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北原夏美 四十路 初裏無修正

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樹氷 投稿日:2008/01/18 (金) 20:30

[魔性のボンデージ]を身に着けた妻

ボンデージは、すでに妻の、由香利の皮膚のようだった‥
そう‥そうなのだ‥
あのディルド‥藤田の分身も、今では妻の体の一部分なのだ‥

私はボンデージ姿の妻を見て改めて深い感慨を覚えた。

徐々に遠くなる景色‥

届かなくなる物‥

妻は妖艶に、体をくねらせ、私を一瞥し、寝室に閉じこもってしまった。
私は、リビングで、この世界に私しか存在していないような寂しさを感じ‥張り裂けそうな胸の苦しさを覚えた‥

呆然として‥何一つ手に付かない。

テーブルの上に置いた、私の携帯が音も立てずに点滅を繰り返し、着信を告げている‥

サブウィンドゥには、発信者[西島]の名前。

私は点滅する携帯を、いつまでも見つめていた…
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樹氷 投稿日:2008/01/18 (金) 20:10

妻は、言った‥

「ウチもな、驚いてるねん。アノ人のペニスで貫かれて‥激しく責められる度に、私の色が…パパと過ごした年月が…色あせて‥アノ人の色に塗り替えられて‥染められて‥」

虚ろな視線で身をよじりながら、遠くを見つめている妻‥

「愛の形はそれぞれや‥今のウチはアノ人に責められ‥蹂躙されている時が‥女に生まれた悦びを感じられるんや…」

私は妻の言葉に‥匂い立つような妻の姿に‥暗闇で後頭部を不意にバットでブン殴られたような衝撃を受けた…

胸は張り裂け…はらわたは煮え繰り返っていた…
このまま、すぐにでも妻を張り倒してやりたい衝動に駆られた…

だが、私の爪先は、[ワナワナ]と奮え‥四股からは、力が抜けていた…
そんな私を、妻は見下すように

「話しても無駄やな…
パパに分かる筈も無いワ…
なぁ‥パパ?
アンタ今まで、大人の女とセックスして‥その小っさいペニスで、相手イカした事あるんか?
ソレ挿入して‥締め付けられ感を味わうた事あるん?…
…無いやろなぁ…」

「な‥な‥な‥何を…」
言葉にならない声を上げる私。

「なぁパパ… あのボンデージも‥あのディルドも‥アンタが興味本位で仕組んだ事やろ?
今日の事もや!
自業自得やないんか?
寝た子を起こしたアンタのミスやないなやの!」
そして続けざまに

「今更ムリやわぁ…」

妻は捨て台詞を吐き、寝室からあのボンデージを持って来て [トローン]とした目で裏地からはみ出た《藤田の分身》を見つめ、握り締めて、しゃぶり始めた…

[チュルッ‥チュッパッ‥チュッパッ‥ジュルッ‥ジュルジュル‥チュッパッ‥」

私を睨み据えながら、自我をアピールするように、しゃぶり続ける妻…

やがてボンデージに脚を通し‥受け入れ準備の整ったヴァギナに押し当て‥一気に刺し込んだ‥

《ズルズル…ズルッ…ズボッ》

藤田の分身は、妻のヴァギナに吸い込まれるように埋没した…

それはまるで[名刀と、それを納める鞘]のようだった…
長さ‥太さ‥寸分違わず造られた一対の形。

藤田の分身をヴァギナに深く納めた妻

「う‥うふ‥ん‥エエわぁ‥」と呻き

[ピチッ‥キュッ‥ピチッ‥パチッ‥]

ラバーと肌が、擦れ合う乾いた音…

妻は腕を袖を通し、背中に後ろ手を回して

[ジッジッ…ジジジジィ…カチッ‥]

ファスナーを上げて、ロックを閉じた‥
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樹氷 投稿日:2008/01/18 (金) 19:25

藤田が出て行った後のリビングには、冷めた静寂な空気が流れていた…

ガウンを羽織り、仏頂面でソファーに、もたれかかる妻‥

「ハァぁ~ぁ…ブチ壊しやなぁ…凄く良かったのに…]

妻の呆れた言葉に

「あのなぁ…物事には限度があるやろ?
別れる?別れるって何や?人妻のお前がや…亭主の前で他人にブチ込まれているだけでも異常やのに…チンポ入れられ、ヨガリ声、ヒィヒィ上げながら別れてくれ?
ワシには、今後、指一本触れさせんやて?
おかしいやないかい!!」

私はソファーに座る妻のガウンの胸ぐらを掴もうとした。

「触らんといて!!」

私の腕を払いのける妻。
「冗談やと思うたん?
ホンマ触らんといて!」
妻は、私を睨み据えながら、ソファーから立ち上がり、私の前でガウンを脱いで全裸になった…

眩しいぐらいに色香を放つ妻の肢体…

釣り鐘型の豊かなバストは張りを増して、乳首はツンと固くなっている…
無駄肉の無い細く引き締まり、括れたウエストがそそる…

張り出したヒップライン‥均整の取れたスラリと伸びた脚。

クレバスの上‥モッコリと膨らむ土手には薄いヘアが生え‥クレバスに向かって濡れた筆先のようなヘアの先端が、先程、放出された藤田のザーメンで湿らせている…

ヴァギナの色、形、匂いもそうだが、体が変わった!!

スポーツクラブでは鍛えきれない部分…
内面から滲み出る物。

あの[魔性のボンデージ]が、巨大でリアルな[藤田の分身]が、‥妻の理性を蝕み、妻の中に潜んでいた淫乱な牝を蘇らせ‥育み‥そして開花させた‥

《これが女なのだ…
男の独りよがりな都合や屁理屈を軽く淘汰し、頭では無く、子宮で物を感じ、行動する…》

妻はその見事な肢体を‥藤田のザーメンをヴァギナから吸収し、艶を増した体を私に誇示するように見せつけ、右手の人差し指と中指を淫裂に持って行き‥ラビアを広げて見せながら言った…

「ムリやろ?分かるやろ‥パパ‥?」

二本の指で押し広げてられたラビアから、藤田のザーメンが、[タラ~リ]糸を引くように垂れ落ちた‥

ヴァギナから滴り落ちる藤田のザーメン‥

妻のラビアを広げた指には、滴り落ちた藤田のザーメンで濡れている。

妻は、藤田のザーメンで濡れた指を唇に持って行き、舌で舐め取りながら言った。
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樹氷 投稿日:2008/01/18 (金) 04:28

私は耳を疑った!
「別れて?別れてくれ?」
私は、藤田の巨根と繋がったままの妻に「何を‥何を言うとるんや!エェ加減にせんかい!冗談もほどほどにせんかい!!」と、一喝した。

妻は、まったく慌てる様子も無く、藤田に貫かれたままで

「一人しか居ない女房を満足させれん奴に言われとうないワ‥じゃあ、満足させてや!その小っさいのでウチを満足させれるの!!」

「旦那さん‥由香利を満足させたってぇな‥」

[ズルリ‥ズルズルッ‥]

「な‥な‥何やのぉ抜かんといて!」

藤田は、隆々と勃起する巨大なペニスを見せつけた。

ヴァギナから抜かれたペニスを恨めしげに見る妻。
藤田は、リビングに脱ぎ捨てていた自分の服を拾い、着替えた。

「ア、アンタ‥何処に行くん‥ウチも‥」

「エェやんか‥今後の夫婦の身の振り方でも、ゆっくりと話し合ったらエエんや‥どうせ、お前は俺の女や‥」

藤田は、意味ありげに私を横目で見て

「ほな、おじゃまさん!」と、
出て行ってしまった。
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樹氷 投稿日:2008/01/18 (金) 03:59

