもらう」
「5000万円ですって?」

久美さんが頓狂な声をあげます。

「それはいくらなんでも法外です」
「どこが法外だ? 約束を守るなら慰謝料は1円も要らないといっているんだ。そちらにとってこんなに都合の良いことはないだろう」

私は冷たい声で言い返します。

「さらに香澄と離婚はするが、この家から出ることは許さない。俺が良いというまでこの家の主婦としての役割を果たしてもらう。生活費は今までどおり入れるから安心しろ」
「それと離婚するからにはきちんと財産分与も行う。この家の価値が住宅ローンの残債を清算して2000万円、他に預貯金が2000万円ほどあるから、その半分の2000万円の財産を香澄に対して分与する。それを香澄が放棄して慰謝料と相殺すれば、残りはわずか3000万円だ。株を処分すれば村瀬君なら十分払える金だろう」
「しかし、それにしても……」
「もともと俺の方に離婚してやらなければならない理由はない。それを、香澄の希望を入れて別れてやろうといっているんだ。半年くらいどうして待てないんだ。俺は香澄と高校2年から大学を卒業するまで、6年間遠距離恋愛を貫いたぞ。それに比べたら半年くらいなんだ」

三人はぐっと押し黙ります。ようやく交渉の主導権が私に移ってきました。

「それと、言うまでもないことだが、村瀬君は半年の間は禁欲してもらう」
「え?」

村瀬が意表を衝かれたような声をあげました。

「何を驚いている? 当たり前だろう。さっき君は、香澄が生きている間は香澄としかセックスをしない、香澄を最後の女性にするといわなかったか?」
「それは……」
「香澄と結婚しないまでも、一生愛していくんだろう。愛するものが他にいるのに、他の女を抱くつもりか?」
「いえ……もちろん抱きません」
「そうだろう。それでないと香澄を任せることは出来ない」

私はわざとらしく頷きました。

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まさかず 10/18(水) 15:22:51 No.20061018152251

私は結婚してから20年妻と自営業を営んで来ました。
この不景気な時代に二人で仲良くやってきましたが、
「仕事に出て働くよ。家計の足しになるからね。」
そう切り出したのは夏の暑い頃でした。
妻は、近くの会社へ仕事に出かけるようになりました。
会社といっても従業員は社長夫妻と3人位しかいない小さな処です。
今までは一度も携帯電話など持った事もありませんでしたが、
何か困った事でもあるといけないからと会社から渡されました。
仕事に出かけて1ヶ月ほどしてから、
「明日は歓迎の飲み会だよ」と言われ、
何の疑いも無く「気をつけてね、飲み過ぎるなよ」
と軽い気持ちで返事をしたのですが、
私にとって悪魔はそこまで近づいていました。
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ユーロ 10/12(木) 18:16:30 No.20061012181630

