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北原夏美 四十路 初裏無修正

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薬剤師 5.
津島正義 4/3(金) 20:13:20 No.20090403201320 削除
「それじゃ4月4日金曜日はどうかな?夜6時頃からでどうかな?」村澤が妻に提案しました。村澤に下心があるとは妻には知る由もありません。

「はい、結構です。」妻は素直に答えました。
「それじゃ6時に地下の駐車場で待ってるね。」村澤が妻に言いました。

4月4日は私が中国へ出発する日です。朝早く妻と娘に見送られ家を出て、車で空港へ向かいました。妻は私が出発する日であることを村澤には言っていないとのことです。妻は空港で見送りたいと言い続けましたが、自宅から成田空港までは遠いので私が遠慮したのです。

3日の夜9時頃、出張の準備を整え、私たちは寝室に入りました。私は3カ月会えなくなるので、妻を堪能したかったのです。妻もその気になっているのはその素振りですぐ分かりました。

 「あなた、暫く会えなくなるわね。私寂しいです!」妻はそう言いながら私に抱きついてきました。

「暫く会えなくなるけどよろしくな!仕事はほどほどにしろよ!子ども達を宜しくな!」俺は妻を抱き締めながら言いました。

「はい、あなた。お仕事大変でしょうが、お元気でね。今晩私はお人形さんになりますから、あなたのお好きなようにしてください。何を要求されても、私、絶対にイヤと言いません。」妻は私の耳元で囁きました。

私は、ベッドでは少し淫らな妻の方がいいと思っています。新婚の頃、いろいろエッチなことを試みたのですが、妻はイヤがり拒否しました。

フェラチオを拒否され、妻のものを口唇で愛撫しようとしましたが拒絶され、お尻に指を這わせたときも変態扱いされ拒否されました。

ですから私たちのセックスは自然とキスして、胸を触り、挿入して腰を振り、射精するという紋切り型つまり決まり切った形のセックスを繰り返してきたのです。

妻は雑誌の記事に書いてあるような絶頂を知らないと思います。大きな喘ぎ声をあげたことも、イッタことも多分ないように思います。セックスの頻度は新婚当時で週2~3回、最近では週1回が精々で、妻にいわせると10日に1回だそうです。

絶対拒否しないということは、新婚当時拒絶していた行為も受け入れるというのでしょう。私は妻を全裸にして仰向けに寝かし、覆い被さりキスを楽しみ、乳房を揉み、妻の秘裂を口唇で愛撫しました。

左手指でクリトリスを扱いたり、摘んだりしながら、蜜壺に指を挿入し、掻き回し始めました。指を3本にして掻き回していると、妻はこれまでに出したことのない喘ぎ声を出し始めたのです。しかもその声はますます大きくなり、しかも切羽詰まったような喘ぎ声に変わってきました。
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薬剤師 4.
津島正義 4/2(木) 19:32:34 No.20090402193234 削除
 営業部員を全員集め、本部長自らが今回の人事の狙いや業務などを、3カ年計画との関係から説明し、計画を成功裏に完遂させるためにも妻に協力するように全員に訓示したのです。

 部課長はこの人事を予め知っていたようですが、この人事を知らされていなかった一般社員は、営業本部長直属の津島職員に今後どのようなスタンスで接したらいいのかが分からず戸惑っているようです。

 役員が決めた人事に社員が口を挟むわけにはいきませんが、異例の職務や人事に「おかしい、役員と津島さんとの関係が怪しい。」と陰口する社員もいました。それだけ奇抜な人事異動だったのでしょう。

発令後、妻は同僚の動揺に気づいているようですが、自分ではいかんともできないので、気にしないでこれまでどおり同僚、先輩、上司に接するようにしています。早速役員室で事務打ち合わせをしています。

「そのカーディガン素敵だね。胸のブローチがアクセントになっていて魅力的だよ。それはそうと何か困ったことはないか?あったら何でも俺に言ってくれよ。」村澤本部長が妻に話しかけています。

「いえ、特にありません。気に掛けていただきありがとうございます。」妻は正直に答えました。

「3カ年計画は私が作成するので、津島さんは宣伝広告部とも相談して各商品の効能を端的に説明する文章を作って欲しい。今後全国で開催する展示即売会の場で、会員を始めお客さんにすぐ商品の成分、効能が説明できるようなものがいい。効能が端的に分かるキャッチフレーズのようなものがあると最高なんだけどな。とりあえずこのリストにある売れ筋の15商品だけでいいよ。」といいながら村澤本部長は書類のようなものを妻に手渡しました。

「はい、解りました。考えてみます。」妻は本部長にそう答えました。

「それと地域別に流通販売網の現状と改善点を一覧表に整理してくれないか?各営業所からの報告書はここにあるから、コピーを持っていっていいよ。こちらは急ぎで、今月15日までにお願いできるかな?」

「はい、分かりました。15日までに整理し、ご報告いたします。」妻は本部長にそう回答しました。

「話はそれるけど、これから一緒に仕事をしていくことになるので、挨拶代わりに津島さんを食事に招待したいんだけど、いつがいいかな?」

「本当ですか?お食事にご招待していただけるのですか?光栄です。日にちは本部長が決めて下さい。」妻は遠慮がちに本部長に答えました。
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薬剤師 3
津島正義 4/1(水) 20:18:04 No.20090401201804 削除
「本部長が推進するプロジェクト業務を菜穂子が補佐するのか?。仕事の内容から言えば、営業企画的な仕事だろ!そんな仕事が菜穂子に務まるのか?適任者は他にいるだろ?」私はその職務は妻にはとても無理だと思ってそう聞いたのです。

「はい、本当のところは私も迷っています。村澤営業本部長が私の能力を買いかぶっているのかも知れませんが、私はやってみようとも思っています。無理ならその時に言ってくれたらよいと村澤本部長も仰ってくれていますし。」妻はそう答えました。

「菜穂子がやりたいなら引き受けてもいいけど、それには条件がある。やってみて無理なら変わって貰え!無理する必要はないのだから、子ども達や私に迷惑を掛けない範囲内でやりなさい。」俺は妻に条件付きで基本的に了承しました。

村澤本部長の狙いが本当は仕事にあったのではなく、菜穂子そのものにあったのです。それが解ったのはずっと後になってからでした。この時私には村澤がそんな邪な欲望を持っていようとは夢にも思っていなかったのです。ですから妻には荷が重いと思いながらも、条件付きで了承したのです。

妻は実際の年より若く見え、色白で、顔の彫りが深く、鼻筋が通おり、女優のような顔立ちです。身長165㎝、体重52㎏で、胸とお尻が大きくモデルのようなスタイルをしています。書類を持って社内を闊歩する妻は目立つ存在なのでしょう。村澤はその妻に目をつけ淫欲の標的にし、罠を仕掛けたのです。

よく考えればおかしな提案です。妻は社会経験は短く、営業の計画立案・実行を補佐する職が務まるほどの経験はないのです。薬剤師という国家資格を持っているだけです。特殊な専門職ですから営業というジャンルで応用が利くとはとても思えません。ですから何か裏があると考えるのが普通だと思います。

でもその時は、妻はもちろん、私もまったく気がつかなかったのです。会社の役員が部下の女性をものにするために、役職上の権限を行使するなど想像だにしていませんでした。今時そんな役員がいるとは私の想像の範囲外だったのです。なぜおかしいと気がつかなかったのかと、責められても私には抗弁できません。本当に解らなかったのです。残念でなりません。悔やまれます。

妻が入社したとき、村澤は既に取締役営業本部長で、雲の上の存在であったようです。ですから入社2年ほどは村澤とまったく顔を合わせることも口を聞くこともなかったと妻は言います。

 しかし、入社2年半を過ぎた頃、妻の仕事が変わり、全国の営業所の営業成績を集約する業務に関わるようになってから、その報告のため妻は村澤と顔を合わせるようになったようです。

そうした中で妻は村澤に好かれたのかも知れません。結局、妻は村澤の提案を引き受けたのです。4月1日、人事発令があり妻は正式に営業本部長直属の部下に就きました。辞令を持って挨拶回りに行こうとしたとき、村澤本部長が営業部に現れました。
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薬剤師 2.
津島正義 3/30(月) 20:26:17 No.20090330202617 削除
村澤営業本部長は先頭に立って、健康関連食品メーカーからの販売代理権の取得や委託生産の拡大等を通じて取扱商品を増やす一方で、首都圏から地方まで全国的な販売網を拡大・整備してきました。

現在、 同本部長は訪問販売・通信販売・ネット販売などを展開する直販部と、医薬品量販店、スーパーマーケット、コンビニなどへの販売を担当する営業部を統括しています。

 私はというと、2008年初め上司から中国への長期出張を命じられました。中国で食品の現地生産を開始するため、現地企業と合弁で工場を建設しており、生産設備の据え付けや試験生産、本格生産を現地で指導して欲しいというものでした。

期間は2008年4月から約3カ月間ということです。このプロジェクトについては良く知っていましたが、自分が行くとは夢にも思っていませんでした。

上司の話では製造課長に出張させることに内定していたのですが、課長の奥さんが病気で入院しており、長引くという話なので、人道的配慮から私にお鉢が回ってきたというわけです。今回の任務から見て、製造技術や品質管理の技法に長けたものでないと務まらないので、私も納得せざるを得ませんでした。

中国への出張が近づいてきた3月の中旬に、妻が相談事を持ってきました。
「仕事のことなんですが、村澤本部長から、自分の業務を補佐して欲しいと言われています。地方への出張が伴う新しい仕事です。出張が伴いますので、私の一存では決められなくて……」と妻は説明し始めました。

「営業本部長の業務を補佐する?。それって、どんな仕事をするんだ?秘書業務か?菜穂子に務まる仕事か?」私は妻に聞いてみました。というより問い詰めたという方が正しいかも知れません。

「営業本部長によると、うちは東京など関東圏の営業基盤は強く知名度も高いのです。しかし、地方ではまだ脆弱で知名度も低いのが現状です。それで3カ年計画で地方での流通販売網を抜本的に整備し、知名度を高め、販売力を強化しようとしています。
 最初の2年間は東海、関西、中国、四国、九州に重点的に取り組む計画です。それに伴い営業本部長の仕事を補佐することが必要なのです。それは秘書業務ではありません。3カ年計画を作成し、推進する業務補佐で、計画が軌道に乗るまでの期間ということです。
 各営業所からは顧客とのダイレクトな流通経路を確保した流通販売網の強化案を提出されています。それを参考にして本部長の下で3カ年計画の作成が進められています。私にそれを補佐して欲しいというのです。」

 妻は村澤本部長に教えられたのか、スラスラと説明しました。
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薬剤師1.
津島正義 3/29(日) 19:32:54 No.20090329193254 削除
私は津島正義46歳、〇〇食品株式会社の製造部長代理を務めています。ある国立大学の工学部機械工学科を卒業しました。理工系ですが、高校時代から空手をやっていまして2段の腕前です。もっとも文武両道は高校時代だけで、大学時代も社会人になってからも空手をやっていません。ですから今は単なるデブ(身長181㎝、体重90㎏)の中年男でしかありませんが、喧嘩には自信があり、これまで負けた記憶がありません。
 妻は菜穂子43歳で、子どもは長男18歳、大学1回生、長女16歳、高校2年生の二人です。

 私たちが結婚したのは19年前のことです。妻は大学で薬学を学んだ薬剤師で、大学卒業後、ある医薬品メーカーに勤めていましたが、結婚後すぐ子どもを身ごもり出産・育児のため退職しました。

子育てを終えた妻は、3年前から再び仕事に就き、現在は健康関連食品会社に勤務しています。妻と私はもともと幼なじみで、妻は幼稚園児の頃から「私は正義ちゃんのお嫁さんになる」と公言していました。

彼女が小学生の高学年になっても自分の両親にはそのことを言っていたようですが、私は直接彼女の口から聞くことはなくなりました。

 彼女が中学生の頃になると、挨拶する程度で、私と親しく会話することはなくなりました。しかし私はますます美しくなる菜穂子を嫁にしたいと本当に思うようになってきました。

私が大学を卒業する時に、思い切って彼女に思いを打ち明け交際して欲しいと話をしたのです。すると「私の気持ちは今も昔と変わっていません。でも恥ずかしくてそんなことを口に出すことはできませんでした。私は今年から〇〇大学の薬学部へ進学します。将来薬剤師になるつもりです。お友達からお願いします。」と彼女は私に応えてくれたのです。

 そして私たちは友達として交際を続け愛を育んできました。妻は目標である薬剤師になりました。お互いが社会人になって、暫くして結婚しました。嘘のような話ですが、本当の話です。

妻は長いこと家庭に入って子育てに専念してくれましたが、子ども達も大きくなったのでまた働きたいという妻の希望を私は受け入れました。そして自宅から電車で40分、車で25分ほどの距離にある現在の健康関連食品会社に勤めるようになったのです。丁度3年前のことです。

妻によると、健康関連食品という概念は極めて曖昧で、サプリメントなどの「健康食品」、1日に必要な栄養成分を補給・補完する「栄養機能食品」、生活習慣病の一次予防に役立つ「特定保健用食品」の3つを総称して「健康関連食品」と呼ぶ場合が多いそうです。

健康関連食品の市場規模は急速に拡大しており、既に2兆円をはるかに越えているといわれています。市場拡大の背景には高齢化社会の到来と女性の社会進出があるようです。

一生健康でいたいと願う高齢者が増え、病気を予防すべく健康関連食品を進んで摂取するようになりました。また女性の社会進出の増加に伴い、経済的に余裕が出た女性が、自らの健康と美容に気を使い健康関連食品を積極的に摂取するようになったのです。

妻の勤める〇〇株式会社もこの15年間に企業規模を急速に伸ばし、従業員数人の零細家族企業から、現在は従業員600名を超えるまでに急成長しました。

営業本部長の村澤剛48歳はその立役者の一人ということです。正式の肩書きは常務取締役営業本部長で、その妻の杏子さんは現三嶋社長の妹です。妹の七光りだけでなく、この男には実力が備わっているようです。
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薬剤師~はじめに
津島正義 3/29(日) 19:26:36 No.20090329192636 削除
 不倫は他の夫婦の話であり、自分たちには関係がないと私は漠然と思っていました。結婚後、2人の子どもに恵まれ、19年間を夫婦仲良く過ごすうちに、そういう意識を私は知らず知らずに持つようになっていました。

 私は、わが社の中国工場を立ち上げるため、4月から3カ月間の予定で中国へ長期出張し、予定どおり任務を終えて7月初めに日本に帰ってきました。

しかし、この3カ月の間、妻は私以外の男に抱かれていたのです。私が異国の地で家族のために必死に頑張っていたときに、妻は他の男に抱かれ性の快楽に溺れていたのです。

 妻は私の帰国後自ら告白したのですが、、私は怒り・嫉妬・やるせなさから、自分の感情を抑えることができず、土下座をして涙を流しながら謝る妻に、複雑な感情を爆発させてしまいました。

それから約6カ月が過ぎ、私も落ち着きを取り戻し、「妻の不倫」という事実に真正面から向き合うことができるようになってきました。そんなある日ふとしたことからこのサイトを発見し作品を読み漁りました。このサイトで私と同じような経験をした人たちが本当に多いことを知りました。

 『インプリンティング』は主人公が海外勤務中にその奥さんが不倫をしていたという点で私たちのケースと似ています。また、『水遣り』、『CRの妻』は社内上司との不倫という点で、また媚薬を使われたという点でも、妻のケースと驚くほどよく似ています。もっともケースが似ているだけで、作品としてはこれらに足元にも及ばないと思いますが……。  

古くは『戦い』、最近では『白き花』、『再びの妻』、それから未完の『黒か白か』も奥さんの不倫を扱ったものです。その他にも不倫を扱った作品が非常に多いことを知りました。これらの作品を読むうちに、もう二度とこんな経験をしたくないとの思いから、私も「妻の不倫」の一部始終を書きとどめようと思いました。

 妻に話しましたところ、「恥をさらすようでちょっと抵抗がありますが、私が二度と不倫をしないことを不特定多数の読者の方に誓うことになるのなら、あなたのお望み通りにして下さい」との返事が返ってきました。それで私は投稿する気になったのです。

 「もし当時の私の心境について、お分かりにならないところがありましたら何なりと聞いてください。理路整然とお話しすることはできないと思いますが、当時の心境を正直にお話します。」という妻に後押しされる形で書き始めました。

私には書き下ろしながら投稿を続けるような芸当はできませんし、また途中で挫折するようなみっともない真似もしたくありません。このサイトでも途中で挫折した作品が実に多いことに本当に驚かされます。

 事故、病気等の不可抗力で未完となっているものから、自分の力量を度外視して無謀に挑戦して途中で挫折したと推測できるものまで、理由は千差万別なのでしょう。

 ですから私は事前に書きしたためておくことにしました。書いておけば途中で挫折する可能性は少ないし、また後で文章に手を入れることもできると考えたのです。こうして今年の正月明けからぼちぼちと書き始め、ようやくほぼ全文を書き上げましたので、そろそろ投稿を開始することにしました。なお、この話の時点は昨年、つまり2008年であることを予めお断りしておきます。

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心の隙間 7
松本 12/27(水) 20:13:45 No.20061227201345 削除
木下が妻の陰毛を剃っていない事が、妻は完全に自分のものになったという、自信の現われだと思っていました。
「ここに来るのに、今日は剃ってもらわなかったのか?」
寒さで震える妻に嫌味っぽく言うと、妻は首を激しく振ります。
「翌朝彼のマンションを抜け出して、それからはまた美雪の所で世話になっているから」
「奴とは会っていないのか?」
「毎日会社の外で私を待っているけれど、彼とはもう・・・・・・」
妻はあの夜、木下によほど酷い事をされたのでしょう。
その証拠にこの時だけ、妻の顔が険しくなりました。
「あの日俺を待たせながら、子供達まで捨てて奴を選んだおまえが、どうして奴のマンションを出た?」
「あの日、すぐに出て来たかった。彼に抱き付かれて放してもらえずに十五分経ち、三十分経つとあなたは帰ってしまったと諦めてしまって、抵抗する事もやめてしまいました」
おそらく妻は、ただ抱き付かれていただけでは無かったのでしょう。
無理やりされていても、彼に慣れ親しんだ身体は反応し始めていたのだと思います。
「それならどうして、電話してきた時にそう言わなかった?」
「最初は逃げられないように抱き付かれていたけれど、朝までの間には逃げられるチャンスは何回もあったの。でも私は逃げられなかった。正直に言うと、逃げる事なんか忘れてしまっていたの。その頃にはあなたの事も、子供達の事も頭に無かった。朝になって後悔しても、そんな私は何も言えない・・・・」
やはり妻はただ押さえ込まれていただけでは無かったようです。
彼に嬲られていて、快感から逃げる事が出来なかったのでしょう。
妻は木下に何十回と抱かれている内にそのような身体にされ、その事を誰よりもよく知っていた彼は、休ませる事無く朝まで妻に快感を与え続けていたのかも知れません。
そして妻は子供達の事を考える余裕も無いほど、激しく感じさせられていた。
「もういいから子供達の寝顔を見て来い。ちゃんと服を着ていけよ」
その夜妻が、子供部屋から出て来る事はありませんでした。
私は素直にこの家に戻って来いとは言えず、妻もここに戻って来たいとは言いません。
妻に未練があるくせに、心から許すことの出来ない私は優しい言葉は掛けられず、そのような私が許すはずがないと思っている妻は、戻りたいと泣いて縋る事も出来ずにいます。
早い段階で許す努力をしていれば、妻が二度三度と木下に抱かれる事もなかったでしょう。
妻を許せないのなら、きっぱりと諦めて新しい人生を歩む。
それが出来無いのなら無条件に許す。
そのどちらかしか無いのは分かっていても、妻を手放す事も許す事も出来ないで、私はもがき苦しんでいました。
妻は木下に会う事で私の機嫌を損ね、子供達に会えなくなるのが嫌なのか会社を辞めたようで昼間から我が家に来ていましたが、夜になって子供達が寝静まると美雪さんのアパートに帰って行きます。
私も妻に泊まっていけとは言えず、妻の後ろ姿を隠れて見送る日々が続き、そろそろ結論を出さなければと思い始めた頃、会社に美雪さんが訪ねて来ました。
「私は主人を愛していたのに浮気してしまって、主人を凄く傷つけちゃった。主人は再婚しちゃったようだけれど私の中では整理がつかなくて、もう三年も経つのに未だに懺悔の日々」
彼女は妻の事については何も話しませんが、妻にそうなって欲しくないと言っているようでした。
「主人を凄く愛していたのに、どうしてあんな事をしてしまったのだろう。主人の仕事が忙しくて構ってもらえずに、少し寂しかっただけなのに。浮気がばれた時も、男に抱かれたかったなんて言えないから、彼を愛しているなんて言ってしまって。本当に馬鹿みたいでしょ?」
彼女はそれだけ言うと帰って行きました。
ここのところ好きな音楽も聴く余裕のなかった私は、その日家に帰るとカセットデッキにテープを放り込みましたが、選んだのは高校の時に妻とよく聴いたグループのカセットテープでした。