再び、妻の狂態を覗くべく、寝室の扉を開けた…
むせ返る淫臭と、

[パチン‥パン‥パン‥パン‥]の音…

私は油断していた…
先程まで妻に[覗きが見つからない]妻が、私の存在を気付かない状況が続いた事が私の中の注意力を散漫させ、油断させていた。

ベッドの上で妻は、四つん這いになり、腰を抱えられ、後ろから藤田に貫かれていた。

先程とは逆方向を向いて…
私は、いきなり妻と目が合ってしまった。

《ヤバイっ!!》

金縛りになったように、動けない私
私は、固まった…
私に気付き凝視する妻の視線を私は外せないでいた。

しかし、妻の私を見た驚きは一瞬だった。

平然と声を上げ、バックから貫かれる妻。

藤田も、この事態に気付いた。

しかし、藤田は慌てる様子も無く、腰の動きの力強さを増して妻を責めた。
「あうっ‥あうっ‥アンタぁ、アンタぁ‥イイッッ‥もっと‥もっとぉ‥」

私への視線を外す事無く、挑発的に喘いだ…

藤田も私の顔を見つめ、[ニャリ]と笑い

「由香利ぃ‥俺のチンポはどうや?コレ無しで生きていけるかい?」

「バシッ‥バシッ‥バシッ‥」

激しく腰を打ち着けながら言った。

「あふぅ‥ん‥生きていけへん‥コレ無しやなんて‥ムリやぁ~」

「じゃあ一生、旦那とせえへんな?お前は俺の女やろ?」

「せえへん‥ウチ‥アンタだけや‥せえへん‥」
藤田は、[グィっ‥グィっ‥]と、自身の下腹部と、妻のヒップを密着させて、

「じゃあ‥旦那に言ったれや‥アンタには一生、抱かれない‥体にも、指一本触れさせないってや‥言えるかい?」

私は、藤田の意図を理解出来なかった‥しかし、自信もあった…

[いくらこのシチュエーション、異様な雰囲気とはいえ、ワシと由香利は夫婦や…一つ屋根の下に住んでいるんや…体に一生触れさせないなんて出来る筈が無い… 妻も、雰囲気で《セックスは、させない》とは言わされるかも知らんが、体に、指一本触らせないとは、言わん…言えんやろ?]
しかしそんな私の独りよがりは、いとも簡単に覆された…

激しく腰を打ち着けられながら妻は、私の想像、理解を超える事を言ってのけたのだ。

「あふっ…ん…パパぁ…ウチと‥ウチと別れてぇな…もうムリやわ…ウチの体はな…この人のモンや…パパは指一本、ウチの…ウチの体に触れんで…うぅ…アハァン…セ…セックスなんて論外やろ?そ…そんな小っさいチンポいらん…」
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樹氷 投稿日:2008/01/18 (金) 02:50

[まさかな‥しかし、あんな巨根で、じっくり掻き回され、子宮を突き上げられれば、妻の子宮はビックリして、永い眠りから目覚めるかも知れない‥]

私はそれ以上考える事を止めた‥

この寝室の異様な雰囲気が‥立ち込める淫臭が‥そして藤田と妻の激しいセックスが、私の思考能力を奪っていった。

壁に掛かった時計は、すでに1時を示していた。

私は、朧げな頭で
[これは何時まで続くのだろう‥]
そんな事を考えていた‥
私は、いたたまれなくなり、音を立てずに後ろずさりで寝室を出た。

リビングのソファーに座り、ポケットからクシャクシャに潰れた煙草を取り出して、火を着けた‥
「フゥーゥー」

吐き出す煙りが、力無く揺れた。

そして、冷蔵庫から冷えた水を取り出し、一気に飲み干した…

体の隅々に水が染み入って行くようだ。

少しづつ思考が甦る。

[取り返しのつかない事をしたな…この先一体どうなるんだろう……
変貌を続ける妻の意識、肉体…自分の妻のヴァギナの中を他人の精子で、いっぱいにされる屈辱…]

「あ…ん‥あぁ‥あぁ‥」

寝室から妻の喘ぎ声が聞こえて来た…

さすがは[伝説の巨根竿師…ただ者では無い‥歌い文句に掛け値無しだな…]

タフな奴だ…そのタフな藤田を余さない妻。 そんな妻も、ただ者じゃない…

「アヒィ~ウウ…凄い…凄いのぉ…アゥッ……こんなの初めてぇ~」

妻の絶叫が響く

私の力無く萎えていたペニスが固さを取り戻し始めていた。

私は再び、寝室へ二人のセックスを覗きに行った…
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樹氷 投稿日:2008/01/18 (金) 01:52

藤田のそれは、あっという間に筋張り‥血管を浮き上がらせ、直立しヘソに貼り着いた。

「あ‥あ‥あぁぁ‥‥」
見事なまでに勃起した、藤田の巨根を見て、感嘆の声を上げる妻‥

一回目のセックスから、時間が経っているにもかかわらず、妻のそこは、渇く事無く涌き水のように愛液が、[トロトロ]湧き出ている…

妻は自ら、藤田の上に跨がり、直立する藤田のペニスを陰裂に当てがった‥

[ヌルッ‥‥]

目を細めて、顎を上げ気味にして、ぽってりしたを、口を半開きにし、腰を沈め出す妻‥

「ズブズブ‥スブッ‥]
「あぁ‥1番奥まで‥当たるぅ‥当たるぅ‥」

藤田は、妻を下から腰を廻しグラインドし始めた。

[ニュプッ‥ニュプッ‥ニュプッ‥ニュプッ‥]
私の覗いている場所からは、妻の後頭部、首筋、背中‥ヒップ‥そして、藤田の巨根が、妻のヴァギナに上下に出入りしている所が見える‥

ヴァギナを押し広げ、陰唇を、ビラビラをめくり上げ、藤田の巨根は妻の子宮を突き上げている‥
「アゥッ‥アゥッ‥ウゥ‥‥」

妻は、苦しみにも似た、快感に顔を歪め、自ら快感の度合いを増すように腰を擦りつけ始めた。

寝室の中を、鼻を突く淫臭の密度が増して行く‥
突き上げる藤田のペニスは、蜜を塗り着けたように、光っている‥

「いぃ‥あぁ‥あぅぅ‥おぅ‥ぁぁ‥ちょうだぃ‥中に‥中にぃ‥」

藤田のストロークの速さが、どんどん増して行く、藤田の額から汗が滲んでいる。
妻は、全身を上気させ、藤田の腰の動きに、答えている。

「あぁ‥由香利‥締まるっ‥締まるっ‥」

藤田の、この言葉が妻の快感を一気に倍加させた。

「イクッ‥イッちゃう‥イクッ、イクッ、中で、中に頂戴ぃ‥あぁぁん‥イ‥イックッゥ~」

「俺もやぁ!由香利‥由香利‥出すでぇ‥うぅ」
藤田は、両腕で上に乗る妻の腰をグィっと引き寄せ、渾身の力で突き上げ、射精した。

その瞬間、妻はのけ反り[ガクッ‥ガクッッ‥ガクッ‥]と
大きく痙攣した。
次の瞬間‥
「あぁ‥熱い‥当たる‥アンタの‥当たるぅ‥」
藤田も、射精し、最後の一滴までもを妻の子宮にぶち当てた。

「うぁ‥うおぅ‥‥う‥」
妻は、そのまま‥藤田と結合したままで、藤田の体に突っ伏した‥

二人とも、酸欠状態のように、大きく呼吸を続け上半身を揺らしている‥
私は痺れた頭で考えていた‥
藤田の巨根なら‥妊娠し辛い、由香利の子宮の機能が生き返り‥‥
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樹氷 投稿日:2008/01/18 (金) 00:43

「ハァ…ハァ……ハァ…‥フゥ…ハァ…」

藤田との濃厚なセックスの強烈な余韻に身動きの取れない妻が、荒い吐息を吐きながらベッドに俯せている…

以前の妻とは…いや‥一週間前の妻とは別人のようなヴァギナ…

荒い吐息と今だに続く小刻みな痙攣。

藤田の巨根に責められ、支配された、妻のヴァギナは陰唇が無軌道にヒクつき、朱色に染まった陰裂からは、トロトロとした愛液が滴り流れていた…

私は、意識が飛び、[心ここに非ず]状態の妻のヴァギナを見てア然とした。

クリトリスの包皮はめくれあがり、艶やかな、朱い真珠は南洋玉ぐらいに肥大していた…

縦に伸びた陰裂…
間違い無く3センチは伸びている。

藤田の巨根を迎え入れる為のみの膣口は、大きく口を開けて、腹を空かせた肉食獣のように涎れを垂れ流していた…

本来は、私と妻が睦合う為の寝室には、妻と藤田の体液の匂いが充満している。

白銀色のシルクのシーツには、妻のヴァギナから飛び散った潮の染み跡が広がっていた…

数年間かけて、妻と私の匂いに染めた寝室は、僅か2時間で所有者が変わってしまったようだ。

妻は、まだ私の存在に気付く事も無く、自然な流れで、藤田の巨根を指で弄び始めた…

「なぁ…アンタ、イッてないやろ?ウチのアソコ気持ち良く無いんか?」
[不安に怯えた眼差し]を、藤田に向けた。

その表情は、男の心の琴線を刺激するに足りる物だった。
私ですら見た事の無い、小悪魔的な表情…

「由香利…何言ってるんや?気持ちエェに決まってるやろ?
さっきかて、危うく出してまうとこやったんや…ゴムしてないからナ…ヤバいやろ?」

「エェんよ。ゴムなんて要らへん…避妊なんてせんでエェ…
なぁ…ウチの中に出して…
アンタの精子…ウチ…感じたい…子宮で感じたいんやで…」

藤田は、
「由香利…何を言ってるんや?
アカンやろ?
間違って、出来たらどうするんや?
そんなん困るやんか?」
「出来たら、出来たやんか。ウチはエェよ…」

「…… 」

藤田は、無言で妻の挑発をかわした。

私は、妻の言葉に萎え、凹んだ。

妻のどんな姿、どんな言葉より深く胸に突き刺さった。

妻は、ベッドの上で胡座をかいている藤田の股間に顔を埋め、藤田の巨根に入念に舌を這わせ、右手でシゴキ始めた。

「チュプッ‥チュプッゥ‥チュル‥チュプッッ‥」

見る見るうちに、力を漲らせ怒張した。
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樹氷 投稿日:2008/01/17 (木) 07:18

