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北原夏美 四十路 初裏無修正

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[865] 品評会21 投稿者:ミチル 投稿日:2003/01/11(Sat) 01:52

やがて発せられるであろうその言葉の衝撃を受け止めるべく、全身を硬直させ身構えていた。
ところが次ぎの瞬間、伊能の口から、予想もしない言葉が飛び出した。
「すいません!」伊能が深々と頭を下げた。
「えっ?」
「響子さん、寝取る事はできませんでした!伊能竜一、初めての敗北です、高梨さん、どうもすみませんでしたぁ!」そう言って再び伊能が頭を下げた。
「え・・・、そ、そんな・・・ウソだろ・・・」
「いえ、ほんとです・・・」
「とか、なんとか言っちゃってえ。ほっと気を抜いたところで、突然、“さあ行きましょうか”なんて言いだすんだろ?なぁ伊能さん、こっちはこの一ヶ月の苦行でめいっぱいなんだからさぁ、からかいっこなしにしてくれよ」
「いえ、ほんとにほんとなんです高梨さん。いろいろチャレンジはしてみたんですけど、結局全部うまくかわされちゃって」
「・・・」
どうやら伊能の言っていることはウソではないらしい。予想外の結果に、私はなにも考えることが出来ず、ただ呆然とその場に立ち尽くしていた。
「それにしても素敵な奥さんですよね。オレ、何度もアプローチしている間に、マジで惚れちゃいそうになっちゃいましたよ。こんな気持ちなったのは初めてです。高梨さん、オレがこんなこと言うのもなんですけど、もう変なことは考えずに、奥さん大事にしてあげたほうがいいんじゃないですか?あんな素敵な奥さん、他の男に寝取らせようなんて思ったらバチが当たりますよ。それじゃオレはこれで。三ヶ月間、どうもお疲れ様でした」と、伊能が踵を返し、小走りに立ち去っていった。

私は膝の力が抜け、へなへなとその場に座り込んでしまった。
「大丈夫ですか、高梨さん・・・」と新見が私の脇を抱え、ソファに座らせてくれた。
「あ、ああ・・・」
それじゃ、この一ヶ月の響子のあの様子は一体なんだったんだ?。体調が悪いからというにはあまりにも妙だ。それとも単に私が過剰に反応していただけなのか・・・。いいや、あの様子は只事じゃないはずだ・・・・。それにあの夜のうめき声は・・・。ううん、わからん・・・なにがどうなってんだ・・・?。とにかく今言える事は、響子は無事だったということだ。
不思議なほどに残念に思う気持ちは涌いてこなかった。それどころか、言い様もない明るい気分がふつふつと涌きあがって来るのを感じていた。私の中であれほど幅をきかせていた淫らな思いが急速にしぼんでいき、まさに目の前の霧が晴れるようにスッキリとした気分になっていた。もうあんな妄想とはおさらばだ。さ迷い続けた長い迷宮から、今やっと抜け出したのだ。この三ヶ月の間、私を支配した淫魔の呪縛がほどけ、私はありったけの清々しい空気を胸いっぱいに吸い込んでいた。
「それじゃ、残念会ということで、ちょっと一杯やってきますか」新見が言った。
「いや、今日はやめとくよ」
今はとにかく響子に逢いたい。その一心であった。


「そうだ、ひさびさにイチゴのタルトを買って帰ろう。あいつ好きだもんなあ」
帰り道、響子のお気に入りの洋菓子屋に立ち寄ってタルトケーキを買い、一目散に家へ飛んで帰った。
“マジで惚れちゃいそうになりましたか・・・素敵な奥さんか・・・へへっオレの女房だぞ・・・響子・・・今日は思いっきり抱いてやるぞ・・・” なんともいいようのない幸せな気分に浸りながら家路に着き、玄関のチャイムを押した。
ところが・・・。

いつまでたっても返事がない。
“なにをぐずぐずしているんだ”
二度三度と押して見たが、同じである。苛立って自分の合鍵でドアを開けた。
「おーい響子ぉ、イチゴのタルト買ってきたぞぉ」家の中はひっそりとしていて、響子が出てこないばかりか返事もない。
「なんだいないのか、どこへ行ったんだあいつ」
今日ほど響子のことを愛しいと思ったことはない。今すぐにでも逢いたい。逢って抱きしめてやりたい。だがその肝心の響子がいない。
“あ、そうだ、おばあちゃんちかぁ、おお、おお、きっとそうだ”
そう思い、すぐさま響子の実家に電話を入れた。
「もしもし、徹です」
『あら、徹さん?どこから?』
「うちからですけど」
『え?今日は遅くなるんじゃなかったの?』
「ええ、それがちょっと予定が変わっちゃって」
『あらそうなの。響子ね、用事があるから詩織ちゃん預かってくれって、さっき』
「どこ行くって言ってました?」
『大学の時の友達に会うようなこと言ってたけど』
「そうですか・・・、僕にはなんにも言ってなかったんですけど・・・。じゃ一度携帯に電話入れて見ます。すみません、それじゃ今から詩織迎えに行きますんで」
『うちだったらいいのよ。詩織ちゃん明日幼稚園休みだし、今日はこっちに泊まらせても。響子もすぐ帰るでしょうからたまには夫婦水入らずの週末もいいんじゃない?』
“パパぁ、しいちゃんおばあちゃんち、泊まりたあい”電話の向こうの娘の声が聞こえた。
「そうですか・・・じゃお言葉に甘えて・・・。明日、なるべく早くに迎えにいきますんでよろしくお願いします」
『はいはい、それじゃ、おやすみなさい』

電話を置いた後、すぐに響子の携帯に電話を入れた。が、繋がらない。たまたま地下にでも潜っているのだろうと、その後何度も掛け直してみたが、その度、不通を知らせる空しいメッセージが響くだけであった。
「チェッ、なにやってんだ響子のやつ!」
いつでも、どこでも、思ったときに欲しい相手をつかまえられるという便利なシロモノだけに、繋がらないときの携帯電話ほど歯がゆいものはない。私は、胸底から頭をもたげて来るわけのわからない不安に揺すり上げられ、じっとしていられなくなってきていた。
“まさか・・・?!”
『オレ、何度もアプローチしている間に、マジで惚れちゃいそうになっちゃいましたよ。こんな気持ちなったのは初めてです』ロビーでの伊能の言葉が甦った。
“伊能のヤツ・・・まさか響子と・・・”
『奥さん、出てっちゃったみたいなんですよ』さらに新見の言葉が頭をよぎる。
“響子ぉ・・・どこいっちまったんだ。電話の一本くらいよこせったらっ!あのバカッ!”

そのときだった。電話が鳴った。
“響子だ!”
私は、慌てて受話器を取った。
「もしもしぃ!どこにいるんだ響子!心配したぞ!」
『高梨徹さんですね』ひどく落ち着いた男の声だった。
不吉な予感が全身をかけぬけた。私の中の危険予知本能のようなものが、この電話の主と関わることに激しい拒否反応を示していた。
果たして私の予感は的中し、この一本の電話を境にして、この物語はとんでもない方向に転がっていくことになるのである。
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[864] 品評会20 投稿者:ミチル 投稿日:2003/01/07(Tue) 23:46

夜が明けた。結局一睡もできなかった。起きあがり布団の上に胡座をかいた。
「ついにこの日が来てしまったか・・・」
隣で詩織を抱くようにして眠る響子を見やった。手を伸ばし髪を撫で、背中に指を這わせる。
「いったい、どんなことをされたんだい・・・。どこをどんな風に攻められたんだい・・・。どんな過激なポーズをとらされながら、どんな卑猥な言葉を叫けばされたんだい・・・。なあ響子・・・」
指先が腰から臀部にさしかかったとき、突然響子がこちらに寝返りを打ち、ゆっくりと目を開けた。
「ごめん、起こしちゃったか・・・」
「ううん」まどろみの中、口端に僅かな笑みを浮かべながら、軽くかぶりを振ると、
「早いのね・・・。えっ、それともまた眠れなかったの?」と起き抜けのかすれた声で言った。
「ん・・・ああ、まあね。おまえはどうだい?」
「うん大丈夫。ごめんね、心配かけちゃって・・・」
「ああ・・・」
「今日はジム行くんでしょ」
そう訊かれただけで、首の後ろがカッと熱くなった。
「遅くなるの?」
“それはおれが聞きたいよ響子”
「うん、帰りに一杯やろうって誘われててね」
「そう。車なんだから、あんまり飲みすぎないでね」
「ああ、わかった」
それから、夕方の待ち合わせの時刻までの果てしなく長い時間を、ようやくの思いで過ごし、激しい不安と期待を胸に家を出た。


クラブのロビーに着くと、新見が一人、ソファに座ってタバコを吹かしていた。
「おお、主役の登場ですね」腰をあげ、タバコをもみ消しながら新見が言った。
「やあ、しばらく」
「いよいよですね高梨さん。どんな心境ですか?今」
「いやあ、心境もなにも・・・。頭は変な充血感があるし、口は苦いし、腹の中なんだか捩れちゃってるみたいでさぁ、熱もあるよ、たぶんいま・・・」
「アハハハッ、そうでしょそうでしょ。この前の掘田さんの奥さんの姿を見せられたらねえ。そりゃそうなりますよ。へへへっ、あの非の打ちどころのない奥さんが、どんな風にやられちゃったのか、楽しみだなぁ」
「おいおい、まだそうなったとわかったわけじゃないんだぞ」
「でも、あの男のことだ、ヘマはしませんよ。残念ながらというか、めでたくというか、やられちゃってますよきっと」
「うん・・・」
自分でもおそらくそうだろうと確信しているが、他人にそう断言されると、自分の妻がなんだか憐れに思えて、素直に返事をすることができなかった。
「ところで、堀田さんは?」
「たぶん今日は来ないと思いますよ」
「どうして?」
「それが・・・、堀田さんとこ、大変なことになっちゃったみたいなんですよ」
「大変なことって?」
「奥さん、出てっちゃったらしいんですよ」
「え~?!まさか・・・?!」
「仕事中に奥さんから電話があったんですって。しばらくひとりになって考えたい、その間、子どもたちのことはよろしく頼むって」
「そんな・・・」
「うちの女房がなにか知らないかって電話がかかって来たんですけど、まさかそんなこと女房に訊くわけにもいかないし・・・。藁をも掴む思いだったんでしょうね。堀田さん、かなりパニクってたみたいですよ」
「まぁ、そりゃそうだろうなぁ・・・」
「実は、うちも他人事じゃないんですよ」
「というと?」
「昨日のことなんですけどね、会社から帰ってくると、女房が髪も化粧もぐちゃぐちゃのまま、放心状態でソファに腰掛けてるんですよ。ほんのさっきまでここで淫らな行為が行われていましたっていう匂いが部屋中に充満してて・・・」
「え?!それじゃ・・・」
「そうなんですよ。うちに男を連れこんでるみたいなんですよ」
「とうとうそこまで来たか・・・」
やはりやめておくきだった・・・。あんな男に関わるのではなかった・・・。これはもうゲームの域を越えている。響子もあの様子だといつどうなってしまうかもわからない。三つの家庭が今や崩壊の危機に瀕している。自分の中の淫魔に激しく突き動かされ、ズルズルとここまで来てしまったが、新見の生々しい話しを聞くと、今更ながら激しい後悔の念にとらわれていた。
「来ましたよ」
新見の言葉に、慌てて玄関の扉の方向に目を向けると、ガラス扉の向こう側に仁王立ちする伊能の姿が見えた。私を見つけ、ニヤリと口端に含み笑いを見せると、おもむろにこちらに向かって歩き出した。
ロビーのガラス扉が開く。
一歩、二歩、伊能とわたしの距離が縮まっていく。
ガクガクと膝が震え、口の中がカラカラに干上がっていた。私はまるで最終判決を待つ重犯罪者の面持ちで、目を閉じ下を向いていた。
伊能の歩みが止まる。
うっすらと開いた視界の端に伊能の紺色のスニーカーがあった。
「お待たせしました。さあ、行きましょうか高梨さん」
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[863] 品評会19 投稿者:ミチル 投稿日:2003/01/05(Sun) 17:51

響子へのアプローチが始まってから半月が過ぎた。私の心と身体は早くも限界に近づいていた。夜はほとんど眠ることができず、ベッドの上で数限りない寝返りをうったあげく、結局そのまま朝を迎えてしまうことが何度もあった。仕事も全くといっていいほど手につかなくなり、つまらないミスを連発した。
「君を課長に推薦したのは、私なんだからね。しっかりやってくれなくっちゃ困るじゃないか」
部長に呼び出され叱責まで受ける始末だった。だが、最早自分ではどうすることもできなかった。考えまい考えまいとすればするほど、ついつい想像がそちらの方に転がって行ってしまうのだ。
“今、この時間に伊能の腹の上であられもない声をあげているんではないか・・・。あの四人の男達のペニスを次ぎから次ぎへとしゃぶらされているんではないか・・・。常にそんなシーンが頭の中を渦巻いていて、堪らず会社のトイレにかけこんで、自慰に耽ることも一度や二度ではなかった。
仕事は決して暇ではなかったのだが、とても残業などする気にはなれず、定時を過ぎると一目散に家へ飛んで帰り、寝るまでの間、始終響子の一挙手一投足を盗み見ていた。
新見も掘田も、一様に女房の様子にほとんど変化はないと言っていた。がやはり響子はあんな目に遭って平然としていられる女ではない。私を裏切ってしまったという自責の念に苛まれ、日々思いつめているのであろうか。日を追うにつれ、その様子はどんどんとおかしくなっていった。
“こりゃまずいぞ・・・。『取り返しのつかないことになる』か・・・。ほんとにこのままじゃ、家庭がめちゃめちゃになってしまう・・・。早く伊能に中止の要請をしなければ・・・”
がその度、私の中の淫魔がそれを懸命に阻止しようとした。
“見たくないのか!?紀子のように伊能にハメ狂わされた響子の姿を見たくはないのか!?ヒーヒーと鳴き喚きながら、施しを請う浅ましい姿を見たくはないのか!?”
結局最後には、そんな淫らな囁きに屈し、もう少し、もう少しだけと自分を納得させてしまうのであった。

“紀子のように伊能にハメ狂わされる”、“ヒーヒーと鳴き喚きながら、施しを請う”か・・・。
そう、あの時の紀子の狂態はまさに獣そのものであった。その凄惨な映像は、半月たった今も、しっかりと私の網膜に焼き付いていた。


『その前にちょっと、拡張しとかなくちゃね』
伊能が隆志と正弘に目配せをすると、二人が紀子を抱えあげ、ベッドのコーナーへと移動した。
『いや~ん!な、なにをするの!?』左右に首を振りながら、紀子が不安な眼差しで隆志と正弘の顔を交互に見つめた。
『サトルのから竜一のじゃ、あまりに差があり過ぎるからね。ちょっとこれでならしとこうね』
ベッドの四隅には、先端に丸い飾りの付いた支柱が立っていた。なんと、そこへ紀子を跨がせようとしているのだ。
『そ、そんな!む、無理よ!い、いやあ!!だめっ!だめぇぇ~!』
紀子の声を無視したまま、膣口が飾り部分にあてがわれる。
『いや~!!やめて~!やめてぇぇ~~!ひぃぃぃぃ~!』
“ジュボッ” 湿った音とともに拳大の飾り部分が紀子の股間に埋めこまれた。
『あがァァァ~~!!』ズブズブと支柱が紀子の体内に没していく。
剃毛あとも生々しい赤黒い肉裂と、無機質な真鍮の柱との淫らなコントラスト。見つめる堀田の身体がぶるぶると震えだしていた。
ニ十センチは埋めこまれたであろうか、先端の飾り部分が完全に体内へ隠れたところで、紀子の身体がゆっくりと持ち上げられた。そうして再び先端部分が姿を見せ始めると、またもズブズブと埋めこまれていく。
『どうだい、紀子さん。最高だろ。病みつきなっても知らないよ』抱える隆志が言った。
『あう・・・!はあっ!や・・・あ・・・あぐっ・・・!』
『気持ちよさそうだねぇ。そんなにいいかい?』伊能が歩みより、紀子の顎の先をつまみあげ、言った。
『はあっ!はあっ!はあっ!』激しく喘ぎながら、ガクガクと紀子が頷いた。
『今、なにとファックしてるの?』
『ベ、ベッドの、は、柱です・・・』
『すごいねぇ。でも、もっと奥まで入れてほしいよな。足りないよな、こんなんじゃ』
剃り上げられ青々とした下腹部を撫で上げながら、伊能が言った。
『そう・・・、も、もっと入れてぇ・・・もっと奥まで入れてぇ・・・』
紀子の懇願に応え、隆志と正弘がさらに深々と柱を埋めこんでいく。
『アアアアアアッ!イイッ・・・!あたる!子宮にあたるぅ!!もっと掻き混ぜてぇ!』

『乳首、虐めてあげようか?』
『は、はい・・・お、お願いします・・・』
伊能が親指と人差し指で、左右の乳首を摘み潰した。
『アアアアアッ!感じるぅぅ~~!もっとぉ、もっとぉ、力一杯してぇ!』
左右の乳首が平たくへしゃげる。
『ひ、ひっぱってぇ!もっと、もっと・・・・・・、そう、そう!もっと強くぅ!』
伊能が、ひっぱりあげた乳首を紀子の口元へと運ぶ。
『ほら、舐めな』
鼻腔を広げ、はふはふと荒い息を吐きながら、紀子が貪るように己の乳首に吸いついていく。

『そろそろ、ほしい?紀子さん』
『ほしいぃ!ほしいぃ!伊能さんのおちんちんがほしい!』
『よしよし、それじゃそろそろいこうかな』
言いながら、伊能がベッドに仰向けになった。激しくいきり立った怒張が、天をつくようにそそり立つ。
隆志と正弘が紀子を支柱から抜き取る。膣から飾り部分が抜けた瞬間、「あっ!」と紀子が悲鳴をあげた。
『あらあら、こんなにベトベトにしちゃってぇ』
柱の先端部分がベットリと淫蜜に塗れ、てらてらと光り輝いていた。


『さあて、いよいよだよ紀子さん』
隆志と正弘が紀子の股間を伊能のペニスへと運んで行く。
『あっ!あっ!』
膣口をペニスの先端にあてがうと、ゆっくりと紀子の身体を沈めていった。
『ぎゃああああああああっ!!おっきいぃぃぃぃぃぃっ!!』
眉間に深い皺を刻みながら、紀子が天を仰ぎ、叫んだ。
『あっ!!ダ、ダメッ!動かしたらっ!あっ・・・!あっ・・・!』
恐らくヘソのあたりにまで達しているであろう。伊能の巨大ペニスが、最も挿入深度が大きいといわれる騎上位の体位で紀子の体内に埋めこまれている。
『どっちがいいの?紀子さん。旦那のとどっちがいい?』
『く、比べ物にならない・・・こっち、こっちぃぃ~!!お、おっきいの好きぃ~~大好きぃぃぃぃぃ~~!!』
隆志が紀子の傍らに立ち、ペニスをその顔に近づけた。微塵のとまどいも見せずに紀子がそれを頬張る。
乳房、腹部、臀部の脂肪をうねうねと波打たせながら、紀子が前後左右に腰をグラインドさせ始める。
『アアアアッ!!気持ちいいっ!!突いて!もっと激しくしてぇ!もっとぉ!もっとぉ!』
『ああいいよ、それじゃこうしてあげる』
伊能が紀子の両のわき腹の脂肪をむんずと掴みとり、彼女の身体を上下往復させ始めた。
『うわああああああっ!!いいっ!いいっ!いいっ!堪らないっ!!』
“パンパンパンパン” 淫らな打音を響かせながら、紀子の臀部と伊能の太股が激しくぶつかりあう。打ちつけられる度、伊能の太股に流れ出た淫汁が、ぴちゃぴちゃと細かな水飛沫を上げた。
『ああっ・・・も、もう、死んでしまう!!いいいっ!!いいっ!!』
結合部分が大写しになる。伊能の巨根が激しく出入りを繰返しながら、溢れ出した淫汁を泡立たせている。

『今日からおまえはオレの奴隷だ!いいな紀子!』
『はいっ!はいっ!う、うれしいです!あたしは、あなた様の肉奴隷でございますぅ!』
『それじゃ、その証しを見せろ紀子』
伊能が紀子の髪を鷲掴みにし、その顔を引き寄せ、言った。
『オレの子種を受け取れるか?』
『は、はい・・・』
『それじゃお願いしろ』
『出して下さいませぇ~~!あたしの膣の中に、あなた様の子種を出して下さいませぇぇ~~!!』
『よ~し、それじゃいくぞ、紀子ぉ!』
『はいっ!、はいっ!、出して下さいませぇ~~!お願い致しますぅぅぅぅぅぅぅ~~~~!!』


狂乱する紀子の姿に響子の姿をだぶらせながら、私は、刻一刻と近づいてくるその日に、身震いするのであった。
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[860] 品評会18 投稿者:ミチル 投稿日:2003/01/01(Wed) 01:43

あの盆踊りの夜を境にして、響子の様子が一変した。口数がめっきりと減り、いつもの笑みが消え、なにか黒いベールで全身を覆い隠しているような、そんな正気のなさを感じさせるようになった。

「しいちゃんママ嫌い」
風呂に入れている時であった。詩織の口から突然、そんな言葉が飛び出した。
「どうしたんだい?、世界で一番好きなのはママなんだろう」
「今は、パパが一番だよ」
「そりゃうれしいなぁ。パパは絶対一番にしてくれなかったもんなぁ。でも、どうしてママのこと嫌いなの?」
「だってママ、この頃すっごくこわいんだもの」
「そうかぁ。でも、しいちゃんがお利口さんにしてたら、ママはおこんないだろ?」
「ううん」と詩織は首を振り、「このごろママずう~と怒ってるもの。昨日なんか、ほんのちょっぴりご飯こぼしただけで、ほっぺひっぱたかれたんだよ」
「ええ?!、ほんと?」
「うん、ほんと。すっごく痛かったんだから」
まさか響子が子どもに手をあげるなんて・・・。これまでの彼女では考えられないことであった。

「おまえ、詩織ぶったのか」
夕飯を終え新聞を広げながら、キッチンで洗い物をしている響子に声をかけた。
「え?、ああ、うん。あの子、このごろわがままがひどくって・・・」
「でも、なにもぶたなくてもいいだろう。しかも顔をぶったって言うじゃないか。詩織は女の子だぞ」
「女の子だって、甘やかしてばかりいちゃだめよ。たまには厳しくしないと・・・」
「それなら口で言って聞かせろよ。体罰はよくない」
「毎日、毎日、髪振り乱して子育てしてるのよ!あたしだってたまにはカッとなることだってあるわ!」
「響子・・・」
突然の響子の激昂に面食らった私は、返す言葉もなく、ただ彼女の顔を見つめていた。
「ごめんなさい・・・」と響子が俯き、呟くように言った。
「おまえこの頃ちょっと変だぞ。身体の具合でも悪いんじゃないのか?」
その原因を作っているのはきっと私だ。言いながら自分の悪党ぶりに呆れていた。
「ううん、平気よ。ちょっと疲れてるだけ・・・。えらそうなこと言ってほんとにごめんなさい・・・」
瞳に溢れんばかりの涙を溜めながら、響子がうなだれた。
「あ、ああ・・・」
“間違いない。響子はすでに伊能の手に落ちてしまっている・・・”
この一件で、はっきりとそう確信した私であったが、この数日の後、ついにそれを裏付ける決定的な出来事が起きた。

その日私は、妻の裸身を伊能への激しい嫉妬のほむらを燃やしながら組し抱き、その悦楽の余韻の中でひさかたぶりの安眠の床についていた。
夜中にふと目を覚まし、隣の床を見てみると、響子の姿がなくなっている。
“どこへいったんだろう?”
その向こう側で、詩織がスースーと寝息をたてている。
“まさか、伊能と連絡を取り合ってるんじゃ・・・?!”
疑いというよりも、直感的にそう確信した私は、その現場を盗み見たいという激しい衝動に駆られ、静かに床を這い出した。
二階に気配はなかった。ドクドクと心臓が肋骨をたたく音が響く。私は、できるだけ足音を立てないように気をつけながら、ゆっくりと階下へ向かった。
一階まであと一、ニ段というところだった。リビングから聞こえてくる妖しいうめき声に足を止めた。
「あ・・・ああん・・・あう・・・」
それは、紛れも無く響子のあのときの声であった。
“響子、おまえ・・・?!”
オナニー?
私との勤めを終えた後で、伊能とのセックスを思い出しながら、満たされない身体を自ら慰めている?!
いやテレフォンセックスか?!
携帯電話を片手に、伊能の声の愛撫を受けながら悶え狂っている?!
私は、階段に腰を下ろし、次第に高まっていく妻の喘ぎ声に聞き耳をたてながら、股間に右手を忍ばせていった。
九月も十日を過ぎたというのに、夏がぶり返したように、やけに蒸し暑い夜の出来事だった。
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[850] 品評会17 投稿者:ミチル 投稿日:2002/12/27(Fri) 00:37

「いよいよ次ぎは高梨さんとこだね」
帰りの車中、後部座席でへたり込んでいる堀田が言った。頭を窓の方へ傾けたまま、目だけを私に向けている。眼窩の隈が極度の疲労を物語っていた。
「ええ・・・そうですね・・・」
「さっきのビデオに怖気づいて、自分だけ一抜けたはなしだぜ高梨さん」一瞬、堀田の目が鋭く尖った。
「あ、はい、それは・・・」
「今から楽しみだよ。あんたんとこの“完璧な”奥さんが、どんなふうにやられちまうのか。イヒヒヒッ」
「堀田さん・・・」
望んだこととはいえ、他の男の手によって、最愛の妻を完膚なきまでに陵辱し尽くされた男の悲哀。
“あんな若造になにができんの。アハハハッ!”
そうサウナで豪語していた強気の堀田とのギャップがあまりにも憐れであった。

それにしても、すごい内容だった。あれから、サトルの筆下ろしシーン、美咲とのレズシーン、風呂場での剃毛シーンと次ぎから次ぎへ、それは凄まじい映像が続いた。特にクライマックスでの伊能とのファックシーンは圧巻の一言であった。
“あれほどの衝撃に、果たしてオレは耐える事が出来るんだろうか?”
考えるだけで、ブルブルと身体の震えが止まらなくなった。



「ねえ、ママ、早くぅ~。由香ちゃんも、卓巳くんも、もう行っちゃったよ、ねえったらぁ!」
品評会の喧騒から一夜明けた日の夕刻、庭先で浴衣を着せた娘と二人、響子の身支度が整うのを待っていた。
その日は近所の神社の境内で行われる盆踊りの日で、行く夏を惜しむという形で毎年八月の末に行われるこの盆踊りに、揃って浴衣で出かけるのが我が家の夏の恒例行事になっていた。
「ごめん、もうちょっとだから、待ってぇ」家の中から響子の声が聞こえた。
「しいちゃんさぁ、そんなに慌てて行っても盆踊りまだ始まってないよ」
「だって、早く行かないと金魚掬いの金魚さんも、ヨーヨーもみんな持ってかれちゃうよ」
「アハハハッ、なんだ、しいちゃんのお目当てはそっちかぁ。大丈夫だよ、そんなに早くなくなったりしないよ」
しばらくして、玄関に浴衣姿の響子が現れた。
「詩織ごめんねぇ、おまたせ、おまたせ」下駄箱に片手をかけ、並べてあった下駄を履く。
「ママきれい!」
「へへっ、どうもありがとう。さあ行こうか」と響子が詩織の手を引いた。

「そんな浴衣もってたっけ?」響子の浴衣を眺めながら私が言った。うすい茜色の生地に赤いトンボが飛びかっているという、夏の終わりのこの時期に、なんともふさわしい浴衣であった。
「うん、ずいぶん長い間、箪笥の肥しにしてたんだけど、一度着て見ようと思って」
「ふ~ん。でもよく似合うよ。一番いいんじゃないの。なんで着なかったの?」
「う、うん、なんとなくね・・・」

私は、響子の浴衣姿が大好きだった。付き合って間もない頃だった、何度目かのデートで花火大会に出かけた時、初めて響子の浴衣姿を見た。
「なんですか?そんなにジロジロ見て。そんなに浴衣がめずらしいですか?」
「い、いや。だって、あんまりいつもと違うから・・・」
初めて響子とくちづけを交わした、生涯忘れらない日である。

それにしても、なんて浴衣姿の似合う女なんだろう。子どもを産んでも少しも変わらない。それどころか年々艶やかさが増していくようだ。神社までの道すがら、浴衣姿の妻を見て、何人もの男が熱い視線を投げかけていく。“どうだ、オレの女房だぞ、羨ましいか” そんな誇らしさを感じながらも、その浴衣の裾を捲り上げ、伊能の巨根を咥えこんでは淫らに悶え狂う妻の姿を思い描き、激しく胸を焦がす自分がいた。

「詩織ぃ、走っちゃ駄目よ」
「パパ、早くぅ、こっちこっちぃ!」
「はいはい、今いくよ」
神社の鳥居をくぐると、詩織が一目散に金魚掬いの屋台の前まで駆けて行った。
「うわあ、金魚さんまだいっぱいいるぅ」
「ほらね、パパが言ったとおりだろ」
「うん」
「たくさん掬えたら、明日金魚鉢買いに行こうな、しいちゃん」
「ほんと?!やったぁ。しいちゃん頑張る」
「よおし、パパも頑張るぞ!」言いながら浴衣の袖をまくりあげた。
「あなたしっかりぃ」後ろから響子が声援を送る。
「ママぁ」
「なあに?」
「おしっこ」
「えっ?!、もう、なにか始めようとするとすぐそれなんだからぁ。あなた、ちょっと連れて行ってくる」
「ああ」
「パパ、頑張っていっぱい掬っといてね」
「まかしとけって」

もしもこの時、詩織が「おしっこ」と言わなかったら・・・、もし響子ではなく、私が詩織をトイレへ連れて行っていたら・・・、私達家族にあのような悲劇は訪れなかったかもしれない。今更ながら私達に降りかかった数奇な運命を呪わずにはいられなかった。この一ヶ月の後、私はまさに劇的な形で、ある驚愕の事実を知ることになる。


「パパ、踊らないの?」
「うん、しいちゃん先にママと踊っておいで。パパも後で行くから」
「じゃ、詩織行こうか」 響子が詩織の手を引き、踊りの輪の中に入っていった。

「あの小さな女の子と踊っているご婦人は誰かな?」「高梨さんとこのお嫁さんよ」「ああ、あれが高梨とこのぉ。きれいな人だねぇ」「でしょう、うちの啓介にもあんなお嫁さんが来てくれたらねえ」
後ろにいる老夫婦の話し声が聞こえてきた。踊りの輪の中で、響子の美貌は一際目を引いた。ときおり後ろでちょこまかと踊りの真似事をする詩織を振り返り、やさしい笑顔を送っている。
“きれいだよ、響子。愛しているよ・・・”
溢れるほどの思慕の念と、それゆえ涌きあがる加虐の心。そんな倒錯した思いに酔いしれながら、私は何も知らず娘と二人、踊りつづける妻の姿を見つめていた。


「どうした?具合でも悪いのか?」
ひとしきり踊りを楽しんだ後の神社からの帰り道、さっきからなぜか無口な響子の様子が気になっていた。
「ううん」と響子がかぶりを振り、「なんだか踊り疲れちゃったみたい。去年まではあれぐらいなんでもなかったのに。やっぱり三十超えちゃうとだめねえ。すっかり体力も落ちちゃって」と微笑んだ。
「ねえ、ママ、さっきのお兄ちゃんだあれ?」
「え・・・?!」
詩織の言葉に、響子が狼狽したように妙な瞬きをした。
「しいちゃん、なにそれ?」響子のあまりに動揺した様子が気になり、私が娘に尋ねた。
「さっき、おトイレ行った時、しいちゃんがおしっこ終わって出てきたら、ママがしらないお兄ちゃんとお話ししてたの」
“まさかっ?!伊能じゃ?!”
「だれなの?」何食わぬ顔を装いながら、響子に尋ねた。わずかに語尾が震えた。
「え、う、うん知らない人。浴衣お似合いですねって、声かけられちゃった。へへっ」と引きつった笑いを浮かべた。
「詩織、どんなお兄ちゃんだった?」
「それが、すっごいかっこいお兄ちゃんだったよ。背がこ~んなに高くって」詩織が片手を上にあげ、ジャンプしてみせた。
伊能だ!早くもヤツが動きだしたんだ。身震いが全身を駈けぬけた。今日から響子へのアプローチが始まるのだ。その初日から早くも伊能が始動したのだ。それにしても、響子のこの狼狽ぶりはなんだ?ひょっとして、もうすでにヤツの手に落ちてしまったというのか?!
私は立ち止まり、詩織の手を引いて歩く響子の後ろ姿を眺めていた。