初めて投降します。私、奥山裕二(仮名)33歳と妻・美穂31歳
は結婚4年目の夫婦です。現在も共働きで、近い将来子作りの予定です。ゴールデンウイーク前の金曜日の夜に映画に行く約束をしていましたが、美穂から仕事が終わらないので1時間、待っててと
メールがありました。美穂の会社近くのブリテッシュカフェでグラスビールを飲んで時間を潰していました。すると、隣の男2人組み
の会話の中から奥山という名前が聞こえてきました。
奥山・・!?ひょっとしてと思い社章を見てみると美穂が働いてる
会社でした。
A「彼女、30歳超えてるだろ~?まだ十分イケてるよな~」
B「奥山さん人妻ですよ。手を出したらまずいですよ(笑)」
やはり美穂のことだ!!私は心臓が高鳴りました。私が知らない
美穂の会社での様子が分かる!と思うと少し怖い気分になりましたが、会話に聞き入りました。
A「彼女、今日のスカート短かったな・・打ち合わせで俺の正面に
座ったとき、パンティが見えそうでドキドキしたよ・・」
B「奥山さん、可愛いですからね・・結婚しても人気ありますからね・・」
A「スーツの下に隠された裸を一度、拝みたいもんだな~」
美穂は総合職なので制服ではなく自前のスーツで勤務しています。
それにしても、結婚して31歳になる美穂が未だに、他の男の
性欲の対象になっているのは、悔しい気持ちでした。
A「会社で彼女をモノにしたヤツはいないのか!?」
いる訳ないだろう!!私は少々ムカつきました。
B「どうでしょう・・でも山本課長があやしいですね・・」
え・・!?どういうことだ!?
B「飲み会の時、いつも奥山さんの隣だし、酔った奥山さんの
脚・・太ももに手を置いてましたからね・・」
A「俺も、ストッキングに包まれた彼女の脚を触ってみたいよ!
タイトスカートから伸びてるあの脚を!」
美穂の脚は俺だけのモノだ!ふざけるな!それに私の知らない
課長が美穂の脚を触ってた!私は嫉妬状態です。
私も会社員ですから飲み会でふざけて女子社員を口説いたり、
肩に手を回したりしますが、やはり美穂が他の男に触られるのは
許せませんでした。
B「3月末の打ち上げの時、少し酔ってた奥山さんを課長が送る
と言って、2人でタクシーに乗ってましたよ!現場を見たのは
僕だけでした。」
私は冷や汗が出てきました。その日は年度末の打ち上げだから
かなり遅くなると美穂は言っており、実際帰ってきたのが
午前2時でした。午前0時を過ぎた時、少し心配になりメールを
したのですが、カラオケの最中です。タクシーで帰ります。と
返信があり、ちゃんと帰ってきたのですっかり安心してました。
A「課長と彼女2人で消えたのか!家庭持ちだからてっきり1人で
帰ったと思ってたよ・・絶対ヤッたな・・課長のヤツ・・彼女の
スーツの下の裸をゲットしたのか・・チクショー。」
美穂はウソをついていた・・カラオケには行ってなかった・・
私は絶望で放心状態でした。
しばらくして美穂からメールがあり、仕事が終わったので駅に来てと連絡がありました。タイトミニのスーツ姿の美穂に会うと
ジェラシーが沸いてきました。
課長にミニの奥に隠れているパンティを見せたのか??
俺だけの裸を見せたのか??
俺だけの肉体を捧げたのか??
俺以外のモノを受け入れたのか??
映画の内容は全く覚えてません。
普通なら、軽く食事をして帰るパターンですが、食べる気分に
なれず家に帰りました。
「どうしたの?元気ないよ・・」心配した美穂が話してきました。
事実を知りたい・・・でも・・もし・・美穂が浮気をしてたら・・
と思うとなかなか聞けませんでした。でもやはり聞かずにはいられ
ませんでした。声を振り絞り美穂に言いました。
「美穂・・浮気したのか・・?」
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WR 1/14(日) 18:14:17 No.20070114181417

私は村瀬、妻、そして久美さんの顔を順に見回します。私は極めて常識的なことを話しているつもりですが、今この場では私は少数派、異端者なのです。ひょっとして自分こそがおかしなことを言っているのではないかという気持ちになって来ました。

「君は今22歳だったな」
「はい」
「あと20年後でも、君は42歳の男盛りだ。その時、妻は67歳だぞ。どうやって愛するんだ?」
「67歳でも大丈夫です。愛せると思います」
「もっと年を取ったらどうする?」
「それは、ある時以降は男と女として愛し合うことは出来なくなるかもしれませんが、香澄さんの面倒は一生見ますし、寝たきりになったら介護もします。僕には母がいませんから、母を介護するつもりでいればどうということはありません」
「……」
「将来は、僕と香澄さん、そして久美と久美の恋人の4人が家族のように暮らせていけたらと思っています」

まさにああ言えばこう言うという感じです。攻め口がなくなった私は気持ちを落ち着かせるために珈琲カップに手を伸ばします。そのとき、視界の隅で村瀬が久美さんと素早く眼差しをかわし、微かに笑いあうのが見えました。

(こいつら……)

村瀬と久美さんは事前に想定問答を組み立て、シミュレーションを行っているのだと感じました。妻から私の性格も聞いており、少なくとも久美さんがいる前では滅多なことで激昂したり、暴力をふるったりする男ではないというのも計算づくなのかも知れません。