妻は、横バックで挿入されたままで、優しく髪を撫でられ、藤田から
「奥さん、可愛い‥本当ぬ綺麗だよ‥」と囁かれ
「イヤぁ‥イヤだぁ‥奥さんなんて呼ばないで!ウチは‥ウチは‥もうアンタのモンやろ?
由香利‥ウチは由香利って言うんや‥」

私は、洒落にならない衝撃を受けて目の前が‥頭の中までも、真っ暗になった。
しかしそれは、妻を、藤田を、殺してやりたいとか、そんな感情が湧く類いの物では無く、どうにもならない物に対する、私自身の無力さを呪う物だったように思えた。

藤田は、腰の動きのピッチを上げながら

「由香利‥可愛いよ‥由香利‥由香利‥」と、

呪文のように囁いた。

妻は、否、由香利は、激しく喘ぎ、悶えながら、瞳から涙を零し、

「あぁ~嬉しい‥またイッてまう‥イッイク‥イクッ‥あぁ‥ウチはアンタの‥アンタの女やろ?なぁ‥なぁ‥イ‥イク」
「ああ‥由香利、お前は俺の女やで‥」と、

更に激しく腰を動かした。

由香利は、この日最大の痙攣を繰り返し‥凄まじいイキ方をして、藤田がまだ射精していないペニスを、ヴァギナから抜いた瞬間、ヴァギナからは大量の潮が噴き零れた。
「ハァ‥ハァ‥ハァ‥ハァ‥」

あまりもの快感による、エクスタシーに、由香利の荒い呼吸は中々、治まる事は無かった。
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樹氷 投稿日:2008/01/17 (木) 06:45

リビングでの二人のセックスは続いている。
衣装部屋にまで、二人の汗と体液の入り混じる淫靡な匂いが充満していた。
二人の圧倒的な魂をぶつけ合うようなセックスに私のペニスも起ったままだった。

すでに妻と藤田が絡み始めてから一時間半が経過している。

藤田は体位を変えて、妻を上に乗せた。

妻のヒップを、わし掴みにし、下からリズミカルに腰を打ち付けている。妻も藤田の腰の動きに合わせ、憑かれたように腰を動かしている。

「あふぅ‥あふぅ‥堪忍‥堪忍や‥あぁまたイッてまう‥あぁ‥あぅぅ‥」

藤田が衣装部屋から覗く私を左手で、手招きしている‥大丈夫‥大丈夫と口パクで伝えている。

私は、藤田の手招きに、音を立てないようにリビングに入った。

藤田は、巨大なペニスを[ズルリ」と抜き、限界を超えた快感に朦朧とする妻の手を取り寝室へ移動した‥
藤田は、朦朧とする妻に悟られぬように、私に手招きし、私に着いて来いと促した。

私はダブルベッドの陰に身を置き、藤田と妻の絡みを間近で見ていた。

優しく、優しく、妻の体を愛撫する藤田‥

呻き声を上げ続ける妻。
妻が、藤田に唇を求め、濃厚に舌を絡ませ合っている。
唾液が糸を引き、どちらとなく唾液を吸い合う。
正直、私は妻と、こんなにまで情感のこもったキスをした事が無いのではないだろうか‥

二人は、自然な流れでシックスナインの形になり、お互いの性器を官能的に舌を使い愛撫を繰り返した‥間近で見る藤田の巨根は赤黒く、あのディルドより更に一回り大きく感じた。

妻は、虚ろな目で、口いっぱいに藤田のペニスを頬張っていた。
藤田も、妻のヴァギナを[人は、こんなにも優しく、入念に舐め続けられる物かというぐらいに‥]舐めていた。

妻を見ると涙を流している。

その涙に藤田が気付き、体勢を変えて、妻のヴァギナに二本の指を埋めながら、
優しく「どうしたの?大丈夫?」と囁くと、
妻は、藤田に抱き着き、「嬉しいの‥嬉しいの‥」と、
譫言のように答えた。

藤田が、妻の髪を優しく撫でながら

「奥さん‥可愛いね‥」と囁き、横バックの体勢でペニスを挿入した。

妻は「あぁ‥うわぁぁ‥」と呻き、痙攣を繰り返した。

藤田は、妻の髪を撫でながら、その巨根の持てる長さいっぱいに、ゆっくり、ゆっくりと出し入れして

「奥さん、可愛い‥本当に綺麗だよ‥」と言った。
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樹氷 投稿日:2008/01/17 (木) 05:37

妻は、リビングのテーブルに上半身を預けるようにして、私の位置からは引き締まったヒップと、スラリと伸びた脚を大きく開いている。
剥き出しのワレメは、赤々として欲望の滴を垂れ流している‥

藤田が妻を後ろから抱え込むようして、その長大で逞しいペニスをワレメに当てがった。

質量タップリの亀頭が、妻のワレメに埋没し始めた‥

[ズブッ‥ズブズブッ‥]

同時に妻の、せつない声が響いた‥

「あっ~あぁぁ‥入って来るぅ‥入って来るぅ‥大きぃ~」

藤田はグィッと腰に力を込めた。

その瞬間、妻は眉間に深い皺を寄せ‥苦悶の表情で、呻いた‥

[スブリッ‥ヌルッヌルッ‥]

「あぁ‥イイ‥アソコが アソコがいっぱいや‥当たる‥当たる‥」

藤田は、妻のヴァギナに巨根を根元まで挿入し、ゆるやかに‥力強く‥腰を打ち付けている‥

[パンバン‥パンバン‥パンバン‥‥]

藤田の腰と妻のヒップの当たる音が響き‥

[グチュッ‥グチョ‥グチュッ‥グチョ

巨根に、掻き回されるヴァギナから悦びの音が、している。

藤田は涼しい顔で腰を使っているが、妻は全身汗だくで、快感のあまり悶え苦しんでいた‥

「アウッ‥オゥ‥アウッ‥アァ‥凄い‥凄い‥突いてぇ‥もっと‥イクっ‥イクッ‥イクッゥ‥」
その声に呼応するように藤田のストロークのピッチが上がった。

[ガクガクッ]っと痙攣し、最初の絶頂を迎える妻。

しかし藤田の腰の動きは休まない‥
激しくグラインドして、妻のヴァギナを責めたてる。

[ジュボッ‥ジュボッ‥ジュボッ‥]

巨根が、ヴァギナを掻き回す音が変化してきた。
妻は、唸り声とも、喘ぎ声ともつかぬ声を上げ、痙攣を繰り返していた。
私は、この圧倒的なセックスを目の当たりにし、その藤田のテクニックに、タフさに、感心した。しかし、その藤田の巨根をヴァギナ奥深くに受け入れ、藤田のセックスに着いて行く、妻の姿にも驚いた‥
自分には、こんな妻の姿を引き出す事は出来ない。
これが、成熟した牡と牝のセックスなのだと思うと、自分が惨めだった‥
「あぁ‥イイ‥こんな‥こんな‥凄いのぉ‥また‥また‥イッちゃう、イッちゃう!!」

激しい痙攣‥紅潮する肌‥妻の体から溢れ、流れる汗‥

こんな妻は見た事が無い‥
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樹氷 投稿日:2008/01/17 (木) 04:27