「詩織ぃ、花火振り回しちゃだめよ。浴衣に燃え移っちゃうと大変よ」
帰りに寄ったコンビニで詩織にせがまれ花火を買い、さっそく家の前で三人で楽しんだ。
「ママ、これ見て!きれいでしょ!」
「あらほんと、きれいねえ。でもママはやっぱりこれが好き」
そう言って響子が線香花火に火をつけた。いっとき、シュウッと激しく燃え立ち、響子の白い頬を茜色に染める。
「夏も終わりねぇ」
「うん・・・」
音も無く最期の一花を咲かせる線香花火を片手に、響子が小さく呟いた。
“いいや、まだ終わってないぞ響子・・・。オレ達の熱い夏はこれから・・・これから始まるんだぞ響子ぉ・・・・”
線香花火の淡い光に照らされた響子の横顔を、二人の私が見つめている。消火用の水を入れたポリバケツの中で、晩夏の月が揺れていた。
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[834] 品評会16 投稿者:ミチル 投稿日:2002/12/14(Sat) 02:26

『そんなにいやなら、やめてもいいのよ。ねえやめるぅ?』
紀子の髪を撫でながら美咲が言った。
『どう?ほんとにやめちゃう?』


『・・・・・・・・い、・・・・や・・・・』
小さな溜息を漏らすように、紀子の唇がかすかに動いた。


『えっ?なに!?今、なんて言ったの?』


『やめないで・・・』


『うひょ~~~!!ついに紀子さんがおねだりだ~!』男達の歓声があがる。
『まだよ!ちゃんとおねだりするまでやったげない。さぁ、さっきあたしが言ったように言って』


『あああああっ!やめないでぇぇ・・・お、お願ぃぃ・・・してぇ・・・』


『だめよあたしが言ったように言うのよ!ほらっ!』


『紐を、ほ、ほどいて・・・・』


『紐をほどいてぇ。それでぇ?』


『思いっきり・・・』


『思いっきりぃ、思いきり、なんなの!』


『思いっきり、やってぇぇぇぇぇぇぇ~~~~!!あがああああっ!』


四十年間頑なに守りつづけた淑女の仮面が剥がれ落ちた瞬間だった。


「ああ紀子ぉ・・・」けっして“おちる”はずのなかった賢妻が、今、一匹の淫らな牝ブタと化した。拷問にかけられての痛みによる屈服でない、己が肉欲に屈っしてしまったのだ。待ち望んでいた瞬間とはいえ、あまりにも衝撃的な映像であった。
“あああ・・・これが・・・これが響子だったら・・・”
来月の今日、この画面の中に響子がいる・・・。考えるだけで、ドクドクと音を立てるほどに心臓が高鳴り、全身、総毛立つ思いがした。


『やっぱり我慢できなかったね紀子さん。それじゃクンニの儀式に取りかかるとするか』
そう言うと伊能は、紀子の身体を拘束していた紐を解きはじめた。
『おい、隆志、正弘、おまえら脚を抱えてくれよ』
『よっしぃ!』と、隆志と正弘が拘束の解かれた紀子の左右の膝を持ち上げた。
『サトルおまえ、そっちから抱えろ』
『あっ!あっ!こ、恐い!いや!ああ・・・』
伊能とサトルが上半身、隆志と正弘が下半身を持ち上げ、まるで神輿を担ぐように四人の男が素っ裸の紀子を抱え上げた。

伊能とサトルが乳房をもみ上げ、乳首を舌で転がし始める。
『ああああっ!あん!あ~ん・・・!』
『よし、じゃ、おまんこ広げてくれ』
『おいっ』
隆志と正弘のふたりが左右の脚を開いていく。
『あああああ・・・・・』
長時間に及ぶ愛撫の末に、ドロドロに蕩けだしている紀子の秘所のすべてが晒される。隆志と正弘が、左右の大陰唇に指をあてがい、肉土手を潰すように割れ目を開いていった。そのとたん、膣口から淫蜜が溢れ、長い糸を引きながら床へと垂れ落ちた。
『さあ、美咲準備はいいぞ。思いっきりしゃぶってやってくれ』
男四人の手によって担がれた女体神輿。その股の間に招かれた美咲が、内腿に両手をあて、改めて秘所を覗きこんだ。
『うわあ~ほんとすごいわねえ。クリちゃん、まるでおちんちんみたいに勃起しちゃってるわぁ。フフフッ・・・これじゃクンニリングスじゃなくて、フェラチオだよね』
『あああ・・・いや・・・は・・はやく・・・はやく・・・』
『わかったわよ。それじゃ、お先にいただきま~す』
『きて・・はやく・・・』
“ぺちゃ・・・”。美咲が口をつけた瞬間だった。

『アアアアアアアアアッ!!はぁ!はぁ!おおああああああっ!!』
紀子の激しい嬌声が響き渡った。
“ちゅー、ジュルジュル・・・チュパチュパッ・・・!
『ダメェェ~~!!ダメェェ~~!!感じすぎるぅぅぅぅぅ!!アアアアアアアッ!アアアアアアアッ!』
猛烈な紀子の反応にも、表情一つ変えずに美咲が黙々と淫核を吸いつづける。
あまりの刺激に身体をくねらせ、紀子の両手が何かを掴もうとするように空しく宙を泳いだ。
『アアアアッ!イイイ~~!』
上半身を抱える二人による乳首、腋、うなじ、耳たぶへの愛撫も本格化し、加えて下半身を抱えた二人が、それぞれが抱える足のつま先から太股までを丹念にしゃぶりあげていく。五人の人間によって、身体中のありとあらゆる性感帯が同時に刺激を受けている。女にとってまさにこれは究極の愛撫の形であろうか。四人の男の腕の中で紀子の身体がくねり続けていた。

『いやっ!アッ!アッ!アアアアッ、そ、そんな吸っちゃあ・・・駄目っ!か、感じすぎちゃう!あ・・・ちょ・・ちょっと・・・まっ・・・てっ・・・アアアッ・・・!』
『いやなの?紀子さん。やめちゃう?ねえ?やめてもいい?』
『い・・・や・・・アアアッ!』紀子が激しくかぶりを振った。
『じゃあちゃんと言葉にしてよ。やめるの?やめないの?』
『あああっ・・・あああ・・・・』
『言わないならやめちゃうよ』
伊能が美咲にチラリと目配せをした。すると、突然美咲が紀子の股間から唇を離した。男達も次々と愛撫を中断する。
突然の中断に、紀子が驚きと切なさの入り混じった表情でキョロキョロと奉仕者達の顔を見まわした。
『い・・・いや・・・いや・・・お願い・・・』
『お願いって?』
『つ、続けて・・・続けて下さい・・・』
『続けるぅ?なにを?』
『いやん・・・愛撫です・・・愛撫を続けて・・・下さい・・・』
紀子が懸命に懇願する。伊能が顔を寄せ、さらに“誘導尋問”を続ける。
『どこを?』
『ち、ちくびとか・・・あそこ・・・』
『あそこって?』
『・・・』
『してほしいんなら、ちゃんとお願いしなきゃ』
『舐めて下さい・・・私の乳首とか・・・おま・・んこ・・とか・』
『もっと、元気よく!』
『アアアッ!舐めて下さい!私の乳首とおまんこぉぉ~!!』
『そこだけか?』
『ほ、ほかも、ぜ、全部!身体中を、舐めまわして下さいっ!!』
『よーし。ほれみんな再開だぞ』
伊能の声に皆が一斉に愛撫を再開すると、紀子の狂乱ぶりは最高潮に達する。
『あああああっ・・・いいっいいっいいっあああっ!!』
『感じるかい紀子さん?』
『イイ~!!イイ~!!イイの~~!!ぎもちイイ~!がんじるぅぅ~!!』
『どうしてほしいのか、もう一回言って』
『アアア、舐めてぇぇ!吸ってぇぇ!乳首もぉ!おまんこもぉ!いっぱい!いっぱいしてぇぇ!!』
堰を切ったように紀子の口から卑猥な言葉が飛び出していく。
『アアアアッ!・・・ダメ・・・もう・・・・ダメ・・・・アアアアッ!で、出ちゃう、出ちゃうぅぅ~!!』
そう紀子が叫んだ次ぎの瞬間、美咲が『キャッ!』と悲鳴を上げながら紀子の股間から飛びのいた。
なんと、紀子が失禁し始めたのだ。
“キシューッ!ぴちゃぴちゃぴちゃ・・・・・・・!”
細かな飛沫を立てながら小水がフローリングの床に広がっていく。
『ほら、サトルゥ!紀子さんのおしっこだぞ。もったいないぞ、早く受け取れ!』
『は、はい!』
抱えていた紀子の脇を伊能にあずけ、サトルが素早く紀子の股間に移動し、おしっこを顔面で受け止めた。
『いやあああ・・・アアッ!』
『サトルどうだ?おいしいか?』
『あああ・・・はい・・・紀子さんのおしっこ・・・最高ですぅ・・・』
ベロベロと舌なめずりをしながら、サトルが恍惚の表情を見せた。
『よおし、そのままおまんこを舐めろ』
『はい!』
サトルが残尿の滴る性器にむしゃぶりつくと、再び紀子の嬌声が復活する。
『アアアアアアアアアアッ!あぐうぅぅ~あああ!』
まるで砂漠の放浪者がオアシスで水を貪るように、サトルが紀子の性器を吸いたてた。
『ジュルゥルルゥゥ・・・あふああ・・・た、堪らない・・・ジュルゥルルゥゥ・・・あふう・・・』
『アアアッ!!も、もうダメッ!!ダメ~ッ!!』
突然、紀子の身体がわななきはじめ、両足をぴんと突っ張らせながら、がくがくと全身を震わせた。
『あっ・・・!!あっ・・・!!』そう二度叫んだ後、全身を弛緩させた。



『イッたねえ紀子さん。おめでとう。人にイカせてもらうのは始めてでしょ。どうだい最高だろ』
ベッドの上に投げ出された紀子に顔をよせ伊能が言った。紀子の顔が大写しになる。豊かな胸を波打たせながら、伊能の問いかけに小さく頷いた。
焦点の合わない目、鼻水にまみれた頬、半開きにした口からは大量の涎が溢れ出ていた。伊能が紀子の額に手をあて、乱れた髪をかきあげた。
『でも、クンニだけじゃ、ものたりないでしょ。ここまで来たんだ、やっぱ、抜き身を味わいたいよね』
コクリと紀子が首を縦に振る。
『じゃ、サトルの筆下ろし、協力してくれるぅ?』
『するぅ・・・』と、紀子が頷きながら、かすれた声を出した。
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[833] 品評会15 投稿者:ミチル 投稿日:2002/12/12(Thu) 22:26

横たわっていた美咲が起き上がり、ベッドに腰をかけた。
『美咲、おまえ一度レズりたいって言ってたろ。おまえのテクでさ、この奥さんの心と身体、やんわりとほぐしてやってくれよ』
伊能の言葉に大きく頷いた美咲が、ベッドから立ち上がり、紀子の前にひざまずいた。
『紀子さん、初めまして。美咲です。あたし、あなたが来るのをとっても楽しみにしてたの。これから一緒に楽しみましょ。よろしくね』
訝しげな表情で、紀子が美咲を見下ろしている。
『この人達、別に恐い人達じゃないのよ。安心して』
美咲は立ち上がって紀子の背後に回ると、その耳元に唇を近づけた。
『ねえ、リラックスして。恐がることなんかないわ。気持ち良くなることだけ考えて、後はあたしに任せて。じきに自分からおねだりするようになるから。わかった?紀子さん』
そう耳元で囁いた唇が、紀子の口元に近づいてゆく。
『ああっ!んむううっ!』
美咲の唇が紀子の唇に重なった。驚いたことに紀子は、いきなりの行為に目を白黒させながらも、顔をそむけることなく、美咲の挨拶代わりの接吻を受け入れた。
ぴちゃぴちゃと卑猥な水音をたてながら、美咲の唇が紀子の鼻や頬、顎を這い回る。美咲の執拗な愛撫に、固く閉ざされていた紀子の唇が少しずつその重き扉を開き始める。
『あはぁぁ・・・』すかさず美咲の唇が紀子の口内へと侵入し、彼女の舌をにゅるりと引き出すと、頬を窪ませながら激しくそれを吸引した。

「み、美咲ぃ・・・お、おまえなんてことを・・・」
妻の大胆な行為に驚愕の表情を浮かべながら、新見が呟いた。

『んんん~!!』驚き、緩やかに首を振って逃れようとする紀子の頭を両手で抱え込みながら、美咲の愛撫が続いていく。美咲の唇が這い回ることによって、紀子の赤い口紅が広範囲に塗り広げられ、鼻から顎にかけての一帯がほんのりと朱色に染まっていった。

堀田が、うーうーと、荒い息とも、唸り声ともつかないものを吐き続けていた。目の前で自分の妻が同姓相手、しかも知人の妻相手に濃密なキスシーンを演じている。こんな異常な体験をする人間が果たしてこの世に何人いるであろうか。

『サトルくん』
『あ、は、はい』突然の呼びかけに、サトルが慌てて腰を上げた。
『ごめん、あたしの化粧ポーチからチークブラシ取ってぇ。・・・・・うん、その筆みたいなヤツよ・・・・そうそうそれそれ・・・』
美咲はサトルからブラシを受け取ると、それを紀子のうなじに這わせた。
『はうあああ・・・!あああああ・・・い、いや・・・』
『どお?紀子さん、くすぐったい?』
『あん!ああああん!あああ・・・・あああ!』ブラシがうなじから、首筋へと滑り落ちて行く。
『じゃあ、もっと敏感なところ、やったげるわねぇ』
美咲がブラシで紀子の乳首をそろりとひと撫でした。
『ひやああっ・・・!』一際甲高い声を上げながら、紀子が激しく身悶えた。
『イヤらしい乳首ねぇ。ちょっと撫でただけで、ほらこんなに尖ってきちゃった。あんなに大きかった乳輪もこんなにギュッと縮こまっちゃってるわ。じゃこれならどう』
美咲はブラシで乳暈をなぞるようにくるくると乳首の周りを撫でまわす。
『ああ、んっふ~~ん・・・・あうああっ・・・』
さらにもう一方の乳首を人差し指と親指で摘み、まるで紙縒りを縒るようにして捻りつぶした。
『いやっ・・・!ああっ!』
『相当、乳首弱いみたいね。もっともっと感じて』
美咲の唇が、捻りつぶされ平たくなった乳首を含む。
『あはああああっ・・・』女が女の乳首を吸う。なんと官能的な絵図であろうか。美咲はさらに、乳首を軽く前歯でコリコリと甘噛みすると、ときおりギュッと引き伸ばしては、プツンと離す動作を繰り返した。まるでつきたての餅のように極限まで伸びきった乳房が引き離される度、紀子が「あっ!」と短くするどい悲鳴をあげながら、“びくん”と全身を震わせた。その間も、片方の乳首にはさわさわとチークブラシの柔らかな感触が這い回っている。
『はうう・・・はあ・・・あ!・・・はあ・・・はあ・・・』
緩急を巧みに織り交ぜた美咲の攻撃に、紀子の全身が蕩けだしていた。


『さあ、みんな見てあげようよ、紀子さんのおまんこ』
伊能の言葉を合図に、四人の男が紀子の股の間に所狭しと座り込むと、めいめいに好き勝手な言葉を並べたてる。
『まるで生きたアワビだぜ。うまそうにひくついてやがるぅ』『おお、また、どくどく出てきちゃったよ』『うあああ、早くむしゃぶりつきたいですぅ』『おい、ケツの穴みてみろよ、ぽっかり口、開いちゃってるよ』

『ほら、紀子さん、みんなに見られてるわよ。おまんこの中もアナルも全部よ』
『あああ・・・い・・・あああ・・・み・・・な・・・み・・・ない・・・で・・・ああああ・・ううう・・』
洪水さながらに濡れそぼった性器、充血し毒々しいまでに赤みを帯びた肉壁や肉芽。自分より一回り以上も年の離れた男達に対し、すべての恥部を余すところなく曝け出し、激しい羞恥の念にうち震えながらも、次第、次第に淫らな獣に変貌していく女の様を、カメラは容赦なく映し出していく。

美咲の操るチークブラシが、乳房から腹部へと滑り落ちて行き、くりくりとヘソの穴を刺激した後、右の内腿へと流れて行く。男達の視線がブラシの後を追う。ブラシは、内股と性器の間の際どい部分を、ときおりアナルを刺激しながら右に左に滑っていった。が、いつまでたっても肝心の性器には触れる様子がない。
『ねえ紀子さぁん、クリちゃん撫でてほしい?』
『いやあああああん・・・』紀子がゆっくりとかぶりを振った。
『うっそ~!して欲しくて堪らないくせにぃ~!』
ブラシの先端がチロチロとアナルを刺激する。
『ダメ・・・!ひやあああ・・・はうう・・・』
どこかしら新たな刺激が加わるたび、膣口からはドクドクと淫らな汁が湧き出してくる。
『あらあら“娘さん”はこんなにだらだらと涎を垂流してるのに、頑固な“おかあさん”よねぇ。じゃあ、可愛い“娘さん”に免じて、少しだけ味見させて上げようかな』
アナルからクリトリスにかけての部分を、美咲がフワリとブラシで撫で上げた。
『アアアアアアアアアッ!!』と一声獣じみた咆哮を放ったあと、『うううううっ』と低くうめきながら、紀子が腰を上下にぶるぶると震わせ始めた。
『キャハハハッ!もう、紀子さんったら、期待どおりの反応してくれるからうれしくなっちゃう!』
紀子にキスをしながら美咲が言った。
『ねえ、下半身がジンジンしてきたでしょ。身体中の血液がこの辺りに集まってきてるわよ』
同性にいたぶられているというアブノーマルなシチュエーションが、被虐嗜好の性癖をさらに煽り立てているのであろうか、美咲の愛撫が始まってからというもの、紀子の形相が凄まじいものに変わってきている。『素直になったらたっぷりと楽しめるのよ。さあしてほしいって言ってごらんなさい』
人差し指と親指で割れ目を分けながら、美咲が再びブラシでクリトリスを刺激する。
『ひぃぃぃぃぃぃぃぃっ!、も、・・・もう・・・・アアッ・・・ダ・・・ダメ・・・』
ブラシの刺激に耐えかねて腰が上下に動くたび、ぼってりと厚い脂肪ののった腹部と臀部がタプタプと揺れ動いた。
『さぁ言ってごらんなさい!紐をほどいて思いっきりやってって!』
『アアアッ!あはあ・・あううあわ・・・ああ・・・いいい・・・』
『してほしいんでしょ!さぁ言うのよ!早く!!』

固く尖りきった淫核、弛みきった膣口、ガクガクと震えの止まらない腰。いすの上には失禁したかと見紛うほどの淫密が流れ出し、二筋、三筋、ツルツルと床にこぼれ落ちていく。
紀子に限界の時が近づいていた。『あ・・・・う・・・・・あ・・・うう・・・』唇をパクパクと開閉させながら、言葉にならない声を発しつづける。美咲との激しい接吻によって、顎の先にまで広がった赤いルージュが映像をより扇情的なものにした。
溢れ出た涎が、そのほんのりと朱にそまった顎の先を伝いながら首筋に流れ落ちたその時だった。ついに世紀の大転換の瞬間が訪れた。
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[784] 品評会14 投稿者:ミチル 投稿日:2002/10/20(Sun) 19:28

伊能は、椅子の脚にくくりつけていた紀子の足を一旦ほどき、両膝を持ち上げて今度は椅子の肘掛けにくくり直した。大きくめくれ上がったスカートの中から、色気とは全く無縁のベージュのガードルが姿を現した。
『このくそ暑いのにこんなものはいてんだねぇ。サトル、おまんこの部分に手を当ててみな』
言いながら伊能が腰のスカートを完全に捲り上げ、紀子の下半身を丸出しにした。
『あああん・・・・』
サトルがおずおずと右手を股間にあてた。
『いやぁ!触らないで!ああ・・・』
『どうだ、熱くなってるだろ』
『はい、すごい・・・熱いです』
『指で擦ってみろ』
『はい、こ、こうですか?』
サトルがたどたどしい手つきでガードルの上から紀子の股間を擦り始めた。
『ちぇっ!違うよ、そんなんじゃねえよ、こうすんだよ』
紀子の背後に立っている伊能が上から手を伸ばし、ガードルの性器の部分を丹念に擦り上げた。
『アアアアッ!・・・・いや・・・・だめ・・・いや~~!』
『あ!、染みてきました!』サトルが叫んだ。
『だろぉ、愛撫ってヤツはこうやってやんだよ』
伊能がせっせと指を擦りつけているその部分が、見る見るうちに濃い目の色に染まっていく。
『あ・・・あ・・・あう・・・』
伊能の巧みな愛撫によって、次第、次第に紀子の顔が上気し始めていた。

『いっしょに!いっしょに出してぇ~!あたしのおまんことアナルに、二人のザーメン一緒に出してぇ~!』
ベッドの上では、美咲が佳境を迎えている。

「美咲ぃおまえ・・・自分から中に出してだなんて・・・!」
「新見さん、最近はいつも奥さんの方から中出しのおねだりなんですよ」
「そ、そんなこと・・・!」新見が気色ばんだ。
「ゴム付けようかって言うんですけど、絶対生身がいいって。中に出される瞬間の感触が堪らないらしいんですよ」
「美咲・・・おまえ・・・」
“取り返しのつかないことになりますよ”サウナでの伊能の言葉が甦った。今日の様子からして、新見夫婦がすでにその領域へ足を踏み入れていることは明らかであった。

『こんなばばくさいのさっさととっちまおう』
伊能がベッド横のチェストの引き出しからハサミを取りだし、サトルに手渡した。
『サトル、ここから切っちまえ』
紀子の腰骨の部分を指差しながら伊能が言った。
『なにするの?!やめて!やめて~!』
“ジョキッ、ジョキッ、ジョキッ”サトルがハサミで両方の腰骨の部分を切り、ガードルを取り去ってしまった。
『めんどくせえ、ストッキングも破いちまえ』
“ベリッ!ビビビッ!ベリッベリッ!”
サトルが股間の部分に指を刺しこみ、激しい音をたてながらストッキングを切り裂くと、大量の淫液にまみれたレース地のショーツが剥き出しにされた。
『あああ・・・・ひどい・・・ああ・・・』


「すいません、堀田さん。ちょっと手荒いんですけど、これも紀子さんの気持ちを盛り上げるための演出のひとつなんですよ。勘弁してください」
伊能が堀田に声をかけた。
「紀子は本当に、こういうことに喜びを感じる女だというのかい?それはつまり紀子がいわゆるM嗜好の女だということなのか?」
「ええ、まあそういうことです。それもかなりのレベルですよ。今までご自分でも薄々は気づいてらっしゃったと思うんですけど、頑なにそれを否定し続けてきたんだと思います。それがこの日、亭主以外の男の手によって白日の下に晒される・・・。次ぎから次ぎへと自分の内から湧き出してくる激しい痴情に戸惑い、次第にパニックに陥っていくんです」
まるで性に関するカウンセラーよろしく、淡々とした口調で伊能が言った。
「信じられん・・・」
「まぁ続きを見て下さい」


『さぁ、ついに来たぞサトル。この布地の向こうに、紀子奥様の麗しきおまんこ様がいらっしゃるんだゾ!どうだぁ、おい!』
『はい・・・も、もう堪りません・・・』
言いながらサトルがゴクリと固唾を飲んだ。伊能が人差し指をショーツのウエストの部分に引っ掻けて、中を覗きこんだ。
『あれれれれぇ~、すごいことになってるよおまんこぉ。うわーほんとすげぇー。ちょっと擦っただけでこんなにぐちゅぐちゅにしといてさぁ、よくもまぁSEXが嫌いだなんて言ったもんだよなぁ』
『竜一さん、そんな自分だけ見ないで、は、早く僕にもお願いしますよぉ』
『まぁそんながっつくなって。ほれ、おまえこういうの好きだろ』
そう言って、伊能が紀子のショーツのクロッチの部分を細く絞って紐状にし、性器に食い込ませた。ショーツの脇から、淫蜜に濡れそぼった大量の陰毛が姿を現した。
『おおお、すげえ・・・』
『なぁサトル、オレが言ったとおりボーボーだろおまんこ毛。後で綺麗にツッルツルにしてやろうな』
『はい・・・』
『なにぃ?!いやよ!そんなことしないでぇ!いやぁ~~!』
『ほらもっと感じて、ほらぁ』
伊能がそう言って、紐状になったクロッチの部分を上下に動かし始めた。
『アアアアッ!だめ・・・だめぇぇ~!』


『隆志いいかぁ、そろそろイクぞぉ!』
下から、美咲のヴァギナを犯している正弘が叫んだ。
『ああ、オレももうOKだぜ』
『んじゃあ、いくか』
その合図で、ふたりの腰の動きがさらに激しくなった。
『アアアアッ!いぐぅ!いぐぅ!いぐぅ!いぐぅ~~!あたしもいぐぅ~~!あああ、頂戴ぃ~~ザーメン頂戴ぃ~~!』
『出すぞ、美咲ぃ~、おまんこに出すぞぉ~!孕んじまうぞ!ほら、いいのかぁ!』
『いいのぉ!いいのぉ!頂戴、早く頂戴ぃ』
『これで孕んじまったら、三人の子だなぁおい!オレと隆志とおまえのよぉ。な~にも知らない亭主が哀れだよなぁ~!』
『イクゾ!美咲ぃ!』
『来て!来て!来て!来て!来てぇぇ~~!中に出してぇぇぇ~!』
『うぅ・・・!あう・・・!あ・・・あ・・・あ・・・』
まず、アナルを犯していた隆志が果てた。
『アアアッ、入れたままにしといてぇ~!アナルのおちんちん抜かないでぇ!!』
『出すぞぉ!出すぞぉ!』
『出してぇ~~~!!アアアアッ!イ・・・イグゥゥ~~~~ッ!!』
『おおおっ・・・・』
正弘が果てながら、二度三度と大きくペニスをヴァギナに突き入れた。
『ぐぅ・・・ぐぅ・・・ぐぅ・・・』
その度に美咲が喉の奥から搾り出すようなうめき声を上げた。

「うう・・・」
と、突然隣に座っている新見がうめき、ローテーブルに用意してあったティッシュをすばやく抜き取り広げると、その上に大量の迸りを放った。どうしようもないジェラシーの迸りであった。


一方ベッドの横では、ご開帳前の愛撫が続けられていた。
『ほれ、紀子さん、どうだい?感じてきたかい?』
伊能が右手でショーツを揺さぶり、左手で乳首を捏ね上げ、耳の後ろに唇を這わせた。
『はぁう・・・あああ・・・いや・・・やめて・・・やめて・・・』

『さあてと、いよいよ拝むとするか、おまんこ様』
『はい、お願いします!もう、見たくて見たくて・・・チンポの先がぬるぬるです・・・』
言いながらサトルが股間を押さえた。
『よし、じゃ、さっきと同じようにここ切れ』
サトルが右の腰骨の部分にハサミを入れた。
『ほれ、こっちもだ』
今度は反対側を切る。ショーツが捲れ落ちないように、伊能が前部の布を押えていた。
『さあ、開けるぞ、サトル。紀子さんのおまんこ様だぞ。いいか』
『はぁ、はぁ、お、お願いします・・・』
サトルが犬のように息を荒げた。伊能が焦らすようにゆっくり、ゆっくり、ショーツの前部の布をめくっていく。
『い、いや・・・めくらないで!いや・・いやぁ!』
やがて伊能の言っていたとおり、濃い目の下腹部の毛が姿を見せ始めた。クリトリスがその大きな膨らみを見せ始めた時点で、伊能がショーツから手を離した。次ぎの瞬間、カメラの前に紀子の完熟した秘所のすべてが剥き出しになった。
『ジャ~ン!』
『おおおおお!お、おまんこだぁ・・・紀子さんの・・・おまんこ・・・』
『あああ・・・』
ご開帳の瞬間、紀子が目を閉じて天井を仰いだ。
見つめるサトルの顔と紀子の秘所が画面いっぱいに大写しになった。さながら食虫植物のように、パックリと開いた秘口の中には満々とした量の淫液が湛えられ、溢れ出た液がボタボタと椅子の上に垂れていた。
『あああ・・・見ないで・・・・お願い・・・ああ・・・見ないでぇ・・・』
顔を歪ませ、紀子がうわ言のように同じ言葉を繰り返した。それは拒否の意思を示す言葉でありながら、その上気した顔の表情や鼻にかかった声の響きからして、私の耳には明らかに逆の懇願を訴えているように聞こえていた。“お願い・・・見て・・・私のあそこを見て下さい”と・・・。

『サトル、匂い嗅いでみろ』
『はい!』
小陰唇にあと数ミリの距離にまで鼻をよせ、サトルがクンクンと紀子の秘所の匂いを嗅いだ。性能の良いカメラは、ここまでの言葉攻めや執拗な愛撫によって、じゅくじゅくに濡れそぼった秘所の様子を克明に映し出していた。
『どうだ、どんな匂いがする?』
『なんか・・・甘酸っぱい匂いです。それとちょっと・・・おしっこの匂いが・・・』
『いやあ・・・言わないでぇ・・・!』紀子が激しく反応した。
『ケツの穴見えるか?』
『いいえ、よく見えません』
『よし、これならどうだ』
そう言って、伊能が紀子の尻肉を割った。乳首同様、かなり濃い目に色づいた菊の蕾が顔をのぞかせた。
『はい、よく見えます!すごい・・・』
『どうだ?オレが言ったとおり、肛門の周りもビッシリだろ』
『はい、すごいです・・・』
『そこも、匂え』
『ああ・・・いやぁぁ・・・恥ずかしい・・・やめてぇ・・・』
サトルがクンクンと鼻を鳴らして、肛門の匂いを嗅いだ。
『ここも、いいかおりです・・・』
『ウンチの匂いはしねえか?』
『は、はい、ちょっとだけ・・・』
『いやぁ!恥ずかしい・・・』
『おお、またドクドクおつゆが涌いてきました!』
『イヤらしいとこ見られて感じてんだね、紀子さん。このままこうやって眺めてるだけでイッちゃうんじゃないの?サトル、今度はショーツを見てみろ』
切り裂かれ、椅子の端からたらりと垂れ下がったショーツをサトルが手に取り、しげしげと眺めた。
『いやー!見ないでぇ!お願い!そんなの・・・・あああ・・・』
『この辺が黄色くなってます』
『あああ・・・』
『舐めてもいいぞ』
『はい』
サトルが両手でクロッチの部分を広げ、鼻を近づけ匂いを嗅いだ。
『ああ・・・なんていい香りなんだ・・・』
目を瞑り、サトルが陶酔の表情を浮かべた。
『ああ、やめて・・・そんなこと・・・お願い・・・ああ・・・』
鼻を近づけ匂いを嗅ぎ、唇を布に押し付ける。
『ああ!やめて・・・ううっ・・・』
紀子が目を瞑って顔を伏せた。サトルが思いきり舌を突き出して、ベロベロとそれは美味そうにショーツを舐めた。


『ほら、美咲ぃ、おまんことケツの穴からごちそうが漏れてるぞ、おい。もったいねえから、指で掬って舐めろ、ほら』
美咲が股間に手を伸ばし、漏れ出したザーメンを掬うと、躊躇無く自分の口へと運んでいった。人差し指から小指までを口に含んで、一滴のザーメンも漏らすまいとチューチューと音をたてて吸う。
『見てよ紀子さん、美咲のあの幸せそうな顔。紀子さんのあんな顔見てみたいなぁ』
そう言って伊能が紀子の両のこめかみを押さえ、ベッドの方向に顔を向けさせた。
『イヤッ!』
紀子が目を瞑り、顔を伏せた。

『さて、いよいよクンニの儀式に取りかかるとするか。サトル、ここからは選手交代だ』
『えぇ!そ、そんな・・・!』
『まぁ待て。後でゆっくりと堪能させてやっから、しばらくそのパンツで我慢しときな』
『は、はい・・・』

『美咲、いつもまでも余韻にひたってねえで、ちょっとこっちこいよ』

いよいよか?、ついに美咲と紀子の絡みが始まるのか?!高まる期待感に私の胸の鼓動が一層激しくなった。
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[777] 品評会13 投稿者:ミチル 投稿日:2002/10/09(Wed) 00:05

画面が切り替わった。
今度は寝室だろうか。部屋の真中にあるキングサイズのベッドの上で、一人の女に三人の男が絡み付いていた。
女が四つん這いになって、ヘッドボードに腰かけている男のイチモツを口に含んでいた。別の男が背後から突き立て、さらにもうひとりの男が、頭だけを女の下に潜りこませ、乳首を吸い立てながら手で股間を愛撫していた。
『ほらもっと頑張ってカポカポしないと、今日は中出しお預けだよ。おらおらっ』
ヘッドボードの男が、女の髪を掴んで前後に動かし始めた。
『ふぁ、ふぁい・・・んごぉ・・・』咥えたまま女が返事をする。
『おら、サボってねえで、もっとケツふれよ!』後ろの男が女の尻を平手打ちした。