「それで、君の望みは何だ?」
「僕個人は特にありません。強いて言えば愛する人の望みをかなえたい、というのが望みです」

村瀬の言葉に妻の表情がぱっと明るくなったので、私は激しい嫉妬を感じました。「こんな陳腐なセリフに浮かれやがって」と、妻に対して腹立たしい気持ちになります。

しかし感情は昂ぶるのですが、同時にどこか冷静になってくる自分がいます。村瀬の世迷言のような言い分を聞いているうちに日頃の仕事での交渉力が目を覚ましたようです。

「わかった、それじゃあ整理するが、香澄は俺と離婚したい。離婚する理由は俺と結婚したままで村瀬と付き合うわけにはいかないから、ということでいいんだな」

妻は一瞬戸惑ったような表情を浮かべますが、村瀬が頷くのを見て「はい」と返事をします。

「村瀬君は俺に対して不法行為をしたということは認識しており、その償いをしたいということでいいな?」
「はい」

村瀬は即答します。

「久美さんは村瀬と妻の不貞行為、つまり共同不法行為の共犯者だということを認める、それでいいな」

私が久美さんに向かってそう言うと、久美さんはいぶかしげな表情を浮かべます。

「あなた……久美さんは……」
「お前は黙っていろ。俺は今、久美さんと話をしている」

私がピシャリと決め付けると、妻は黙り込みます。

「どうなんだ、久美さん。さっきあなた自身が認めたことだ」

私が更に言い募ると久美さんはむきになったように表情をこわばらせ、こっくり頷きました。

「そういうことでいいです」
「わかった、それじゃあ、俺の考えを言おう」

私は三人をゆっくり見回します。

「香澄が別れたいといっている以上、みっともなく引き止めるつもりはない」

三人の顔がぱっと明るくなります。

「いいんですか? あなた」
「黙って話を最後まで聞け」
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WR 1/14(日) 18:10:33 No.20070114181033

「他の女と結婚して、妻は愛人にするというのか?」
「結婚はしますが、結婚相手とセックスはしません」
「何だと?」

私は宇宙人と話をしているような気分になって来ました。

「僕は、香澄さんが生きている限りは、香澄さんとしかセックスをしません。香澄さんが僕にとって最初の女性ですし、最後の女性になっても良いと思っています」
「君と話していると頭がおかしくなる」

そこに久美が珈琲を入れて戻ってきました。私の前にカップが置かれ、珈琲の良い香りが鼻腔を刺激します。私は気持ちを落ち着けるため珈琲をすすりました。

「……」

私は思わず久美の方を見ます。珈琲は私の好みの濃さに入れられており、ミルクや砂糖も私のいつもの量が既に加えられていました。久美はすました表情を私に向けています。

(いったいこいつら、何を考えている……)

私は珈琲カップを置くと、再び村瀬の顔を睨みます。

「人の妻に手を出すのは不法行為だということは分かっているといっていたな。それならどうやって償うつもりだ?」
「慰謝料をお支払します」

村瀬がさらりとそんなことを口にしたので、私は怒りよりも驚きが先に立ちました。

「慰謝料だと? 君はまだ学生だろう」
「はい」
「どうやって払う? 言っておくが、25年間の夫婦生活を壊したら、慰謝料は半端な額ではすまないぞ。学生のアルバイトで払えるような金ではない」
「それはよくわかっています」
「親がそんな金を出してくれるものか」
「いえ、僕が払います。僕は父の会社の株をかなり持たされています。それが2年前、父の会社が株式公開したことで数千万円単位の評価益が出ています。相場以上の慰謝料はお支払いできると思います」

私は力が抜けてソファに座り込みました。

「さっき、結婚相手とセックスはしないといっていたな。そんなことが許されるのか。結婚相手に対して不誠実ではないのか」

私は必死で村瀬に対して一矢報いようとしますが、村瀬は顔色一つ変えずに答えます。

「結婚相手は理解してくれます。というより、相手も僕とセックスするつもりはありません。いえ、出来ないのです」
「どういう意味だ?」
「僕が結婚しようと考えている相手は、同年代の男には興味がないそうです」
「なんだと?」

村瀬と久美が視線を交わしあいました。

「まさか……」
「はい、僕は大学を卒業したら、久美さんと結婚するつもりです」

村瀬の言葉に久美は頷きます。

「僕は大学を卒業したら、今の資金を元手に事業を始めるつもりです。そのパートナーとして久美さんを考えています」
「……」
「僕と久美さんは男女の恋愛感情はもてませんが、それ以外は最高のパートナーといってよい存在です。彼女なしの人生は考えられませんし、彼女もそう言ってくれています」