妻は、藤田の巨根の傘から唇を外し、ショーツ越しにヴァギナをなぞり、挑発的な視線を藤田に、ぶつけながら言った。

「ココは‥旦那のモンちゃう‥アンタのモンや‥アンタも触りながら‥分かったんちゃう?
ウチは大きいのが好きやねん‥」

「おい、おい、俺は嬉しいけど‥旦那に悪いんやないかい?言い過ぎやろ?いくら俺ので型取ったディルドでエエ思いしたって、アンタと俺は今日が初めてや‥まだ挿入てもいないんやで?」

妻は藤田のペニスの根元を右手で掴み、裏筋に舌を這わせながら

「フンっ‥誰が、あんな短小に 挿入さす訳無いやろ‥」

その言葉に衣装部屋の私は、目の前が真っ暗になり、全身の力が抜けて行った。

藤田は藤田で、私がリビングの隣の部屋‥衣装部屋に潜んで覗いている事を、西島氏から聞いて知っているだけに複雑な表情を浮かべ、衣装部屋の方に視線を向けた‥

本物の巨根竿師‥実物の藤田に会って、その巨根を唇に含んだだけで、妻の中のリミッターが外れ、少なくとも、この一週間で、妻が本心から感じて、ごまかしきれない気持ちが爆発したようだ。
理性を淘汰する性欲‥否‥長年積み重ね育んだ愛情をも一撃で粉砕する快楽‥信じたくない‥信じられない‥しかし、目の前の妻が、それを実証している‥
妻をこのようにしたのは紛れも無い私なのだ。

藤田も妻の言葉に高ぶりを覚えたのか、妻のブラジャーのホックを軽く指で弾き外して、その形の良いバストを揉み、ショーツを脱がし、妻を裸にした‥

「ハァ~ン‥フゥ‥あぁ‥]

悩ましい喘ぎ声を漏らす妻。

藤田は、その淫靡な声に触発されるように、妻にテーブルに手をつかせ、後ろから抱え込むようにし、濡れたワレメに当てがった。
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樹氷 投稿日:2008/01/17 (木) 03:07

藤田は神懸かり的な早さで、キスをしながら妻のノースリーブとスカートを脱がせ、左手で妻を抱き寄せ、右手一本で流れるようなスムーズさでストッキングを片足ずつ脱がしてしまった。

ワインレッドのセクシィな下着姿になった妻は、藤田と立ったままで抱き合いながら、藤田のゆるやかな愛撫に喘ぎ声を漏らしていた‥

「あぁ‥うふぅ‥あぁ~ん‥ハァ‥ハァ‥」

腰に廻した藤田の左手が、ショーツ越しにヒップの谷間をなぞり、妻の欲望の源に降りて行った‥
藤田の左手の中指と人差し指が、妻のヴァギナに優しく触れて、中指がワレメに食い込んだ‥

「あぁ‥ん‥あふぅん‥ん‥ん‥いぃ‥」

「もうグチョグチョじゃないか‥なぁ奥さん?
スケベなオメコやなぁ?」

「あぁ‥言わんといて‥ハァ‥ん‥ん‥あ‥ん」
藤田は妻のワレメに指を滑り込ませ、イヤらしく捏ねくり回し始めた。

[クチュッ‥クチュッ‥グチュックチュッ‥]

溢れ出る蜜を掻き回す音が、私の元まで聞こえて来る。
妻は声にならない声を上げ、足元をガクガクと小刻みに震わせ‥

「あぁ立ってられん‥あん‥」と、膝まづいた‥
私の位置から妻が、お尻を向けて膝まづいている場所までは、約2メートル。
この距離からでも妻のショーツのクロッチ部分が濡れて、染みになっているのが分かる‥

[カチャッ‥カチャッ]
藤田はベルトを外し、ボクサータイプのパンツを脱ぎ、恐ろしいまでに起立した巨根を妻の前に持って行った。

[ハァ‥ァァ‥凄い‥やっぱり大きいわぁ‥」

ノロノロと伸ばした妻の手が、その巨根に触れた‥
そして妻の唇が、強力な磁石に引き寄せられるように藤田の巨根に近づいて行った‥

やがて淫靡な音が響き‥それを見る私は、嫉妬で気が狂いそうだった‥

[ちゃぷっ‥ちゅぷっ‥ちゅぷっ‥ジュルッ‥ジュルッ‥ちゅぷっ‥」

妻はトローンとした目で一心不乱に藤田の巨根をしゃぶっている。

「奥さん、美味しいかい?どうなんだ?コレが好きなんだろう?」

妻は、ぐもった声で、

「美味しい‥あふ‥美味しいのぉ‥あぁ‥大きいの好き‥あふぅ‥」

「奥さん、アンタのオメコ凄い匂うな‥スケベな匂いが、プンプン漂って来るで‥旦那にいつも舐めて貰って‥チンポ突っ込まれてるんやろ?ヒィヒィ言いながら?」

「イヤぁ‥あの人の事は言わないでぇ~イヤぁ‥」

「何だ?旦那に操でも立ててるんかい?俺にやられる罪悪感か?」
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樹氷 投稿日:2008/01/17 (木) 02:06

押し入れの中の私は、心臓の鼓動だけで無く、呼吸までも荒くなって来た。
この押し入れの空気が無くなり、薄くなってしまった樣な感覚だった。
15分で着く… 時間を確認する。

あの、西島氏のメールから10分が経過していた。
静まり返った衣装部屋…
【ピンポーン…ピンポーン…ピンポーン…】

インターホンが鳴った!
「はーい…」

インターホンの受話器を取り、答える妻。

「あらっ…早いのね‥ウチの人、11時って言っていたから‥今、開けます‥」

【伝説の巨根竿師、藤田の登場だ‥】

しかし、一体、藤田は、どのように妻とのセックスに持って行くのだろう…

30秒…そして1分が経過した…

【ピンポーン‥ピンポーン‥】

来た!!

[は~い‥]

妻が玄関に出て行った。
[ガチャ‥ガチャ‥]

玄関を開ける音。

「失礼しまーす。」

巨根竿師、藤田の声だ‥
「じゃあ見せていただきますね」

リビングから藤田の声。
沈黙が流れた。

「あっ、そうだ!コレ、ご主人からのお届け物です‥」

「えっ? 何?‥」

「コレ‥ご存知ですよね?‥」

「えっ?えっ?あぁ‥」
私は、胸が張り裂ける思いで、音を立てずに衣装部屋のドアを開けた‥

そこに見た物は‥

竿師、藤田が大胆にもファスナーを下ろして、その類い稀な逸物を出していた。

[で、デカイ!!しかもすでに力強く勃起していた!」

やはり普通じゃない‥

しかし普通じゃないのは、我が妻だった‥

遠目に見ても、目を大きく見開き‥呆けたように口を半開きに開けて‥
固まっていた‥

次の瞬間‥

「ア、アンタ誰?クロス屋さんや無いの?ハァ‥ハァ‥け、警察呼ぶよ‥ハァ‥」

妻の足元が震えている‥
「えぇ~っ? 警察?何を言うてるの? 俺はアンタの旦那に言われて来てるんやで。
コレ届けろって‥」

藤田は、いきり起ったペニスの根元を掴み、[グィっ]と、妻の方向に向けた‥

妻は、荒い吐息をハァ‥ハァ‥ハァ‥と吐きながら、藤田の逞しいペニスを凝視していた。

藤田は、妻の意識がペニスに向かったのを見逃さなかった。

次の瞬間‥藤田は妻の腰に手を廻し‥引き寄せて妻の唇に自身の唇を重ねた。
妻は、数秒間は手をバタつかせ、身をよじり、抵抗を示したが、
すぐに「ふふん‥あふぅ‥]と鼻を鳴らし、舌を絡ませていた。
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樹氷 投稿日:2008/01/16 (水) 23:40

暗い押し入れの中で、私は、[息を殺し、じっとしていた]

まだ時間はあるのに、全身が緊張感で満ちている。
後頭部から、肛門まで、痺れに似た物が[じわじわ]と、走っている。

押し入れの引き戸は、2センチ弱開けている。
衣装部屋の入口からは、積み上げた布団によって死角になり、見えない筈だ。

物音が聞こえた…

[ガチャ…ガチャ…]

バスルームから妻が出て、衣装部屋に入って来たのだ。
頭にバスタオルを巻いて、裸の妻…
クロゼットを開けて、下着を取り出した…

[ん?んんん?]