「美咲!」突然ソファから身を起こし、新見が叫んだ。
「ええ?!こ、これ美咲さん?!」驚いた私が声をあげた。背後からの映像で、顔が確認できなかった。
「はい、美咲です・・・」
「へへっ・・・さすがはご主人」おどけた調子で伊能が言った。

「堀田さん、新見さん、どうです?すごいでしょ。美咲さんに紀子さん、豪華二大女優、夢の競演ですよ」
「競演・・・」
「楽しみにしててください、このあとふたりのレズシーンがありますから」
「レズ?!」堀田と新見が同時に叫んでいた。
「ええ、二人とも互いのおまんことアナル、チュパチュパとそれはうまそうにしゃぶりあってますよ。ほんと圧巻ですよ。サトルのやつなんか、ビデオの編集しながらこのシーン見ては何度もオナッてましたから」
堀田と新見が唖然した表情で、互いの顔を見合わせた。

『お待たせ』
その部屋へ紀子を抱えた伊能が入ってきた。
『おお、遅かったな』後ろから美咲に突きたてている男が、振り向きながら言った。腰の動きは止まらないままだ。
『ああ、楽しいティータイムが長引いちゃってさ。おおサトル、連れてきたぞ』
美咲の乳首を吸いたてていた男が体を起こした。
『ありがとうございます、竜一さん』
おそらく二十歳にもならないだろう、まだあどけなさの残る顔に、好色な笑みを浮かべた。
『伊能さん!なんなの!あたしをどうしようと言うの?!お願いほどいて!お願い!』
『まあまあ、落ち着いてよ紀子さん。みんなあなたが来るの楽しみにしてたんだよ。特にサトルなんか、この日をどんなに待ちわびていたことか。なあサトル』
『は、はい。紀子さん、こ、こんにちは・・・』
『こいつ、奥手なヤツでね。十八にもなってまだ童貞なんですよ。でね、今日はあこがれの紀子さんにじっくりと筆おろししてもらおうかと思ってね』
『いやよ!そんなの!絶対イヤ!ほどいて!伊能さん!お願い!』
『紀子さんさあ、さっきセックスに興味がないなんて言ってたけどぉ、それは単にノーマルなセックスじゃ物足りないってことなんじゃないの』
『違うわ!』
『いや、きっとそうだって。オレ、今までほんとたくさんの女見てきたからさ、話ししただけで、だいたいのことわかっちゃうんだよ。紀子さん、あなたは間違いなく、かなりの被虐嗜好の性癖の持ち主だよ。こうやって拘束されてるだけで、あそこがジュッと濡れちゃってるはずだよ。こんな風にして、たくさんの男に次ぎから次ぎへとヤリまくられるシーンを想像しながら、オナニーとかしたことあるでしょ』
『ないわそんなの!勝手なこと言わないで!ああ、お願いだから帰して!』
『へへっ、そんなこと言わないでさ、今日はみんなで楽しもうよ。おい正弘ぉ』
『ふん?』ヘッドボードに腰をかけている男が返事をした。
『紀子さんにもっとすごいの見せてやってよ』
『よーしきた。それじゃ美咲、そろそろ、二本行こうか』
男のペニスを咥えながら、美咲が何度も頷いた。
正弘が美咲の下に仰向けの状態で潜り込んだ。後ろから突きたてている男が美咲のヴァギナからペニスを抜き取ると、すぐさまその空家になったヴァギナへ正弘が挿入した。
『ああっ!』
もうひとりの男が美咲のアナルに中指を挿入し、前後に出し入れした。
『随分とゆるくなっちまったよなぁケツの穴、なあ美咲』後ろの男が言った。
『ああ・・・お願い・・・おちんちん入れて・・・』
『どこに?』
『そこに・・・』
『そこってどこ?』
『アナルに入れて!』
『もう、おまんこに入ってるじゃないか。ええ、まだほしいのかよ』
『ほしい・・ほしい・・二本ほしいの・・・二本・・・お願い、早く入れて!』
『よしよし、じゃ、自分でもっとケツの穴を広げて見ろよ』
肛門の括約筋が伸びきるほどに、美咲が自らの尻肉をかき広げた。
男がアナルにペニスをあてがった。

「ま・・・まさかそんな・・・同時に二本なんて・・・」
今夜は傍観者として参加したはずの新見だった。ところが、どうやら前回同様、いやさらにそれを超える痴態を拝まされることになりそうだ。今夜もまた、あの射精ショーが繰り広げられる事になるのだろうか。さらに今回は堀田が加わることになる。ああ、今宵の宴はいったいどんな結末を迎えるというのだろう。尋常な精神ではとうてい許容することのできない究極のデカダンス。その舞台の幕が今、切って落とされようとしていた。


『いくぜ、美咲』後ろの男が言った。
『来て、早くぅ・・・アナルに欲しい・・・二本入れてぇぇ・・・』美咲が振り返って、切ない声をあげた。
後ろの男が、あてがっていたペニスを一気に挿入した。
『アアアアアアアア!!いい~~!!感じるぅぅ~~!』
『何度やってもいいよなぁこれ!、おお擦れるぜ美咲ぃ、お前の腹の中で、隆志とオレのチンポが擦れあってるぜ』ヴァギナを犯している正弘が言った。
『二本入ってるぅぅ~~!あたしのお腹の中にぃ、おちんちん二本も入ってるぅぅ~!もっとして!してぇぇ~~!』
『どっちがいい?美咲ぃ。おまんこか、ケツの穴か?』
『どっちもいい~~!』
『じゃ、ちゃんと言って見ろ』
『おまんこもぉ!、お尻の穴もぉ!両方とも感じますぅ~~!!だから、もっと!もっと!突いてぇ!!』

紀子が驚愕の表情で、ベッドの上の狂態を見つめていた。
『おお、おお、すげえなぁおい。美咲もすっかり牝奴隷ぶりが板についてきたな。紀子さん、この女もこのあいだまでは、あなたと同じ、ごく普通の生活送ってる主婦だったんだよ。それが見てよ、今じゃすっかりこいつらのおもちゃだよ。こいつら、この女のことなら頭のてっぺんから足の先まで、いやはらわたの中まで知り尽くしてますよ。ダンナなんかよりずうっとね』

『いい~~~!もうだめぇぇ~!イッちゃう~!アアアア、気持ち、気持ちいぃ~~!んごぉ・・・』下になっている正弘が首をもたげて、叫ぶ美咲の口を塞ぐようにしてキスをした。

『んじゃ、こっちもはじめようか。おいサトル、ここ来いよ、特等席に座らせてやるよ。ここで、紀子さんの変化をじっくり観察しろ』
『はい!』
サトルが紀子の前に来てあぐらをかいた。
『さあ始めるぞ、サトル』
『は、はい。竜一さんオレ、もう心臓が破裂しそうです・・・今日のこの日をどんなに楽しみにしてたことか・・・、』
『そうかそうか、正真正銘のシロウト熟女の痴態、こころゆくまでたっぷりと味わいな』
『は、はい、お願いします!』
伊能の手が伸び、紀子のブラウスの第一ボタンにかかった。
『いやーーーー!やめてーーー!』紀子が激しく抵抗した。
『小娘じゃないんだからさ、ボタン一つはずしたくらいで大げさに騒がないでよ』
さらに第二ボタンをはずす。
隆起した胸の谷間が顔を覗かせた。想像以上の豊かな乳房だ。淡いピンクのブラジャーが、色白の肌に映えている。

堀田の息が荒くなってきていた。額からだらだらと汗が流れ落ちていた。それを拭うことさえ忘れ、我妻の変化の様子を一瞬たりとも見逃さじと、ただ黙って画面に見入っていた。

『サトル、胸の谷間に顔をうずめてみろ』
『はい!』
サトルがゆっくりと紀子の胸に顔を近づけて行った。
『ああああ!やめてぇぇ!あああ・・・』
サトルの顔面が紀子の乳房の谷間に埋められた。
『ああ、いい匂いだ・・・。竜一さん、オ、オレこれだけでイキそうっす・・・もうしごいちゃっていいっすか?』
『ばーか。まだ始まったばっかじゃねえか、もったいねえことすんな。そら、ブラウスのボタン全部はずせよ』
『はい、すみません』
サトルが残りのボタンをはずして行く。

『さあ、いよいよだぜサトル。今度はブラのホックだ』
『あ、はい・・・』
サトルがガタガタと震える手でフロントのホックを掴んだ。
『や、やめて!お願い!!ああ、やめてぇ!はずさないでぇ!』紀子が激しく首を振る。
サトルがさらにもう一方の手を添え丁寧にホックを外し、ブラの両の翼を左右に広げた。
その瞬間、支えを失った乳房が、引力に逆らえずに垂れ下がった。色白にしては色素沈着の激しい両の乳首もろとも、熟しきった紀子の乳房のすべてがカメラの前に露になった。
『ううっ・・・・』紀子が泣き顔を見せ、はぁはぁと荒い呼吸を繰り返した。
『うひゃー、随分と持ち上げてたんだね。こりゃまた見事なたれっぷりじゃないの。けど、熟女好きには、たまんねえんだよなあ、こういうの』
『はい、た、堪んないです・・・』サトルの熱い視線が紀子の乳房に注がれていた。
『どうだ、サトル。夢にまで見た、紀子さんの乳首だゾ』
『は、はい興奮します!』まさにかぶりつかんばかり、サトルが紀子の乳首を凝視する。
『どうだ、他になんか感想はねえのか』
『あ、はい、乳輪でかいです。それとこの黒いのが、もうたまんないっす』
『ああ、そんな・・・言わないで・・・恥ずかしい・・・』少しでも隠したいのか、紀子が懸命に両肩をすぼめようとした。
『揉んでみたいか?』
『そりゃもう』
『いいぞ、揉んでみろ。但し、乳首はまださわるなよ』
『はい!』
『いや、いやああ!、さわらないでぇ!いやああ!』
サトルが両の乳房を下から持ち上げ、円を描くようにゆっくりと揉み上げた。
『あああ・・・』眉間に深い皺を刻んで、紀子が喘ぎはじめた。
『もっと強く揉め』
『は、はい』
握り締めたサトルの人差し指と親指の円の中で、歪な形で隆起した乳房が赤く充血し、その中央に位置する大きめの乳暈が、いくつもの粟粒をこしらえながら、みるみるうちに収縮していく。
『もっと、強くだ』
『はい』
『だめぇぇ~~!やめてぇぇ!』
サトルがさらに力をこめると、徐々に尖りを見せ始めた乳首の先端から、半透明の液体が滲み出した。
『竜一さん、たいへんですぅ!お、お乳です!お乳がでてきましたぁ!』
『へえ、この年でもこんなの出んだなぁ。サトル、おっぱいしゃぶりてえか?』
『は、はい、お願いします!どうかしゃぶらせてください!』
『やれ。好きなだけしゃぶれ』
『はい!』
サトルが乳首を口に含んだその瞬間、紀子の声色が変わった。
『はうっ・・・あああ・・・だ、だめぇ・・・』
『うまいか?サトル』
『はい、お乳、甘いっす』

サトルが一心不乱に乳首への愛撫を続ける。左右の乳首を交互にしゃぶり、空いている方の乳首を指で弄んだ。
『どうだい・・・紀子さん。不思議な気持ちになってきたろ』
サトルの愛撫に加え、伊能が耳とうなじへの愛撫を開始した。
『ああ・・・やめて・・・だめよ・・・だめ・・・あうっ・・・』
ベッドの上では美咲が同時挿入の快楽にのたうちまわる。
『アアアア!狂っちゃう!狂っちゃう!もうなんにも考えられない・・・・アアア!いい~!』

ふたりの執拗な愛撫、目の前のベッドで繰り広げられる淫蕩極まりない3Pショー。
これらの刺激によって、さっきまで拒否一辺倒であった紀子の様子に少うしずつ変化の兆しが見え始めた。
『はううっ・・・だめ・・・・だめっ・・・』
『そーら、だんだん感じて来たよ紀子さん。サトルお前なかなかやるじゃないか。んじゃ、おっぱいはこれくらいにして、いよいよおまんこ行くぞサトル!』
『はい!』

「紀子・・・」
「美咲ぃ・・・ああ美咲・・・」
堀田と新見が共に股間に手を添え、荒い呼吸を繰り返していた。
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[760] 品評会12 投稿者:ミチル 投稿日:2002/09/29(Sun) 00:38

「サトルに調べさせたんですけど、紀子さんいつも買い物の前にこのコーヒーショップに寄るんですよ。今回はそこにねらいをつけました。ただ紀子さん、なかなか一筋縄ではいかないタイプなんで、ちょっと姑息な手を使わせていただきました。次ぎはこの翌日の映像です」

紀子がテーブル席に座ってコーヒーを啜っていた。そこへ伊能が現れた。
『こんにちは。昨日はどうもすみませんでした』と、伊能が頭を下げた。
『あらあ、こんにちは。こちらこそ、ちょっとぬれただけなのにクリーニング代までいただいちゃって』と紀子が愛想よく答える。
『シミになりませんでしたか?』
『いいえ、大丈夫です』
『よかったぁ』伊能がさわやかな笑顔を浮かべた。
『あのー、ここ、いいですか?』
『ええ、どうぞ』伊能が紀子と同じテーブルの斜め前の席に腰を下ろした。
『よくいらっしゃるんですか、ここ?』と伊能が訊いた。
『ええ、お買い物の前にはいつも』
その後、途切れがちに会話が進んだ。その間伊能が紀子に熱い視線を送りつづける。これを受けた紀子が何度もドギマギと視線を泳がせた。
『すみません。なんか見とれちゃって』
『えっ、あ・・・いいえ』
『あなたが、あんまり姉に似てるものですから』
『お姉さんに?』
『はい、去年、交通事故で亡くなったんですけど・・・』
『まあ・・・』
『実は昨日も、あなたの顔に見とれててあんなことになっちゃったんですよ。持っておられるトレイが目に入んなくて・・・』
『そうなの』
『あっ、すみません、余計なことしゃべっちゃって』
『いいえ、そんなことないですよ』
その後も何気ない会話がしばらく続いた後、伊能が自分の腕時計を見て、
『あ、もうこんな時間だ。それじゃ、僕はこれで』と席を立った。
『あのー』トレイをもちあげながら、伊能が言った。
『はい?』
『明日また今くらいの時間にいらっしゃいますか』
『え?あ、はい、多分来ると思います』
『よかったぁ。それじゃ、また』満面の笑みを浮かべながら伊能が立ち去った。
『どうも』と紀子が軽く会釈をした。

それから何日分かの会話の様子が映し出された。伊能の巧みなトークはここでも冴え渡った。今回は美咲の時にみせた遊び人風のホストトークが影を潜め、どこか朴訥な感じを残した、非常にさわやかなトークを展開した。“純情無垢な四十女”を前にして、淫獣の牙をひた隠しにしながら、伊能がまさにこれ以上は無いほどの真面目な好青年を演じていた。
最初Tシャツにパンツ姿という、いたってラフなものであった紀子の装いが、日を追うにつれ、よりエレガントなものへと変わっていく。化粧や髪型にもはっきりと変化が見られ、若い男との束の間の逢瀬に、心ときめかせている様子がひしひしと伝わった。


『そうやって紀子さんがそこに座ってたら、なんだか姉が生き返ったみたいですよ。なんかうれしくなっちゃうな』
『そんな風に言ってもらえたら、思いきって来た甲斐がありました。それにしても豪華なお住まいですのね。うらやましいわ』
画面が変わり、紀子が美咲を狂わせた悪魔のソファに腰を下ろしていた。上は薄いグリーンのシルク地のブラウス、下は紺色のスカート。髪を後ろで束ね、アップにしていた。うなじからムッとする熟女の色気を発散させていた。ビデオが始まって三十分、ついに紀子がこの部屋に足を踏み入れた。
難攻不落の紀子城。その落城がまじかに迫っていた。

『紀子さんが来てくれるってわかってからね、サイフォン買ってきて、たてかた練習してたんですよ』
『すごい、伊能さんてマメなのね』
『いやそんなことないんですけど、紀子さんには絶対おいしいって言わせてみたくて。インターネットでコーヒー通のサイト見て、一生懸命勉強したんですから』

しばらくして、伊能がトレイにコーヒーを乗せて、画面に現れた。
『さあ、どうぞ、召し上がってください』
『どうも、ありがとう。いただきます』
『緊張するなあ』
『私の方こそ緊張するわ。こんなに気持ちのこもったコーヒーいただくのはじめてよ』
そう言って、紀子がコーヒーを一口啜った。
『おいしい!』
『ほんと!?お世辞じゃない?』
『ええ、とっても、おいしい。コクがあって、香りも最高よ』
『よかったぁ』伊能が子供のような笑顔を見せた。

その後、二人の姉弟以上、愛人未満とでもいうべき、微妙なラインの会話が続いた。伊能が例によってどんどんと相手との距離を詰めて行く。だが前回の美咲のように、やすやすと伊能の軍門に下る紀子ではなかった。会話や物理的距離を縮めようとする伊能の小さな企てを次々と巧みにはぐらかしていくのだった。
痺れを切らしたのか、いきなり伊能が行動を起こした。

コーヒーを置いた紀子の手を掴むと、すばやくその隣に移動し、
『紀子さん・・・オレ・・・』と紀子を引き寄せた。
『あっ・・・だめ・・・伊能さん・・・』
『紀子さん!オレ・・・オレ・・・毎日、紀子さんのことばっかり考えてて・・・』
と紀子をソファの背もたれに押し倒す。
『や、やめて!伊能さん、お願いだからやめて!』
足をばたつかせ、顔をのけぞらせ、紀子が激しく抵抗した。
『紀子さん、好きだよ!オレ・・・紀子さんのこと・・・好きなんだよ!』
『やめて、夫がいるのよ私!お願いやめて!』
『じゃ、どうしてここへ来たんだよ!紀子さんもオレのこと・・・!』
『だめ、こんなことしちゃ・・・、だめだったらだめ!!』そう叫んで、紀子が伊能を突き飛ばした。
『紀子さん・・・』
床に後ろ手をつき、伊能が呆然と紀子を見た。

『私、あなたに熱心に誘われて、すっごく悩んだの。人妻である私が、一人暮しの男の部屋にのこのこ出かけていってもいいのかって』 紀子がゼイゼイと肩で息をした。
『だけど、少しの間だけでもお姉さんを亡くしたあなたの傷が癒えるならと思って、お邪魔させていただくことにしたの。でもやっぱり・・・、間違いだったみたい』
『紀子さん・・・』
『男性としてあなたのことを見ていなかったって言ったらウソになるわ。今日、ひょっとしたらこんなことになるんじゃないかって思ってた』
『それじゃ、どうして・・・』
『でもやっぱりだめよ。私には夫や子供がいるんですもの。あなたとあんな風になってはいけないわ』
『それに・・・』
『それに、なに?』
『あたしね、この際だから言うけど・・・あなたが今しようとしてたようなことに、ほとんど興味がない女なの』
『興味がない?』
『ええ。お恥ずかしい話しだけど・・・、夫とも、もう一年近くご無沙汰なの』
『一年近くも・・・。でもそれは紀子さんが、もうご主人を愛していないからではないの?』
『いいえ、そんなんじゃないわ。私、主人のこと、ちゃんと愛しています。でもそれとは別なの』
『紀子さん・・・』
『私、あなたとお話するのが、毎日とっても楽しみだったわ。でも、それだけでよかったの。お話をするだけで・・・』
『・・・』
『思わせぶりな態度で、あなたに誤解をさせてしまったみたい。私が悪いの。ごめんなさい。私達、もう逢うのはよしましょう。コーヒーご馳走様でした。とてもおいしかったわ。それじゃ、私これで失礼します』と立ち上がり、スタスタと玄関に向かっていった。その紀子の背中に向かって伊能が叫んだ。

『姉さん、待って!!』

紀子が歩みを止めた。
『姉さん、行かないで!!お願いだから、も、もう・・・僕を一人にしないで!!』
伊能が駆け寄り、背中から紀子に抱きついた。
『伊能さん・・・』
『ごめん、紀子さん。もうあんなことはしない。だからもう少し、もう少しだけ、ここにいて』
そう言って、伊能が紀子の両肩を持ってなだめるようにリビングに続くダイニングの椅子に座らせようとした。
紀子が観念したように、その椅子に腰をおろした瞬間だった。
伊能が紀子の両腕を椅子の背もたれの後ろに回し、ポケットから手錠らしきものを取り出して、ガチャリとその両手にはめてしまった。
『な、なにをするの?冗談はやめて、伊能さん・・・なに?なんなの?』
紀子があっけに取られた様子で、伊能の顔を見つめた。
伊能はそれに答えず、今度は梱包用のビニール紐を取りだし、紀子の両足を椅子の両脚にくくりつけてしまった。
『これでよしっと』
『やめて!伊能さん!やめて、お願いだから!』
紀子が懸命に身体をくねらせ逃れようとした。が、身体はびくとも動かない。
『僕はね、紀子さん。セックスに興味がないなんて言う女を見るとね、どうしてもその女の本性を見てみたくなるんだよ』
『何言ってるの?!どうしちゃったの?!伊能さん!、ほどいて!やめて!大声出すわよ!』
『へへっ、生憎このマンション、防音効果抜群でね。ちょっとやそっとの声では、外には聞こえないんだよ。観念しなよ紀子さん』
『いや!ほどいて!いや~~~!!』


「伊能くん!強要はしないって言ったじゃないか!これはなんなんだ!」
堀田が伊能に噛みついた。
「まあ、見ててくださいよ堀田さん。“やめて”が“やめないで”に変わる瞬間を、じっくりとね」
「“やめて”が“やめないで”に変わる・・・ほんとに・・・紀子が・・・」


『後悔させないよ、紀子さん。今日のこの日まで、自分でさえ気づかなかったあなたの本当の姿を、女の喜びを、これから僕がたっぷりと教えてあげるから』
そう言って、伊能が椅子ごと紀子を抱え上げた。

『さあ、“特別ルーム”にご案内だ。みんなが待ってるよ』

そう言い残した後、伊能が紀子を抱えたまま画面から消えていった。だれもいなくなったリビングに、紀子の叫び声だけがこだましていた。

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[757] 品評会11 投稿者:ミチル 投稿日:2002/09/26(Thu) 21:27

伊能がリモコンの再生スイッチを押すと、三人の目が一斉にリビング壁面の大画面に注がれた。期待感から来る心臓の高鳴りは、前回を遥かに上回っていた。堀田の瞳が早くも血走っている。
しばらくして、白い画面からゆっくりと一軒の家が姿を現した。朝の風景だろうか、小鳥のさえずりが聞こえる。やがて繰り広げられるであろう狂乱の宴を前に、物語は静かな始まりを見せた。

「あれっ?」堀田が身を乗り出した。
「こ、これ・・・うちだ!」
カメラが門柱にズームインする。
“堀田”の表札が見えた。
さすがは大手食品会社の管理職のことだけはある。我が家のような隣との隙間が10センチにも満たないちゃちなペンシルハウスではなくて、堂々とした庭付き一戸建て住宅だ。
カメラが表札からそのまま左へスライドし、ダイニングで食事をしている四人の家族を窓ガラス越しに捉えた。ワイシャツにネクタイ姿の堀田が新聞を広げていた。
「あ!オレ・・・いったい、いつのまに・・・」堀田が呟いた。その横にいる女性が妻の紀子だろう。

『麻奈美、早く食べないと遅刻するわよ』
『はい』
『ごちそうさま』
『勇介、まだサラダ残ってるじゃない。全部食べなさい』
『だって、もうお腹いっぱいなんだもん』
『もお、好きなものしか食べないんだったら明日からはサラダだけにしちゃうわよ。さあ、残さずに食べなさい』
『はーい』
集音マイクを使っているのか、それとも盗聴機でも仕掛けているのだろうか、家の中の会話がはっきりと聞こえた。
『それからパパぁ』
『うん?』
『またトイレで煙草吸ったでしょ』
『ああ』
『あれほど吸わないでって言ったのに、ほんとにもお・・・』
どこの家にでもある朝の一コマであった。
その後画面から四人が消え、しばらくして玄関の扉が開いて、紀子と二人の子供が姿を見せた。堀田がセックスに全く興味がない女だなどというから、自分が女であることも忘れてしまったようなくたびれた中年おばさんを想像していたのだが、なかなかどうして年の割には男好きのしそうな魅力的な女であった。流行りの熟女モデルにでもなれば結構人気が出そうな容姿をしていた。

『勇介、体操服持ったの?』
『あ、忘れた』
『もお、しようのない子ね』そう言って紀子が再び家の中へと消えた。


『どうだい、サトル。涎が出んだろ』
『は、はい』
『正真正銘のシロウト熟女妻だぞ。お前好きだもんな熟女』
『はい・・・』
『見ろよあのケツ。あの綿パン、下着ごとひん剥いて思いっきりむしゃぶりつきたいだろ』
『はい、そりゃもう・・・』
堀田の家族の声とは明らかに違うトーンのニ人の男の会話が始まった。

『やらしてやるよ』
『ええっ?!』
『あの奥さんお前にやるって言ってんだよ』
『ほんとですか!?竜一さん!』
『ああ、ほんとさ。いつも使い走りばっかやらせてるからな。たまにはご褒美もやんないとな』
『あ、ありがとうございます』
『どんなことしてみたい?なにやってもいいんだぞ』
『え、・・・それじゃ・・・』
『なんでもいいぞ、言ってみろ』
『お、おちんちんしゃぶらせてもいいですか?』
『そんなこたぁ準備体操じゃねえか、もっと他にあるだろ』
『それじゃ・・・中出し・・・OKっすか?』
『ああ、いいよ、たっぷり注ぎ込んでやれ』
『ほんとっすか!?すげえー!』
『他には?』
『あと、アナルに入れたいです・・・』
『おお、いいよ、それから』
『それから・・・あそこの毛、剃っちゃっていいですか・・・』
『アハハッ、変態だなおまえ』
『すいません』

しばらくして紀子が玄関に戻ってきた。
『はい、体操服。気をつけて行くのよ』
『はーい、行ってきまーす』
『いってらっしゃい』

『いいよ、剃っちゃえ、剃っちゃえ。きっと毛深いぞあの奥さん。肛門の周りまでビッシリと生えてるはずさ。きれいに全部剃っちゃえよ』
『はい』
『もっと、アブ系なことでもいいぞ』
『え、それじゃ・・・おしっこを・・・』
『おしっこ?おしっこを、どうしたい?』
『かけられたいです。それと僕のをかけてやりたいです』
『よしよし、やらせてやるよ。好きなだけ引っかけてやれ』
『はい!それにしても、正真正銘のシロウト熟女妻とやれるなんて・・・しかもそこまで徹底的にいたぶれるなんて・・・夢みたいです』
『そうだろ。すぐに落としてやっからな。楽しみに待っとけよ』
『はい、竜一さん、よ、よろしくお願いします』

「堀田さん、驚かないで下さいよ」画面に食らいついている堀田に伊能が声をかけた。
「なに?」
「今、ビデオの中でサトルが言ったことですけど・・・」
「ふん」
「実際に全部実行させてもらいましたんで」
「なんだと!」
「中出しも、剃毛も、おしっこも全部です」
「そ、そんなことまでしろとは・・・」
「いや別に強要したわけじゃないですよ。全部奥さんの、紀子さんの意思ですから」
「そんな・・・紀子がそんな・・・」
「気づきませんでした?奥さんのあそこがツルツルに剃り上げられてるってこと。まぁ、年に1回のエッチじゃ、それも無理ないですかね。」
返す言葉もなく、堀田が口を半開きにしてはあはあと肩で息をしていた。


子供達を送り出してからしばらくして、玄関にスーツ姿の堀田が現れた。
『今日は、遅くなるの?』
『いいや、たぶん、昨日と同じくらいだろう』
『わかりました。じゃ、気をつけて。いってらっしゃい』
『ああ、行って来る』
堀田が車で立ち去った後、カメラがガレージのシャッターを閉める紀子の顔をアップで捉え、そこで静止画になった。
ゆっくりとタイトルが浮かび上がる。
『熟女妻牝奴隷・紀子40歳』
剃毛だと?、おしっこだと?、こんなに真面目そうな主婦が、そんな変態プレイを唯々諾々と受け入れたというのか?いったいどうやって?女を落とすということにかけて、この男の辞書に不可能という文字はないのか?われわれはやはり、大変な男に関わってしまったようだ。

タイトル画面が消えたあと、さっきとは打って変わった別の風景が映し出された。セルフサービス形式のコーヒーショップのようだった。カメラはカウンターでコーヒーを受け取る一人の女を捉えていた。肩までの黒い髪、オレンジ色のTシャツにベージュのチノパンというラフないでたち。紀子だった。想像以上の容姿であるとはいえ、こうして改めて眺めれば、これといって際立った特徴のないどこにでもいるごくごく普通の主婦である。腰周りの肉付きが40歳という年齢を物語っていた。当然ながら前回の美咲のルックスとは比べるべくもない。
コーヒーを受け取り、席に着こうと紀子が振り返った時だった、画面の手前方向から来た男が紀子にぶつかった。
“ガチャン!!”
『熱っ!』
『あっ!、すみません!』
ぶつかった拍子にトレイに乗せていたカップがひっくり返って、こぼれたコーヒーが紀子の手やTシャツに降りかかった。
『大丈夫ですか!?やけどしませんでしたか?!』
そう言って男がポケットからハンカチを取り出し、紀子に手渡した。
『ええ、大丈夫です・・・』
『ほんと、すみません。店員さん、コーヒーの替わりお願いします』と言って男が横を向いた。カメラがその顔を捉える。伊能であった。口端に不適な笑みが浮かんでいた。
こうして伊能が紀子に接触した。
これから数十分の後にはこのミスマッチな男女が、この大画面の中で思わず目を覆いたくなるほどの過激な変態プレイの数々を繰り広げることになるのだ。高まる期待に、私の股間は早くもズキズキとうづきはじめていた。

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[747] 品評会10 投稿者:ミチル 投稿日:2002/09/20(Fri) 23:30

「アアアアアアアアアア~~!いい!いい~~~~~!!伊能さん、もっと!もっと!突いてぇ!奥まで・・・・奥まで突いてぇ!!」
「きょ、響子ぉぉ!やめろ響子ぉ~」
「伊能さん!イクわ!イクぅ・・・・・出してぇ!伊能さん!あたしの中に!あなたのものをいっぱい、いっぱい出してぇ!」
「ま、待てっ!響子ぉ!それだけは・・・・だめだ響子!」
「あなた!あなた!いい!いいのぉ!出してもらうの!伊能さんにいっぱい出してもらうの!!あなたサヨナラ・・・サヨナラ・・・・・あたし・・・あたし・・・イクゥ・・・逝きますぅ!!」
「待て響子ぉぉぉぉぉ!響子ぉぉぉぉぉぉ~~!!」

「あなた、あなたっ、あなたったらぁ」
「響子ぉ・・・」
「ねえ、あなたったらぁ、起きてっ」
「はっ・・・」
目が開いた。
“えっ?どこだ・・・?・・・ここは・・・え?”
そこにいつもの響子の顔があった。
「夢か・・・・・・」
「大丈夫?すごいうなされ方だったわよ」
「そうか・・・」
「“待て響子、やめろ響子”って、夢であたしがどうかしたの?」
「い、いや、よく覚えてない・・・」
「汗びっしょりよ。着替え持ってくるわ。ちょっと待ってて」
しばらくして隣の部屋から響子が替えのパジャマとタオルを持って戻ってきた。
「あなたこの頃変よ。はい、早く汗ふいて」
「ああ」
「寝つきも悪いみたいだし、何を訊いてもなんだか上の空みたいで。それに・・・・急に変な事してくるし・・・・。なんか悩んでることがあるんなら言ってよ」
「いや、なんでもない。ちょっと疲れてるんだよ。新米課長だからね。ストレスの溜まることばっかりで」

第一回品評会の狂乱の一夜から一週間が過ぎていた。
私の脳裏には、伊能の巨大ペニスを深々と咥えこみ、狂ったように泣き喚く美咲の姿がしっかりと刻まれていた。
“あれがもし、響子だったなら・・・・”
そう思うとたまらなくなって、日に何度も自慰をした。ぼーっと考え込む時間が多くなり、食欲が落ちて、仕事も手につかなくなっていた。