村瀬の言葉に久美さんは頷きます。

「馬鹿な……人生にそれほどのパートナーがいるとしたら、それは自分の夫であり、妻だろう」
「それは価値観の相違です。ゲイの男女が家庭を持っている例はアメリカなどではそれほど珍しくありません。彼らの間には男女の恋愛感情はありませんが、パートナーとしてはうまくいっています」
「そんな特殊な価値観に妻をつき合わせるつもりか」
「僕は香澄さんに、僕自身の価値観を押し付けるつもりはありません。香澄さんがもしも僕と結婚を望むのなら、僕は喜んで応じます。でも、香澄さんがそれは望まないといっているのです」
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とんぼ 9/14(木) 22:53:04 No.20060914225304

君恵と友春が抱き合っているところを盗撮した写真は、およそ一ヶ月前の平日でした。友春は二十台半ばになった今も特に定職に就かず、気ままなフリーター暮らしをしているので、今までもこうして平日に姉を訪ねてくることはあったのでしょう。
それはいい、それはいいとして、この写真は何を意味しているのでしょうか。これがもしまったく見知らぬ男であったなら、私は思いもかけぬことで妻の浮気を発見した夫ということになります。
しかし、眼前の写真で妻と抱擁をかわしている相手は、彼女の実の弟でした。
これは単に血を分け合った姉弟同士の戯れ? 愛情表現? それとも・・・・。
私は様々なことを考えてパニックになりそうでしたが、タナカの手前、ことさら平静を装って写真を見ていきました。
つい十日前ほどの写真に、もう一度友春は登場していました。場所はおそらく神戸の繁華街でした。君恵と友春はふたりでショッピングを楽しんでいるようです。驚いたことに二人は手をつないでいます。いくら姉弟にしても、二人の年齢を考えれば、異常な光景といえます。私は思わずぼんやりとして、その写真に見入りました。よく見ると、その写真の君恵の指には結婚指輪がありませんでした。


以前にも書いたとおり、君恵の家は父親が早くに亡くなっており、母親も病気がちだったので、君恵が一家の中心となって家庭を切り盛りしてきました。弟の友春にとっても、姉の君恵は母親がわりだったようです。

私が初めて友春に会ったとき、彼はまだ十代でしたが、家庭の事情ですでに就職していました。逞しい身体つきに男っぽい容姿をしており、その年頃の青年にしてはかなり大人びているように見えましたが、私に対する態度はそうでもありませんでした。
どうも友春は私を嫌っているようなのです。特に態度にはっきり出すわけではないのですが、言葉や仕草の端々に私への敵意が感じられました。

後で考えれば、友春にとって私は最愛の姉であり、母親代わりでもあった姉を奪った憎い奴だったのでしょう。
君恵は弟と夫の微妙な不和を知ってか知らずか、特に二人を仲良くさせようと気を遣ったりするでもなく、淡々として私の前では妻、弟の前では姉であり続けていました。私と結婚してからも、ことあるごとに弟のもとへ行っては食事を作ったり掃除をしたりと世話を焼いていました。

かなり前のことですが、あるとき君恵がぽつりとこんなことを言いました。
「ねえ、あなたが友春くらいのとき、どんな感じだった?」
「どんな感じって」
「女の子とかには興味あった? エッチなこととか」
「当たり前だろ。あれくらいの年頃で興味がないほうがおかしい」
「でも、友春ってちっともそんなことに興味がなさそうなんだけど。付き合ってる女の子がいるっていう話を聞いたこともないし」
「君に話さないだけじゃないの。友春くん、顔もかっこいいし、背も高いし、女の子にもてるタイプだと思うけど」
「そうなのかなあ」
君恵は納得いかないふうに、首を傾げていました。

私は写真を見ながら、なぜかそのときの会話を思い出し、背中にじっとりと厭な汗をかいていました。
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とんぼ 9/14(木) 01:57:58 No.20060914015758

タナカ(前回も書いたとおり、この男は本当は違う名前ですが、この投稿ではタナカと表記します)は自分で撮った盗撮画像をいくつかのファイルに分けて保存していました。
私の妻、君恵を映したものはどれだ、と聞くと、タナカは「巨乳人妻」というタイトルのファイルを指しました。
「アホか」
私は呆れて、タナカを睨みました。