見覚えの無い、ワインレッドに、所々に黒のレースをあしらったショーツ。

[パチッ…]

ショーツを引き上げ、ヒップが隠された…

[フゥ~]

熱いのか、右手を団扇代わりにパタパタさせ、ペアのブラを片手に衣装部屋を出て行った。

[何だ?あんな下着持っていたか?仮に持っていたにせよ、今まで何で着けなかったんだ?
昨日の黒いレースの下着といい、妻の意識が変わって来ている事は確かなようだ。]

しかし押し入れに隠れるぐらいで、こんなにも緊張するとは!
これで竿師が現れたら、ワシの心臓、口から飛び出すかも知れん…

どれぐらい経っただろうか?

再び、[ガチャ…]
衣装部屋に妻が入って来た。

髪を乾かし、セットして、あの、ボンデージを着ている時のように、やや濃いめの化粧をしているブラとショーツ姿の妻。
エロぃ‥エロ過ぎる‥]
《こいつ、こんなにカッコ良かったんかな?
斜め横から見る妻は、本当にイイ女に見えた‥》
妻はストッキングを穿き、ノースリーブのカットソーと、スカートに着替えて衣装部屋を出て行った。

暗い押し入れの中で時間を確認すると、9時50分。
まだまだ、時間がある。緊張し過ぎて変になりそうだ。

携帯が光った‥西島氏からのメールだ!

『おはようさん。
藤田は気合い十分。
ワシがアンタの嫁ハンが、美人でナイスバディ、藤田マニアやで、って伝えた。
ディルドの事も、ボンデージの事もや。
やる気マンマンで、ドーピングまでして、もう向かったデ。15分ぐらいで着く筈やから楽しんでな。』

[な、な、何ぃィ?もう出た?15分で着く?]

私の心臓は、早鐘のように鳴り始めた。
暗い押し入れの中は、私の心音しか聞こえない‥
隣のリビングからは、テレビの音声が聞こえている。

妻は、これから起こる事を知らない…
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樹氷 投稿日:2008/01/16 (水) 21:55

「おはよう‥」

私は、朝食の準備をする妻に声をかけた。

「あっ、パパ、おはようさん‥せっかくの土曜日なのに仕事なんてなぁ‥時間、遅くなるん?」

「いや‥夕方ぐらいには、帰れそうや‥今日は、姫路の谷村さんのとこ行かなならん‥姫路のお城でも見て、癒されて来るわ‥」

「エェなぁ‥姫路城、綺麗やもんな‥」

「今日、リビングのクロス貼り替えの業者の件‥頼むナ‥」

「うん。分かっとるよ‥でも、時間かかるん?」
「いや‥たいした時間かからんやろ」

妻は、何一つ違和感は感じていないようだ。

「パパぁ‥何時頃、出るん?」

「せやな‥9時過ぎやな‥」

私は、睡眠不足でフラフラの体に喝を入れるべく、熱いシャワーを浴び、[取り敢えず、偽りの出社準備をした」

妻は、私がバスルームから出るのを確認すると、「ウチも、シャワー浴びて来てエエやろか?
パパ、まだ時間あるやろ食べるのそれからでエエか?」

「あぁ‥エエよ。まだ1時間近く、時間あるさかい‥」

「クロス屋さんかて、お客さんは、お客さんやろ?綺麗にしとかんとイヤやろ‥」

「そりゃそうや、男前の兄ちゃんが来るかも知れん、バッチリ化粧した方がエエで!」

「言われんでも、キチッとするわ!」

妻はバスルームに消えた‥

私は、衣装部屋に行き、敷きっ放しの布団を上げ、押し入れの前に積み上げた。

妻には、私が、しばらくは衣装部屋で寝る事は了解済みなので、私の性格を知る妻は、必要以上に部屋を弄らない筈だ。

押し入れを開け、後ほど私が隠れるスペースの確認をした。

後は、妻がシャワーを浴びている、このタイミングで、玄関に置いた私の靴を隠し、急な仕事で、いかにも慌ただしく自宅を出たシチュエーションを作れば良い。

トイレの心配もある為に搾り出すように、用を足し、最悪を想定して2㍑の空のペットボトルと、普段履いている靴を押し入れに隠した。

私は、バスルームへ行き、シャワーを浴びる妻に声をかけた。

「悪い!! 急ぎで行かなならんくなった。メシはエェわ‥なるべく早く帰るさかい、頼んだで!」

「え~、ゴメンな、シャワー長くて、今、出る‥」

「エェんや‥エェんや‥ゆっくり浴びたらエエ‥ほな、行ってくる」

「行ってらっしゃ~い」
私は、携帯をマナーモードにして、押し入れに隠れた。
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樹氷 投稿日:2008/01/16 (水) 19:15

この夜、私は当然のように寝付く事が出来なかった。
あのボンデージを山田君の所で見て、そのデザイン、素材、内蔵されたリアルで毒々しいディルド、それらが融合した姿に魅了され、[妻に着せたい!][これを身に着けた淫靡な姿の妻を見たい!! ]
しかし、それは底無し沼の樣な物だった。
私自身が、知らず、知らずに、[更に、もっと]、と欲望に歯止めが利かず、結果として、妻の本質を甘く見た結果が、明日だ。
私は何を求めたのか?
明日の事にしても、先に見える不安よりも、明日の、乱れに、乱れるであろう妻の狂態を期待する気持ちが優先されているのだ。

場所の設定にしても、他の選択は無かったのであろうか?
利便性のあるホテルといった選択も。
結局は妻に浮気させる以上は、[それを見たい!!]この気持ちが優先されたのだ。
自宅ならば、私の身の置場も自由に選べる。
ノゾキをするにしても、自宅ならば、何処に何が有るかを全て把握しているのだ。
突発的な事にも対応が出来る。

妻が魔性のボンデージによって、巨根竿師のディルドによって、封印していた牝の本能を解き放ち、性の自我に目覚め、私をセックスの対象と見なくなった今、私は私の中で、妻を性の対象とするには、歪んだ、自虐的な選択しか残っていなかった。
妻が、他の男に抱かれ、私には見せた事の無い、《単純にペニスに溺れ、その男に支配され、悦びを感じる姿‥》。

《究極の怖い物見たさ》なのだろうか?

夜が更け、朝が訪れようとしていた‥

私の自問自答は続いた。
どれぐらい時間が経っただろうか?‥

[ガチャ‥ガチャ‥]

朝だ‥妻が起きてきた。時計の針は7時を回っている。

後、数時間で、それは始まろうとしている。
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樹氷 投稿日:2008/01/16 (水) 17:21

暫くして、西島氏からの電話があり、明日の午前11時に決行と決まった。この時に初めて、西島氏の口から竿師の苗字が、[藤田]と告げられた。
「藤田も、体調を万全の状態で行く、言うてたから明日は大変な事になるでぇ‥」

西島氏は「ワシも見たいから、写せるならデジカメで何枚か撮っておいてや」と、電話を切った。
私は自宅に戻り、[明日はクロスの貼り替えの業者が来る事を告げ]、[出かけないで家き居るように]、妻に伝えた。
妻は何の疑いも持たずにいるようだ。

私は、明日一体何処に潜んでいようか思案していた。

この大柄な体を何処に?
思案の末に、衣装部屋の布団を収納している押し入れの下段にスペースを作り、隠れる事にした。ここならば、リアルタイムに音も聞こえるし、いざ、事が始まれば、ここから出て、ノゾキもやりやすい。

準備は終わった。

後は明日を迎えるのみだ。
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樹氷 投稿日:2008/01/16 (水) 16:48

三日後に西島氏から連絡が入った。

「例の件、明日どうやろか?
土曜日やし、アンタも休みやろ?」

「明日?大丈夫、思いますけど、何処で?何時頃ですやろ?」

私は意外な程に、胸がドキドキして、喉がカラカラになっていた。

「アンタ見ていたいんやろ? 奥さんに分からんように?」

「そりゃそうなんやけど‥場所なぁ‥」

西島氏は

「アンタの家でエエんやないかい?
都合エエやろ?」

「えぇっ?ウチでっか?…ウチで… ですか?
《竿師の方が、こんにちはぁ~って》、ですかいな?ムリがあるんとちゃいますか?ウチ使うのはエエですけど、ワシは妻に分からんと見たいんですよって…」

「アンタは、出かけたふりして隠れとったらエェねん? 」

「しかし、あらかじめ妻に、今日、竿師の方来るから準備しといてや、とは言えんでしょ?」

「う~ん…そやなぁ…どないしよか?何かエェ、アイディア無いのかいな?アンタの…否、アンタの嫁の希望なんやから‥」

「困りましたなぁ‥あっ!! こんなんどうでっか?今ウチのリビングのクロスがシワ寄ってしもうて、貼り直さなアカン言うてたんですワ!
業者さんのフリしてもろうて‥後は竿師ハンの腕次第で‥アカンやろか?」