♪ ああ だから今夜だけは 君を抱いていたい ♪

私の脳裏に高校生の時の、可愛いかった妻の姿が甦ります。
あの頃の私は、妻の事が無条件で好きでした。
妻が何をしたとか、妻が何を言ったとか、その様な事はどうでも良い事で、ただ妻が好きでした。
キスをしたいのにその勇気も無く、一緒に帰る時に手も繋げずにいたのに、それでも十分過ぎるほど幸せでした。
あの時妻が処女でなかったら付き合わなかっただろうか?
そのような事は有り得ません。
妻が浮気心を出して私を裏切ったとしたら、妻と別れていただろうか?
その様な事は有り得ません。
また私の方を振り向いてくれるように、必死に努力したでしょう。
私は声を出して泣きました。
それが妻に聞こえないように、カセットデッキのボリュームを上げて。
「私は今まで何をしていたのだろう。あなたに愛されていただけで、凄く幸せだったのに」
振り向くといつの間に入って来たのか、子供部屋にいたはずの妻が泣いています。
「あなた、ごめんなさい。あなた、ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」
ドラマならここで妻に駆け寄って、抱き締めてキスをするのかも知れません。
しかし私には出来ませんでした。
「この事は一生忘れない。一生怨んでやる。一生虐めぬいてやる。それでも良ければ戻って来い」
「一生許してもらえなくて当然です。一生償って生きていきます。ですから、あなたの側にいさせて下さい」

あれから十数年。
私は未だに木下の夢を見る事があり、妻はその度に謝り続けます。
テレビなどで芸能人の不倫の話が出るだけでも不機嫌になり、そのような夜はつい妻を責めてしまい、やはり妻は謝り続けます。
妻はあれ以来、子供達と以外一度も遊びに出た事が無く、旅行も家族旅行以外は一度も行った事がないのです。
これは私が行かせない訳では無いのですが、おそらく私に疑われるような事は、一切したくないのでしょう。
この様な人生で幸せかと聞いた事がありますが、妻は私に責められる度に、愛されている事を実感出来ると言います。
言葉で責めた夜は決まって妻の身体も激しく虐めてしまいますが、妻はその行為すらも、私の愛を実感出来る瞬間だと言います。
私は死ぬまでに妻を許す事が出切るだろうかと考えた事がありますが、妻は許してくれない方が良いと言うので許さない事にしました。
妻が言うには、許してもらえない限り一緒にいられると。
私が妻を許さない限り、捨てられる事はないと。
一生側にいて償って行くから、決して許さないで欲しいと、今も訳の分からない事を言い続けています。
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心の隙間 6
松本 12/26(火) 19:30:59 No.20061226193059 削除
私が妻から降りると、妻は気だるそうに起き上がって下着を身に着けます。
「奴の所に帰るのか?」
「私の行く所は・・・・・他には・・・・・・・」
行かないで欲しいと縋り付けば、妻は私の所に止まるかも知れないと思ったのですが、裏切られた私が裏切った妻に対して、そのような惨めな真似は出来ません。
「おまえ達の思い通りにさせるか!おまえ達だけ幸せになんかさせない!」
木下のところには行かせたくない私はそのような言い方しか出来ず、妻も私に対して罪悪感があるのか、手を止めて俯いてしまいました。
その時また電話が鳴り響き、いつまでも鳴り続けていたので出ると、やはり木下からです。
「久美に代わってくれ」
「俺達は離婚したが、子供達の父親と母親である事には変わりない。おまえには関係の無い、子供達の話があるから今日は泊まっていくそうだ」
「いいから早く代ってくれ!」
「悪いが、既にベッドで裸になって待っているから」
「・・・・・・・・・」
「おまえもそうだっただろ?俺から逃げ回っていた時、大事な話はホテルのベッドで話し合っていたそうじゃないか。それと同じだ。これからベッドで話し合うと言っても、既に二度も話し合った後だが」
その後も電話が鳴り続けるので受話器を外すと、まだ近くにいたのか今度は玄関のチャイムが鳴り止みません。
私はバケツに水を汲んで裏口から表に回り、思い切り木下に浴びせました。
「近所迷惑だ!久美はおまえの女房でも何でも無い。久美がなにをしようと、おまえに行動を制限する権利があるのか?これ以上そのような事を続けるなら警察を呼ぶぞ!」
鬼のような形相の私の気迫に押されたのか、全身ずぶ濡れになった木下は寒さの中、震えながら無言で立ち去っていき、後ろからの視線を感じた私が振り向くと、妻がカーテンの隙間から覗いていましたが、その視線は去ってゆく彼の背中を追っているように見えました。
妻は彼が素直に退散するのか心配で、彼の行動を見ていただけかも知れません。
ただ見ていただけで、その事には何の意味も無かったのかも知れませんが、私には彼を哀れむような目に見え、このまま優しく接すれば妻は私に戻って来ると分かっていながら、逆の行動に出てしまいます。
「脱げ!」
「・・・・・・・はい・・」
「早く脱げ!」
下着姿になった妻をお風呂に連れて行き、下着を脱ぐように指示してからシャワーをわざと水にして掛けます。
「ひぃぃ」
「早く消してしまえ!」
「冷たいです。お湯にして下さい」
「そんな事を言って、奴の名前を消したくないだけだろ」
妻はタオルに石鹸を塗ると、泣きながら皮膚が剥けそうなほど擦りましたが、マジックは薄くなるだけで完全には消えません。
「消したくないから、わざとそっと擦っているだろ!」
私が冷水を浴びせ続けているために、妻の唇からは色素が抜けていきますが、怒りを分かって欲しい私は、お湯に切り替える優しさを出せません。
「きれいに落ちたら、ベッドに来い!」
私が立ち去ればお湯に切り替えるだろうと思って寝室に行くと、妻が来たのは一時間も経ってからで、よく見ないと読み取れないぐらい薄くなっていましたが、それは皮膚が真っ赤になっていたからそう見えたのかも知れません。
私は一睡もせずに妻の身体を虐め続け、翌日には妻をおいて会社に行きましたが、妻の事が気になって仕事どころではありませんでした。
「おまえも仕事に行ったのか?」
「・・・はい・・・・・無理を言って雇ってもらったのに・・急に休んでは」
「木下は来たか?来ただろ!」
「帰りに・・・・・外で待ち伏せしていて・・・・・・」
「また抱かれたのか!」
「いいえ!無視してここに来ました。本当です」
「おまえは俺が慣れない土地で苦労している時にでも、平気で裏切って楽しんでいた女だから信用出来ない。脱いで見せてみろ!」
妻は涙を浮かべながら脱ぎましたが、自分で開いて見せろと言う命令には従おうとしません。
「許して下さい。自分では出来ません」
「あんな男に奥の奥まで見せていた女が、何を恥ずかしがっている!」
私は妻を虐めながら、妻の心を疑い始めていました。
木下は、ここから帰った妻をセックスでは乱暴に扱っても、他の時は優しかったと言います。
しかし私は浮気を知って以来、ずっと妻を責め続けていました。
その事で私は、妻は私よりも彼と暮らした方が楽だと思い始めているのではないかと、気になり始めていたのです。
「出掛けるから、もう服を着てもいいぞ」
私は狂気の中にいて、妻に木下のマンションまで案内させていました。
「置いてきた物を全て持って来い」
「何といって、有りませんから」
「例え口紅の一つでも、奴の所にだけは置いておかれるのが嫌なんだ!おまえとあいつが俺に何をしたのか分かっているのか!俺の人生を無茶苦茶にしたのが分からないのか!」
「ごめんなさい」
「話も有るだろうから、ここで十五分だけ待っていてやる。十五分経っても出てこなければ、もう子供達とも会えないと思え」
私は妻がどちらを選ぶのか試したかっただけなのです。
妻はすぐに戻ってくるから待っていて欲しいと言い残して入って行きましたが、尋常では無い私の賭けに、妻が応えてくれる事はありませんでした。
強い事を言いながらも、結局私は一時間待ちましたが妻は出て来ず、電話を掛けてきたのも翌朝になってからです。
「ごめんなさい・・・・・」
「終わったな」
「ごめんなさい・・・・ごめんなさい・・・・」
妻が泣いているのが分かり、私も今にも声を出して泣いてしまいそうだったので電話を切ってしまいます。
そして妻が私の前に姿を現したのは、一週間近くも経ってからの事でした。
「子供達に会わせて下さい。お願いします」
「あの日俺を待たせておいて、奴に抱かれていたのか!」
「・・・・・・・・・」
「おまえは子供達を捨てたんだ!子供よりも快楽を選んだんだ!今更会ってどうする!」
「何でもしますから会わせて下さい。お願いします」
「もう眠っている」
「起こしませんから、一目だけでも」
「何でもすると言ったな?それなら服を脱げ。会わせてやるから、真っ裸で町内を一周走って来い」
妻は子供達と会いたいあまり、躊躇する事無く裸になりましたが、流石に外には出られません。
妻は恥ずかしい場所を手で隠して俯いて立っていましたが、私は妻の陰毛が醜く生え掛けているのを見てしまいました。