そのファイルを開けると、たしかに君恵の写真で埋め尽くされていました。画像には日付が入っており、三ヶ月前のものが最も古いものでした。
洗濯をしている君恵、買い物をしている君恵、花の手入れをしている君恵・・・。
見慣れた妻の姿とはいえ、まったくの他人に映された写真を見るのは新鮮でした。しかも被写体である妻は、自身が映されていることに気づいてもいないのです。その無防備そのままな表情は、たしかに見慣れた妻であるのにどこか知らない女のようにも見えました。

私は写真を古い順にスライド形式でいちいち確認していきました。とりあえず、あまり過激なものはなさそうだったのでほっとしたような、残念なような妙な気持ちでいたのですが、つい一週間前に撮られた一枚の写真を見たとき、どきっとしました。
その写真はやはり生け垣の隙間を縫って盗撮されたものでした。その画面の中の見慣れた居間には妻と、そしてもうひとりの男の後ろ姿が映っていました。
私は瞬間、背筋が冷たくなる想いを味わいましたが、次の写真で男の顔が見えたとき、ほっとしました。
その男は君恵の年の離れた弟、友春に間違いありませんでした。

隣のタナカが私の顔を見つめていました。別に言い訳する必要もないのですが、私は、
「違う、違う。この写真の男は」
と言いかけて黙ってしまいました。
なぜなら、さらにその次にディスプレイに映し出された写真に、君恵と友春が抱き合っているところがはっきり映っていたからです。
衝撃でした。
君恵は背の低い女ですが、弟の友春は180近くあり、体格もがっちりしています。そんな逞しい男がしゃがみこむようにして君恵の豊か過ぎる胸に顔を埋めていました。君恵はそんな弟の首を抱くように抱きしめています。その表情はよく見えませんが、うっすらと微笑んでいるようでした。




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WR 1/14(日) 18:03:43 No.20070114180343

久美さん、村瀬、妻の三人を前にして私はひどく戸惑っていました。

息子と娘のような男女、そして妻を前にしていると、どうやっても妻とその間男を追及するという気分になりません。妻を寝取られた男、というのは客観的に見てかなりみっともない姿だと思いますが、その相手が自分の息子よりも年下、しかもガールフレンドの付き添いでやってきているのです。現在の構図は相当間が抜けているような気がして、どうにも闘志が湧いて来ないのです。

そうは言ってもこのまま黙って坐っていても話は進みません。とりあえず私は追求の口火を切ります。

「君は、妻のことを一体、どう思っているんだ」

私は村瀬に尋ねます。私の言葉に村瀬がじっと伏せていた顔を上げました。

「僕は渡辺先生……いえ、香澄さんのことを愛しています」
「愛している?」

私は村瀬の真剣な表情を呆れた思いで見つめます。

「妻は君の母親のような年齢だぞ」
「年齢は関係ありません」

きっぱりと告げる村瀬に、私は言葉を失います。隣りの久美さんは村瀬と私の顔を交互に見ていましたが、やがてソファから立ち上がりました。

「あの……私、お茶をお入れします」
「そんなことしなくてもいい」
「いえ、ご主人にだけです」

妻が腰を浮かそうとするのを久美さんは「大丈夫です、場所はわかりますから」と制止します。

久美さんは私が妻に嫌悪感を持っているのを察し、妻の入れるお茶は飲まないだろうと考えたのだろうか……私はこの修羅場とも言うべき場面でそんなことを考えています。

「愛しているからといって、人の妻に手を出していいのか? 不倫が不法行為であることくらいわかる年だろう」
「もちろんわかります。ですから、ご主人には本当に申し訳ないことをしたと思っています」

村瀬は再び深々と頭を下げます。

「申し訳ないとは思うのですが、好きになった感情はどうしようもありません。2年前に、はじめて香澄さんの教室にフルートを習いに行ったときから好きでした。人の奥さんだからということで必死に自分の感情を殺してきました」
「それがどうして今になって妻と関係を持ったんだ?」
「香澄さんから、この春に息子さんの手が完全に離れて、親としての責任は果たすことができると聞いていたので……これで香澄さんは自由になれるのではと思いました」
「自由になれる?」

自分の息子のような男を相手に声を荒げるつもりはありませんでしたが、村瀬のこの言葉に私の感情は波立ちます。

「僕が妻の自由を縛っているというのか?」
「いえ、そういう意味では……」

村瀬は言葉に詰まります。

「……すみません、ある意味ではそうです。既婚者が恋をしてはいけないというのは、そのせいで家庭が壊れると子供が傷つくからだと思います。香澄さんの息子さんはもう子供ではありませんから、自分の人生は自分で選択できるのではないかと思いました」
「何を偉そうなことを言っているんだ。君に結婚生活の何がわかる」