「そやな‥嫁ハン騒いだら、アンタも隠れて居る訳やし、大事にはならんか‥ホナ、それで行こか?後でヤツに電話で詳しい打ち合わせして、本決まりになったら、また電話入れるさかい…ホナ‥」

私は明日を思い、異様な興奮の中に居た。
とんとん拍子に進む、[妻の浮気への流れ]、一体どうなってしまうのか?
明日を思い、今夜は眠れそうに無い。
それにしても、大丈夫なのだろうか‥
何か大切な物が壊れ、失ってしまう‥そんな予感が、私の胸の苦しさを加速させていた。
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樹氷 投稿日:2008/01/16 (水) 15:44

「そやな…多分そうなる思う…今もな…アソコ、ジンジンしてるんや…何で、こないな体になってもうたんやろ……」

「昨日の夜な‥ワシに言った事、覚えてるか?。
妻は、ポッテリした口をへの字に歪め、困ったように言った。

「うん‥ アレやろ?あのディルドの型を取った‥モデルになった本人としたいって言った事やろ?‥」

「あぁ、そうや‥
今も、そう思ってんのかい? 怒らんて‥言うてみぃ…」

妻は私を見詰めて、口を尖らせ、言った。

「したい‥したいんや!! ホンマのアレで…ホンマのアレにして欲しい!」

あらためて妻の口から出た言葉だと思うと、腹も立つし、持って行き樣の無いジェラシーも感じた。
「そうか… やっぱりなぁ…」

私の問い返した言葉に、妻は、返答に困り、俯いていまった。

「まぁ、そのうちエエ事もあるやろ? けどな‥あまり、おかしゅうならんといてな?」

「うん。分かっとる」

妻は答えた。

その後、自宅に戻り、気持ち良く酔った妻は、

「シャワー浴びて寝るぅ~」と、リビングで素っ裸になり、バスルームへ行ってしまった。

妻の脱ぎ捨てた衣類を見て私は

[珍しいな‥アイツがこんな下着を着けているとは?]と、脱ぎ捨てた下着を手にした。

黒いレースの下着‥
ブラとTバックのペア。
普段は、カラフルながらシンプルなデザインばかり身に着けている妻。
スポーツクラブに熱心に通う妻はスポーツブラなどをしている方が圧倒的に多い。

脱ぎ捨てた黒色のTバックの裏地のクロッチ部分には、さっき妻が言った《ジンジンするんや》を裏付ける樣に、白い幅広な牝の刻印がベットリ印されていた。
妻の体が、意識が、急激に動き出している‥
シャワーを浴びに行った妻の体も、シャープさを増し、括れが、際だって見えた‥
妻の中で、牝としての部分が準備を始めている。まだ見ぬ相手を喜ばせ、自分も相手から褒められ‥相手を妻自身に執着させる為に。
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樹氷 投稿日:2008/01/16 (水) 15:00

その夜、久々に私は妻と食事に出かけた。
昨夜の事で、私にも、妻にも、蟠りが有る筈なのだ‥

気まずい重苦しい時間を、同じ空間で過ごすのは正直疲れる。

日常の生活の中、この数日は、性の比重が勝ち過ぎている‥妻との性生活が破綻しかけている今、一般的範疇までギクシャクさせる訳にはいかない。
それは妻とて、同じ考えの筈なのだ‥

アルコールが回り、空腹の満たされた妻は上機嫌だった。

妻も、朝起きて私が、既に出社して不在だった事に罪悪感を感じ、気まずい思いでいた‥
アルコールが回り始めて、ようやくリラックスし、妻の方から私に詫びてきたのだ。

「パパ‥堪忍なぁ‥ウチ‥アレ着ている時、訳分からなくなってしもうて‥覚えてはいるんや‥何や、いっぱい酷い事言うてしもうて‥スマンかったなぁ‥」

「いいんや‥いいんや…元を辿れば、ワシが興味本位で仕掛けた事や…薮を突いたら蛇が出たっちゅう話や…」

妻は私の言葉をキョトンとした表情で聞いていた。

「お前‥まさか、今、あのボンデージを、その服の中に着ているんやないやろな?」

「えっ?‥着て無いて~!‥着てる訳無いやん?‥嫌やわぁ‥さすがにあんなん着て歩けんわぁ‥だって‥アレがウチのアソコに刺さったまま街中歩けんやろ~ よういわんわぁ~」

私も悪戯っぽい顔で、テーブルの上の鳥串を手にし、

「そりゃそうやな‥!これと同じや、串刺しや!」
と、笑った。

妻は、私の親父ギャグに眉をしかめながら、

「ホンマやで‥アレ‥デカ過ぎて、口から串出て来るんちゃう?」

まったく下品な二人だった‥

更にアルコールが回り、頃合いだと判断した私は妻に尋ねた‥

「なぁ‥別に怒らへんから正直に答えて欲しいんや‥昨日‥ワシに色々言った後、寝室行って‥またあのディルド使ったんかい?どうなん?」

「… 使ったで…あのボンデージ着たまま寝てもうた…ファスナーを自分で下ろせなくなったらエライ事やから、ファスナーは閉めんかったけどな‥何で?」

「すると‥ヤレを刺したまま寝てたんかい??」
「そうや‥気持ちようイッてもうて、そのまま寝てもうた‥ゴメンなぁ‥寝坊してまもうて‥」

ほろ酔いな妻は舌を出して詫びた。

「完全に、体が変わってしまったんやなぁ…
今更‥知ってしまったアノ味を忘れろ‥諦めろと言ってもなぁ‥
けどな…人間の欲に際限は無いんやで…もっと…もっと…気持ち良くってなるんやで?」
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樹氷 投稿日:2008/01/16 (水) 04:48

西島氏と数日内に連絡を取る約束をし、私は職場に戻った。

近いうちに行われるであろう、妻と巨根竿師の濡れ場を想像し、私は自分の内面に潜む不可思議で、偏執的な思いを認めざる得なかった。

《ジェラシー》と、《羨望》

ボンデージを身に着け、巨根竿師のディルドをヴァギナに納め、封印を解き放つように[性の自我]に目覚め、覚醒した妻。
私には引き出せなかった…感じる事すら出来なかった、妻の牝としての資質。

活発ではあるが、性に関しては、控え目であった妻が、快楽を追い求める為に、欲求と欲望を明快に口にした。

しかし、それは私の中のプライドを傷付けるに足りる事だったし、その行為、発言は、いつまでも私の心に暗い陰を落とした。

妻は、私相手では得られない快楽の高みを、自らの意思で掴み取ろうとしている…我慢した10年の歳月の溜まりに溜まった欲求を爆発させ、昇華させようとしているのだ…
私は、私には成し得ない妻の体を満足させる行為が可能な巨根竿師に激しいジェラシーと羨望を感じていたのだ…

訪れるその時を思い、苦しみと高揚感が、私を痺れさせている。
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樹氷 投稿日:2008/01/16 (水) 01:45

沈黙の後に西島氏が口を開いた。
「アンタな‥実際‥アンタの本心はどうなんや?本当は、ワシの友人の巨根竿師に奥さんが、ヒィヒィ言わされる事を、巨根に溺れる姿を期待してるんやないのかい?
ちゃうか?」

「そ‥そんなん‥」

「そないな事無い言うんかい?」

私の心の奥底で暗澹たる黒々としていた霧の間から、薄日が漏れて、霧が晴れて行くような不思議な感覚になり、妻が巨根竿師にヒィヒィ言わされる姿を想像しただけで、私の股間は熱くなった。
西島氏は、私の表情を凝視し、ニャリと笑いながら一言、言った。

「図星みたいやな…」

「し、しかし、そんなん可能なんですか?その竿師の方って‥まさか、西島ハンやないですよね?」

西島氏は、眉毛をヒクつかせながら

「よう分かったナ‥ワシや‥ワシなんやデ‥」

ア然とする私に、西島氏は、顔をクシャクシャして笑いながら

「嘘や‥ウソやがな!アンタの驚いた顔‥傑作やなぁ‥冗談やがな‥勘忍したってや」

「ハァ~…」

私は深いため息の後に

「あ~驚いたワ …悪い冗談やワァ…」

「アンタな、ワシがアイツぐらいの逸物持っとったら人生変わってるがな‥ワシも自信無い訳やないが、アイツのモノとじゃ雲泥の差やなぁ‥」

西島氏は「さぁて‥どないする‥早い方がエェんやろ?」と、ジャケットから携帯を取り出し、電話をかけはじめた。

「おう‥ワシや‥景気はどうや‥ワシか?ボチボチやなぁ‥ お前に頼みあるねん‥人妻をな‥これ以上無いぐらいに‥イワわせて欲しいのや‥あぁ何やエェ女らしいデ‥大丈夫や‥旦那さん公認やがな‥えっ?心配あらへん‥ 何せ‥ご指名や‥あぁ詳しい事はまた後や‥」