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心の隙間 5
松本 12/25(月) 19:14:20 No.20061225191420 削除
私が帰って来ると翌日も妻は来ていましたが、私の妻を見る目は変わり、口を見れば今からこの口で木下の黒光りした物を美味しそうに舐めるのかと思って苦しくなり、後ろ姿を見れば四つん這いにされて木下に後ろから入れられた妻の、白いお尻が妖しく蠢く光景が浮かんで来て、とても平常心ではいられなくなっていました。
しかし離婚して他人になってしまった私には、木下と別れろとは言えません。
「もう来ないでくれ!」
「どうして!これからも子供達に会わせて下さい。お願いします。お願いします」
「まだ木下と続いているのだろ?いつまでも不倫している様な母親は、教育上良くないからもう来ないでくれ」
「不倫ではありません・・・・・彼も・・・離婚したから・・・・・・・」
木下が離婚していたと聞いた私は、心穏やかではありませんでした。
「離婚したにしても、どうしてあんな男と」
今迄通り子供達に会いに来たい妻は、彼との事を正直に話し始めます。
「仕事納めの日に、彼から離婚して家を出たと聞かされて、マンションの電話番号を書いたメモを渡されました」
その時の妻は良い気はせず、電話してしまう事になろうとは夢にも思わなかったと言いますが、そのメモを捨てずにとっておいたのも事実です。
「自業自得だと分かっていても、あなたと子供達がホテルに行った後、もう家族ではない事を実感させられて・・・・・・」
誰もいない孤独な元旦を向かえ、寂しさに耐えかねて電話してしまうと、木下は私達が三日まで帰って来ないと聞いて、すぐに妻を食事に誘いに現れました。
「本当に電話だけのつもりだったの。元日で、他のみんなは家族でお正月をお祝いしているだろうから悪いと思って。誰でも良かったの。誰かと話がしたかっただけなの」
私からは無視されて、実の親からも勘当同然の状態で、子供達まで連れて行かれた妻は、新年早々孤独と絶望の中にいたのかも知れません。
しかし、どうして木下なのかが理解出来ませんでした。
いくら人恋しくても木下と会えば、この様な結末になるのは少し考えれば分かる事です。
結局妻を盗られそうになった私と、優しくされて身体まで開いてしまっていた妻とは、木下に対する思いに差が有る事を改めて気付かされました。
そして妻は、木下の誘いに乗って食事に出掛けてしまいます。
「食事だけでは済まずに、朝までベッドを共にしていたのだな?」
しかしそれには首を振ります。
食事が終わってホテルに誘われると、その事でようやく自分を取り戻して怖くなり、木下に電話を掛けてしまった情けない自分を悔やんで、妻は逃げるようにして帰って来ました。
「帰り道で久し振りに美雪に会って、彼女も自分の浮気が原因で離婚されて子供と二人で暮らしていると聞かされて、彼女のアパートに行って朝まで話していました」
美雪さんとは妻と同期の女性で私も何度か会った事がありましたが、彼女が結婚して退職したあとは疎遠になっていました。
おそらく妻が家を出てから住まわせてもらっていたのも、彼女のアパートだったのでしょう。
「離婚する時、どうして言わなかった?」
「私から彼に電話してしまって、二人だけで会っていたのは事実だから・・・」
確かに妻の言う通りです。
その時には身体の関係が無かったと聞いてそう言いましたが、木下と会う事自体許されない事でした。
それからの妻は彼と会う事は勿論の事、電話を掛ける事もありませんでしたが、一週間前に妻が勤め始めた会社に、会社を興して飛び込みで得意先を開拓していた木下が偶然現れ、寂しさと将来への不安の極限状態にいた妻は彼を懐かしく思ってしまい、誘われるまま交際を始めてしまいます。
それを聞いた私は、そのような偶然があるのかと疑いましたが、離婚して他人になった妻が、私に嘘をつく必要も無いのでそうなのでしょう。
妻も弱い女でした。
高校の時からずっと私と一緒にいた妻は、一人で生きていく事は出来ないのでしょう。
これが木下でなくても優しくしてくれる相手なら、誰でも良いから縋りたかったのかも知れません。
それが一度は騙された男でも、親にも見られたくない恥ずかしい姿を何度も見られ、普段は決して出さない恥ずかしい声までも聞かれた相手なら尚更だったに違いありません。
不倫で有るが故に異常に燃え上がり、その激しいセックスを思い出せば、身体も彼を求めてしまった事でしょう。
妻を許す事など出来ませんが、このまま木下のような男に盗られるぐらいなら、ここに戻って来いと言おうとした瞬間、一瞬早く妻から衝撃的な事実を聞かされます。
「三日前から・・・・・・彼のマンションで暮らしています」
再会してから四日で同棲を始めた事は早過ぎるとも思いましたが、いつまでも美雪さんの所に世話になっている訳にはいかないと考えていたとすれば、苦渋の選択だったのかも知れません。
よく目の前が真っ暗になったと聞きますが、私はこの時、初めてその感覚を知りました。
目の前の物はちゃんと見えているのですが、不思議な事に何も見えないのです。
離婚はしても、いつまでも私の物だと思い込んでいた妻が彼の下着を洗い、彼の為に料理を作って、向かい合って笑いながら食事をする。
お風呂では彼の背中を流し、彼を興奮させるためだけのセクシーな下着を身に着け、ベッドでは彼が喜ぶことなら、どのような恥ずかしい行為も受け入れる。
そして、身体の至るところで彼の性欲を受け止めた妻は、疲れ果てて下着を着ける気力も無く、裸のまま彼に抱かれて眠るのです。
私は妻を家から放り出した時のように髪を掴むと、寝室まで引き摺るように連れて行きました。
「いや!乱暴しないで!」
妻をベッドに押さえつけると、妻は必死で逃げようとします。
「どうして逃げる!そんなに奴がいいのか!そんなに奴とのセックスがいいのか!」
「駄目なの。もう私は、あなたに抱かれる資格が無いの」
妻の抵抗は凄まじく、スカートを脱がす事も出来ずに、手を突っ込んで無理やりパンストとパンティを引き千切るような勢いで抜き取ると、妻のそこにはあるはずの翳りがありません。
それ以上にショックだったのが、綺麗に剃られたそこには赤く太いマジックで、健吾という文字がはっきりと書かれていました。
「いやー!見ないでー!」
このような物を見せられれば、普通の男なら興奮など一瞬で醒めてしまうでしょう。
しかし私は幸か不幸か、一年以上妻と交わっていませんでした。
正確には妻と交わっていなかっただけで無く、女性と触れ合う事が無かったのです。
悔しくて涙が出そうになりながらも、泣いているだけで動かなくなった妻を全裸に剥き、大きく脚を開くと昨夜も木下に嘗め回されたであろう場所に吸い付いて、唾液を搾り出しながら塗り込めるように嘗め回し、昨夜も木下が黒光りした物を何度も出し入れさせたであろう場所に一気に突っ込みました。
その間何度か玄関のチャイムが鳴り、その後電話も鳴り続けていましたが、誰からか分かっていた私は無視して、ここは私だけの場所なのだと誇示するかのように激しく突き続け、抜き去る事も無く色々な格好をさせて、大量に妻の中に吐き出してから、中に入ったまま妻の息遣いが落ち着くのを待ちました。
「このような事をいつされた?」
「一緒に暮らし始めた日に、今から子供達に会いに行くと言ったら」
付き合っていた時は何があっても優しかった木下が、一緒に暮らし始めた日、妻が私の家に来る時間が迫ると急に不機嫌になり、無理やりこの様な行為に及んだと言います。
一日ではたいして生えてこないにも拘らず、その行為は昨日も一昨日も行われ、それが終わると少し落ち着きを取り戻して、妻を近所まで送って来ていました。
八時前には必ず迎えに来ていた事も考え合わせると、木下は妻が私に抱かれないか余程心配だったのでしょう。
今までは私の妻だったために浮気だったのが、妻と暮らし始めた事で自分の女になったという気持ちが大きく、木下の中で私との立場が逆転してしまった。
自分の女が他の男に抱かれる事は、それが例え自分が寝取った相手の元夫でも堪えられないのでしょう
そうだとすると、私に抱かれていないか心配しながら待っていて、猛烈な嫉妬に狂っていたはずです。
「ここから帰ると、奴は乱暴な行為をしてきたのではないのか?」
「・・・・・乱暴と言うか・・・・・・・・」
おそらく彼も、今の私と同じ様な心境だったのでしょう。
私は嫉妬に狂って妻の乳房に指の痕が付くほど強く握り、乳房を押し潰すほど強く揉み、後ろからの時はお尻が赤くなるほど平手で叩いて、妻を乱暴に扱う事で悔しさを発散させていたのです。
「乱暴に扱われると感じるのか?」
なぜこのような質問をしてしまったかと言うと、その間の妻は聞いた事の無いような凄い声を上げながら、狂ったように自らも腰を振り続けていたからです。
しかし妻は羞恥心が邪魔をするのか、そのような事は決して認めません。
「乱暴なのは嫌だったけれど、朝になると優しい彼に戻っていて、何度も謝って・・・・・・・」
妻はそのような自分を知られたくなくて、話を変えて優しい時の彼の話を始めたので、私は悔しさからまた腰を動かして妻の身体を虐めていました。
「俺の事が嫌いか?嫌いになったか?」
「好き・・・あなたが好き・・・あなたが大好き・・・・嫌いになんてなれない・・・嫌いになった事なんて一度も・・・・・・・・・」
「それならどうして・・・・・」
「分からない・・・・ずっとあなたが好きだった・・・不倫している時も・・あなたが好きだった・・・・・・・・・でも・・あの時は彼を・・・・・・」
「今は?」
「あなたを愛してる・・・・あなただけを愛してる・・・・でも・・・・でも」
でもの後は、もう元には戻れないと続く気がして、その事は聞けずに腰の動きを速めていました。
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心の隙間 4
松本 12/23(土) 20:13:31 No.20061223201331 削除
「子供達は眠ってしまったから、このまま泊まっていかせたら?」
私が子供を迎えに来たと思っていた義母はそう言いましたが、玄関の外で泣いている妻を見付けて笑顔が消えます。
私は妻を実家に預かってもらって別居するつもりでいましたが、厳格な義父は妻を許さずに親子の縁を切ると言い、妻を思い切り平手で殴りました。
「二度とこの家の敷居は跨ぐな!」
義母も泣き叫びながら、泣き伏した妻の背中を何度も叩いています。
「あんたって子は・・・・・・どうして?・・どうして?」
「ごめんなさい・・・・ごめんなさい」
結局妻は実家にも戻れず、しばらく我が家にいさせて欲しいと、頭を下げたままま顔を上げる事が出来ません。
それからの私は子供達の前だけでしか妻と口を利かなくなり、当然寝室も別にして、完全な家庭内別居を決め込んでいました。
妻は自分の生活費を稼がなければならないので会社を辞められず、本当は妻に会社を辞めて欲しい私も、一応離婚を言い渡してある手前、妻のその後の生活もあるので言い出せません。
ただ妻は別の部署に移動させてもらって木下とは完全に切れたようで、償いのつもりかこれまで以上に私の世話を焼こうとするのですが、私は頑なに妻の世話になるのを拒否していたので、妻は毎日のように私の為に作った料理を捨てていました。
「今年のお正月はホテルに泊まるぞ。それも大きなホテルに」
木下とは会えば会うほど、この男が妻の身体を嘗め回し、妻の中に入ったという悔しさでおかしくなりそうだった私は弁護士に全て任せ、相手も弁護士を立てて来たために弁護士同士の話し合いになり、会社には乗り込まない事を条件に、妻とは二度と二人で会ったり連絡を取り合ったりしないと誓約書を書かせ、弁護士に言わせると離婚が決まっていない場合は、破格の金額だと言う三百万の慰謝料を受け取っていたので、妻が相手の奥さんに支払った慰謝料と弁護士料、その他興信所の費用を差し引いても百五十万以上残り、正月はホテルで豪華な食事をするつもりでいました。
「いつ行くの?」
「三十日からだ」
子供達は大喜びで、妻も久し振りに笑顔を見せます。
「ただし、お母さんはお仕事で行けないから、お父さんと三人だ」
一気に妻の表情は曇り、涙目になって洗い物を続けました。
そしてその夜、久し振りに妻と話し合いを持ちましたが、妻はほとんど泣いていて話しになりません。
「このままずるずると暮らしていても、子供達にも良くない。おまえはいつになったら出て行く気だ?その時正式に離婚しようと思うから、そろそろ期限を切らないか?」
妻はこのまま子供達と暮らしたいようでしやが、自分から離婚を言い出した手前、私に何も言えません。
私もこれは本心ではなくて、ただ妻を責めたいだけでした。
「本当なら今年一杯で縁を切り、来年からは新たな気持ちで生きて行きたかったが、今からではそうもいかないだろ。どうだ?一月いっぱいで離婚して出て行く事に決めては」
私は妻が泣いて謝り、私に縋りついて離婚を撤回する姿をみたかったのですが、やはり自分が酷い事をしたと分かっているので、撤回してもらう事は無理だと諦めているのでしょう。
結局妻は何も言わず、ただ泣いていただけで終わってしまい、年末には私と子供達だけでホテルに行きました。
しかし普段無視していても妻のいない年末年始は味気なく、独りで毎日泣いているのではないかと思うと楽しめません。
それは子供達も同じだったようで、三日まで滞在する予定だったのを元旦の夕食を済ませた後、キャンセルして帰ろうかと言ってみたところ二人は嬉しそうでした。
しかし家に着くと、八時を過ぎているというのに妻の姿がありません。
当時は今のように携帯も無かったので、妻が何処に行ったのかも分からずに、一応実家に行ってみましたが、やはり妻は来ていませんでした。
「こんな時間にどうしたの?」
「新年のご挨拶に。それと、今夜子供達を預かってもらえますか?」
「またあの子が何か!」
私は本当の事を言えませんでした。
あれ以来、義父は私と顔を合わせる度に謝り、義母は子供達から見えないように手を合わせます。
そのような両親に、このような時間に妻がいないなどとは言えません。
「今夜は久美と、二人だけで映画にでも行こうかと」
それを聞いた二人は嬉しそうに涙ぐみましたが、私は愛想笑いをする事すら出来ません。
一人家に帰って妻の帰りを待っていましたが、結局その夜妻が帰って来る事は無く、夜が明ける頃にいつしか眠ってしまった私は、妻の驚く声で目が覚めます。
「あなた!」
目を開けると真っ青な顔をした妻が震えて立っていて、眠ったばかりのところを起こされたので訳の分からなかった私も徐々に今の状況を思い出し、気が付くと妻の髪を鷲掴みにして、玄関に向かって歩き出していました。
「違うの。これは違うの」
「何が違う!木下と会っていただろ!」
「ごめんなさい・・寂しかったの・・・・・寂しくておかしくなりそうで」
妻を外に放り出すとドアを閉め、ノブを強く握ったまま扉に背を向けて、溢れる涙を何度拭いても、涙が止まる事はありません。
約束を破られた私は目には目をで、仕事始めの日に会社に乗り込み、たまたま創業者で厳格なワンマン社長だったのと、以前二人が就業中にもかかわらず、何かと理由をつけて会社を抜け出してデートしていた事も分かったので、妻は退職を勧められるとそれを受け入れ、木下も降格された事から自ら退職を選んだそうです。
こうして私達の結婚生活は終わりを告げ、妻には慰謝料を請求しない代わりに財産分与は放棄させ、子供達の親権は私がとったので、子供達の世話は妻の両親に世話になるという、世間から見れば変わった生活が始まりました。
しかしこれも今考えれば、妻との縁を完全に切りたくなかったからかも知れません。
妻はと言えば、事務の仕事を見つけて友達の家で世話になっているようでした。
ようでしたと言うのは、この離婚での一番の犠牲者は子供達だと思い、子供達には本当の事は話せずに、この家の中でならいつ会っても良いと許可してあったので、妻は毎晩通って来ては子供達の世話をしていたので、毎日のように顔は合わせていたのですが、意地を張って妻とは口を利く事も無かった私は、妻が子供達に話しているのを立ち聞きしただけだからです。
そのような生活がしばらく続き、必ず子供達が眠ってから帰って行っていた妻が、一ヶ月ほど経った頃から八時が近付くと時計を気にするようになり、決まって八時丁度に家を出て行くようになってしました。
私はその事が気になっていても、他人になってしまった私は理由を聞けません。
それで私が想像したのは、妻が友達の家を出て遠く離れた所にアパートを借り、八時には家を出ないとアパートに帰り着くのが遅い時間になって、翌日の仕事にも響くのだという事で、それならたまには送って行ってやろうと後を追うと、妻は少し離れた所に止まっていた車の助手席に乗り込み、その時ついた薄暗いルームライトに照らし出されたのは、忘れたくても忘れられない木下の顔でした。
妻は木下と切れておらず、待ち合わせて迎えに来てもらっていたために、八時丁度に家を出ていたのです。
有り得ない事ではないのに、私は勝手に別れたものだと思っていました。
法的には他人になってしまっても、いつかまた夫婦に戻れるような気でいた私は馬鹿でした。
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心の隙間 3
松本 12/22(金) 20:33:05 No.20061222203305 削除
彼は入って来るなり正座して頭を下げます。
「すみませんでした。人の道に外れた事をしました。でも私達は愛し合っています。出来る限りの償いはしますが、分かれる事だけは出来ません」
この男は妻の手前もあってか、その後も堂々と愛を語り、妻に対して誠実な男を演じ続けます。
そして恋愛経験が乏しい妻は彼に愛されていると信じ切っていて、彼と並んで私に頭を下げていました。
「愛し合っている?愛していれば、何をしても許されるのか?お互いに妻や夫がある身だろ!」
「その通りです。申し訳ない事を致しました。ただ私の方はずっと離婚協議中で・・・・・」
「そうか。それなら明日にでも離婚しろ」
「そう簡単には・・・・・・・ですから・・・・妻と協議中で・・・・・・」
「協議などしなくても、全て奥さんの望む条件を飲んで離婚すればいいだろ。そのぐらいの覚悟も無しに、俺の人生を無茶苦茶にしたのか!」
「そういう・・・・物理的なものでは無くて・・・・・精神的な・・・」
「ごちゃごちゃ言っていないで、奥さんを連れて来い」
「妻は・・・・・・・・・」
「だから、すぐに離婚出来るように俺が頼んでやるから、奥さんを連れて来い」
ここまで来てしまえば、ばれてしまうのは時間の問題だと木下も分かっているはずです。
しかし彼は、妻を引きとめるためには嘘も平気でつくのです。
「あなた、ごめんなさい。どのような償いでも・・私が・・・・・」
何も知らずに、妻は彼を庇い続けます。
「どのような償いでも?そうか。それなら先に、奥さんの所に行って謝って来い!早く離婚してくれと頭を下げて来い。何も知らない奥さんは驚くぞ」
「何も知らない?」
「おい木下!自分の家庭はそのままで、久美を愛人として囲う気か!」
「何の事か・・・・・・・妻が納得さえすれば・・すぐにでも別れて・・・・」
彼は時々妻の顔を横目で見ながら、あくまでも惚ける気のようでした。
私は彼の態度に怒りを覚えて掴み掛かりましたが、妻が私の足に縋り付いて邪魔をします。
「暴力はやめてー!」
「おまえはこの男と一緒になりたいのだろ!このままでは結婚なんて出来ないぞ!こいつは離婚なんてする気は無いし、ずっと夫婦仲も良いそうだ!」
「嘘よ!だって別居していて、何度か家にも行ったもの」
「こいつの家でも抱かれたのか!」
「それは・・・・・」
「こいつの家に行ったのは、いつの事だ!最近も行ったのか!」
「それは・・・・夏ぐらいに何回か・・・・・・・」
「子供達は独立しているし、確かに奥さんも家にはいなかった。病院にいたからな」
「病院?何を言っているの?もう何年も家庭内別居状態で、夏前に奥様は家を出られたのよ」
私は報告書を出して読み上げました。
「一年ぐらい前から股関節が悪くなり、ずっと通院していたが六月に検査入院。
そのまま七月には手術を受け、リハビリを経て先月末に退院。近所の人の話しにとると、絶えず笑い声が聞こえて来る仲の良い夫婦で、休みの日は奥さんの手を引いて、仲良く散歩している姿をよく見掛けるとも書いてあるぞ」
妻が私の足を放すのと同時に、思い切り木下を殴っていました。
「久美、騙していたようで悪かった。でも私は遊びじゃなかった。それだけは信じて欲しい。別れようと思っていた時に妻が身体を壊したので、男として放ってはおけなかった。今すぐは無理でも、いつか妻と別れて・・・・・・・」
この男にとって私以外に恋愛経験の無い妻を騙す事は、赤子の手を捻る事よりも容易い事だったでしょう。
しかし今の妻は、彼の愛を少しずつ疑い始めています。
ただ、一年にも及ぶ甘い言葉と半年以上にも及ぶ身体の関係で、彼の事を全て嘘だとは認められず、心の中で自分と戦っているようでした。
「性欲だけで久美を抱きやがって!欲望だけで俺の家庭を壊しやがって!」
また私は木下の胸倉を掴みましたが、彼は私を無視して迷い始めた妻に訴えかけます。
「違う!久美、信じてくれ。私は真剣に君を愛している。確かに妻とは長年一緒にいたから情はある。でも愛してはいないし、夫婦としては終わっている。
私が愛しているのは久美だけだ」
妻は既に気付いているのでしょう。
しかし支払った代償が余りにも大きく、すぐには認められないだけなのです。
「奥さんを連れて来られないのなら、今からみんなでおまえの家に行こう。奥さんを交えて話せば全てはっきりする。離婚話など無かった事や、家庭内別居状態だったなんて嘘だった事も」
私が木下を放すと、彼は妻の方を向いて正座しました。
「正直に話す。離婚はまだ私の胸の内にあっただけで、身体を壊した妻には話していない。でも久美に対する愛は嘘じゃない。ずるい考えだったが、嘘をついてでも久美が欲しかった。それだけ久美を愛していた。嘘をついている罪悪感でずっと苦しんでいたが、その苦しみよりも、久美を手放したくない気持ちの方が大きかった」
しかし妻は彼とは目を合わさずに俯き、太腿に涙が零れ落ちます。
彼に甘い言葉を囁かれ、散々騙され続けていた妻も、ようやく性欲処理の道具にされていた事を自分に認めたのです。
「このような事をしてしまっては、ご主人とは一緒にいられないだろうから、久美の今後の生活はきちんと看させてもらう。妻の身体が完全に回復したら、すぐにでも離婚を切り出して責任を取る。私を信じて、それまではこのままで我慢して欲しい」
夫である私が目の前にいるにも拘らず、妻に対してこのまま愛人でいろと言っているのです。
木下にとって十八歳も若い妻の身体は、自分の置かれた立場も分からないほど魅力に溢れているのでしょう。
この期に及んでも別れられないほど、妻とのセックスは充実したものだったに違いありません。
しかし架空の離婚話に同情し、進んで身体を差し出して性欲の捌け口になっていた妻も、流石にこの苦しい言い逃れに騙されるほどは、馬鹿ではありませんでした。
「帰って!」
「久美・・・・・・」
「もういやー!」
「近々奥さんとも話す事になる。それと、報告書によれば仕事中に妻と会社を抜け出して、喫茶店でホテルに誘っていたらしいな。就業中に部下の人妻をホテルに誘うなんて、そのような事を許している会社の責任も大きいと思うから、そちらにも一度お邪魔する事になる」
私は出来る限り冷静に話そうとしていましたが、手は怒りで震えていました。
「慰謝料は後日文章でそれ相応の額を請求する。それと俺が殴った事だが、謝る気はないから訴えるならご自由に」
木下が帰ると妻は寝室まで走って行き、後を追うと妻はベッドに顔を伏せて泣いていましたが、私はそのような妻に追い討ちをかけます。
「返事が遅くなったが、離婚は承諾してやる。おなえのような女に大事な子供達は任せられないから俺が育てる。もう少し大きくなったら、母親はセックスに溺れて男を作って出て行ったと、俺から本当の事を教えてやるから、今は何も話さずに出て行ってくれ」
それを聞いた妻は泣き叫んでいました。
私は卑怯な男かも知れません。
妻と木下の関係が終わりそうになった事で、強く出られるようになったのです。
「それと、今まで散々世話になったから、今から久美の実家に行って離婚の報告をしてくる」
これは脅しではありませんでした。
今までは妻を失う失望感の方が大きくて、私から他の男に移っていった、気持ちの裏切りが最大の問題でした。
しかし妻の心の行き場が無くなると、急に妻と木下がしていたセックスの事が気になり出して、身体も私を裏切り続けていた事に怒りが増したのです。
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心の隙間 2
松本 12/21(木) 20:39:59 No.20061221203959 削除
私は妻の首から手を放すと、声を殺して泣いている妻の横に胡坐を掻いて座り込んでいました。
「いつからだ?」
妻もゆっくり起き上がり、叩かれた頬をそっと手で擦ります。
「去年の十月ぐらいから度々誘われるようになって、二人で食事に行ったりするようになったのは、十一月の終わりぐらいからです」
私は一番聞きたい事が怖くて聞けずに黙ってしまいましたが、その事を妻の方から話し出しました。
「彼とはもう・・・・・身体の関係も・・・・・・ごめんなさい・・・・・」
これは罪悪感から全て話そうと思ったのか、あるいはこの事を話して私に諦めてもらおうと考えたのかは分かりませんが、相手の素性を話さない事を考えれば、後者のような気がします。
「そのような関係になったのはいつからだ?」
「最初に関係を持ったのは・・・・バレンタインデー・・・・・・・」
それで妻は、春に帰った時に私を拒んだのです。
彼に私と関係をもつなと言われたのか、自分から彼に操をたてたのかは分かりませんが、どちらにしても好きな人のために私に抱かれる事を避けた。
つまりは浮気ではなくて、本気だという証拠です。
「離婚して下さい・・・・お願いします」
浮気なら私が離婚を宣言し、妻が泣いて許しを請うのでしょうが、本気の妻は自ら離婚を望んでいるので、私が妻を引き止められる方法は一つしかありません。
「子供達はどうする!当然子供達にも知れるぞ」
「正直に話します。子供達にも謝らなければならないので、私から話させて下さい。子供達はどうしても引き取らせて欲しいです。でも、こんな母親では軽蔑して、許してはくれないかな」
これで私には、妻を引きとめる方法が無くなってしまいました。
あとは泣いて縋る事しかありませんが、裏切られた上にそのような事はプライドが邪魔をして出来ません。
仮に離婚を拒否したとしても、心が戻ってこなければ同じ事です。
しかし寝耳に水だった私がすぐに返事など出来る訳も無く、離婚については先延ばしにしましたが、妻も私に少しは誠意を見せようと思ったのか、通常の時間に帰って来ていました。
「俺が嫌いになったのか?」
「嫌いになんかなれない・・・今でもあなたが好き・・・・・でも・・・・彼の事を・・・・・・」
妻は私の事を嫌いではないが、私よりも彼を愛してしまったと言いたかったのでしょう。
私は消極的になっていて、このまま妻が彼と会わなければ忘れてくれるかも知れないと、情け無い望みを抱いていましたが、それも三日ともちません。
連絡も無く遅く帰って来た妻は、入ってくるなり私と目を合わさないように俯いて、小走りで寝室に行くと声を殺して泣いています。
「どうした?」
「付き合っている事を、あなたに打ち明けたと彼に話したら、約束も守れないのかと怒ってしまって」
「逆切れか。自分のやった事の責任もとろうとしない男に惚れたのか?」
「責任は取ると言っています」
「それならなぜ、堂々と俺の前に現れない!」
「今は自分達の離婚問題があって・・・・時期が悪いからと・・・・・・・」
「俺の人生を無茶苦茶にしておいて時期が悪い?逃げているだけで誠意も何も無い奴だな」
顔を合わせれば絶えず私に謝り続けていた妻でしたが、彼の事を悪く言われるのは堪えられないのか、明日も彼と会って私に謝罪するように説得すると、初めて強い口調で言いました。
しかし翌日帰って来た妻は、もう少し待って欲しいと頭を下げます。
「不倫なんかする奴は、所詮その程度の男だ。お前も同類だから話さないし。こうなったら徹底的に調べて、そいつの人生も無茶苦茶にしてやる」
「待って。明日も会って、きちんと話をしに来てくれるように言いますから」
これでは娘の彼氏が結婚の許しをもらいに来るのを待っている、花嫁の父のようです。
今にも妻に捨てられようかとしている時に、少しでも妻に嫌われないように手加減を加えている情けない自分に気付き、それが更に最悪の事態に進ませているような気がして、私はようやく彼と対決する事を決めましたが、何処の誰か分からなくては動きようがありません。
「相手は誰だ!」
しかし彼を庇っている妻は言う訳も無く、翌日私は興信所に飛び込み、今日会う事が分かっているので早速相手の男の身辺調査を依頼しましたが、その夜二人がホテルに入ったと連絡があり、すぐにでも妻を問い詰めたい衝動に駆られたのを調査がし辛くなるので我慢してくれと言われて、ようやく五日後に詳しい報告書が出来上がったと連絡が入ったので受け取りに行くと、現実に妻が男に腰を抱かれてホテルに入っていく写真を見せられて、猛烈な怒りが込み上げてきました。
何故なら相手は可也年上の中年の親父で、五日前だけではなくて昨日もホテルに行っているのです。
「おまえの好きな彼は、いつまで逃げているつもりだ?」
「逃げている訳では・・・・・・」
妻を本気で愛していれば、ここまで来れば普通の男なら出て来ているでしょう。
しかし甘い言葉を囁かれて自分を見失っている妻には、彼が明らかに逃げている事が分かりません。
「本当に話をしているのか?昨日は何処で話した?」
「何処って・・・・・・」
「ホテルで何の話が出切る!俺がこんなに苦しんでいるのに、おまえ達は会う度にホテルでお楽しみか!そんなに俺を苦しめて楽しいか!」
「ホテルだなんて・・・・・」
「違うなら、昨日は何処にいたのか言ってみろ!」
「ごめんなさい。今後の事を静かな場所で話そうと言われて。それよりも、どうしてその事を・・・・・・」
「木下部長」
「えっ!・・・・・・・・・」
報告書によると相手は妻の上司で、妻は昨年の春に配置転換があってから彼の片腕として働いていて、二人だけで行動する事も多かった為に、社内で二人の仲を噂する者もいて、意外と簡単に調べがついたと調査員は言っていました。
「木下健吾、五十三歳。相手は十八も上のスケベ親父か?」
「彼は違うの。彼とは仕事上の付き合いだけで関係ないの」
私が証拠を持っている事を知らない妻は否定しましたが、上司を彼と呼ぶ事が全てを物語っています。
「関係無いだと!関係ないなら、明日会社に行って話しても構わないな?」
「私が悪いの。あなたへの責任は私がとります」
しかし私には、どうしても木下に責任を取らさなければならない事があります。
「会社が駄目なら、今すぐここに呼べ」
妻が電話を掛けると、木下は一時間後にやってきました。
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心の隙間 1
松本 12/20(水) 21:28:32 No.20061220212832 削除
今から十数年も前の出来事なのに、今でも思い出す度に胸が苦しくなってきます。