「あなた本当にあたしに隠し事してない?」
そう言って、響子が上目遣いに私を見た。
「隠し事?」その言葉が胸に突き刺さった。
「あなたのこと、うちのお母さんに話したらね」
「うん」
うつむいて、しばらく間を置いた後、
「ひょっとしたら・・・・ガンの告知でもされたんじゃないかって・・・・」そう言って、真剣な眼差しで私を見つめた。
「ガン!?」
「うん・・・あたしにショックを与えないように一人で思い悩んでるんじゃないかって・・・」
「アハハッ、何言ってんだよ。そんなことあるわけないよ」
「ほんと?本当にそんなんじゃないの?」
「ないよ、ほらこのとおりピンピンしてるさ」とおどける私を見て、突然響子がべそをかき始めた。
「お、おい・・・・」
「だって、心配してたんだから・・・まさかとは思ったけど、最近食欲もないみたいだし、ひょっとしたらって・・・」
「ごめん・・・響子」
そう言って響子を抱き寄せ、その髪に顔をうずめた。
「いい香りだ、響子の匂いがする・・・」
“何やってんだオレは・・・。こんなに愛しい女を陥れようとしているんだぞ。あーもうやめようか”
「へたすりゃ、取り返しのつかないことになりますよ」
伊能の言葉がよみがえる。
しかし、既にゲームは始まっている。堀田や新見の手前もあるし、一人だけ一抜けたと言うわけにはいくまい。それに今回はまさしく千載一遇のチャンスなのだ。この機会を逃せば、自分の妻を他人に寝取らせるなどという気違いじみた願いは、このまま一生、妄想の域を出ずに潰えてしまうに違いない。最早、引き返そうにも引き返せないところまで来てしまったのだ。
“これは裏切りでない。愛情の証なのだ”
私の中の淫魔がそう囁いた。


「何やってんだ、伊能のヤツ!このあいだといい、今日といい、人を待たすのをなんとも思ってやしねーんだから、まったく・・・」
第二回品評会のその日も、伊能は約束の時間には現れなかった。
堀田がさっきから、そわそわと落ち着かない様子で、クラブのロビーをウロウロと歩き回っていた。
灰皿には、吸殻の山ができていた。
「堀田さん、奥さんに変わりは?」
「いや、特にないよ。まぁあるとしたら、月の前半結構機嫌がよかったのが、突然無口になっちゃって・・・。でもそんなことはよくあることだからね。特に変わったことではないね」
「新見くんの方は?あれから奥さんどう?」
「ええ、なにかと理由をつけてよく一人で出かけてますね。相変らず、浮気をしてるなんぞはおくびにも出さないですけど」
「そうか・・・」
「でも近頃は、あいつが出かけてる間、ひとりきりで悶々と過ごす時間がたまらない快感になってきちゃって・・・」
「ほーそんなもんかなあ」
「その夜のSEXはそりゃもう興奮の極みですよ。あれは味わったものでしかわかりません」
「へーなんだか、すごい生活送ってんだね」
「はい。毎日苦しいんですけど、これが自分が望んでた生活なのかもしれません」
「今日は、もう来ないと思ってたんだけど・・・」
「やっぱり、堀田さんの奥さんのことが気になって・・・あっ!来ましたよ!伊能さん」
自動扉のガラス越しに、伊能の姿が見えた。
その瞬間、堀田がその場に立ちすくんだ。
「すみません。また遅れちゃいましたね」
伊能が余裕の表情を見せていた。
「で・・・・どうだった・・・の?」恐る恐るに私が訊いた。
“ゴクリッ”。堀田が生ツバを飲みこんだ。
「はい、大成功です。紀子さん、誓いましたよ」
「誓った?」
「はい、牝奴隷ですよ。“あなたの牝奴隷になります!”って、そりゃもういい声で鳴いてくれました」
その直後、堀田が「ウソだ!」と叫んだ。
「ウソって・・・、ここでオレがウソ言っても仕方ないでしょ」と伊能が堀田を睨み付けた。
「あ・・・い、いや、まさかあいつがそんな・・・信じられん・・・」
「とにかく、みなさん行きましょうか。今日も楽しんでいただけると思いますよ」

車に乗り込んでも堀田が執拗に伊能に食下がった。
「伊能くん、本当なんだろうね。本当に妻が・・・僕の妻が、あの美咲さんのようになってしまったって言うのか?」
「いや、違います」
「ええ?なんだ違うのか。どっちなんだよ!」
「違うと言うのは、堀田さんの奥さんの乱れ方が美咲さんどころじゃなかったということです」
「な、なんだって!」
「堀田さん、奥さん、セックスにはまるで興味がないなんて言ってましたよね」
「ああ、言ったけど」
「ククッ・・・それが笑っちゃうんだよなぁ」
「どういうことだね!」
「まぁまぁ、こんなところで押し問答したってしょうがないじゃないですか。百聞は一見にしかずですよ。ビデオ楽しみにしててください」
「ああん、もうじっとしとられんなぁ。伊能くん、車もうちょっと飛ばしてくれないか」

伊能のマンションにつき、前回のようにめいめいソファに腰をおろすと、例によって伊能がビールとつまみを運んできた。
「それじゃ第ニ回品評会を始めさせて頂きます。本日のヒロインは堀田紀子さん・・・」
「伊能くん、前置きはいいから早く見せてくれ!」堀田が喚いた。
「フフッ。わかりました。それじゃさっそく始めます。ただ、堀田さん」
「なに?」
「さっき車の中でも言いましたけど、とにかくすごい内容ですよ。覚悟しといて下さいね」
「あ、ああ」
こうして、第二回品評会の幕が切って落とされた。

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[740] 品評会9 投稿者:ミチル 投稿日:2002/09/15(Sun) 23:24

帰りの車中、新見は憔悴しきった表情で窓に寄りかかり、瞬きもせず、じっと中空の一点を見つめていた。労いの言葉をかけることもはばかられ、堀田と私はただ黙って後部座席にへたり込んでいた。こうして無言のままクラブに到着し、静かに散会、そうなることだと思っていた。ところが・・・。
車が伊能のマンションを出て10分程経ってからのことだった。突然伊能が車内のハンドフリーホンで電話をかけだした。

「もしもし、隆志?オレ」
『おお、竜一か』
「どうだい、そっちは?」
『そろそろクライマックスだよ』
「またいつものスペシャルコースかよ」
『そりゃ、決まってんじゃないの』
「好きだなあ、お前も。おい、ちょっと代わってくれよ」
『おお、ちょっと待って』
“どこへ電話しているんだろう”
てっきり自分達には無関係な場所への電話だと思っていた私は、次ぎに出た声に愕然とした。

『もしもし』
車内に、少し鼻にかかった女の声が響いた。
美咲であった。
窓に寄りかかっていた新見が、慌てて身を乗り出した。

「美咲?、オレだよ」伊能が美咲を呼び捨てにした。
『ああん、伊能さん』
「今日は隆志のヤツにたっぷり可愛がってもらったんだろ」
『はい。でも伊能さんに居て欲しかった・・・』
「また今度な。なあ美咲、今日隆志にされたこと、全部言ってみな」
少し間があいて、美咲が答え始めた。

『ブラシの柄を入れられました』
「どこに?」
『お尻の穴に・・・・』
「他には何を入れられた?」
『・・・・・きゅうりとか・・・・バナナとか・・・』
「へーすごいんだね。他にどんなことされた?」
『自分の指を入れさされました。』
「それもお尻の穴?」
『はい』
「何本?」
『二本です』
「ちゃんと入ったか?」
『はい、根元まで入って・・・入っているところを鏡に写して見さされました・・・』
「よかったか?」
『はい、感じました・・・・・』
「他には?」
『見ている前で・・・・』
「見ている前で?」
『トイレをさせられました・・・・』
「2種類あるけど、どっちの方?」
『大です・・・・大の方です』
「おい、そんな気取ってないでちゃんと言えよ」
『は・・・はい・・・ウ、ウンコしてるところを見られました・・・』
「見られてどうだった?」
『恥ずかしかったけど・・・・』
「恥ずかしかったけど?けど、どうだったの?」
『すごく・・・・か、感じました・・・ああ・・・・』
「そうか、そうか。美咲ぃ、お前、今言いながら感じてんだろ」
『あ、はい・・・感じます・・・・』
「ぬるぬるだろ、あそこ」
『はい・・・』
「ちょっと音聞かせてくれよ。おまんこに携帯もってって、指でこすってみて」
『はい』
“ぴちゃぴちゃ・・・・・くちゅっ・・・ぴちゃぴちゃぴちゃ”と、卑猥な音が車内に響き渡った。

「で、それから何されたの?」
『か・・・・・浣腸されました』
「何個入れられた」
『3個です』
「すごいねえ、美咲。よく頑張ったじゃない。それで今、なにされてるの?」
『またお尻の穴に、変なものを入れられています・・・・』
「変なものって?」
『いやん・・・・恥ずかしい・・・言えない・・・・』
「ちぇっ、なにを今さら・・・・ほら、ちゃんと言えよ」
『ああ・・・・プ、プチトマトです・・・・』
「あっはっはっはっ、やっぱりね。あいつ好きなんだよ、それ入れるの。で、今何個入ってるの?」
『四個入ってます。あ!・・・・・い、いま・・また・・・・あっ・・・・はいっ・・・・たぁ・・・・・』
「いいぞ、いいぞ。おい、ちょっと隆志に代わってくれ」

『もしもし、なんだ?』
「おい、そろそろいいだろ。トマトひり出させろよ。お前実況してくれ」
『よっしゃ。・・・・・・・・・はい奥さん、頑張ってトマト全部出して。うんと気張ってね』
『ん・・・ん・・・』かすかに美咲のイキむ声が聞こえる。
『そう、そう・・・・・お、赤いのが見えてきた。そうだよ。その調子・・・・・・ああっまた引っ込んじゃったぁ。さっきあんなに長くて太いのブリブリとひり出したんだからさぁ、これくらいわけないでしょう。さぁもう一回・・・・・・・そうその調子、その調子、おお、出そう、出そう・・・・・おおお!あ、出た!、ひとつ目が出たぁ。なぁ、竜一よ、これ五つとも出させたら、肛門処女いただくぜ』
「好きにしろ。どうせオレのは肛門には無理だからな。せいぜい可愛がってやってくれ。それじゃな隆志」そう言って、伊能が電話を切った。
新見が目を閉じて顔を天井に向け、大きな深呼吸を繰り返していた。


クラブに着き、屋上にある駐車場へと向かうエレベータの中、長い沈黙を破って新見に声をかけた。
「大丈夫かい?一人で帰れる?」
「ええ、まぁなんとか・・・・」
「それにしてもすごかったね」堀田が言った。
「はい・・もうなんていったらいいか・・・」
「今の心境は?今回の一件、後悔してる?」
「もう何がなんだか頭ん中がぐちゃぐちゃでよくわかりません。でもとにかく今は美咲のことが愛しくて愛しくて堪らないんです。こんなにあいつのことを愛していると思ったことはありません」
「あんなに裏切られても?」自分ならどうだろうか。響子があれだけの裏切りをして、今の新見のような気持ちになれるのだろうか。そう思いながらの質問だった。
「ええ、だからこそだと思います。もうどうしようもないマゾ男ですよ。なんか情けない・・・」
「そんなこと言うなよ。オレ達みんなそうじゃないか」堀田が新見の肩を叩いた。
「それにしてもわかんないもんだよな。あれだけのことがありながら、この一ヶ月間、君の前ではなんのそぶりも見せなかったんだろ」
「ええ、隠し事はできない女だと思ってましたけど・・・もう見事にやられちゃいました」
「今日は?」
「友達の家に行くから遅くなるって。よくあることですから、何の疑いも持ちませんでした」
「女はみんな女優だよ。その気になりゃ、男の観察眼など無力さ」そう言って、堀田が腕を組み壁にもたれかかった。

エレベータが屋上に着く。
「で、来月は掘田さんですね。今の気持ちは?」
車のある場所へ向かいながら、私が言った。
「うん・・・確かに伊能の実力はさぁ、今日でいやっていうほどわかったんだけどさぁ、何度も言うようだけど、うちのは絶対ああはなりっこないと思うんだよ。どう考えたってあいつがあんなことには・・・いや、やっぱり想像できないなぁ」言いながら堀田が首を傾げた。
確かに、新見の妻・美咲は伊能のような男に簡単にたぶらかされてしまう、そういう因子を持つ女、平たく言えば元来“浮気ぐせ”のある女であったがゆえ、今回の見事な成功があったといえるのだ。堀田の妻・紀子のようなセックスなどにはまるで興味がないなどと豪語する女に伊能の手管がどこまで通用するのか。 “絶対ああはなりっこない”という堀田の言葉もわかる気がした。

ところがである。
この一ヶ月後にわれわれが見ることになる紀子の狂態は、今日の美咲のそれを遥かにしのぐ、それは凄まじいものであった。

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[736] 品評会8 投稿者:ミチル 投稿日:2002/09/08(Sun) 01:44

『アダルトビデオ見てんなら、そんな時はどうやってお願いするか知ってるでしょ。ほらちゃんと言わないと』
『伊能さんの・・・・・・おちん・・・ちん、美咲の・・・おまんこに入れて・・・・』
『さすがだね美咲さん。いいよ、入れたげる。美咲さんのおまんこがぶにゅぶにゅにふやけるまでヤリまくろうね』
『うん、うん』美咲が涙混じりの声で答えた。

「美咲・・・・・・」新見も泣いていた。
ソファからずり落ち、床に寝そべって、頭だけをかろうじてソファの端にもたらせかけていた。最早なりふりなどかまっていられないのだろう、ズボンとトランクスを膝までずり下げ、股間には数回の射精でくたびれ果てた粗チンが横たわっていた。画面の伊能の巨大ペニスとの対比があまりにも悲しかった。それは単なるものの大小の問題にとどまらず、雄としての格の違いをまざまざと見せつけていた。

伊能は美咲の手を引いて立たせ、ソファに腰掛ける自分の膝の上に座らせた。
ローテ-ブルに置いてあるワインの瓶を手に取ると、
『美咲さん、“失楽園ごっこ”しようか。これから天国に連れてってあげるよ』
そう言って、ワインを瓶ごとラッパのみし、美咲の口に移した。
『んごぉ・・・・・っ』
こぼれたワインが美咲の首筋を通って、乳首を濡らし、下腹部へと流れて行った。
伊能は、美咲の膝の下に手をとおし、カメラに向けて下腹部を完全にさらけ出させた状態で後ろから美咲を抱え上げた。挿入シーンをはっきりと見せつけるつもりだ。
伊能の巨大なペニスが美咲の膣口にあてがわれた。
『さぁ、美咲さん、行くよ、いいかい?』
先端の塊が小陰唇を完全に押し潰しながらメリメリと埋めこまれて行く。
『あ・・・・ゆっくり・・・お願い・・・あ・・ゆっくり・・・・』

「おお・・・・」
新見が今や勃起する力を失った“ふにゃちん”を無理矢理にしごき始めた。目は虚ろで、惚けたようにあんぐりと口を開け、右手を懸命に上下させていた。最早その行為は、性的な快感を得るためのものではなく、出しても出しても尽きることのない嫉妬という老廃物を吐き出す為の排泄行為に他ならない。

刈首が膣口を極限まで押し広げる。
『だめ、・・・キツイ・・・こ、こわい・・・・こわい・・あ・・ゆっくりして・・・』
『大丈夫だよ、もうちょっとだからね』
そしてついに・・・・・
“ゴリッ!”
そんな音が聞こえたかと思うほどの衝撃的な挿入シーンであった。
その瞬間、美咲の狂声が響きわたった。
『ぎゃあ~~~~!!ア・・・ア・・・ア・・・ア・・・ア・・・、お・・・ねがい・・・、じっと・・・じっとしてて・・・アアアアアアアア!だめ!動かさないで・・・・はあぅぅ・・・・』

「美咲・・・・美咲・・・・美咲・・・・」
いっこうに勃起しないイチモツを猛烈な勢いでシゴキながら、新見がうわ言のように妻の名前を連呼した。

伊能が、抱きかかえた美咲の身体をゆっくりとおろして行く。
『アアアアアアア!裂ける!裂けちゃう!!アア!アア!アア!アア・・・・も、もう・・だめぇ!』
半分近くが埋めこまれたところで今度は美咲の身体をゆっくりと持ち上げ、刈首が姿を見せ始めたところで、また身体を沈ませていく。
『はうあ・・・ああ・・・・すごい・・・』
巨大刈首がその機能を充分に発揮しているらしく、ペニスが引き抜かれるたび、膣口からはねっとりとした蜜と無数の小さな気泡が、大量に掻き出された。
『アッアッ!はぁ、はぁ、はぁ、アアアアアアアア・・・』
美咲の声が挿入時の怯えたものから、徐々に熱を帯びたものへと変化していく。
次第に油送のスピードが上がってくる。
『はぁ、はぁ、アアアン・・・・・気持ち・・・・気持ちいい・・・伊能さん・・・気持ちいい・・・』
半分までの挿入が、7分目、8分目と深くなり、終いにはあの巨大ペニスが美咲の身体の中にすっぽりと埋めこまれてしまった。
“あのバケモノペニスを飲み込んだ・・・・・”
これを見た私は、女性器の底知れぬキャパシティに、不思議な感動を覚えた。

『美咲さん、いい?そんなにいい?』
美咲がガクガクと何度も頷く。
『ワインの先生と比べてどうなの美咲さん、どっちがいいの?』
『アァァ!こっち・・・こっちよ・・こっちがいい・・・・・』
『忘れるぅ?ねぇ、美咲さん、ワインの先生のこと、もう忘れられる?』
『忘れるぅ・・・忘れるぅ・・・もう逢わない・・・絶対、逢わない・・・あなたがいい・・・ねぇ、もっとぉ、もっとぉ、もっとぉ、もっとぉ・・いっぱい・・・・・』
“ぺったん、ぺったん、ぺったん”
美咲の尻たぶと伊能の太股のぶつかり合う音が、ペニスの挿入の深さをうかがわせた。
伊能がさらに奥へ突き入れようと尻を浮かせ、腰を突き上げた。
『アァァ!!・・・アッアッ・・・・・だめぇ!、イッ、イッちゃう!・・・・』
『美咲さん!中に出すよ!』
『ま、待ってぇ~!!ダメ!それだけは絶対ダメ!!今日は危ない日なの!お願い、外にだして』
『だめだ、絶対に中出しだよ!いやなら、止めちゃうから』
そう言って、伊能がペニスをヅルヅル引き抜いた。
『アァァ・・・だ、だめ!抜いちゃだめ~~!!抜いちゃだめ、お願い入れてぇ!あなたのおちんちんで・・・・・おちんちんでイキいたのぉ!』
『じゃ、出してもいいかい?それが条件だよ美咲さん!』
『あ・・・でも・・・それだけは・・・、か、顔に出してくれてもいいから!お願い!』
『だめだよ』
そう言って、ペニスの先端をクリトリスに擦り付けた。
『アァァァァァァァァァァ!!いいわ!!そ、それも・・・イイ・・・・』
さらに、スピ-ドを上げて擦り付ける。
『アァァァ!、いくわ!いくわ!ねぇ、もういく・・・・』
が、その瞬間、伊能がクリトリスの摩擦を止めた。
『アァん!どうして!止めないで!続けて!お願い!』
伊能がクリトリス攻めを再開する。
『ア!、いい・・・もう・・・すぐにいっちゃいそう・・・・』
そしてまた中断する。
こうして、何度となくいわゆる“寸止め”を繰り返すうち、次第に美咲が狂乱の様相を呈すようになってきた。目は白目に近い状態で、乱れた髪がだらしなく開かれた口に入って、舌に絡んだ。口端からドロっと粘度の高い涎がたれ、まさに薬がきれたシャブ中毒者のように、イクことのみを貪ろうとしていた。
『お願い~!お願いだから、逝かせてぇぇ~!!』
『じゃ中で出してもいい?美咲さん?』
『アアアアン・・・・ひどい・・・・伊能さん・・・・』
『ねえどうなの?ねえ、ほら欲しがってるよここっ、オレの熱いの欲しがって、こんなにドロドロと涎たれ流してるじゃないか』そう言って右手をヴァギナへ挿入して止めど無く溢れ出す淫蜜をすくい取り、美咲の口元へと運ぶ。躊躇無くそれをしゃぶり取る美咲に対して、残る手でクリトリス、ヴァギナ、アナルへの三点攻めを開始する。
『ンンン~!!』
『いつまで我慢するのぉ?いい加減、観念しなよ美咲さん!』
と、伊能がさらに奥へと指を突き入れたその時だった。
『ンンンン~~~~!!!!も、もう、ごうぎでもひへ!!』
伊能の指を咥えながら美咲が叫んだ。
『なに?わかんないよ、もう一度ちゃんと言って!』
そう言って、伊能が美咲の口から指を引き抜く。
『アアアアア!どうにでもしてぇぇ~~!!と、とにかくイカせて!伊能さんのおちんちんでイカせて欲しい~~!!』
『出していいんだね!?美咲さんのおまんこの中に出していいんだね!?』
『いい!出して、出していい!だから!ねえ、お願い!早く、早く入れて!!』
『よしきた』

「美咲・・・おまえぇ・・・・そ、そこまで・・・・・」泣きながら新見がうめく。

伊能は、美咲の身体を回転させて、自分の方へと向け、
『じゃ、本格的にいくよ。一緒に逝こうね美咲さん。天国にさ』
そう言って、ペニスを膣口にあてがい、今度は一気に挿入した。
『アアアッ!・・・・・・ああ・・・・いい・・・・』
伊能は、美咲の両手を持って自分の首の後ろで組ませ、ソファから立ちあがった。いわゆる“駅弁”スタイルの完成である。
『アアアアアアアッ!!ダメェ~!!ダメェ~~!!お、奥まで・・・奥まで入るぅぅ~!こ、こんな・・・・おおおおおおっ・・・・・!』
伊能は美咲の身体を抱えたままカメラの近くに移動し、美咲の顔がより大写しになるようにした。
『ア・・・ア・・・アア・・・・・アッ・・・イイ・・・』
のどチンコが見えるほどに、ぽっかりと空いた口の端から今また“トロリッ”と涎が流れ出た。

『ねぇ、ワインの先生のこと忘れたついでにダンナのことも忘れちゃいなよ美咲さん』
『アン!アン!いいい・・・・・・』
『ねぇどうなの、ほらほら』
『忘れる・・・・アァッ・・忘れる・・・・・』
『忘れてオレの奴隷になるぅ?、従順な牝奴隷になってみるぅ!ねぇそうしなよ!』
『アァァ・・・アッアッ・・』
『ねえ!美咲さん!!答えてよ!!』
『アアァァァァァァ!!な、なるぅ!なりますぅぅぅぅぅ!!』
あっけなく、美咲が寝取られ亭主族の“あこがれのセリフ”を口にした。

「美咲ぃ・・・・美咲ぃ・・・・愛してるよ・・・・愛してるよ・・・・・・」新見のシゴキが最後の追いこみに入った。

『そら、いっぱい出すよ美咲さん、孕んでも知らないよ!そら、出すよ!』
『き、きて!きて!きて!!出して!中に、中に出して!アァァ!お、お願い、いっぱいだしてぇぇぇぇぇ!!』
『ウウッ!』
『アアッ!!イクゥゥ~~!!』
伊能が美咲を抱きしめ、その唇を貪りながら熱い迸りを放つ。同時に美咲が思いを遂げた。
「おおおおおお!!!」
新見の最期の咆哮がリビングに響き渡った。

伊能の巨大ペニスから発射された数億の精子が、美咲の腹の中をひとつのゴールへと向かって一目散に突き進んでいるその瞬間、ほぼ時を同じくして発射された新見の今日4度目の精子の塊がポタリと空しく床にこぼれ落ち、行く宛てもなく一斉に死に絶えていく。この不条理極まりない行為を嬉々として受け入れる寝取られて亭主のなんたる哀れなことか。がしかし、そんな今日の新見の姿を見て、それを哀れむ気持ちと裏腹に、いやそれ以上に、その姿を羨む気持ちが自分の中に存在することを、この時はっきりと自覚していた。

「この後、奥さん、慌ててトイレへ行って懸命に膣の中をビデで洗浄してたみたいですよ。あれって効果あるんですかね。それほどまでして、オレのおちんちんでイキたかったなんて、なんか感動しましたよ」
堀田が股間を押えながら、「伊能くん、ちょっとトイレ借りるよ」と席をたった。小用のためではなく、射精のための離席であることは明らかだった。かく言う私も、我慢の限界に来ていた。堀田に続いてトイレへと駆け込むことになるだろう。
新見が死んだように横たわっていた。右手が、一晩四度の射精に耐えたペニスに添えられていた。
こうして、第一回品評会の熱い夜がふけて行ったのだった。
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[722] 品評会7 投稿者:ミチル 投稿日:2002/08/31(Sat) 02:22

弛緩した美咲の身体を伊能はさらに愛撫しつづけた。太股から膝を通って、足首を舐め、吐息が足の裏にかかったあたりで美咲が反応を再開した。
『アン・・・・』
足の親指を口に含み、指の間に舌を這わせると、美咲の喘ぎが元の調子を取り戻した。
『アアン・・・くすぐったいけど気持ちいい・・・・』
伊能は美咲の足の指の一本一本を丹念にしゃぶり尽くして行く。シャンパンゴールドのペディキュアが伊能の唾液のコーティングによってひときわ輝いて見えた。
『ねぇ、キスして・・・お願い・・・キスして・・・・』
美咲の要求に伊能は足の指への奉仕を止め、途中お腹と胸を軽く愛撫しながら、徐々に美咲の身体を這い上がって行く。伊能が顔を寄せると、美咲が両手を広げて迎え入れ、愛おしむ様にその頭を包み込んだ。
二人の唇が重なって行く。ねっとりと舌と舌とが絡み合う。それは紛れも無く、ステディな恋人同士が交し合う、愛情確認のための体液交換の図そのものであった。くちづけの余りの激しさに、唇を飾っていたパールの紅が乱れ、美咲の頬に淡い線を引いた。伊能が指先でそれをそっと拭ってやった。
「うぅぅ・・・・・・」また新見がうめき始めた。
夫の新見にとってこの映像は、ある意味でイチモツの挿入よりもずっと衝撃が大きいはずだ。この無慈悲な淫魔は、己が愛しい妻の、身体のみならずその心までをも寝取ってしまおうというのか!?新見の苦悩が伝わる。だがしかし、そうした新見の思いをよそに、二人の“愛の交歓”はさらなる激しさを見せた。
思いきり突き出した伊能の舌を美咲が口に含み、まるでフェラチオをするように、頬を窪ませクチュクチュと出し入れした。
「美咲ぃ・・・おまえ・・・ああ・・・そんなことまで・・・あうっ・・・」
新見が、あっけなく二度目の射精の時を迎えた。

右手を軽くヴァギナに挿入し、耳たぶを甘噛みしながら伊能が言った。
『ねえ、さっきの専門学校の講師とのエッチの話しだけどさ、あれ、1回や2回のことじゃないでしょ』
『なんでわかっちゃうのぉ』
『へへ、なんとなくそんな気がした』
『初めて誘われたのが2ヶ月半前かな。それから週に1度は逢ってる・・・あ・・いい・・そこっ・・』
伊能の指がヴァギナに出はいりした。
『はははっ、やっぱりね』
『すごい、伊能さんにだとなんでも素直に話せちゃう。あ・・・もっとこすって・・うん、そう・・・もう、気持ち良すぎて・・・なんだか天国にいるみたい・・・』そう言って、二人はまたくちづけを交わす。
『でさ、ダンナにはやってなくて、彼にだけやってあげてるサービスってなんかある?』
『う~ん・・・・。よくわかんないけど・・・』
『なんでもいいよ。言ってよ』
『お尻の穴を舐めてあげることかな』
『えー!アナル?!舐めちゃうの?!』
『うん。彼とっても喜ぶの』
『どうやんの?』
『彼がね、さっきあたしがあなたに舐められたときみたいなポーズをとるの。自分で足首もって。それであたしがフェラチオしてあげて、そのあとずっと下におりてって、アナルをペロペロって。そしたら彼、女が愛撫されてるときみたいな声出すの。それが可愛くって』
『それだけ?』
『あと、指を入れたりもする。あん・・抜いちゃダメ・・・』
『へーすごいなー。じゃ美咲さんのここもやられちゃってんのかな』言いながら、美咲のアナルをちょんちょんと指でつついた。
『・・・・・』
『あはははっ、わっかりやすいなあ君って、もうほんと可愛いよ』と美咲の髪をなで、鼻にキスをした。
『でも、おちんちんはまだよ。今、彼に開発されてるの。この前やったときにね、やっと指一本、根元まで入るようになったの』
『そうなんだ、どれどれ』そう言って、人差し指をゆっくりと美咲のアナルに忍ばせた。
『アッ!ダメ・・・』
『第二関節までスルッて入っちゃったよ。すごいね。ね、いつまでも指だけじゃつまんないでしょ、今日はいよいよアナル処女捨てちゃう?』
『いや~ん。こわいよ、それはまだだめ』
『そうか、じゃ、アナル舐めはどう?やってくれる?』
『うん、それならいいよ』

『アナルはダンナにはやらしてあげないの?』
Tシャツとカーキ色のカーゴパンツを脱ぎながら伊能が言った。
『うん、それはイヤ』
『どうして?』
『なんか、あそこのプレイってぇ、やっぱり非日常的な空間でじゃないと楽しめないじゃない。うちではだめよ』
『非日常的?』
『そう。例えば、キャビアは高級レストランでちょこっとだけ食べるのがおいしいでしょ。うちで食べるものじゃないじゃない。そんな感じかな』
『ふ~ん。そんなもんかなぁ』言いながら、伊能がトランクス一枚でソファに腰をおろした。
『美咲さん、脱がせて』

いよいよだ。ついに、勃起した伊能のイチモツが陽の目に晒されるときが来たのだ。
美咲がトランクスに両手をかけ、ゆっくりと引きおろす。
「おおっ」私が思わず声をあげた。
画面一杯に、黒く、太く、長く、そしてなによりも先端部が異常に張れあがった、まるで大きな牛骨のような物体が現れた。
『す・・・ご・・・・い・・・・』美咲は微動だにせず、目の前にそびえるその黒い物体を眺めていた。
「す、すげぇー」堀田が、驚嘆の声をあげた。
その威容は私の予想を遥かに超えていた。長さ、太さは言うに及ばず、色、艶、反りの角度、そして自慢の刈首。それはまさに芸術品と言っても過言ではない。高々と聳え立ち、先端から染み出た先走り汁でてらてらと黒光りするその物体が、私にはそれ自信極めて淫蕩な意思を持つ一個の生命体に見えた。
見つめる美咲の目が、前にも増してとろけきっている。
美咲はまるで大きな饅頭を丸まま頬張る様に、そろりとその先端の塊を口に含んだ。無様に膨れあがった頬の卑猥さが堪らない。
美咲の小さな口では、このバケモノペニスを出し入れすることなど到底不可能である。塊を口に含んだまま、右手で懸命に胴体部をしごく。口端から漏れ出した美咲の涎と伊能の先走り汁の混合液が、美咲のアゴに垂れていく。
“じゅぱあっ”
美咲が塊からいったん口を離し、尿道口に唇をあて、じゅるじゅると先走り液を啜った後、バケモノペニスの胴体に舌を這わせた。
美咲の愛撫がそこから蟻の戸渡りに移ると、伊能が自ら両足を上げ、両手で尻を割り、その毛むくじゃらの谷間から、セピア色の窄まりを覗かせた。
『舐めて、そこ』
美咲の舌が伊能のアナルに触れた。尖らせ、皺をなぞる。時折、舌先を固くして、中心部に差しこんだ。
『おお~いいっ!美咲さん・・たまんないよ』
さらにアナル全体を唇に含み、ちゅぱちゅぱと吸い上げる。
『ああ・・・・気持ちいい、ねぇ指入れてよ』
唇をまたペニスの胴体部に移動し、人差し指をアナルへ挿入して、ゆっくりと出し入れした。
『うまいよ美咲さん・・・プロの性感マッサージ嬢みたいじゃん』
『彼にいろいろと教わったの。こうすると、もっと気持ちいいでしょ』
『ああ・・・いいよ~美咲さ~ん』
中で指を折り曲げているのか、伊能が激しく身悶えた。
が、その次ぎの瞬間、美咲が突然喘ぎ出し、ペニスから口を離した。
『ああっ・・・!』
見ると、伊能の足が膝立ちする美咲の股間に潜りこんでいた。足の指をヴァギナに挿入しているようだ。
『美咲さん、やめないで続けて』
懸命にペニスへの愛撫、アナルへのマッサージを続けようとする美咲であったが、伊能の股間への攻撃によってだんだんとペニスから口を離す頻度が高くなり、ついには、伊能への奉仕を放棄し、両手を後ろの床について、足をMの字に広げた。
伊能の足の親指を含めた3本が美咲のヴァギナにスッポリと飲み込まれていた。
たまらず、床に仰向けに寝転がってしまった美咲に伊能が言った。
『足を持ち上げて、足首をつかんどいて』
美咲は伊能の言葉通りのポーズをとった。細くて長い脚が窮屈そうに折れ曲がる。
『美咲さん、お返しだよ』
そう言って、空いている方の足の親指を美咲のアナルへねじ込んだ。
『アァァァァ!だめ・・・そこは・・・』
右足をヴァギナへ、左足をアナルへ挿入した形で、伊能が両足をゆっくりと前後に動かした。
“ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ” リビングに卑猥極まりない音が響く。
『ア~~~!!感じるぅぅ~~!』
動きがだんだんと激しくなった。
『どうだい、美咲さん、ダブルだよ。好きだろこんなの。ねえ、ねえ』
美咲が、顔を横に向け、自分の右手の甲を噛みながら、“うんうん”と大きく頷いた。
『ワインの先生にも、イヤらしいこといっぱいされてるんでしょ、ねぇ美咲さん、ねえどうなの?』
“ぐちょ!、ぐちょ!、ぐちょ!”
伊能の足が動くたび、そそり立つ股間のいちもつがぶるんぶるんと前後に揺れた。
『うん、されてる・・・されてるぅ・・・でも・・あなたの方がずっと素敵・・・・』
『うれしいよ、美咲さん』
伊能は足の動きを緩めない。
『アアアア・・・・お願い・・・・』
『なに?』
『お願い・・・・ほしい・・・あたし・・・も、もう我慢できない・・伊能さんの・・あれ・・・頂戴・・・・』