西島氏は、巨根竿師との会話をしながら、私の表情を見据え、私の心理を読み取っているようだった‥

巨根竿師との電話を終えた西島氏は

「大丈夫やで‥楽しい事になりそうやな‥で、アンタの希望は何や?
何でも言うた方がエェ‥」

私は即座に「妻に覚れないように‥現場で‥現場で生々しい形で、妻が乱れに乱れ、巨根に溺れるとこ見たいんやけど‥」と、答えた。

自分自身でも不思議だった‥妻にそんな風になって欲しく無い気持ちより‥妻が狂う姿が見たい‥その場面に直面したいと願う気持ちが勝ってしまっている‥
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樹氷 投稿日:2008/01/16 (水) 00:45

蕎麦屋に入り、待ち合わせだと告げると、奥の座敷に案内された。

座敷には、相変わらず全身からエネルギッシュなオーラを放ち、その人は居た。

「おう!!こっちや、こっち。聞いたでぇ‥エライ事やったみたいやなぁ‥」

私は、会釈をし、西島氏に促されるままに、西島氏の向かい側に腰を降ろした。

私は当惑を隠さないまま「あのボンデージも、かなりのもんやけど、例の《伝説の竿師のディルド》と、《南米のインディオ御用達の媚薬》効果あり過ぎでしたわぁ‥別人になってもうた‥‥」

西島氏は、私の話を血色のツヤやかな額を光らせ、目を細めながら聞いていた。

私は西島氏に事のあらましを、身振り手振りで説明を続け‥豹変した妻が、ディルドの型を起こした巨根竿師に会いたがっている旨を話した。

「効果覿面やないかぃ‥アンタな、慌てるのは分かるデ‥けど何の為に‥何を望んで、あのボンデージを着せたんや?
ただのオーダーしたボンデージやない‥着ている本人がボンデージに犯され‥支配され続けるようなモンなのは最初から分かっとった筈や‥
ディルドにしても、最初のディルドでも、かなりえげつないモンや‥けど、竿師の持ちモンを型取ったディルドをアンタかて見てる訳や!奥さんが、それをな、ヴァギナに挿入しないと着れんボンデージやで‥ハマれば、奥さんの[牝の本能]に火が着く事かて薄々分かってたやろ?
失礼やが、アンタの願望やったんやないかい?
アンタ自身では、引き出す事が出来ん部分を見たかったんや無いのかい?」

私は、西島氏の熱のこもった口調をうなだれながら聞いた。

「だからや‥だからワシも、ディルドにしろ、媚薬にしろ、奥さんの女としての引き出しを開ける小道具として、良かれと思って提供した訳やで‥」

「イレギュラーが、想像を越えましたワ‥
まさか‥あそこまで‥」
私の苦虫を潰した表情を困った奴やなぁ‥と言った感じで西島氏は

「ディルドの虜だったり、ボンデージの虜だったりならアンタも我慢も出来た‥多少‥限度を越えてもアンタの刺激に‥欲望や願望が満たされた訳やろ? けど‥ディルドを恋され‥実物に‥ワシの友人‥巨根竿師の生身の‥本物に恋されたら、かなわんっちゅう事やな‥」

私は力無く頷いた‥

西島氏は無言で腕を組み、私を見詰めていた。

沈黙が続き‥やがて西島氏が口を開いた。
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樹氷 投稿日:2008/01/15 (火) 14:33

翌朝、睡眠不足の中、普段より早く自宅を出た。午前中に仕事を片付けて、山田君の事務所を訪ねなくてはならない。

私は自分のオフィスで、慌ただしく雑務をこなしていた。
携帯が鳴り、発信者を確認すると、山田君だった。

朝の段階で一度、山田君には昨夜の顛末を電話で伝えてあった。

電話に出ると山田君は
「スマンなぁ‥急な用で事務所に居らんのや‥
でな‥朝の電話で話していたように西島ハンに連絡入れておいたワ‥
ワシらでは、良う分からん事、多過ぎやん。
その道の達者な人の意見に耳を傾けるがエェやろ?」

私は不安を抱えながら、しばし沈黙していた‥

「まぁそうやろけど‥」
「西島ハンに相談して、悪く転がるの心配なんやろ?」

山田君は私の図星をついた。

「あぁ‥そうや‥あの人にすれば、淫乱な巨根マニアに変身した、ウチの奴は、オモロイ奴、楽しめる奴っちゅう事やろ?あの竿師のディルドにしても媚薬にしても、ひょっとして、山田君からウチの奴の話を聞いて、読んでいたのかも知らんやろ?」

山田君は「う~ん‥考え過ぎちゃうか?確かに、西島ハンは、エロに関しては偏執的なとこ有るけど、ワシのツレのカミさんを、どうこうは無いやろ‥」

「それもそうやなぁ‥で、ワシは、どないして西島ハンと連絡付ければエェんや?」

「昼前に、西島ハンから電話さすわ‥」

「ほな、頼んだデ‥」

私は山田君との会話を終え電話を切った。

溜まりに溜まった雑務を片付けていると、

正午前に、西島氏からの電話が入った。

昼食を取りながら話をする事となり、指定された梅田の蕎麦屋に向かった。

20分後に蕎麦屋に着いた時には、既に西島氏は蕎麦屋に到着していた。
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樹氷 投稿日:2008/01/15 (火) 05:31

私は眠れぬまま、不在時のボイスレコーダーを聴いていた。

先程まで目にしていた妻の変貌具合いと、ボイスレコーダーの中に記録された妻とを、重ね合わせ、このあまりに受け止めがたい現実を消化しようとしていた。

確かに私の仕掛けた行為は、興味本位では済まなかったかも知れない。
しかし、ここまでのイレギュラーを想定は出来なかったのだ。
あのディルドの原型である[伝説の巨根竿師]
仮に、西島氏に頼み込んで、その人を紹介して貰ったとしても、その後の事を想像して‥連想して‥ムリだ‥有り得ない!ディルドに、あれ程狂う妻だ‥これが生身の本物にやられたら?
私は、失う物の大きさを改めて感じ、焦燥感に苛まれていた。しかし、すでに目に見えない力が動き始めていた。
どんなに抵抗しようと止める事など出来ない‥それは全て、最初から決められていた事のように‥
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樹氷 投稿日:2008/01/15 (火) 01:47

萎えて縮み上がった、私のペニスを妻は一瞥し、「なぁ‥頼むで‥居るんやろ?会わしてぇな‥
そうや‥コレ山田さんも一枚噛んでるんやろ?アンタ動いてくれへんならウチ明日、コレ着たまま山田さんとこ行って‥問い詰めたろ‥」

「お‥おい‥な‥何、考えとるんや‥洒落にならん事止めぇ!大体な‥ソレのモデルなんて居る訳無いやろ!頼むわぁ‥ホンマに‥」

「嘘や‥ウチには分かるねん‥ウチのアソコが‥あのペニスが‥ウチに訴えてるねん。頼んでや!聞いてくれへんのならホンマに山田さんのとこ行って‥従業員さん達、居る前でウチ、ボンデージ姿になって、ある事、無い事ぶちまけるで!」

そう言うと、妻はシャワーを浴びにバスルームへ行ってしまった。

一体、何で、こんな事になってしまったのだ‥
どうしてなのだ?
私は、単純に妻が、あの[魔性のボンデージ]を身に着けて、私自身のどうにかなる範疇で、私の知り得ない要素を見て、楽しみたかっただけなのに‥
《さじ加減》
私の頭には、この言葉が重くのしかかっていた。どんな良薬も、適正な量だからこそ、効果もあり、効能もある。
しかし、良薬も与える量を間違えてしまえば‥
《劇薬》にしかならない‥否、この場合は《激薬》かも知れないが…
明らかに投与する量を間違えてしまった。
あのボンデージ、あの巨根竿師のディルド、劇薬だった…
あるいは、薬中の過去を持つ人間に再び、危険極まりない薬物を渡してしまったような物だった。私は途方に暮れた…