「やっぱり私も行きたい」
「無理を言うなよ。子供達の学校はどうする?」
「お母さんに・・・・・・」
確かに妻の実家が近いので、共働きの私達は絶えず子供達を預かってもらっていました。
「それに久美も仕事があるだろ」
「分かっているの。無理な事は分かっている。でも・・・・・・」
「工場が軌道に乗ったら現地の人間に任せて帰って来られるから、長くても一年の辛抱だから」
「毎月帰って来てくれる?」
「無理を言うなよ。いくら近いと言っても国内じゃないのだぞ。お盆や正月以外にも、休暇をとって帰って来るようにするから、子供達の事は頼む」
それからの私達は新婚当時に戻ったかのように、毎日激しく交わって愛を確かめ合い、十日後には空港に向かっていました。
「遊びでも絶対に浮気しないでよ。一度でも浮気したら離婚だからね」
空港で別れる時にこのような事を言っていた妻が、まさかこのような事をしようとは思いもしませんでした。

妻とは高校の同級生で、付き合いを含めれば二十年近くも一緒にいる事になり、30代半ばになっていたにも関わらず休日はほとんど行動を共にし、出掛ける時は子供が一緒の時でも腕を組んでいたので、近所でもオシドリ夫婦で通っていました。
それが勤めていた会社が中国進出を決めた事で、高校の時から三日以上逢わずにいた事のない私達が、離れ離れになってしまいます。
その上いざ向こうに行ってみると思ったように休みの取れる状態では無く、ゴールデンウイークにも帰国出来ずに、どうにか帰って来られたのは日本を旅立ってから四ヶ月も経ったお盆でした。
その時の私達は赴任が決まった時のように毎晩交わり、赴任先に戻る前夜の妻は、終わった後も涙を流しながら抱き付いて来て離れません。
「寂しいの」
私もそのような妻が愛しく思えて抱き締めて眠りましたが、次に帰って来た時の妻に変化が起こります。
それは後で分かったことですが、その時の妻は私への愛を確かめようとしていたのです。
確かめると言うよりも、私から離れていく気持ちを、もう一度私にしっかりと繋ぎ止めてもらおうとしていたのかも知れません。
「私の事愛してる?私は好き。私はあなたを愛している」
妻は私に纏わり付き、絶えず愛を口にします。
夜になれば妻から毎晩迫ってきて、私の全身に舌を這わすなど、このような積極的な妻は今まで見た事がありません。
「あなたが好き。あなたが大好き」
それは自分に言い聞かせる言葉だったのですが、この時の私には分かりませんでした。
そして次に帰国出来た翌年の春、妻は違った変化を見せます。
それは三日間だけの帰国で、金曜はその足で会社に行かなければならなかったので土曜は一日中妻と過ごし、日曜の午後には赴任先に戻る予定でしたが、前もって言ってあったにも関わらず、妻は土日が仕事になったと言います。
その時の妻はなぜか暗く沈んでいて、前回のように私に愛を囁く事も無く、事あるごとに謝り続けていました。
「ごめんなさい」
「何をそんなに謝っている?」
「ううん。折角帰って来てくれたのに、休日出勤になってしまったから」
それは夜も変わらず、なぜか妻は謝り続けていました。
「あなた、ごめんなさい」
「昼間から、ずっと謝ってばかりいるな」
「こんな時に生理が来てしまったから」
「仕方ないよ。抱き合って眠ればいいじゃない」
「そうだ。子供達も寂しがっていたから、今日は四人で寝ましょう」
強引に布団を運び込む妻に不自然さを感じながらも、トラブル続出で転勤が半年以上延びる事になった私は、妻に申し訳ないという気持ちが強くて何も言えません。
しかし妻は、その年の夏季休暇も私と二人になると謝るばかりで、夜もまた生理を理由に拒み続け、流石の私もおかしいと思いながらも仕事は待ってはくれず、後ろ髪を引かれる思いで赴任先に戻りました。
そして十月にようやく単身赴任も終わり、帰って来ると一番に妻を抱き締めましたが、妻は身体を硬くして涙まで流しています。
私はその涙を嬉し涙だと思ってしまい、疲れも忘れて早速妻を誘ってみると生理が来たと言って断わられ、一週間経つと今度は身体の不調を訴えて、妻と交わる事も無く十日が経ちました。
「今夜はいいだろ?」
私は我慢の限界を迎えていて、強引に押し倒すと妻は私との間に腕を差し込み、私を遠ざけようと胸を押して、涙を流しながらキスを拒みます。
「ごめんなさい・・・出来ないの・・・ごめんなさい」
「出来ない?どう言う意味だ!」
「彼が・・・・・・・」
私には妻の言っている意味が理解出来ませんでした。
「彼?」
「ごめんなさい・・・・・好きな人がいるの」
全ての物が崩れ去る音が聞こえ、怒りよりも悲しみが襲ってきます。
「こんな時に冗談はやめてくれ」
「本当なの・・ごめんなさい・・・・ごめんなさい」
私は妻から離れると部屋を飛び出し、一人になると猛烈な悲しみに襲われましたが、事が大き過ぎるからか不思議と涙は出て来ません。
するといつの間にか、後ろに妻が立っていました。
「あなた・・・・・・・」
「相手は誰だ」
「それは・・・・・・・・・」
「相手は誰だ!」
「彼は今・・・・離婚調停をしていて・・・・・・・大事な時期だから」
悲しみは徐々に怒りへと変わって行きます。
「だから相手は誰だ!」
私は妻の頬を張っていました。
「言えません・・・ごめんなさい」
私はまた頬を張りましたが、あれだけ愛していた妻を力一杯張り倒す事は出来ずに、手加減を加えてしまいます。
「叩いて!あなたに叩かれても仕方ない事をしました。殺されても、文句も言えないような事を」
「それなら殺してやる!」
妻に馬乗りになると首を締めていましたが、力を入れたのは最初だけで、やはり妻を殺す事など出来ず、閉じた目から涙を流している妻を見ていると、妻の恋が真剣なのが分かって怒りは例えようの無い寂しさに変わっていきました。
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鬼畜 18

[3949] 鬼畜 18 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/26(Thu) 20:33

その後もセックスに関した事を遠回しに聞き、少女のように顔を赤くして、時々上目
使いで私を見る母に興奮していました。
「お母さんも若かったし、寂しくありませんでしたか?」
「だから、寂しいなんて考える暇も無かったの。もうこんな話はやめましょう」
「でも、お母さんは美人だから、言い寄ってきた男も沢山いたでしょ?」
「そんな物好きな人はいません。本当にやめましょう。それよりも裕子との事だけど」
「俺もその事を言いたかったのです。裕子とは離婚するしかないと。正直、もう裕子
を抱く事は出来ません。出来ないどころか、裕子に対して嫌悪感さえ覚えます。この
まま一生セックス無しで暮らす事は、俺には出来ない。お母さんのように、我慢など
出来ないのです。そうかと言って女を連れ込んでいては、子供達に良くないと反省し
ました」
「裕子と元の関係に戻るのは、やはり無理なの?」
「ええ、無理です。俺を裏切って喜んでいたオマンコに、もう俺のチンチンを入れる
気にはならない」
母は私のお言葉で更に顔を赤くして、恥ずかしそうに俯いています。
「セックスだけの問題ではありませんが、その事だけをとっても、裕子とはもう無理
かと」
「そこを何とか、もう一度だけ考え直して。子供達の為にも、もう一度一緒に生活出
来る努力をして貰えないかしら。それでも駄目なら、その時は諦めます」
母は土下座していました。
「裕子と顔を合わせれば、やはりセックスの事を意識してしまう。帰っても俺は辛い
だけで、あの家には何の楽しみも無い。裕子とのセックスを考えなくても良くて、何
か楽しみでも有れば、また違ってくるのだろうが」
困った顔が色っぽく見え、私は母を義母としてではなくて、完全に1人の女として見
てしまっていました。
「そうだ、お母さんさえ承諾してくれれば、1つだけ方法は有る。これなら一石二鳥
だ。お母さんさえ協力してくれれば、戻れない事も無い」
母は顔を上げて、少し明るい表情になって私を見詰めました。
「何なの?私で出来る事なら、何でもするから言って。それで戻って来てくれるのな
ら、私はどのような事でもするから言って」
「本当に?これはお母さんしか出来ません。これなら性欲も発散出来て、家にいる楽
しみも出来る」
「えっ!哲也さん、何を!」
これが50代半ばの、女の力かと思えるほど母の抵抗は凄まじく、殴りでもしないと
思いは遂げられそうも有りませんでしたが、流石にそれは出来ずに母から離れると、
ふと妻の事が頭に浮かびました。
腕力のない母でもこれだけの抵抗をして、引き千切らない限り、上着を服を脱がす事
すらも出来ません。
妻は抵抗したと言いましたが殴られた痕も無く、相手にも引っ掛かれたような痕は残
っていないのです。
本当に妻は抵抗したのだろうかと考えると、最初から妻が誘ったのではないかとさえ
思えてきます。
母を見ると、部屋の隅で震えていました。
「お母さん、すみません。少し酔っていたようです。お詫びにお母さんの顔を立てて、
俺も一緒に帰ります。」
家に戻ると、何も知らない子供達は喜んで飛びついてきて、妻も必死で笑顔を作ろう
としますが、頬を伝う涙が止まりません。
私は縋り付く子供達を母に預け、妻を寝室に連れて行きました。
「あなた、ありがとう」
「勘違いするな。裕子を許して帰って来た訳では無い。聞きたい事が有って帰っただ
けだ。最初は奴に無理矢理されたと言ったよな。裕子の話だと、奴が勝手にパンツの
中に漏らしてしまっただけで、奴は裕子を犯すつもりだったよな?」
「は、い」
「よし、それなら奴を、強姦未遂で訴えろ。ホテルに連れ込まれて、卑猥な事をされ
たと訴えろ」
「それは」
「どうした?まだ奴を庇うのか。それとも裕子が、俺に嘘を吐いたのか?なんでも正
直に話すと言いながら、また嘘を吐いていたのなら、俺達は完全に終わりだ」
「嘘じゃありません」
「それなら、その証拠を示せ。証拠とは奴を訴える事だ」
私はその場で彼の携帯に電話しましたが、いくら鳴らし続けても出る事は無く、その
内電源を切られてしまいました。
それで今度は自宅に電話すると、出たのは5日まで旅行のはずの母親です。
「おい、今は旅行中のはずだろ?早く帰って来たのか?帰ったらすぐに来る約束はど
うなった!」
「もう償いは充分しました。もう関わらないで。お願い」
「俺もそうしてやりたいが、そうも行かなくなった。実は今妻に確認を取ったが、こ
うなったのは、お前の息子にホテルに連れ込まれて強姦されそうになり、その後もそ
の事で脅されて、無理やり関係を持たされていたそうだ。こちらとしては、強姦と脅
迫で訴える事にした」
「私は、そこまでは」
妻の声が聞こえそうになったので、慌てて電話を切りました。
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鬼畜 17

[3944] 鬼畜 17 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/26(Thu) 06:11

その後、彼女は我が家で抱かれる事に慣れて、罪悪感も薄れて行ったようですが、逆
に妻は彼女が来た日は、私の顔を見る度に涙を流すようになっていました。
「文句あるのか?裕子は息子に抱かれ、俺はその母親を抱く。それの何が悪い!第一、
裕子さえ奴に抱かれなかったなら、俺と母親が知り合う事も無かった。これも全て裕
子の責任だ」
ある夜、彼女が帰った後、堪り兼ねた母が寝室に入って来ました。
「哲也さん、もう許して。哲也さんは変わってしまったわ」
「ええ、あの女が変えたのです。あの、誰にでも股を開く女が変えたのです」
母もこれを言われては何も言えずに、ただ涙を流す事しか出来ない事を知っています。
「お母さんも、そんな偉そうな口を利けるのですか?裕子と縁を切って、この家から
放り出すという約束は、いつになったら実行してくれるのですか?お母さんが、そん
な親馬鹿だから、あんな貞操観念も何もない娘に育った」
私は罪も無い母までも、罵るようになっていました。
その後も妻や母とは一緒に食事をする事も無く、2週間に1度は私達の寝室で彼女を
抱くという生活が続き、2ヶ月ほど経つと、母がまた忠告しに入って来ました。
「哲也さん。もうこんな生活は嫌なの。こんな事をしていては、子供達にも良くない」
「母親が若い男に股を開いていた事は、子供達にはどうなのです?そんな女が、偉そ
うに母親面している事は、どの様にお考えで?」
「裕子も悪いです。でも、こんな事をしていて何になるの?」
「裕子も?悪いのは全て裕子だ。お母さんの考えは分かりました。生活が苦しい時は
俺の機嫌をとって一緒に暮らさせ、自分の娘が不祥事を起こしたら、俺は出て行け
と?結局俺は、ただの金蔓だったと言う事か」
「そんな事は言っていません。ただ、苦しいの」
私がアパートを探して家を出ると、最初妻は毎日のように訪れましたが、私は妻を無
視して部屋に入れる事は無く、電話が掛かって来ても出なかったので、今度は絶えず
メールで反省の言葉と、帰って来て欲しいと送って来るようになっていました。
しかし私には、経済的に苦しくなるのが嫌で、帰って欲しいと言っているとしか受け
取れません。
そんな私も妻には強気でいても、実際は一人暮らしの寂しさに耐え切れず、週に一度
は早百合をアパートに呼びつける様になっていましたが、年の瀬も押し迫り、いつも
の様に彼女に電話を掛けると、旦那と旅行に行くので会えないと言われました。
「旦那一人で行かせて、その間早百合は俺の所に泊まれ」
「それは出来ない。お願い、分かって」
「それなら、旅行から帰ったらすぐに来いよ。来なければどうなるか分かっているな」
「無理です。学校が冬休みの内は行けません」
おそらく、夫婦をやり直すための旅行なのでしょう。
すぐにでも旦那にばらして、元の夫婦に戻る事を邪魔しようかとも思いましたが、人
生を怨み、自棄になっていた私は、彼女の夫婦仲が戻ってから、以前の様に嫌がる彼
女を甚振る方が楽しいと思ってしまい、旅行に行く事を承諾しました。
初めて一人で迎える正月は侘しく、目の前にはコンビニ弁当しか有りません。
別におせち料理を買ってくる事も出来たのですが、自分でも気付かない内にわざと侘
しい食事にして、拗ねた子供のように、これも妻が原因だと怒りを大きくしているの
です。
正月も3日になり、朝から酒を飲んでいると昼前にインターフォンが鳴り、それは妻
の母でした。
「お母さん、何か?」
「遅くなって、ごめんなさい。おせち料理を持って来ました」
「裕子に、そうしてくれと頼まれたのですか?折角ですが、あの女の作った物は、気
持ち悪くて食べられませんから」
「いいえ、これは私が作りました。哲也さんが出て行ってから、あの子は何もする気
力を無くしてしまって。とにかく中に入れて下さい」
母の話しによると妻は私との約束を守って、どうにか学校へは行っていたようですが、
家では満足に子供の世話も出来ない状態で、時々思い出したように涙を流しているそ
うです。
おそらく鬱になっているのかも知れないと思いましたが、裏切られた私の方が苦しい
という思いから、可哀想だとも思えません。
「それも俺が悪いと?」
「違います。哲也さんが苦しんでいるのに、あの時はあんな言い方をしてしまったか
ら、一言謝りたかったの」
母は私の事を気遣っているのではなくて、妻の事が心配で来たのでしょう。
他にも、私達の貯金は全て持ち出し、生活費も入れていないので、今は母の蓄えで暮
らせても先々苦しくなる事を考えて、連れ戻しに来たのかも知れません。
しかし今の私にはそのような事よりも、お茶を煎れてくれようと狭いキッチンに立っ
ている、母のお尻が気になっていました。
私達が結婚した当時、母は可愛くて魅力的な女性でした。
童顔な事もあって最初お邪魔した時、妻達とは姉妹でも通ると思ったほどです。
しかし一緒に暮らすと母は清楚で上品で、セックスとは全く無縁に思えて、母に対し
てその様な感情を持った事はありませんでした。
ところが今の私は酔いも手伝い、小百合をしばらく抱けない事もあって、50代半ば
の母を、その様な目で見てしまっています。
1人では食べていても美味しくないので、一緒に食べて欲しいとお願いし、母が昆布
巻きなどを口に頬張るのを見ながら、良からぬ想像をしてしまっているのです。
「お母さんはお父さんが亡くなってから、ずっと男っ気は無いのですか?」
「哲也さん、酔っているの?あなた達に子供が出来てからは仕事を辞めて、代わりに
裕子が働きに出たから、孫の世話と家事だけで楽をさせてもらっているけれど、主人
が死んでから、あの子達を育てるのに一生懸命で、そんな暇など無かったわ」
最初母は怪訝そうな顔をしましたが、私に逆らって怒らせては駄目だと思ったのか、
すぐに笑顔を作ってそう答えました。
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鬼畜 16