「はぐぅ・・・・・」
夫、新見の三度目の射精の中、人妻美咲がついに、最後の懇願の言葉を口にした。
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[707] 品評会6 投稿者:ミチル 投稿日:2002/08/25(Sun) 03:51

美咲は両肩を寄せて身体をくねらせ、右手で伊能の手の動きを封じようとしている。
『ちょ、ちょっと、だめよ・・・・・ねぇ・・やめてったら・・・・』
『へー、スリムな割に結構胸あるんだね。あーすべすべして気持ちいい』
『ねえ・・・あたし、夫がいるのよ。だーめ』
『専門学校の講師はよくて、オレはダメなの?ねぇじゃこれならどう?』
突然、美咲の声の音色が変わった。
『アッ!ダメッ!』
伊能の指が胸の敏感な突起物に触れたようだ。
『だめ・・・・そんなことしたら・・・・・ああん・・・・やめて・・・・』
『なーんだ、もうコチコチじゃない乳首。いつも、こんななの?なわけないよねー。ほんとはいっぱい感じちゃってんだよねー』
『アッアア・・・ダメッ・・・アッアッ!』
『したくて、したくて、堪らないんでしょ。正直に言ってみなよ』
『いやん・・・はぁ・・・はぁ・・・あはぁん・・』
伊能の右手が伸び、ジーンズの上から股間を撫で上げて行く。
『アァッ!・・・・だ、だめ・・・・』美咲が慌てて両手でそれを制する。
『大変だ、美咲さん。ジーンズ濡れちゃってるよ。早く脱がないと、シミになっちゃうよ。さ、早く』
そう言って、伊能がジーンズのフロントボタンをはずし始めた。
『だめよ!そこは絶対だめ!』
美咲が叫んだ。構わず、伊能はボタンを外していく。
『ああん・・・だめだったら・・・・』
『うひゃー、ぐっしょりだよ美咲さん。こりゃ着替えなきゃ風邪ひくよ』
すべてのフロントボタンを開放した伊能の手が、性器の形そのままに張り付いた美咲の鮮やかなブルーのサテン地のショーツの上から、小さな尖りを探し当て、その部分に指を擦り付けた。
『ア、アアッ!』
水気を含んだショーツからねちゃねちゃと卑猥な音が出た。
『アン・・・はぁん・・・はあうっ・・・』
さらに、爪の先でコリコリと引っ掛けるようにして布越しの尖りを攻めたてる。
『アアアッ!だめぇぇ!か、か・・感じ・・・・アア・・!』
『感じる?美咲さん、ねえ』
美咲の首がガクガクと縦に数回振られた。
「み、美咲ぃ・・・・・」新見の涙混じりの声が聞こえた。
『そう。やっと正直になってくれたね』
そう言って、すばやくタンクトップの裾を捲り上げ、矢継ぎ早にショーツとお揃いのブラジャーのフロントホックをはずす。伊能が言うように、細身の割にはまずまずの量感をたたえた美咲の乳房が露になった。
引き続き右手で股間の愛撫を続けながら、美咲の胸にキスの雨を降らして行く。
『ああ・・・・ああ・・・だめ・・・・あたし・・も、もう・・・・』
暫くすると伊能の唾液で美咲の胸中が光り輝くほどになっていた。
『美咲さん、ジーンズとショーツ脱いじゃいなよ』
もう抗う様子はない。美咲はすばやくジーンズを脱ぎすてた。
伊能がショーツに手をかけると美咲が軽く腰を浮かせた。そして伊能が焦らすようにそれをゆっくりと引き降ろしていく。膣とショーツの間に愛液が長い糸を引いていき、やがてソファの上にトロリと垂れた。長い時間、ジーンズとショーツに押しつぶされ、べったりと下腹部に張り付いた黒い茂みがあらわになった。ぷっくりとした肉の裂け目からぬめり輝く粘膜がわずかに顔を覗かせていた。
「さあもっと足を開いてごらん」
なんのためらいも見せずに、美咲がゆっくりと足を開いていく。
伊能はソファから降りて、美咲の足の間にひざまづき、両方の膝の下に手を入れて、太股をグイッと持ち上げた。
「いや~ん・・・恥ずかしい・・・・」
両の膝がソファの背もたれにつくほどに、身体が完全に二つに折り曲げられた。股関節が極限まで折り曲げられたことによって突き出た尾てい骨の様子が、卑猥さを増長させた。
突然カメラのアングルが切り替わり、美咲の女のすべてが50インチの大画面にさらけ出された。どうやらカメラは1台ではないらしい。
“いったいどこまで周到にできあがっているんだ”
私は、この先の展開が恐ろしくなってきていた。
エロサイトの見過ぎで、女性器のアップはいささか食傷気味であったが、この映像の興奮度はケタが違っていた。
秘裂からは驚くほどの淫蜜が溢れかえっていた。陰毛が小陰唇の脇から会陰、さらに肛門の周りにまでびっしりとはえそろい、そのすべてが淫蜜で濡れそぼって、周辺の土手にべったりと張り付いていた。
「どうです?新見さん、いくらダンナさんでも、こうもマジマジと自分の女房のあそこを眺めることってないでしょ。ほらこんな際どいところにホクロがあるって知ってました」言いながら、伊能が左の小陰唇の内側を指差した。
「いや、最高においしそうなおまんこしてますよね。あ、それとみなさんに匂いをお届けできないのが残念です。顔を近づけたら、甘酸っぱい牝の芳香と微かなアンモニア臭が混じりあって、それはもう格別な匂いでしたよ。」
伊能はわれわれを刺激するツボを心得ていた。こういった趣向は始めてではないのだろう。きっとわれわれと同じような輩を集めて何度かつづけているに違いない。美咲のみならず、われわれ3人もろとも、この若き淫魔にいいように弄ばれていた。
「さぁみなさん、これから元プロのクンニがどれほどのものか、とくとご覧に入れますよ」
画面の伊能が小陰唇を指で摘んで、左右に広げた。美咲の内臓の末端が剥き出しにされ、それと同時に溢れかえった淫蜜が会陰を伝ってアナルに垂れていった。
『いやん、そんなに広げちゃ・・・』
『見えるよ、全部。美咲さん、お腹の中まで丸見えだよ』
『アアン・・・・お願い・・・』
『なに?』
『お願い・・・・舐めて・・・』
『どこを、そんな風に舐めて欲しいか、ちゃんと言わないと舐めてあげないよ』
『あたしのクリトリス、やさしく舐めて・・・・いっぱい舐めて・・・』
『よし、じゃ自分で剥いてごらん』
左右の人差し指を表皮の付け根の部分にあてがい、美咲は要求通りに伊能の愛撫ですっかり膨れ上がったクリトリスを剥きあげて見せた。
『ああ、すごいよ美咲さん。クリトリス、まるでこどものおちんちんみたいに突き出てるよ』
『アアン、恥ずかしい・・・はやく・・・』
伊能は舌を尖らし、その膨らみきったクリトリスにゆっくりと近づいていく。
「や・・・やめろ・・・」新見が低くうめいた。
もう、ことは済んでいるのだ。今更何を言ってもどうなるものでもない。ただ、それでも声を出さずにはいられない新見の気持ちが痛いほどに伝わった。
『は、はやく・・・、お願い、きて、きて・・・』美咲の懇願が続く。
「やめろ・・・やめろ!・・・」新見が叫ぶ。
『ああん・・・はやくぅ・・・』
二人の声が奇妙なハーモニーを奏でた。
新見の舌が目標まで、あと数ミリに迫る。
「あ~!やめろ、やめてくれ!」
新見の最後の叫びを、美咲のこの日一番の嬌声が掻き消した。
『アアアアアアアアアアア!!いいっ!感じるぅ!感じるぅ~!そこよぉ!そこっ!』
剥きあげたクリトリスにチロチロと舌を這わせ、時折チュウチュウと音をたてて吸いあげた。
『アァァッ!な、なに?!なんなの?!こ、こんな・・・!あ、ああ・・・いいわ~!いいわ~!こんなすごいのはじめて!・・・・あ・・・もうすぐにいっちゃうそう・・・・』
やがて美咲が腰を前後に動かし始めた。
『アアア!もっと!もっと舐めて!吸って!いっぱい吸って!!』
美咲が両手で伊能の頭を掴む。
“チュー、チュー、ジュルジュルジュル”
伊能の吸引音がさらに大きくなる。
『あっ!もうだめ!いく!いくわ!』
隣の新見の息遣いがさらに大きくなった。
「美咲ぃ・・・美咲ぃ・・・いいのか・・・そんなにいいのか・・・・」
ふと見ると、シコシコとズボンの上からペニスを扱き出していた。
『アアアアアアアアアッ!!いぐぅーーーーーー!』
ピクピクと両足を痙攣させながら美咲が果てたその瞬間、「うっ・・・・」とうめきながら新見が頭を下げ、両手で股間を押えて身体を振るわせた。
伊能が立ちあがり、ティッシュペーパーの箱を持ってきてローテーブルの上に置いた。新見は立て続けに3枚引き抜くと、ソファから立ちあがり、われわれに背中を向けて後始末をした。丸まった背中に寝取られ亭主の悲哀が滲み出ていた。
“この男は今夜これからいったい何度の射精を余儀なくさせられるのだろうか”
と、心配したのもつかの間、2度目の射精ポイントがこのすぐあとに訪れたのだった。
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[703] 品評会5 投稿者:ミチル 投稿日:2002/08/22(Thu) 00:32

話しの内容が、当たり障りの無いものから、少うしづつ、淫蕩なものへと移行していく。それと共に、伊能の美咲に対するスキンシップの度合いも高くなっていった。この段階で性的なことはまだなにも行われていないが、これまでの映像を見るだけで、新見の胸の中は伊能に対する嫉妬心でパンパンに膨れ上がっているに違いない。

ここを頃合と見たのか、伊能が切り出した。
「ね、変なこと訊いていい?」言いながら、伊能が美咲の肩に手を回した。
「なに?」美咲に拒む気配はなかった。
「美咲さん、初体験っていつ?」
「えー!やだぁ、なんでそんなこと訊くの?」
「これほどの美人妻ってさ、いったい今までどんなヤツとSEXして来てるのかって、興味あるじゃない。ねえいつ?」
「うーん、16のときかな」
「相手は?」
「クラブの先輩」
「それから今まで何人とした?」
「やーん、アダルトビデオみたいじゃない。もう、なにぃ」
「へぇー、アダルトビデオみたいって、よく知ってるね。見てんだ、そんなの」
「うん、ダンナが好きなんで、たまに一緒に見るけど」
「ふ~ん。どんなの見んの?」
「最近は人妻物ばっかりね。普通の人妻がダンナに隠れてAV出演、みたいなやつ」
「ダンナさんが好きなの?そういうの」
「そうなの。最近なんだか変なの」
「変て?」
「半年くらい前だったかな、同窓会旅行に行ったのね」
「うん」
「その時に、あたしが昔のカレとエッチしたって思ってるみたいで、それからなのよ、おかしくなっちゃたの」
「おかしいってどういう風に?」
「あれしながらね、ウソでも言いから、同窓会の夜にその昔の男とエッチしたって言ってくれってせがむの」
「なんだい、そりゃ」
「変でしょう。もうすんごいのよ。ほんと目がいっちゃてるもの。で、あたしが、“うん、したよ!、幹男とエッチいっぱいしたよ!“って叫んであげたら、それはもうめちゃくちゃ興奮しちゃって、すぐにいっちゃうの。男の人って、そんなになっちゃうことってあるのかなぁ」
「いやぁ、オレはよくわかんないけど、いるみたいだよそんな人。女房寝取られて喜ぶみたいなのが」
「えー!そうなんだ。それってもしかして変態かな」
「さぁ、でも普通じゃないよね。で、さぁ、本当はどうだったの?その昔のカレと」
「なんにもないわよ」
「ほんとにぃ?」
「ほんと、ほんと、絶対ほんと」
「な~んだ、つまんないの。美咲さんて結構まじめなんだね。ずっとだんな一筋ってヤツなんだ」
「へへっ・・・・」
「“へへっ”って・・・え、違うの?」
「うん・・・、違う」
その瞬間、「へえぇっ・・・」と、新見が素っ頓狂な声をあげた。
伊能が新見に一瞥をくれてニヤリと笑った。
「ね、相手はどんな人!?」
「フフッ、それは秘密」
「そんなぁ!教えてよ!ね、お願い」
「訊いてどうすんの。誰でもいいじゃない」
「でも、訊きたい、訊きたい」
新見へのサービス精神からか、伊能はしつこく美咲の浮気の相手を聞き出だそうとした。
「そんなに訊きたいなら教えてあげる。あの専門学校のね、講師」
「へぇー、そうなんだぁ!美咲さんもやるなぁ!ね、それでどうだった?ダンナよりよかった?」
「いやーん、訊かないでよそんなこと」
「訊きたい!訊きたい!ね、どうだった?」
「へへっ、もう全然よかった」
「うひょー、興奮しちゃうな!うまいのその人?」
「うん。それに・・・・」
「それになに?」
「大きいの」
「どこが?」
「もう、やだぁ、言わせるかあ」
「大きいの好きなんだ」
「そりゃあ、小さいよりはね」
「ダンナさんって小さいの?」
「まぁどっちかと言えばそうかな・・・やだあたし、なに言ってんだろ。あーだいぶ酔っぱらっちゃったみたい」
私は、もう新見の顔を見ることができなかった。隣からは、はぁ、はぁと荒い息遣いだけが聞こえていた。
「それで今日は記念すべき結婚後2人目の体験ということになるんだね」
「アハハハッ、なにそれえ。だからあ、これだけ飲んだら帰りますぅって」
見事な手管で、伊能はどんどんと美咲をゴールへといざなっていく。美咲の眼が確実にとろけてきていた。
やがて、肩にまわした伊能の手が、美咲のタンクトップの肩紐をおろし始めた。
「ちょ、ちょっと・・・・」
美咲は咄嗟に右手で伊能のその手を押えたが、私の目にはそれが全く拒む意思のない、形だけのものであるように見えた。
伊能の手がゆっくりとタンクトップの襟元から胸の奥へと潜り込んで行った。
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[701] 品評会4 投稿者:ミチル 投稿日:2002/08/21(Wed) 00:13

真っ白な画面に、徐々にざわついた音が聞こえ始めた。軽い音楽、かすかに場内放送の声が響いている。ゆっくりと映像が現れた。スーパーマーケットの野菜売り場のようだった。
いきなりあられもない姿の美咲が登場するのかと思っていた私は、少しほっとした気持ちになって、フーと長い息を吐いた。
しばらく静止していたカメラは、ゆっくりと動き出し、カートを押して歩く一人の長身の女に近づいて行った。辛し色のタンクトップに、タイトフレアジーンズ。背中まで伸びた淡いブラウンのロングヘアが歩くたびに左右に揺れた。カメラはその女の後姿を、足元から頭まで、下から上へと舐めるようにゆっくりと捉えていった。
「奥さん?」
私の問いに、新見が「は、はい」と短く答えた。片時も画面から目をそらさない。
すばらしいスタイルをしていた。まさにはちきれんばかり、むっちりとしたお尻にジーンズがピッタリと張り付いていた。少しフレアな裾が、長い足をよりいっそう際立たせている。
美咲は陳列棚からキュウリを手に取り、カートに乗せた買い物篭に入れた。撮られていることには全く気づいていないようだ。
野菜売り場の突き当たりまで行って、始めて美咲がこちらを向いた。
「おおっ!美人じゃないか!新見くん。スタイルもいいし、へえーこりゃびっくりしたなぁ」と堀田が感嘆の声をあげた。
「どうも」と新見が気の無い返事をした。
「誰かに似てるなぁ。タレントの・・・あれなんだっけ・・・ヨネ、、なんとか・・・」
「米倉○子ですか」画面から目をそらさずに私が答えた。
「そうそう!似てるよなぁ」
重苦しい空気を少しでも軽くしようとしているのか、堀田が努めて明るく振る舞おうとしていたが、この状況の中で、それは無駄な努力としか思えなかった。
ただ、堀田の賛辞は決してオーバーなものではない。確かに、きれいな女であった。こんなことを言うと新見に失礼なのだが、あまりパッとしない容姿の新見にはかなり不釣合いに思える程の女だった。
レジで支払いを済ませ、品物を袋に詰めている美咲の横顔がアップになった。くっきりと長い睫に縁取られた瞳と、少しふっくらとした唇が、濡れたように光っている。タンクトップの襟元からわずかに顔を覗かせた胸の谷間が白く輝いていた。
その直後、画面が白くフェードアウトし、ゆっくりとタイトルらしきものが浮かび上がった。
『若妻牝奴隷・美咲』
充分に演出も施されているようだ。
“ゴクリ” 堀田の生唾を飲む音が聞こえた。
早くもこの時点で私の股間がムクムクと反応を始め、第一陣のカウバー腺液がペニスの先端を湿らし始めていた。

しばらくして、ソファに腰をかけている美咲が映し出された。
「すっごいのねぇ。まさかこんな部屋に住んでるなんて。あなたほんとは何やってる人?」
さっきのわれわれと同じように、辺りをキョロキョロと見まわす仕草をみせながら美咲が言った。
画面のソファはどうやら今われわれが腰をおろしているもののようだ。どういったいきさつかはわからないが、伊能が美咲をこの部屋に連れ込むことに成功していことは確かなようだ。この時点ですでに、“美咲を寝取った”という伊能の言葉に嘘偽りのないことがほぼ証明されたように思われた。
「ただのフリーターだよ。ここはね、おやじが仕事に便利なようにって買った別宅なんだ。ま、その実はお妾さんとの密会用だったんだけどね。で、おやじが去年亡くなって、オレが居ついちゃってるってわけ」
伊能の姿は見えない。お茶の用意でもしているのだろうか、カチャカチャと食器の音がしている。
「ヘー、資産家のご子息なんだ、伊能さんて」
「別にそんな御大層なもんじゃないよ。ああ、ワイン庫、そこの奥にあるから、勝手に入って見てくれていいよ。それと、専門書はあっちの本棚にあるから」
「ありがとう。じゃさっそく見せてもらおうかな」
「どーぞ。へへっ、今日は、お近づきの印に、これ開けちゃおっかなぁ」
伊能が一本のワインを持って、画面に現れた。
「すご~い!それ、シャトーマルゴーじゃない!ええ~っ!しかも94年もの!」
「これって有名なんだよね」
「そう、「失楽園」で心中の前にふたりで口移しで飲んだワインよ」
「さすがあワインコーディネーター、詳しいね」
「いいの?、そんな高いもの」
「ぜ~んぜん。美咲さんみたいな素敵な訪問者のために取っといたもんなんだから」
「あらあら、お上手だこと」

「美咲さんが趣味でワインコーディネーターの専門学校へ通っていることがわかったんで、そこの新入りの生徒のふりをしてロビーで声をかけたんですよ。うちに本格的なワイン庫や専門書の類がいっぱいあるよって言ったら、彼女是非見てみたいって。あっさりついてきました。親父の趣味が妙なところで役に立ちましたよ」
画面を見ながら、伊能がいきさつを説明した。

「それじゃあ、こうして出会えた偶然に、乾杯。なーんて」
「アハハッ、ありがとう、乾杯」
2人は伊能が用意した高級ワインの注がれたグラスを合わせた。
「先輩、新入生にワインの話、いろいろ聞かせてよ」
「いやだ先輩だなんて、あたしも始めて3ヶ月なんで、まだなんにも知らないのよ」
といいながらも、ここから延々と美咲のワイン講義が始まった。その間の伊能の聞き手ぶりは、それは見事なものであった。亭主ならこうはいかない。仕事で疲れて帰った後で、女房の趣味の話しを長々と聞かされるほど煩わしいものはない。吸い込まれるような大きな瞳をキラキラと輝かせ、聞きかじりのシロウトのワイン講義を、さもありがたそうに聞いてくれる美男子を前にして、美咲の気分が高揚しないはずがなかった。
それでも、始めは初対面の緊張感からか、どことなくぎこちない美咲の態度を伊能の巧みなトークが解きほぐし、ワインの酔いも手伝ってか、その声はどこか、媚びるような甘えを含んだものに変わって行った。
そして乾杯から15分、最初ローテーブルを挟んで向かい側に座っていた伊能が、いつのまにか美咲の隣に席を移していた。
「ええーほんとにぃ?!信じられない!」
「ほんと、ほんと」 「そうなのー。じゃあ一度見てみたいなぁ」
「今度連れてってあげるよ」 「えぇ!ほんとに?うれしい!」
伊能は、次ぎから次ぎへと女の琴線に触れる言葉を吐き続けた。会話のま、声の抑揚、顔の表情、そういった要素すべてが緻密に計算され尽くしていた。ときおり、美咲の手を取るなど、スキンシップによる接近も欠かさない。伊能は、徐々に徐々に美咲との距離を詰め、ついにはほとんど身体が密着するまでになっていた。
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[696] 品評会3 投稿者:ミチル 投稿日:2002/08/18(Sun) 11:52

第1回品評会のその日、われわれ3人は、クラブのロビーで伊能の登場を今や遅しと待ち侘びていた。
「なんだか余裕だね、新見くん。もっと青い顔してると思ったけど」
言いながら堀田が4本目のタバコに火をつけた。口では余裕のあるようなことを言っている堀田であったが、その仕草からは、意外に緊張していることが見て取れた。
「それが全く拍子抜けなんです。この一ヶ月間、少しは女房に変化があるかと思ったんですけど、これがなーんにもないんですよ。隠し事があるとすぐ顔に出ちゃうヤツなんで、なにかあるとすぐにわかるんですけど、それがないってことは結局空振りだったのかなと」
「変なヤツに声かけられたとか言ってなかった?」と堀田が言った。
「ええ、そんなことはなにも」
「結局担がれたんじゃないの、オレ達。サウナでいつもあんな話ばっかりしてるから、ちょっと悪戯してやろうって調子でさ。きっとそうだよ」そう言って堀田がソファにふんぞり返った。
「でも、残念だなー、あの巨根に思いっきり突かれて泣き喚く女房の姿見てみたかったんだけどなー。“夫のことは忘れます!、私は今日からあなたの牝奴隷ですぅ!”みたいなね」と新見が笑うと、
「そうそうそれ、寝取られ亭主族のあこがれのセリフだな、アハハッ」と、続けて堀田が笑った。

約束の時間から30分が過ぎても、伊能は現れない。
「やれやれ、やっぱり担がれてたみたいですね。さぁてそろそろ引き揚げましょうか。おっと、そうだ、このまま帰るのもなんだし、残念会ということで、隣の居酒屋でちょっとやってきますか?」
「おっいいね、行こう、行こう」
と、三人が立ち上がったその時だった。ロビーの自動扉が開いて、ひとりの男が入ってきた。
伊能であった。三人の顔から瞬時に笑みが消えた。
「お待たせして、すみません」
「遅かったね・・・」
「すみません、ちょっと用事が長引いちゃって。それじゃ早速行きましょうか」
「行くって、どこへ?」私の問いに、
「オレのうちですよ。品評会の準備できてますから」と、伊能がこともなげに答えた。
「ええっ!それじゃ・・・」
「はい、美咲さん、寝取らせていただきました。もっと手間かかると思ったんだけど、案外あっさりとしたもんでした」
「そ、そんな・・・・」新見は、その場で凍ったように立ち尽くした後、へなへなとソファにへたりこんでしまった。
「さぁ、行きましょう、表に車止めてますから」
新見がソファに沈み込んだまま、動こうとしない。
「そんな・・・美咲が・・・そんなことが・・・」唇がワナワナと震え、美咲、美咲と、うわ言のように繰り返している。
「新見くん、とにかく行ってみよう。まだわかんないよ。さっき君が言ってたように担がれてるのかもしれないしさ。さぁ立って」そう言って、私は新見の手を引いた。

表に出ると伊能の愛車、紺色のSAAB95がハザードランプを点滅させていた。
「さあ、乗ってください」
伊能に促されて、三人はSAABのたっぷりとした後部座席に乗り込んだ。ぷーんとレザーシートの高級な匂いがした。
「これ、なんかの勧誘の類じゃないの?どこかに連れ込まれてうんというまで返してもらえないみたいなさ」車が走りだしてすぐ堀田がひそひそと私に耳打ちをしてきた。
「さあ。でもこうなった以上、とにかく行くしかないでしょう」
車は30分ほど走って、とある瀟洒なマンションの地下駐車場に滑り込んだ。
「着きましたよ」
エレベーターに乗り込み、伊能が最上階のボタンを押した。
ロビーでの威勢はどこへやら、誰もが堅く口を閉ざしていた。新見の顔が死人のように青ざめている。
「ここです。さあどうぞ」伊能が玄関の扉をあけ、3人を中へ招き入れた。
玄関からまっすぐに伸びた廊下のつきあたりの扉をあけると、悠に30畳はあろうかという広大なリビングルームが広がっていた。
「へえー、伊能さん、すごいとこに住んでんだね」堀田があたりをキョロキョロと見まわした。
「のど乾いたでしょう。みなさんビールでいいですか」
「あ、どうも」
「そんな突っ立ってないでどうぞ適当に座ってください」
部屋にある調度品の豪華さには目を見張らずにはいられなかった。しかもどれひとつとして、いわゆる成金趣味のゴテゴテしいものはなく、部屋全体が極めて高いセンスでまとめられていた。
“この男はいったい何者なんだろう?ひょっとして、オレ達はとんでもない世界に住む男と関わり合いになってしまったんじゃないのだろうか”
伊能に勧められるままソファに腰を降ろすと、目の前のローテーブルに、ビールとつまみが運ばれてきた。
「みなさん。お待たせしました」そう言って、伊能が部屋の照明を落とした。

「それでは第1回品評会をはじめさせていただきます。みなさんご承知のとおり、今回のヒロインは新見さんの奥様でいらっしゃいます、美咲さんです。この1ヶ月間、いろいろとお付き合いさせていただきまして・・・、おっと、余計な説明はいいですよね、とにかくまずビデオを見ていただきましょうか。いいですね新見さん?」
血の気の失せた顔で新見がコクリと頷いた。
皆が固唾を飲んだ。私は口の中がカラカラに乾いていることに気づき、伊能が注いでくれたビールを一口、口にした。
リビングの壁面に、50インチはあろうかという大型のプラズマディスプレイが取りつけられている。もし伊能の言葉が本当ならば、これからわれわれは、この巨大な画面に映し出される伊能と新見の妻との許されざる淫行を目の当りにすることになる。人妻ものAVの“えせ人妻”などとは違う、正真正銘の人妻を溺れせしめたその淫行の数々は、いったい我々にどれほどの衝撃をもたらすのであろうか。ましてや、当の本人である新見が受ける衝撃たるや、いかほどのものか。われわれは今、行く先のわからぬ暗澹たる航海へ船出しようとしていた。

「それじゃ、さっそくはじめますよ」
皆の注目の中、伊能がリモコンの再生ボタンを押した。
傍らで、新見がぶるぶると身体を震わせていた。

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[693] 品評会2 投稿者:ミチル 投稿日:2002/08/17(Sat) 23:36

「どう思います?堀田さん」
一度でいい、自分の女房が他の男と交わる姿を見てみたい、確かにその思いは強い。だが、さっきの過激な発言や、あの男が発するあまりに淫蕩で危険な匂いに、こいつは、関わりあいにならない方がいいんじゃないかと思いはじめていた。
ところが堀田は、
「おいおい高梨さん本気にしてんの?アハハハッ、んな、うまくいくわけないって。あんな若造になにができんの。ああいう輩は、普段ろくでも無い尻軽女とばっかり関わってるから、世間の女はみんなホイホイ引っ掛かるもんだと思いこんでんだな。普通の主婦がそんなに簡単に落ちるわけないよ」と、はなから伊能を相手にしていない。
「さっきの支店長夫人の話は?」
「あれも、どこまでほんとかわかりゃしないよ」
「そうですよね」と新見が続く。「意外と口先だけの男のような気がするなぁあいつ。AVのスカウトって話もなんかちょっとウソ臭いしね」
「そりゃ、オレもあいつにバコバコ犯される女房見てみたいけどさ、安もんのエロ小説みたいにはいかないよ。まぁ約束のその日まで、いつやられるかやられるかってちょっとした刺激を味わうだけでもいいんじゃないの。ま、なんにしてもさ、来月どんな顔してヤツが現れるか楽しみだよ」
そう言って堀田が水風呂へ向かった。

「ただいま」
「おかえりなさい」
リビングの扉を開けると、響子がハンカチにアイロンをかけていた。
「お疲れ様。おそかったのね」
「ああ、終わってからちょっと話しこんでたから。詩織、もう寝たの?」
「ええ、ほんのさっきまであなたに似顔絵見せるんだって、頑張って起きてたんだけど」
「そうか」
「話しこんでたって、今日も堀田さんと新見さん?」
「ああ」
「いいなぁ、なんだか楽しそう。私も通いたいな」
お腹の贅肉が気になりはじめてフィットネスクラブに通い始めて三ヶ月。世代の違う堀田と新見であったが、最初から妙に馬が合った。ひょんなことから、3人ともが自分の女房を寝取られることに興奮を覚えるというアブノーマルな嗜好を持っているということがわかってからというもの、ますます親近感が増し、クラブの帰りにちょくちょくと飲みににも行くようになった。そんな3人のところへ、クラブの非常勤のインストラクターである伊能が今回の話しを持ちかけてきたのだった。

「なぁ響子」
「なに?」
「おまえ、結婚してから男に声かけられたことある?」
「ええ?なによ突然。声かけられたって・・・ああ、ナンパされたってこと?」
「ああ」
「あるわよ。何度も」
「ええ!うそ!?」
「ほんと」
「で、どうしたの?」
「どうしたって、どうもしないわ」
「無視すんの?」
「うん。だってこわいもの。そんなのにホイホイついてかないわよ」
「でもそれが、お前のお気に入りの藤○直人みたいな二枚目だったらどうする?」
「ああ、それならお茶くらいはいっちゃうかな、へへっ」
「それでも、お茶だけか?」
「そうよ、それ以上は絶対NG。当たり前じゃない。何?あなた、ちょっとおかしいわよ。どうしたの?なにかあったの?」
「いやなんにもないよ、ちょっと訊いてみただけ。なぁ響子」
私はいきなり響子の手を引いて、その身体を抱き寄せた。
「あん、なに・・・だめよ・・・・、まだアイロン残ってるし・・・んんっ・・・・」
貪るように唇を吸う。
「響子、オレのこと好きか?」耳元に唇を這わせた。
「どうしたの?・・だ、だめだったら・・・・・あん・・・ああ・・・・」
「答えろ響子、なぁ響子、好きか?」
「あん・・・あん・・」響子が無言でコクリと頷いた。
“品評会か・・・・。この女があの男の毒牙にかかってしまうというのか?、この愛しい耳たぶや唇さえも、すべて蹂躙し尽くされてしまうというのか?そしてその様子を堀田や新見と共に品定めするぅ?そんなことが現実に起こるというのか・・・・ああ、響子ぉ、オレの響子ぉ、・・・ああなんてすごい刺激なんだ・・・”
この日以来、伊能の影におびえながらのセックスは、私にかつて経験したことのないほどの強烈な快感をもたらした。
そして、長い長い1ヶ月が過ぎ、ついに約束のその日を迎えたのだった。
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[692] 品評会1 投稿者:ミチル 投稿日:2002/08/17(Sat) 23:20