私は村瀬の勝手な言い分に、声が大きくなるのを抑えることが出来ませんでした。

「君は妻をいったいどうするつもりだ?」
「一生をかけて愛していくつもりです」
「馬鹿な……君と妻がいったいいくつ年が離れていると思っているんだ」
「25歳です」
「妻は君とは結婚しないといっているぞ」
「知っています」
「それなのに、どうやって愛していくんだ。君は一生結婚しないつもりか」
「……結婚はすると思います」
「どういうことだ?」

私は怒りよりも呆れた気分の方が先に立ちます。
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WR 1/13(土) 17:27:33 No.20070113172733

「私が今夜その……セックスを拒絶するとあなたとの話の中で当然彼を呼べということになるから……彼はもうここに来る心積もりをしています」
「すべて打ち合わせ済みというわけか」
「……そんな訳では」
「言い訳はもういい」

私は毛布を抱えて立ち上がりました。

「どこへ行くのですか?」
「香澄と同じ部屋で寝る気はしない。リビングのソファで寝る」
「それなら、私がリビングで寝ます」
「構うな。同情は真っ平だ」

小さなことですが、私はむきになっていました。私は後ろを振り返らずに寝室を出るとリビングに向かいます。ソファの上に横たわったのですが、とても眠ることは出来ません。瞼を閉じると妻と過ごした日々が次々に思い出され、不覚にも涙がこぼれます。結局一睡も出来ずに私は朝を迎えました。


翌朝早く、キッチンでは妻が朝食を用意する物音がしました。やがてリビングの扉が開き、妻が顔を覗かせます。

「あなた……朝食の用意が出来ました」
「いらない」

私は拗ねた子供のように妻に背中を向けます。

「でも……」
「いらないといっているんだ」

私はソファから身体を起こしました。

「村瀬のチンチンを握った手で作った食事など食えるか。汚らわしい」

私の言葉に妻はショックを受け、表情をこわばらせます。

「……ごめんなさい。私が無神経でした」

妻は首をうなだれさせます。私はそんな妻を横目でちらりと見ると洗面所に向かい、身づくろいをします。寝室で着替え、リビングで新聞を読みますが、中身がまったく頭に入りません。

妻はキッチンのテーブルに座り、朝食にも手をつけないまま思いつめたような表情をしていました。自分のしたことの重みに気づいているのでしょうか。それとも、私の怒りが落ち着くのをひたすら首をすくめて待っているのでしょうか。

ようやく時計の針が9時を指した瞬間、計ったように玄関の呼び鈴が鳴りました。妻がばね仕掛けの人形のように起き上がり、玄関に向かいます。私はリビングで村瀬が来るのを待ちました。

「失礼します」

リビングに入ってきたのは村瀬だけでなく、久美さんも一緒だったので私は驚きました。村瀬と久美さんは私の顔を見るなりリビングの絨毯の上に土下座し、深々と頭を下げます。

「ご主人、このたびは申し訳ありませんでした」

妻もあわてて2人の隣に座り、土下座をします。私は唖然として3人を見ています。

「どうして久美さんが一緒なんだ?」

村瀬と久美さんは頭を下げたまま、ちらと視線を交わしあいます。

「お前は謝りに来るのも一人ではこれないのか?」

私が声を荒げると、久美さんが顔を上げました。

「ちがいます、ご主人。今回の件は私にも責任がありますから、それで一緒にお詫びに参りました」
「責任? 5月の旅行のアリバイ工作をしたという責任か?」
「それもありますが……それだけじゃありません。村瀬君の気持ちを知っていて、ずっと応援していたんです。客観的に見れば渡辺先生……奥様の不倫の手助けをしました」
「……とにかく座ってくれ。土下座をされたままじゃ話も出来ない」

私がそう促しても久美さんはなかなか動きません。二度、三度すすめてようやく久美さんはソファに座りました。村瀬も一緒にソファに座ったのを腹立たしく思いますが、成り行き上仕方がありません。おまけに妻まで同じソファに座り、私たちはリビングで3対1で向かい合いました。
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