[3942] 鬼畜 16 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/25(Wed) 06:46

当然この日から寝室は別になり、妻と母が食事もせずに帰りを待っていても、私は外
で済ませるようになりました。
「哲也さん、お食事は?」
「済ませてきました。お母さん、もう待っていないで先に済ませて下さい。この女の
顔を見ていると吐き気がして、食欲など無くなるのです」
「せめて一口だけでも」
「いいえ、もうこの女とは、家族とも思っていませんから。それよりも、大学は辞め
て無いだろうな。必ず4年で卒業しろよ。卒業して金を稼げ。今までの出費を無駄に
する事は許さん」
私はお金などどうでも良かったのですが、妻を試したかったのです。
試したかったと言うより妻を更に責めたくて、彼との接点を持たせたかったのかも知
れません。
妻は退学する気でいた様ですが私には逆らえず、夏休みが終るとまた大学に通い出し
ます。
「今日はオマンコに何回出された?」
「彼とは、話しもしていません」
毎日そのような事を言って責めながら、追い詰められていったのは私でした。
私はその様な苦しみから一時でも逃れたくて、彼の母親に電話を掛けてしまいます。
話を聞くと、彼女の家は家族ばらばらになっていました。
あの日から息子とは会話がなくなり、息子は何処に行くのか家にいない事が増え、そ
の事で家庭が暗くなって夫婦の会話も減ってしまい、父親は飲んで遅く帰る事が増え
て、朝帰りも珍しくないようです。
「外に女でも作ったか?」
「放っておいて。もう関わらないで」
「そうはいかない。俺も罪悪感で苦しいから、今日お邪魔して全て話す」
「そんな事をされたら、本当に終わってしまう。もう家族として、何もかもが終わっ
てしまう」
「それがどうした。俺の家族は、終わってしまっている」
その夜ラブホテルで彼女を抱きましたが、口では拒否しながらも抵抗はしません。
彼女も何もかも忘れて、一時でも苦しみから逃れたかったのでしょう。
そのような事が何度か続くと、次第に彼女は積極的になって行き、下着も派手になっ
ていました。
「百合子は、本当はセックスが大好きだったのだな」
「違う。私はあなたに脅されて」
そう思っていないとプライドが許さず、自分が壊れてしまいそうだったのでしょう。
しかし言葉とは裏腹に、1度出して柔らかくなった私のチンチンを、何とかもう1度
硬くさせようと、積極的に口に含んでしまいます。
この様な生活を送っていながらも、楽になれるのは彼女を抱いている時だけで、家に
いると更に追い詰められていきました。
そこで私が思いついたのは、妻への当て付けに、この家で彼女を抱く事です。
「いや。それだけは、いや」
「大丈夫だ。もう家庭内離婚の状態だから」
彼女の嫌がる声を聞いて、玄関に出てきた妻の前を通り過ぎた時、私は不思議な興奮
を覚えていました。
「触らないで。ここでは嫌」
「おい、漏らしたのか?パンティーがぐっしょりだぞ。何がここでは嫌だ」
彼女も同じで、嫌だと思いながらもこの異常な状況に、知らぬ内に興奮していたので
しょう。
結局私も彼女も、普通の精神状態では無かったのです。
「どうした?今日は声を出さずに、やけに頑張るじゃないか。こうされても、我慢出
来るかな?」
「いや!声が、出ちゃうから、やめて!」
「何がやめてだ。上の口ではそう言いながら、下の口ではチンチンを締め付けている
くせに」
私が激しく動くと彼女は大きな声を出し続け、当然それは妻の耳にも届いていたと思
います。

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鬼畜 15

[3941] 鬼畜 15 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/25(Wed) 06:45

「答えたく無いか?それなら出て行け。出て行けば顔を見ずに済むから、俺は気が楽
になる」
「分からないんです」
「1ヶ月の間に、分からないほどしたのか?」
私が彼の車から降りてくる妻の姿を私が見た数秒前、突然覆い被さってきた彼に、初
めてキスをされたそうです。
妻はショックで車から飛び出し、彼は翌日学校に来ませんでした。
次の日も姿を見せない彼を心配になった妻は、何度もメールを入れるのですが返事は
無く、電話を掛けても出る事はありませんでした。
しかし、講義が終わって重い気持ちで駅に向かって歩いていると彼の車が止まり、無
言で助手席に目をやったので、このままでは気不味いままだと思った妻は、やはり無
言で助手席に乗ってしまったそうです。
彼は何も言わずに車を走らせ、気が付くとラブホテルの駐車場に入っていました。
驚いた妻は逃げようとしたのですが腕を捕まれ、その時初めて彼が口を開き、誰にも
邪魔されない所で話を聞いて欲しいと言われました。
話してみると彼は酷い落ち込みようで、妻は怒るどころか逆に手まで握り締めて慰め、
その様な妻の態度に勇気付けられた彼は、妻がOKしたと思ってしまい、覆い被さっ
てきたそうです。
「子供では無いのだから、そんな所に入ればどうなるか分かっていたはずだ。本当は
その気だったのだろ?奴のせいにしているが、裕子もそれを望んでいたのだろ?」
「違います。本当にその時は話をするつもりで」
「まあいい。結果は同じだ。そしてその時やられた」
「いいえ。彼は、脱ぐ前に、出してしまって」
「興奮して、パンツの中に出してしまったのか?と言う事は、興奮してしまうような
事はされたのだな。何をされた!正直に話せ!」
「正直に話しています。もう嘘は吐きません。その時は、上半身裸にされて、胸を触
られ、下も、パンティーの、上から」
「裕子も望んでいたから、抵抗はしなかったという事か」
「いいえ、抵抗しました」
「抵抗したという事は、無理やりされたという事だろ?無理矢理関係を持とうとする
様な男と、何故その後も関係をもつ様な付き合いをした?やはり奴を愛していたのだろ」
「違います。ただ、パンツの前を押えて、涙ぐんでいた彼が、可哀想に」
「可哀想?可哀想だけで、また奴の誘いに乗ったと言うのか?次はいつ何処で」
「次の日、また、ラブホテルで」
「次の日?今度はその気で行ったのだな?」
「ごめん、なさい」
その日彼は、前日興奮して出してしまった事を気にして、緊張からか勃起しなかった
と言います。
「可哀想に思って行ったという事は、奴のチンチンが固くなるように、色々してやっ
た筈だよな?」
「ごめんなさい」
「詳しく言えと言っているだろ!手でしたのだろ。口でもしたのだろ!」
「手や、口で、しました」
「手でチンチンを擦りましただろ!チンチンを口に含んで、舌も使ってあげましただろ!」
「オチンチンを、手で、擦りました。オチンチンを、口に、含みました」
私には、妻が若い男に一生懸命手ほどきしている姿が浮かびました。
妻を虐める為に言わせながら、逆に私の方が妻の姿を想像してしまって辛くなってき
ます。
「オマンコに入れられたのは!」
「その、次の、日」
「きちんと答えろ。その次の日に、奴のチンチンがどうなった」
「その、次の日に、彼の、オチンチンが、私の、オマンコに」
「いくら言えと言われても、よくも平気でオマンコなどと言えるな。その次に抱かれ
たのは?」
「その、翌日」
私は絶句しました。
妻は彼に、ほとんど毎日抱かれていたのです。
初めて女を知った男にすれば、毎日のように求めて来るのは理解出来ます。
しかし妻が、それに応えていた事が理解出来ません。
妻は愛してしまったからなのか、可哀想という気持ちからか、母性本能のようなもの
からなのかは分かりませんが、そのような事はどうでも良くなっていました。
どの様な感情からだったにせよ、毎日のように若い男を、身体に受け入れていた事実
は変わらないからです。
私にも経験がありますが、若くて覚えたての頃は、一回出しただけでは済まないでし
ょう。
ましてや旅行ともなれば、何度も妻の身体に挑みかかったと思います。
「旅行では、奴は何回やった」
「分かりません。覚えていません」
「そんなにコンドームを持って行っていたのか?まさか」
「ごめん、なさい」
「それなら、妊娠してしまったかも知れないじゃないか」
「いいえ、その後すぐに生理が」
妻の身体を改めて見ると、私は吐き気を覚えました。
妊娠はしなかったにしても、彼の無数の精子が妻の卵子を求めて、身体の中を泳ぎ回
ったのです。
私は妻の裸を見ている事自体、辛くなっていました。
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[3929] 鬼畜 14 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/21(Sat) 06:59

本当に離婚する気なら、今更どうでも良い事なのに、彼との事を根掘り葉掘り聞き出
そうとしていました。
「家族を裏切り、隠れて何をしていたのか分からない女を、ここに置いておく気は無
い。正直に話したからと言って、離婚の意思が変わるとも思えないが」
「何でも話します」
一番重要な身体の関係を隠していた事以外、妻が彼と親密に成って行った経緯は、以
前妻が話した通りだったようです。
「どうしてだ!どうして俺を裏切った」
「それまで私には、家庭が1番でした。1番と言うよりパートで外に出ていても、私
には家族が全てでした。それが大学に行きだしてから、徐々に学校が1番で家庭が2
番になってしまいました。他の人達は、自由に喫茶店に行って仲間と話し、自由に映
画を観に行き、何の気兼ねもなく異性と会話を交わす。しかし私は歳も違うし、何よ
り私には夫も子供もいます」
「そんな事は、最初から分かっていただろ」
「はい、分かっていました。最初は羨ましくも何とも有りませんでした。大学に行か
せてもらっただけで、贅沢で幸せなことだと思っていました」
高校生の時、妻には大学に対しての憧れがありました。
仲の良い仲間が出来、みんなで学食に行って食事をし、キャンパスの芝生に輪になっ
歌い、講義が終わると近くの喫茶店に行って語り合う。
そして、その中の一人と恋に落ちる。
まるでドラマのような夢ですが、勉強に疲れた時はそのような事を考えて頑張ってい
たそうです。
しかし、妻が大学に行く事が出来た時には皆とは歳が違い、夫も子供もいたので、当
然その様な憧れは有りませんでした。
ところがゼミの仲間が出来てからは、歌こそ歌いませんでしたが輪になって話をし、
皆で喫茶店にも行き、高校生の時に思い描いて憧れていた事に近付き、妻の中で時間
が逆戻りしてしまいます。
「そして憧れていた通りに、奴と恋に落ちた」
「違います」
妻には恋人を作ろうという気など無かったのでしょうが、昔夢見ていたストーリーに
出て来る、恋人の代わりのようなものを彼に望んでいたのかも知れません。
「2人で会っていて、罪悪感は無かったのか?」
「正直に言います。恋人同士のような関係を楽しんでしまいましたが、彼を好きだと
か、彼と恋愛関係になりたいとかいう事は考えてもいなかったので、罪悪感はそれほ
ど有りませんでした。ただ、身体の関係が出来てからは、毎日罪悪感で押し潰されそ
うになり、あなたの顔を見るのが辛かった。彼に抱かれた身体であなたに抱かれるの
が辛くて」
普通辛ければ私を拒否するのでは無くて、彼との関係を切ると思います。
妻の言っている事は逆で、私に抱かれた身体で彼に抱かれるのが、辛かったとしか思
えません。
私は妻に、裸になるよう命じました。
妻の身体が、どの様に汚れてしまったのかを見たくなったのもありますが、何でも良
いから妻を虐めたかったのです。
妻は何をされるのか分からず、脅えた目で私を見ながら脱いでいきましたが、最後の
1枚になると、脱ぐ手が止まりました。
妻の身体は昔に比べて、余計な肉が付きだしていたと思っていましたが、彼の母親の
身体を散々見たばかりの私には引き締まって見え、当然の事ながら、外見は汚れなど
有りません。
しかし私には、目に見えて汚れていない事が余計に腹立たしいのです。
妻の足元に座り、脚を大きく広げさせて下から除きこんでいましたが、妻のオマンコ
が汚く見え、私のチンチンは大きくなるどころか、縮んでいってしまいます。
「どのぐらい汚れたのか中も見てやる。俺は汚くて触る気もしないから、自分で開い
て見せてみろ。何も見えないぞ。もっと千切れるぐらい大きく開け。ここに奴のチン
チンが入ったのか?俺は、ここに奴のチンチンが入ったのかと聞いているんだ!」
「はい」
「はいじゃ分からん。入ったのなら、このオマンコに彼のチンチンが入りましたと、
詳しく言え」
「ここに、彼のが、入りました」
「裕子はどこまで俺を騙せば気が済む。『一生あなたには逆らいません。あなたが望
む事は何でもします』は嘘か!俺は詳しく、きちんと答えろと言っているのだぞ」
「この、オマンコに、彼の、オチンチンが、入りました」
妻の口から、初めてオマンコと言う言葉を聞きましたが、言わせておきながら、その
様な言葉を口に出来る妻が、更に汚く思えてきます。
「前からだけか?後ろからもされたのか?」
「後ろ、からも」
「何回も言わせるな。後ろからもオマンコにだろ?もう出て行け!」
「後ろからも、オマンコに、彼のオチンチンを、入れられました。もう許して」
「許すも何も、別に強制はしない。嫌なら出て行けばいい」
「お願い。こんな事は許して」
「奴に何回入れられた?言いたく無ければそれでいい」
妻は何も答えずに、ただ涙を流していました。
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鬼畜 13

[3928] 鬼畜 13 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/21(Sat) 06:43

私はかわさずに殴られてやり、すぐに殴り返してやると、彼はよろけて座り込んでし
まいました。
「どうした!かかって来い!」
私は負ける気がしませんでした。
何故なら彼と私では、今まで背負って来た物や、壊された物の大きさから来る怒りの
度合が違うからです。
「親父を呼べ。親父も交えて、今後の事を話し合おうじゃないか」
「やめて!それだけは、やめて!あの人に知られれば、どの様な理由が有っても絶対
に許してくれない」
息子が答える前に、彼女が泣きながら叫びました。
「よし、俺が電話してやろう」
「やめろー!プライドの高い親父は、絶対に母さんを許しはしない。そんな事を話さ
れたら、僕の家庭が無茶苦茶になってしまう。家族がばらばらになってしまう」
「勝手な事を言うな!俺の家庭を無茶苦茶にしたのは誰だ!俺の家族をばらばらに
したのは誰だ!俺達には、幼い子供までいるのだぞ!」
「僕は、愛して、いたから」
「愛していたら何をしてもいいのか?それなら言うが、俺もお前のママを愛してしま
った。これでいいか?愛しているから、ママに何をしても文句は無いな?愛している
から、お前の家族をズタズタに引き裂いても文句は無いな?」
彼は泣きながら飛び出して行き、彼女を見ると、魂が抜けてしまったかの様な焦点の
合わない虚ろな目で、じっと床を見詰めています。
私は狂っていたのでしょう。
そんな彼女が可哀想とも思えずに、横から見える白いお尻に欲情してしまい、急いで
下半身だけ裸になると、彼女に覆い被さっていきました。
母と子供達が帰って来たのは予定よりも可也遅く、夕食の時間を遠に過ぎています。
「遅くなってしまって、ごめんなさい」
母を見ると、眠ってしまった息子を抱いています。
「お母さん、お姉ちゃんは何処ですか?」
母がドアの方を見ると、眠ってしまった娘を抱いた妻が入ってきて、無言で深々と頭
を下げてから、母と連れ立って子供を寝かせに行き、すぐに戻って来た2人は私の前
に並んで土下座しています。
「どういうつもりで戻って来た?忘れ物でも取りに来たのか?」
「ごめんなさい。この家において下さい。お願いします」
「それなら俺が、子供達を連れて出て行く」
「お願い。子供達とは離れられない」
「子供達とは?やっと正直になれたな。俺とはもう一緒に居たくないが、子供達とは
一緒に暮らしたい。出来れば俺一人を放り出し、その代わりに大好きな彼をここに住
まわせ、毎晩抱いてもらえれば言う事無しか」
妻が泣いて話せなくなると、代わりに母が口を開きました。
「裕子が愛しているのは、哲也さんだけです。ずっと話し合って来ましたが、その事
がよく分かりました。あんな事をしてしまって、信じろと言っても無理なのは分かる
けど、裕子は魔がさしただけで、本当に愛しているのは哲也さんです」
「お母さん、娘を庇いたいのは分かりますが、泥棒も捕まると『魔がさしただけだ』
と必ず言うのですよ。デートを楽しんだぐらいなら、浮かれて魔がさしたで済むかも
知れないが、本当に俺の事を愛していたら、他の男に抱かれる事など出来なかったは
ずだ」
そう言いながら、自分でも矛盾を感じていました。
何故なら、私は愛してもいない彼の母親を抱けたのです。
男と女では違うと、その考えを否定しながらも、私が一番気にしているのは妻の言っ
た『彰君が好き』という言葉だと気付きました。
いつしか母も泣き出し、散々世話になった母の涙には弱い私が寝室に逃げ込むと、妻
も後を追って入って来ました
「一生懸命償います。一生あなたには逆らいません。あなたが望む事は何でもします」
「今更、どうやって償う?俺の望む事は裕子の身体が、奴に抱かれる前のきれいな身
体に戻る事だ。俺を裏切って奴に抱かれていた事実を消して来い。それが出来れば許
してやる」
「出来ません。それは出来ないから、他の事で。他の事なら何でもします」
「よし。それなら今から、奴を殺して来い。早く行け」
妻は俯いて、涙を流しています。
「好きな彼を、殺せるわけが無いか。『私は彰君が好き』か」
何も言わずに俯いている妻を見ていて、私は離婚出来ないと思いました。
私を裏切った妻を、今までの様に愛していける自信など有りませんでしたが、このま
ま別れて妻が自由に成り、また彼に抱かれるかも知れないと思うと耐えられないのです。
結局、まだ妻に対して未練が有るのでしょう。
その証拠に、妻がどの様に彼に抱かれていたのか、知りたくて仕方がありません。
彼がどの様に妻を感じさせ、妻はどの様な反応を見せたのか、知らずには居られない
のです。
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鬼畜 12