「うちのは絶対に無理だと思うよ」
窓際に設置されている砂時計をひっくり返しながら、最年長の堀田が言った。
「へえー、それって愛されてるって自信ですか?」
肩肘をついてタオルの上に寝そべっている新見が尋ねた。
「いやいやそういうことじゃなくて。興味がないんだからセックスそのものに。結婚して12年経つけどさ、絶対3桁はいってないよ、回数」
「ええっ、じゃあ月平均一回もないってことですか?」
「月1どころか、最近じゃ年1だよ。ちょっと普通じゃないんだから、うちのは。第一、セックスなんてのは単なる子孫繁栄の手段であって、快楽の対象としては絶対に考えられない、なんていつも豪語してるからね。ましてや、亭主以外の男とねんごろになるなんて、あいつにとっちゃ、はるか彼方異次元の世界の話だよ。まあ、だからこそ一度でいいから、他の男に抱かれてヒーヒー泣き叫ぶあれの姿見てみたいんだけどね」
温度計の針が90℃を指している。顔中から滴り落ちる汗を両手でぬぐいながら堀田が言った。
「新見くんとこなんか、まだ新婚だし、“オレの女房にゃ指一本ふれさせねぇ”なんてタイプに見えるけどなぁ」
「自分でもずっとそうだと思ってたんですけどね、あることがきっかけでこんな風になっちゃったんですよ」
「あることって?」
「半年くらい前のことなんですけどね。女房が泊りがけで高校時代の同窓会に出かけたんですよ」
「うん」 堀田が相槌を打つ。
「女房とは高校の同級生でね、オレも一緒に出席したかったんだけど、仕事でどうしても行けなくて、女房一人で行かせたんです」
「ふん、ふん」
「帰ってきてから女房の様子がちょっと変だったんで、ひょっとして向こうでなんかあったのかと思って、出席した友達に電話して訊いてみたんですよ」
「そしたら?」堀田が身を乗り出した。
「そいつが言うにはね、その同窓会、かなり盛り上がっちゃったみたいで、明け方近くまで飲んで歌っての大騒ぎで、そのあとお昼過ぎまで男女入り乱れて雑魚寝したらしいんですよ」
「うん、うん、それで」
「それだけならいいんですけど、女房のヤツその時、高校時代にオレの前に付き合ってたいわゆる元カレと、ひとつの布団にくるまって寝てたって言うんですよ。しかも2人だけちょっと離れた場所で」
「おお、焼棒杭に火か。そりゃ新婚夫婦の旦那にとっちゃ、心中穏やかじゃないねぇ」
「でしょう。その友達が言うには、かなり怪しい雰囲気だったって。この時なんですよ、おかしなことに、怒りよりも自分が性的に異常に興奮していることに気づいたのは。これには自分でもちょっとびっくりしました。電話でその話聞いてる間中、あそこがもう痛いくらいビンビンで、電話置いた後、堪らずトイレで一人で抜きました」
寝ころがっていた新見が起きあがり、顔の汗をぬぐいながら、さらに話しを続けた。
「さっそく女房に問いただしたら、一緒に寝てたことは認めるけど、あなたが思ってるようなことは絶対になかったって言い張るんですけど、オレの方はどうにも収まんなくて、その日は朝までケモノのように女房犯しまくっちゃいました。女房のヤツ結局最後まで頑なに否定し続けたんですけど、終いにはオレ、「美咲、頼むから『幹男のヤツにやられた』って言ってくれ」って叫びながら腰動かしてましたよ」
「おお、わかるよ、その気持ち」堀田がさかんに頷いていた。

「高梨さんとこは?」新見が私に訊いてきた。
「うち?うちは、お宅らのような特殊な事情はないんだけど・・・・。強いていえば、亭主の口から言うのもなんだけど、非の打ち所がないっていうのがね、一番の要因かな」
「へえー、“非の打ち所がない”、ですか」
「家事全般、子育て、ご近所付き合い、どれをとっても完璧なんだよ。人あたりがよくて、世話好きで、人に嫌われたことなんて一度もないし、オレの両親ともうまくやってるしさ。かと言って妙に所帯地味ても無いし、もちろん女としても最高だとオレは思ってる。セックスの方だって、まぁどっちかと言えば淡白な方なんだけどそれなりにエンジョイしてるしさ。とにかく、主婦として、母として、妻として、文句の付けようがないっていうの?」
「あらあら、みごとにストレートなおのろけですね。で、その文句の付けようがないってのが、要因だと」
「そう。あいつがね、理性の箍を外して、他の男の腹の上で思いきり乱れ狂う様を一度でいいから拝んで見たい、いつ頃からかなぁ、そんな願望がどんどん膨らんでいったんだ」

とあるフィットネスクラブのサウナ室。自分の女房の寝取られ願望を吐露する3人の男。
大手食品会社に勤める堀田洋平は、今年で四十路を迎える妻・紀子と、一男一女の子供たちに囲まれて暮らす43歳。
中古車ディーラーの営業マン・新見勝俊は、今年新婚2年目の26歳。同い年の妻・美咲との二人暮しで、現在子作り奮闘中。
そして私、高梨 徹は事務機器メーカー勤務の36歳。妻・響子31歳、5歳になる長女・詩織と暮らす、新米中間管理職である。

「で、今の話きいててどう?伊能さん」
そしてもう一人、90℃の酷暑の中、さっきからわれわれ変態亭主の間抜けな会話を涼しい顔をして聞いている男がいた。サウナ部屋の最上段に、大股開きで腕を組んで座っている。
「なんにも、問題なしですよ。最初の約束どおりみなさんの奥さんひとり残らず、この私が完璧に寝取ってさしあげますから」
男の名は、伊能 竜一。27歳の独身である。
身長183cm、体重72kg、長い手に長い足、陽焼けした肌に、嫌味の無いに程度についた筋肉の造形美、引き締まった小さなお尻。その身体は、どこをとっても隙がなかった。端正なマスクは、20cm近くも身長差のある私の1周り、いや2周りは小さく、ナチュラルブラウンの長い髪が、風に吹かれてサラサラと流れる様は、男の私でさえしばし見とれてしまう程の美しさであった。
しかしこの男のハイライトはそれだけに止まらなかった。こと容姿に関して世の男が欲しがるものすべてを兼ね備え、ただでさえ女を蕩かすフェロモンを体中に満載にしているこの男に対し、神は更なる最終兵器を与えていたのだ。それは、威風堂々、股間に鎮座するイチモツであった。
太さ、長さは、インターネットのエロサイトや洋ピンビデオの外人に勝るとも劣らず、なによりそのエラの太さ、大きさはまさに目を見張る程のもので、これまで何人の女の秘窟の粘膜を掻き毟ってきたことであろうか。極細短小、その上仮性包茎ときている粗チンの身には、コンプレックスの程甚だしく、私はこの男の前で腰に巻いたタオルを外すことができなかった。
さらにこの男、その昔、アダルトビデオのスカウト兼男優をやっていたということで、業界では「ツリ師の竜」の名でかなり有名だったらしい。スカウティングの腕前はまさに100発100中、狙った相手はどんなことがあっても逃がさない極めつけの執念深さが身上だったという。そんなエロスの塊のような男が、われわれ亭主の寝取られ願望をかなえてやるというのだ。

伊能は、自分のペニスを指でつまんで、上下左右にブルブルと振りまわした。ペニスが太股にあたって、バチンバチンと派手な音をたて、汗の飛沫を飛び散らした。
「でも、レイプとか、ドラッグ使うとか、そんな手荒なのはダメですよ、伊能さん」
私は伊能のあまりの自信に、“この男ひょっとして犯罪まがいのことを仕出かすんじゃないだろうか”と、不安になっていた。
「見損なってもらっては困りますね高梨さん。オレはそんな姑息な手は絶対に使いませんよ。あくまでみなさんの奥さんの同意が大前提ですから」
伊能はどこまでも自信に満ち溢れていた。
「それでわれわれはどういう方法で寝取られてる現場を見れんの?」と堀田が訊いた。
「品評会ですよ」
「品評会?」
「ええ。オレとあんたらの奥さんの事の一部始終をビデオに撮って、みんなで一緒にお互いの女房の乱れ具合を品定めするって趣向ですよ」
「ウヒャー!そりゃすごいなあ!そんなことが現実に起こったら・・・ああ考えただけで、おちんちんおったっちゃいますよ」と股間を押えて新見がおどけた。
「新見さん、それが現実に起こるんですよ」伊能が新見を睨み付けた。
「それじゃ、まずあなたのとこから行きましょうか新見さん」
「えっ、オレとこから!?」
「はい、この一ヶ月の間にあなたの奥さんを寝取った様子をビデオにまとめて、来月の今日、みなさんにご披露しますよ」
「ほ、ほんとにそんなことができるんですか?」
「くどいな新見さん、とにかく来月を楽しみにしててくださいよ。それじゃ、第一回品評会のヒロインは新見夫人・美咲さんに決まりですね。 そうだな、再来月は、堀田さん、最後に高梨さんということにしようかな」
そう言って伊能は立ち上がり、サウナ室の少し広くなっている場所で仕上げのストレッチを始めた。身体を動かすたび、引き締まった筋肉と筋肉の谷間に、幾筋もの汗が流れ落ちて行く。
これを見つめていた私の脳裏に、突然、真っ白な妻の身体が伊能の褐色の身体に絡み取られていくシーンが浮かびあがった。その白と黒の淫らなコントラストに私の股間がむくむくと反応した。いつしか、下腹部を覆っているタオルがこんもりと盛り上がっていることに気づいた私は、あわててその淫らな想像を中断した。

「ただ、ひとつ断っときますけど、俺が寝取った結果、みなさんの奥さんがどんなことになっても知りませんよ。へたすりゃ取り返しのつかないことになっちゃう可能性だってありますからね。やめんなら今のうちですよ。半年前に落とした某一流商社の支店長夫人なんか、今じゃもう見るも無残な有り様なんだから。清楚で可憐な支店長夫人がオレの前では卑猥な牝ブタ、いやありゃそれ以下だな。毎日、毎日、してくれしてくれってそりゃもうしつこいのなんの。この前なんか、アナルファックの最中に『しょんべんで浣腸してやろうか』って言ったらガクガク何度も頷きやがるんで、遠慮なく腹ん中一杯にぶちまけてやったら、気がふれたようにヨガリやがって、最後は白目むいて失神しやがった。ありゃもう絶対普通の生活には戻れないだろうな。そんな風になってもオレは責任持ちませんよ。あちちちー!もうダメだ、それじゃオレ、先あがります。お疲れさんでした」
それだけを一気にしゃべって、伊能がサウナ室から出ていった。

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[805] 家主 34 (終話) 投稿者:えりまきとかげ 投稿日:2002/11/04(Mon) 06:47

テラス越しに夫の存在さえまるで気に留める様子も無く、目の前で繰り広げられている光景はあまりにも衝撃的で汗ばんだ肌から一気に水分を蒸発させてしまい、背筋を悪寒が襲う。

強引に引き立てられて行った筈の梓だったが、今や完全に身体をひひ親父に凭せ掛け、腰を抱きかかえられながら隙間無く肌を密着させている。
腰・・・と言うよりもその手は、歩みを進める度に左右にダイナミックに揺れる丸々とした肉丘を露骨に撫で回し、耳元ではしきりに何やら語を吹き込んでいる。
言葉は聞えなくても、むづがるように腰や頭を上下動させる様子からは、明らかに猥褻な匂いが感じとれる。
その上、梓のいでたちは夫の私までが赤面してしまうほど高い露出度・・・と言うよりも、上半身が身を摺り寄せる巨体によってあらかた覆われてしまっているため、剥き出しに成っている太い腿から下の素足しか目に入らず、まるで裸で引き立てられているかのようにさえ見える。
ここからでは確認する事は叶わないが、二人の姿は、他のアパートの部屋からも丸見えに成っている筈だ。誰が見ても只ならぬ異常さを感じるのは、まず間違い無いだろう。
高く迫り出した尻肉のボリュームには、男物のTシャツでさえ窮屈そうに布地をパンパンに引き伸ばし切っており、ウエストに掛かったひひ親父の腕に手繰られて、歩く度に太腿の露出を増している。
遂に裾は腿と臀部の境界線にまで達っしてしまい、こうなっては打ち振られる大尻によって陵戒線を割ってしまうのは確実だった。

アアッ・・・!思わず身を乗り出して顔を網戸に押し付けるほどに接近させた・・・。目は大きく見開かれ、だらしなく緩んだ口許からくぐもった声を発していた。
Tシャツの裾は遂に尻の丸みの頂に乗り上げてしまい、後はウエストラインへと連なるなだらかな斜面を一尺ずつずり上がるしかなかった。
お・・・おまえ・・・何も着けてないのか・・・。呻きに成らない呻き声が独りでに漏れ出た。
プリンプリンの尻肉は夏の日差しに眩く輝き、日焼けした脚と真っ白な尻のコントラストを水着跡のビキニのラインがくっきりと仕切っていた。
恐らく梓は後ろが丸出しに成ってしまった事に気が付いていないのだろう、相変わらずひひ親父の肩に頬を預けたまま、幾分ふらつきながらも変わらぬ歩みを刻んでいる。
まるで“裸の王様”を地で行くような、余りに惨めな姿だった。

梓とひひ親父が家奥へ姿を消してからも私はいつまでもテラスから離れる事が出来なかった・・・。
夏の長い日も西へ傾こうとしていた。
目線は家主宅へ向けられてはいる物の、何の変化も見つける事は出来なかった・・・。ただ家屋全体がとてつもない淫臭を漂わせているように感じた。
そして頭の中では、狂おしいばかりの妄想が渦を巻いていた。
愛する妻、梓の中で凶暴に牙を剥き荒れ狂うひひ親父の巨根・・・それに応えるかのごとく打ち振られる豊かな尻肉・・・愉悦を極め咽び泣きながら刻まれた眉間の皺を極限まで深めながら歪むきつく閉じ合わされた瞳・・・激しく突き破り夥しく子宮にぶちまけられる大量のザーメン・・・美味そうにいとおしく情交の名残を清め取るぽってりとした肉厚の唇・・・。
そして耳には昨日の身の毛もよだつ程の歓喜の声と、私との決別を意味するひひ親父への隷従の声が繰り返し繰り返し聞えていた。

網戸越しに掛けられた声に、やっと我を取り戻した。
真夏の日差しは山の稜線に消え去ろうとしており夕焼け空の橙色の光線が辺りに立ち込め夜の訪れを告げていた、家主の邸宅の長い影法師が我が家のテラスにまで掛かっており。
その影の中心に、日差しを避けるためのつば広の帽子を被ったしずが自転車に跨って私に手を振っていた。

真夏の炎天下、開け放たれたテラスに向かい一体何時間たたずんでいたのだろう、着衣は汗だくで気味が悪いほどに水気を含んでいた。
ランニングシャツとステテコはベットリと肌に張りつき密着しており、あからさまにツッパリを浮き出させる勃起が眼下で奮い立っている。
こんなみっともない姿でずっと一日中窓辺に突っ立っていたらしい・・・。
その上、限りなく続いた妄想の中で幾度か精を噴いたのだろう紺色のステテコの中心部ではどぎつい大染みが紺地を黒く塗り変えていた。
昼には殆ど出払っていた前方の駐車場の契約車の粗方が既に戻っており、今頃は部屋で眉をひそめて陰口を叩かれているのは確実だった・・・。それも最も辛辣な表現で・・・。

「御主人のあの姿を見りゃあ、だいたい何が有ったかくらいは見当がつくよ。兄とは気が遠くなるほど長い事一緒じゃからのう。」
しずは梓が出て行ってから、ずっと開けっ放しに成っていた、玄関から遠慮無く入り込んできて、食堂の椅子に座って煙草をくゆらせ始めた。
私は汗とザーメンでベトベトの着衣を着替えたかったのだが、でんとしずに居座られて、ばつの悪さに股間を食卓の下に隠すようにして向き合って座っていた。
「気の毒じゃが・・・御主人、奥さんの事は諦めにゃならんかもしれんよ。」
「あ、諦め・・・。そんな・・・。」
「内の兄の噂は、御主人だって知らん訳じゃないじゃろう・・・。昔から言うじゃろ“火の無い所に噂は立たない”って・・・のう。全くその通りでのう、兄に一辺でも色事を仕込まれた女子は、自殺でもせん限りは、その肉欲から逃れられんように成ってしまうんじゃよ・・・。梓さんだって例外じゃありゃあせんよ・・・、現に今だって二人は延々と肉を食らい合っとる筈じゃよ。」
食卓を両手でバンッと打ち据えて声を荒げた。
「梓はそんな女じゃない!あんたに何でそんな事が言えるんだ!」
しずは、驚いた素振りも見せず、キッと強い目線を私に向けて。
「いくら吠えたところで、事実は曲げられやせんのよ。経験者の私が言うんじゃから間違いは無い・・・。情けない姿を晒さずにじっと私の話しを聞け。ええかそれしか道は無いんじゃから。」
「け・・・経験者・・・。」
「さよう、さっき言うたじゃろ・・・“火の無い所に噂は立たん”と。」
脳天をハンマーで一撃にされたような衝撃を受けた。これ以上は、しずの言葉に反論する気力さえも失ってしまった。

しずは、静かに一人語りを始め、私はただ俯きじっとそれを呑み込んだ。
「兄はのう、あんたらが陰口を叩いている通り、私の・・・それも始めての男やったんじゃ・・・、始めは親の目を盗んでお互いに異性への好奇心で身体を触り合っておるだけじゃった。じゃがのう年頃に成りゃあのう・・・情報の少ない時代でもだんだんと増せた知識を持つようになる。そんでのう・・・見たんじゃよ、てて親と母様が寝床で声を堪えてふける姿をのう。兄に急かされ襖の陰から声を殺して・・・、てて親が兄と同じ棍棒をおさねに突き刺して・・・枕を噛み締めて声を殺しながら熱病患者のようにうなされているような母様の表情をのう・・・。」
ここまで言い終えると、さすがに喉が乾くとみえ、私に飲み物を催促した。
氷を浮かべた麦茶のグラスを傾けると、再び語り始めた。
「次の日、母様が買出しに行く留守番を言い付けられると兄は早速、私の部屋へ遣って来て胸や股をいらい出しよった。私もいつものように兄を白褌から取り出してゆるゆると扱いてやった・・・。ここまでは日常の悪戯で、私が手を使って兄を導いて悪戯は終わるのじゃが今日の兄は、いつもと違っておった・・・。扱けど扱けど吐き出さん・・・、そうして私に“俺もとう様みたいに、しずの股へ出したい・・・”とせがんだ。いくら子供と言えども、既に女学校へ通うていた私には、兄とそんな事になる事が許されよう事で無いのは充分に理解していたのじゃが、欲望に我を忘れた兄は、抗う私を省みずに圧し掛かってきおったんじゃ・・・。」
ふう~。溜め息をついて、かっと開いていた目を閉じて続けた。
「昨夜、てて親の性器が膨らんでいる所を始めて目の当たりにした時、兄の物がてて親のそれよりも数段、巨大な事に気付いておった・・・。母様のおさねを破るてて親のそれは、薄暗い中で遠目ではあったが、いつも目にしていた兄の物の半分の大きさも無いことが覗えた。そんな兄と一つに成る事が心底、恐ろしかったのじゃが。自制心が失せた兄は昨夜の光景を真似るが如く、私の処女を一気に割り裂いたんじゃ・・・。」
しずの話は余りに痛々しく、聞いているのも辛かった・・・、だが股間はその禁断の相姦絵巻と、しずとは違い処女では無くとも稚拙な性技にしか経験の無い梓の受けた衝撃を夢想して嘶きを増し続けていた。
「それから兄は一日も空ける事無く私の中に毎日毎日、精を注ぎ続けおった・・・。許されざる行為である事なぞ私だって百も承知しておった・・・。じゃが・・・兄に寄って極めさせられた悦楽は、麻薬のように私から理性を奪い取ったんじゃ。勿論、兄弟じゃからとて子種は容赦はしてくれる筈も無く、堕胎を繰り返し・・・。親にもばれて引き離された・・・。私とて馬鹿では無い、兄を忘れようと幾度も恋をした・・・しかし遂には、兄を超える・・・と言うよりも私を悦ばせる事の出来る男とは、めぐり合わず仕舞いじゃった・・・。今から思えば当然の事なのじゃが若かった私は、それでも男を捜し歩き・・・。遂には子宮は使い物にならなくなってしまい・・・。女としての私の生涯は二十歳で終わって仕舞ったんじゃよ・・・。」
話し込むしずの目尻には薄っすらと涙の粒が光っていた。

玄関で履物を着けながら、しずは「兄の慰み者になったとは思うておらんよ・・・。破天荒な兄じゃが心は特に女子には、限りなく優しい兄じゃ・・・。余りある性欲を向けた相手には、最後まで面倒を見よる・・・。今でも養育しとる子の数は両手両足の指を合わせても足らんほどじゃ。まあ・・・資産が有るから出来るんじゃがの・・・。だが、資産なんて使えばいつか底を尽こう。兄が事業に手を出しとるんは、そのためじゃ・・・。」
ただ、私は黙ってしずの話を聞いていた。普通に考えればしずは、哀れなひひ親父の犠牲者で悲劇の半生を生きて来たとも思えるのだが、しずにはそんな悲劇性は微塵も感じなかった。金が有るから・・・そうは思えなかった。金が悲劇の縁で喘ぐしずを救える訳は無い・・・。

「御主人・・・私、さっき梓さんを諦めろって言ったじゃろ・・・。じゃがのう、あんたさえ耐える事が出来るのならば、今一度よう考えてみんさい・・・。あんたの辛さはよう分かる、私だって今のあんたの何倍もの苦汁を舐めてきたんじゃ・・・。梓さんとて手放しで兄と愛し合とる訳じゃあないんじゃ・・・。ただ、今は心でのうて身が兄を求めよるんじゃ・・・わかるな。だがのあんたさえ耐える勇気を持つならば、やがては梓さんは、あんたの元へ帰って来よう・・・。なんせ兄は来年には米寿を迎えるんじゃからのう・・・。あんたが許せるか否かにかかっとるんじゃよ・・・それは、あんたばかりで無く、梓さんの生涯ものう。悲劇の私を救ってくれたのも・・・愛じゃった、人は愛無しじゃ生きられん・・・。肉欲や失望などは、ほんの一時の気の迷いじゃよ。歳を取りゃ分かる・・・。」

ようやく、ひひ親父がこの齢まで妻を娶らなかった理由がはっきりと分かった。

しずは、最後に「な、御主人・・・悪い話ばかりでもないぞ。暮らしに困ることは何も無くなるんじゃからのう・・・。」と言い終えると、玄関の戸を開けてどっぷりと暮れた闇にとけた。

私は、梓がいつ帰っても良いようにベッドへ潜り込み、冴え切った目を無理に閉じて睡眠を演じた。
               ―終―

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霞が掛かったように虚ろな意識だった、しかし我が家へ辿り着いた事はおぼろに分かっている。だがそれ以外何も考える事が出来なかった。
ただ酷く疲れた身体が休息のみを欲していた。とにかく一刻も早く身体を横たえ眠りに着きたかった、さもなければこのまま倒れてしまいそうだ。
いや・・・既に倒れてしまっているのかもしれない・・・頬に床の硬く冷たいビニールクロスの感触を感じる。
どう成ってしまうんだろう・・・急に不安が込み上げて来たものの、すぐに意識は遠のいた・・・。

「さっ!梓さん、しっかりして・・・。このまま寝込んじゃ御主人に気付かれちゃうわよ。もう少し頑張って、ベッドまで歩いて・・・それからゆっくり眠れば良いから・・・。」
耳元で囁く小声に我に返るも、依然として考える力は失われたままで掛けられた言葉をそのまま飲み込むのが精一杯だった。
ただ“御主人”と言った言葉のフレーズが胸に響いた。そうだ主人だ・・・主人にだけは見られては成らない・・・。おぼろな頭の中で主人と言う単語が繰り返し現れては薄れて行く・・・。
誰かが私の身体を支えてくれていた。だが、このままではいずれ気を失ってしまいそうだった。
鉛のように重く瞳に被さる瞼を歯を食いしばってそっと開くと寝室のベッドで横に成って休んでいる夫の寝姿がぼんやりと覗えた。
「さ・・・あそこまで行って。起こさないようにそっと隣に潜り込んで・・・。」
再び小声が私に意志を吹き込む。
・ ・・行かなきゃ・・・あと少し・・・あと少し行かなきゃ・・・。
ふらつく脚を引き摺るように前へ進める・・・。僅か数メートルの距離が壁のように立ち塞がる。
・ ・・辛い・・・。苦行のように感じられる歩行に残された最後の力を込めた。

・・・暑い・・・暑くて暑くて・・・。酷く喉が乾く・・・。
「う・・・う・ううむう・・・。」
大きく手を差し上げ伸びをする。
頬を埋める真綿の感触は、間違い無く使い慣れた自分の枕の感触だった。
開け放たれた窓から吹き込む生温い風が引かれたままのカーテンを揺らす度に、真上ほどに上り詰めている夏の日差しが額に振りかかる。
リビングへの襖は閉ざされており、窓は開いているとはいえムッと蒸せ返っており、酷く暑い。
薄暗い中、時計を確認する。
酪農家で産まれて早起きにだけは自信があったのだが、今日はもう一時を過ぎていた。風邪引きで寝込んでいた時を除いては、結婚してからの最大の朝寝坊だろう。
どんなに夜更かししても必ず六時には目が覚めていたのに・・・。それも・・・この、茹だるような暑さの中で・・・。

身を起こそうとしてみたが、身体中が気だるく容易には起きる事が出来ない。
昨日の激淫の名残は、余りに重く身体に刻み付けられていた。
気だるい身体ばかりではなく、十数時間に渡って咥え込まされていた股間は未だに麻痺したように痺れを残しており腰の感覚を奪い取ったままだった。
喉の渇きは最早限界で、早く水分を補給しなくては脱水症状を起こしかねないほどに切迫しているし、昨夜から身に付けたままのTシャツと綿のショートパンツは汗でグッショリ湿って肌にへばり付いて、思いっきり不快感を与えており、一刻も早くシャワーを使いたかった。
ここは我が家の寝室なのだから、そんな望みは普通なら容易く叶う事だった・・・だけど・・・。
寝室とリビングを仕切る襖を開く事が出来ない・・・。その先にもし・・・いや。恐らくは夫がパソコンに向かって座っているに違いない・・・。
夫と顔を合わすのが恐かった。昨日の事を隠し通す事が果たして私に出来るだろうか・・・。
願わくば外出していて欲しかった。夫より朝が遅かった事など一度も無かったのに・・・。よりによってこんな日に・・・、天を怨んだ。

暫く逡巡していたものの、寝起きのボーとした頭がハッキリし出すと意を決してベッドから立ち上がった・・・。幾ら迷ったところで、いずれは通り抜けなければ成らない試練だった。


その後、梓は隣に潜り込むや否や、直ぐに寝息を立て始めた。驚いた事にそれは、寝息と言うよりも鼾を掻き始めたと言ったほうが正確だろう。
よほど疲れたのだろう、今までに梓の鼾など一度も耳にした事など無かった。
私はそんな妻を横目で見ながら不謹慎にも股間を勃起させていた。興奮状態はずっと続いており、このままではとても眠る事など出来そうも無かった。

傍らの妻にそっと手を伸ばし太腿の上部を撫でてみたが、何の反応も返っては来なかった。思い切って股間に手を差し入れてみたものの、結果は同じだった。ただその部分は、かなり粘りの強い液体でドロドロに泥濘んでいた。
手を戻し、そっと鼻先に指を近づけ紛れも無い男性のホルモン臭を確認した。
梓は確かに中で出してと叫んでいた・・・。そして何の遠慮も無しに実行され、シャワーはおろか後始末さえも適当に済まして、ザーメン塗れで放置されていた。
再び梓の肌に手を這わせ、汗まみれでベトベトの肌目とむっとする男女の入り混じった体臭を腹一杯に吸い込むと、愚直は最早、我満の限度を超えた。
踏ん切りを付けて梓の身体を抱き寄せ唇を重ねてみるが、むづがるだけで一向に目を覚まさない。乱暴に乳房や股間を愛撫するものの、立て板に水の如く何の効果も無く妻は眠り続けた。
散々、誘いを掛けてみたのだが、極度の疲労感から来る熟睡は解かれる事は無さそうだった。
いら付きが増し己の枕を握り拳でしばいてみると、感情が溢れ涙が零れた。情け無くて情け無くて・・・後から後から涙が溢れシーツの上に音を立ててボタボタと垂れ落ちた。これほどの屈辱感は事業拡大を諦めた時でさえ感じなかった。
子供のようにしゃくり上げながら嗚咽を漏らした。横では梓が無関係に寝息を立てている。
絶望の断崖の上で、ただ局部だけが隆々と勃起状態を保っていた。

結局、自らの手で再び慰めた・・・。だが、数度に渡る自慰は、既に精を枯れつかせザーメンさえも吐けず、虚しい痙攣だけが惨めさを増幅させた。
そして、梓は眠り続けた。あれほど勤勉で早起き者の梓が、未だ起きて来ておらず猛淫の威力の凄まじさを教えていた。

ディスプレイと向かい合いながらも一向に手が進まない・・・。考えるのは妻の事ばかり、自分が梓をこれほど愛している事が、こんな結果を招いた事によって知らされようとは皮肉な物だった。
さっきからテラスの先でひひ親父が何度も何度も駐車場を横切っていた。梓の事が、かなり気に成るようだ。梓に会ってどうしようと言うのだろうか・・・。また、昨日あれほど激しく精を使いながらも、再びまぐわいを狙っているのだろうか・・・。もしも強引にひひ親父が梓を連れ出そうとしても、梓が拒まなければ阻止する自信も無かった。
パソコンチェア-の上で腹が空腹を告げる音を出した。もう一時を過ぎている。食事と言えば昨昼、POCOでとったクラブハウスサンドが最後だから無理も無かった。

意を決して立ち上がり、寝室の襖の前に立った・・・。
妻はどう言い訳をするのだろうか・・・?それとも包み隠さずに白状するのであろうか・・・?
いずれにせよ、もう起こした方が良いだろう・・・。これ以上の朝寝坊は梓を更に追い詰める事に成るだろうから・・・。本当は自分が外出してやるのが妻にとってベストなのだろう・・・。しかし、ひひ親父がうろつくこの場を離れる事など出来なかった・・・。


決意を固めて立ちあがったものの、まだ心の中は揺れ動いている。
まさか無言のままバスルームへ直行する訳にもいかない。
主人に何と声を掛ければ良いのだろう・・・。
「おはよう。」
これだけでは余りに不充分だった。
「ごめんね、寝坊しちゃった・・・。お腹空いたでしょ。」
こう答えるより無いだろうが、説明が抜け落ちている・・・。
「調子に乗って呑み過ぎちゃった・・・。まだ、頭が痛い。」
主人は、あれこれ詮索して来るのだろうか・・・?一応電話ではよしこと一緒だった事を伝えては有るが、あの電話は明らかに不自然だった・・・。でも、その事を貫くしかない・・・。事実を白状する訳には勿論いかない・・・。

ガラッ・・・その時、突然襖が開いた。
予期せぬ事態に、その場で立ち尽くしたまま、瞬時に固まってしまった。
主人は突っ立ったまま無言で私の瞳を見詰めていた。
準備していた言葉など、まるで役目を果たさず、ただ黙って俯いてしまっていた。
二人の間を流れる沈黙の時は、ほんの一瞬だったのだろうが、後ろめたさを厭と言うほど抱え込んだ身には余りに長い時のように感じられた。
最初に口を開いたのは主人だった。
「おはよう、良く寝てたな。お前にしては珍しいじゃないか?」
「う・・・うん、ご・ごめんなさい・・・。」
「謝る事無いさ。たまには友達と羽目を外すのも良いことさ。昨日は遅かったの?俺、退屈で早くに寝ちゃったから分からないんだけど・・・。」
「うん・・・かなり・・・。」
「何してたんだ?そんな遅くまで・・・?」
「ずっと、呑んでた・・・。」
「よしこさんに何か有ったのか?」
「えっ・・・う・うん・・・よしこ、育児と御主人の事で悩んでて・・・だ・だからあ・・・愚痴の聞き役ってとこかな・・・。」
「お前も、愚痴ってたんじゃないの?俺に相手にされない・・・とかさ・・・。」
「う・・・ううん。で・でも、少しは言ったかな・・・?酔っ払って余りよく覚えてないの。」
「ふ~ん、かなり呑んだのか?」
「え・ええ・・・結婚してから一番かもしれないは・・・。」
「へ~え・・・。でもさあ・・・?」
「な・・・なに?」
「あんまり、酒の匂いはして無かったなあ。」
! しまった・・・。呑んでないのだから酒臭い訳が無かった・・・。嘘がばれた子供のように顔が火照って油汗が滲んだ。
しかも主人は、確かに酒の匂い“は・・・”と言った・・・、なら何の匂いがしたと言うのだろう・・・?主人への罪悪感が、あらぬ心配まで呼び起こしていた・・・。
「凄い汗だな。そうか、寝室に冷房するの忘れてた・・・。ごめんごめん、そりゃ暑いよな。気持ち悪いだろう・・・。直ぐシャワーでも浴びてこいよ。」