シャワーを浴びた妻は、ボンデージとブーツを大切そうに抱え、「今夜から、パパは衣装部屋で寝てな…」と言い、寝室へ行ってしまった。

私は、眠れぬまま思案していた…
しかし、決定的な解決策など思いつく訳も無く、眠れぬ夜を過ごした…

寝室からは、妻の喘ぎ声が、絶える事無く洩れていた…
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樹氷 投稿日:2008/01/14 (月) 23:11

「フンっ‥アンタが望んだ事やろ?ウチの淫乱なとこ見たかっ たんやろ?でも、アンタじゃウチを狂わす事なんか出来んやろからなぁ‥」

私は逆上しかける自分を抑え、ディルドを引き抜く力を増した。

「うぅ‥痛いわぁ‥えっ? 何?‥分かったわぁ‥」

妻は意味不明な独り言を言い、次の瞬間、[ズルッズルッ‥ズルリッ‥ズルンッ]と、巨根竿師のペニス(ディルド)は抜けた‥薄っすら湯気をたて、筋張り、正に、怒張と言った感があった。
妻のヴァギナの膣口は、大きな口を開き、タラリと白濁色の粘着性のある汁を滴り落としていた。

「アンタ‥ウチの人が、思い知らせてやれやて‥抜かんとムリやしな‥」
私は妻の言葉に固まった‥何を言いたいのだ?
妻は、[ふらふら]と立ち上がり、残忍な表情をして私に近づき、固くなったままの‥スラックスから出されたままのペニスの上に跨がった。

[スルっ‥??]

[エぇッ?挿入したのか?しかし‥何も感じないのだ!温かさも、ヌルヌル感も‥締め付け感も‥]

騎乗位の妻は、私を見下すように言った。

「なぁ‥わ、か、る、や、ろ、? 今な、アンタのウチのアソコに入ってる筈やねん‥でもな‥ウチの何処にも当たらへん‥アンタのが入ってるのも感じとらへん‥ウチのアソコのサイズにアンタのソレ‥合わへんのや‥今夜‥たったの二時間や‥二時間でウチのアソコあの人に変えられてしもうたんや‥アレじゃなきゃ‥あの人のペニスやないとウチもうアカン‥なぁ‥なぁ‥パパ‥あれはモデルが居るんやろ? そやないと、こんなん作れる訳無いやん?
ウチ、その人としたいわぁ‥なぁ‥誰か知ってるんやろ?なぁ、なぁ‥」
私の妻の中にあったペニスは、妻の言葉を聞き、一気に縮み上がり‥萎えた‥しかし妻のヴァギナには私のペニスが縮み上がり萎えた事などは感じないのだ‥

私の思い描いていた[嫌な予感]なんて可愛い物だった‥それを遥かに凌駕する事が起こり始めていた‥何か見えない企みに‥抗えない渦に飲み込まれて行く自分を‥妻を‥
「なぁ‥なぁ‥エェやろ‥会わしてぇな‥」
妻の言葉がいつまでも続いた‥
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樹氷 投稿日:2008/01/14 (月) 22:26

妻は、具体的なディルドのサイズに驚きながらも続けた。
「でもコレな‥変なんや‥これ挿入た時な、ウチ確かに興奮してたけど、この間程じゃ無かったんや‥濡れ方もな‥けど、ウチのアソコに押し当てた時にキツイ事はキツかったんやけど、亀頭がな‥[メリッ‥ズブッ‥]って‥そしたらな、造り物の筈やのに、コレな、冷たくないねん‥人肌なんや‥でな‥半分まで挿入した所で、ウチ、息んで力入れて押し込んだんや‥したらな‥《ズルッ‥ズブッ‥ズルッン‥》って根元まで‥自然に入ってもうたんや‥パパには‥アンタには分からんやろけど‥今まで誰も入って来れなかった場所までや‥でな‥コレな‥ホンマにウチの中で[ビクッ‥ビクッ‥]って動いたねん‥」

「そ、そんなアホな‥造りモンやないかい‥」

私は正直、妻が快感のあまり狂ったのではないかと思ってしまった。

妻は、私の態度、言葉を敏感に感じたのか、

「あのなぁ‥ホンマなんやで‥それでな、コレ着て‥コレ挿入されたまま‥ソファーに横たわったんや‥どないやった思う?しっかりウチのアソコに納まってもうて、1センチも出てこんのや?変やろ?この間のは、3センチぐらい根元が出てたんやで?あ‥あん‥あふぅ‥い‥今もな‥今もな、ウチの中で動いてる‥コレ造りモンちゃう‥ウチを‥ウチを女に目覚めさせてくれたウチの男やぁ!抜ける訳あらへん‥ウチ‥さっきな‥生きてて‥女としてな‥こんな気持ちエエ事あるんか?ってイカされ方したんや‥」

私は、言うまいと思ったが言ってしまった。

「そのディルドには‥ボンデージには、強力な媚薬が‥催淫剤が塗り込んであったんや!だから、そう感じてしもうてるんや!なぁ‥しっかりしてくれ!」

「フン‥薬?‥そんなモン関係無いわ‥アンタ‥抜けるモンなら抜いてみぃ‥」

妻は、あらためて私の方に向き直り、寝そべり、太腿を両手で抱え、大きく開脚して、ヴァギナに突き刺さるペニス(ディルド)を私に向けた。
[グィっ]と、力を入れて引き抜こうとするのだが、[ズルッズルッ‥]と、半分までしか抜けない‥そして妻の意思とは関係無く、ヴァギナは、ペニスを引き戻そうとするのだ。
「ん‥ん‥くっ‥ぅ‥なぁ?ムリやろ‥ホンマに変なんや‥オシッコも、したくならないねん‥全部、この人に吸い取られてるみたいや‥」

「こ‥この人?お前何言うとるんや?しっかりせい!」
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樹氷 投稿日:2008/01/14 (月) 21:26

「ウチは何にもしてないで‥ウチは抜いてもエエ思ってるよ‥けどウチのアソコがな‥このペニス離すのを嫌がってるねん。」

「そ‥そんなアホな事あるかい!人馬鹿にすんのもエエ加減にせい!」

「嘘やない、パパがな‥今、半分、引き抜いたコレ見てみぃ‥何か感じへんか?」

私は妻に言われるがままに、マジマジと妻の淫烈に突き刺さる巨大なペニス(ディルド)に、目をやった。

[えっっ?]

先程、半分引き抜いた筈なのに、妻のヴァギナからは、根元部分が、申し訳程度にしか顔を出していない!?何故だ?一体どうなっているのだ?

妻は、私に[だから言ったでしょう?という目をしながら]

「あのな‥ホンマにウチは、何もしてないんや‥ウチのアソコと、このペニスが、勝手にな‥ホンマやで‥」

[妻は当たり前や]という表情のまま続けた‥

「コレな‥ちょっと違うねん‥変やの‥」

妻は、ヴァギナに深く突き刺さる巨大なペニス(ディルド)を指差しながら言った。

「はぁ??」
私は訳が分からなかった。

「ボンデージ着てな‥コレをウチのヴァギナに挿入したやろ?その段階からおかしいのや‥だってな‥この間のサイズで、ウチのココは奥行きもMAXの筈や‥だってな‥ボンデージ着て‥ベッドで横になっていたら、何もせんのに3センチぐらい、アソコから出て来るんやからね。分かるやろ?このボンデージはハイネックやろ?後ろにヒップの割れ目の上から首下までファスナーや‥着ていて分かるんやけど、立体裁断と、物スゴい、しっかりした縫製で、このラバー素材なんやで?半端じゃないホールド感があるんや?寝そべるとな‥首からアソコまでが、縦にギュッと締め付けられる訳や‥それでも、ウチのアソコからは、股間部位のラバー生地を押し上げるようにディルドの根元がな3センチ飛び出していたんやで?」

私は妻の話しを、頭の中でイメージを作りながら聞いた‥妻の言わんとしている事を理解し、状況をキチンと把握すべく。
「でな‥コレはな‥」
妻はなと、ヴァギナに刺さるディルドに目をやり「どう見ても、この間のよりデカイやん?長さも太さも、カリの張りも‥リアルさも違うけどな。そうなんやろ?パパ?」
「あぁ‥そうや‥前のは長さが16.5センチ、太さが5センチや‥今、お前が挿入てんのは、長さが18.5センチ5.5センチや‥」

「ひぇ~大きいなぁ‥そやろ?前のより、かなり大きい思うたわぁ‥」
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