[3924] 鬼畜 12 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/19(Thu) 05:58

彼女は指示通りにキスをしてきたのですが、それは一瞬で終わる短いものでした。
「まだ1時間も有るのだぞ。そんなキスではなくてもっと情熱的に、舌も入れてきて
絡めてこいよ。ベッドでは、俺のチンチンにまで舌を絡めていたじゃないか。あんな
に厭らしい声を出しながら、俺に抱き付いて下からも腰を使っていただろ。俺のチン
チンを逃がさないように、あんなにオマンコで締め付けていたじゃないか」
「分かったから言わないで。もう恥ずかしい事は言わないで」
舌を絡めながらスカートの中に手を入れると、彼女は慌ててスカートの上から私の手
を押え付けましたが、既に私の指はその部分に届いてしまっていました。
「おや?パンティーを穿いているのか?早百合先生の厭らしいお汁で、絞れるほど濡
れてしまっていたはずなのに、もう乾いたのか?」
彼女は俯いてしまって何も言いません。
「こんなに早く乾くのなら、もう一度濡らしてしまっても安心だな」
クリトリスの辺りを擦ってやると、私の手を更に強く押さえつけて、動きを封じよう
とします。
「もう1枚持って来ていたの。もう触らないで。」
「そうか。嫌々来たような態度だったから、俺も少し罪悪感を持ってしまったが、来
る前から、下着を汚してしまうほど気持ち良くしてもらおうと、期待して来ていたと
いう事か」
「違う。一応持って来ただけで」
「恥ずかしがらなくてもいい。オマンコとチンチンを舐め合った仲じゃないか」
「そんな厭らしい言い方はやめて」
依然彼女は私の手を押えていましたが、自由な指で刺激し続けていると、またパンテ
ィーが少し湿り気を帯びてきました。
「おや?また感じ始めたなんて事はないよな?このぐらいの事で感じてしまうほど、
早百合先生は淫乱ではないよな?」
「いや、もう、触ら、ないで」
「何だ、感じてしまっているのか。もうパンティーは持っていないだろうから、これ
以上汚してしまう前に脱いでしまえ。それともノーパンで帰るか?」
強引に剥ぎ取ったパンティーをテーブルの上に放り投げ、またスカートの中に手を突
っ込むと、2本の指を難なく咥え込んで締め付けてきます。
私が指を曲げたり伸ばしたりして内側を擦ってやると、彼女は堪らずに悩ましい声を
上げ始めたのですが、その時玄関の開く音がしました。
「やめて、誰か、来た」
「今日は誰も来ない。お隣さんが、回覧板でも置いて行ったのだろうから気にするな。
それよりも早百合先生は、中のこの辺りが感じるのだろ?」
私には息子が来たのだと分かりましたが、私の言葉で安心した彼女は、また恥ずかし
い声を上げ始めていました。
「腰が嫌らしく動き出したぞ。ほら、今度はこうしてやるから、素直に『気持ちいい
です』と言ってみろ」
親指でクリトリスも触ってやると、彼女の腰の動きが激しくなり、膝から落ちないよ
うに私の首に両手を回して、強く抱き付いてきました。
「オマンコとクリを、同時にされると気持ちいいだろ?」
「気持ち、いい」
「もっと大きな声で」
「気持ちいいですー!」
その時ドアが開いた気配がしたので横目で見ると、少し開いたドアの向こうから息子
が覗いていたのですが、彼は私とは目も合わさずに引き攣った顔で、私に身体を預け
て喘いでいる母親をじっと見ていて、声も出せずに動けずにいます。
「そうか、そんなに気持ちいいか」
息子に見られているとも知らずに、彼女は何度も頷きました。
「こんなに濡らして。これではスカートまで汚してしまうぞ」
「いや!止めないで」
スカートを脱がす為に一度指を離すと、完全に自分を見失ってしまっている彼女はそ
う叫び、早く触って欲しくて、脱がせ易い様に腰まで浮かせて協力します。
下半身だけ裸の、全裸よりも卑猥に見える彼女に再び指を入れ、指の入っている様子
が息子からよく見えるように片足を持ち上げて、2本の指を激しく出し入れさせました。
「いや、恥ずかしい」
「それなら、やめるか?」
彼女は激しく、顔を左右に振ります。
「やめられたくないのだろ?気持ちいいのだろ?」
今度は狂ったように、何度も頷きました。
「何処が?何処がそんなに気持ちいい?」
「言えない、もう、虐め、ないで」
彼女は抱き付いて座っている事さえも辛くなり、私の膝にお尻を乗せた、腰だけを突
き出した格好でソファーに横になってしまいました。
私は片手で彼女の腰を抱いて、指の動きを更に早めてやると、彼女は爪先まで足を伸
ばし、腰を激しく上下させて暴れ出したので、強く抱き締めていないとソファーから
落ちてしまいそうです。
「こんなに気持ち良くしてやっているのに、そんな事も言えないなら、言える様にな
るまで少し休憩するか」
「いやー!」
「続けて欲しいのだろ?このまま逝きたいのだろ?何処が気持ち良くて、逝きそうな
のか言え?」
「オマ・・・・・・オマン」
彼女が恥ずかしい言葉を口にしようとした時、我に返った息子が、その言葉を遮る様
に叫びながら入ってきました。
「母さん!やめろー!」
この言葉を聞かなければ、彼女はあと数秒で達していたでしょう。
彼女は慌てて起き上がり、声のした方向を見て息子だと気付くと、目に涙が溜まって
いきました。
「いやー、どうして?いやー」
「お前は本当に親不孝な息子だな。もう少しでママは逝けそうだったのに」
「母さん、どうして」
「いやー、こんなのいやー」
彼女は脱がされたスカートを掴むと、前を隠すように押えながら私から離れ、蹲って
狂ったように泣いています。
「お前が来たせいで、ママが泣いてしまっただろ。これを見てみろ。これは今日2枚
目のパンティーだぞ。お前が来るまでは、こんなに汚すほど喜んでいたのだぞ」
私が立ち上がって、テーブルの上のパンティーを手に取り、愛液で濡れた部分を拡げ
て見せてやると、彼は突然殴り掛かってきました。
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鬼畜 11

[3915] 鬼畜 11 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/15(Sun) 23:20

激しい腰の動きが全て伝わるように肩を押え付け、私は彼女を追い込んでいました。
「もう、だめ、終って。お願い、もう、もう」
彼女の断末魔の悲鳴を聞きながら奥深くに注ぎ込むと、ぐったりとして動かなくなっ
た彼女の脚を大きく開かせて、身体全体と満足そうな顔、下に敷いたティッシュに精
液が流れ落ちる様子を何枚か携帯で写真に収め、服を着ると彼女を残して部屋を出ま
した。
私はソファーに座って、妻から取り上げていた携帯を握っていましたが、すぐには決
心が付きません。
(これをすれば、彼女とは終ってしまうかも知れない。こんな事はやめて、これから
も彼女を。いや、俺の目的は快感を貪る事では無い。復讐だ)
意を決し『清水君』と表示させてからボタンを押すと、妻からの連絡を待っていた彼
の、大きな声が聞こえました
「裕子か!裕子なのか!」
「いや、残念だが俺だ」
彼の落胆振りが、手に取る様に分かります。
「別れる決心を、してくれたのですか?」
「まだそんな事を言っているのか。電話したのはお前のママの事だ。お前の為に頑張
っているママの事を伝えたくて電話した」
彼は意味が分からず、無言で聞き入っています。
「お前の大好きなママが、身体まで使って俺に償っているのに、お前も大学など辞め
て働いて、慰謝料ぐらいは自分で払ったらどうだ?」
「身体を使って?」
「ああ、昨日慰謝料を持ってきた時に急に服を脱ぎだして、裸で俺に抱き付きながら
『足りないところは、私の身体で償わせて』と言って抱き付いてきた。不覚にも誘い
に乗ってしまい『早くあなたのオチンチンをちょうだい。あなたも私のオマンコで気
持ち良くなって』と自分から求めてきたから、どんな締りの良いオマンコだろうと期
待して入れたら、お前のママのオマンコは緩々でがっかりした。こんなオマンコでは、
すぐに俺が出せないのを良い事に、強引に上に跨った格好になったかと思ったら、激
しく腰を使って自分だけ何度も逝きやがった。『主人のより、この硬いオチンチンが
好きー。オマンコ気持ちいいー』と言いながらな。あの緩マンでは、親父に月一しか
抱いてもらえないのも頷けたが、この機会に日頃の欲求不満を解消しようと、必死に
腰を使っている姿を見ていると、余りに哀れで可哀想に思えたから、何とか頑張って
『オマンコの中に出してー』と言う、お前のママの要求に応えてやった。」
「何て事を!くそー」
「何を怒っている?お前は今まで、一人っ子で寂しかっただろ?もうすぐ兄弟が出来
るかも知れないのだぞ。ただ、妊娠すれば可也の高齢出産になるから危険も伴う。何
とか元気な兄弟が生まれるように、お前も祈ってやれ」
「今どこにいる!」
「自宅だが?あっ、言い忘れたがお前の大好きなママも一緒にいるぞ。それにしても
お前のママは、余程欲求不満だったのだな。昨日で味を占めたのか、人の迷惑も考え
ないで朝早くに来て、鍵を掛け忘れていたのを良い事に、勝手に入って来たと思った
ら、何も言わずに裸になって布団に入って来た。すぐに俺のチンチンに手を伸ばして
きたが、既に朝立ちで元気になっているのを知ると、乱暴に俺のパジャマとパンツを
剥ぎ取って一度チンチンを口に含んでから、勝手に上に跨ってきて自分で収めて激し
く腰を振り、自分だけ何度も達して気を失いやがった。俺が何もしていないのに、難
なくチンチンをオマンコに納める事が出来たという事は、ここに来るまでに、期待で
既に濡らしてしまっていたのだろうな。俺は強姦されたようなものだ。これでは、ど
ちらが償っているのか分からないが、可哀想だから目を覚ましたら、今度は」
「もう言うな!やめろー!」
「おっ、そう言っていたらママのお目覚めだ。さて、今度は俺が可愛がってやるか」
「やめろ!やめろー!」
途中、車のドアが閉まるような音が聞こえたので、おそらく彼は私の家に向かってい
るのでしょう。
私が彼の到着を待っていると、服を着て化粧と髪を直した彼女が、怖い顔をして入っ
て来ました。
「また中に出したのね。あなたという男は」
「昨日奥深くに、たっぷり注ぎ込んでやったから、もう関係ないだろ?昨日の方が久
し振りで濃いはずだから、出来ているなら既に出来ているさ。後は神のみぞ知るだ」
「本当に最低の男ね。もうこれで終ったから帰るけど、約束は必ず守ってよ」
「もう帰る?午前中という約束だから、まだ1時間以上有る。俺は最低な男だから仕
方がないが、教師が約束を破るのは駄目だろ。早百合先生が約束を守らないのに、俺
には守れと言うのか?」
「早百合先生と呼ばないで!じゃあ、12時までここにいるわ」
「約束では、12時までは俺の好きにしても良いはずだ。そんな所に座っていないで、
俺の膝の上に座れ」
私が睨み付けると、彼女は仕方なく膝の上に座りました。
「これでいい?」
「いや、ただ座っていても重いだけだ。早百合先生からキスでもしてくれ」
彼女は私を睨みながらも、顔を近付けてきました。

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鬼畜 10

[3914] 鬼畜 10 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/15(Sun) 23:19

彼女は私の獲物を狙うかのような厭らしい眼差しに気付き、先手を取って逆に私を威
圧しようと思ったのか、怖い目をして睨みつけてきました。
「見ていないで、早くしなさいよ。私を抱きたいのでしょ」
「昨日の快感が忘れられずに、早く抱いて欲しいという意味か?」
「違うわ。こんな事は、早く終って欲しいだけ」
「そうか。俺も早くしたいが、いつまでも服を着たまま立っていられては出来ないぞ」
「だから、早く脱がせなさいよ」
「いや、俺はどちらでも良かった。強制はしないと言ったのに、早百合先生が抱かれ
る方を選んで自らの意思で来たのだから、自分で脱いで色っぽく誘ってくれないと」
「何処まで私を虐めたら気が済むの?分かったから、カーテンを閉めて暗くして」
「それも出来ない。今日は明るい所で、早百合先生のストリップを楽しむ事にした」
彼女は一度大きく深呼吸をすると私に背を向け、ジャケットを脱いで椅子に放り投げ、
ブラウスのボタンを一気に外して行きます。
「そんなに急いで脱がないで、もっと色っぽく、誘うように脱いでくれないか?」
彼女は私の話など聞かずに乱暴に脱いでいきましたが、最後の2枚を残すだけになる
と強気を装っていた彼女も、流石に手が止まってしまいました。
「今日は色っぽい下着を着けてきたな。それは俗に言う勝負下着だろ?息子の為に、
仕方なく来た様な態度だったが、内心はやる気満々じゃないか」
彼女は昨日とは違い、真新しい淡いピンクのシルクのような下着を着けています。
嫌な男に見られる時でも、下着に気を使ってしまうのが女心なのでしょう。
「高そうな新しい下着を見てもらいたいのも分かるが、早くそれも脱いでオッパイや
厭らしいオマンコを見せてみろ」
「これは・・・あなたが・・・・・・」
「早百合先生は、今は教師やあの旦那の妻ではなくて俺の女だ。早く全部脱いで脚を
大きく開け。そして、片手を後ろについて腰を俺の方に突き出して、自分でオマンコ
を開いて中までよく見せろ」
私の命令口調の卑猥な言葉で、自らの指で開いて、私に中まで見せなければならない
惨めな姿を想像し、今までの強気はすっかり影を潜めてしまいます。
「そんな恥ずかしい真似は出来ない。これはあなたが脱がせて。お願いだから、そん
な事はさせないで」
「先ほどまでの威勢は何処へ行った?もっと頑張れよ。その方が俺も虐め甲斐が有る。
もっと恥ずかしい事を沢山させて、早百合先生の立場を身体に分からせてやる」
「ごめんなさい。今までの態度は謝りますから、もう虐めないで」
私はパジャマを脱いで、パンツ1枚の姿でベッドに横になりました。
「許して欲しければ、言葉よりも行動で示せ。そんな色っぽい下着姿を見せられて、
パンツの中で俺のチンチンが苦しいと言っている。意味は分かるな?」
彼女はゆっくり私に近付いて恐る恐るパンツを下げると、既に硬く上を向いていたチ
ンチンを口一杯に頬張りました。
「それで謝っているつもりか?まるで感情がこもっていない。やはり」
私がそこまで言うと、慌てて舌を使い始めます。
「もっと感情を込めろ。今口の中に入っているのは、大好きな男のチンチンだと思え」
暫らくその状態を楽しんでいると、徐々に彼女の息遣いは荒くなり、愛おしそうに舌
を這わせるように成っていました。
「よし、そのまま俺の顔を跨げ」
まだ下着を着けていた事もあってか、彼女は素直に従いましたが、私が中心を指で擦
ると、驚いた事に染みが広がって行きます。
「まだ触ってもいないのに、チンチンを舐めていただけで染みを作るほど感じてしま
ったのか?」
「違う。感じてなんかいない」
一旦口を離してそう言うと、また口に含んで今度は激しく頭を上下させました。
おそらく、長い時間口の中に入れていた事で、自分でも気付かない内に本当に愛おし
くなってしまい、私の言葉で感じてしまっている自分を知り、更に染みを広げてしま
う姿を見られたくない為に、早く出させて、この状況から一刻も早く逃れたかったの
でしょう。
「凄いな。見る見る染みが広がっていくぞ。こんなのを見せられたら、もう出したく
なった。よし、出すぞ。出すから今日こそは必ず飲み込めよ」
触れられてもいないのに、感じてしまっている事を私に知られてしまった彼女は、そ
の事でまた虐められるのが嫌で、逆らわない方が得策だと思ったのか、昨日のように
咽る事も無く、一気に全て飲み込んだ様です。
一度出してもらった私は余裕が出来て、回復するまで言葉で辱めながら、指や舌使っ
て彼女を虐めていましたが、昨日と違って覚悟を決めて来ていた上に、既に感じてし
まっている事を知られている彼女は開き直ったかの様に、最初から大きな喘ぎ声を上
げ続けています。
結局指と舌で2回、回復したチンチンで更に2回頂上に追い込み、最後は彼女が朦朧
としている事を良い事に、またコンドームを外して、上から押え付けるような格好で
繋がりました。
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鬼畜 9

[3911] 鬼畜 9 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/13(Fri) 21:09

彼女は相変わらず、感じている事を悟られないように必死に声を押し殺し、小さな唸
り声しか出しません。
激しく頭を振って髪を振り乱し、自分を失いそうになっていても、感じている事を口
にはしないのです。
「うー、早く、終って、うっ」
一度出していなければ、遠に終っていたと思います。
私は彼女を辱めるだけの為に、すぐにでも出してしまいたい欲望と戦っていました。
「やはり、早百合先生が感じてくれないのでは出す気にならない。これではいつにな
ったら終わる事やら。いや、別に焦る事も無いか。その分、早百合先生のオマンコの
感触を、ゆっくりと味わう事が出来る。時間を掛けて、どうすれば早百合先生は感じ
るのか、色々試せばいい」
「ああーん!」
私が一人言の様にそう言うと、彼女は感じてしまっている事を伝えようと思ったの
か、一声だけそう叫びました。
「本当は感じているのか?気持ちいいのか?なんだ、違うのか。まあいい。こうやっ
てじっくり責めていれば、いくら何でもその内感じてくれるだろう」
「もう感じてる、気持ちいいー」
達してしまっても認めなかった彼女が、私に落ちた事を初めて認めた瞬間です。
その後は、今まで声を出さない様に我慢していたのを取り戻すかのように、声が枯れ
てしまわないかと思えるほど、悩ましい大きな声を上げ続けていました。
ただでさえ、今にも出してしまいそうなのを耐えていた私は、その声に刺激されて我
慢の限界を迎えてしまい、彼女の奥深くに放出してしまったのですが、彼女もそれと
同時に一際大きな叫び声をあげて崩れ落ち、肩で大きな息をしています。
私はそんな彼女を仰向けにしたのですが、声を出して自分を曝け出してしまった事で、
余計に激しく達してしまったのか、身体を隠そうともしません。
しかし私がオマンコの入り口にティッシュを詰めていると、ようやく薄目を開けて胸
を隠し、私の手を払い除けました。
「自分で、出来ます。もう、触らないで」
「勘違いするな。俺の精子が漏れ出してシーツを汚さないように、ティッシュを詰め
ていただけだ」
途中で外した空のコンドームを目の前に持って行くと、彼女の顔は見る見る蒼ざめて
いきます。
「いやー!」
「どうした?もしかして、まだ妊娠する可能性があるのか?俺はてっきり、もう子供
は出来ないと思って」
私はあの時、半分は妊娠し難い年齢なので、生で楽しみたいという思いも有りました
が、残りの半分は、復讐としては出来てしまっても面白いと思って、コンドームを外
したのです。
「まだ、私はまだ、いやー、いやー」
彼女は暫らく泣いていましたが、急に起き上がるとベッドから下りて、帰り支度を始
めました。
「これで良いわね。もう私達に関わらないで。もう二度と私達家族の前に現れないで」
「いや、早百合先生の身体が気に入ってしまった。俺は息子のせいで、二度と妻を抱
けそうにも無いから、今後も性欲処理は早百合先生にお願いする。こればかりは息子
では無理だろ?本当は、早百合先生もそうして欲しいのでは無いのか?最後に逝った
時の、あの声は凄かったな。時々では無くて早百合先生が毎日して欲しいのなら、俺
は構わないぞ」
「何ですって?約束は必ず守ってもらいます。私は二度とあなたには会いません」
「偉そうに母親面していたが、結局は自分が可愛くて息子を見放したか」
「私にどうしろと言うの?もうこれ以上、主人を裏切るような事は出来ない」
私は暫らく、考えている振りをしていました。
「分かった。残りの100万はいらないから、明日の朝もう一度来て、半日だけ付き
合え。それで本当に終わりにして、月曜からは新しい人生を踏み出す事にする」
「そんな事、信用出来ない」
「信用するもしないも、それは早百合先生の自由だ。明日の午前中で全て終るのに、
来なければ今日の事が無駄になるだけだ。早百合先生にすれば無駄でもないか。あん
なに感じて、あんなに激しく達するほど気持ち良くして貰ったのだから。強制はしな
いが、息子を助けたくて明日も来るのなら、午後には母や子供達が帰って来るから、
出来るだけ早くに来い。俺は構わないが、遅く来て午後にずれこんで、他の者にあん
な厭らしい声を聞かれるのは嫌だろ?そうだ、それよりも泊まって行くか?それなら
朝までで許してやる。どうだ?泊まっていけば、朝までたっぷりと可愛がってやるぞ」
私の話が終らない内に、どちらとも返事をしないで慌てて帰って行きましたが、翌日
の早朝、彼女は我が家のソファーに座っていました。
散々私に騙されていながら、またやって来た事が信じられませんでしたが、おそらく
彼女は他の事なら冷静に判断出来ても、いざ息子の事になると何も見えなくなってし
まい、冷静な判断など出来なくなるのでしょう。
「こんなに早く来たのだから、絶対に午前中だけで終わってよ。今度こそ約束は必ず
守ってもらいます。本当にこれで最後にして」
私はまた寝室に連れて行くとベッドに腰掛け、ドアの所で戸惑っている彼女の身体を、
上から下まで舐めるように見ていました。