汗ですっかり重くなった着衣を肌から外すと呪縛から解き放たれたような開放感を感じた。
淡いピンクのショーツ一枚の姿が洗面所の鏡に映し出されている。
その姿は一昨日までの自分とは、明らかに違って見えた。
しかし、ひひ親父に完璧に蹂躙され尽くしたとは言っても、たった一日でそれほどの変化が現れる筈が無いと思うのだが、鏡の中の自分は余りに淫らな悪女に見えた。
細いウエストから連なる腰のラインは厭らしいほど左右に張り出し、まるで男を誘惑するために肉を付けているように思えた。
相変わらず小振りの乳房は激しいキスの吸い跡を無数に浮かべており、決して主人の目にはふれられてはならないと教えていた。又、行為の間中、必要に吸われ続けていた背高の乳頭は色素の濃度を極端に増しており、真っ赤に充血して倍ほどの大きさに膨れ上がっていた。
前屈みになって、ショーツの両脇に手を掛けたっぷりと肉の乗った腿へ引き下げる。しかし、何時ものようにするりとは引き下ろせなかった・・・。
何とクロッチ部の内側の当て布が性器に張り付いて剥がれない。指で摘んで引き剥がすと陰毛を引っ張り、バリバリと音を立てる。まるで痂に張り付いたガーゼを引き剥がすような感触が局部の粘膜を襲う。
一気に引っ張ると痛みを伴いそうで、慎重に少しずつ剥がしていくと膣から零れ出たひひ親父のザーメンがカリカリに乾いてセメダインのように布を付着させているのが分かった。
ようやく剥ぎ取って指先で触れてみる。おりもののように厚みを持ってこびり付く残骸はショーツの布地を揉む度にぽろぽろと剥がれて脱衣所の床に散らばる・・・。そして膜化したザーメンは剥がれながら強烈な性臭を漂わせた。
その刺激的な匂いが私を又しても淫らな世界へと誘っていた・・・。
つい今までカリカリに乾いたザーメンを張り付かせていた内側の肉襞に薄っすらと分泌液が滲み始めていた。


シャワーから勢い良く噴き出されるぬるま湯が激しく肌で弾けて壁に水滴をしぶかせる。
膝を折り曲げ尻を前方に迫り出して、壁面に凭せ掛けた肩で身体を支える。
シャワーは股間に据えられて、左手でしっかりと握られ切っ先を上に向けて噴水のように湯を吹き上げ、右手指で割り開かれた女陰内部にまで勢い良く侵入している。
上側の前歯で下唇をぎゅっと噛み締め声を堪える。

ああ・・・だめ・・・やめなきゃ・・・。同じ場所で晒した一昨日の失敗の記憶がまざまざと甦る。
分かっているのに行為を中断する事が出来ない・・・。私、一体どう成ってしまったの・・・。このままでは又しても失態を晒しかねなかった。
それなのに・・・おまんこが気持ち良くて気持ち良くて、自制心を完全に制御してしまっていた。
身体を支えていた肩はズルズルとずり下がって、尻は大量に湯が流れる床面に崩れ落ちていた。

今やシャワーは激しく噴出を続けながら足下に放り捨てられ、勢いでバスタブにごんごんとぶち当たる。
だめだめ・・・いけない・・・いけない・・・夫が居るの・・・もしかしたら、聞き耳を立てているかもしれない・・・でも・・・だめ・・・我慢できない・・・。
右手の中指と薬指を刺し込んで内部の天井を抉る。同時に左の中指で肉芽を強く押し揉む。
「はあ・・・」「はう・・・」
だめえ・・・声が・・・声が出ちゃう・・・。
必死で声を押し殺しながらも、昨日の激烈なひひ親父との交合で得た快感を追い求める自分が居た。

ピンポーン
その時インターフォンの鳴らされる音を微かに残っていた理性が聞き取った。
一杯に開かれた水道栓をきゅっと締めると、じっと様子を覗った。
「はい。」
主人の応答する声が聞える。
「あ・・・こんにちは・・・はい、ちょっと待って下さい。」
玄関のドアが開く音と同時にひひ親父の野太い声が響く。
「梓さんは、居らんのですか・・・?」
「い・・・いえ。居ますけど・・・今、シャワーを浴びてます。」
「シャワーじゃと・・・。今何時じゃと思うとるんですか?遅れるなら遅れると言うてくれなんだら困るや無いですか。」
バイト・・・?昨日あんな事が有ったというのに・・・。ひひ親父の神経の図太さを今更ながらに再確認させられた思いがした・・・。
「は・・・はあ、てっきり今日は休みと思ってたんですが。」
「休みなら昨日取ったやないですか・・・。御主人は知らんかったんですか?」
「い、いえ・・・。ですが・・・。」
「でも、何なんですか。当てにして今日は静の奴は朝から出かけとるんじゃ。わしゃ朝から何も食っとらんのですぞ。それやのにのんびりシャワーですか。」
「済みません・・・。」
「御主人に言うても始まらん・・・。はよう梓さんを呼んで下され。たっぷり説教せんとならんからのう。あれだけたっぷり可愛がってやったと言うに、最近の若い者は責任が無さ過ぎる。」
「はあ・・・。可愛がる・・・?何の事です?」
「あんたには関係ない、梓さんに後でじっくり聞きゃあええ。」

大変だ。ひひ親父の機嫌を損ねては、何を言い出すか分かった物では無かった。
慌てて脱衣所に飛び出したのは良いのだが、困った事に着替えを持って来ていなかった。辺りを見回して見ても、脱ぎ捨てた汗でぐしょ濡れの先ほどまでの着衣以外、身に付ける物は無かった。
寝室まで取りに行くにはリビングを横切らねばならず、玄関からは丸見えに成ってしまう。
脱衣所との仕切りのアコーディオンカーテンを僅かに開いてリビングを覗うと、椅子の背に夫のパジャマ替わりのロングTシャツが脱ぎ捨てられていた・・・。あれなら玄関からの死角をキープしながら取れそうだった。
「梓さ~ん!梓さ~ん!早よう出てこんかいな!」
ひひ親父が大声で呼び声を立てる。
猶予は最早なかった、全裸でリビングの隅を伝いロングTシャツを手に取り素早く脱衣所に戻る。

下着は無い・・・。仕方無しに地肌に白い無地のTシャツのみを纏う。
出向く前に洗面台の鏡に我が身を映してみる。男物のロングTシャツだけにたっぷりしている上、胸も無いので上半身はそれほど違和感は無かったが、ただでさえ人より迫り出した丈の有る乳頭が先程までの行為によって完全に硬く勃起してしまっており、ブラを着けていない事が一目瞭然に露呈してしまっている。
その上、下半身はロングとは言え太腿の半分以上を露出しており、ストッキングを履かない青い血管を浮き出させた色の白い生脚のむちむちの肉が羞恥心を煽り、背を向けるとパンパンに張り出した臀部に布地が直に張り付きお尻の割れ目に食い込んでしまっている。裾を引っ張って食い込みを外すものの手を離せば直ぐ元通りにしっかり割れ目に食らい付く。
こんなはしたない格好で人前に出た事は一度も無かった・・・。まさか、このまま玄関へはとても出られない・・・。素早くリビングを横切って寝室で着替えをしなくてはならない。

意を決して脱衣所を後にリビングへ飛び出す。わき目も振らずに寝室へ掛け込む・・・筈だった・・・の・・・だが。
痺れを切らしたひひ親父の巨躯が真ん前で腕を組んで仁王立ちしているではないか。
引き止める夫を強引に振り切って侵入して来たらしく、ひひ親父の肩に背後から手をかける夫と目が合った。
「梓さん、わしゃあなあ・・・あんたの事をよう働くし別嬪じゃし、凄う買うとったんじゃよ・・・だからアルバイトも破格の給料で頼んだんじゃ。一体何処に家政婦まがいのバイトでこれほど銭を稼げるバイトがあるんじゃ。それやのにあんたは昼過ぎまで寝坊しておいて慌てて来るんじゃのうて、のんびり昼風呂か!」
「す、済みません・・・。直ぐ支度します。」
「支度じゃと・・・?わしゃあ朝から何も食っとらんのじゃぞ。この後に及んでまだ、のんびりした事をぬかすか!」
「で・・・でも、この格好じゃあ・・・。」
「格好などどうでも良かろうが・・・。それともまだわしに対して恥ずかしい所なんぞが残っとたんか?んん・・・梓。」
「や・・・やめて。」
私を見詰めるひひ親父の細い目が卑猥ににたついている。
これ以上、ひひ親父の発言を許せば私達夫婦に待っているのは破局以外の何物でもなかった。
「大家さん、幾ら何でも人の女房を呼び捨てにする事は無いだろう。」
「おお、御主人の前じゃったのう・・・。不甲斐なくとも亭主は亭主じゃからのう・・・ふははは。」
「どう言う意味だ!」
このままでは破滅だった・・・。とにかくこの場だけは収めなければ成らない。
「大家さん、申し訳ありません・・・。これまで余り役に立ってないような気がしてたので・・・つい・・・。」
「ふっははは・・・役に立たんのは、あんたの亭主の方じゃろうが。」
「き・・・貴様!言って良い事と悪い事が有るぞ!」
「やめてー!あなた・・・お願い・・・大家さんもこれ以上、何も言わないで下さい・・・。
直ぐに食事の支度をしますから・・・。」
ひひ親父は無言でニタニタと厭らしい笑みを浮かべながら私の手首を掴んだ。

引き立てられるように我が家を後にした。
玄関を出ると、すぐさまひひ親父は身体を密着させ、夫の目を気にする私を狼狽させる。
腰に手を回し、尻肉を抱くと耳元で。
「梓あ・・・わしの味が忘れられんで、こんな刺激的な格好をして来たんじゃろう・・・。この下は何も着けとらんようじゃなあ。直ぐにおっぱじめられるようにして来たんじゃな。エロい女子じゃのう・・・、梓は。安心せえよ今日は静は居らんから、これから又たっぷり、鳴かしてやるからのう・・・ふへへへ」
腰に回した手でTシャツの裾を引かれる・・・。裸の尻肉が背後のコーポから丸見えに成ってしまう・・・。夫は勿論、他の部屋の居住者にまで知られてしまう恐れが有った。
必死でひひ親父の手を制すが、そんな努力を幾らした所で、この状況は見ている者が有れば子供でも異常に気付くのは間違い無いだろう。

ひひ親父宅までの卑猥なパレードはようやく終わりを迎えた。
玄関の引き戸が開けられ、中へ連れ込まれる。
間口を潜りながら、恐る恐る背後を振り返る。
コーポ二階の東の部屋では三人の小学生の母親が洗濯物を取り込みながら、覗うような目線をちらちらと送っている。
コーポ二階の中の部屋では年金暮らしのお爺さんがベランダの植木の隅に身を隠すようにしてじっと此方を凝視している。
コーポ一階の東の部屋では三歳になる豪君が若い母親に家に入るように諭されながら、珍しい物でも見るような目線を投げている。
そして、コーポ一階の西の部屋では、夫がカーテンの陰に身を潜めながら、じっと見送っていた。

間もなく私の視線を遮るように引き戸が閉ざされた。
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[762] 家主・29 投稿者:えりまきとかげ 投稿日:2002/09/29(Sun) 05:42

妻の鈴音は、延々と鳴り続けていた。まるで台風の中、軒下に吊るされたまま放置された風鈴のように気違いのように止む事を忘れて轟く。このまま屋内へ取り込んでやらなければ剛風に引き千切られて何処かへ吹き飛ばされてしまうであろう。

助け出さなければ・・・。
だが、梓がそれを望むとはとても思えなかった。
猛烈な善がり声に混じって、幾度も幾度も自分との決別を告げる言葉を吐き続けていた。
それが、ひひ親父の巧みな誘導によって引き出されているのは、まず間違い無いだろうが、これだけ女悦を搾り取られてしまっては誘導尋問による発言だろうとも本心を吐露させられているのは疑いようも無かった。
「ふああ・・・う。あん、もちろんです。あの人なんかと・・・く・比べ物に成りません。」
「っすっごいのっ・・・裂けちゃう裂けちゃう!おおお・・・お・お腹まで入って来てる。」
「はい・・・はい!言う通りにします・・・だから・もっともっとお・・・してえ!!!」
「しゅ・・・主人なんて・・・要らない!大家さんがいい!大家さんが最高!あああああ」
「梓もう・・・大家さんと離れられなくなりそうです・・・ずっと・・・梓を捨てないで」
「もうだめ、もうだめ・・・ねえ、いってえ!一緒にいってえ!梓・・・壊れちゃう・・・」
助け出す・・・?一体誰を助ければ良いのか・・・。それよりも自分を救って欲しかった。嫉妬心は今や被虐の感情に変化していた。
己の稚拙な性技では到底、与える事の叶わない圧倒的な快楽が梓を決して手の届かない遥か彼方へと連れ去ってしまった事を教えていた。

「うあああ・・・うあ・・・はあ・あっあっあああああああ・・・もうもう・・・きいい!」
性の限りを暴き出される声が響く。
「おお・・・お・お願い・・・いっ・一緒に一緒にいいい・・・。出して出して!!一緒にいきたいのおお・・・はい・はい・・・中で・・・梓の中で・・・いってええええ!」
自身を握り締めた手に力が篭る。梓を思いながら、強烈な嫉妬の中で何度も何度も吹き溢していたが、信じられないくらいの興奮が何度でも襲いかかってくる。嫉妬心がこれほど性欲を煽る事を初めて知った。
「う・・・おおおおおお・・・梓あ・・・梓あ・・・あう・・・おおおおおおおお」
ひひ親父の種子が吐き出された事を示す絶叫が響き渡り、その声に梓の絶息の悲憤が被る。
妻の膣に精子が振り撒かれる合図を耳に、みじめに掌に今日何度目かのどろりとした白濁を垂らした。

隣室の阿鼻叫喚は、梓の断末魔の叫びを最後に鳴り止んでいた。
正に台風一過の静けさのように感じられた。だが台風は本当に行ってしまったのだろうか。いや台風はまだ遣って来たばかりで、この先我が家にいつまでも居座り続けるのは、ほぼ確実だった。
隣室の扉が開く音が聞える。慌てて飛び起きると床に点々と散らばっている己の惨めな残骸を拭き取ったティッシュペーパーの塊を拾い集めてゴミ箱へ処分すると寝室のベッドへ潜り込んで固唾を飲んで梓の帰宅を待った。
枕元の目覚し時計の針は、あと少しで四時に成ろうとしている。隣室での異変に気が付いてから、もう八時間の時が流れていた。その間一時の休息も無く、梓のあられもない声を聞かされ続けていたが、交合はその遥か以前から繰り広げられていたのだから梓の身が気に掛かると同時にひひ親父の凄まじさを思い知らされた。

玄関の鍵が開けられ、開いた扉から梓の身体が滑り込むように玄関に崩れ落ちるのが、開かれた寝室の襖の先に確認された。
しばらくそのまま床に蹲るまま放置されていた梓だったが、私の気配が無いことを確認するように美穂が姿を見せた。
小声なので何を喋っているのかは分からなかったが、耳元で何やら囁くとゆっくりと梓の腋に手を差し伸べて抱き起こした。
初めて正面から梓の姿態を確認した。白い綿のショートパンツにオレンジのTシャツと言う軽装で覚束無い足下で立ち尽くす梓の姿に、今まで感じた事も無いようなむんむんとした女の匂いが嗅ぎ取れた。たった一日で全く別の人格を植え付けられたように感じた。
身を覆う部分の少ない着衣から食み出している素肌は、妖しく上気したように赤みを帯びねっとりと汗の水分で潤んでいるようで、肩から腹部にかけての小刻みな震えが荒げられた後の息切れを伝えている。
バラバラに乱れ切った髪の毛が肉交の激しさを物語っており、額から頬に掛けて垂れ下がる髪の毛から僅かに覗いた表情は憔悴し切ったように力を失い、半開きの瞳の下にはくっきりと淫欲の隈が刻まれる。
パクパクと蠢き息を吐くぷっくりとした肉厚の唇にひひ親父の男根を咥え込まされていたのかと思うと信じられない事に再び愚息が頭をもたげ始めていた。

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[733] 家主・28 投稿者:えりまきとかげ 投稿日:2002/09/04(Wed) 03:41

この部屋へ遊びに来たのは一度や二度の事ではない、しかし今日は今までの訪問とは余りにも事情を異としている。
情事の後始末を命じられた美穂も、まもなくこの部屋に現れよう。美穂は私達に自宅を提供するために呼び戻されたのだから、段取りさえ整えば後は事務所に戻っても問題は無い筈だし、そうで有る事を願った。ひひ親父に更に抱かれる覚悟は出来ている、その積もりが無ければこんな段取りをする訳が無い。しかし同性である美穂の目の前で失態を晒すのだけは我慢できなかった。

並んでソファに腰掛けミニスカートから露出している生脚に手を這わせるひひ親父に、それとなく尋ねてみる。
「美穂さんは、事務所に戻られるんでしょう・・・?」
ひひ親父はスカートの裾を押さえる、私の手を邪魔そうに払いのけながら。
「そんな事は、梓には関係が無いことじゃ。」
と、ぶっきらぼうに答えた。
「保育園へも迎えに行かなくては成らないんじゃないかしら?」
「それは心配要らんよ、母親に頼むように言っておいたからのう。美穂の事など心配要らんから自分の事だけに集中せえ。」
パンツの裾を割って無骨な指が肉芽を探り当てる。
「そうはいきません・・・。美穂さんがここへ戻るなら、これ以上はさせません!」
「させませんじゃと・・・、偉そうに何をほざくか。梓・・・お前、自分の立場がよう分かっとらんようじゃな。」
侵入していた指先が強く芽を捻り潰す。
「う!い・・・いたい!」
肉芽を摘んだまま膣口にも指を潜り込ませて乱暴に掻き混ぜる。
「お前には、決定権など残されてはおらんのじゃ!わしの命令に従がうのみじゃ。分からんなら分からせるまでじゃ。」
と言うと、パンツを一息に膝までズリ下げ、二本指を根元まで奥深く埋め込み抉るように指の腹で擦りたてる。
午前中からの荒淫によって、すっかり敏感に成っている柔襞が乱暴に押し揉まれると、自分でも情けなくなるくらい呆気なく花蜜を溢れさせる。
「ほーれ、助平汁がたーんと溢れてきおったでえ。させません・・・どころじゃ無さそうじゃぞ。」
「いや、触らないで・・・く・・・うう」
悔しくて、悔しくて目尻から熱い物が込み上げて来る。しかし明らかに身体は反応を示し始めており、きつく閉じ合わせていた太腿が緩み出し、クチャクチャと卑猥な水音を響かせ始める。
「ははははは・・・。梓よ亭主が有りながら、この有り様で何を偉そうにほざいとるんじゃ。お前はさっき亭主に何と言った・・・。確か食事を済まして来てって言ったよなあ?あれはわしに抱かれるための時間稼ぎだったんじゃろう?違うか?ええ。」
「そ、それは・・・ああ・・・だって・・・だって。あんな所に帰って来られたら・・・どうあがいてもばれちゃうから・・・だ・だから・・・はああ」
「まあ、どんな理由を並べたって真実はひとつじゃ。良かったんじゃろ?わしとのセックス!違うとは言わさんぞ、あれほど昇天し捲くったんじゃからのう・・・。産まれてからこれまでに味わった全ての快楽を足したって今日ほどの快楽には遠く及ばんじゃろう・・・。
どうじゃ、違うか。」
「はう・・・はあうう・・・は・・・はい・・・その通りです・・・。で・・・でも、でも・・・美穂さんに見・・・見られるのだけは・・・や・・・やなの・・・お願い・・・それだけは許して下さい。」
眼前に嘶く巨根が突き出される。三度も精を放っていると言うのに隆々と腹にへばり付くほどに上を向きブルブルと上下に揺れる。
ああ・・・何て、逞しいの・・・。興奮で見ているだけで達してしまいそうだった、今やその一物から立ち上る濃厚な雄の香りは、肉欲を呼び起こす禁断の媚薬に成っていた。

ずっぽり喉奥まで吸いこんで唾液を塗し込みながら愛撫する、ひとりでに身体が行動に移っていた。美穂が戻って来るかもしれないと言う不安は何時の間にか頭の片隅に追いやられていて、身体が条件反射のように動いた。
口の中で更にカチコチに固まるのが感じられる。股間は相変わらずグチュグチュと音を立てながら指の攻撃に晒される。
「また欲しいんじゃろう?エッチな人妻さん。」
小馬鹿にされたような言葉で尋ねられ、うんうんと首を縦に振っていた。衝撃の肉交は私から理性をも奪い去っていた。
椅子に掛けるひひ親父に背を向けて腰に跨る体勢で下から挿入される。初めて咥え込んだ時、あれほど窮屈で苦痛をもたらした太茎が難無くズルズルと胎内に呑み込まれる。
「ふ・はああ・・・」
結合の喜びに震える真っ白な首筋が正面の鏡に映し出される。
先日、ひひ親父の部屋のパソコンで見せられた夫と美穂の情事を映し出していたドレッサーの姿見に、太い腿の上に乗せ上げられ、はしたない液を吹き溢しながら、散々掻き回され真っ赤に充血した女性器を極太魔羅で田楽差しにされる己の醜態がまざまざと映し出されている。
自分のあられもない姿を惨いほど真正面から見せられる。尻をくねらす度に太茎の腹が顔を現しては淫肉に呑み込まれる。
「ああ・・・は・・・恥ずかしい・・・いやだあ・・・見えてるの・・・全部・・・全部う・・・。」
厭だと言いながらも、その光景が興奮を煽り立てているのは疑う余地が無かった。

「はああう・・・や・・・ははあ・・・おおうおおお」
今や快感を求める一匹の雌と化して、ひたすら腰の上で尻をスライドさせる。
ひひ親父は背後から回した手で肉芽や乳首を刺激して更に官能を追い込む。
めくるめく波に翻弄され、玄関の扉が開いた事にさえ気付く余裕は無かった。
「はう、はうう・・・」
だらしなく涎を垂れて、気を追い込む我の姿を半ば白目を剥いた瞳が捉えた瞬間、嬌声が悲鳴に変わる。
「ふはああ・・・はっ!はああ・・・やあ――!やーよ!だめえ!見ちゃ・・・見ないでえええ・・・お・・・お願・・・ああ・・・はあ――――・・・ダメダメエエエエ・・・イッチャウウウゥゥ・・・見ちゃ、見ちゃああああああああ・・・キ――――――――!」
ひひ親父の肩越しに鏡に映し出されたデジタルカメラを構えた美穂の姿を確認した。瞬間にフラッシュが焚かれる。繰り返し繰り返し閃光が鏡面に反射し目が眩んで前が見えなくなる。
同時に下からひひ親父の腰が激しく上下動を加え、呆気なく昇天する。どうやら、その表情の一分始終が美穂のデジカメに記録されたようだった。

それから、どれほどの時が経ったのか全く判別出来なくなっていた、流石に三度精を放っているひひ親父に四度目はなかなか訪れなかった。だが、この老人のスタミナは並大抵では無い、長い長い交尾の間中、一切動きを緩めることは無く、梓の体力は既に枯れ果てされるがままの状態に成っていた。それなのに官能だけは未だ燃え盛っており女の身体の業の深さを教えていた。いっそ気を失ってしまいたかった、そうしなければ本当に死んでしまいそうな・・・それほど追い詰められた快感に浸っていた。
かんかんに照り付けていた真夏の太陽はとっくに沈み、窓の外には夜が訪れようとしていた。
「もう日が暮れるなあ、梓・・・旦那が心配してるんじゃないかな。」と告げると、傍らで成り行きを見守る美穂に目配せをする。
美穂は梓が身に付けていた着衣の残骸のポケットから携帯電話を取り出した。
「梓さん、ご主人よ。」と言いいながら、それを私に手渡す。
ひひ親父に貫かれたままで夫との会話を要求される。
「あ・・・あなた・・・。」
その間も肉の凶器は激しい出入りを繰り返す。
「ふ・・・あ・おお・・・そくな・なりそうなの・・・おお・・・」
とてもまともには会話ができない。ひひ親父は無情にも、尻肉を引っ掴んで上下動を更に早める。
「む・・・ぐう・・・そ・・・ハッハッ・・・き・気分が悪くて・・・あう・・・あうう」
ばれる、ばれてしまう・・・。演技も最早、限界だった。
「かはあ・・・だ・からああ・・・よ・しこ・・・とこ、と・・・とまるかも・・・フッフッ・・・ごめんなさい・・・はう・・・」
これだけ息を荒げたなら、よほど鈍感な男でも気が付くだろう。電話を切った後、ひとしきり嗚咽を漏らしはしたものの、ひひ親父の追い込みは、感傷に浸っている暇さえ与えなかった。

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[729] 家主・27 投稿者:えりまきとかげ 投稿日:2002/09/01(Sun) 04:39

扉に鍵は掛けられてはおらず、ノブを捻るとスッと音も無く開いた。
インターフォンを何度も鳴らしたのだが中からの返答は無かった。
新聞受けに残されている朝刊を手に取り玄関へ踏み込むと、即座に室内の淫靡な様子が感じ取られた。
足下には夫婦の履物がきちんと整理され並んでいたが、ただ一足くたびれた男物の草履が無造作に左右バラバラに脱ぎ捨てられており、性急な訪問を伝えている。
玄関から覗えるリビング奥の和室の襖は開け放たれており、そこから噴き出すクーラーの冷気が汗を光らせる額に心地よい涼気を与える。
カーテンを閉め切った和室内の明かりは灯されたままで、四畳半の和室には不似合いな大きなダブルベッドの上に散らばる男女の衣類や荒れ果てた寝具を垣間見せていた。
そして自分自身も幾度も体験した強烈な男性ホルモンの香りが遥かに微小な雌の媚香に混じって部屋全体に溢れている。

もう終わってしまったみたいね・・・。気の毒だけど諦めるしかないようね。
靴を脱いでリビングに入り、食卓に購入したばかりのコンビニエンスストアの袋を置きながら、ベッドの上や下に大量に転がる使用済みのティッシュを見下ろし、先程の突然の訪問者・・・この部屋の主を思った。
この和室と逆の方向に位置し隣接したバスルームからシャワーの音に混じって気をやる雌の咆哮が響いている。

「来てるのか!もう少しだからちょっと待ってろや。そうそう、この後、場所換えするさかい直ぐ出られるようにそこら辺、きれいに掃除しとけや。」
「は・・・はい、分かりました。」
バスルームでは、抗う様子が伝わる。
「な・・・何・誰が来てるの・・・やあ・だめ・だめ・・・こんなとこ・・・こんな・・・あああ・・・やだ――!聞かれちゃう・・・うっ・ううん・・・聞かれちゃうよーおお!」
「気にせんでエエ・・・気にせんでエエ・・・梓と同じで、わしの子の母親じゃ・・・聞かれたって全然、平気じゃ、平気じゃ。」
「いやあああ・・・平気じゃない・・・酷い・酷すぎ・・・う・あああ・・・ダメ―――!」
「ほれ、ほれ・・・それどころじゃ有るまいが。」
「うーん、うーうーんん・・・あは・や・・・やめ・・・ああああああああ」
「ふはは、いけ・いけ・・・ほれほれ・・・どうじゃ・どうじゃ」
「あーあ・・・あーあ・・・はあ・あっ・・・う・うふう」
いきっぱなしに成っている梓のうめきを聞きながら、和室に散らばる丸まったティッシュペーパーを拾い集めてポリ袋に放り込む。ひとつひとつのティッシュは異様に重く、ひひ親父のザーメンの濃さを思う、梓さんもとうとうお母さんに成るのかもね・・・。
二人目を宿した腹を擦りながら、兄弟に成るかもしれない梓の子の事を複雑な思いで考えていた。

梓は、ぐったりとひひ親父の腕に横抱きにされてバスルームから姿を現した。
散々、感情を揺さぶられながらも絞り尽くされた裸体は女の目から見てもハッするほど艶めかしかった。
「ご苦労じゃったな。おう、弁当じゃ・・・。朝から何も食っとらんからのう、さすがに腹、減ったわい。ま、その代わり人妻をたんまり食ったがのう・・・。のう、梓。」
全裸のまま梓を椅子に降ろすと早速コンビニ弁当をパクつきだした。
正体を失ったようにぐったりしていた梓だったが、ひひ親父の手から離されると消え入りそうな声で「美穂さんを何処かへ遣って・・・この子だけにはこんな姿を晒したくない。」と訴える。
「阿呆・・・。これから美穂に世話に成るんじゃから、そんな我が侭を言うんじゃないわい。それより早う食え、スケジュールが山ほど貯まってるんじゃぞ。」
前も隠さずに、箸を進める。
「欲しくありません・・・。食欲が無いんです。」
「食っとかんと身体がもたんぞ。まあ、あれだけわしのザーメンを食らったんじゃ無理も無いがなあ。わしのホルモンは栄養満点じゃから食わんでも平気かもしれんがのう。」
梓は言葉を発する事の無駄を悟ったのか、無言で俯き椅子の傍らに転がっているご主人のパジャマで裸の前部を覆った。

ドロドロに汚れ切ったベッドのシーツを剥がし、脱ぎ捨てられた梓の衣類とまとめて洗濯機に入れようとすると、ひひ親父が嗜めるように指示を出す。
「おい、おい。そんなもん洗って干したらチョンばれじゃ、ごみと一緒にまとめてポリ袋に放り込んで、ごみ置き場へ出して来い。」
食事が済むとステテコとランニングシャツを身に着け、梓にも簡単な着衣を着けさせると、一足先に隣の私の部屋へ鍵を受け取って向かった。

私は掃除の仕上げに梓のドレッサーの中に有った香水をスプレーで空中に大量に散布して大きく膨らんだポリ袋を提げて部屋を出た。
ひひ親父から預かった鍵で戸締りをして、ごみ置き場にポリ袋を置くと自室へ向かった。

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[726] 家主・26 投稿者:えりまきとかげ 投稿日:2002/08/31(Sat) 16:15

取っても、取っても、毛むくじゃらな股間を汚す白濁はとても取り切れるような量では無かったが、口舌での後始末を命じられるままに舌を這わせ次々に絡め取る。
今までにも茎吸いで自失した夫の射精を口腔内で受けとめたことは何度も有ったが、ひひ親父のそれは、全くの別物のようにさえ感じる。
水っぽい夫の液体と違って、垂れ落ちても形さえ崩さない上に色も白というよりもクリーム色に近く、夫の米の洗い汁のような白濁よりも数十倍の濃度が有りそうだった。
こんなに濃かったら精虫の量だって桁違いなんだろうな。
垂れ落ちて殖栗の皺肌を汚す練乳のようなザーメンを舐め清めながら、目には見えない夥しい数の生命を想像していた。
ひと舐め、ひと舐め流れ込む液体の細部に渡りうよめく生き物が口の中で溢れている。
驚くほど大量に放出されたザーメンは舐め取っても舐め取っても、まだまだ股間全体にへばり付いているし、ベッドのシーツにはオネショ染みのような大きな地図を描き自分の股間と未だに糸を引いて繋がっている。
どれほどの生命が無益に地に放たれたのだろうか。その数は想像を絶する数であろう。
しかし、自分の子宮にも確実にこれら競争に打ち勝った一握りの兄弟が存在しており、命を繋いでいる筈だった。
これほどの力強さを有するひひ親父の分身が、ただの一体も残さずに全滅する事は絶対に有り得ないだろう。私がひひ親父の子を宿さないですむ最後の希望は昨日の性交で夫の精子が着床を果たしている事、これを祈るのみだが、もしもそれが果たされていたとしても、ひひ親父の精子は夫の精子を難無く追い払ってしまいそうな、そんな気さえする。