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鬼畜 8

[3909] 鬼畜 8 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/12(Thu) 21:15

私の目の前で、信じられない事が起こっていました。
昨日までは普通の奥さんだったので有ろう女が、昨日会ったばかりの私のチンチンを、
口に含んでいるのです。
しかもその女は妻の浮気相手の母親で、私の時代には聖職と言われた教師なのです。
聡明だと思っていた妻が、女の本能に負けて簡単に浮気し、聡明な小学校の教師が、
息子に対する母性本能に負けて、舌まで使ってチンチンに唾液を塗りつけているのです。
私は生暖かく柔らかい感触に包まれながら、彼女を使って復讐する事を考えていました。
「もう出そうだ。手よりも、そのまま口でしてくれ。出すぞ。出したらそのまま全て
飲み込め。出すから飲めよ。息子の為に飲め」
流石に飲み込む事までは出来ずに、咽てしまって全て床に吐き出しましたが、それで
も私は、一人息子の為ならここまで出来るのかと驚いていました。
母は強しです。
「もういいでしょ?言われた通りに出してあげたのだから、あなたも約束通りに、こ
れで全て終わりにして」
頬を伝う涙を見ていると、彼女に対して更に女を感じてしまい、押し倒して服の上か
ら胸を掴んでいました。
「何をするの!約束が違う!」
「これは誰にも言わないでおこうと思っていたが、一生付き纏うなんて嘘で、本当は
息子を殺して俺も死ぬつもりでいた。でも、母親である早百合先生を抱ければ少しは
気が晴れて、その考えを変えられそうだ。俺も本当は、人殺しなんてしたくない」
息子を殺すという言葉で、急に抵抗が止みました。
「分かったから、シャワーを浴びさせて。今度こそ、それで全て忘れて。今日で全て
を忘れて」
初めて夫以外のチンチンを口に含んでしまった事で、正常な判断が出来なかったのか
も知れませんが、この母親は息子の為なら、こんな要求も受け入れてしまうのかと、
少し哀れに思いました。
しかし私は、その息子に対する異常とさえ思える想いに付け込んで、更に彼女を辱め
ようとしています。
戻って来た彼女はシャワーを浴びながら泣いていたのか、化粧は落ちて目は真っ赤で
した。
「化粧を直せ。出来ればもっと色っぽい濃い目の化粧にしろ」
きれいに化粧をし直した彼女は、1時間後には夫婦のベッドに仰向けに寝た私の上に
跨って、腰を前後に動かしていました。
「早百合先生は、腰の使い方がお上手ですね。貞淑な早百合先生がこんなにセックス
が上手だとは、教え子や同僚の教師は想像も出来ないだろうな」
「言わないでー」
息子に対する異常なまでの想いを除けば、何処の学校にも1人はいそうな、いかにも
小学校の先生らしい、優しいベテラン教師なのでしょう。
その優しい女教師が私の上で全てを曝け出し、自ら腰を激しく動かして快感を貪って
いるのです。
「今度は円を描くように腰を動かして。そう、そう、上手いものだ。旦那しか知らな
いと言う事は、余程旦那の仕込みが上手だと言う事だな。それとも天性のものか?何
とか言ってくれよ、早百合先生?」
「主人の事は、うっ、言わないで。ううっ、先生なんて、呼ばないで」
そう言いながらも、舌によるクリトリスへの刺激で一度達している彼女は、少し垂れ
た大きな乳房と、お腹に付いた贅肉を揺すりながら、私の指示通りに動いてしまうの
です。
「うっ、うっ、もう終って」
「それなら今度は、上下に動け。そうだ、いい眺めだ。俺のチンチンが早百合先生の
熟れたオマンコに、出たり入ったりしている様子がよく見える」
「いや、見ないで、うっ、そんな事、うー、言わないで」
そう言いながらも、その言葉で更に興奮したのか、彼女は私の上で飛び跳ねるように、
激しく動き始めていました。
おそらく『もう終って』というのは、この様な行為を早く終らせたかっただけではな
くて、彼女自身が限界を迎えそうになっていたのでしょう。
その証拠に、上下に激しく動き出してから1分も経たない内に動きは止み、私の胸に
顔を埋めてしまいました。
「はあ、はあ、もう、満足でしょ」
そう言って、気だるそうに私から降りると、ベッドからも下りようとしたので、慌て
て彼女の腕を掴みました。
「満足したのは、早百合先生だけじゃないか。また自分だけ逝きやがって」
私は立ち上がり、もう一方の手でコンドームを被せてあるチンチンを持って、彼女の
目の前に突き出すと、首を捻って顔を背けてしまいました。
「私は達してなんかいません。感じてもいません」
確かに、今まで篭った唸り声しか出していませんが、クリトリスを責められた時は、
全身を痙攣させて爪先まで反り返り、今は急に力が抜けて崩れ落ち、2度とも達した
のは明らかです。
しかしプライドが許さないのか、決してその事を認めようとはしません。
「流石、真面目な小学校の先生だ。旦那以外では感じないか?それでこそ教育者だ」
私は彼女をうつ伏せに寝かせ、両方のお尻を交互に叩いていました。
「ほら、尻を持ち上げて。もっと高く。もっと高く上げろ」
私の興奮も最高潮に達していました。
何故なら結婚してから妻しか知らない私の目の前で、熟した小学校の女教師がお尻を
持ち上げ、オマンコどころかお尻の穴までも露にしているのです。
「早く」
「早く?達したばかりなのに、もうチンチンが欲しくて我慢出来ないのか?早百合先
生は意外とスケベなのだな」
「違います。こんな格好は恥ずかしいから早く終わらせて」
「そんな色気の無い事を言わないで、どうせなら早く入れてと言えないのか?そう言
ってもらえるまで、入れずにもう少し鑑賞させてもらおう」
「早く、入れて」
私はコンドームを外して入れると、最初から激しく突き続けました。
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鬼畜 7

[3906] 鬼畜 7 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/11(Wed) 22:42

玄関を開けると、そこに立っていたのは彼の母親でした。
「手切れ金の50万を持って来ました。上がらせて貰います」
そう言うと私の返事も待たずに、勝手に昨夜の部屋に入って行き、ソファーに座ると
テーブルに2つの封筒を置きました。
「こちらは手切れ金の50万。こちらは慰謝料として100万入っています。もう
これで彰ちゃんには関わらないで。奥さんが彰ちゃんに近付かない様に監視して」
「妻とは離婚する事になると思うから、その後の事までは責任持てない」
「離婚?離婚なんかしないで。あなた達が離婚したら・・・・・・・・」
離婚されて自由に成った妻は、今度は大手を振って息子と付き合い出すのではないか
と、母親としては心配なのでしょう。
「それと、今回はこれで済ませるが、後何回か請求する。息子が教員試験を受けた時。
何処かの学校に配属された時。婚約した時。子供が出来て、その子供が思春期になっ
た時。これは可也先になるが、その子供が婚約した時も請求しよう。駄目ならその都
度裁判を起こし、裁判に掛けられている事を関係者にも知らせる。これから長い付き
合いに成りそうだから、宜しく言っておいてくれ」
「何を言っているの?そんな要求なんて通るはずが無いし、そんな事をすれば名誉毀
損で訴えます」
「ええ、要求など通らなくても構いません。通ろうが通るまいが、訴えるのは自由だ
から、その時々の回りの人間が、あの馬鹿息子が何をしてきたのか知ってさえ貰えれ
ばいい。試験官、PTA、婚約者とその親、思春期の子供、その子供の婚約者とその
親達に、一つの平和な家庭を壊した男だと知って貰えればいい。例え名誉毀損で訴え
られても、俺は一向に構わない。どうせ捨てた人生だ。馬鹿息子の正体を、皆が知れ
ば満足だ」
「鬼だわ。あなたは鬼だわ」
「ええ。私を鬼にしたのは、妻とお宅の馬鹿息子です」
彼女は泣きそうな顔で、暫らく考え込んでいました。
「分かりました。主人は厳格な人間なので取り合わないと思います。主人に内緒で、
私がもう100万用意しますから、それで何もかも忘れて」
「忘れて?許しての間違いでしょ?昨日から馬鹿息子は勿論、お母さんも旦那も俺に
対して一言の謝罪も無い。その時点で交渉する気などなくなった」
「謝ります。申し訳ない事を致しました。どうかこの条件で許して下さい」
「良く出来ました。ただ、残念ながらもう遅い。昨日の対応で、馬鹿息子を一生許さ
ない事に決めた」
「どうしろと言うの?私に出来る事なら何でもしますから、彰ちゃんを許して」
その時私は、ようやく弱気になった母親を、もっと虐めたくなりました。
「お母さんは何歳ですか?」
「46歳ですけど、それが何の関係が有るの?」
「俺よりも5歳上か。まだまだ女盛りですね。セックスは月に何回ですか?」
「何を言っているの?厭らしい。もう帰ります」
「どうぞ、どうぞ。私に出来る事なら何でもすると言っておきながら、その位の事も
答えて貰えないのですね。交渉決裂と言う事で、どうぞお帰り下さい」
一度立ちかけた母親は、不安そうな顔をしながら座り直しました。
「それに答えたら、この条件で許してくれるの?・・・・月に一回有るか無いかです」
「そうですか。それは勿体無い。セックスの良さを知ってしまった身体では、月一で
は物足りないでしょ?凄く厭らしそうな身体をしてみえるから我慢出来ずに、足りな
い分は自分で慰めているのですか?それとも、教え子の父親と付き合っているとか?」
彼女は嫌悪感を露にしましたが、一人息子がそこまで可愛いのか、席を立とうとはし
ません。
「自分でなんてしません。それに私は主人しか知りません。もう良いでしょ?これで
満足でしょ」
今までは憎い相手だと思うだけでよく見ませんでしたが、質問しながら改めて見ると
少し目が垂れ気味で、いかにも優しい小学校の先生という顔をしています。
身体に目をやると胸も大きく、多少お腹に肉は付いていそうですが腰の括れも充分有
り、まだまだ女としての魅力が有る、そそる身体をしています。
「こんな事で満足など出来ない。息子に抱かれた頃から妻に拒否されて、俺はずっと
出していない。だからイライラして許せないのかも知れない。お母さんに出して貰っ
てスッキリすれば、この条件で許せるかも知れないが」
「あなたは最低ね。話にならないわ」
彼女は身の危険を感じて部屋を出て行きましたが、玄関で考え込んでいるのか扉の開
く音はしませんでした。
「俺は最低かも知れないが、俺よりも最低な馬鹿息子に宜しく」
やはり息子を放ってはおけないと思ったのか、このまま帰る事は出来なかった様で、
彼女は足音も立てずに戻ってきました。
「私が出してあげれば、この条件でいいのね?彰ちゃんには、もう関わらないのね?」
私は彼女を虐めたかっただけで、いくら可愛い一人息子の為だといっても、ここまで
親馬鹿に成り切れるとは思いもしませんでした。
「ええ、スッキリすれば、落ち着いて考える事が出来そうです」
「分かったわ。その代わり手だけよ。早く脱いで」
この様な展開になるとは夢にも思わず、要求しておきながら私の方が信じられません
でしたが、彼女の顔を見ると真剣なのです。
「いいえ、お母さんが脱がせて下さい」
立ち上がった私のスボンを下げ、パンツに手を掛けて戸惑っている女は、普段は真面
目な小学校の女教師だと思うと、それだけで首を持ち上げてしまいます。
「早くして下さい」
パンツを下げた途端に勢いよく飛び出したチンチンを見て、一瞬驚きの表情を浮かべ
た後、顔を背けて恐る恐る握ると、早く終らせたいとばかりに急に激しく擦ってきま
した。
「お母さん、名前は何と言います?」
「早百合です。そんな事はいいから早く出して」
「それが小百合先生。唾でも付けてくれないと、痛いだけで出す気に成れない」
彼女は一旦離すと、掌に唾液を垂らしました。
「そんな量では足りない。直接口に含んで、たっぷりと付けろ」
彼女の羞恥に満ちた顔を見ていると、余計虐めたくなってしまって、言葉使いまで荒
っぽくなって行きます。
「そんな事は出来ない。何て厭らしい男なの。もう我慢出来ないから帰ります」
「ああ、帰れ。俺も本当はこのまま出されて終るより、一生息子を追い詰めて虐める
る方が、余程スッキリするような気がする。もう少しで出してしまいそうなのに残念
だったな。早く帰れ」
彼女は俯いて考えていましたが、顔を上げるとゆっくりと唇を近付けて行きました。

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鬼畜 6

[3901] 鬼畜 6 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/10(Tue) 20:35

彼等が帰った後も私の怒りは収まらず、何も言わずにただ泣いていただけの妻に当た
ってしまいます。
「どうして俺が、美人局呼ばわりをされなければ成らない。お前が浮気したのは俺の
せいか?俺が何かしたから奴と旅行に行ったのか?」
「ごめんなさい。私が悪いの。ごめんなさい」
妻を責め続けていて1時間ほど経った時、妻の携帯が鳴ったので私が見ると、清水君
と表示が出ています。
「おい、携帯に出ろ」
恐る恐る妻は出ると、すぐに私に携帯を渡しました。
「彼が、あなたに、代わって欲しいと・・・・」
「僕と裕子は愛し合っています。償いはして行きますから、2人の愛を邪魔しないで
下さい。おねがいですから裕子と別れて、自由にしてあげてください」
「正気か?だいたい、本当に償いをする気が有るなら、今すぐ死んで詫びろ」
「裕子。奴は裕子と愛し合っているから、別れてやってくれと言ってきたぞ」
「嘘です。私が愛しているのは、あなただけです。彼が一方的に、そう思い込んでい
るだけです。電話を切って。お願いですから、電話を切って」
妻は携帯を取り戻そうと、必死の形相で私に掴み掛かってきます。
何か話されては不味い事が有るのだと思った私は、妻を片手で突き飛ばしました。
「おい、聞いたか?裕子はお前など好きでは無いと言っているぞ」
「そんな筈は無い。僕達は約束したんだ」
「約束?」
「これは絶対に誰にも言わないと約束していたけれど・・・・・・・。これを知られ
たら僕とは終ってしまうと言われたけれど・・・・・・・。僕達は1ヶ月以上前から
身体でも愛を確かめ合っていた。旅行で泊まったホテルでも、朝まで何度も確かめ合
った。その時僕の腕の中で裕子は言ってくれたんだ。いつか旦那と別れて、僕と一緒
に成ってくれると言ってくれたんだ。だから僕を愛していないなんて嘘だ」
私はあまりの事に持っていた携帯を床に落してしまい、携帯を拾おうとした妻の頬を
張り倒しました。
「奴が全て話した。1ヶ月以上前から身体の関係が有ったのだな。旅行では朝までし
ていたそうだな。その時、将来奴と結婚する約束までしたそうじゃないか。嘘ばかり
吐きやがって。上手に騙せたと、腹の中で俺を笑っていたのだな」
頬を押えて座り込んでいた妻を心配して、駆け寄っていた母は大きな声を出して泣き
出しました。
「裕子、そうなの?私も騙していたの?裕子、裕子ー」
「ごめんなさい。ごめんなさい。知られれば、あなたを完全に失うと思った。知られ
てあなたに離婚されると思うと怖かった。私はあなたを愛しています。私はあなたと
別れたくない。彼に言った事は嘘です。そうでも言わなければ、終って貰えなかった。
ごめんなさい。ごめんなさい」
おそらくセックスをしている最中に、彼に迫られたのでしょう。
『終って貰えなかった』と言う言葉から、朝まで何度も繰り返された激しいセックス
を想像してしまい、更に怒りが増していきます。
「裕子が言う通り、俺達はもう終った。裕子が子供達の顔を見られるのも、今日が最
後だ」
「いや、いやー」
私が寝室に入って1時間もすると泣き声は聞こえなくなり、妻の軽自動車のエンジン
音がしました。
「お母さん、裕子は?」
「約束通り、この家を出て行ってもらいました。ただ・・・・・・・・完全には見捨
てられなくて、取り合えず妹の家に行かせました。ごめんなさい」
親子なら当然の事でしょう。
私に約束をしたと言っても、娘は可愛く心配なのです。
私は聞いてあった彼の自宅に電話をすると、出たのはあの母親でした。
「馬鹿息子から電話が有って、身体の関係を認めたよ。妻は家から放り出した。1つ
の家庭を壊した責任は重いぞ。必ず馬鹿息子の人生を潰してやる」
「彰ちゃんを、どうしようと言うの?警察に脅迫で届けるわよ」
「どうとでもしろ。俺はもう人生を捨てた。これからは、あの馬鹿息子に復讐する為
だけに生きる」
翌日は土曜日なのを忘れていたほど、精神的にまいっていました。
「休ませて貰おうと思って会社に電話したのですが、誰も出ませんでした。今日は土
曜日だったのですね」
「哲也さんをこんなにも苦しめて、本当にごめんなさい。その上言い辛いのですが、
子供達を連れて今日1日、裕子の所に行かせて下さい。子供達も何か感付いていて、
朝から凄く寂しがるのです。必ず子供達は連れて戻ってきますから」
「旦那は半年間、海外に単身赴任でしたよね?お母さんさえ良ければ泊めて貰って、
裕子の真意を聞いてきて下さい。俺も一人で考えてみたいから」
母には上手い事を言いましたが、私は復讐の方法を考えたかったのです。
私の復讐の相手は妻と彼と、私を罵った彼の両親です。
しかし、いくら考えても壊れてしまった私には、全員殺してしまう事しか思い浮かび
ません。
それを思い止まらせていてくれているのは、子供達の存在だけです。
一人でいると、どうしても妻と彼の痴態を想像してしまい、身のやり場が有りません。
するとその時、突然チャイムが鳴りました。
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鬼畜 5