口だけでは、とても掃除しきれない量をそれでも懸命に磨く。
口腔内は直ぐに白濁で一杯に成り、強烈な嘔吐感と闘いながら必死で喉奥に次々と飲み込む。だが、その生臭さで次第に気分が悪く成って来ている。すきっ腹に大量に飲み込まされたザーメンが胃の中で凭れて来ている。
「大家さん・・・。もうこれ以上は無理です、幾ら何でも飲み切れません・・・。ティッシを使わせて。」
懇願するのだが、ひひ親父は「あー、いい気持ちじゃ・・・もっと、ベロベロやってくれや。」などと言うだけで一向に取り合わない。
放出後やや硬度を失っていた、男根は舌腹の刺激で再び頭をもたげ始めている。
すごい・・・。眼前でブルブル胴震いを見せる巨根は完全に復活を遂げており、その威容は先程までの激しい交合を再び思い起こさせ、被虐的な胸の締め付けを感じる。

ひひ親父は嘶く男根を私の口に捻じ込み、頭の両サイドを鷲掴み激しく出し入れを開始する。
大口を開いて飲み込まされた巨根が我が物顔に口の中を支配する、あまりの苦しさで涙が零れ、今にも胃の中の物を吐き出しそうだった。
苦しくて苦しくて、突き飛ばして逃れたいような気持ちとは裏腹に官能が再び口を開いて訪れつつあり自身を戸惑わせる。
「梓・・・。もう一回、いかせてくれ・・・。今度はあんたがわしをいかす番じゃ。」
「ふ・・・ふん・ふ・ふんん・・・」
飲み込んで唾液を塗し込み、舌腹を擦り付けて、出し入れを続ける。そして、とても入り切らない根元に両手を添えて扱きをくれて、ひひ親父の官能を追い込む。
「あー・・・あー・・・ええぞ・ええぞお・・・梓・あっ梓ああああ・・・」
喉の奥で先端が大きく膨れ上がるのを感じた。手の動きを一層早めて追い込む。
「うおおおおおお・・・・・」
唸り声を耳にすると同時に、睾丸がポンプのように収縮して激しい射精が口内で発生した。
喉奥で放出を感じ慌てて頭を上げようとしたが、ひひ親父は両手で後頭部を抱え込み更に力を込めて押さえ込む。
頭を上げるどころか、もっと深みまで飲み込まされて。そこで暴力的な射精が繰り返し繰り返し襲って来る。
飲み込まなければ窒息してしまう・・・。必死に喉仏を蠢かせ呑下するのだが射精のスピードに付いて行く事が出来ない。筒一杯に溢れ尚も吐き出されるザーメンが行き場を失う。

ブバッ!
一杯に巨根を含んで隙間が無くなっている唇の端から激しい勢いで白濁の飛沫が飛び散る。それは口ばかりか鼻の穴からもダラダラと溢れ出て、呼吸を完全に遮断する。
顔を真っ赤に紅潮させ殺されるのを待つ心境に陥った。
「ふああ・・・最高だあ・・・梓よ最高の心持ちじゃあ・・・。」
後頭部の手が緩められ、男根がゆっくりと外される。
思いを再び遂げて大の字で寝転がるひひ親父の傍らに取り残された私は、あやうく危機を逃れ「げえ!げえ!」と激しくむせ返りながら口内を焼き尽くした白濁を吐き出そうとしていたが、大量の粘液は容易く吐き出す事さえ出来ず。口から重く垂れ下がり顎から喉元乳房にかけてベットリと張り付く。また、鼻の穴に残ったままの液体も容易には出ては行かずに呼吸を遮る。
「はあ・・・はあ・・・」
やっとの思いで口から空気を取り込んだ私の耳に冷たい物が押し当てられた。

「まだまだ、時間が掛かりそうじゃよ・・・。亭主の予定を確かめとけよ。」
耳に当てられたのは、私の携帯電話で既に夫の携帯を呼び出す通信音が聞えていた。
「や、息が出来ないの・・・これじゃ・・・話せません。」
しかし、時既に遅く夫の声が「はい!」と響いた。

「うまく、ごまかしたな。上出来だよ・・・駅前のPOCOだってさ・・・ふふん・・・梓、お前も悪だよなあ。」
「何て事を・・・酷すぎます。勝手に電話したら・・・ああ言うより無いじゃないですか・・・。」
「いや、いや、わしは梓を誉めとるんじゃよ。よう出来た演技じゃ思うてな。アドリブであれだけ喋れりゃバラエティ番組のレギュラーにでも成れるぞ。ははは・・・」
「・・・。もう充分でしょ。今日はもう帰ってください・・・。主人もじき帰りますから。」
「いや、いや、充分なら電話なんぞさせやせんよ・・・。そうか旦那は、もうすぐ帰るか。どうしたもんかのう・・・。」
しばし思案顔を覗かせ腕組みをしていたひひ親父だったが、おもむろに私から携帯電話を奪うと何処かへ通話を始めた。
「わしじゃ、おう・・・。どうせ暇じゃろ。今すぐ家に帰って来い。ああ・・・鍵を掛けて出て来りゃ良い・・・。かまわん電話は何時ものようにお前の携帯に転送されるようにしておけ。いいな、直ぐじゃぞ・・・帰ったら隣へ来い・・・。ああ・・・そうじゃ101号室じゃ、分かったな。早くじゃぞ。」
何処へ掛けているのだろう・・・?ひどく不安な気持ちに支配される。
「おっと、帰りにコンビニでも何でも良いから食いもんを買って来い。二人分じゃ。ええか、早くじゃぞ・・・。」

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[720] 家主・25 投稿者:えりまきとかげ 投稿日:2002/08/30(Fri) 05:12

「う・・・うっうっ・・・」
腰を固定していた両手は背に回され、強く掻き抱かれ口腔を濃厚に舌で犯され、鼻から引っ切り無しにうめきがもれ出ていた。
自由を取り戻した腰の中心には亀頭の楔が依然として打ち込まれたままで、そこから伝わる電流が、支えを失った中腰の姿勢を維持する事を困難にしていた。しかし上半身は抱き抱えられ動きを封じられているため、矛先を交わすには尻を打ち振るしか手立てが無かったのだが、膣口にがっちり食い込む亀頭は、いくら尻をずらしてみても決して外れる事は無かった。

膝を折り曲げ爪先立つ足下に限界が訪れつつあった。ひざはがくがく前後に揺れ動き、脹脛には痙攣を起こす前触れの引き攣るような痛みを感じる。
ドロドロに潤み切った股間は更に多量のジュースを溢れさせており、膣口から連なる太茎をズルズルに泥濘ませている。このまま、腰を降ろせば否応無く長大な勃起をはらわたまで飲み込む事に成ってしまう。
必死で危機から逃れようとひひ親父の肩に手を掛け身体を浮き上がらせようともがくのだが、脇の下から後頭部、腰骨にかけてしっかりロックされておりびくとも動かせなかった。

前屈みに丸まった背中に回されたひひ親父の腕が上から体重を乗せてくると、耐え続けていた膝の辛抱も遂に事切れた。
踏ん張って耐える左の膝がまず崩れ落ち、ベッドに片膝を降下させる。とたんにメリメリッと太茎が斜交いにめり込んで来る。あまりの衝撃で右の脹脛が悲鳴を上げ両膝でベッドにしゃがみ込み膝立ちになる。入り口付近を押し広げていた掘削機が更に身奥を拡張しながら前進し、子宮口にハンマーでぶっ叩かれたような痛みが襲う。捻じ込んで来た極太の一物で膣内の襞と言う襞が押し広げられ裂けてしまいそうな恐怖感が襲った。

夫とのセックスでは、決して到達する事の無かった子宮口が猛烈な勢いで押し潰される。
「かは・・・はああ・・・ぐっ・ふ・・・」
押し広げられる痛みは衝撃的な快感へと変わっていた。必死で官能と戦うのだがとても勝ち目は無かった。
「どうじゃ?梓よ、亭主とは比べ物に成らんじゃろうが?」
大きく何度も頭を振った、夫とのセックスとは全てにおいて次元が違っていた。
子宮口をこれでもかと言わんばかりに抉っておきながら、未だ全長の半分ほどを余したままだった。

ひひ親父は、再び大きな尻に手を回して円を描くように牝肉を捏ねくる。
「あああ・・・・ひっ!・・・おおおおお・・・だっだめー!」
「ほれほれ、どうじゃ、どうじゃ。まだ、もつか?ええ・・・梓」
「う―――ん・・・んっん・・・もう、もう・・・」
尻肉を揺り動かす手の動きを早め、梓の官能を追い詰める。
「うきー!いいい・・・いっちゃうー!あああーお・・・あーおおおおおおおお」
口から涎を垂れ流しながら、高らかに絶頂を告げる。
髪を振り乱し首を狂ったように振りまわしながら、肩を突っ張らせベッドに踏ん張る。
狂態を確認すると、ひひ親父は連結を解かぬまま梓をベッドに押し倒し、膝の裏を両肩に乗せ上げ官能の渦の真っ只中でのたうつ身体を海老のように小さく折り曲げて組み敷くと、真上から強烈な一突きを打ち込む。
「あぎ――――――――ッ!」
断末魔の悲鳴が鳴り響き、ひひ親父の背に回された指が力の限り爪を肉に食い込ませる。
根元まで完璧に食らい込まされ、切っ先が臍の下まで侵入しているのが感じられる。
ズンッズンッズンッズンッ!ただでさえ奥の壁が強烈な衝撃を受けているというのに火花が散るほど連続して打ち込まれ、悲鳴を発し続ける喉奥から刺し貫かれた先端が飛び出して来るのではないかとさえ思われた。

ひひ親父との肉交は、梓の想像を遥かに超えていた。
様々に体位を入れ替えながら延々と喜悦の声を搾り続ける。しかも激しい腰使いは止まる所を知らず、そのスタミナは無限を感じさせる。

四つん這いで犬のように髪の毛を引っ掴まれて、丸々と突き出されたブイのような尻を見下ろしながら激し過ぎるストロークを送り続ける。
パン!パン!パン!と、肉のぶつかり合う音が高らかに鳴り続ける。
「お・・・お願いです・・・も、もうダメ!これ以上したら死んじゃう・・・ねえ、もう許して下さい・・・。」
息も絶え絶えに懇願する。幾度、気をやらされたか皆目見当がつかなかった、もう精も根も尽き果て身体を支える事さえまま成らなかった。それなのにあそこだけは、まるで別の生き物でも有るかのように歓喜の汁を吹き続け、巨根に食らい付いている。
「もう、限界か?」
「は、はい・・・もう・・・。」
ひひ親父の抜き差しは、驚くほど長いストロークを送って来る。内部の肉襞と言う肉襞を奥へ奥へと捲き込みながら子宮の壁をひしゃげるくらい強く押し潰し、ズルズルと何もかも掻き出すように去って行くかと思うと全長を納めたままでグルグルと回転運動を加えるかと思うと、小刻みに抜き差しして一気に埋め込まれる。様々に変化をつけた動きに翻弄され尽くし、あまりの呻き声で喉は枯れ果て息も付けない。

「そうか、そうか。限界か・・・わしもそろそろフィニッシュじゃよ。だがのう、ちゃんとおねだりせんと願いは叶わんぞ・・・男を喜ばす言葉でお願いしてみい。わかるな?梓。」
ひひ親父の方も限界が近い事は、眉間に刻まれた立て皺が物語っている。
「はあ、はあ・・・何を・・・あああ・・・お願い、大家さん。い・・・一緒にイって。はあ、はあ・・・わ・私もうダメ、またイっちゃうう!」
「ほう、ほう・・・そうか、そうか・・・わしにイって欲しいのか、うんうん、よいじゃろう、よいじゃろう。わしもそろそろ堪らんように成って来おったからのう。けど、梓よこのままイってもエエかのう・・・?梓のオマンコの中で大往生したいんじゃがのう。」
「ああ・・・な・中はダメえ!最後に抜いてください。お願い・・・恐い!」
「それじゃあ、目的が果たせんなあ・・・。しょうがない梓が良いと言うまで、もうちょっと辛抱するかいのう・・・。」
再び激しい抜き差しを再開する。そうしながら眼下に見下ろす尻のおちょぼ口に右の中指を当てがう。噴き出す液体でベトベトに汚された蕾は何の苦も無く根元まで中指の侵入を許してしまう。
産まれて初めて味わう菊蕾への悪戯に、激しく狼狽し尻を揺り動かす。
「こっちは亭主にもさわらせとらんようじゃな。なあに直ぐにこっちでもセックスが出来るように広げてやるさ・・・。こっちの味も格別じゃぞ・・・。」
太茎でがしがし貫かれ、肛門への刺激も加わり又しても絶頂を迎えつつあった。
「いやあああ・・・もう・もう・・・はあはあはあ・・・うっくく・・・」
「我慢は身体に毒じゃぞ・・・素直に成ってみい、梓よ。本当は欲しいんじゃろ、わしの絶頂を身体の奥で噛み締めたいんじゃろう。正直に言うてみい。」
「あはあ・・・ひ・ひどい・・・ひどいです。うっうっ・・・そうよ、そうです・・・中に・・・中に欲しいの、でもダメ・・・許されません。」
「何が許されんのじゃ、これだけバカバカ嵌められ、気をやって・・・まだ、許されるとでも思ってるのかい。どうせ許されんのじゃ、ならば本能に従がえ・・・のう、梓。」
「うう・・・つ・辛いです・・・。はあ、大家さんのが欲しい・・・欲しいのう。でも・・・でも・・・。」
「ばれやせん、亭主の精子は絞ってあろう・・・。ばれやせん・・・ばれやせんぞ、梓。」
「うくく・・・」
涙が零れた。これほどまでに私を征服した男に最後の止めを差されたかった。しかし、それがどのような結果を招く事に成るのかも充分に分かっている積もりだった。されど幾ら抵抗しようともひひ親父の思いのままに種子を子宮に撒き散らされることに成るのは、火を見るよりも明らかだった。現に中で射精しようと思えば私が抗おうがどうしようがこのまま出してしまえば全ては終わるのだし、ただ私に同意させたいだけなのも充分に理解できた。ひひ親父にとって、それが私の屈服の証となるのだから。

「ほれ、ほれ。いつまでやせ我慢が続くかのう・・・。これでどうじゃ。」
尻の穴に突き刺さっている中指が激しい出し入れを開始した、膣の男根と呼応するように腹の中を掻き回す。
「く・・・ふうう・・・」
イってしまう・・・。またしてもイってしまう、ひひ親父の腰と指の動きに合わせるように独りでに尻が蠢き、自ら快感を追い求めた。もう、どうにでも成れと言う捨て鉢な思いがグルグルと子宮を掻けまわる。
「ああ・・・イくう・・・イっちゃうう・・・!お願い一緒に・・・一緒に・・・。お願-イイ!」
「このままいいか・・・出すぞ!いいんじゃなあ・・・。」
うん、うんと頷いた。最早、限界だった。夫への思いも・・・しがらみも・・・モラルも全て消し飛んで、ただ尻を打ち振り頂点を目指した。
「はい・・・はい・・・出してえ・・・一杯、一緒にイってえ・・・はうあうううう・・・」
「中じゃぞ、オマンコの中に出すぞお!ええなあ!ええんじゃなあ!」
「はい、はい。中で梓の中でイって-ああああ――――あ-あ-あおおおおおおお」

バチ-ン!バチ-ン!
尻と下腹部が激しくぶち当たる、太腿の付け根には大きな大きな、毬のような睾丸がビンタをくれるようにぶち当たる。
ひひ親父は、ラストスパートに入ったマラソンランナーのようにゼイゼイと息を切らしながら太鼓腹を揺すってピッチを上げる。
顔面は汗だくで口許で何やらぶつぶつと呟きを漏らす。
「梓あ・・・あ・梓。やっと、やっと、わしのもんじゃ!誰にも渡さん・・・わしだけの梓じゃあ・・・どうじゃ、どうじゃ・・・たっぷり種付けしたる・・・そうじゃ、種付けじゃ!孕ましたる・孕ましたるでえ・・・梓ア・・・梓ア・貯め込んどった子種じゃ・・・一杯出すぞお・・・逃がしはせんぞう・・・夢にまで見た梓の子宮じゃあ・・・ぶっ掛ける・・・ぶっ掛けるぞう!」
「あ・はあああ・・・イって、イってえ。一緒にイってエエエエ・・・アオオオオオオオ!」
激しく襞を擦り上げる巨根が更に膨れ上がるのを胎内で感じた。腿で感じていた睾丸のぶつかる位置が迫り上がり、今や肉芽を激しく叩いている。
「オ――オ!ウオオオ!出すぞ!梓!出すぞ!・・・全部食らえ!全部飲みこめええ!」
膨張を続ける男根が最大に膨れ、ひひ親父の口から歓喜のうめきが発せられた。
子宮を打ち続ける亀頭の先から熱い塊が噴き出したのを真奥で感じた。同時に私にも絶頂が訪れる、それは強烈な今までの絶頂を更に超越した最高峰の頂であった。
「オオオオ_・・・アアアアアア・・・イくう、イくう!ア・ガハア!」
顔をシーツに突っ伏し両手で枕を掻き抱き果てた。背は背筋に逆らうように仰け反り足のつま先が反り返る。シーツに埋まった顔は、涙やら唾液やら汗やらでぐちゃぐちゃに汚れており、白いシーツに溶けて流れ出し化粧の色をべっとり擦り付ける。
爆ぜたザーメンはあまりに大量だった。最初の爆発だけで男根の嵌り込んだ膣口から溢れたザーメンがシーツの上にボタボタと音を立て滴った。
立て続けに射出される度に滝のように結合部から流れ出し、シーツに盛り上がるように糸を引きながら次々に垂れ落ち、それでも巨大な睾丸がビクビク蠢く度に後から後から垂れ下がる。
梓も、次々に塊と成って子宮に叩きつけられるパワーに震撼させられていた。それはまるで口を塞いだホースの水を一気に開放したような、そんな激しいぶつかりが連続して胎奥の粘膜を焼き尽くしていた。

何度、発作が続いたのだろうか。恐ろしいほどの回数で完璧に注がれ、その度に気をイかされ、意識もうろうと成りながらベッドに崩れ落ちた。
上から、ひひ親父の巨体が覆い被さるように落ちて来て、部屋には粗い男女の息遣いとむせ返るような男性ホルモンの匂いが満ちていた。
うつ伏せに寝た尻の上に、ひひ親父の下腹部が乗っかっており二人の連結は未だ解かれていない。完全に尻の上に下腹を重ね合わせているというのに男根は、まだ子宮口に届いており、その長大さを新めて教えていた。
乗り掛かられている重量に耐えきれず腿を動かしてみて新たな衝撃を受けた。腿の周りは吐き出されたザーメンで沼のように成っており、身動きする度にズルズルと濃厚な粘液の滑りがモロに伝わってくる。
ベッドのクッションで沈んだ腿の半分ほどの高さにまで濃いザーメンが層となって貯まっている。
とうとう、取り返しの付かないことに成ってしまった・・・。
絞り尽くされた女の身体が本能で妊娠を伝えていた・・・。産婦人科など必要は無い。疑いでも、恐れでもなく・・・。確信を持って知覚していた。


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[704] 家主・24 投稿者:えりまきとかげ 投稿日:2002/08/22(Thu) 05:49

既に入り口は熱い滾りでベトベトに泥濘でいて、受け入れ体勢は万全の備えを整えている。
密着する矛先がぴたりと当てがわれ、今正に狙物を割裂く構えをとりながら上から止めど無く滲み出る潤滑液を頭部全体に行き渡らせる。
腰に置かれた両掌の十指の先が肉に食い込み、二の腕に筋肉の太い瘤を浮かび上がらせながら少しずつ、少しずつ尻を降下させる。
花弁の全てが丸々と肥えた先端部分で押し潰され、やや上方で真っ赤に充血した肉芽まで一度に捕らえていた。女性器の全部を覆い隠してしまう程の径を持つ亀頭部が容易く膣口へ潜り込めるとは考えられなかった。

「ああ・・・やっぱり、無理です・・・入る訳ありません・・・ふ・太すぎます。」
「そうじゃろう、そう思うのも無理ない事じゃ。じゃがのう梓、美穂だって他の女達だって、ちゃんと根元まで飲み込んだんじゃ。梓は子供を産んでおらんからそう思うんじゃろうが女子の性器はいくら太くとも、ちゃーんと男を受け入れられるように出来とるんじゃ。」
最先端の尖りが肉襞を掻き分けて更に粘り気を増した液を吐き出す膣口へ到達する。
「あああ・・・怖い・・・お願いですから、ちょ・・・ちょっと待って。」
「待ってどうなる!入れなければオマンコは、始まらんわい。ぐずぐずしとったら旦那が帰ってくるぞ。このような姿を晒してもええのか・・・どうなんじゃ。」
「あ・あの人には、み・・・見せられません・・・。どれほど傷つくか・・・。」
「そうじゃろう、そうじゃろう。妻が寝取られる瞬間を目の当たりにして傷つかん亭主など居りゃせんよ。ましてや留守中の自宅で、それも己が寝床の枕の上で白昼堂々と近所の顔見知りのお爺相手に山ほど本気汁を垂れ流しとるんじゃからのう。」
「いやあ~!やめて!」
両の耳を手で塞いだ、それは紛れもない事実・・・だが、決して耳にしたくない言葉だった。
先程までは、ほんの数センチだけ膣口に侵入していた亀頭部はズリッズリッとゆっくりゆっくり確実に連結を深めている。
大切な性器を破壊されるのではないかと言う不安感で狼狽した。とりあえず逃れたかった、後の事はそれから考えても遅くはない・・・無理やりこじ開けられる感覚が一歩一歩増して来て時間的な猶予は僅かしかなかった。
尻を逃そうと腰を引こうとしたが、脇腹と腹筋に食い込んだ握力は信じられないほど強靭だった。後ろへも上へも固定された腰はびくともしなかった。ただ、下に向かいゆっくりゆっくり降下を続けていた。
「何をそれほど恐れる・・・生娘でも有るまいに。わしゃあなあ梓よ幾人もの娘っこを大人の女にして来たんじゃ。一番若い娘は中学の三年生じゃった、もちろん発育のええ娘でのう乳もオケツも大人顔負けにパンパンに張り切った娘じゃったし、好奇心も性感も旺盛じゃったが、歳は紛れもなくあんたの半分じゃ・・・。もちろん痛がったさ、けどな最後には完全に気をやりおってエエ声を聞かせてくれよった。それからはわしとのエッチが病み付きに成ってしもうてのう・・・。二十歳を過ぎ人の嫁になった今でも、わしに抱かれに通って来おるんじゃ。昨日も久しぶりにやって来おったんじゃがの、今日の梓との記念すべき日に備えて放出には堪えたんじゃ・・・ふふ。辛かったんやで・・・。まあ、そんな小娘でも女子の性器は充分に丈夫に出来とってのう、三十路を迎えて成熟し切った梓に出来んわけは無いんじゃ。幼稚な事を何時までも言うとらんで覚悟を決めえや。のう梓よ。」

ひひ親父の亀頭は丸々と肥えていたが全長の長い円錐形をしており、狭まった切っ先は容易く道を切り開き、大きく張り出している根元のかりの部分まで外向きの緩いカーブを描きながら徐々に径を増す、この形状はきつく閉じ合わさる経験の浅い性器に道を付けるのに多いに力を発揮する。
梓の秘口は花弁を膣の内側にズルズルと捲き込みながら徐々に押し開かれ、今だ嘗て開けた事のない広さまで広げられている。
「ああ・・・き・・・きつい・・・もうダメ耐えられません。」
べそを掻くような表情で訴えるが、もちろん聞き入れられる筈は無い。両側の五指で引っ掴んだ腰骨から蜂腰に至っての左右への厭らしいほどの張り出しを総身の力を集中して押し下げる。
「ぐうっ!」
声にならない悲鳴が貫通を伝えた。
巨根の先で圧倒的な存在を掲示した矛先は最太に張る返しのかり首までを一気に内へ消し去る。矢が貫いた肌は中に埋没した大玉に内側から押し上げられ股間部を盛り上げている。そこから連なる中太りの長竿は、梓に尻尾を生やしているように見せた。

唯一、梓の支えと成っているひひ親父の両手を中心に身体は大きく折れ曲がった。
手から下はだらしなく両脚を広げひひ親父の目の前に全てを曝け出し、膝から下で足下のマットレスを踏み締めスプリングを軋ませる。真っ白な内腿は尻尾の生えた部分を中心にガクガクと痙攣を繰り返す。扉を叩き破られ肉矢の矛先が埋没した瞬間、大量の潮を噴き出し自らの脚は元より、ひひ親父の裸の胸板や顔、ベッドのシーツをびしょびしょに濡らす。
そして手から上は後方に大きく仰け反り、支えなくしてはもんどりうってベッドに投げ出されていたであろう。顎先を天井に向け瞼は見開かれ白目を向いた目でグルグル回転する天井を見詰める。肉厚の唇はわなわなと小刻みに震えながら、まるで金魚のようにパクパクと呼吸を求めるかのように開閉を繰り返し端から涎を垂れ流す。そこからはヒュッヒュッと空気を吐き出すような絶息のみが聞き取れる。
瞬時に果ててしまっていた、それと知らせる鳴き声さえ失って・・・ただ・・・天空か?奈落かへ突き落とされた。
惨たらしく亀頭がめり込んだ牝裂からは栓をされ内側に滞っていた高濃度のよがり汁が一度に溢れだし真っ黒な竿の胴体を伝って大きな殖栗の上に流れ出し糊のように張り付き、尿道あたりからは汐吹なのか小便なのか判別のつかない透き通った液体がずっと噴き出している。
強烈な挿入感は、まるで拳を丸ごと飲み込んだような衝撃だった。そして内側ではその拳により合わさった細かい襞を押し広げられ、このまま真っ二つに割り裂かれて仕舞うように感じた。

「どうじゃ、ちゃんと嵌ったじゃろう。だが嵌ったのはまだ先だけじゃぞ、気をやるのはちと早過ぎるんじゃないかのう。この分じゃ今日は何回、果てるか見物じゃのう。」
何処か遠くの方でひひ親父の声が聞えていたが何を喋っているのか皆目判断がつかなかった。それは念仏か何かそのような意味の無い響きに聞えていた。

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[698] 家主・23 投稿者:えりまきとかげ 投稿日:2002/08/19(Mon) 04:42

長年の間、夫との愛を確かめ続けた夫婦のベッドの上で無遠慮に大の字に寝そべって口を使っての奉仕を要求しているのは夫とは似ても似つかない巨根の持ち主のひひ親父である。顎が外れてしまうのではないかと思うくらい目一杯に口を開いて隙間なく含まされるが、それでも全体のの三分の一も飲み込めてはいなかった。
野球のボールほども有りそうな亀頭部を含み込むだけでも口腔内は満杯状態に成っているにも拘わらず、後頭部に手を添え更に奥へと押し込む。
切っ先は口腔と喉の境界線を遥かに越えて奥へと侵入して来ているにもかかわらず、口の中まで入る事の叶わない男根の付け根は今だ両手で握れる長さを残している。
息が出来ず窒息しそうな意識の中、新めてその長大さを思い知らされる。しかもその先からは例の先走りの液体がとろとろと流れ続けているらしく、息が叶わず真っ赤になって堪える喉奥に飲み込めずに滞ってきており息苦しさに今にも、胃の内容物と共々戻しそうになる。
真っ赤に紅潮し眉間に幾筋も立て皺を浮き出させ、冷や汗と共に涎と目からは流れ出す涙で顔全体がベトベトに汚れて行く。壮絶な表情でコックの付け根を思い切り両手で許しを請うがごとく押え付ける。喉奥では声に成らずにただ「うっ・・・うっ・・・」と嘔吐のうめきが漏れてくる。塞がれているため出ないだけでとっくに嘔吐は何度も繰り返し訪れていて、この状態が続けば鼻の穴から未消化物が溢れそうだった。
無常な責めに苛まれながらも、身体はしっかりと反応を示していた。
陰部は火のように火照り、ねっとりとしたネバネバの液体を湧き出させ覆われたパンツの股間をベチャベチャに濡らしている。
ひひ親父は右手で後頭部を固定したまま左でワンピースのスカートを捲くり四つん這いで口腔奉仕を続ける突き出された臀部を剥き出しにして純白のパンツを一気に膝上まで引き降ろして感嘆の声を上げる。
「梓、凄いぞ。捲ったとたんにオマンコからボタボタ助平汁が垂れ落ちたぞ。」と言いながら二本の指を中に埋め込む。
「ん・・・ん・・・」声が出ないがひひ親父にはしっかりと歓喜の嬌声が伝わっただろう。身を小刻みに震わせて再び果てた。
頭の戒めを解かれひとしきりゼイ!ゼイ!とむせた後、愛液を滴らせる股間を晒してひひ親父の顔を跨がされる。
分厚い舌腹で幾度も陰部をなぞられ溢れ出す粘りの強いよがり汁を音を立てて吸い取られる。臍の穴程の太径を持つ鈴口からドクドクと引っ切り無しに溢れ出るカウパー脂腺液からもひひ親父の興奮も加速をつけて高まっているのが見て取れる。
「こんな粘っこい助平汁は始めて見たぞ。まるでとろろ汁みたいじゃ・・・。味の方も恐ろしく濃い口じゃのう。梓お前、相当な好きもんみたいじゃなあ。これじゃあ、亭主に満足出切る訳がないのう。」
「そんな・・・。でも、助平なのは間違いじゃないかも・・・。だって、凄く興奮するの。大家さんのこれが悪いのよ・・・。」と言って先端から滲み出る塩辛い先走りを舌先で啜る。
「好きなんじゃろ?これが。欲しいと言うてみい。わしも梓のこのむちむちしたおケツが大好きじゃった。いつか食ろうてやろうと思うとった。今日は人生最良の日じゃ。」
「・・・はい・・・大家さんの大きなのにずっと興奮してました・・・。早く入れて欲しいです・・・でも・・・。」
「でも・・・?」
「う・・・うん・・・怖い。主人との事もあるし・・・。」
「亭主に義理立てして諦められるのか?」
頭を横に振り、ひひ親父の巨根を口に含んで舌を絡めて情熱的に吸い上げる。
「うう」
ひひ親父の方も官能のうめきを漏らしながら尻の合わい目に舌先を突っ込み激しく捏ねくりだした。

「うん・・・うん・・・」
「はう・・・はう・・・」
寝室には男女の吐息が溢れ、ピチピチャと互いの性器をしゃぶり合う水音が響く。
巨大な殖栗を優しく揉みしだき、太茎を激しく扱きながら唇を亀頭に被せ舌で舐めまわす。溢れ続ける液がどんどん濃度を増しているのがはっきりと感じ取れる。
ひひ親父は三本の指を花弁に差し込み、片方の手の中指を尻の穴に根元まで沈めて両穴を激しく掻き回す。膣と腸の境の薄皮を通して両手指が交差するのが解る。舌先は蕾を舐め回し、膣口から流れ出すジュースを啜る。
「ああ・・・ああ・・・も・・・もう。」
先に根を上げたのはやはり私の方だった。
「も・・・もう、だめ・・・欲しいの。」
「何が?」
「こ・・・これえ、これ・・・。」
ひひ親父の勃起を両手を使って激しく扱いて見せた。
「ちゃんと言わんか、これじゃ分からんわい。」
「意地悪う・・・。欲しいの大家さんのチンポ・・・梓の・・・オマンコに入れて・・・もう我慢できない。」
にたにた笑いながらひひ親父は身体を起こし、ベッドの中央に胡座を掻いた。股間の勃起は垂直にそそり立ち、獲物を狙う大蛇のように見えた。
「よーしゃ・・・よう言えた。梓の望み、よう解った。叶えてやるぞ今すぐになあ。」
手招きされるままに真ん前に立ち、脚を開いて胡座を跨ぐ。
下から見上げるひひ親父と視線がぶつかる。目を瞑りゆっくりと腰を沈める。
「もう少し、前じゃ。」
指示の通りに腰を迫り出しながら膝を折って行く。
「ああ・・・」
予想よりも相当早く股間が先端部と触れ合ったのが感じられた、まだ中腰にも成っていなかった。
いよいよね・・・。期待と恐怖感がごちゃ混ぜに成った心理状態の中で何故か夫の事を考えていた。もう打ち合わせは終わった頃だろう・・・。お昼ご飯でも食べているのかしら、真っ直ぐに帰ってくる事は無いと言ってたけど・・・もし帰って来たらどうしよう。こんな所、見られたら間違い無くお仕舞いね・・・。悲しくなった・・・本当に良いの梓?胸の中で理性が囁く。しかし私の欲望はとどめを刺される事を明らかに望んでいた。禁断の果実を諦める事は今となっては不可能だった。

ウエストの括れを節くれ立ったひひ親父の両手で掴まれた、ワンピースのスカートをたくし上げて切っ先を食い込ませる。
あなた・・・サヨナラかもしれないね・・・ごめんなさい・・・悪いのは、全部梓です・・・。
夫との日々が走馬灯のように浮かんでくる。そして一気に消し飛んだ。

そして夫は暑い夏の日差しの中へ電車から降り立った。運命が大口を開いて待ち受ける中へ・・・。

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