[3897] 鬼畜 5 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/09(Mon) 19:17

身体でも妻の愛を確かめたいのですが、完全に信用する事など出来ない私は、2人が
裸で絡み合っている姿ばかりが浮かび、とても抱く気には成れません。
「今日は学校に行かないのか?」
「行ってもいいのですか?」
当然大学は辞めさせる気でいたのですが、このまま彼との接点が無くなっては、一生
妻の真意が闇の中に葬り去られる気がして、妻の本当の気持ちを探りたくて続けさせ
る事にしました。
(安定した家庭や子供達を捨てる事が出来ないだけで、本当は彼を愛してしまったと
確認出来れば、俺は満足なのだろうか?)
妻と彼が顔を合わす事は最も嫌なはずなのに、私は壊れ始めていたのでしょう。
「奴とは一切言葉を交わすな。メールも駄目だ」
「・・・・・はい」
仕事中も、2人がラブホで抱き合っている姿が浮かび、早く帰って妻に今日1日の事
を聞きたくて仕方が有りません。
「一言も言葉は交わしていないだろうな?携帯を見せてみろ」
携帯には、妖しい物は有りません。
妖しい物が無いと言うよりは全て削除されていて、彼とのメールは何も残っていない
のです。
「奴との今までのやり取りは、その都度消していたのか。この調子だと、今日のも消
したかも知れないな」
「ごめんなさい。今日メールは来ませんでした。勿論私からもしていませんし、話も
していません」
「でも、奴の電話番号とメールアドレスは消せないようだな」
「それはゼミの連絡用に・・・・。彼だけで無く、ゼミの仲間は全て入っています」
そのことが面白くない私は、そのまま妻の携帯から彼に電話を掻けました。
「裕子か?旦那とはどうなった?」
「裕子?何を言っている!今からすぐに来い。慰謝料の話をしたい」
「あなたやめて!もう彼には関係ない。私が悪いの。私が償って行きます」
妻の彼を庇う態度で、更に私は壊れて行きます。
彼がやって来たのは、それから2時間も経ってからで、しかも父親と母親が一緒です。
「おうおう。やる事は一人前なのに、責任を問われれば、パパとママが一緒か」
「責任はとります。裕子と一緒になって、2人で償って行きます」
その言葉で私が立ち上がろうとすると、その前に中学の教頭をしているという父親が、
平手で頬を叩きました。
「まだそんな事を言っているのか!その話は出て来る前に終っただろ!」
「彰ちゃんにこれ以上付き纏わないで。あなたの様な、夫も子供もいながら何人と浮
気しているか分からないような女で、彰ちゃんの経歴に傷を付けられたくないの。あ
なたの様な女に引っ掛かった彰ちゃんが可哀想だわ」
小学校の教師をしているという母親は泣きながら、その後も妻に罵声を浴びせ続けま
した。
「馬鹿息子を庇う、親馬鹿の話はもう済んだか?慰謝料として500万。不服なら裁
判をする。話は以上だ」
「何を馬鹿な事を。息子は何も悪い事をしていないのに、何が慰謝料だ」
「2人は旅行に行った事は認めている。あんた達は、本当に何も無かったと信じてい
るのか?」
「あなた、私達は本当に・・・・・・」
「喧しい。そんな事は裁判長が判断してくれる」
「お前達夫婦は美人局だな」
「そう思うなら、告訴してみろ。本当は慰謝料なんかどうでもいい。ただお前の馬鹿
息子が、人妻にこう言う事をしたと公にしたいだけだ。美人局でも脅迫でも何でもい
いから訴えろ。警察沙汰になって事が大きくなれば、逆に俺は嬉しい」
「あなた。彰ちゃんの将来には代えられないわ。手切れ金を払いましょう」
「そうだな。悪い事はして無いから慰謝料ではなくて、手切れ金として明日30万持
って来る。これで文句は無いな」
「それで、もう彰ちゃんに関わらないで」
「言っただろ?俺は金が目的では無いと」
「欲の深い奴だ。20万上乗せして50万くれてやる。これ以上の脅しには乗らない。
だいたい夫婦が上手く行っていれば、こんな事には成らなかった。これは旦那にも責
任は有るのだぞ。旦那がしっかりしていないから、女房が男に走ろうとする」
「俺が何をした。俺は被害者だ。お前達の馬鹿息子に家庭を壊された被害者だ」
大事な一人息子を散々馬鹿息子と言われて気に触ったのか、父親の顔が見る見る真っ
赤に成って行きます。
「何が被害者だ。被害者は息子だ。何も知らない初心な息子を誘惑して、おまけに夫
婦の揉め事に巻き込み、本当にいい迷惑だ。話は終った。もう帰る」
一方的にそう言い残すと、息子を引っ張るように連れ帰りました。
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鬼畜 4

[3895] 鬼畜 4 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/08(Sun) 18:30

私はこのまま家を出てホテルにでも泊まろうと思いましたが、母が私の足にしがみ付
いて放しません。
「哲也さん、ごめんなさい。私からも謝りますから、裕子の話を聞いてやって。お願
い。お願い」
母を足蹴にするわけにもいかずにその場に座りましたが、妻は泣いていて何も話せま
せん。
「裕子!泣いていないで、何か言いなさい」
「あなた、ごめんなさい。でも彼とは身体の関係は無いの。確かにあなたに嘘を吐い
て2人で会っていました。でも私はあなたが好き。彼とは恋愛ゴッコをしてしまったの」
「恋愛ゴッコ?でも確かに彰君が好きと言っていたよな?」
「彼は真面目だから、逆にそうでも言わなければ何をされるか分からない」
「さすが30歳を過ぎて大学に合格した秀才。言い分けまで考えて有ったのか?それ
なら先週の旅行は、誰と行ったのか言ってみろ。全て聞いたぞ」
「それは・・・・・・・」
「2人だけで旅行に行って、身体の関係はないなんて、よく言えるものだ。それを俺
に信じろと言うのか?30歳を過ぎた女と、20歳を過ぎた男が一夜を共にして、何
も無かったと言うのか?」
「でも本当に身体の関係は無いの。それだけは信じて。お願い、信じて」
「俺が若い女と旅行に行ったら、裕子は信じられるか?」
「信じられないかも知れない。でも本当に何も無かったの。お願い、信じて」
「それなら、どうして旅行など行った?」
「別れる為に・・・・・・」
「別れる為に旅行に行った?意味が分からん。奴との事を、最初から詳しく話してみろ」
入学して1ヶ月もすると皆それぞれ友人が出来て、何人かで連れ立って昼食をとる様
になりました。
しかし妻はそれを羨ましく思っても、歳が違う事もあってすぐには皆に溶け込めずに、
いつもベンチで一人パンを齧っていたそうです。
彼もまた大人しい性格で友達が出来ずに、妻同様一人でポツンと昼食をとっていまし
たが、友達がいない同士、いつしか一緒に学食や近くのファーストフードで食事する
ように成りました。
その後、徐々に2人は皆に溶け込んでお互いに友達も出来たのですが、仲間と食事に
行ったりする時は自然と隣の席に座り、講義の空いた時間や学校が終ってから、2人
で喫茶店に行ったりする仲になっていきます。
服装や化粧が派手に成っていったのはこの頃からで、おそらく妻は彼に気に入られよ
うと必死だったのでしょう。
大学では、次第に恋人同士になる者も少なくなく、妻はその様なカップルを見ている
と正に青春だと思えて羨ましく、彼を好きとか嫌いとかではなくて、一緒にいると自
分にも青春が戻って来た様に感じたと言います。
彼との仲がより親密に成ったのは、彼の車から妻が降りてくるのを、私が目撃した日
からでした。
その時彼は急に車を止め、妻に好きだと告白したのです。
若い男から好きだと言われて妻も悪い気がするはずも無く、その後はお互いを名前で
呼び合い、学校以外では腕を組んで歩いたりもしました。
「ごめんなさい。若い子に好きだと言われて、有頂天になっていました。あなたの事
も考えずに、恋愛ゴッコを続けてしまいました」
「恋愛ゴッコで、旅行まで行くのか?」
最初、何も考えずにその様な仲を楽しんでいた妻も、次第に罪悪感が大きくなって、
この様な関係はやめようと言ったそうです。
「私には夫や子供がいるのを知っているので、彼も当然遊びだろうと思っていたら、
今まで女の人と付き合った事の無い彼は私の事を真剣に想っていて、隠しているのが
辛くて別れると言うなら、あなたに私と別れてくれと頼みに行くと言いました。あな
たから私を奪いたいと言いました。この様な事をしていたと、あなたに知られたくな
かった私はどうにか説得したのですが、その条件が、最後の思い出作りに旅行に行く
事でした」
「ほーう。でも奴らの話だと、その後も別れた様子は無かったよな?」
「彼はそれでも諦めてくれなかったので・・・・・・・・・」
妻は手を繋いだ事は有っても、身体の関係どころかキスもしていないと言い張り、私
も喫茶店での彼の言葉を思い出すと、小さい声ながら、確かに友達の言っている事を
否定していました。
「哲也さん。もう一度裕子にチャンスをあげて。もし裕子の言っている事が嘘だと分
かった時は、哲也さんが出て行かなくても親子の縁を切って、裕子に出て行ってもら
います」
「お母さん。仮に身体の関係が無いとしても、俺を裏切った事に変わりは無いのです」
そう言いながらも母の言葉で少し冷静になると、もう一度妻を信じたい私がいます。
「分かっています。それはこれから一生掛かっても償わせます。だからお願い。子供
達の為にも、もう一度だけ」
母の言う通り子供達の事を考えれば、勢いだけで軽率な行動も取れません。
「裕子、嘘は無いな?今の話に少しでも嘘が有れば、俺達は本当に終わりだぞ」
「ありがとう。一生掛かっても償わせて下さい。ありがとう。ありがとう」
私は暫らく様子を見ようと思いましたが、全て信じて許した訳では有りません。
妻に限ってそこまではやっていないと信じたいのですが、例え身体の関係が無かった
としても妻の言った『彰君が好き』と言う言葉が、頭の中から消えないのです。
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鬼畜 3

[3892] 鬼畜 3 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/07(Sat) 10:05

私は以前から『妻物語』を覗いていました。
登場人物を妻に置き換え、私以外の男に逝かされる姿を想像しては、下半身を硬くし
ていましたが、それがいざ現実となると興奮どころでは有りません。
今までに味わった事のない程の屈辱感に襲われ、この清水という若者に対して殺意す
ら覚えます。
しかし、そんな私の気も知らない若者達は、更に私を奈落の底に突き落すような話を
続けました。
「裕子奥様はどうだ?」
「どうだって、何だよ?」
「セックスに決まっているだろ。あのムチムチした身体では、2度や3度逝った位で
は満足しないだろ?」
「・・・・・・・・・・」
「俺も以前人妻と付き合っていたが、あまりにセックスが激しいので別れた。若い男
は、続けて何度でも出来ると思っている。人妻はただでも激しいのに、裕子奥様はあ
の身体だ。旅行なんか行ったら、朝まで寝かせて貰えなかっただろ?何回ぐらいさせ
られた?」
「俺達は、そんな・・・・・・・・」
「俺達の仲で隠さなくてもいいじゃないか。裕子奥様の、オマンコの締まり具合はど
うだ?」
「俺はあのポッテリとした唇に興味が有るな。あんな唇でフェラされたら、それだけ
で何度でも出してしまいそうだ。当然フェラもして貰っているのだろ?」
「俺達は別に・・・・・・」
「ここまできて隠すな。噂では清水は童貞だったと聞いたぞ。最初が人妻で良かった
じゃないか。筆おろしは、慣れている女にリードして貰うに限る。精々卒業までに、
裕子奥様に色々教えてもらえ」
居ても立っても居られなくなり、彼らの方を振り向いて睨み付けましたが、丁度その
時妻が入ってきたので彼らも一斉に入り口を見た為に、私が睨んでいる事には気付き
ません。
「おっ、裕子奥様の登場だ。今からラブホか?それにしても、あの太腿は堪らないな」
「あんな澄ました顔をしていて、あの時どんな声を出すのか、今度ゆっくり教えてく
れよ。さて、邪魔者は退散するか」
2人の若者は妻に軽く頭を下げると、厭らしい目付きで全身を舐めるように見ながら
出て行きました。
「待たせてしまってごめんなさい」
「メールに、大事な話が有るって書いてあったけれど脅かさないでよ」
「実は・・・・・・もう2人だけでは会えない。私辛いの。」
「どうして?俺の事を嫌いになったの?」
「そうじゃない。でもこれ以上主人に嘘を吐いて、裏切っている事が辛いの」
妻は私が何か感付いたと知り、彼との関係を清算しようと思ったのでしょう。
「俺より旦那の方が好きなんだ」
「困らせないで。主人と彰君に対する想いは違うの。私には子供だっているし」
「駄目だ。何を言われても俺は別れない。例え嫌いになったと言われても」
「違うわ。私は彰君が好き。でも主人とは別れられないの。このままだと2人共不幸
になる」
妻の言葉は、彼の方が好きでも子供の為に家庭をとると聞こえます。
これ以上は聞いていられず席を立つと、2人のテーブルの前に立ちました。
「あなた!」
「えっ・・・・・・」
「裕子、心配し無くても俺から別れてやる。子供達の事も、俺が育てるから心配する
な。おい、清水とか言ったな、俺の家庭を壊した責任は重いぞ。一生纏わり付いて、
お前を必ず潰してやる」
そう言い残して車に乗ると、涙を流しながら止めようとする妻を振り切って家に帰り
ましたが、彼には負け犬の遠吠えに聞こえたかも知れません。
「哲也さん、どうしました?こんなに早く」
母の問い掛けにも答えずに寝室に行くと、彼に車で送ってもらったのか、すぐに妻が
入って来ました。
「あなた、ごめんなさい。許して下さい」
妻は泣きながら土下座しましたが、許せるはずが有りません。
「許す?許せる訳が無いだろ。今有る通帳と印鑑、キャッシュカードを全て出せ」
「許して下さい。お願いですから、話を聞いて」
「まずは俺の言った事を先にしろ」
私は妻が出してきた物全てをポケットに入れました。
「これは財産分与として俺が貰っていく。お前のような女の家族に、今まで散々金を
使ってきたから文句は無いな?それと子供達はアパートが見付かり次第迎えに来る。
お前のような淫乱な女に育てられては、子供達もまともには育たない。それと慰謝料
は1千万。おまえの得意なセックスで稼げる、風俗にでも勤めれば軽く払える額だ。
不服が有るなら裁判をする。じゃあ」
「待って。話だけでも聞いて」
その時、心配で立ち聞きしていたのか、母が血相を変えて飛び込んできました。
「哲也さん、待って。いったい何が有ったの」
「裕子と相手の男に聞いて下さい」
「相手の男?裕子!あなた、まさか」
妻は一層激しく泣き出し、母は何も言えずに立ち尽くしていました。
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鬼畜 2

[3889] 鬼畜 2 投稿者:鈍 投稿日:2006/01/06(Fri) 20:38

妻に限って浮気など出来るはずは無いと信じていた私は、この時はまだ妻を疑う気持
ちなど全く無く、ただ嘘を吐かれた事に腹を立てていました。
「そうか。最近はツードアのスポーツタイプのタクシーも有るのだな」
私がそう言い残して寝室に行くと、後を追う様に入って来た妻の目には涙が光ってい
ます。
「ごめんなさい。嘘を吐きました。本当はゼミの仲間に送ってもらいました。」
「誰に?」
「・・・清水君。でも変な関係では有りません。3人送ってもらって、たまたま私が
最後になっただけです」
「本当か?本当は2人でホテルに行っていたりして」
私は疑ってもいませんでしたが、妻の方が男に送ってもらった事を意識しているよう
だったのでからかってみると、妻は声を荒げて否定しました。
「ホテルになんか行っていません。彼とはその様な関係では有りません。手を繋いだ
事も有りません」
初めて聞いた激しい口調で、逆に2人で会っていたのではないかと勘ぐりましたが、
妻の性格や同級生だとすると彼との歳が10歳以上も違う事を考えれば、変な関係に
成る事までは考えられず、仮に2人で会っていたとしても、遅い青春を少し楽しんだ
だけだと、多少大目に見る事にしてしまいました。
しかしその後も回数は減ったものの、やはり帰宅の遅い日が有り、1週間ほど経つと
何故か私とは目を合わさなくなって会話も減り、何かと理由を付けてセックスも拒む
ようになって行きました。
更に1ヶ月経った頃には、私と同じ部屋にいる事すら避けるように成ってしまい、私
が眠るまで子供の部屋にいるので、2人の時間は殆ど有りません。
「どうして俺を避ける?毎日毎日不機嫌そうな顔をして。何か不満が有ったらはっき
りと言えよ」
「避けてなんかいません。それに何も不満なんて有りません。ただお願いが・・・・・」
妻のお願いとは、ゼミで旅行に行く事でした。
私が目撃した車の彼も同じゼミだという事も有り、この事を私に言い辛くて悩んでい
たのだとまた勘違いしてしまい、これで以前の様な明るい妻に戻るのなら、教授や他
の生徒も一緒で、2人だけで行く訳では無いのだからと許可してしまいます。
しかし旅行から帰った妻は明るくなるどころか、更に私を避けるように成ってしまい
ました。
いくら鈍い私でも、流石に妻に何か有るのでは無いかと疑いました。
(妻に何か有る。浮気か?いや妻に限ってそれは無い。それなら何だ?妻を疑った俺
を嫌いに成ったのだろうか?)
私の中で絶えず葛藤が続き、仕事中も考えてしまうようになってしまい、身体の調子
が悪いと勘違いした上司や部下から心配されたので、妻との事をはっきりさせようと
早退させて貰って、大学の前に車を止めて電話しました。
「こんな時間に、どうかしましたか?」
「ああ、裕子に尋ねたい事が有る。お母さんや子供達には聞かせたくないから、今か
ら会えないか?」
学校まで来ている事を告げずに言うと、妻は何か察したらしく、すぐには返事が出来
ずに沈黙が続きます。
「実は、ゼミの教授に資料の整理を手伝って欲しいと言われていて、今日は少し遅く
なります。終り次第帰りますから、話は今夜では駄目ですか?」
妻が嘘を吐いていると感じた私は、その場で妻が出て来るのを待っていると、白いス
ポーツタイプの車が横を通り過ぎて行きました。
その車のリアウインドウには、見覚えの有る大きなステッカーが貼って有ったので先
日の車だと判ったのですが、ウインドウは黒く中がよく見えません。
もしかすると、妻が助手席に乗っているかも知れないと思い、後を追うと駅前のファ
ミレスに入って行ったのですが、予想に反して降りて来たのは真面目そうな若者1人
だけでした。
(待ち合わせ?)
どちらにしても普通に電車で帰るなら、妻はここの前の道を通るはずなので、その若
者の後ろの席に座ってコーヒーを飲んでいると、後ろから話し声がしました。
「清水じゃないか。今日はここで裕子奥様と待ち合わせか?」
「俺は別に・・・・・・」
「隠すな。清水と裕子奥様が付き合っている事は、もう皆が知っている事だ」
「付き合うだなんて・・・・・・・・」
「隠すなって。この間も2人で旅行に行ったのだろ?偶然高速のドライブインで、清
水と裕子奥様を見掛けた奴がいるぞ。その夜こいつが貸して欲しいCDが有ったので
携帯に電話したそうだが出なかったらしいな。裕子奥様とアレの最中だったのか?」
するともう1人の若者が。
「何も知らなかったので、電話してしまって悪かったな。実はその後、携帯に出ない
ので何か有ったのかと心配で自宅にも電話してしまった。するとお袋さんが出て、ゼ
ミで旅行に行っていると言うじゃないか。同じゼミなのに俺だけ退け物にされたと思
って、慌ててこいつに電話したら、どうも2人だけのゼミ旅行らしいと聞いたよ」
手は震え、血の気が一気に引いて行きました。
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